当洞主のカゴメは劇場での観賞が苦手の為、タイトル一覧
2009年04月05日
★「ブルークリスマス」、組織には逆らえないが脚本家になら・・★
｢ブルークリスマス｣
(1978) 日本 BLOOD TYPE：BLUE
監督：岡本喜八
製作：嶋田親一 垣内健二 森岡道夫
脚本：倉本聰
撮影：木村大作
美術：竹中和雄
音楽：佐藤勝
出演：勝野洋 高橋悦史 沖雅也
岡田英次 竹下景子 仲代達矢
中条静夫 大滝秀治 新井春美
岡田裕介 八千草薫 天本英世
岸田森 神山繁 大谷直子
小沢栄太郎 芦田伸介 田中邦衛 他、
いつもながらネタばればれなのでご注意！
映画その物によりも、喜八っつぁんと倉本聰という、
奇想天外なコラボレーションに食指が動いたですよ。
似合わんなァ〜。
どう贔屓目に見ても、この２人のマッチングには気色の悪さが漂うなァ。
いやいや、誤解なきよう(笑)。
カゴメは倉本聰という頑固一徹な理想主義者が嫌いではないですよ。
偏屈で、気が短くて、思い入れが際どくて、
度量が狭くて人と相容れない粘着質な面は、かえって独創性に繋がるです。
でなくんば、そうそう余人には真似できませんよぉ、
｢北の国から｣シリーズをあんなにしぶとく撮り続けるなんてこたぁ(笑)。
カゴメが思うに、｢男はつらいよ｣の山田洋次監督の性格をば、
グッと品下がらせれば、かの人のそれに近しくなるだろう、
等と勝手に宛て推量しとりますよ、はい(苦笑)。
え？ 褒めてない？ そーんなことはありませぬ。
カゴメは大好きですもん、｢北の国から｣。(←道産子じゃけん。笑)
｢'９８時代｣の蛍と正吉の結婚で、喜びの余り咽び泣く五郎さん・・・。
もぉ思い出しただけでも胸が詰まりますなァ。
純の恋人役だった宮沢りえのシュウちゃんも良かったねぇ。
彼女は、このシリーズがなかったら今の域に達してなかったかも知れない。
岩城滉一だって笹野高史だって、
このシリーズあったればこそ、役者として評価された。
(もっとも、岩城滉一は｢このシリーズでのみ｣、だけどね。笑)
どうやら倉本はんには、
蛍の長男・快を主人公にした続編を撮る考想がおありのようだが、
素直にカゴメは期待してるですよ。うん、ホンに楽しみ。
・・・さて、と、話を｢ブルークリスマス｣へ戻しますが、
この作品、どうも色々調べてみるとですね、
脚本書くに至った動機っちゅうもんが、どうも胡散臭いんだよなぁ。
倉本はん独特な性格の傾きっちゅーか、
とてーも個人的な憎悪の念を原動力にして、
私怨を晴らさんが為に書かれている気配が濃厚なんであるね。
2006年03月16日
★｢戦国自衛隊１５４９｣、日本の恥だな・・・★
｢戦国自衛隊１５４９｣
(2005) 日本
監督：手塚昌明
製作：黒井和男
プロデューサー：鍋島壽夫 土川勉
貝原正行
製作補：佐藤直樹 秋葉千晴
原作：福井晴敏『戦国自衛隊1549』
原案：半村良
脚本：竹内清人 松浦靖
撮影：藤石修
美術：清水剛
出演：江口洋介 鈴木京香 鹿賀丈史
北村一輝 綾瀬はるか 生瀬勝久
嶋大輔 的場浩司 宅麻伸 中尾明慶
伊武雅刀 他、
いつもながら、ネタばればれなのでご注意！
本当は、
こんな映画のレビュー書いてる暇じゃないんだけどね。
現在９回の表で、韓国が２点リード。
まさに崖っぷちの王ジャパン。
あの大誤審の後、｢もう見るもんか！糞ＷＢＣなんて｣
と、思ってたものの、いざ始まったら見ちゃうね(笑)。
つーことで、観戦しながら書くということで・・・。
さて、
いわゆる福井晴敏三部作をこれで全部観た事になる訳だけど、
いや〜、物の見事に全部ハズレでしたねぇぇ。
こうなるといっそ、さっぱり爽やかな位だ(失笑)。
まぁ、怒りは全部、あの｢ローレライ｣で吐き出しちゃってるので、
｢亡国のイージス｣では肩竦めて苦笑、
この｢戦国自衛隊１５４９｣では、
もはや怒る気もがっかりする気も無くなり、
ただただもう、坦々と観てしまったですよ・・・。
2006年02月10日
★｢ローレライ｣、≪６０の謎≫ よせば良いのに再観したよ(笑)後編★
｢ローレライ｣
(2005) 日本
監督：樋口真嗣
製作：亀山千広
プロデューサー：臼井裕詞 市川南
甘木モリオ
製作総指揮：島谷能成 関一由
千草宗一郎 大月俊倫
協力プロデューサー：山田健一
原作：福井晴敏『終戦のローレライ』
脚本：鈴木智
撮影：佐光朗
出演：役所広司 妻夫木聡
柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢
ピエール瀧 小野武彦 堤真一 他、
いつもながら、ネタばればれなのでご注意！
さて、一眠りしたところで、
気合を入れて後半を書いて参りますよ。
３１. エロチーーックじゃねぇか、ねーちゃん！の謎。
まぁ、確かに萌え萌えなんだけれども…。
｢萌えェェェェッ！｣とかほざく前に、良識ある人間なら、
なんでこったら、
ホータイグルグルの扇情的な格好をしているのか、
首を傾げるのが普通だろうなぁぁ。
にしても、あれって毎日取り替えてるんだろうか？
自分で着替えられるんだろうか？
頻繁に着替えなけりゃ、
あの密封された閉塞的な空間の中で、
高温多湿でムレムレですな、きっと(笑)。
それとも、世話係りの折笠が着替えを手伝ってたのかな？
包帯フェチ＋お着替えプレイとは、過剰サービスですね(失笑)。
★｢ローレライ｣、≪６０の謎≫ よせば良いのに再観したよ(笑)前編★
｢ローレライ｣
(2005) 日本
監督：樋口真嗣
製作：亀山千広
プロデューサー：臼井裕詞 市川南
甘木モリオ
製作総指揮：島谷能成 関一由
千草宗一郎 大月俊倫
協力プロデューサー：山田健一
原作：福井晴敏『終戦のローレライ』
脚本：鈴木智
撮影：佐光朗
出演：役所広司 妻夫木聡
柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢
ピエール瀧 小野武彦 堤真一 他、
いつもながら、ネタばればれなのでご注意！
井筒監督が、
随分と役所演じる艦長の髪の毛を気にしてたらしい。
｢あれじゃあ、長過ぎる｣とかなんとか…。
んな事しか言えんから、ダメダメなんじゃ、昨今の邦画はっ！
もっとダメ出ししなけりゃならんところは、
他にもタークサンあろうがさっ！！
という事で、以前お約束した通り、
改めてこの作品を観てみましたよ。
いや、驚いたね。
出て来る出て来る！ 奇想天外な場面が！
もう次々と、イヤンなるぐらい出て来ますな、この作品(笑)。
もう出だしから、“適当・いい加減・これ見よがし”が目白押し。
白昼から堂々と、恥部丸出しでノシ歩く変質者並に、
破廉恥なバカ連発ですよ。
改めて、驚き慄いたですな、ほんとに。
