2007年06月19日



このブログでは、あさひるばん何を食べたかを記しているのだが、実際に書き出してみると、その貧しさにはわれながらあきれるばかりだ。でも当の本人に「貧しい」という意識はなくて、ほとんど一汁一菜なのだが、結構これで満足している。今は何しろ、片付けたり、本の整理をするのに手一杯で、副菜をいくつもつくる余裕がないのだ。でも、味噌汁っていったって、いちおう水から昆布出汁はとっているし、煮干しも使っているし、手間はかけているのである。そのかわり、作りながら、流しの前で食べてしまうことはよくある。先に味噌汁ができてしまって、ご飯を蒸らしているあいだに、味噌汁だけ食べることなんてことも日常だ。まあ、いいではないか。

あさひるばんの食事を書きだしているのは、「本の町」のプロジェクトを一緒にやっているメンバーに、「大丈夫です。健康です」と伝える伝言、のようなものでもある。何しろ、買い出しにさえ、滅多に行けないのだから。そういえば、菜食主義でもないのに、肉も魚も全然登場しないな。

知り合いのブログで、いつも感心するのは「もしも小遣いが1日100円だったら」というタイトルのbooby-bookstallさん。ほとんど、図書館でどんなCDを借りたかと、あさひるばん何を食べたか、の記述しかないのだが、この食卓の記述が実に面白い。結婚生活を送ったことのある人なら、わかると思うのだが、毎日同じものを食べているようで、徐々に夫婦の嗜好というものは変わっていくのである。そして、このわずかずつの食卓の変化こそ、家庭生活の基本と言えるものなのではないか。

だから、定年になったとたんに、突然料理に目覚め、腕まくりをして「男の料理」に励む熟年男など、人生をナメきった姿だとつくづく思う。

あさ:パン、珈琲、プチトマト ひる:切り干し大根とじゃがいもの煮物の残り、謎の野菜の味噌汁 よる:名古屋コーチンの卵かけご飯、前日の味噌汁の残り、梅干

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2007年06月18日



朝いちばんで、長藤郵便局へ。冒頭の写真は、古民家の二軒先にある、いまは使っていない、この郵便局の旧舎。木造で風情がある。ここも「本の町」のひとつに加えたい、と密かに思っているのだが。
冊子小包を出しただけで、粗品の手ぬぐいをもらった。

注文のあった本があるべき箱の中にあらず、どこかに紛れてしまったので、その探索に追われる。家の中から土蔵の中から、何十箱という箱を開けてまわった。結局、探した本は見つかったのだが、何がどこに入っているかをアタマに入れられただけでも良かった。

そののち、メモを片手に、千数百冊の本を、本棚に順番に並べる作業に没頭する。これが完了しないと落ち着かなかったのだが、一日で終わって、ホッとした。

あさ:パン、珈琲、キウイ一個 ひる:白飯、残りの味噌汁、謎の野菜の炒め物 よる:もりそば、モヤシの酢味噌あえ、高遠まんじゅう

kaguradon at 23:22コメント(4)トラックバック(0) 

2007年06月17日



朝、ひと仕事したあと、風呂に入っていたら、裏の方で声がする。誰かが来たようだが、どうしようもない。
その後、裏に回ってみると、縁側にザルに入れた野菜が二束置いてあった。たぶん、大家さんが差し入れしてくれたのだろう。
電話をしてみると、確かにそうだった。近所で分けてもらった野菜を、届けてくれたらしい。
野菜の名前は聞いたのだが、忘れてしまった。スーパーでは見かけない野菜だ。確か片方は「山くじら」とか言っていた。山くじらというのは、イノシシの肉のことではなかったか。でも、このあたりではそう呼んでいるのかも知れない、魚の名前に地域差があるように。

最後に食料の買い出しをしたのが、約一週間前なので、さすがに底を着いてしまった。いちばん近い商店が10キロほど先の高遠の中心街なのだから、歩いていくわけにもいかない。ここはバスで往復しよう。運賃が千円以上もかかるのだが、やむをえない。

古民家の二軒先のバス停から、午後一時に高遠行きのバスに乗り込む。帰りの高遠のバス停の発車時刻は午後四時十分。一軒のスーパーの買物に、三時間も費やせるわけはないが、これがこの地区の時間の流れなのだから仕方がない。本を二冊ほどチョイスして、バスに乗り込んだ。

バスが高遠に到着し、歩いているうちにわかったのだが、行こうと思っていたスーパー「ニシザワ」は、ここからさらにずっと城址公園寄りにあるのだった。「れいど・ばっく」さんに何度かクルマで連れて来てもらっていたのに、すっかり忘れていた。

今日は陽射しが強い。城址公園に行く道は、ちょっと高台にあって、南アルプス、中央アルプスの山並みが良く見える位置にある(たぶん。山男の「ハートランド」さんに解説してもらったのだが、これも忘れた。きれいな山並みが見えたことは事実)

スーパー「ニシザワ」の前に、「高遠直売センター」という産地直売所があったので、先にこちらに入る。生産者の名前の入った野菜がとても安かったので、野菜はすべてこちらで買うことにした。そのあと、スーパー「ニシザワ」では、パンやら調味料やら菓子やら、保存の効くものを中心に購入。両手が一杯になってしまった。隣に併設してある本屋で、少し立ち読み。「本の町」の設立メンバーである北尾トロさんのベストセラー文庫本「裁判長!ここは懲役四年でどうすか」が平積みになっていた。

また、高遠の中心街まで戻る。バスが出るまであと、一時間ある。どう時間をつぶそうか。確か「さくらの湯」の近くに町立の図書館があったことを思い出し、ちょっと荷物が多いので難儀な気がしたが、行ってみることにした。
立派な門構えの上にある図書館は、思った以上に蔵書が充実していた。町立の図書館の平均像がどんなものかは良く知らないが、全集や叢書も多いし、雑誌のバックナンバーも少しあるし、ここは今後通うことになりそうだ。海野弘が書いた全国図書館紀行が、引越の箱のどこかに眠っているはずだが、ふと読みたくなった。町民であることを告げ、会員証を作成してもらう。

帰りのバスでは、行きのバスで一緒だった女子中学生がまた乗り込んでいて、こちらを物珍しそうにみている。大の男が買い物袋を下げて、バスに乗っている図など、滅多にないことなのだろう。二言三言、ことばを交わす。バスの乗員はいつも二三人だから、いやでも顔は覚える。警戒された覚え方はされたくないが。

あさ:白イチジク 珈琲 ひる:ホールコーンのサラダ、紅茶 よる:白飯、昨日の残りのおかず

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2007年06月16日



朝、台所でゴソゴソやっていると、裏庭で飼っている鶏のエサをやりに大家さんが見えたので、挨拶をする。この古民家の裏庭では、大家さんが自分の食堂で出すために、「名古屋コーチン」と「烏骨鶏(ウコッケイ)」を三十羽ほど飼っているのだ。産み立てですよ、と名古屋コーチンの卵を五個ほどいただく。まだ温かい。

大家さんの報告によると、私が昨晩、夜道をフラフラ歩いていたことは、何人かの人に目撃されてしまったようだ。そろそろ本気で、クルマ探しをしなければいけないのかも知れない。

この古民家で珈琲や食事を出すためには、保健所の許可が必要になる。そのためには基準をクリアするよう、少し台所を改修しなければならない。大家さんには基本的な了解を得ているのだが、打ち合わせのため、上がって検分してもらう。西荻窪の「ハートランド」から運んできた二槽のシンクが台所に仮置きしてあって、それを再利用しようと思っているのだが、その配管等についてアドバイスをもらう。実際に工事をしてもらう工務店の下見と見積もりは、来週になりそうだ。

午後はひたすら片付けと本の入力。当分、この生活が続きそうだ。

あさ:ホットミルクココア、モヤシとベーコンの炒め物 ひる:餅二個 よる:名古屋コーチンの卵かけご飯、切り干し大根とジャガイモの煮物、エノキダケとホウレン草の味噌汁、納豆

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2007年06月15日



昨日の夜は寒かった。毛布1枚、布団2枚掛けても、ガタガタ震えたくらい。経験したことのない真冬はどのくらい寒いのだろうか。

昨日やっとネットに繋がったところ、今日にかけて、幸いにして何件か注文が入り、午前中は発送の準備に追われる。梱包材やらタックシールを、どこの箱に入れたか、探すだけで一苦労。注文本を探し出し、すべて梱包し終わるまで、えらく時間が掛かってしまった。でも、店舗が始まるまで、この行為が唯一の命の綱なので、ひたすらやるしかない。

この古民家からいちばん近い郵便局は、「長藤郵便局」というところで、歩いて二三分ほどにある。これは助かる。以前は土日祭日も時間外窓口で対応していたようだが、最近止めてしまったようだ。専用窓口だけが寂しく残っていた。これは残念。

夕方から、長藤公民館(「長藤老人福祉センター」)というところで開催される講演会に出かける。演題は「高遠と風林火山」で、講師は、初代信州高遠美術館の館長を務めた堀井英雄氏。

本当は歴史全般がひどく苦手なのだが、事前に回ってきた回覧板の警告によると、私の住んでいる集落の出席率が悪く(前回は一名のみ)、問題になっているらしい。こういうことに寄与するのも、新参者の役割だと思う。

出席するのは良いのだが、地図を睨むと古民家から会場までは四五キロはありそうだ。いまのところ、移動手段は二本の足だけなので、これはたっぷり一時間はかかりそうだ。でも少し長い散歩だと思えば良いか。クルマでは何度も通っている路だが、歩けばまた違った風景が見えてくるだろう。

行きは良かった。クルマで見過ごしていた風景の子細を噛みしめ、路の両脇の緑の屏風に心をゆだねる。少し陽が暮れかかる頃で、センチメンタルにもなる。四十五分ほどで会場に着いた。

帰りは、というと・・・全く正反対だった。経験がないせいか、夜の国道を甘く見ていた。気が付かなかったが、街灯というものがあまりない。まして、今日は新月だったようで、クルマが通らないと真っ暗になる場所がある。足元が悪く、ケツマヅキそうになる(事実、一回コケた)。前からクルマが来ると、ライトが逆光で全く路が見えなくなる。後ろからクルマが来たときに、照らされるライトで、遙か先の路面の状態を読む。こんな感じで、汗びっしょりになりながら歩いた。

空を見上げると、「星と月は天の穴」とは良く言ったもので、穴だらけの夜空がひらすら美しい。でもそんな感傷に浸っているヒマなどない。道路側にコケたら、命の保障はないのだから。

玄関の鍵穴に鍵を差し込んだとき、こんなにホッとしたのも何年ぶりかだ。

あさ:珈琲、白イチジク ひる:ナポリタンもどきアラビアータ、煮豆 よる:白飯、ホウレン草とベーコンの炒め物、納豆

kaguradon at 11:51コメント(0)トラックバック(0) 

2007年06月14日

今まで「本の町準備ブログ」に書いていた文章を、本日からこちらに移すことに決めた。
理由は、ひとつには書き手がほぼ私ひとりに限定されてしまっていること、もうひとつは高遠の暮らしが私的なもので、「本の町」の推進というのには、少し大仰すぎるからである。あちらのブログはあちらで続いていくと思うが、「書肆月影」の個人誌のようなものは、こちらで綴っていくことにする。

さて、本日やっとインターネットに繋がる環境が整った。いま私の住んでいる高遠町長藤(たかとうまち・おさふじ)という地域は、光ファイバーもADSLも通じていないエリアで、まともにネットに繋がろうと思ったら、地元のCATV「伊那ケーブルテレビ」のサービスを利用するしか選択肢がないのである。今さら、ISDNやダイアルアップに戻る気にはならない。その工事日がやっとこさ、今日になったのである。

朝九時頃、工事会社の方が来て、小一時間ほど屋内配線をしていった。神奈川県座間市のアパートを引っ越したのが先月の二十九日だから、かれこれ二週間以上、ネット難民だったことになる。まあそのあいだ、ネットに繋がっていない飢餓感があったかと問われれば、ほとんどなかったと言っていい。ネットにしろ、携帯電話にしろ、私は淡泊な方だと思う。社会とまともに接していない、という見方もできるが。

クソ恐ろしいほど、ジャンクのメールが溜まっていると思ったが、そうでもなかった。七百数十件ほど。読むべきメールは、ごくごくわずかで、消す労力ばかりいるのは覚悟していたとおり。

そのあと、台所の片付け、本の入力の再開など。夕飯後、疲れて寝てしまい、夜中に起き出し、作業を続ける。

あさ:白飯、アサリの味噌汁、昆布豆 ひる:白イチジク、胡麻豆腐一丁 よる:白飯、アサリの味噌汁、ホウレンソウとベーコンの炒め物、納豆

kaguradon at 11:36コメント(0)トラックバック(0) 
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