当店の取引先の一つに太陽酒造という蔵元があります。
 こちらの蔵元は、とても小さな50石程度の蔵元ですので、お酒は新酒ができて売り切れたら終わり、今度は次ぎの年という感じなのでございますが、今シーズンはいつまでたっても、お酒ができたという連絡が入りません。

 すると昨日、ある筋からこんな情報が・・・。

 太陽酒造は、震災や、清酒不振の業界の中で経営も大変な状態だったのですが、そこに某社が援助の話をもちこんできました。

 債務を肩代わりして、販路を拡大してくれるとの有り難い話、某社の甘言にのってしまったのが悲劇のはじまりでした。
 提携が始まると、某社側は、東京の消費者にこの酒の良さを知ってもらう為という事で、前シーズン3倍の酒を造る事を要求してきました。
 ところが、酒が売れない。
 そして、某社側は、なんと、「販路拡大などで、多額の経費がかかった、元の債務と合わせて3ケ月以内に返済して欲しい、不可能であれば、蔵と土地を明け渡して下さい」と通告して来たそうです。
 慌てて、昨日、太陽酒造に電話、さらに先程、田中社長とお話したところ、その通りであるとの旨。
 前シーズンは150石(1800mlで15000本)を造り、内50石を蔵元で販売。残り100石を東京で販売するとの事でしたが、20石程度が売れただけで、80石は未だに手付かずの状態だそうです。
 田中社長の話では、最初は全量東京で販売するから地元では一切、売らないで欲しいとまで、言われたそうですが、それは断固として、反対し、昨年も地元で販売したそうですから、なんとか販路は生きているのが救いでしょうか。
 現在、社長は資金集めに奔走していますが、なかなか銀行との交渉も難航、おかしなところで、援助を受けると今回は切り抜けても再び、危機的な状況に陥ってしうおそれがあるので、とても苦慮されておられます。

 なんとか、経営権を取り戻しても、現在蔵元にある80石のお酒を販売する必要があり、以前危機的状況は続いています。
 「濱田屋さんには、売ってほしくても、自由になる酒がなかった、自費で米を買ってようやく1本目のタンクがしぼれたので、やっと酒が出せます」との事でした。
 以上は、太陽酒造さん側からの言い分の聞き取りを元にしていますので、公正さや正確さを欠く部分があるかもれませんが、当店は太陽酒造は応援していくつもりです、他の蔵の方々も、見ておられましたら、こういった提携の話にはくれぐれも御用心下さい。
 国内の資本だけでなく、外資からも狙われているという話も聞きます。