2007年04月

2007年04月30日

結果が出始めたか?

 中山市朗です。

 塾生が執筆した怪談・ホラーの作品集『怪怪怪供戮、なんや少しずつ売れているそうです。
 梅田紀伊国屋は20冊入れてくれたのがもう品切れ。ジュンク堂ナンバ店も、置いていなかったので、ある人が店員に問い合わせると品切れと言われたそうです。
 まあ知り合いとか、怪談の間のお客さんが、まとめ買いしてくれている可能性もありますが、何にしてもうれしい事です。

 書き手だった塾生たちも、このテンションを継続してほしいものです。
 しっかりやれば成果は出ます。

 塾生の斉藤くんがカバーイラストを担当した、総務の菅野くんの初の小説本が出来上がってきたようですし(発売は6月)、天野JACKも、絵を担当した絵本2冊が5月末には店に並ぶようですし、そろそろそういう成果が出つつあります。

 だからこそ、もっと書け! 学べ! 遊べ! そして飲もう!(?)

kaidanyawa at 11:00|PermalinkComments(0)

2007年04月27日

寄席寄席

 中山市朗です。

 久しぶりに我が母校、大阪芸術大学のキャンパスに足を踏み入れました。

 「何をしに?って、落語をしに行ったんです。
 我が「桐の一門」と芸大の落語研究会とのコラボ落語会「寄席寄席」への出演。
 桐の一門による、半年に一度の落語会「へたなら寄席」ではトリをとる私も、この日は開口一番の出演。まあ落語講座をやってみようという趣向で。

 きょうび落語聴いてるなんていう酔狂な若者があんまりいないかな?
 でも落語はこんなによくできた芸能で、こう見たら、こんなに面白い! という講座です。
 落語は何で着物なの? 何で座布団の上に正座してるの? という疑問の氷解からはじめて・・・。

 ところが広い会場に観客はまばら。
 あんまり広報活動やってなかったみたい。
 しかし、目いっぱいやって、まあ笑いはとりました。
 学食で、350円のカツカレーも食べたし、まあいいか。

 この「寄席寄席」は、大阪市内のワッハ上方に場所を移して、3ヶ月に一度、定期的に開催される予定だそうです。
 「へたなら寄席」も含めると、ヘタなプロの落語家より高座つとめる数は、多いのかもしれませんね・・・。


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2007年04月20日

やじきた鎌倉へ行く(その2)

 中山市朗です。

 昨日の続きです。
 鎌倉、ええとこですな。
 で、ほんまに霊スポットとされる場所が集中してるんですな。
 京都も多いんですけど、貴船なんか遠いし、けっこう散らばってます。

 で、行った場所は、鎌倉時代、村上儀光が主君、護良親王の身代わりに腹かき切ったという鎌倉宮。Oさんはその情景が見えるんだそうです。鎌倉霊園の前の公衆電話。

 ここは誠氏が『トゥナイト2』でロケに来たという有名は場所だそうで。釈迦堂切り通しという、まあ昔のトンネル。ここも出る、そうで。北条氏が全滅したという東勝寺跡。ここで誠氏が涙するある出来事が…。材木座海岸にある公衆トイレ。地元では殺された女の幽霊が出ると噂されているそうで…。逗子市に入って、JR横須賀線の某踏み切り。女の幽霊が路線に立って電車を停めることがしばしば、とか。そしてあの有名な小坪トンネル。誠氏が言うには知り合いのお笑いタレントが4人で車で行き、トンネル内で奇妙なことが実際起こり、ひとりが行方不明になったという…

 新旧とりまぜて、とにかく巡りました。

 私は何も見ず、感じずと相変わらずだったのですが、誠、三巳華、O氏の3人は、あそこにいた、あれはああいうモノだ、と、えらい盛り上がってまして。ということは色々と存在していたそうで。

 次回の「やじきた怪談旅日記」、どんなレポートがお届けできるか…



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2007年04月19日

やじきた鎌倉へ行く

 中山市朗です。

 鎌倉に行ってきました。
 なにしにって、あれですわ、心霊スポット巡り。
 なんでって、あれですわ、『幽』に連載している「やじきた怪談旅日記」の取材。
 誰とって、あれですわ、いつもの北野誠。
 霊スポットに行っても絶対見えない私の、霊レーダー代わりの誠氏。
 自称、松竹芸能一の霊感タレント、だそうで。
 「でも中山くんとはどこへ行っても、霊的なことは起こらんなあ。不思議でしゃあないわ」と首をかしげられ、六回続いた連載も、結局なにも起こりませんでした、と終わるばかり。

 これじゃいかん、と今回は強力なゲストが同行してくれました。
 同じ『幽』で「憑云草」という霊体験マンガを連載している伊藤三巳華さん。まあ、見えるんでそうで。そして彼女のマンガの中にチンピラ霊媒師Oさんという人物が出てくるんですが、そのOさんも同行。

 このOさんが、まあ…スゴイ。
 私は、あんまり霊感とか霊媒というのは扱わない、というかわからない、というか眉ツバと思ってしまうので、疑いの目で彼らと会ったんですが…。
 誠、三巳華、Oさん、と三人は、ああだこうだと指差したり、急に走り出したり、で、同じモノをどうやら見ているようなんです。誠氏も「やっとオレの話わかってくれる人みつかったわ。中山くんにあそこにおる、て言うても、うそぉって、信じてくれへんもん」と、なんかテンションが違う。でも、ひょっとして、Oさんという人はホンモノかも…と思わざるを得ない出来事もあって。まあこれは、『幽』7号(6月未発売だそうで)の私のレポートで。

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2007年04月16日

塾生に告ぐ!

 中山市朗です。
 
 今週後半より、『怪怪怪供戮書店に並び始めます。
 大阪梅田、本町の紀伊国屋、ジュンク堂、ブックストアなどでは平積みされます。

 来週にはエンタイトル出版の社長が東京へ出張。このとき、東京の大型書店に営業をかけるようです。

 ただ、置いてくれても売れなければ一週間後には返本の山となります。さあ、自分達の書(描)いたものが、一般読者にはどう評価されるかプロの作家の心境と対策が勉強できます! プロは書くだけじゃダメ。どう売るか、売れるものを書くか、です。
 また出版したという実績をどう自分で生かすか、ここからは執筆者である君たち次第です。何もないよりは絶対、次の展開に有利のはずですから。

 で、執筆した塾生たちを祝ってあげようという塾生編集長瀬木くんの発案で、『怪怪怪供拿佝妊僉璽謄が行われました。

 まあ身内で、ということだったようですが、う〜ん、塾生の参加率が5割ほど。

 それでええんかな。

 ゲストに来てくださっていたメディアライターの浅尾典彦氏が「この世界は作品もだけど、やっぱり人間関係」と挨拶されていた通り、友人や同士が同じ塾からデビューしたんだから、これは祝ってあげないと。

 自分がデビューしたり、出版物を出したりしても、誰も祝ってくれなかったらどうよ! 人間関係を構築するのは大事です。

 マンガや作家は芸術家じゃない。仕事として、職人としてこなすんですから。
 人としての魅力や気遣いは、やっぱり社会人としても必要です。

 ましてや、我々の仕事は周りの人のテンションを上げることです。周りの人のテンションを上げられないで、どうして読者のテンションが上げられるのでしょうか。

 周りの人のテンションを上げるのに、別にハイテンションになれとは言わない。ただ、ちょっとした気遣い、これだけで違う。

 この人と仕事しよう、この人に書いてもらおう。編集やクライアント、プロデューサーから仕事をもらうには、そのちょっとした気遣いが実は大きく左右するんです。

 「いや、そのときはちゃんとやります」と言ってもできません。
 普段からの態度や考え方は、そう簡単に改められません。

 それを覚えるため、我が塾は実践方式を採用しているハズなんですけど…。
 
 仕事やバイト、あるいはどうしても、ということはあると思いますが、だったら他の形で祝ってあげられると思うのです。それも見えない。
 それとも、この世の中、ほんとに独りでやっていく気?
 まあ手塚治虫ほどの天才というなら何も言わないけど。

 もう一度言います。
 社会人として、人としてのマナーをもう一度学びなおせよ!

  
 二次会も、まあいつものメンバー。
 この夜は、やはりゲストで来られた京都太秦の映画の美術をされている山口氏の熱弁。この人はアイデアマンで、Vシネの『フルメタル極道』などの原作者でもありまして、『ウルトラQ』『エイトマン』『鉄人28号』といった昔懐かしのアニメや特撮テレビのストーリーを語って、作劇法の解説を巧みにするんです。今の特撮ものような、ただアクションとイケメンヒーローじゃなくて、複数のストーリーの重なり、ヒーローを危機に陥れ、そこから立ち上がる術、キャラクターの配置、展開、ほんとうのカッコ良さとは、を合理的に語られるわけです。
 
 また一流の劇作家が、当時そういう作品の脚本を書いていたんですわ。しまいにはセルジオ・レオーネ監督の西部劇『ウエスタン』へと話は展開。撮影現場を知っているプロだけに、その話の切り口が評論家やただの映画マニアとは全く違う。私も聞いていて「なるほど」と膝を打つことも多かったです。そこにいた塾生たちも熱心に聞いていたけど、こういう場に、もっともっと参加してほしいもんですな。

 家で寝てんと、もっと色々吸収しようぜ!
 寝たら損! そこまで考えてみよう!




kaidanyawa at 15:50|PermalinkComments(0)

2007年04月11日

創作ゼミ開始!

 中山市朗です。

 私の受け持つ授業が始まりました。
 シナリオゼミ、創作ゼミA、創作ゼミBの3講座。

 ひと講座3時間なので、合計9時間。
 つまり9時間しゃべり通し。おまけに最後の授業が終わっても、塾生たちはなぜか帰らず、映画『寝ずの番』(中島らも原作/マキノ雅彦監督)の話から、らも話、上方落語界の裏話へと話題が移り、結局9時間30分、いや、休憩時間もロクに食事も取らず、塾生たちと語り合っていたので、実質11時間30分の長丁場となりました。

 シナリオ・ゼミは、この日が初めてという新塾生のために、シナリオとは何か、についての講義。普段は書かせているんですけど。

 創作ゼミAは、クリエイター志望初級者のための講座。分析能力を養います。例えば映画を観たとして、「おもしろかった」「おもしろくなかった」という感想は子供でも言えます。

 ここでは、なんでおもしろかったのか、どうしておもしろくなかったのか、を理論的に捉える訓練をします。失敗した原因、成功した原因、これをプロの目として見る。それは企画なのか、仕掛けなのか、演出なのか…

 じゃあ、演出って?
 仕掛けるって?

 そういうことを学んで、自分の作品がプロとして通用するのか、また編集の人間が何を言わんとしているのか、それを判断する目が養われるという授業です。

 創作ゼミBは雑学をやります。常識の目で世の中を見ていても、読者をうならせるものは書けません。超常識の目を持たなければ…
 そのためには色々な世界を知ること。裏政治、裏経済、裏歴史、オカルトから芸術、芸能、哲学、SF、恋愛学と、おもしろく、わかりやすく、ディープに講義します。

 同時に業界事情(出版、映画、テレビ)やコネクションの作り方までも伝授します。食えなかった私の20代、痛烈に欲しかったのが、この雑学、分析力、コネだったんです。

 まあ、デビューしたらわかります…。


kaidanyawa at 15:53|PermalinkComments(0)

2007年04月10日

有栖川有栖・創作塾始動!

 中山市朗です。

 作劇塾と連動する有栖川有栖・創作塾が始まりました。
 私も挨拶がてら顔を出しますと、なんと有栖川さん、ネクタイにスーツ姿。

「その格好、どうしはったんですか?」
「いやあ、ある高校の校歌の作詞をするハメになりまして、その挨拶の帰りなんです」
「えっ、有栖川さんの母校?」
「それが、そうでもないんです」

 いろいろ、やってはるみたいで…。
 塾生は創作塾の塾生に、作劇塾の作家コースを履修している塾生(希望者のみ)の混合で、有栖川さんの人柄よろしく、大変アットホームな講座でした。最初、ということもあり、有栖川さんは1人ひとりに語りかけて…。

 私もついつい隅っこの方で最後まで拝聴してしまいました。
 みんな割りと真剣に小説家になりたい、というスタンスを持った塾生たちのようで。
「だったら、小説家になったときのことを考えて準備しておきましょう」と、有栖川さん。
「みんなまだ、そんなレベルじゃないと思われるでしょうが、小説家にはある日突然なってしまうものです。つまり本が出たら、次を書いてください、と求められる。小説家になるということは、ずっと書き続けるということなんです。書くと自分自身の中から何かが出ていく。だから、常に入れておかなければならない。だから、どんどん本を読んで、映画を観て、色々な体験をして、興味を広げて、深めておかなければなりません。技術は書いていれば巧くなるもんです。もう一本用意しておいてくれ、と出版社に言われて、書けませんと言ったらアウトです」

 まったく同感。
 私が以前講師をしていた大型専門学校は、文章のテクニックばかり教えていた。学生も文章の巧い書き方を教えろという。
 違う、雑学がまず必要なんだ言うても、なかなかピンと来ないんです。だからデビューはしても、そこで終わりという学生をたくさん見てきたんです。巧い文章読みたいですか? だったらなんで純文学が売れない? 今やライトノベルやケータイ文学と言うてる時代。要は面白い文章が求められるんです。そのためには、面白いことを知っておかなきゃ。だから、常にインプットしておかないと。

 その面白いことを、どう伝えるか。ここで初めて各々のテクニックが必要とされます。これ、私が堂々と塾生に言うてることです。

 有栖川さんもまったく同じことをおっしゃりました。

 約90分の講義。
 終わって控え室に入られた途端、「あっ、今日はなんでネクタイにスーツなんか言うの忘れてました。来週言いますわ」と、気にしてはったみたい。

 次回か、次々回あたりには塾生さんとの交流会やりたいですねぇ、と有栖川さんから言ってきて、「是非そうしましょう」と返事をすると、「今日は原稿あるんで」と機嫌よう帰って行きはりました。

 私も有栖川さんの話を聞いて、少しテンションがあがったんで、夜中にひとりで安い焼き鳥で一杯ひっかけよう思って、スーパー玉出で買い物して駐輪場に戻ったら(ママチャリ乗ってたんで)、「中山さんですか」と声をかけられて。男女のカップル、夫婦だそうで。「はあ」と気の抜けた返事をしたら「ファンです。サイン下さい」とノート差し出されました。嬉しいんですけど、スーパー玉出の駐輪場、手には焼き鳥と卵1パックにビールの入ったビニール袋。しかもママチャリに跨ったところ…。

 あんまり人に見られたくないシチュエーションでしたね…。

kaidanyawa at 22:00|PermalinkComments(0)

2007年04月04日

新年度開始!

 中山市朗です。

 4月です。
 新年度です。
 作劇塾もこれから4年目。
 1日から2日にかけて、私の書斎で開塾4周年と私の誕生日を祝ってくれた塾生たちと、オールナイトの焼肉パーティ!
 みんな、ありがとう。

 なんと焼肉は炭火の本格焼肉!
と、いうのも、私の書斎には囲炉裏が2基もあるんです。
 特注で、大工さんに作らせた書斎のコンセプトは、本に囲まれた居酒屋。
 ちょっと変わった部屋なんです。
 まあ、居酒屋で騒ぐよりは安くて便利。と、いうことで塾生たちとはたまに飲み会やってます。
 というか利用されてる?
 二次会、怪談会、闇鍋大会…。
 去年は闇鍋の中にバームクーヘンをまるまる一個も入れた奴がいて…。

 ともかく!
 今年度も楽しく、シビアに、ぶあっと行きましょう(植木等調に)!

kaidanyawa at 11:01|PermalinkComments(0)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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