「レジリエンスの鍛え方」 久世浩司 実業之日本社(14/02)

■書評■

 ポジティブ心理学の普及を目指す著者が、「レジリエンス」の
鍛え方について記載された書。

 「レジリエンス」とは、「逆境やトラブル、強いストレスに直
面したときに適応する精神力と心理的プロセス」と定義されてい
ます。

 より良い人生のためには、逆境にあってもくじけず回復する力、
折れない竹のようにしなやかな心を持つことが重要です。

 レジリエンスを鍛えるための7つの科学的手法。

.優ティブ感情の悪循環から脱出する.
∋廚すみをてなずける
自己効力感を身につける
ぜ分の強みを活かす
タ瓦了戮┐箸覆襯汽檗璽拭爾鼎り
Υ脅佞離櫂献謄ブ感情を高める
痛い体験から意味を学ぶ

 逆境に直面したときに生じるネガティブな感情にどう対処するか、
再起に必要な「レジリエンス・マッスル」を日頃どんなトレーニン
グによって鍛えるか、その具体的な方法が記されています。

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■目次■

序章 レジリエンスを学ぶ前に
 Part.1 レジリエンスとは何か
 Part.2 失敗を怖れないために失敗について理解する
第一章 第一の技術 ネガティブ感情の悪循環から脱出する
第二章 第二の技術 役に立たない「思いこみ」をてなずける
第三章 第三の技術 「やればできる!」という自信を科学的に身につける
第四章 第四の技術 自分の「強み」を活かす
第五章 第五の技術 こころの支えとなる「サポーター」をつくる
第六章 第六の技術 「感謝」のポジティブ感情を高める
第七章 第七の技術 痛い体験から意味を学ぶ
参考図書・参考文献
おわりに 〜2020年に向けて新しいことに挑戦しよう〜


■ポイント■

◆なぜいまレジリエンスが必要か

 高齢化やグローバル化など社会の変化に伴う働き方の変化に対し、
その現実を見つめ、立ち向かうための力が必要。

 ネガティブな感情に支配されることなく、困難な状況や失敗から
学び、成長し、リスクを怖れずに新たな挑戦をする。これらの底力
になるのが「レジリエンス」。

◆人生チャートとレジリエンス・ストーリー

 「人生チャート」は、真ん中に一本の線が引かれた紙に、山あり
谷ありの自分の人生をそのまま視覚化するもの。

◆レジリエンスの三つの段階
 ・精神的な落ち込みの底打ち段階
 ・上に向け再起する段階
 ・逆境体験をから離れ俯瞰し、内省する段階

◆「レジリエンス」が強い人
 ・肯定的な未来志向性 ―― 未来に対して常に肯定的な期待を持っていること
 ・感情の調整        ―― 感情のコントロールが適切に行えること
 ・興味・関心の多様性  ―― 興味・関心をさまざまな分野に向けていること

◆「レジリエンス」の要素
 (1)自分の軸
 (2)人とのつながり
 (3)しなやかな思考
 (4)対応力
 (5)セルフコントロール
 (6)ライフスタイル