2007年07月

2007年07月27日

作劇舎CM撮影

 中山市朗です。

 先日作劇塾の教室でテレビCMの撮影を行いました。
 作劇舎が主催している3つの塾のCMです。

 かわら長介・魁塾………お笑いと放送作家養成の塾。
 有栖川有栖・創作塾……小説家養成の塾。
 中山市朗・作劇塾………マンガ家、作家、ライター、脚本家など総じて作家養成塾。

 それぞれの塾長が、ある問いに対して10秒間の時間内に答えるというものです。

 かわら長介さんは『ダウンタウンDX』『明石家電子台』などを手がける関西お笑い界の重鎮的存在の人。かわらさんの撮影は先週行われ、私は授業と重なって現場に行くことはできなかったんですが、ビデオを見せてもらうと、ボケ倒してはりました。

 で、この日は有栖川さんと私の出演。

 「なぜ塾を興したのか?」「作家としての喜びは?」「苦しみは?」といった質問に有栖川さんは生真面目に答えていくというバージョン。で、私の番。難しいですな、一方はボケる、一方は真面目、だからスカす、という感じでやってみました。

 実は作劇塾のテレビCMは今、奈良テレビで流れているんです。ダメダメ塾生と熱血塾長でかみ合っとらん、みたいなコメディタッチのものが。そのキャラクターも少し踏襲したつもりです。

 ところで、かわらさんも有栖川さんもCMに出演なんてことは初めてのことでしょう。そもそも、こんな形のクリエイター養成塾そのものが珍しいはずです。きっと業界内では話題になることでしょう。

 で、このCMは一体どこで見れるのかというと、私が出演しております『中山市朗・怪談の間』(奈良テレビ)にて視聴できることになっております。

 また、奈良テレビかよ!

kaidanyawa at 13:56|PermalinkComments(1)

2007年07月23日

作家の在り方を説く「作家の学校」

 中山市朗です。

 作家を目指す若者へ向けて、作劇塾がネットでお届けしている「作家の学校」。
 関西在住の作家さんをお呼びし、関西でもがんばれるよ、こうすればデビューできるよ、というメッセージを精一杯呼びかけています。

 その第一弾として、今は浅尾典彦氏との対談を連載中ですが、第二弾用の対談を先日行いました。

 今回のゲストはマンガ家の法山じん氏。
 
 毎日放送(4チャンネル)午後2時から放送中の『ちちんぷいぷい』(月〜金曜日)で様々な芸能人の似顔絵や、その他イラストが出てきますが、あれを描いている人が法山氏です。

 自他共に認める西日本一の似顔絵師です。

 マンガ家が作家? と訝しく思う人もいるかも知れませんが、小説家だけでなく、劇作家、放送作家という職もありますし、映画監督やマンガ家にも作家性が求められます。総じて作家なのです。

 作劇塾はその“作家”養成のための塾です。

 よく怪談作家を養成している場所と誤解されがちですが、それは間違いです。
 ただ、塾長である私の仕事を手伝ってもらったり、また塾に怪談、ホラーが書ける人いませんか? というオファーがありますので、それを受けたりしていると、そこが強調されてしまうだけのことでして。

 「怖いの苦手」という塾生もたくさんおります。

 さて、法山じん氏。彼とは古いんです。知り合った頃は広告代理店のサラリーマン。それがいつの間にやら『ヤングマガジン』で賞をとって、ちばてつや賞もとって、独立して…。

 今はマンガやイラストを描きながら好きな人生を悠々と楽しんでいる。その生き方がユニークなので、その辺りの根っこの部分を聞き出したいと思ったわけです。
 
 塾の講師もやってもらっていますが、その教え方もアツイ。それは「ちゃんとやれば好きなことをやって悠々と人生を楽しめるのに、なんでやらないんだ!」という叫びのようにも私は聞こえるのですが。

 ちゃんとやらない…
 これはウチの塾生だけでなく、専門学校や大学生、あるいは新しくこの業界に入ってきた若い人全般に言えることです。ただ、これはあくまで私の体感。

 作家になりたくて、ひたすら書く。まあこれはみなさんやっているんでしょう。ここでいう「ちゃんと」という意味は、

 ・仕事をもらう態度
 ・こなす持続力
 ・話を理解する能力、あるいは理解させる能力
 ・物事の優先順位
 ・マナー
 ・あくなき好奇心、冒険心

 そこのところがどうも…。
 普通の人と同じ日常を送っていたのでは、ありきたりのものしか表現できません。世の中には面白いこと、刺激的なこと、たくさんあるのに、そこに近寄ろうとしない。「バイトがあるので」「お金がないので」「家の用事が」

 そんなみみっちいヤツに作品が書けるか!

 というわけで「作家の学校」では、作品作成のテクニックではなく、プロとしての生き方に重点を置いています。いや、テクニックは確かに必要です。しかしね、私は文章技法も、小説の書き方も、取材の方法も、怪談表現のノウハウも…誰からも教えてもらってないんです。大学では映像を専攻していましたから。

 要は生き方なんです。テクニックはその上にある。

 生き方は、例えれば食材です。いい食材なしに美味い料理はありえません。調理法はテクニックです。食材もないのに調理法ばっかり勉強しても、料理は永遠にテーブルには並ばないでしょう。また、そんな勉強面白くありませんよね。テクニックは、いい食材をどう生かそうか? とするところで初めて試されると思うんです。

 じゃあ、現役作家はどんな生き方をしているのだろうか…。
 そんなことを対談で明らかにしようというのが「作家の学校」なのでありまして。

 ですから、脱サラして一人で生きてみたいという人にも、参考にしていただけると思います。

 「作家の学校」は、作劇塾のホームページからもご覧になれます。
 
 法山氏との対談は8月初旬にはアップの予定。以後、劇作家、小説家の超大物の登場も予定しています。
 


中山市朗作劇塾は第5期性を募集中です。
興味がおありの方は、作劇塾ホームページをご参照ください。



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2007年07月19日

『新耳袋・殴り込み』について

d0f0bc7a.jpg 中山市朗です。

 今、こんな本が届きました。
 『新耳袋』の最新刊?
 いえいえ、似ているけど違う。これは『新耳袋・殴り込み』という本。

 そう、以前このブログでも話題にした『新耳袋』のパロディ本です!
 添付されていた手紙によると、2000年1月から2006年11月までの7年間、『映画秘宝』に随時掲載されていたギンティ小林氏による怪奇取材記録に大幅加筆を行い、新たな著作としてまとめたもの…なのです。

 で、この表紙を見ての通り、『新耳袋』の作りを徹底的に分析、装丁・デザインや構成(99話掲載されている)までもパスティーシュするのが狙いというもの。どこまで分かってんのかな、と、表紙カバーを外し、あるところをチェックすると、本家『新耳袋』では魔除けの呪符が印刷してある場所(これ案外知らないでしょう? 台湾で翻訳本が出たとき、本家と同じ作りにしたつもりが、ここは見落とされていました)に、「ギンティ小林参上」と印刷されてありました。

 さて、私はゲラを読んで中身は知っているんですけれど、これはギンティ氏をはじめとして、田野辺元編集長や豊島圭介監督、マンガ家のヒロモト森一さんたちと『新耳袋』のネタとなった場所へ突撃取材したものです。

 まあ、そのコンセプトやアプローチは真剣なんですけど、やっていることがズレているんです。特に「山の牧場」なんて、読んでみると途中までは牧場へ向かっているのに、肝心のところで逆の道に行ってる。この人たちの行った場所は、私が北野誠氏と行ったときはパン工場と看板が上がっていた施設なんです。

 ただし、これがパン工場だとしたら、妙なところがいっぱいあって、なんでパン工場がこんな山の中にあって異様に大きいのか?
「防疫の為、外来者立入禁止」と札が立っていましたが、パン工場で防疫とは? と、私も誠氏も確かに首をひねったんです。ここはその気で取材すると、別の何かとんでもないモノが出てくるような…。

 京都の幽霊マンションも、私が何度も行った場所なんだから私に聞けばいいのに、そこはわざとなのか天然なのか、一度行ったきりでおそらく、うろ覚えの木原に地図を書いてもらってそれを元に行っているから一本道がズレているんです。そら行けるわけない。

 ともかく、全編怖いところに行っているのに、おバカなんです。
 なんかズレてるんです。

 それだけに元ネタを知っている『新耳袋』ファンには十分笑えて、突っ込めて、ちょっと怖い、楽しめる本であることは間違いないでしょう。

 ちなみに作劇塾のことも出てきます。

『新耳袋・殴り込み』
洋泉社より近日発売予定、のはずです。



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2007年07月18日

第二回『中山市朗・怪談の間』収録

 中山市朗です。

 奈良テレビ『中山市朗・怪談の間』の第二回収録を終えました。
 今回は恐怖の、というか体力と精神力の限界に挑む○本撮り!

 夜の8時から準備を開始して、終わったら朝の5時を回っていました。
 番組の時間枠はキッチリと決まっていて、CMを入れるタイミングもあるわけです。これ、怪談の独り語りをしながら最終的にはピッタリ合わせないとダメなんです。それが難しいんです。相手でもいると、掛け合いでもして合わせられるんですけど。

 それにお客もいなくて、ただ、カメラに向かって話しているわけですから、聞き手のリアクションもない。リアクションがあると、ここ、ちょっと誇張してやろう、とか引っ張って恐怖の度合いを強めてみよう、とか空気を読みながら話すんです。そこが怪談の醍醐味なんですけど、これはどうも調子が違う。でも、楽しく怪談を20話近く披露しました。

 もちろん『新耳袋』完結以後に取材した怪談もいくつか初開封しています。
 
 どんな話って?
 それは…番組で。

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2007年07月16日

名作映画『ベン・ハー』の上映会

 中山市朗です。

 塾生達が『ベン・ハー』を観たいというので我が書斎で鑑賞会を行いました。
 私の受け持つ授業で、演出の読み解き方の一例として『ベン・ハー』の一部を見せたら、全編を観てみたいということになったんです。

 1959年制作
 原作ルー・ウォレス将軍
 製作サム・ジンバリスト、ウィリアム・ワイラー監督
 チャールトン・ヘストン主演

 あの名作中の名作です。

 マンガ家や作家になりたいというのなら、いや、有栖川有栖さんに言わせると「これは人として観ておけ」という一本。ただし、こういう映画は小さな画面で観て欲しくない。綿密に計算され、大画面用に作られたこの作品は大画面で観て、はじめて映えるんです。パソコン画面で観るなんて、もう邪道じゃ、悪じゃ! 昔はこういう映画をスペクタクル、とか言うたもんでして。

「そしたら、先生のところで観せてください」

 ということになって。
 
 自慢やないですが(自慢です)、我が書斎は、最大120インチのスクリーン完備。5.1チャンネル・サラウンド対応…。「5.1チャンネルってなんですの?」と聞いてきた塾生がいたけど、めんどくさい。そんなヤツは放っておくわ。ソフトは以前NHKが放送したハイビジョンをそのまま録画したものがある。

 というわけで、上映と相成ったわけです。「DVDより綺麗なんですか?」と聞いてきた塾生もいたけど、観たらわかる!

 約4時間20分。私も久しぶりに全編通して観たんですけど、やっぱりスゴイ!
 
 最近、なんかテーマも映像も出演者の演技も、全体的に幼児化してきた感がある昨今のハリウッド映画ですが、これはもう大人のホンモノの世界。だから子供にも通用する。

 上映が終わってからは塾生たちからの質問の嵐。

 ストーリーにキリストの生涯を交差させたのはなぜ? 
 最後の奇跡の意味は? 
 ガレー船の海戦シーンや戦車競争はどうやって撮影された?
 ユダヤとローマの関係は?
 そもそもユダヤって?
 キリストはベン・ハーの復讐を容認したと考えるべきなのか?
 当時の日米の評価は?

 それやそれ。その追求心と好奇心がこの世界には大事。とばかり私もその質問に対応しました。そしたら『聖書』を読む文化圏の人の価値観から、ユダヤとキリスト教の歴史、民族問題の根源や信仰心、というところまで言及していくわけです。日本人はあんまりそういうことを気にしないんですけど、これは知っておかないと、世界の事象は読み解けない。

 『ベン・ハー』に限らず名作は何も知らなくても楽しめるし、感動もします。けど、その背景にある時代や設定、世界観などを知っておけば、もっとその作品の受け取り方が深くなるし、感動のメカニズムも解けるわけでして…。

 まあ、いきなり「民族とは?」「信仰とは?」という話をしたところで「はあ?」となるところですが、こういう映画を観た後だったら塾生の方から聞いてくる。これがまた映画の魅力です。

 その後はみんなで朝まで飲み会。やっぱり行き着くところは男と女の話…。何人かは台風が心配で、と言って帰った人がいましたけど、台風、来ませんでしたなあ…。


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2007年07月04日

怪談番組が1週間延びます。

 中山市朗です。

 えーっ、訂正です。
 今日の深夜から放送開始だった『中山市朗・怪談の間』のオンエアが、一週間延期となりました。

 テレビ局側の都合だったようで…

 と、いうことで11日(水)の深夜3:10からオンエアされます。
 再放送もあります。
 その週の日曜日深夜3:12からです。

 完成したVTR、奈良テレビの人と観たんですけど、まあ、ほんまに30分間、私が延々とカメラに向かって怪談を話しているだけ。画面も変わるわけでもないし、暗い。ある意味、一度観たら忘れられない番組かも…


 ところで、なんや東京からわざわざ『ファミ通』の編集とカメラマンが塾に来られて、私のインタビューを取り、写真を撮って帰りはりました。近日発売の『ファミ通』に載るやもしれません。この編集の人、新潟県出身らしく、『なまなりさん』に出てくる姉妹の故郷、M市のことをしきりに気にしていました。

「あのM市って、ひょっとして○○市では…?」
「そうです」
「やっぱり…怖いですね」
「なにか、心当たりが?」
「…」
「どうしたんです?」
「それが…」
「それが…?」
「行ったこともありません。新潟も広いんで。あはは…」
「…」
 


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kaidanyawa at 15:25|PermalinkComments(0)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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