2005年09月

2005年09月29日

かき

 かき・・・木に成る柿のほうです。
そろそろ食べ頃ですねえ。こちらのスーパーにも並び始めました。

 生家の庭には甘柿、渋柿の木が合計10本近く在りました。
私が生まれる前からあったようですから、既に半世紀は経ています。
その後現在に至るまで、切り倒したとは聞いていませんから今もそのままに現存しているはずです。
10年ほど前に確認したときはかなり古木化していました。
その時以来未確認ですのでもしかしたら倒れているかも知れません。
柿の木の寿命は知りませんが、樹勢から推察して相当な高齢のはずです。
それでも今頃は実を付けていることでしょう。

 祖父からは甘柿で丸い野球ボール状の実を付けるこの木の名前を「はちようじ」と教わっていました。
私の勝手な推測ですが「八王子」が訛って伝えられたのではないかと思います。
八王子の近くに柿生と称す地があります。ここは禅寺丸柿の原産地といわれています。
どうもこれに良く似ているのです。
昔から八王子は絹織物で有名でしたから、業者も適当に教えたのではないかと思う次第です。

 今時分だと、伊勢原市の大山神社の参道で近隣の農家の方がこの柿を売っているころでしょう。ここは湧き水が豊富なため豆腐が美味い。名物です。落語の「大山詣で」でも知られた所です。

5d8901df.jpg
<画像は秋海棠>
kahohigasi at 20:02|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2005年09月28日

初体験

<先日のこと>
台風一過。
青々とした秋晴の下でとはいえないのが残念でしたが、どんよりとした日差しの下、津久井方面の山奥へバイクで向かいました。
(最近は250ccのバイクを多用しています。
利点はガソリン1L=136円のこの頃ゆえ燃費が良い。しかも小回りがきくので知らない所へ出かける場合には大助かりです。狭い道やUターンも駐車も楽だしネ。)

山間の丘陵地に求めるそれはありました。
それは「彼岸花」です。
higanbana

そこは観光地ではないため私以外は誰もいません。人影は皆無。
藪みたいな所や雑草の生い茂った中を歩き回りつつ、田畑にも迷惑を与えないように留意して小一時間ほど過ごしました。
帰路、寄り道もせず事務所へ戻ってきました。

すかさず着ていた衣服を全て脱ぎ捨てて洗濯機へ放り込みました。
着替えてひと息ついた後、洗濯機の前へ立ち寄ると・・・???
おや???です。
足元で何かがうごめいています。
尺取虫のような動きをする黒っぽい虫がネ。
一瞬、なにか理解できませんでした。
なんでこんな虫がこんなところに?
衣服に付いていたのかな?

ここまで考えて、ふと閃きました。
昨年夏に、津久井方面の山には「山ヒル」がいるから気をつけたほうが良いと聞いていたことをネ。思い出しました。
そこで、もしかしたらと思い慌てて身体中を調べました。

ありましたよ。
左足の甲の部分から血が出ているのを見つけました。
痛くも痒くもないので全く気づきませんでした。
一瞬、ゾッとしました。
急いで傷口を洗い、消毒をしました。
その後で、靴と靴下を確認したら・・・見事にその部分が血まみれでした。
靴下の上から、多分、靴下の網の目を押し広げて食らい付いていたのでしょう。
それが勢いよく靴下を脱いだことで上手い具合に剥がれ落ちたのだと思われます。
(インターネットで調べたら、出血が止まるのにはかなりな時間がかかると書いてありました。これは本当でした。)

敵は然るものです。見事なテクニックに感心しました。
しかし山ヒルに襲われるとは予想だにしていませんでした。
その昔、田植えの最中にヒルに吸われている身内は目撃していましたがネ。
田舎には山ヒルはいなかったので全くの無警戒でした。
一箇所だけ、一匹だけで良かったなあとしみじみ思っています。

これからは迂闊に津久井方面の山には入れないと身を持って知らされました。
貴重な初体験でした。

kizu被害状況
yamahiru山ヒル
kahohigasi at 15:57|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)