前回の概論では、若手女優の定義を中心に、ざっと書いてきました。

今回から、3回に渡って、特集です(ぇ
今の若手女優界の現状を踏まえて、詳細な分析に移りたいと思います。

それぞれ、

2.「3つのタイプ」
3.「3つの世代」
4.「世代交代」

となります。

では、まずは、「3つのタイプ」です。

(注)
@グラフというのは、採点表をグラフにした場合の事です。
左から、

ルックス・スタイル・演技力・精神力・格

の並びとします。

1.「ヒロイン系(ピュア)」タイプ (´v`人)
ヒロインという役柄は、いつの時代でも全ての女優にとって、
一度は演じてみたい憧れの対象でしょう(´▽`人*)

代表的な役柄でいえば、

「風と共に去りぬ」(ヴィヴィアン・リー)

のように、主人公の女性としてのヒロインもありますが、

主役でなくても

「カサブランカ」(イングリッド・バーグマン)
「ローマの休日」「麗しのサブリナ」(オードリー・ヘップバーン)

でのように、主人公が恋愛の対象とする女性という意味でのヒロインもあります。この場合は、準主役です。

どちらの場合のヒロインにせよ、主役・準主役を務める花形のポジションであります。
ですが、最近は、若手女優が主役を務める作品が多いので、ここでは若干意味合いを変えます。
他の2つのタイプとの違いを出す意味で、大人しくてシリアスなイメージが強い若手女優とします。どこか古風でピュアなイメージもあります。

代表的なのは、宮崎あおいです。
物思いにふけるシーン・悲しむシーン・独りでいるシーンなど、モノローグで魅せる演技が凄まじいです。同世代はおろか、全ての世代を探しても、ここまでモノローグが上手い若手女優は、そうはいません。

このタイプを象徴する若手女優なだけあって、代表作には恵まれています。どこか影のある孤独な少女、という役柄が多いです。

「ユリイカ」「害虫」「ギミー・ヘブン」「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」「初恋」「ただ、君を愛してる」「初雪の恋 ヴァージンスノー」

上記の作品の内、どれか一本でも観れば、ヒロインタイプの若手女優の特徴について、垣間見る事ができます。

(採点表の傾向)
存在感で魅せるタイプな為、最低限「ルックス」だけでも、他の若手女優に秀でていないと務まらないでしょう。同様の理由で、「スタイル」も高い方が望ましいですが、「ルックス」ほどには求められません。主役の俳優がリードする場合もあるので、「演技力」「精神力」は、低くても構いません。主役・準主役を務める事が多いので、「格」は高いです。

全体的に、左右の「ルックス」「スタイル」「格」が高くて、真ん中の「演技力」「精神力」が低い、
凹形のグラフとなります。
デビューしたてで「格」が低い内は、右肩下がりのグラフとなります。

(その他の代表的な若手女優)
@( )内は、誕生年です。

綾瀬はるか・松下奈緒(1985)
沢尻エリカ(1986)
長澤まさみ(1987)
堀北真希・戸田恵梨香・藤井美菜・黒木メイサ・佐津川愛美(1988)
平田薫(1989)
岩田さゆり(1990)
成海璃子・石橋杏奈(1992)


2.「天然系(不思議ちゃん)」タイプ (゜∀゜*)
このタイプでは、捉えどころのない女の子、どこか不思議な女の子、何だかブッ飛んでいる女の子、様々な役柄が考えられます。どこのクラスにも一人か二人はいるような一風変わった女の子ですね。

不思議ちゃんと言えば、

「アメリ」(オドレイ・トトゥ)

が代表的です。

但し、根っから天然系の女の子である場合と、役柄に合わせて不思議ちゃんを演じる場合とがあります。
前者の場合は、もう言わずもがな。
しかし、後者の場合では、与えられた役柄の演技をする為には、理論的に突き詰めていかないと務まりません。したがって、見た目とは裏腹に頭が相当に切れていると言えましょう。誰でも出来る芸当ではありません。

ここでは、大人しいけど活発、シリアスだけどコミカル、ピュアでもイマドキでもある、という具合に、あらゆる点でアンビバレントなイメージが強い若手女優とします。

代表的なのは、蒼井優です。

「花とアリス」「ハチミツとクローバー」といった出演作では、頭のネジが飛んでいるとしか思えない独特のキャラクターを演じてました。
その一方で、「リリィ・シュシュのすべて」では、援助交際させられる悲しい境遇のヒロイン役を演じてました。また、「亀は意外と速く泳ぐ」では、メガホン持って叫ぶ猪突猛進なキャラを演じてました。
このように、演じる役柄が幅広くて、どれもハマッているのが、一番の特徴なのかもしれません。

(採点表の傾向)
「ルックス」「スタイル」は特に秀でている必要はありませんが、「演技力」「精神力」の高さが求められます。誰でも務まるタイプではないので、「格」も高目です。
全体的に、左の「ルックス」「スタイル」が低くて、真ん中および右の「演技力」「精神力」「格」が高くなってます。
右が高い斜面形のグラフとなります。
右肩上がり、とも言いますが(^^;

デビューしたてで「格」が低い内は、凸形のグラフとなっています。その為、「バイタリティー系(イマドキ)」タイプとの区別が難しいです。

(その他の代表的な若手女優) 
@( )内は、誕生年です。

加藤ローサ(1985)
本仮屋ユイカ(1987)
榮倉奈々(1988)
多部未華子(1989)
南沢奈央(1990)
夏帆(1991)



3.「バイタリティ系(イマドキ)」タイプ (゜皿゜*)
イマドキの女の子らしく、何に対しても物怖じせず、欲しい物や目標に対して貪欲に追い求めるタイプです。恋敵に対しては、武力行使も辞さない激しさもあります。待ちに徹するヒロインタイプとは違い、どんどん積極的に出て行くタイプと言えましょう。
または、単に、体力に物を言わせた役柄を演じる事もあります。肉体派ですね。
ある意味、女の子を捨てているとも言えますが(笑)

ヒロインタイプと対極に置く意味で、活発でコミカルなイメージが強い若手女優とします。当然、イマドキのイメージです。

代表的なのは、上野樹里です。

「スウィングガールズ」で演じた「ダサくて挙動不審な田舎の女子高生」を筆頭に、コミカルな役柄がハマリます。「笑う大天使」では、コミカルタッチな演技に加えて、激しいアクションシーンもありました。また、「チルソクの夏」も含め、実際に走るシーンもありました。

「ジョゼと虎と魚たち」「虹の女神 Rainbow song」では、一見しっとりした役柄ながら、気に食わない相手を殴ったり蹴ったりする事も辞さない活発な一面を披露してました。

(採点表の傾向)
男子並みの活発さが求められる反動なのか、「ルックス」はノーコメントという場合が多い(笑)
新垣結衣・香椎由宇のように、例外もありますが。

体力に物を言わせる事が多いタイプなので、「スタイル」は、高い方が望ましい。「演技力」は普通でも可。のし上がっていく根性が求められる為、「精神力」の高さが求められます。「格」は低目でも構いません。
全体的に、左右の「ルックス」「スタイル」「格」が低くて、真ん中の「演技力」「精神力」が高い、
凸形のグラフとなります。

デビューしたてで「格」が低い内は・・・、やはり凸形のグラフでしょう(笑)

(その他の代表的な若手女優) 
@( )内は、誕生年です。

相武紗季・上戸彩(1985)
石原さとみ・上野樹里・北川景子(1986)
井上真央・香椎由宇(1987)
佐藤千亜紀・新垣結衣(1988)
谷村美月(1990)
北乃きい(1991)
志田未来(1992)