2006年04月27日

フィトンチッド

フィトンチッド(fitontsid)とはロシア語で、意味は「樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質」を指します。

フィトンチッドのうち、「フィトン」とは植物、「チッド」は殺すという意味です。

「森林の香り」 或いは 「森林の不思議」と説明する人もいますが、その本質は樹木の香気成分であるテルペン類だろうと思われます。
すなわちテルペン類は森林浴の効用の源となっているもの。

そしてこれらは自然界に生きる人間が、古くから生活の知恵として様々な場面で利用されてきました。

檜造りの家には虫がつきませんが、これは檜の精油には、ヒノキチオールなどの殺菌成分をはじめ、さまざまな成分が含まれているからです。

桜餅や柏餅はフィトンチッドの抗菌・防腐効果を利用したものです。

また、森林の中では動物が死んでも匂わないのは、フィトンチッドの抗菌・消臭効果のおかげと言われています。

さらに、かつて生鮮品を針葉樹の葉にのせて運んでいたのも、葉の中に防腐剤の役割を果たしてくれるものがあるから、です。

このようにフィトンチッドの効用を昔の人たちはすでに発見して知っていたのです。

そしてそれを生活の中に取り入れていました。

このように他の植物や細菌などを撃退する働きをするフィトンチッドは、その一方で、人間にとっては病気を治したり、健康を維持する働きがあるようです。

実際、昔から漢方薬や生薬として利用されてきましたし、近年になって研究も進み、森の中に漂う揮発性のフィトンチッドは、私たちの身体に触れると、肝臓の活動を高める酵素の活性化、香りによる清涼効果、生理機能の促進、二日酔い・体調不良時の頭痛・吐き気の軽減など、数多くの効果を与えてくれる事がわかってきています。

また、森の中でリラックスできるのは、フィトンチッドが副交感神経を刺激して、精神を安定させたり、解放感を与えたり、ストレスの解消などのやすらぎを与えてくれるからだ、という事もわかってきました。

いいことばかりで、これを自然と触れる機会が少なくなった現代に生かせば、もっと自然に戻ることになり、自然の力で健康になれ、環境にもよくなります。

★「森林の香り」フィトンチッドはこちら(楽エン本舗)からお楽しみいただけます。

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1. 斑鳩の里  [ ローカルネット情報 ]   2006年04月29日 12:33
法隆寺や藤ノ木古墳に代表される歴史と文化の豊かなまち奈良県斑鳩町(いかるが)は、その歴史を後期旧石器時代にさかのぼります。 発掘調査などから見えてくるのは、縄文時代や弥生時代、斑鳩は比較的小さな集落が点在していたことです。
2. みどりの日に思うフィトンチッド  [ 新聞批評 ]   2006年04月29日 17:07
  2006年04月29日(土曜日)は「みどりの日」。 ? この日の朝日朝刊「天声人語」で、長野県佐久市東部に広がる平尾山の周辺を歩いたコラミストは、森を「心身を癒やす効果が科学的に確認できた」と今月林野庁が発表した言葉を借りて、筆を進める。 ? ...

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