2016年08月29日

神仏に拒否られる男!

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。今宵は第29夜となりました。
ゲストは、事故物件住みます芸人の松原タニシさん。

Cq8ti5zVUAATmAt





















この夜のお客さんは、第一部11人、第二部10人。


北野誠さんの番組「お前ら行くな」で、事故物件に住み、幽霊が撮れたらギャラがもらえる、という命がけの仕事をしているタニシくん。
また、同番組でキッツイ霊スポットを巡り、いろんなものが彼に憑いたらしく、神社もお寺も彼を拒否するというトンデモない段階に来ているようです。また、あちこちで「えらいもん憑いてる」「あの芸人は入れるな」などと、拒否られ、恐れられ、締め出され、といったことが今も続いているようです。
タニシ君がこの日語った、それらの悲惨な恐怖エピソードの数々は、私が文字起こしすれば、きっと恐ろしくまがまがしい怪談になると思います。それほど、ありえない、ヘタすれば死ぬかもしれないようなエピソードがバンバン出ます。

が、彼がそれを語ると、なぜか客席から爆笑が起こります。
ギャグもボケもなく、怖い話で、爆笑をとる。これ、新しい芸?

お化け屋敷の前では、ZAZAという劇場でお笑いライブをやっていて、開演前のロビーにずらりと並んでいます。その人たちに言いたい。
「こっちのお化け屋敷の怪談の方が笑えますよ!」
いや、ほんま。

そうか、これ、怪談というより、これは不幸話の類に入るのかも。
不幸話って、ある意味おもしろいですからな。でも、この事実をタニシくんは、ポジティブに捉えているわけです。要は人間、気の問題。そのことを彼は教えてくれます。

そして、タニシくんの名言。
「ヤンキーは怪談が好き」。


一方私は、きっちりと神仏に守られた人たちのの怪談や、六甲山の怪談などを披露。
怖楽しいのが、本来の怪談会の魅力。
またまた、あっという間の2時間でした。

さてさて、彼は、カメラを向けても顔認識されない。その認識はひざあたりにされる。
その原因は、ある宮司さんによると、ケモノが憑いているから。つまり四足。
そういうエピソードも語られたのですが、イベント後、ビデオ・インタビューしようとしたら、ほんまに顔認識がされませんでした。

Cq8ti5xUEAAJT4D










ほら、私は認識されるんですが、ずっとタニシくんは認識されず、たまに肱あたりに認識がされたりしていました。
もしや、と席を変わったら、やっとタニシくんに顔認識が、と思ったら、ポッと消えました。
タニシくん。
ヤバいよ、ヤバいよ。

ということで、今宵が第30夜。ゲストは再度登場、怪談作家の宇津呂鹿太郎さん。
明晩の31夜は、作家の竹内義和さんが登場いたします。
サイキック!

あと、7日。



kaidanyawa at 03:37|PermalinkComments(0)

2016年08月28日

怪談、怪奇、てんこ盛り!

中山市朗です。

ただいま、生き返りました。
昨夜は濃い夜でした。

まずは、36夜連続怪談会「怪談の魔」。
第28夜となりますこの夜のゲストは、ホラー作家の田辺青蛙さんでした。

IMG_6912






















この日のお客さん、第一部12人、第二部17人。

田辺青蛙と私、といえば、そう「Dark Night 1」に登場し、奇声をあげたあの伝説の市松人形。
実はあることがありまして。

私が監督するお化け屋敷「人形塚の家」のイメージは、実はこの市松人形から来ていまして、会場に飾るつもりだったんです。決まってすぐ、田辺さんにメールをしたのですが、人形は持ち主のもとに戻っているからNGとの答えでした。

田辺さんによれば、この人形を巡っては、地上波からケーブル局まで、テレビ番組から十は超えるオファーがあり、それらがことごとく流れたといいます。北野誠さんも「お前ら行くな」でオファーをかけていたはずです。その他の取材も全部お流れ。
でも、私がオファーをかけると、そのときだけ、人形は出てくれる……。
で、ちょっといろいろありまして。

あのね、この人形、怪談が好きなんだと思います。
例えば、テレビ番組のオファーを受けると、ただ見世物的な扱いにしかおそらくならない。でも、私と出ると、私はこの人形の顛末を怪談として語る。それはこの人形のことを語ることになる。このことを「彼女」は欲しているのではないかと思うのです。それをできるのは、私しかいない。

で、この夜、会場にいた17人のお客さん。どよめきました。
なぜなら。


この日、来場したお客さんとだけの秘密。


もう、まがまがしいものはない。でも、いまもなお、何かを「彼女」は主張しています。
それが証拠に、「彼女」は今……。

あと、8日。

その後、ZAZAに移動。この日、ありがとぅあみ君が「生怪談24時間TV」を21:00より開始。私は楽屋で23;00頃よりその番組にスカイプで出演。その間に、北野誠さんが楽屋入り。

Cq38STYUIAAP1-X











24:00、ちょっと押して「Dark Night 19」が始まりました。
司会は真名子。
満員御礼!

なんだかこの日は、ザワザワしていました。
ステージの上手。じょうず、ではない、かみて、と読む。客席向かって右側。誠さんは上手に座っていたのですが、彼によれば、その上手の黒幕の向こうを、人が何度も通ったというのです。私も一度、どん、とすごい音がしたのを聞きました。
「だれか、あそこおる?」
ビビッて立ち上がり、下手のスタッフに確認をとる出演者たち。



Cq4scMEUAAEObmk










おるわけない。


また、誠さんが「地震か?」とフリーズして。
確かに、ステージが、ゆうらゆうらと揺れていました。それも長かったですよ。
下手に5人ほどのスタッフがいたのですが、彼らによれば「揺れ」はまったく感じなかったとのこと。   
    
で、揺れるわけないやん!

もちろんその時間帯に、地震速報があったという事実もなし。
いやいや、あれは地震の揺れやない。ゆうらゆうらと、回っている感じ。やわらかい床?
で、不穏な空気はずっとある、と。

そらそうですわ。

ここは道頓堀中座跡。芸能関係者の怨念が集まっている。すぐ近くが千日前。
ZAZAのお向かいはお化け屋敷。しかもまがまがしい人形やその他が中に展示してある。その前で連夜の怪談。我々からは狗神だのなまなりだのコトリバコだのの禁句が出る。心霊写真のコーナーも今回あって。客席がざわめいたのは、黒紫に変色した松原タニシくんの写真。あれはあかん。おまけに、誠さん、そのことを知らずになぜかあの、市松人形の話になって。
「今、楽屋にあるよ」
「ええっ」

怪異をなんだか引き寄せてますな。

もちろん、勝手に公開はできませんので、ステージにはあげませんでした。でも……。


それと、この日は、六甲山の怪談、奇妙な歩道橋、雨の降る日、飛び降りる人の影、といった原因がスッキリ解明されるという、逸話が誠さんにより語られました。
六甲山に住む猟師が、その謎を知っていて、誠さんに「そんなん知らんのかいな」と教えてくれたらしい。
なーるほど。

というわけで、今回もまがまがしい話をして、終幕。

すっごい、お塩が売れました。
この塩の売れ行きが、お客さんがまがまがしさを感じたバロメーターです。

さて、今宵28日は「怪談の魔」の第30夜。
事故物件住みます芸人の松原タニシさん。
彼、いまヤバい。とは、北野誠さんの見立て。
「もう手におえん」
明日の第31夜は、再び登場、怪談作家の宇津呂鹿太郎さん。
まだ続いています。何が起こるかわかりません。


で、今、私の隣に……。

IMG_6917



kaidanyawa at 14:28|PermalinkComments(8)

生き人形と一緒。

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。今宵が第29夜。
いやー、この会がはじまってずっと早朝にブログを上げていましたが、本日はお昼過ぎになります。

19:30より、怪談の魔のホストとして田辺青蛙さんをゲストに、21:45まで。
その後、後片付け、インタビュー。
ありがとうぁみくんが生怪談24時間を語るというので、私もスカイプ出演。
で、24:00から5:00までのオールナイト怪談。
5:00よりは物販でお客さんにサインしたり、質問を受けたり。
そして打ち上げ
8:30、帰宅。

昼まで死にます。

生き人形と一緒ってて?

なんの因果か、あの声を上げた人形が、私のもとにあるんです。
そのいきさつは、「怪談の魔」にあるらしい。

とまぁねそんなわけで、最深ブログは今日の午後いちくらいに。
よろしくお願いいたします。

kaidanyawa at 08:41|PermalinkComments(5)

2016年08月27日

「茶屋町怪談ラジオ」、ヤフーニュースに!

中山市朗です。

本日2本目の投稿です。

ヤフーニュース見てたら、「北野誠のラジオ怪談番組が、ユーチューブで大人気」と、ニュースになってました。
もちろん、「北野誠の茶屋町怪談の配信サイトのことです。
「26日の時点で再生回数が12日間で3万8000回超え、は、MBSラジオの代表番組「ありがとう浜村淳です」が数千回。MBSラジオとしては異例のヒット。番組関係者は『本気の怪談がもたらす迫力が支持を集めている。現在も再生回数は変わらず伸びていて、どこまで伸びるかわからない」と期待を寄せている」

やっぱりラジオという媒体は、想像力を生むんでしょうね。
私のファンだという方には、やはり同じ北野誠さんのラジオ番組「サイキック青年団」の怪談特集に私が登場して以来、という人が今もって多いのも、ラジオと怪談は、相性がいいのだと思います。
テレビ番組も、かつてのKTV「恐怖の百物語」も、当時の裏番組「上岡龍太郎・島田紳助のXTV」をちょいちょぃと抜く高視聴率でしたが、あれもがっつりと怪談を純粋に語り、聞かすというコンセプトが成功してのことでした。私はあの番組で構成作家をやっていました。

「茶屋町怪談ラジオ」のヒットの功績は、北野誠という、怪談を理解し、話芸を披露する人をううまく立てる、という腕ももちろん支持を集める大きな要因であることも間違いないところです。


でも、昨今は怪談を話芸としてとらえず、扱いがぞんざいです。番組で呼ばれても5分くらいに縮められて。怪談ではなく、怪異レポート。
今年のKTV「怪談グランプリ2016」がそうでした。番組担当者が、怪談を理解していない。

しかし「茶屋町怪談」は、タニシくん、田中敏行さん、私と15分の枠をいただき、残りの15分は自由に語る、という方式でしたので、純粋に怪談を楽しむ形となりました、そうなると怪談は、魅力ある話芸としてリスナーに届くわけです。
私が何度も放送局に営業をかけるときに、力説したことでした。
局の人たちは、怪談を話芸ととらえずに、オカルト番組、超常現象の肯定番組、ととらえて危険視されたりしたこともありました。
「落語にある怪談噺、あれはオカルトか? 米朝師匠はお菊さんはほんまにおると信じて「皿屋敷」を演じたのか?」なんて、局関係者に食いさがったものです。


怪談。
私と木原が1991年に『新・耳・袋」を初出版したころは、怪談は文芸であるとも認識されていず、高度成長、バブル時代を経て、「お化け話はよまいごと」「オカルト信者」なんていわれたものです。
京極夏彦さん、東雅夫さんが、怪談は日本文芸において重要なものである、として、私、木原とともに「怪談の怪」を結成。メディアファクトリーのバックアップがあって、ここ十年くらいで怪談文芸が復興した感はあります。ちょっと粗製乱造のきらいはありますけど。
今度は、話芸としての認知度をあげねばならない。
そんななか、「茶屋町怪談ラジオ」がヤフーニュースで取り上げられたことは、怪談ラジオが市民権を得る、可能性を示唆するのではないかと、ちょっぴり期待するものです。

今夜も私は「怪談の魔」。
そして24時からは、北野誠さんと「ダークナイト」で、オールナイト怪談。

「怪談の魔」もあと10日を切りましたが、今宵の田辺青蛙さん、明日の松原タニシさんをはじめ、宇津呂鹿太郎さん、シンプレの渡辺さん、竹内義和さん、大衆プロレスの松山勘十郎さん、唐沢俊一さんと豪華ゲストが登場します。
そして9月10日、「怪談の魔」の千秋楽として、私の独演怪を開催します。
詳しくは、オフィスイチロウのHPでご確認のほどを。

ぜひ、みなさん、「怪談の魔」に限らず、各地で開かれている怪談イベントやライブに足を運んで、怪談の世界をもりあげてくださいませ。
そうなれば、マスコミも本気になって、怪談を認めると思うんです。

ほな、そろそろ道頓堀へ行って、朝まで怪談語りの準備をしてきます。



kaidanyawa at 17:31|PermalinkComments(2)

怪談の魔、ラノベ作家・真代屋秀晃登場!

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」、第27夜のゲストは、小説家の真代屋秀晃でした。
私の教え子です。
直立不動の二人のカッコは、真代屋が語った怪談の再現であります。

Cqy1vcTUEAAm-OF





















いやー、すんまへんなあ。
「怪談の魔」終えた後、書斎に帰って、「作劇ネトラジ」の収録。その後、作劇塾の授業。
そして飲み会。
真代屋秀晃が、作劇塾の授業に参加してくれて、現在飲み会がまだまだ進行中。
だから、ブログアップが遅れました。
まだ飲んでますねん。

ですから、怪談の魔の内容より、真代屋の宣伝をします。
KADOKAWA電撃文庫より、8月10日発売。


61koJC9KgoL


























そして、真代屋とともに、本を出して本格的にライターデビューした元塾生、石津智章くんが本をもって、あいさつに来てくれました。
宝島社「怪奇生物図鑑」。


61sneCLvkzL






















怪談の魔は、そういう空間でもあります。

真代屋怪談、炸裂。

直立してぴょんぴょんはねる男の話。さっきの写真はその再現であります。
この他、隅田川に飛び込んだ話。オハヨー〇ンホテルの話。
どんな話って?
ここにいた人たちだけのヒ・ミ・ツ。

ちょっと酔っぱらっているので、今日はこのへんで。
えっ?

まあ、そんなときもありますがな。

あ、お客さんは第一部、10人。第二部6人。
常連さんは一人か二人。あとは新しい顔。女性が多く、反応はいい。
前日書きましたように、だんだんと「怪談の魔」も認知されている感じはあります。

あー、さすがに飲みすぎた。

ということで、今宵のゲストは、ホラー作家の田辺青蛙さん。
21:45に終わると、24:00より、ゲストに北野誠さんをお迎えした「Dark Night19」。

明日の「怪談の魔」は、事故物件住みます芸人の松原タニシさん。

さすがにしんどいんで、本日はこれで終わり。


はぁ、あと9日。



kaidanyawa at 06:09|PermalinkComments(2)

2016年08月26日

怪談の魔、打ち上げ参加希望者募集!

中山市朗です。

本日二本目の投稿です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」が続いております。
今夜の第27夜は、小説家の真代屋秀晃さんをゲストに迎えて、怪談をがっつりお聞かせいたします。

さて、私が監督しておりますお化け屋敷「人形塚の家」。
9月4日(日)まで営業。5日から9日まで休業。10日(土)、11日(日)に後夜祭として営業という予定でしたが、好評いただいているため、5日から9日の間も、営業いたします。
引き続いて、怖がってくださいませ。

で、怪談の魔、ですが、今からゲスト探しというわけにもいかず、予定通り4日、田辺青蛙さんをゲストに迎えて開催いたしまして、連続公演は終止符、といたします。

もっともっと続けたいのはやまやまなのですが。

そこで、10日(土)の夜19:30より、「怪談の魔」の最終公演を行います。
形式はいつもの通り。

第一部 19:30〜20:30
第二部 20:45〜21:45

入れ替え制、各1000円。

真名子をMcとした、私の独演怪とします。
ちょっとこの日はテーマを持とうと思います。

心霊とはなんぞや?

怪談を通して、みなさんとそんなことを考えてみたいと思います。

そして、終わりあれば、打ち上げですよ。
36夜連続公演プラスαですから、私としては、ばーんとビールと旨い肴。きっと私のテンション、上がってますわ。

でもね、旨い酒と肴は、誰と飲むか、ですよ。

「怪談の魔」は、なんのかんのと言って、お客様として来てくださった皆様がいてこそ続けられたわけです。
そこで、感謝の念を込めながら、みなさんと、わあわあと楽しい反省会や、来年、再来年に向けた夢などを語り合う飲み会をいたしたいと思います。まあ、「怪談の魔」のオフ会ですな。
ぜひ、私としては、これをやりたい。

そこで、コラボ企画。

Cainさんが店主のインターネットラジオ「気まま酒家」。
8月は連夜の「怪談の魔」のため、オンエアできませんでしたが、9月10日(土)、「怪談の魔」が終わった23:00より、一か月ぶりに生放送いたします。
つまり、怪談好きの皆さんが、私の書斎に集まって、わいわいと、お酒を飲みながらの怪談の魔の打ち上げの様子をそのままオン・エアしようと、ま、こういうわけです。


ということで、9月10日、22:00、ちょっと過ぎあたりから準備。
みなさんには、22:30頃には、オフィスイチロウの書斎に集まっていただき、いつもより1時間遅れの23:00より生放送開始ということになります。
もう一本、録音録りもいたしますので、オールナイト体制となります。

参加者、募集いたします。

オフィスイチロウのメール宛てでも受け付けます。
できれば、同日の「怪談の魔」、鑑賞後、そのままハシゴ、というのがよろしいのですが……。
ぜひみなさん、怪談について語り、憂い、啓蒙しようではありませんか。


参加希望者は、
info@officeichirou.comまで。

【放送URL】http://std1.ladio.net:8030/aberu.m3u

kaidanyawa at 12:42|PermalinkComments(9)

中山市朗の「お前ら、行けよ」

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。
第26夜は、私の怪談独演怪でした。MCはわがオフィス秘書の真名子。

どこでやってるって?
オフィスイチロウ、HPをご覧くださいまし。
中山市朗監督お化け屋敷・人形塚の家&怪談の魔、開催!

「おぅ、怪談の魔、けえへんやつは、どないなことになるかわかっとるやろな。あぁん?」
(BGM『仁義なき戦い』サントラ)

メンチ切る





















「ほお、どうなんねん。聞かせてもらおか」
「どないもならんわ。ということで、待ってまーす」
ちゃんちゃん♫

image (5)













この日のお客さん、第一部8人、第二部5人。
ちょっとね、この日はゲストが決まらず、香盤表が空欄になっていたので、心配していたのですが。
けっきょく、私の怪談独演会、ということに急きょなりました。

ここんとこ、「怪談やってるの、ここですか?」と入ってきたり、「表の看板で、怪談やってるって知ってきました」というお客さんが出てきました。
私の理想は、寄席小屋です。
「おっ、落語やってんな。ちょっと入ってみようか」「へえーっ、馬生出てるのか、ちょぃと覗いて行こう」みたいなノリで、入ってほしい。客数がそんなに伸びたわけではないのですが、客層が変わってきて、けっこう若い女性だとか、カップルが入ってくるようになったんです。
私のことをまったく知らない人とか。
怪談を生で聞くの初めて、という人たちも。
この日のほとんどのお客さんは、そんな人たち。
こういう人たちに、怪談を聞いてもらって、その魅力を知ってほしい。そのために続けています。
常連さんは、27日、28日あたりに集中してお越しになるのでは?

この日の私。
まあ、語った語った。真ん前に若い女の子座っていましたしね。
いかにこの子たちを怖がらせて、リピーターになってもらうか。狭い空間ですから、表情もわかるし、空気の流れも読めます。気持ちがはやります。
なに、話したっけ?

「人形塚の家」ですからな。人形怪談からはじまって、ヤバいといえば、大阪ではここ、千日前。でも千日前怪談は、いろいろ出た感があるので、生駒トンネル。いっぱい出ましたよ、生駒トンネルの怪。
今、近鉄奈良線が通っているトンネルもそうですが、実は旧トンネルがあって、数年前までは近くに行けたんですが、今はもう入れません。ありましたんやで、ここ。私もテレビ番組のロケで行って奇妙な音聞きましたしね。友人はえらいもんを映画のムービーで撮った。そして、最終電車の恐怖。
今は知りませんが、私の学生の頃はよくあったんです。トンネルの怪奇。

二部も、その続き。生駒山山系にある二上山、どんづるぼう。
ここも『新耳袋』にも書きましたが、まあ、以後もいろいろあったようです。そして、大阪芸大の逸話から、なぜか北海道の心霊スポットの話に。

image (6)












中国人墓地。

ネットで検索すると、最強の心霊スポットとありますが、何が出た、という具体的なエピソードが出てこない。あったとしても、怪談になっていない。
でも、あるんですよ。
ここであった、戦慄のエピソード。

もう、私としては「北野誠のお前ら行くな」ではなく、一緒に行こうよ、状態。行きたいよお。
題して「中山市朗のお前ら、行けよ」。

失礼しました。
こういうところに、午前0時のさわやかウィンドウ、と言われる私が行けばどうなるんだろうと……。


最後はお客さんから「あの話して」とリクエストがあったので、それで〆ました。
こういう風に、お客さんと近いのが、ほんとにいい。


今宵26日のゲストは、小説家の真代屋秀晃くんです。元私の教え子です。
今、彼はライトノベルズを書いていますが、文筆家としてのデビューは怪談。十数年前に私が監修していた携帯電話コンテンツで「怪談365夜」というのがあったのですが、そのシナリオを担当させたのがきっかけ。その後彼は、某ゲーム会社の怪談コンテンツにも怪談の提供、シナリオを担当していたことがあったのです。
ヘッタクソだったんですけど、かなりヒットしたらしい。かなり昔の話ですよ。
今の彼なら、立派な怪談文芸が書けると思うんですけど。マジな話。
また、私が運営する作家養成塾、作劇塾の総務をやっていたころ、かなり霊体験をしていたようです。
まあ一度、彼の語る怪談。聞いていただきたい。

そして、明後日27日は、ホラー小説家、田辺青蛙さん。
あの、伝説の市松人形の真相、そして後日譚が、出るのでしょうか?

当日は、24:00より「Dark Night19」ですので、ハシゴをするお客さんも多いかな、と。
「Dark Night19」のチケットは売り切れ。
キャンセル分のみ、当日券が出ます。
ですので、キャンセルの方はお早めに連絡をいただきたく思います。


あと、10日。

kaidanyawa at 02:09|PermalinkComments(0)

2016年08月25日

古参怪談師、貫禄の怪談語り! 妖怪サッカク誕生!

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。
第25夜のゲストは、京都の怪談作家、怪談師である雲谷斎さんです。
今でこそ、怪談の語り手が増えましたが、語り手がほとんどいない頃から、雲谷斎さんは怪談師として活躍。メルマガで怪談を発信した最初の人。ですから、この人とは、長い戦友のような感覚があります。

関西の怪談界にとっては、実は怖い人なのです。

「ワレ、誰に断って怪談語ってんねや。挨拶せんかい!」
(BGM『仁義なき戦い』サントラ)

CqoRrX7VYAEn2z4




















嘘です。ほんまは、やさしくひょうきんなおじさんです。

CqoRrX6UAAECy5w




















ということで(どういうこと?)で、まあ、二人、あ、うん、の呼吸でやらせてもらいました。

この日のお客さんは、第一部7人。第二部10人。
お客さんを見ていると、なんとはなしに、ですが、約一か月やってきてようやく「怪談の魔」が認知されてきた、という感じです。やっぱりそれくらいの期間はいりますねんな。

まずは私が人形怪談。ここは「人形塚の家」ですからな。そしたら雲谷斎さんは、最近の話として、「廃村キャンプ」という、おもろそうな雲谷斎さん自身の体験談が語られましたので、私も「心霊コテージ」という私の体験談で応酬。そしたら妖怪サッカクの話が語られる、とまあ、出ます出ます。
えっ、妖怪サッカクって?
ある子が夜な夜な恐ろしいめに遭って、両親に訴えると「それは錯覚や」と相手にされない。ところが「錯覚」という言葉を知らないこの子は、その現象をサッカクというものだと思い込み、次の日も両親に訴える。
「サッカクが出た、サッカクが出た!」
奇妙な現象に名前が付いたら、妖怪になる。妖怪サッカクの誕生秘話でした?
また、雲谷斎さんは、元大手広告代理店に勤めていまして、その頃、CM撮りをしたときのエピソードが。
ある有名女優に関わる怪談は、「こういう場所でしか言えない」と披露されました。

第二部は、家の中で起こる怪談。
またまた、雲谷斎さんと私とで、キーワードを拾っての展開。
古い家の勉強部屋、古い旅館に遊女の霊が出た話、三面鏡のある部屋、三面鏡のある旅館、足が怖い、巨大な足、巨大な僧侶と、なんだか、脈絡のあるようなないような怪談が、次々と。
あっという間に、120分。

こういう秘密クラブみたいな場所ですから、もう実名、場所もばんばん出る。そこがまあ、「怪談の魔」ならではの怪談、というところでしょうか。

さてさて、今宵第26夜は、唯一ゲストが用意できませんでしたので、MCを真名子に任せて、私が1時間、1時間、計2時間語ります。
どんな話が出るのかは、会場のお客さん次第。新ネタももちろん語ります。

そして明日、27夜は、第20回電撃大賞の金賞受賞の小説家、真代屋秀晃くんが登場。軽妙洒脱な彼のトークをご覧あれ。

お客さんと、パチリ。新顔の方も増えてきました。

CqoRrX7UEAA5AnX
























あと11日。



kaidanyawa at 04:16|PermalinkComments(3)

2016年08月24日

怪談特急、松竹芸人の黄昏。

中山市朗です。

エロ怪談炸裂! のPV数が伸び続けています。
ネットにおいて、エロの力は偉大であると、痛感しておる次第です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。
第24夜のゲストは、二度目の出演。
松竹芸能所属の漫才師、シンデレラエクキプレスの渡辺さんです。

Cqi_UJQVIAAfFU5




















前回出ていただいたときに書きましたように、渡辺さんは「怪談」には真摯な人で、語りである、話芸であるという考えを持った人。開演前には、その難しさと、楽しさを互いに語り、こんな素晴らしい話芸を、どうすればより大勢の人に聞いてもらえるのかを憂いました。

この日のお客さんは第一部6人。第二部10人。

第一部では、渡辺さんの語る、道頓堀、角座の怪談からはじまりました。
千日前の怪談は、よく語られますが、道頓堀となるとあまり怪談は語られないんです。
しかし、千日前は目と鼻の先、しかも、芸能の街。ないわけがない。
ここで語られた角座の怪談は些細な話が多いのですが、その中には、売れない芸人、大御所の芸人たちの悲喜こもごもを感じさせる、なんだかわびしい話もあります。
角座、浪花座の栄枯盛衰の裏には、なんと怪異的な事件がかかわっていたという話も。
そして以前、松竹芸能にはサムライトリオというコミック剣戟をやっていたトリオがいたのですが、そのメンバーの一人に関する奇妙な話が、印象に残りました。
そんなこと、あるん?
みたいな。それが原因で、師匠はお亡くなりに。
ちょっとテレビとかでは話せない。
なんか、この日語られた怪談は、松竹芸能の裏歴史を語ったような内容。
私も、上方芸能、演芸についてはいろいろ調べておりますが、初めて聞いたエピソードも満載でした。
これは、貴重な体験でした。

第二部は、「人形塚の家」つながりで、人形怪談から始まり、なぜ怪異は、時間がずれたり、あわなかったりするのか、という話。いかにも、私の遺体をみつけてください、というメッセージ。あの世の世界から来る伝言。
いわゆる心霊写真、といわれるものもそうですが、あれ、何かを伝えたくて出ている、としか思えない事象があります。そんな怪談を、互いに応酬いたしました。
事故で亡くなった人の伝言、溺死する予言、時間が合わない死体の発見……。
それらの話の、なんと哀しく、まがまがしいことか。

この日、渡辺さんはもうノリノリ。
ホスト役の私も、思わず聞き手として、しばし怪談を楽しむことも。

ところで、うちの幽霊も、暗いとこに引っ込んでる場合やない、と、道頓堀筋に出没。
「私と写真を撮ってください」キャンペーンを開始。
そうでなくとも、うろうろしているだけで外国人に「SADAKO!」と言って写真を撮られたり、子供は勝手にギャン泣きしたり、わっと驚かれる人もいるので、だったら「心霊写真」を撮って、SNSで拡散させよう、という姑息な作戦に出たわけです。
外国の人も、怖いみたいですよ。こういうカッコ。

IMG_20160823_194420





















というわけで、ここに来ていない怪談マニア、絶対に損してるわ〜。
ということで、今宵24日のゲストは、関西の怪談好き、マニアの方ならご存知でしょう。
京都から、怪談作家であり、怪談師でもある、雲谷斎さんの登場です。
そして、明後日25日は、真名子がMC、私の独演会となります。

どうぞよろしく。

あと、12日。

kaidanyawa at 02:29|PermalinkComments(7)

2016年08月23日

げんきな怪談、新耳袋の怪談

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。
第23夜の今宵のゲストは、松竹芸能所属のお笑い芸人、宮崎げんきくんでした。

私とその舎弟、違った、宮崎げんきくん。

image2 (1)





















昔、ナオユキくんとタックスープというボヤキ漫才のコンビをしていたときがあったのですが、そのとき、私も放送作家として同じ事務所に所属していました。そのときから、彼は異常なほどの霊体験をしていて、『新耳袋』にもその話は何話も収録いています。
『新耳袋』に登場する芸人、あるいはタレントのMさんは、北野誠さんか、彼、といっていいくらい。
久しぶりにじっくり話ができるので、新しい話を、私、大変に期待しておりました。

お客さんは第一部、2人。第二部、5人。
第二部には、旅行中だという東京から来た若いカップルが。たまたま通りを通りかかって、この会を知ったんですと。後に感想を聞いてみたら「怖いけど楽しい。大阪でのいい思い出になりました」と女の子。
あと、心霊ドットコムというサイトを運営している夫婦など。この夫婦は古くからの知り合いです。この夫婦の子供さんです。八尾の西武で私のドッペルゲンガーを見た、という。

宮崎げんきくん。なんだか最近、怪談を語るイベントによく呼ばれているようです。
体験談はいっぱいありますので、そのリストを持ち歩いているようです。

私が、このお化け屋敷のコンセプトにある、ホンモノの怖い人形を披露したところ「僕も、人形でえらいめにあったことがあります」と、一、二、三、四歳と続けてあったあることが、神社からもらってきた人形にその要因があったという人形怪談を宮崎くんは披露。確かに続けてあったという傷跡が、彼の額にありました。写真でも確認できると思います。そして、どうしても戻ってくる恐怖のフランス人形といった人形怪談が連発。続いて彼の故郷淡路島の海岸で遭遇したもの、芸人になって見た宙に浮く生首、宿泊したホテルでなどなど、まあ体験談が次々と。
この日ばかりは、私も聞き手。
宙に浮く生首は、懐かしい、私が『新耳袋・第一夜』に私の見たものとして書いた「首が飛ぶ、その二」と、『第二夜』に書いた「首が飛ぶ」のエピソードをつなぐような話です。映画化された「第三診察室」も実は彼の友人の話で、その原型が語られました。そしてその裏エピソードなど、『新耳袋』マニアなら、たまらない会になりました。

私もホストを務めながら、きっちり取材もさせてもらって、これは使えるな、あれはいっぺんステージで語ってみようと、もう頭の中で構成しながら聞いています。もちろん、取材を兼用させていただくことは、げんきくんの許可を得ていますです。
それと、やっぱり出ますね、松竹の芸人さんからは。
Kホテル跡で撮られた心霊動画。撮って来た直後のビデオを見たのは、彼だそうで。また、新しいエピソードが。また、3日前にガリガリガリクソンくんが語った、松竹芸能のホームグラウンド角座の楽屋で遭った怪異。
吉本の芸人、それも大御所でもないのに大御所の楽屋を使わせてもらっての怪異。それが、松竹芸能の芸人の立場から、後日譚つきで語られました。こういうことも、連夜の怪談会だからこそ生まれるエピソード。

ということで、宮崎げんきくん。
普段はピンで頑張っています。

今夜(23日)は、同じ松竹芸能所属の漫才師、シンデレラエクキスプレスの渡辺さん。
二度目の登場です。彼も不気味な体験を持ち、怪談を語ることを愛してやまない男です。

明後日(24日)は、京都から、怪談作家で怪談師の雲谷斎さんをゲストにお呼びしています。

最後にお客さんとパチリ。
心霊ドットコムを運営しているFさん夫婦と。

image1





















この後、トークの中に出た、彼が知るだけでも知人を含めて半年で六人が自殺したというビルが、この道頓堀近くにあるというので、嫌がる彼の口を割らして、さっそく見に行きました。
千日前の一等地。でも廃墟……。

あと13日。

kaidanyawa at 02:07|PermalinkComments(4)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


Archives