2009年09月
2009年09月28日
いただきました十勝
登山から帰って翌日、さっそく筋肉痛になった。階段を下りるとき「イテテテ」。歳をとると疲れがあとで出るというが、「翌日出たのだから俺は若いか?」なんて無理に安心しているところが見栄っ張りなんだよ。
さっそく走るのを止めて、ウォーキングとストレッチとジャグジーだけにしたら三日半で筋肉痛は消えた。何故、半かというと午前中痛かったのが午後にウソのように痛みが消えたのだ。
見栄をはっても疲れは残るもので、先日の山行に脚にきたのも前々日に「しばらく走れないから」といつもより多く走ったからかな?とも思うんだ。プロのピッッチャーでもよく言うでしょ「登板はなか○日は必要」って。(まだ意地はってる、トシなんだよトシ!)
疲れたときは菜っ葉ばっかり食べてないで「スタミナつける肉だな」と思ってたところに肉のイタダキ物「花畑牧場のホエー豚亭」。新顔?変わったネーミングだね、と思ったらチーズを絞るときに出るのが「ホエー」。
このホエーを飲んで育った豚が、これ。十勝といえば豚肉の本場。
さっそく頂きました「豚丼」付属のタレで炒めたアツアツの肉をドンブリにのせて一気に。少し甘めのタレに肉がよくあって・・「美味いなコレ」
送ってくれたのは甥のK君。K君のところも幸せそうで・・・良かったね!
そういえばK君、この前フルマラソン完走したんだっけ?サブフォー?初マラソンでスゴイじゃない。
2009年09月23日
100名山・常念岳 その2
午前4時になると、静かだが人の動く気配するなか、まだ30分は寝ていても良いのだが、ソッと起床。早立ちを希望して込み合う食堂をさけて、戸外の山小屋の前に備え付けの木製テーブルでヘッドランプをつけての朝食。ポカリスエット、パン、ジャムと蜂蜜ほか、量は十分だが口のなかがぱさつく。
東の空が少し明かるくなってくるなか午前5時、登山開始「ご来光に間に合うよう急ぎましょう」
「頂上まで60分くらいです」小屋から望む頂上はゆるやかで近く見えたが、登り始めると「いや〜、ゆるくないlっしょ(楽じゃない)」振り返ると紅葉が始まった常念乗越が小さくみえた。
とにかく到着。月並みだが「来なきゃ分からないすごい景色だ」
常念岳の頂上では、まだ少し余裕があって、槍ヶ岳から左に目を移すと穂高が、きれいに見ることできます。「何度か来ても、こんなに良く見えるのは今回が初めてです。いつもこんなにきれいには見えません」
さらに左を見ると正面遠くに御嶽が富士山のように見えます。その右が乗鞍です。
「ここからしばらくは尾根沿いに二つ三つ、下ったり上ったりします」「降りはじめに注意してください。浮石に注意して!」なだらかに見える尾根歩き。遠くで見るのとは大違い。下った分あたりまえだが登らなければ頂上にたてないのだ。
「どこまで歩くの?」「2つほどピークを超えると蝶槍があり、その先に白く見えるのが蝶ケ岳ヒュッテです。そこからは下りです」「・・・・」
余裕があったのはここまでで、5時の出発開始から12時間(食事、休憩含む)歩き続けることになるとは・・(覚悟はしてたけど)。このあとカメラ容量が無くなったせいもあるがカメラをとりだす機会が少なくなり・・・最後の蝶ケ岳から三俣の長い下りではブレーキかかったマラソンランナーみたいにノロノロ「3000mに近い山の下りは、それなりのものです」に納得。本日の地図上の歩行距離はおよそ11km。このあたりがいまの限界かな?
北アルプスの大きさと素晴らしさを体験できたのは幸運。
100名山・常念岳 その1
ちょうど去年の同じ頃、台風接近のために中止になった山行をシルバーウイークを利用して20日(日)一泊二日に実施した。(シルバーウイークという呼び名が「年寄り週間」に聞こえるのはヒガミか)
実施といっても山好きのYさんの企画にのったもので、ちらっと聞いた話では、「初日は6時間程度で、二日目は7から8時間程度の歩きですので、大丈夫ですよ!」どの程度の体力が必要なのか不安を持ちながらのったもので、今回の挑戦は北アルプス・常念岳から蝶ケ岳の縦走コース。
小屋泊まりということだが「水は2リットル持参ください」第一日目は一の沢〜常念岳(2857m)を目指す。
登山届を提出してYさん始め8名のパーティ。歩き始めて沢添いに王滝ベンチ〜烏帽子沢〜笠原を経て胸突き八丁へと登る。登山コースは整備され、一部滑落注意の箇所あるが順調に高度をあげる。
出発する前に穂高の滑落遭難、救難ヘリの墜落、クレヨンしんちゃんの作者の不明などのニュースで家人は「気をつけてね」
登り始めて6時間、常念小屋のある常念乗越に到着。正面に槍ヶ岳を望むロケーション。当日の小屋泊まりは300人くらいとか。夕食事の時間は5回に分けられ愚生たちは8時30分から。部屋は何故か合板が1.5メートルほど積んであるが幸運にも6人(Sさん夫婦はテント)専用。
部屋に荷物を置いて外に出て常念だけの頂上を望む場所で全員ビールで乾杯をしたあとは、素晴らしい景色のなか槍が岳に日が沈むまで外にいた。気温がどんどん下がりフリースを着た上に薄手のダウンを着てなんとかという寒さ。
明朝は午前5時出発予定。ストレッチしようとしたらふくらはぎが攣りそうになったので、あわててマッサージだけにした。起床予定は4時半(明日に続く)
2009年09月14日
再びZippo
家人に「要らないものは、少しずつ整理しましょう。後に残されたものが困らないように」なんて言われると「そんなに早く?」急にシリアスになって能天気もいかんなぁ。ということで整理にとりかかりました。ほとんどがアウトドア用品と本です。
以前、部屋に置きはじめたところザック、シュラフ(寝袋)、テント、雨具、ランプ、食器、・・・季節と目的別に何種類もあるもので、押し入れが埋まり、棚が埋まり、机の上もいっぱいになり、もうダメだと何年かまえに裏にミニログの物置を自分でつくり移動しました(キットを購入して組み立てただけ)。このためカケヤ水準器、電動かんな、下げふり、墨つぼ、また道具がふえました。なんやかやでここも、いっぱいになりかけました。
心を鬼にして、北側の棚に取り掛かりました。よく言うでしょ「印をつけて3年間一度も使わなければ、それは不要なので、捨てましょう!」取り合えず棚を3段にわけて、「必要」「迷うけど必要」「多分不要」に分けて整理してみました。
これで棚一段分の廃棄書類がでました。まだ、道具類には手がついていませんが、小物入れを覗いたらライターがいくつか出てきました。ずいぶん前にタバコを止めてからほとんど使うことのなくなったジッポです。アウトドアで、ライターを使うことはナイフと同じようにあるのですが、意外と重いのでポケットが破れたりして必要なときは喫煙者から借りることで済ませてきたのです。
先日、ひとりでガンビに火をつけていたとき思いました。「ちょっと軟弱になっているな」さっそくオイルを買ってきました。難破船や廃墟から掘り出されたジッポがオイルを補充すると、再び使えるようになる「伝説のZippo]です。シャキン!(蓋を開ける音)シュポッ!と、よみがえりました。今では蚊取り線香もこれで火をつけます。これからは残りのジッポもせいぜい使ってやろう!
家人から声がかかりました「どう、だいぶ片ついた?」ウ・・まあね。
2009年09月06日
北海道ガンビ1
名古屋のYさんから先日のブログについて「名古屋西部でもキャベツのことを甘藍(かんらん)といいますよ。カンランはキャベツの和名なんですね。
ちなみにトウキビ(とうもろこし)はコウライというとか。いまどきの人はトウモロコシと呼ぶようです。
白樺の樹皮は今でもガンビと呼んでいます。北海道のS通信員から届いたガンビの話で少し前、Sさんにお願いしてあったものです。ダケカンバの冬の皮のベラペラッとしたものと違いよりずっと厚くしっかりしています。いかにも厳冬の北海道で育った白樺を感じます。愚生も少年時代、このガンビで石炭に火をつけたものです。
ストーブの焚き付け用にどうしても欲しくなって、無理に頼んであったものです。さっそくテストしてみました。戸外で3センチ巾に裂いて火をつけてから燃え尽きるまで時間を測りました。2分30秒、思ったより長時間でした。これを使えば、少々火起こしが苦手な人でも慌てることなく作業ができ、柴が少なくて済みます。(秘密だけど、家人は柴をたくさん使います。)
もちろん焚き付けに新聞紙など要りません。そういえば、ここ何年も新聞紙は使っていません。優れものの「ガンビ」です。