「ゲーテに学ぶ賢者の知恵」 適葉収 メトロポリタン(10/05)
■書評■
哲学者の適菜さんが、ゲーテが残した至高の名言200余を選んだ書。
ゲーテに親しむきっかけに。
[Amazon]
[関連書]
・「座右のゲーテ」(斎藤孝)
■ポイント■
[対人関係において]
◆「重要なことは、知らないもの、知らない人に対して、どこまでも心を開いて
触れてみることだ」:Open Mind
◆「私は一枚のカルタに大金を賭けるように、現在というものに一切を賭けた」
:現在に賭ける
◆「性に合わない人たちとつきあうには、うまくやるために自制が必要。それを
通して、心の違った側面が刺激され、発展し完成する」:多種多様の人とつきあう
◆「あらゆる泥棒の中でバカがいちばん悪質だ。彼らは時間と気分の両方を盗む」
◆「気前よければ、人から好意を受ける。気前のよさが謙遜を伴っていれば」
◆「自分を他人の立場におけば、嫉妬や憎悪はなくなるだろう」
◆「世の中には羊の皮をかぶった狼がうろついている。それよりもっと危険なのは
何かの皮を着た羊である。人々はそれを本物以上と思い込むから」
◆「いろいろ気兼ねしているうちに、いつしか心も麻痺してしまい、私たちに備わって
いるかもしれない偉大なものを自由に表現できなくなる」
◆「お互い相性が合わない場合は、無理に合わせようとしても無駄だ」
[成功について]
◆「すべてを独学で覚えることは、褒めるべきことではなく、むしろ非難すべきこと」
◆「誠実に君の時間を利用せよ。何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな」
◆「木が燃えるのは、その中に燃える要素をもっているからだ」
◆「世界全体がいくら進歩しても、若者はいつの時代でも最初の地点から出発するしか
ない。世界文化の進化の過程を個人として順を追って経験していくこと以外にない」
◆「焦りは焦りによって十倍も罰せられる。焦って目標を引き寄せようとすれば、それを
遠ざけるだけだ」
◆「大切なことは、すぐれた意思をもっているかどうかだ。そして、それを成し遂げる
だけの技能と忍耐力をもっているかどうかである。それ以外はどうでもいい」
◆「生産的でない日は、雑談や居眠りをしていたほうがいい。休息や睡眠には、創造的に
させる力がある。なにごとも無理しないこと」
◆「経験を積むときに、先立つものはカネだ」
◆「すぐれた芸術家は、素質より修業に負うことが多い」
◆「思考の引き出しを用意して、優先順位をつける」
◆「全ての努力は結実する。芸術の巨匠にはなれないかもしれないが、評価できるよう
になってくる」
[仕事について]
◆「一人で仕事をするのはよくない。何かをやりとげるためには、他人の協力と刺激が
必要だ」
◆「個人的な利害損失に追い立てられていないと、安易な仕事をしてしまうのは、人間
の本性らしい。カネを稼ぐことは大切」
◆「仕事がマンネリになると、仕上げることばかり考えるようになり、仕事そのものに
喜びがなくなってしまう。真に偉大な才能は、制作することに至上の喜びを見出す」
◆「まずはそれぞれ自分の仕事に励む」
[趣味について]
◆「趣味は、中級品ではなくもっとも優秀なものに接することによってのみつくられる。
一流のものにカネをつかう」
◆「私たちは自分の上にあるものを認めないことで自由になるのではない。自分の上にあ
るものに敬意を払うことにより、自由になるのだ」
◆「私たちは資質をもって生まれるが、私たちが成長していくのは、広い世界の数知れな
い影響のおかげである。巨匠は常に先人の長所を利用している」
◆「内的生活は、外的生活によってのみ刺激される。生活の中心をひからびさせるような
冷ややかな思索によってではない。旅は、私たちを私たち自身に連れ戻してくれる」
[知性について]
◆「想像力とは、実在しないものを空想することではない。現実に照らし合わせて、もの
ごとを予想し、推測することだ」
◆「理解するとは、頭の引き出しに正確に情報を整理すること」
◆「私たちは、意図は大きくても、それを思ったとおりに力強く生み出すことができない。
それをつくるための知識をもっているにもかかわらず」
◆「多数というものは、一部の有力な先導者の他は、それになびく弱者、ならず者、無知
な大衆ばかりだ」
◆「賢者がすでの千年も前に答えている問題を、無知な人間は改めてまた得意げに提出」
[自分自身について]
◆「現象を観察者から切り離すことはできない。むしろ、現象は観察者の個性と絡みつき
もつれあっている。人はそれぞれ自分の流儀に従って考えればいい」
◆「君たち自身の中を探しなさい。そうすれば、すべてを見つけることができるだろう」
◆「ある立場にたてば、世界の一角は他の立場よりもよく見えるだろう。しかし、ある
立場における視点が別の立場より正しいというわけではない」
◆「自分がどこから来てどこへ行くのかも分からず、世の中もろくに知らない。まして
自分自身のことも分からない。また、知ることもごめんだ」
◆「無知な人間が何でも知っていると言う。多くを知れば知るほど、疑問も多くなる」
◆「自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる。自分自身の支配権を
握ることなく、ただ無造作に精神を解放すれば、破壊と堕落をもたらすだけだ」
◆「人が実際の値打ち以上に思い上がること、実際の値打ち以下に自分を評価すること、
両方とも大きな誤りである」
◆「自由とは不思議なものだ。足るを知り、分に安んじることを知ってさえいれば、誰で
も簡単に十分な自由を手に入れることができる。いくら自由が余るほどあっても、使
えなければ何の役に立つというのか」
◆「私が地位と名声によってなしえたことは、他人を傷つけないようにすることと、他人
の意見に対して沈黙を守ることだけだった」
◆「できる範囲でよいことを実行する。この不完全な世界においては、時と状況に恵まれ
て、よりよいものを獲得できるまで、ある程度の善で満足する」
◆「私たちのなすべき義務は、その日その日の要求である。その日その日の価値より、高
い価値はない。その日その日に提供されるものを即座にこなしていけば、毎日が喜び
を与えてくれるだろう」
◆「私たちは充たさなければならない一定の制約条件の中においてのみ、自由である」
◆「考えても無駄だ。それは行動によって決まる。ひとりの人間の生活そのものが、その
人間の性格そのものである」
◆「客観的なものの中に素材を見出す。主観から離れることも大切」
◆「誰でも健康に暮らせて、自分の職に励むだけの自由さえあれば、それで十分だ」
◆「私が目指したのは、自分自身をさらに賢明に、さらによくすることである」
[才能について]
◆「一点の才能を開花させることに集中する。それはただ制限によってのみ得られる。
ひとつのことを正しく知り実行することは、百通りのことを中途半端にやるより、
高い教養を与える」
◆「鍛冶場では、火を吹き、鉄棒から余分な成分を除いて、鉄を軟らかくし、純粋になっ
たところで、鉄棒を打つ。こうして鉄棒は強くなる。一度余分なものを捨てて、純粋
にならなければ、新しいものは入ってこない」
◆「愚者と賢者は怖くない。中途半端な愚者、中途半端な賢者がもっとも危険だ」
◆「人は、自分の肉体、精神についてよく考えてみると、たいてい病気であることを発見
する。からだはすべての出発点であり、才能の基盤」
◆「偉大な人間は容積が大きい。長所も短所ももつが、その量が大きいのである」
[読書について]
◆「人はいつも驚嘆する本だけを読むべきだ。偉大さは心の中にしまっておくことができ
ないので、ときおり読み返し、その印象を心に甦らせることが大切」
◆「偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠」
◆「私たちは、すでの知っているもの、理解しているものだけを見る。しかし、目の前に
あっても長年にわたり見逃しているものが、知識や教養が深まることにより、はじめ
て認識されることがよくある」
◆「私の作品は、大衆のために書いたものではなく、同じようなものを好んだり求めたり
同じような傾向をとろうとしている一握りの人たちのものだ」
◆「空はどこに行っても青い。それを知るために世界を回る必要はない」
◆「作者の精神が私たちに何をもたらすのかが重要」
[愛について]
◆「すべてにおいて無私であることこそ、最大の願いであり実践だった。私が君を愛して
も、君の知ったことではない」
◆「自分自身を真剣に掘り下げてみれば、自分が半分の存在でしかないことに気づく」
◆「ひとりの人間を心の底から愛すれば、他のすべての人にも好感をもてるようになる」
◆「愛する人の欠点を美点と思わない者は、愛しているのではない」
◆「愛しながらふたりで生きがいを感じること。それこそ天上の喜びである」
◆「あらゆる情熱につきまとい、恋愛の中で本領を発揮する悪魔的なものを忘れてはいけ
ない」
◆「もはや愛しもせず、迷いもしない者は埋葬してもらうがいい」
[老いについて]
◆「寛大になるには、齢をとればいい。どんなあやまちを見ても、自分が犯しそうになっ
たものばかりだから、許すことができる。若いときに老年の長所を気づくこと、老年
になっても青年の長所を持つ続けること。どちらもめったにないことだ」
◆「欠点を直し、あやまちを償うことは、最高の幸福である。人間のあやまちこそ、人間
を本当に愛すべきものにする」
◆「どの段階にも独特の美点を欠点がある。次の段階にいけば、以前の美点と欠点はなく
なるが、今度は別の長所と短所があらわれる。このようにして、人間は変化していく
が、それがどうなるかは私たちには分からない」
◆「歳をとるということ自体、新しい仕事を始めることだ。状況が大きく変化したとき、
行動することをやめてしまうか、新しい役柄を意志と自覚をもって引き受けるか、ど
ちらかを選ぶしかない」
◆「人間は現在に価値があり、そこに生き甲斐があることを知らない。それで、未来に
期待やあこがれをもったり、むやみに過去とつれそおうとする」
[人生について]
◆「焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおのこと役に立たない。前者はあやまちを
増し、後者は新しい後悔をつくる」
◆「日々は迷いと失敗の連続だが、時間を積み重ねることが成果と成功をもたらす」
◆「人は現在を掴むことに忠実になることで、はじめて伝承されたものに喜びを感じる」
◆「希望を失ってしまったときに限って、私たちにとってよいことが準備される」
◆「常に現在に密着していることだ。どんな状態にも、どの瞬間にも、無限の価値がある
なぜなら、それはひとつの完全なる永遠の姿、その代表なのだから」
■書評■
哲学者の適菜さんが、ゲーテが残した至高の名言200余を選んだ書。
ゲーテに親しむきっかけに。
[Amazon]
[関連書]
・「座右のゲーテ」(斎藤孝)
■ポイント■
[対人関係において]
◆「重要なことは、知らないもの、知らない人に対して、どこまでも心を開いて
触れてみることだ」:Open Mind
◆「私は一枚のカルタに大金を賭けるように、現在というものに一切を賭けた」
:現在に賭ける
◆「性に合わない人たちとつきあうには、うまくやるために自制が必要。それを
通して、心の違った側面が刺激され、発展し完成する」:多種多様の人とつきあう
◆「あらゆる泥棒の中でバカがいちばん悪質だ。彼らは時間と気分の両方を盗む」
◆「気前よければ、人から好意を受ける。気前のよさが謙遜を伴っていれば」
◆「自分を他人の立場におけば、嫉妬や憎悪はなくなるだろう」
◆「世の中には羊の皮をかぶった狼がうろついている。それよりもっと危険なのは
何かの皮を着た羊である。人々はそれを本物以上と思い込むから」
◆「いろいろ気兼ねしているうちに、いつしか心も麻痺してしまい、私たちに備わって
いるかもしれない偉大なものを自由に表現できなくなる」
◆「お互い相性が合わない場合は、無理に合わせようとしても無駄だ」
[成功について]
◆「すべてを独学で覚えることは、褒めるべきことではなく、むしろ非難すべきこと」
◆「誠実に君の時間を利用せよ。何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな」
◆「木が燃えるのは、その中に燃える要素をもっているからだ」
◆「世界全体がいくら進歩しても、若者はいつの時代でも最初の地点から出発するしか
ない。世界文化の進化の過程を個人として順を追って経験していくこと以外にない」
◆「焦りは焦りによって十倍も罰せられる。焦って目標を引き寄せようとすれば、それを
遠ざけるだけだ」
◆「大切なことは、すぐれた意思をもっているかどうかだ。そして、それを成し遂げる
だけの技能と忍耐力をもっているかどうかである。それ以外はどうでもいい」
◆「生産的でない日は、雑談や居眠りをしていたほうがいい。休息や睡眠には、創造的に
させる力がある。なにごとも無理しないこと」
◆「経験を積むときに、先立つものはカネだ」
◆「すぐれた芸術家は、素質より修業に負うことが多い」
◆「思考の引き出しを用意して、優先順位をつける」
◆「全ての努力は結実する。芸術の巨匠にはなれないかもしれないが、評価できるよう
になってくる」
[仕事について]
◆「一人で仕事をするのはよくない。何かをやりとげるためには、他人の協力と刺激が
必要だ」
◆「個人的な利害損失に追い立てられていないと、安易な仕事をしてしまうのは、人間
の本性らしい。カネを稼ぐことは大切」
◆「仕事がマンネリになると、仕上げることばかり考えるようになり、仕事そのものに
喜びがなくなってしまう。真に偉大な才能は、制作することに至上の喜びを見出す」
◆「まずはそれぞれ自分の仕事に励む」
[趣味について]
◆「趣味は、中級品ではなくもっとも優秀なものに接することによってのみつくられる。
一流のものにカネをつかう」
◆「私たちは自分の上にあるものを認めないことで自由になるのではない。自分の上にあ
るものに敬意を払うことにより、自由になるのだ」
◆「私たちは資質をもって生まれるが、私たちが成長していくのは、広い世界の数知れな
い影響のおかげである。巨匠は常に先人の長所を利用している」
◆「内的生活は、外的生活によってのみ刺激される。生活の中心をひからびさせるような
冷ややかな思索によってではない。旅は、私たちを私たち自身に連れ戻してくれる」
[知性について]
◆「想像力とは、実在しないものを空想することではない。現実に照らし合わせて、もの
ごとを予想し、推測することだ」
◆「理解するとは、頭の引き出しに正確に情報を整理すること」
◆「私たちは、意図は大きくても、それを思ったとおりに力強く生み出すことができない。
それをつくるための知識をもっているにもかかわらず」
◆「多数というものは、一部の有力な先導者の他は、それになびく弱者、ならず者、無知
な大衆ばかりだ」
◆「賢者がすでの千年も前に答えている問題を、無知な人間は改めてまた得意げに提出」
[自分自身について]
◆「現象を観察者から切り離すことはできない。むしろ、現象は観察者の個性と絡みつき
もつれあっている。人はそれぞれ自分の流儀に従って考えればいい」
◆「君たち自身の中を探しなさい。そうすれば、すべてを見つけることができるだろう」
◆「ある立場にたてば、世界の一角は他の立場よりもよく見えるだろう。しかし、ある
立場における視点が別の立場より正しいというわけではない」
◆「自分がどこから来てどこへ行くのかも分からず、世の中もろくに知らない。まして
自分自身のことも分からない。また、知ることもごめんだ」
◆「無知な人間が何でも知っていると言う。多くを知れば知るほど、疑問も多くなる」
◆「自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる。自分自身の支配権を
握ることなく、ただ無造作に精神を解放すれば、破壊と堕落をもたらすだけだ」
◆「人が実際の値打ち以上に思い上がること、実際の値打ち以下に自分を評価すること、
両方とも大きな誤りである」
◆「自由とは不思議なものだ。足るを知り、分に安んじることを知ってさえいれば、誰で
も簡単に十分な自由を手に入れることができる。いくら自由が余るほどあっても、使
えなければ何の役に立つというのか」
◆「私が地位と名声によってなしえたことは、他人を傷つけないようにすることと、他人
の意見に対して沈黙を守ることだけだった」
◆「できる範囲でよいことを実行する。この不完全な世界においては、時と状況に恵まれ
て、よりよいものを獲得できるまで、ある程度の善で満足する」
◆「私たちのなすべき義務は、その日その日の要求である。その日その日の価値より、高
い価値はない。その日その日に提供されるものを即座にこなしていけば、毎日が喜び
を与えてくれるだろう」
◆「私たちは充たさなければならない一定の制約条件の中においてのみ、自由である」
◆「考えても無駄だ。それは行動によって決まる。ひとりの人間の生活そのものが、その
人間の性格そのものである」
◆「客観的なものの中に素材を見出す。主観から離れることも大切」
◆「誰でも健康に暮らせて、自分の職に励むだけの自由さえあれば、それで十分だ」
◆「私が目指したのは、自分自身をさらに賢明に、さらによくすることである」
[才能について]
◆「一点の才能を開花させることに集中する。それはただ制限によってのみ得られる。
ひとつのことを正しく知り実行することは、百通りのことを中途半端にやるより、
高い教養を与える」
◆「鍛冶場では、火を吹き、鉄棒から余分な成分を除いて、鉄を軟らかくし、純粋になっ
たところで、鉄棒を打つ。こうして鉄棒は強くなる。一度余分なものを捨てて、純粋
にならなければ、新しいものは入ってこない」
◆「愚者と賢者は怖くない。中途半端な愚者、中途半端な賢者がもっとも危険だ」
◆「人は、自分の肉体、精神についてよく考えてみると、たいてい病気であることを発見
する。からだはすべての出発点であり、才能の基盤」
◆「偉大な人間は容積が大きい。長所も短所ももつが、その量が大きいのである」
[読書について]
◆「人はいつも驚嘆する本だけを読むべきだ。偉大さは心の中にしまっておくことができ
ないので、ときおり読み返し、その印象を心に甦らせることが大切」
◆「偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠」
◆「私たちは、すでの知っているもの、理解しているものだけを見る。しかし、目の前に
あっても長年にわたり見逃しているものが、知識や教養が深まることにより、はじめ
て認識されることがよくある」
◆「私の作品は、大衆のために書いたものではなく、同じようなものを好んだり求めたり
同じような傾向をとろうとしている一握りの人たちのものだ」
◆「空はどこに行っても青い。それを知るために世界を回る必要はない」
◆「作者の精神が私たちに何をもたらすのかが重要」
[愛について]
◆「すべてにおいて無私であることこそ、最大の願いであり実践だった。私が君を愛して
も、君の知ったことではない」
◆「自分自身を真剣に掘り下げてみれば、自分が半分の存在でしかないことに気づく」
◆「ひとりの人間を心の底から愛すれば、他のすべての人にも好感をもてるようになる」
◆「愛する人の欠点を美点と思わない者は、愛しているのではない」
◆「愛しながらふたりで生きがいを感じること。それこそ天上の喜びである」
◆「あらゆる情熱につきまとい、恋愛の中で本領を発揮する悪魔的なものを忘れてはいけ
ない」
◆「もはや愛しもせず、迷いもしない者は埋葬してもらうがいい」
[老いについて]
◆「寛大になるには、齢をとればいい。どんなあやまちを見ても、自分が犯しそうになっ
たものばかりだから、許すことができる。若いときに老年の長所を気づくこと、老年
になっても青年の長所を持つ続けること。どちらもめったにないことだ」
◆「欠点を直し、あやまちを償うことは、最高の幸福である。人間のあやまちこそ、人間
を本当に愛すべきものにする」
◆「どの段階にも独特の美点を欠点がある。次の段階にいけば、以前の美点と欠点はなく
なるが、今度は別の長所と短所があらわれる。このようにして、人間は変化していく
が、それがどうなるかは私たちには分からない」
◆「歳をとるということ自体、新しい仕事を始めることだ。状況が大きく変化したとき、
行動することをやめてしまうか、新しい役柄を意志と自覚をもって引き受けるか、ど
ちらかを選ぶしかない」
◆「人間は現在に価値があり、そこに生き甲斐があることを知らない。それで、未来に
期待やあこがれをもったり、むやみに過去とつれそおうとする」
[人生について]
◆「焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおのこと役に立たない。前者はあやまちを
増し、後者は新しい後悔をつくる」
◆「日々は迷いと失敗の連続だが、時間を積み重ねることが成果と成功をもたらす」
◆「人は現在を掴むことに忠実になることで、はじめて伝承されたものに喜びを感じる」
◆「希望を失ってしまったときに限って、私たちにとってよいことが準備される」
◆「常に現在に密着していることだ。どんな状態にも、どの瞬間にも、無限の価値がある
なぜなら、それはひとつの完全なる永遠の姿、その代表なのだから」