ふかふか日記

「閑な犬の生活」

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リハを終え会場の外に出ると開場を待つ人が雨の中に並んでいた。
通りの向こう側に腰掛けて煙草を吸っていると、青年に話しかけられた。
「ここは鈴木常吉のライブ会場ですか?」と訊かれたので「そうですよ」と答えると、自分は中国で日本語を勉強している学生だと言う。
「中国では鈴木常吉は有名ですが、日本では人気はありますか?」
と尋ねられた。
「ないですよ」と答えればよかったのだが、何故かくちごもってしまった。
だいち、この学生も、並んでいる人も誰もオレが当人だと分からないのだから、
中国での人気もかなり眉唾ものである。
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野外での昼間のフリーコンサートは、拍手はしてくれるのだが、不慣れなせいもあり集中力を維持できないというか、アーァ、素面でやるんじゃなかったという反省もあったので、それ以後のライブハウスツアーは普段日本でやるのと同じように、呑みながら気ままにやりました。
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文化大革命、急激なる高度経済成長、中国は様々な矛盾を抱えているように私には思えましたが、音楽、文化の交流には大きな意味、意義があるようにも感じました。
ありがとう!

*中国の皆さん、申し訳ありません、3月26日の北京のライブは中止になりました。
年内には必ずまた中国ツアーするのでよろしくお願いします。

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人口2300万、上海はアジア最大の商業都市なのだそうである。
片側6車線の道路を高級車両とタクシーが犇めき合っている。
ほんの少しの隙間でもあれば車はクラクションをプォープォー鳴らして割り込んで行く。
いちばん端の車線は自転車とオートバイ専用車線なのだが、誰もヘリメットも被らない電動スクーターが
群れをなして我先にと駆け抜けている。
後ろの座席に赤ん坊を抱いた女を乗せた3人乗りのスクーターが赤信号で交差点を駆け抜けて行ったが
交通整理のお巡りさんは、呼び止めもしない。
凄いパワー、エネルギーだ。
今日のライブは上海の臨界地域にある周りを高層ビルで囲まれた公園でのフェスティバルだ。
出番が早かったためか、いっぱいになれば1万人ぐらい入れる会場にどうみても数百人、フリーコンサートなので、みんな談笑したりビールを飲んだりしている。
野外のフリーコンサートに出た経験は数度しかないのだが、実は苦手です。
中尾さん、関島さんの助けでなんとかのりきったつもりだったのだが、ステージを降りると、フェスの関係者が、45分の契約なのに35分しかやらなかった、ペナルティをギャラから差っ引くと言っているという。
オレはそんな契約はしていないのだが、仲介をしてくれた方がそういう契約をしたのだろう、アルコールも飲まずにネコを被って演奏したオレが悪いのである。その金がどこに行くのか少し疑問もあったが、「まあ、いいですよ」と返事する。
中尾、関島両氏は、今日の演奏で、この中国ツアーは終了、明日の飛行機で帰国予定。
明後日からは、オレ一人の演奏で杭州、南京、北京とライブハウス・ツアーです。

つづく





中国1

おれの手違い、ミスで関島さん、中尾さんは急遽、深夜航空便に変更になってしまった。そんな訳で、たった一人、上海飛行場に到着。
今まで、何度か中国公演のお話はあったのだが、言葉の問題もあり、代理人の方に事前の交渉をお願いすると、なんかヤバそうなのでやめときましょう、といずれも流れてしまった。今回のオファーは中国在住の日本人の方からだったので自分で交渉ができたので、けっこうテキトーに契約書もなく中国にやって来た。もし飛行場に誰も迎えに来てなかったら、どうしましょ?、と思ったが、明日のフェスティバルの学生ボランティアスタッフが鈴木常吉と書いたプラカードを持って出迎えてくれたので一安心。
明日のフェスは上海の中心部から高速道路で約1時間の水郷の町、朱家角。ホテルに着いたときはもう日が暮れていた、円を元に両替もしていなかったのほんの少し散歩しておとなしく就寝。
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翌朝、中尾さん、関島さんにご挨拶。無事に到着できた様子、ここでもひと安心です。





音楽フェスは記念館の中庭で行われるこじんまりしたアットフォームなもので良い感じでした。
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カナダのケベック州からもいくつかバンドが来てました。
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終演後、朱家角の路地を散策し、食事をした後、明日のフェスのそなえて上海の中心部のホテルに移動。

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つづく


僕はあまり行ったことがないので、詳しい事は分からないのですが
「思ひで」がカラオケに入ることになりました。

***************************
JOYSOUND選曲番号:673002
曲名:思ひで
歌手名:鈴木常吉
歌唱日:2015/03/29
配信機種:F1・CROSSO・WAVE・FR
***************************
『JOYSOUND』の機種が入っているカラオケボックスで
3月29日から歌えるようです。

オケはMIDI、画像は都会の夜景で作製して頂きました。

今まで何度かカラオケに行ったことがあるのですが、
その時は、RCサクセションとか高田渡の歌をうたったような
気がします。

今度は、「思ひで」を歌ってみようかな。

ぜひ、皆様も歌ってみてください。

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KBS京都ラジオの「レコ室からこんにちは」という番組に出演しました。
放送局のレコード室から僕がその日にかける曲、2曲を選び出し少しお話をするという番組です。
放送局のレコード室には膨大なレコード、CDがありました。
おそらく、少なく見積もっても数十万枚はあったと思います。
個人が収集したものには、その人の趣味趣向が表れますが、局のそれは、多種多様です。
ライブ前の限られた時間でしたので、あらかじめいくつか決めていったのですが、それでも、思わぬレコードもみつけました。
放送日は2月9日〜12日の4日間
放送時間は17:15〜17:30
KBS京都ラジオです。

今日から関西ツアーです。
こちらもよろしくお願いします。

●2月6日 大阪天六 たこ焼きマーガレット
http://yaplog.jp/nakazaki/

●2月7日 大阪心斎橋 龍や
大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目18−1
06-6241-0225
http://ameblo.jp/tatsuya-shinsaibashi/

●2月8日 和歌山 和歌山大学前 MUJICA
共演 良元優作
OPEN 17:00  START 18:30
2500円+ワンオーダー
073-488-7660

●2月9日 京都 エンゲルスガール

投げ銭でやりますが、開演時間など詳細はお店に問合わせてください

京都府京都市下京区中堂寺櫛笥町5−24
電話:075-822-8006

●2月11日 名古屋御器所  なんや
開場18:00 開演20:00
2000円+飲み物
愛知県名古屋市昭和区塩付通1丁目47−4
052-762-9289

●2月12日 名古屋 GROGGY
開演20:00
投げ銭

愛知県名古屋市中区 大須2-28-31
052-201-4155

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明日から東北です。ライブは

●1月31日 仙台 なごみ処 「くも」
開演20:00 料金2500円+飲み物
宮城県 仙台市宮城県仙台市大町1丁目3-11

●2月1日 福島郡山 オールドシェップ
福島県郡山市堂前10-15 カタノビル2F 
お問い合わせ 024-938-2203 (18:00〜

2本なのですが、ラジオやテレビに何本か出演します。

ラジオはラジカで携帯やPCで全国で聴けるようです。
もしよろしかったら聴いてみてください。

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今、発売中のビッグコミックスペリオール1/9号で私のインタビュー記事が掲載されてます。
「ライカローリングカセット」というカセットテープと音楽人生を語るというコーナーです。
インタビューアーは湯浅学。
湯浅さんと私は随分昔からお互い知ってはいたのですが、今まで直接お会いしたのは数回、親しくなったのはつい最近です。
インタビューの後、「嘘でもいいから面白くしろよ」と言っておいたのですが、さすが湯浅学、嘘抜き(私が言ったことには多少の嘘はあります)で面白い記事にしてくれました。
お礼の意味もあり、「あれ、湯浅って俺の事、認めてくれてんだ」って電話したら、「当たり前だろバカヤロー」と怒られました。
宜しかったら皆さんもご覧になってください。

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どうせ、常吉さんは見てないんでしょ?と、よく訊かれますが
おれ、毎回、見てますよ、テレビドラマ「深夜食堂」。

事前にこのドラマのシナリオを送って頂いていたので、放映前に、シナリオと原作の漫画をもう一度読んでこれが、どんな映像になるのかなと毎週楽しみにしています。

それとね、おれ、俗物ですから、自分の音楽がどう使われるのか、(使われないのか)も、ちょっと気にかかるので、旅に出ているときは録画で、家にいるときはオンタイムで見てますよ。

ここで使われている楽曲は、テレビ番組とは関係なく自分のCDに放送以前に録音した曲なので
それが、どう別の物語の中に組み込まれていくのかも楽しみです。

オープニングの曲は、第8話までは私の歌「思ひで」ですが
ドラマの中でそれ以外に挿入曲として使われた曲をちょっと第5話まで
列記してみます。

シーズン3

第一話 「メンチカツ」

ウィスキー・ブルース(望郷)
海の見える坂(望郷)
藪(ぜいご)
くぬぎ(ぜいご)

第二話 「豚バラトマト巻」
使ってもらったのはオープニングの「思ひで」と番組後の予告編での「藪」「ミノ君」です。

第三話 「里いもとイカの煮もの」

「ウィスキー・ブルース」(望郷)
「藪」(ぜいご)
「鉛の兵隊」(望郷)
「アヒル」(望郷)

第四話 「紅しょうがの天ぷら」

ミノ君(ぜいご)
くぬぎ(ぜいご)
夜明けの物音(望郷)
目が覚めた(ぜいご)

第五話 「春雨サラダ」

ウィスキー・ブルース(望郷)
ワーリー・ブルース(ぜいご)
さびしい時には(望郷)
水の中の女(望郷)

*カッコの中はアルバムタイトルです。

これらの曲は、歌の間奏部分をループして使っているのですが
全ての曲で聞こえてくる中尾勘二さんのサックスの音は、僕が今更、言うまでもなく
素晴らしいものです。

(「思ひで」の間奏の関島岳郎さんリコーダーももちろん素晴らしい)

来年年明け1月31日公開の映画版「深夜食堂」も楽しみです。















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なんとなく気忙しい師走となりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

「深夜食堂」シーズン3も、次回放送が第8話、そろそろ終盤ですね。
それぞれが良い出来上がりでしたが、僕には第3話の「里いもとイカの煮もの」と第7話の「しじみ汁」が特に印象深かったです。
そして年明け、1月31日はいよいよ映画版「深夜食堂」が公開されます。
こちらも、期待大です。
僕も、微力ですが少しでも宣伝にお役に立てばと思い
ラジオ等の番組にお邪魔しています。
今のところ、決まっているのは

12月15日 ニッポン放送「今夜もオトパラ」20:00〜
12月23日 KBSラジオ「森谷威夫のお世話になります」13:15〜
12月24日 FM静岡「京太郎と晴彦」21:00〜

他にもいくつかお話がありますが、決まり次第、ブログ、ツィッターなどでお知らせします。
それと、12月26日発売の「ビッグコミックスペリオール」にインタビューが載ります。

そして、年末のライブの予定です。

●12月6日(土) 池袋 バレルハウス
東京都豊島区池袋2丁目22−5 東仙第二ビル2階
03-3986-2871
●12月18日(木) 浅草かっぱ橋 なってるハウス
「しゃぼん玉ジャンボリー」
鈴木常吉、AZUMI、良元優作、関島岳郎、中尾勘二
●12月20日(土) 大阪 音凪
大阪府大阪市北区天神橋1丁目17−14 共栄ビル1F
06-6353-8515
●12月21日(日) 大阪 ギャラリーバンコ
共演 良元優作
大阪府大阪市天王寺区玉造元町4-8 2F
090-8366-340
●12月23日(日) 京都 Mica
京都市伏見区西柳町549-3
075-602-8096

寒さきびしきおり皆様お身体ご自愛ください。

2014九州
明日から九州です。

●11月29日 福岡 上海素麺工場
18:30開場 開演19:00
3000円(1D付)
福岡市南区野多目4−2−1 2F
070−5693−2221

●11月30日 熊本 メイプルリーフ
16:00開場 17:00開演
2500円(1D付)
熊本県合志市幾久富1866−706
096−248−8964

●12月1日 熊本 凛や
18:30開場 19:30開演
お気持ち(投げ銭)+ワンオーダー
熊本市水前寺5丁目19−7
096−385−5504

*来年1月31日公開の映画「深夜食堂」の宣伝をしてきなさい
という命令があったので以下のラジオ番組にも出演します。


◆11月29日(土) 
 RKBラジオ
 あべちゃんトシ坊!こりない二人のOh!キューット倶楽部
 【時間】15:05〜15:15 ※生出演

◆12月 1日(月) 
 RKKラジオ
 塚原まきこの福ミミラジオ
 【時間】12:20〜12:30 ※生出演 

楽器も持って行きなさいという指示なので、たぶん1曲ぐらい歌うと思います。

皆様、よろしくお願いします。



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私のDVD「浮ぶ海峡」を撮った桑本正士氏の写真展が青山のビリケンギャラリーで開催されます。

桑本正士 写真展
PORTRAIT 供…炭臆
2014年11月1日(土)〜11月12日

前回の「PORTRAIT 機廚ら、もう7年。
思い入れのあるミュージシャンが又逝ってしまいました。
残念だと思いますが、
彼らは素晴らしい音楽を残してくれています。
私のポートレイトをきっかけに
彼らの音楽を再認識していただければ幸いです。

桑本正士


11月5日(水)19:00から、ライブがあります。
僕も、僕の鎮魂歌を歌わせてもらいます。
(無料)

ビリケンギャラリー
東京都港区南青山5−17−6−101

田淵さんと林さんに予告編をつくってもらいました。

僕の年代の音楽ファンにはお馴染みなのだが、DVD「浮ぶ海峡」を撮影、編集してくれた桑本正士のプロフィールがあればみなさんにもこのDVDを理解してもらい易いと思いご本人にその旨を電話してみた。電話の向こうの本人は「ああ」となま返事である。ぼくもそうなのだが、自分で自分のプロフィールを書くのはなにか自慢しているようで嫌なものである。どうせ、書くわけないなと思ったのでインターネットで探してみた。あれだけ実績のある人なのだからワキペディアぐらいには載っているだろうと思ったらないのである。出てくるのは本人のメインストリームの仕事とは違い映画のスチールだったり、氷室何某の写真集だったり。桑本さんは自分から過去の仕事の話はしないので僕が書くわけにもいかない。それで、ちょっとしたエピソードを書いてみます。

一昨年だったと思いますが、仙台在住のEさんという方から僕の所に突然、メールがあった。なんでも、スペインの映画監督danny garciaさんという方がジョニー・サンダースのドキュメンタリー映画を撮ったのだがそのポスターに桑本さん写真を使いたいのだそうだ。依頼を受けたEさんはインターネットで連絡先を探してみたのだがどうにもならずたまたま僕が以前にブログで桑本さんの写真展の事を書いていたのでひょっとすると知っているかと思い連絡したようだ。
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(写真展の案内状)
桑本さんはデジタルカメラを所有していないし携帯電話も持っていない。パソコンは持っているのだがインターネットには繋がっていない。事務所にも所属していないのでEさんは困ったようだ。
僕がそのことを電話で桑本さんに伝えると、「じゃあ、その人に電話番号を教えてもいいよ」というので連絡した。
暫くたってから「あれ、どうなったのと」きくと「1000ドルもらったよ」とそっけない返事である。
その映画のDVDも10月に発売になるようである。パッケージの写真はもちろん桑本正士です。
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曲を作るのが実に遅いのである。
他人の曲を聴いていると、ああいう曲なら俺にも作れそうだなと感じることもあるのですが、そういう曲はどうも歌う気がしないのである。
これじゃ、いつになったらアルバムができるんだろか、才能がないのは辛いよなと思っていたのですが、AZUMI「夜なし」の録音が順調に進み、おさえていたスタジオの時間が余ってしまったので、俺も録音してみました。自分で言うのも何ですが、俺には俺の良さがあるんじゃないかしら?と思っています。

ライナーノートがないので以下は歌詞です。
「夜なし」、「浮ぶ海峡」をこちらからご注文の方には無料でプレゼントします。




「夢つぶしの歌」 詞、石毛拓郎 曲、鈴木常吉

さあ、つぶしてごらん
ゆっくりと時をかけて
今にも腐りそうな
熟れすぎたイチゴを
そう、それのひとつひとつを
お前の指の腹にのせて

さあ、つぶしてごらん
しっかりと目をひらいて
擦りつぶす時の指に
ひろがる虚ろな命
擦りつぶされたイチゴの血と肉
息をふさいだイチゴの望み

さあ、つぶしてごらん
小さく息を吸って
お前の指にふるえて残る
イチゴの青いつぶつぶ
つぶされてもつぶれても、なお残る
血まみれの青い種




「ただ歩く人」 詞、曲 鈴木常吉



その日、俺が目を覚ますと
そこには俺がいなかった
大きな声で叫んでみたが
誰も振り向かなかった

いつもと同じ電車に乗った
いつものドアを開けた
いつものように挨拶したが
誰も振り向かなかった

突然、頬を風が撫でた
世界から音が消えた
ただ動いてくだけの車の流れ
ただ歩くだけの人

土手の上を川に沿って
海まで歩いて行った
昨日と同じ夕暮れだった
でも、そこに俺はいなかった

あの人の手に触れた
あの人の腕を掴んだ
あの人の目を覗き込んだ
でも、そこに俺はいなかった




「雨」 詞、鈴木常吉 曲、牧野琢磨

雨が降ったので
蛙になった
ずぶ濡れになったが
寒くはなかった
泥水が流れた
きっと明日で世界は終るさ
何処へ逃げても 朝日は昇る

風が吹いたので
魚になった
鰓を閉じて
海の底を泳いだ
息が詰まった
届かぬ光、波の音だけが聞こえる
溢れる涙は海の中に溶けた

喉が乾いたので
牛乳になった
車に積まれて
街まで行った
子供の声が聞こえる
屋根は飛ばされ床は崩れた
青空の下に、ただ壁だけの家がある


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9月7日同時発売のDVD「浮ぶ海峡」(2700円+税)です。
撮影、編集は桑本正士。
昨年、一昨年の台北、沖縄、ソウル、東京、僕の演奏旅行のロードムービーです。
桑本さんは音楽フォトグラファーとしてはとても実績のある人なのですが、今でもデジタルカメラを所有しないアナログ人間なので、パソコンでの編集に時間がかかってしまいました。
こちらも、ご予約して頂ければ、同時発売のぼくのシングルCD「雨」(3曲入り800円)をプレゼントします。

湯浅学さんのライナーノートです。

 浮んでいると思ったら落ちてころがっていた。ころがっているのかなと思ったら佇んでいた。佇んでいるのかなと思ったら歌っていた。歌っているのかなと思ったら眠っていた。眠っているのかなと思ったら漂っていた。他人が思うほど人はひとつの状態に長くとどまれない。それはおたがいさまだ。おたがいさまだから歌っていないときの鈴木常吉に向かって何故歌わないのかと非難をあびせないでください。呑んだり食ったり歩いたりぼおっとしたりしますよ誰だって。そういうことをするから歌だってうまれるのでしょう。旅をしていると思ったら東京に帰っていた。鈴木常吉がほうぼうで歌っている。そういう映像作品だ。台北、沖縄、ソウルで鈴木はコンサート会場、道端、住宅の横、公園その他で歌う。場所が歌わせるのか。歌が地を拓くのか。どこに歌いかけても悲しい。楽しくても悲しい。切なくても悲しい。でも泣いているわけにはいかない。次の歌を鈴木はきっと歌っている。歌っているときに他のことを考えない。全編そのように見える。きっと映像を撮っているときには他のことはまるで考えたことがないという人が撮っているからだろう。地を探り手で辿りながら漂っている。意味を求めているからではない。意味を無くしたからだ。と思う。

2014年夏、湯浅学


ご予約はこちらから

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しゃぼん玉レコードの新作は「夜なし」AZUMI(cd2枚組、定価2700円)です。
プロデュースは僕、鈴木常吉です。
僕が言っても信用してもらえないかもしれませんが、傑作です。
以下はライナーノートとAZUMIのプロフィールです。
発売は9月7日ですが、ご予約していただければ、8月中旬にお届けします。
僕の新作CDシングル「雨」800円を無料でサービスします。
ご予約はこちらから!

<ライナーノート>
 どしゃぶりの富山にAZUMIと一緒に行ったことがある。そこではじめてこのCDに収録されている「あべのぼる一代記」を聞き全身がしびれてしまった。
 「あべのぼる一代記」は、河内音頭にはまっていたAZUMIが創作した新作河内音頭である。福岡風太と共に春一番を主催していた故人、あべのぼるとAZUMIとの「関係」を詠み込んだものだ。この曲、当初はいかにも河内音頭然としていて、その頃から実は何度か聞いていたのだけれども、次第に河内音頭のカタチが崩壊し、その果てにたどりついたこの日の「あべのぼる一代記」は、はじめて聞いた、と言いたい体験だった。語っているのはいったい誰なのか。あべのぼるか、AZUMIか、その誰でもない誰かか。たくさんの"声"が織りなす混沌に巻き込まれるように聞いたその場の全員が、本当はその答えをいやでも感じていたはずだ。その"声"の主は、とても孤独な自分自身だ。
 思い返せばAZUMIはいつだってそうだった。どんなに親しげな表情を見せたとしても、やっぱりどこか孤独を感じさせた。だから「あべのぼる一代記」で、「独りになりたいから歌ってるんだろ!歌え!」と叱咤されるくだりは、AZUMIの核心そのもので、そのものがそのままの言葉で振り下ろされたことに不意打ちをくらい全身がしびれてしまったのだ。
 うっかり感動してしまったけれども、そもそも"独りになりたい"ということは、"うたう"ということの核心そのもののはずだ。自分をとりまく世界への違和感、世の中からはみ出してしまう気持ちのひだ、そんなものがこぼれだして、どうしようもなく形になってしまうものが「うた」だからだ。自分をとりまく世界、つまり社会は"独り"であることなんて許しはしないのだから、そこからひとときでも逃れるために舞台があり、"うた"が生まれる。それが判らないヤツにそもそも"うた"なんてできっこないのだ。だから「うた」は常に歪で、常に孤独であるはずで、AZUMIの"うた"が、常に歪で、常に孤独であるのは、個性ではなく、"うた"そのものであるだけなのだ。だけどそんなただのそのままの"うた"なんて、いまどきめったに聞けやしない。
 これまでのどのアルバムよりも歪で孤独なAZUMI節がそのままで立っている、こんなアルバムが聞きたかった。共有しえない"うた"を聞き分け、"うた"を支えられる演奏者たちによってしか生まれなかっただろう、そのままの"うた"がこの作品には刻み込まれている。こうでなければ聞いてる僕らだって"独り"になれやしない。

高円寺 円盤店主 田口史人


徹夜明けの浦和駅発券機前だった。
「それなら、常さんがおれのCDを出してくださいよ」
とアズミが呟くのだった。
俺だってミュージシャンである、売られた喧嘩は買わなければ生きていけないのである。
だが、「バカヤロー、そんなの出すわけないだろ」とは、とても言えないほどアズミがうたう歌は良いのである。
ついうっかり、俺も「あぁ、いいよ」と呟いてしまったのだった。

しゃぼん玉は誰にも届くことなく消えていく宛名のない手紙だ。
そして歌は祈りだ。
アズミの歌うしゃぼん玉が、我々はいつも死者と共に生きているのだと、音を消して叫んでいるのだった。

しゃぼん玉レコード社主  鈴木常吉


<AZUMIプロフィール>
1960年姫路生まれ。19才のとき大阪へ。様々なバンド活動を経てソロになり、多くのアーティストと共演、レコーディング、ツアーに参加。'88年「アズミファースト」発表。以降オリジナルアルバムを多数発表。'01年シカゴサンフランシスコアジアンアメリカンジャズフェスティバルに出演、全米ツアーを行う。年間ライブ200本。ブルーズ・シューズをはき西へ東へ唄い歩く。
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しゃぼん玉レコードでは、今、新作を3作準備しています。
AZUMI 「夜なし」(2枚組CD)

鈴木常吉 「浮かぶ海峡」(DVD)
       「雨」(3曲入りシングルCD)

この3作の発売を記念して大阪でコンサートを行います。
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AZUMI、鈴木常吉、良元優作、田渕徹、カニコーセンと豪華出演人です。

こちらにメール予約をして頂くと、前売り料金2000円でご入場できます
shabondama@music.so-net.jp
にお名前と枚数をお知らせください!

宜しくお願いします。

新年、あけましておめでとうございます。
せっかく年が明けたのに変わり映えのしない毎日なので、
ブログのデザインを少し変えてみました。
本年もよろしくお願いします。
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私は今週末の関西ツアーから今年の仕事始めです。

●1月11日(土) 愛知犬山 ふう

●1月12日(日) 京都 ギャラクシー

●1月13日(月) 京都 ZANPANO
共演 風の叉サニー

●1月14日(火) 大阪 モエラド
共演:良元優作
大阪市北区西天満4-9-12
電話06-6315-4870

●1月17日(金) 神奈川伊勢原 a#1:07
神奈川県伊勢原市石田337
TEL0463−92−5001

●1月25日(土) 福生 酒屋CVSちから
with 桜井芳樹

●1月29日(水) なってるハウス

皆様のご来場を心からお待ちしております。





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年内のライブ・スケジュールです。
相変わらず暇です。お仕事のご依頼、お待ちしています。

●10月24日(木) 
池袋 ミュージックオルグ
共演:フェギドン・タンピョンソン
ハ・ホンジン&キム・ガンジ
ケバブ・ジョンソン
19時開演、2000/2300円。

●10月28日 
千葉八街 ターゴファーム

●10月30日(水)
浅草カッパ橋 なってるハウス

●11月2日(土)
吉祥寺 ハバナムーン
共演:AZUMI 松井文

●11月22日(金)
京都 アコシャン
開演20:00
2000円+飲み物
京都市左京区山端川原町20-8
Tel (050)7103-2233


●11月23日
姫路 ヌアージ
【開場】18時【開演】19時
チャージ3000円(飲食別)
姫路市塩町188三幸ビル1F
079‐283‐1211

●11月24日
大阪 西九条 FLOAT

出演者: ルイ・リロイ・田中、浜谷俊輔+vene、鈴木常吉
17:00 (open) / 17:30 (start)
料金: \1,800 (予約) / \2,300 (当日)
飲食出店: yatra食堂

大阪市西区安治川2丁目1-28 安治川倉庫
090-9860-2784

●11月25日(月)
大阪 音凪
オープン 18:00 スタート 19:30
チャージ¥2500+1ドリンク&1フード(別途要)
限定12名予約は電話06-6353-8515まで

●11月26日(火)
大阪 ロイヤルクラウン
大阪市中央区千日前2-3-9 味園ビル2F


●11月29日(金)
浅草カッパ橋 なってるハウス
共演 泉邦弘

●12月1日(日)
吉祥寺 長男堂

●12月2日(月)
田無 なおきち
共演 田渕徹、沢田ナオヤ

●12月8日(日)
神奈川湘南台 中華三番

●12月14日(土)
池袋 バレルハウス
共演 ちくわぶ

●12月23日(月)
浦和 クークーバード

宜しくお願いします。


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日差しは、もうすっかり春の日差しですが、朝夕はまだ震えるぐらい寒いですね。

3月のライブスケジュールです。
今月は大阪に伺います。

●3月2日(土) 吉祥寺 マンダラ2
共演:シバ、

●3月5日(火) 大阪豊中 「スペース草
≪常とAZUMIの悪名浪速十八番≫
共演:AZUMI
2500円ドリンク別


●3月6日(水) 大阪南森町 ゲストハウス&カレー屋「てん」
鈴木常吉
OPEN 18:30 START 19:00
【前売り】2000円(別途ドリンク代500円) 
【当日】2500円(別途ドリンク代500円)

●3月7日(木) 大阪 沖縄料理 「ポーポー屋」
≪常とAZUMIの悪名浪速十八番≫
共演:AZUMI
前売り3000円、当日3500円 ワンドリンク付き

●3月9日 藤沢湘南台 中華三番
鈴木常吉
共演 ビト

●3月12日 高田馬場 aunt
今のところソロの予定

●3月17日(日) 浅草かっぱ橋 「なってるハウス」
鈴木常吉&片山広明
(久しぶりの片山さんとの共演です。お見逃しなく)

●3月30日(土) 国分寺「giee」
共演:オラン
開場19:00 開演19:30 料金2000円+1ドリンクオーダー別途

*皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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