February 2006

February 12, 2006

オーストラリアは、欧米、に入ってないし。

更新せよ、との命を受け、更新に邁進いたします。

昔の記事ではないのですが、ごく最近でもない、雑誌に載っていた記事によると、
4,5年オーストラリアで過ごした日本永住者は、最終的に永住権を捨てて
日本へ帰国する傾向が顕著らしく、それがほかの国からの永住者と違う点だという
ことで、わざわざ記事になっていた模様です。
オージーは「なんでなんだろう??」というけど、日本人だったら
答えられるよね。でも日本語ででしか、いえない。
日本人はその含みのある表現でわかってくれる。
たとえば「桜が見たいんだよね」とか。
英語で「だってwe have better quality of life だもん。」とか
いったって到底、心底、わかるはずもない。
だってオーストラリアってすごくいい国だ自由の国だ、楽しい国だって
みんな信じてるもん。
わかってくれるのはアジアンだけかな。

それともうひとつ深刻な問題に最近気づきました。
毎年、永住権を新しくゲットする新永住者と、
永住権を放棄する旧永住者の数がほぼ同じなのです、日本人の場合。
なので永住者自体の数は増えているけれど、日本人の永住者の数はほぼ横ばい。
なんで??と私は疑問でした。

永住者のほとんどはオージーと結婚した日本女性ですが、
この人たちがいくら帰りたいっていっても、子供もだんなもいるのに
帰れないでしょ?ってことは別れて帰ってるってことだと思うんですな。
オーストラリアでの離婚率は驚きの50%、もしかして世界のどの国より
高いんじゃないか?
結婚して永住権をとる流れとしては、婚約者ビザまたは結婚ビザ→
二年後永住権、のはずですが、この間に子供ができなかった人たちが
「やっぱもう愛してない」→晴れて離婚(でもペーパーですぐ離婚はできないのだ。日本と違って。)→「もうこんな国いやだ、永住権あったって意味なーし!!
日本へ一刻も早く帰りたい!!人生やり直したい!!」→帰国、数年後永住権失効、
ってことになっているのではないかと。

これがもし子供がいる場合は別らしいのです。
それもケースバイケースだけど、離婚しても親は子供に会う権利が
あるので最悪の場合ずっと日本に帰れなくなる時もあるのだとか。

私は最近、オージーってすごくラフだなあと感じる。
しかも遅れているし。文化ないし。不潔だし。
昔の日本人が欧米人のことを嫌って毛唐とか呼んでいたでしょ、
ああいう気分に時々陥ります。
いろんな無礼な振舞いを見ていると、前はカジュアルさが好きだったけど、
日本でカジュアルな振る舞いってありえない、だって
階級社会を経て今の自由な資本主義社会が実現したわけだから。
そもそも建国の際、階級社会がなかった国の人たちは、そこを「乗り越えて」
きたわけではなくて、はじめから「なかった」わけだから、
そりゃあ自由にカジュアルにラフに自分勝手にふるまえて
あたりまえなわけじゃないでしょうか。

というか、昔アボリジニの皆さんの土地を奪い、
イギリスの流刑地として出発したこういう国に、果たして輝かしい未来とか
あんのか?と思う。
そして、こういう紫外線日本の5倍の国に30台も大詰めの自分が
ずっといていいのか??とか思うし。

でも日本人の人で、オージーと結婚しようという人たちって、
本当に白人マニアなんだよね。
本人たちは幸せだから、それでいいのか。

問題は私の幸せだ。


kaholinbloom at 16:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)