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2007年02月21日

★「ファイナル・デッド・コースター」、マンネリもまた良し★

コースター「ファイナル・デッドコースター」
(2006) 米 FINAL DESTINATION 3

監督:ジェームズ・ウォン  
製作:クレイグ・ペリー  グレン・モーガン  
ジェームズ・ウォン ウォーレン・ザイド  
製作総指揮:リチャード・ブレナー  
 トビー・エメリッヒ  マット・ムーア  
脚本:ジェームズ・ウォン  グレン・モーガン  
撮影:ロバート・マクラクラン  
プロダクションデザイン:マーク・フリーボーン  
音楽:シャーリー・ウォーカー  
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ライアン・メリマン  クリスタル・ロウ
シャーラン・シモンズ  クリス・レムシュ 他、

いつもながら、ネタばればれなのでご注意!

カゴメは高いところが大っ嫌い。
その上、物心付いた頃からの用心深いご性格。
どんなに親が励ましても、
「危ないからっ」の一言で滑り台もブランコも断固拒否。
小学生の頃は、体育の授業で鉄棒やっても跳び箱やっても、
先生の指示に真っ向不服従でサボタージュに専念。
水泳の時間だって(北海道でも一応はある)、
「水の中には吸える空気がない」と至極尤もな名言を吐き、
膝から下は決して濡らさなかった、
と言う程の小憎たらしい徹底振りでありました(笑)。
そんな、
“石橋をさんざん叩いた末に女・子供に先を譲って、
陰から様子を窺った挙句渡らない”
性格のカゴメは、
無論の事、遊園地は大の苦手であります。
あ、でも、ジェットコースターはまだ大丈夫な方かな。
だって、最初から最後までバーに囓り付いて、
ずっっっと目を瞑りっ放しだから(苦笑)。
その代り、一番嫌いなのが観覧車、ね。
一回乗ったら二十分は降りて来れないでしょ、あれ。
しかも、アトラクションの中で一番高所だし。
あんなん、どこが楽しいのかサッパリ理解出来んとですよ・・・。




危険回避能力に長けてるお陰で四十余年に渡り、
骨折・脱臼・捻挫を一度も経験せず、
このスッベスベで純白に輝くお肌に、
大きな傷を付ける事も無く生き延びて来たカゴメ
から言わせれば、
この「ファイナル・デスティネーション」シリーズの犠牲者達、
やっぱり、何とも粗忽で無用心に過ぎますなぁぁ。
今回だって、ちゃんと予知夢を見たり、
事故前に撮った写真から「死に方」のヒントを見付けたり、
色んな“回避の端緒”を見出してるのにも関わらず、
実に律儀に誠実に死んでくれちゃってます。
まぁ、追って来る相手が“死そのもの”で、
一作目・二作目、そして今作と「逃した相手は一人もいない」、
まるでホラー界の朝青龍並なヤツなので、
無理もないっちゃあ無理もないんだけれど(笑)。



だもんで、アレですね。
一作目から順当に言えちゃう事なんですが、
このシリーズのお楽しみ処は、
「結局、今回はどんな風に殺されちゃうの?」に尽きる訳で。
で、カゴメの好みから言うと、
前作の「デッド・コースター」は面白かったしショッキングだった。
何と言っても出色の出来だっのは、
歩道から車道へ振り返った途端に、
ビシャッッ!!とバスに轢き潰されて死ぬシーンね。
余りにも絶妙な唐突さだったんで、
危うく履いてたパンツを濡らしそうになったぐらい。
あの壮絶で凄惨だった大クラッシュシーンも良かったし、
ラストショットの呆気なさ無残さも良かったし。
このシリーズ独特のユニークポイントである、
懇切丁寧な死へのピタゴラスイッチも、
不気味な前振りといい伏線の巧妙さといい、
一作目を陵ぐ良い出来でありましたね。



で、今回の「ファイナル・デッド・コースター」は・・・。
率直に物申すと、
ちょっと丁寧さというか伏線の妙というか、
細かい所が粗削りだった気がしますなぁぁ。

いや、ど派手ではあります、充分。
死に方も凝ってはいます、相変わらず。
が、流石に三作目で肥えちゃった観客の目には、
ちぃぃっと物足りなく見えてしまうのも道理だよね。
それに今回は“死に場所”が、
鼻っから「如何にもデインジャラスだろ、ここ」な場所で。
あんなパープーでスレッカラシな女子高生が、
こんな映画で日焼けサロンに入って、唯で済む訳ないよなぁぁ(苦笑)。
ジムやホームセンターなんてのも、
予想され得る危険が多過ぎて目移りするくらい。
確かに、「これじゃなく、それでかい!?」的な、
“一度通り過ぎてから、振り返ってドーーン♫”みたいな、
ノリ・ツッコミ型の死にっぷりは楽しいのだけれど、
あんまりネタらしき物と前振りが多過ぎて、
今一、スッキリ感が乏しいように思えたね。
(人が死んでスッキリも些か不適切だが。苦笑)



このシリーズ三作目の監督はジェームズ・ウォン。
一作目の監督さんが出戻りで今回撮った訳だけど、
ちょっと力みが出てしまったのか、
元々、柔軟性を持たせにくい設定なのが難なのか、
(“死”に打ち勝つのは本来的に無理だから、
話を膨らませ様がないんだよね、これ・・・)
結局、シリーズ物に有り勝ちな、
見栄えの強烈さに始終した感はあります、正直言って。
ただ、その死に様のエグさグロさは超一級だ。
この点は大いに認めるですね。



デジャブで予見するジェットコースター事故のシーンも、
逃げ場無しの“死の袋小路”が恐い恐い!!
あの一瞬止まって、
ゆっくりゆっくり後ろ下がりに滑り降りて行く場面なんて、
「ああっ、あああ〜〜」と呻きが口を突いて出て来る程に恐い(苦笑)。



日焼けサロンでコンガリ焼死だって、
あの後しばらく、焼き魚が食べられなくなる勢いだ。
何だかね、目玉が言ってる気がするのよ。
「アタシ、あんなにピッチピチだったのに(怨)」って(涙目)・・・。
そして圧巻だったのは、後頭部から打ち込まれる釘っ!!
「ビシュビシュビシュッッ!!」
「ウッ、ウッギャァァァッ!!」



もう純正ホラーと言うより、露骨にスプラッターやね。
最初から最後まで、
血達磨・血塗れ・力瘤な残酷死オンパレードで、
その分、一作目の「日常生活に潜む死の罠」といった、
ヒヤリとする恐さが払拭されてしまったのは残念だが、
作品自体が持つ意気軒昂さやバイタルは健全(?)なので、
まだまだ当分、このシリーズは続きそうだ。
後は、観てるこっちがいつ「うんざりするか」だな(苦笑)。



ところで、今回特に気になったのは、
「“死”の予定してる段取りが失敗に喫する前に、
既に『その後の死に様が予告されてる』奇妙さ」。

事故で皆殺しにするつもりだったのに、
何でその事故前に、死に方のヒントが写真に写るん?
考えてみると変だとは思いません???
タイムトリップ物と同じパラドックスだよねぇ、これ。
ま、あんまり深く詮索すると興を削ぐからせんけども(笑)。



主人公の少女を演じたのが、
メアリー・エリザベス・ウィンステッドという駆け出し女優。
ちょっとオーラが足りない気もするけど、
なかなか真摯な演技で好感は持てますね。
どーもこの後は、
例の「ファイナル・ダイハード」(仮称。笑)で、
ブルース・ウィリスと共演するらしいです。
“最後に死んだり”“最後まで生き残ったり”
忙しい活躍ぶりだなぁぁ、君(笑)。



と、褒めてんだか貶してんだが、
我ながら良く判らなくなってます
が(苦笑)、
多分、出るであろう4作目も、
ニコニコしながら借りて来てしまうだろうこのシリーズ。
是非、目新しい要素も取り入れつつ、
次なるステージへ進化して欲しいものであります。
ところで、
次回作の邦題はどーするんだろうねぇぇ(笑)。
ひょっとして、
「帰ってきたデス、コースター」でしょうか??


Posted by カゴメ at 01:06 
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この記事へのコメント
こんにちは〜、TBさせていただきました!
カゴメさんもこの作品、全3作ともご覧になってるんですね〜、ちょっと意外(笑)。
私も2作目の「デッドコースター」が一番好きでしたね。
あのエグさ具合が最高でした!(←超悪趣味(笑))
次回作は「帰ってきたデス、コースター」ですか?(笑)
たしかに、これだけ一貫性のない邦題付けられたシリーズ物もあまりありませんけど(笑)。
Posted by hiro at 2007年02月23日 05:34
>後頭部から打ち込まれる釘

どうくるかと思っていたら、これはやられました。ちびりそうでしたよΣ(´Д`;) 

結局の所、死神が一度振り下ろした鎌から逃れられないということだけのシリーズだから、いくらでも続編が作れちゃいますよね。
まさかここまで続くとは思っていなかったのか、邦題に一貫性が無くてややこしいですね。
「帰ってきたデス、コースター」最高ですね!
Posted by shake at 2007年02月27日 00:25
hiroさん、shakeさん、いらっしゃいましー♪♪♪

>カゴメさんもこの作品、全3作ともご覧になってるんですね〜、ちょっと意外(笑)。

カゴメは基本的にホラー&スリラー物は見ない性質なんですが、
この「シリーズ」は観てますね。結構楽しんでますよ。

>私も2作目の「デッドコースター」が一番好きでしたね。

カゴメも2作目が一番好きかも。

>これだけ一貫性のない邦題付けられたシリーズ物もあまりありませんけど(笑)。

2作目の邦題をつけた担当者は、
この三作目を観て「しまったぁぁ〜」と臍噛んだ事でありましょう(苦笑)。
Posted by カゴメ at 2007年03月01日 13:32
(続き)

>これはやられました。ちびりそうでしたよΣ(´Д`;) 

カゴメなんて「〜そう」どころか、本当にちびりましたもん(爆)。

>死神が一度振り下ろした鎌から逃れられないということだけのシリーズだから、いくらでも続編が作れちゃいますよね。

前作との特異点に拘るあまり、
「エルム街の悪夢」のようなコメディに走る真似だけは止めて置いて欲しいですね(笑)。
Posted by カゴメ at 2007年03月01日 13:32
おじゃまします。
私的な今回のエグさ大賞は、
「冷却ファン後頭部削ぎ落としin ドライブスルー」
でした。

1,2に引き続いて、
シリーズの真骨頂“意味ありげ”“思わせぶり”演出も健在で楽しめたのですが、今回はちょっとわかりづらかったinです。
TBさせていただきました。
また、寄らせてください。
Posted by berabo at 2007年04月30日 23:09
beraboさん、いらっしゃいましー♪♪♪

>私的な今回のエグさ大賞は、「冷却ファン後頭部削ぎ落としin ドライブスルー」でした。

カゴメが一番フルフル震えたのは、
やっぱり、「釘打ち銃で後頭部からビシュビシュ!」でしたね(笑)。
もっとも、一つとして、
「これならいいかな」と思える死に方はありませんでしたが(笑)。

>今回はちょっとわかりづらかったinです。

カゴメ的には2が一番面白かったですが、
まだまだシリーズは続きそうなので今後に期待ですね。
Posted by カゴメ at 2007年05月01日 19:13
 
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