川の流れのように

神楽坂次元とは、新鋭小説家達のコラボレーションにより生まれた恋愛および推理小説を得意とする小説家。ストーリーは革命的、それはリレー形式で展開されるため必然物語は斬新且つ新鮮な切り口により進めらます。 歴史および科学的見地に基づく記述が得意なもの、際立ったインスピレーションにより情景を文言に映し出すすことが得意なもの、老若男女問わず楽しめるリレー小説を神楽坂次元は皆様にお届けします。

第012話 ランデブーキャンディー

突然のゲリラ豪雨が如く、美幸が現れ、そして去っていった。 ほっと胸を撫で下ろし、私の直ぐ後ろで電話する彼女に声を掛けた。 「ひさしぶりだね」 これ以上言葉はいらなかった。何時ものように、何時もの場所でワインを買い、何時もの場所で二人の時間を味わう。これがお約束だったのだ。 「バーのワインなんて高いわよ。なのに、お店のワインと中身は一緒でしょ?」 それが彼女の主張であるが、お店で仕入れるワインも財布には相当なインパクトがある。 神楽坂駅に向かう方面にあるいつもの酒屋で1970年モノを入手し、いつもの場所に2人で向う。 青く濃い都会のよるに吹く風は、生暖かく澱み、お世辞にも綺麗とは言えない。 そんな風が今日もあちこちで吹いているのだろう。

第012話 ランデブーキャンディー

突然のゲリラ豪雨が如く、美幸が現れ、そして去っていった。 ほっと胸を撫で下ろし、私の直ぐ後ろで電話する彼女に声を掛けた。 「ひさしぶりだね」 これ以上言葉はいらなかった。何時ものように、何時もの場所でワインを買い、何時もの場所で二人の時間を味わう。これがお約束だったのだ。 「バーのワインなんて高いわよ。なのに、お店のワインと中身は一緒でしょ?」 それが彼女の主張であるが、お店で仕入れるワインも財布には相当なインパクトがある。 神楽坂駅に向かう方面にあるいつもの酒屋で1970年モノを入手し、いつもの場所に2人で向かった。

第011話 ブッキング

「あれー、ひさしぶりー、何年ぶりかしらねー!」 振り向けばそこには、学生時代に付き合っていたと思われる美幸がいた。 面影だけは残っているが、年月がもたらす功罪か、随分短く太くなっていた。 会社が飯田橋にあり、今日は飲み会だったという。 明るく、キツくは彼女のトレードマーク。外見はだいぶ変化したようだが、中身は相変わらずだ。 数年ぶりにあったり美幸と連絡先を交換し、彼女は3次会に向かった。 「すこし暇つぶしにhsなったな」 クールな夜に、コミカルなイベントもまた一興。 一息ついて行く人々を眺めていると、ケータイに着信があった。 「もしもし!いま着きました!どちらでうか」 私は何も言わず、私のすぐ後ろで慌てて電話する女性の肩を「ポンっと」叩いた。 <つづく>

第010話 過ぎ去った時間5

神楽坂下でタクシーを降りた私は、先ほどケータイぐるなびから予約を入れた鳥料理の店に行こうと考えていた。

彼女を待つ間、煙草を吹かしながらボンヤリと周りを眺める。交叉点は飯田橋駅へ急いで向かう人が目立つ時間帯となっていた。

彼女からの着信を待ちながら、二本目の煙草に火を着けようとしたその時、聞き覚えのある声が聴こえる方を振り向いた。

第009話 Call Time

少し歩き疲れて気がついて見ると、もうベルコモンズまで来てしまっていた。

情報に飢えたひとり娘は携帯電話を手に取り、時間を確認しつつ着信履歴を回転させる。

「あっ!」

携帯を覗くと着信履歴が2件ある。急いで確認してみると、一件は堀君からでもう一件が「あのひと」からだった。

なぜ気が付かなかったのかしらん?
急いで掛け直す。

「もしもし、私です。お電話頂いたようですが・・・」
「久しぶりですね。まだお時間あるようでしたら一杯いかがかと思いましてね。」

「私、大丈夫ですよ。いまどちらですか?」
「実はさっき電話して繋がらなかったもので、もうタクシーに乗っているのです。ちょうど飯田橋駅あたりだから、神楽坂下の交差点で待ち合わせはどうかな?」

「私は今外苑前なので、10分くらいで到着できると思います。タバコでも吸って待っててください。」
「はい、りょーかい。」


いやー、想いは通じるものね。
強く想えば叶うもの、悠美だけいい思いするなんて不公平よね。

タクシーに飛び乗り、ストッキングの伝線をチェックし、グロスを塗り替え、お化粧直し、あの人に会いに行く。


もうひと月も会っていないんだもの。


会いたいわ。
素直に会いたい。


いつも別れたあと、後悔する気持ちを思い出しながら、キラー通りを新宿方面へタクシーを飛ばす。

今日は最後までいきたいわ。ルージュ
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