2011年01月

2011年01月30日

『Dark Night Vol.2 ~聖徳太子の謎~』無事終了!

 中山市朗です。

『Dark Night Vol.2 ~聖徳太子の謎~』
 無事、終了いたしました。

 来てくださった方々、本当に感謝申し上げます。
 今回は、満員だった前回の約半分くらいの入り。
 でも、怪談ではない私の古代史トークに、一晩付き合ってやろうなんてお客さんが、これだけいらっしゃったとは!

 今回の内容は、10年前に書いた『捜聖記』(角川書店)に沿いながらも、パワーアップした私なりの論説を聞いていただいたのですが、「難しかった」という意見もあれば、「納得した」という意見もあり、「途中寝てしまったのが後悔」という人もいました。
 私としてはもっと丁寧に、冷静にと心がけたいところでしたが、言いたいことがありすぎて、ちょっと暴走したかな、と反省しております。時間内に結論という着地もしなければ、という思いもありまして。
 また、150点近く用意した画像も、その順番やら内容やらを把握しきれていなかったことも、反省しております。
 あれもこれもと、実は会場に入る1時間前まで作業していましたので、確認作業ができませんでした。次回は完璧を目指します。
 さて、お送りした内容は2部構成。

 第一部・四天王寺の謎

 四天王寺に聖徳太子直筆の預言書が存在するという関係者の証言から、聖徳太子の正体を追います。聖徳太子が物部(神道)と蘇我(仏教)の戦い(丁未の乱)の折り、蘇我の勝利を祈り、蘇我の勝利が成って建てられた、仏教最初の官寺、四天王寺。
 とは、歴史上の常識ですが・・・?

 そもそも四天王とは?
 荒陵号四天王寺。荒陵とは、アラハバキ(物部を意味する)?
 正確に南北を向いた四天王寺式伽藍の意味するもの(陰陽道の最初)。
 風水が意識された施設と、西の鳥居の意味(寺に鳥居?)。
 四天王寺と生駒山の関係(生駒山は難波の青龍)。
 謎の牛王尊の祠(四天王寺内に鎮座)と牛頭天王、毘沙門(多聞天)の関係。
 物部守屋、中臣勝海の霊を祀る祠の謎。
 四天王寺七宮の謎(太子の叔父、祖父である天皇をスサノオ、稲荷神とともに、神社に神として祀る。仏教やなくて?)
 元四天王寺・玉造神社と鵲森宮神社の意味するもの(元四天王寺は寺ではなく、神社、しかも稲荷神として)。
 生駒山と饒速日命の関係。
 生駒山と聖徳太子の関係。

 これ、全部大阪が舞台です。オカルトです。
 大阪って、めっちゃ不思議なものが、いっぱいあるんです。
 ここから、仏教の聖徳太子ではなく、神道の聖徳太子が見えてきます。
 スサノオ、稲荷の神も濃厚に関係しています。
 そして隠蔽された、日本古代史に関わる重大な神!
 で、この四天王寺・コードからとんでもないものが見えてきます。

 第二部・蘇我ではない物部の血統をもつ間人皇后の正体

 間人とは、聖徳太子の母、穴穂部間人(はしひと)皇后のことです。
 蘇我稲目の孫娘、夫は用明天皇。だから聖徳太子は蘇我氏の血をひく皇子だとされるのですが・・・天皇になれなかった。19歳の聡明な皇子がいながら、天皇家初の女帝が即位します。推古天皇。なんで?

 系図状は確かに聖徳太子は蘇我氏の皇子。
 学説では厩戸はその土地から付けられた名前? なら間人の姓、穴穂部は?
 穴穂部の土地は、物部領。奈良県天理市石上と、近くに鎮座する穴穂神社の意味するもの。
 大阪府八尾市の穴太神社は、間人皇后生誕の地。
 間人という名前の土地が丹後半島に存在する。
 間人村の伝承と、隠された丹後の歴史を記す『丹後旧事記』が記すもの。
 間人は、丁末の乱の折り、この丹後の地に疎開した?
 なぜ、この地に疎開を?
 間人村の近くに鎮座する竹野神社の竹野媛の伝承。
 竹野媛は丹後の県主の媛命。
 丹後の県主とは丹後一宮・籠神社。
 元伊勢・籠神社の正体は、稲荷の源神・豊受大神!
 籠神社に存在する国宝・海部氏系図は、物部の始祖であることを記す。
 間人皇后の母・小姉君は海部氏の媛神?
 それを裏書きする、蘇我氏によって滅ぼされた上宮家の血統。
 法隆寺釈迦三尊像に刻まれる、太子の母は「鬼前太后」とある意味。
 海部の名をもつ聖徳太子が、『隋書・倭国伝』に掲載され、その名が『記紀』から外された・・・。
 それを裏書きする冠位十二階と小野妹子の国書紛失事件・・・。

 ということを検証、私なりの推測を解説いたしました。
 納得いただけました?
 聖徳太子の母方は、海部出身、それは物部を意味する、ということ。
 その形跡が、四天王寺に存在していたのです。
 あくまで、推論ですけど。

 しかし、そこにまた大きな謎がかかってくるわけです。
 それは、牛神というテーマ。
 牛を神として祀る、四天王寺伽藍の鬼門に鎮座する、牛王尊の祠は牛頭天王、すなわちスサノオを意味すると思うのですが、なんと聖徳太子と秦河勝(四天王寺建立のスポンサー)が、日本の牛市、牛売買に関わっていたという古文書があり、それを皆さんの前で読み上げました。つまりこれが海部神道の元々の神祀ということはら・・・?
 そういえば、秦氏の氏寺がある京都太秦で行なわれる牛祭は日本三大奇祭と言われています。そして!
 なんとあの「くだん」(牛の頭、女の体の妖怪)の噂される西宮の神呪寺、驚林寺の本尊は籠神社の媛神だった(『新耳袋』に記した「六甲のうしおんな」は、おそらく驚林寺が舞台で、くだんはその周辺で噂される)んですわ。
 そういえば天保時代、「くだん」が出現したという瓦版が現われたのも、丹後だった。
 おそらく牛を屠る祭祀が、くだんの伝説を生んだと思われます。
 聖徳太子の謎は、今に伝わる怪談にも関係していたというわけです。
 やっぱりこれは、オカルトですわな。

 次回の日程はまだ未定ですが、3月終わりか4月に開催予定。
 実は、籠神社と伊勢を追うと、ユダヤの姿がちらつくんです。牛神も含めて。
 ということで、次回は「日ユ同祖論」を徹底的に検証します。



kaidanyawa at 22:28|PermalinkComments(27)

2011年01月27日

1/26の小説技法

 中山市朗です。

 いよいよ明日、『Dark Night Vol.2 聖徳太子の謎』開催です。
 なんやかんやと、写真、絵図、系図など150点近くも用意いたしました。
 それと難しい神様の名前なんかも、ちゃんと漢字表記して、聞いただけでは右から左になっちゃうものを、ちゃんと印象づけられるように工夫したりします。
 お手元に資料もお配りします。
 怪談は語りだけでイメージさせる話芸ですが、こういう古代史の謎解きは、資料との突き合わせ、そこにあるものから謎を汲み上げる、という作業を、お客さんと一体となってしていくことが重要だと思います。

 オカルト、という言葉があります。
 この言葉で皆さんは、何を想像されるでしょうか?
 ちょっとこの言葉、誤解を受けがちなんですが、
 オカルトの本質は、「隠された神の叡智」の解明、解読にあります。
 今回の聖徳太子の謎は、完璧なオカルトだと言えましょう。
 その発信源は、大阪天王寺区にあります「四天王寺」から。
 何気ない仏教寺も、よく見ると・・・!
 しかもその意味は・・・!

 あっ、この謎は、発売が大変遅れております、2月末には発売できるよう、作業を急いでおります特別仕様電子書籍『モーツァルトの血痕』に大きく関わってきます。
 秘教オペラ『魔笛』は、日本人による聖徳太子の「預言書」開封を意味している!

 さて、26日(水)の小説技法の報告ですが・・・。

 今月は受講者数が少ない。
 風邪もはやっている。
 ということで、1ケタ台。
 で、小説を提出していたのは4人。
 2011年は、ボヤッとしとったらもう永遠に取り返しのつかないことになりかねない1年になるよ、と忠告しても、出席してないんだから届かない。
 大丈夫かなあ。
 
 で、作品を提出した4人というのは、いつも必ず提出している塾生たち。
 だからもう、テクニック的なことはほとんど言うことはなく、あとは書きたいことをちゃんと書く、ということを続けてやってもらいたい、だけ。
 ただ、枚数をこなすのが少ないのが気になる点。
 これは毎日毎日の積み重ねです。

 そして書かない人、書いたり書かなかったりという人たちとは、だいぶ差がついてきました。ちゃんと作品と向き合おうぜ。恐いことになるよ。
 
 したがって、合評は35分で終了。過去最短時間。
 ある塾生が遅れてきたら、もう終わっていた・・・。


中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


中山市朗作劇塾は新規塾生を募集中です。
興味がおありの方は、作劇塾ホームページをご参照ください。



kaidanyawa at 22:25|PermalinkComments(0)

2011年01月24日

何が聖徳太子に起こったか?

 中山市朗です。

 昨日、テレビつけたら、たまたま吉本新喜劇がやっていて、こんなやりとりがあったんです。
「賽銭箱壊された言うて、和尚さん、怒ってる」
 で、袈裟姿の木村祐一が出てきて・・・。
 うーん、これ脚本家、わかって書いてるのかなあ。
 いや、賽銭箱、お寺にありますよ。たまにですけど。
 しかしあれは本来、神社にあるもの。
 間違いはないんだけど、違和感はあったんです。
 メンバーぎょうさんいて、誰も指摘せんかったんかなあ、と。

 神様と仏様の違いがわからない。
 神社とお寺の違いがわからない。
 神棚と仏壇の違いがわからない。

 そんな人、たくさんいますねえ。別に知らなくたって困らないから知らないままなんでしょうけど。困らないっていうの、ホントは問題なんですけどね。
 でもみんな修学旅行で、金閣寺や銀閣寺、八坂神社や清水寺、あるいは日光東照宮や、奈良の東大寺、また、伊勢神宮なんて行っているはずなんですけど。先生はそういうことを教えてくれないかな? ちゃんと先生が教えんと、それ意味ないですやん。
 しかしこういう問題は、日本の歴史とか、日本人の民俗的な根源に関わってくるものなんですよ。たとえば、皆さんの好きな怪談。日本独特な怪談は、それが生まれる土壌とか風土、霊性は、日本の神や仏の存在に関わってくるのは間違いありません。それに、お正月、初詣、節分、ひな祭り、七五三、七夕、夏祭り、お盆、秋祭り・・・。結婚式だってお葬式だって、神や仏に関する行事やしきたりなわけです。
 で、これらを突き詰めて研究すると、日本のオカルティズムへと発展するわけです。
 密教、神秘学、呪詛、霊媒、鬼、妖怪、陰陽道、物部古神道、そして天皇の謎・・・。

 日本は世界でもっとも不思議と謎の多い国だと、私は思っています。
 色んなものが海の向こうからきて、もともとあったものと集合したり、対立したり、隠されたり。そしてそれが日本列島という環境の中で、長い年月封じ込められたんです。
 だから世界では、もう失われたものが日本にあったり、その痕跡が見つかったりしているんです。そして日本人は、そんな不思議や悠久の歴史、そして八百万の神々の中にいて、当たり前に生活しているんです。不思議な民族です、日本人ってえのは。
 さて、その様々な不思議のカギをもつ元は、どうやら聖徳太子にありそうなのです。聖徳太子の時代に一気にいろいろなものが伝わってきて、それらが一気に隠蔽された。それが『古事記』『日本書紀』・・・。
 という流れで『Dark Night』の宣伝です。

 聖徳太子は様々な謎があって、あんなに頭脳明晰でカリスマ性(14歳の聖徳太子の祈願で最初の仏教寺が建てられたんでっせ)があって、天皇家の一級の血筋でありながら、とうという天皇になれなかったんですね。このとき、初めて女帝の推古が天皇に即位します。
 これがもう歴史学者の頭を悩ませる問題なんです。
 そして聖徳太子って一族は、後に全滅するわけです。呪われた血筋・・・。
 しかも聖徳太子って、本名がわからないんですよね。
 『古事記』や『日本書紀』には、太子の名前はいくつも記されていて、その中のひとつが厩戸(ウマヤト)なんですね。これを本名とする学説もあって、最近の教科書にもそう記されているようですが、実は不明なんです。
 で、聖徳太子の実在を示す物証がない。
 だから聖徳太子はいなかった、とか、蘇我馬子説、蘇我入鹿説、あるいは蝦夷説まであるんです。海の向こうからきた突厥(中央アジア)人だったとか。
 馬屋で生まれたという伝承から、キリスト伝説があったという説や、その重臣、四天王寺建立のスポンサーでもあった秦氏は、キリストの一派、景教を信仰するユダヤ人だという説もあります。

 さて、次回の『Dark Night』、聖徳太子言うても何の話をすんねん、という質問も受けましたので、ちょっと内容をお知らせします。

 私は四天王寺の重要関係者から直接聞いた「預言書(未来記)」の存在から、まずその四天王寺を徹底解剖いたします。
 北辰信仰、太陽信仰、四神相応・・・あっ、四神相応というと平安京、江戸がよくたとえにあげられますが、この大阪こそ完璧な四神相応の土地であることも示します。
 陰陽道の始祖は、聖徳太子・・・だったかもしれない。 
 そして、四天王寺建立に関わる秘密・・・ん? これは仏教やないぞ!
 『捜聖記』を読まれた方、この流れは同じですが、パワーアップしてますぞ!

 そして聖徳太子の母親の里、丹後半島の一宮、籠神社へ。
 私が籠神社の宮司さんから、直に聞いたのが、
「ここにはユダヤの神が祀られている・・・」

 いや、これ以上言うまい。
 私が『捜聖記』をなぜフィクションとして書いたのかの理由がおわかりになりましょう。これはキケン、書けない。
 でもそれを公開。写真資料などもお見せして、とことん解説いたします。

 歴史とか古代史、それに神道とか仏教とか、こういう話は大学の先生が一人で講演会などで難しく語るものですが、今回はライターとして『世界の聖人魔人がよくわかる本』や『あらすじとイラストでわかる古事記・日本書紀』『あらすじとイラストでわかる仏教』などという、フザけた本を執筆した総務のスガノくんに登場してもらい、ボケ・ツッコミのノリでもって、楽しく、隠された古代史と聖徳太子、そして日本の神様についてお話ししてみたいと思います。
 しかもオールナイトの4時間半!
 おそらく誰も、こんなことやっていない。初の試み。

 古代史とか、日本のオカルティズムを、なんとかみなさんに興味をもってもらうようなエンターテイメントにしてみたい、というのが私の思いなんです。
 今年は怪談も語りますが、こちらのほうも模索して、新ジャンルとしてやってみたいのです。ぜひ、皆様のご理解を賜りたくお願いします。
 司会の佳波さん、ちゃんと仕切ってくださいね。なんか暴走しそうなんで。

 そしてこの日、聖徳太子の本名も明かします。
 厩戸ではありません。
 それは・・・。


中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


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2011年01月22日

第2回「Dark Night 聖徳太子編」開演間近!

 中山市朗です。

 いよいよ『Dark Night パート2 聖徳太子の謎編』が、来週28日の金曜日へと迫ってまいりました。
 古代史に詳しくない方に、なるだけおもしろく、わかりやすい構成、表現をするために、色々思考しております。
 写真、資料なども100点以上用意し、確認作業をしているところです。
 きっと、きっと、「衝撃」の一夜になることを保証いたします。

 が、

 中山市朗が怪談をやるのはわかるけど、なんで古代史やねん、という方がほとんどなのか、まだまだ席に余裕があります。

 歴史、古代史、オカルト、宗教、ロマン、不思議、モノの見方、日本人について、少しでも興味のある方、考えてみようという方、ぜひお越し下さい。

 今年に入ってから、ほぼずっと『Dark Night』の構成と、古代史の復習、現地取材にかかりっきりです。きっと聖徳太子のすべての謎が、あなたの中で氷解することでしょう。
 モノの見方も、ガラリと変わるかもしれませんよ。



中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


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2011年01月21日

1/19の作劇ゼミ その2

 中山市朗です。

 昨日の続きです。

 放送局の仕組み。
 地方局はキー局が製作した番組を流し、キー局からお金をもらう。
 これ、ネット保証金言うんですけど。
 実は、番組は全国ネット展開することによって、CM料金が莫大に取れたんです。全国に番組が流れると同時に、CMも全国に流れるんです。
 と、同時に地方局から番組製作能力をも奪う。
 今、大阪の放送局は、NHKを除いて、テレビドラマを作り出すことはできないでしょう。そうなるとますますキー局依存の放送業界が確立します。また同時に、地方局の離反も防ぎます。
 大阪の放送局にいくら企画を持っていっても、通らないはずですわ。

 実はこういうこと、日経BP社から出ている『テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか』にも詳しく掲載してあります。

 さらにこの裏には、電通支配の構造がありました。

 世界最大の広告代理店。
 ここがCMを作るクライアントとなる大企業と、放送局を仲介していたわけです。
 CMを作っても、テレビの電波に乗せるには、こういう広告代理店を通さずにはいられないシステムになっていました。
 ここに、スポンサーの都合のいいねつ造や、隠蔽の温床を生み出しました。

 原発反対なんて番組は作れないし、言ってもいけない。
 放送局の最大のスポンサーは電力会社です。
 無駄な自動販売機、取り除こう。景観も損なっているし。
 そんなことも言えません。
 サントリーやキリン、コカコーラなどの会社も、テレビ局に重要なスポンサーです。
 それに放送コード、あれはあかん、これもダメ。
 でも、それで放送業界は成り立っていたわけです。
 放送局の営業の人に言われたことがあります。
 企画の話をしていたんですが、
「やりましょう。で、スポンサーを見つけてきてください」
「それ、おたくの仕事やん」
 動かなくてもスポンサーはあったし、やっていけるシステムが組まれていたわけです。

 しかし、そのシステムが崩壊しようとしているんです。
 広告主は、インターネットのYOU TUBEのような動画ポータブルなどのほうが、テレビより遥かに安くて効果的に視聴者に伝えることができる、と気づいています。
 視聴者の履歴から、その嗜好も割り出せます。
 テレビの力は、今後どうしても弱くなっていくでしょう。

 とはいえ、テレビがなくなることは絶対にありません。
 やっぱりテレビの力は、まだまだネットの及ばないものがあります。
 それは瞬時に不特定多数の世界に一気にその情報をリーチさせる力です。
 今、単行本を2万部売ることが難しい時代ですが、テレビの視聴率1パーセントで、どんな数字だと思います?

 関西は677万世帯。1パーセントで6万7000世帯の人が見ている計算です。
 もっとも視聴率1パーセントは、番組失敗で即打ち切り。
 我々は深夜1時の時間帯で5パーセントを目安にしていました。3パーセントで打ち切り。
 関東ですと、1740万世帯。1パーセントが17万世帯。

 つまり長期スパンという考えだとネットでもいいんですが、新商品とかになると、やはりスピードがファクターになります。そのキャンペーンの規模が大きいほど、テレビという媒体は無視できにくいというわけです。

 だから今後は、いやもうなっていますが、テレビとネットのトータルパッケージという考え方になっていくはずです。

 そして我々のビジネスですが、今までは放送局、キー局システム、大型広告代理店、というマスメディアの大きな構造のなかで、取り込まれるか、はねられるか、という状態にあったのですが、その構造が崩壊しつつあるわけですね。
 つまり、もっとパーソナルな方法で、メディアに打って出るいいチャンスが到来したと思われるわけです。

 その重要な年が今年、2011年。
 
 この時期を逃すと、また2、3年後には新たな企業、あるいは既存の企業の巻き返し、立て直しがあって、また構造化してくる・・・。
 そう思うわけです。

 つまり、今、ない知恵を絞ってでもなにか新しい試み、システム作りをやれるチャンスでもあるわけです。
 えっ?
 作家もそんなことせんとあかんのかって?

 それ、来月の電子出版の項で、詳しくやります。


中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


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2011年01月20日

1/19の作劇ゼミ

 中山市朗です。

 私、十数年前から、教え子たちに言い続けていたことがあります。

 2011年に何かが起こる、と。

 それは経済や労働形態、あるいは規制システムの崩壊。
 企業は国際グローバル化し、完全淘汰される。
 貧富の差が開き、以後、貧富の差は変わることはない。

 なぜ、そんなことを思ったのかというと、ある経済学者がそういう予想をしていて、すでに米国がそうなりかけていたこと。貧富の二極化はその中間層が貧富のいずれかに分裂か吸収されてしまうだろう。まあ米国のドル経済の仕組みを見ればうなずけます。
 そして、メディアに変革が起こるであろう予想もあったこと。これが実に説得力があるというか、戦略的な見地にあったわけです。
 そしてこの頃から、終身雇用制が壊れはじめ、外資系企業による合併、吸収が始まりました。なんとなく、常識というものが崩壊しはじめたのです。

 そして今、現実に変革が起こりつつあります。
 派遣なんていう制度がますます労働者の不安感をあおり、職に就けない若者が増えてきました。一方、世界市場には徹底したグローバル化が起こりつつあります。
 職に就けない者と世界市場を握る者。
 まさに貧富の差は拡大するという図式です。

 そんななか、我々フリーランスの者はどうしていくべきか。
 そんなことを、19日(水)のゼミで考えてみました。

 私がいる、また塾生たちが目指すのは、マス・メディアの世界。
 出版、放送、映画、アニメ、広告、ゲーム、アート、ネット・・・。
 
 これらの業界がもう、大変革を迫られ、淘汰されようとしています。
 出版の電子化。この問題は来月詳しくすることにして。
 ちょっと業界の仕組みというものを見てみましょう。ここから世の中の仕組みが見えてきましょうし、それが通用しなくなるのはなぜか、という問題も見えましょう。

 たとえば放送業界。
 特にテレビは家庭の団らんの主役でした。
 私もテレビっ子でした。
 それが変わろうとしています。

 私も放送作家をしていた時代がありましたが、デジタルという言葉が聞かれだした頃、旧態然とした制作下請け会社は、バタバタッと倒産したことがありました。ちょうど10年ほど前です。
 それまでのアナログ思考から離れられなくて、何千万円という機材投資をした会社は用無しになってしまったわけです。デジタルは今までの作り方と違う・・・。
 でもデジタルとは何を生み出すのかを、ちゃんと理解している業界人がどれほどいたことか。
 
 そして今、あれよあれよと言っている間に、今年7月の完全デジタル化に突入します。今までのアナログテレビには、何も映らなくなります。

 テレビ視聴者は、これでまず15パーセントほど減るだろうと、これはTBSの某プロデューサーから直に聞いた話です。うちの塾生にも今のままではテレビが見られなくなる、というのが総務のスガノも含めて数人いるようです。塾では20パーセントという数字が出ました(?)。

 デジタル、多チャンネルは、放送局にとってチャンスと脅威にさらされています。ブロードバンド、モバイルなどのチャンネル拡大は、それだけ映像コンテンツの収益を拡大すると思われますが、多チャンネルは視聴率の分散を引き起こし、その分、媒体価格が下がります。とはいえ、そういう時代なのですから、放送局はどんどん映像コンテンツを配信して・・・。

 ところが、様子がおかしい。
 放送局は、NHKは別として、あまりネット配信や新規企画に積極的ではないのです。
 以前、私は関西の某ローカル局に企画を持っていって、「これはテレビ番組ではありますが、DVDやネット配信で波及効果が見込めます」とプレゼンしたことがありますが、めんどくさがっているんですね。なんでやろ? と思いました。
 まあ、サラリーマンなので余計な仕事はしたくないのか、と思ったんですが。
 実はこれ、カラクリがあったんです。

 なぜ、放送局はネット配信に積極的ではないのか?
 答えは、そのほうが儲かるから、なんです。

 素人目に見ると、テレビ番組としてオンエアして、ネットでペイすればそれだけ儲かるやん、と思いますわな。

 放送は電波を使っています。これは公共のものなんですね。
 放送コードという問題があります。放送で言ってはいけない言葉。『座頭市』は今地上波テレビじゃオンエアできない。これは公共電波を使っているので、「不快に思うなら見るな」と言えないんです。
 だからどんどん規制していく。やりすぎちゃうか、と思うほどです。
 で、電波は公共なんですが、放送局も企業なので、それを使って収益を得ているわけです。だから政府の認可がないと、放送事業の新規参入ができないわけです。NHKは国の特別法人です。
 まず政府は、各都道府県に地方局を認可しました。しかしビジネスとしてのシステムを考えた場合、東京キー局を中心とした放送形態になったんです。
 東京キー局。
 あれ、塾生たち知らない? なんで?

 我々は関西人なので、関西の放送局からキー局を知りましょう。
 関西の放送局は、準キー局と呼ばれます。あまり聞かないけど。

 準キー局   キー局
 毎日放送 → TBS(毎日新聞系列)
 朝日放送 → テレビ朝日(朝日新聞系列)
 関西テレビ→ フジテレビ(サンケイ系列)
 読売テレビ→ 日本テレビ(読売新聞系列)

 地方局は、そのほとんどの番組をキー局が製作したものを放送しています。フジテレビの『笑っていいとも』は関西テレビで同じ時間に放送され、テレ朝の『報道ステーション』は朝日放送でも放送されます。東京ドームの巨人戦は日テレが中継し、タイガースファンのいる関西では、読売テレビがそのまま放送しています。
 これを系列、といいます。
 さて、ここに放送業界を支えるためのシステムが存在しています。

 地方局はキー局が製作した番組を放送すると、そのたびにキー局からお金が支払われたのです。えっ、て思いません?
 地方局は自分で番組を作らない。キー局から番組を提供してもらう。
 キー局の作る番組は、出演メンバーも豪華で製作費もかかってしまいます。
 普通、キー局に使用料とか、払う立場にありますよねえ。
 ところが逆なんです。

 地方局がキー局から番組をもらって、金銭をもらう。
 一見して地方局は得して、キー局は損をしているように思えます。
 逆なんです。
 このメカニズム、わかります?

 続く。


中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


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2011年01月19日

超戦略大作戦

 中山市朗です。
 
 先日、このブログで塾生たちの、将来の日本についての憂いを書きましたが、コメントをくださった皆さんの意見を読んで、ちょっとこういうモノがあることを知ってもらいたくなりました。
 しかもこれが、30年以上も前に書かれた、あるマニュアル書であるとしたら・・・。

 【戦略表】

○実行→その目的、獲得物

大衆の無知化→公共組織の衰弱

重要点(価格と売上)をコントロールすることにアクセスする→フィールドバック出力に必要とされる反応

大衆を上の空にさせる→防衛力の低下

家族を攻撃する→若者の教育をコントロールする

現金は少なく、借金と施し物を多くする→もっと自堕落に、もっとデータを

教会の独立性を攻撃する→この政府のようなものに対する信仰を破壊する

社会的画一性をはかる→コンピュータ・プログラミングを単純にする

税に対する抵抗心を最小に押さえる→経済データを最大にする。強制する問題を最小にする

同意係数を安定させる→単純化

はみ出しに対するコントロールを強化する→コンピュータ入力システムを単純化し、予知可能性を大にする

境界条件を確立する→問題の単純化。差異の解決と差異同一化

適切なタイミング→データの変異と不明瞭さの減少

コントロールへの抵抗を最小限に抑える→コントロールを最大限にする

コントロールを最大限にする→究極まで従属させる

通貨の崩壊→アメリカ国民相互の信頼崩壊

END(作戦終了)


【陽動作戦:基礎戦略】


公共教育では数学、論理学、システム設計ならびに経済学などは程度の低いプログラムを植え付け、技術的想像を妨げることによって、彼らの精神を武装解除させ、精神的行動をサボタージュさせる。


次のことによって、彼らの感情を解放してやり、彼らのわがまま勝手と、感情、肉体的な活動の中に放縦さを増してくる。
 (1)メディア-特にテレビと新聞-を通じて、セックス、暴力と戦争を集中砲火で浴びせ続け、毅然と立ち向かう感情を軟化させる(心的、感情的レイプ)。
 (2)彼らが欲するものを与えて過激に-思考に「カロリーが高いがまずい食品」-彼らが真に必要とするものを奪い取る。
 (3)歴史や法律を書き換え、大衆を変質者が作り出したものの虜にさせる。このようにしてこそ、彼らの目や心を、その人間にとって必要なことよりも、自分とは無関係なでっちあげなものごとへ逸らすことができる。


【陽動作戦の要約】
 メディア:成人大衆の関心を真の社会問題から逸らさせ、少しも重要でないことに縛りつけよ。
 学校:青年大衆には、真の数学、真の経済学、真の法律ならびに真の歴史については無知のままにさせ続けよ。
 娯楽;大衆娯楽は小学六年生の水準以下にとどめ続けよ。
 労働:大衆を考える時間もないほど、忙しく忙しく、ひたすら忙しくさせ続けよ。ほかの動物とともに農場へ戻れ、である。


【勝利の第一歩】
 これらは従順な大衆から合法的(必ずしも道義的ではない)強制力を使って入手したデータにより作動する・・・。

 引用はごくごく一部です。





中山市朗 Dark Night ~Vol.2~ ~未来を予言した聖徳太子!秘められた聖徳太子の謎を暴く!~
1月28日(金) 23:30開場  24時00分開演(4:30終演予定)
前売2500円 当日3000円
会場:道頓堀ZAZA(中座食いだおれビル地下一階) 
定員:80名(先着順)
前売予約はsoukai@ohtaki-agency.com まで、公演名、お名前、枚数を明記して送信してください。追って確認の返信を致します。


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2011年01月15日

1/12の小説技法 その2

 中山市朗です。

 塾生たちによる討論会。
「今後の日本は滅亡するか、明るいか」

 なんか私、空気でわかるんです。今の若い人たちはあまり今の日本に期待していない。というか、まあ、こんなもん、と思っている節があります。
 で、民主党政権になった途端、これ、日本は大丈夫かいな、という不安感が決定的に生まれたようです。
 しかしその日本を背負うのは、そんな日本で生きていくのは、何とかするのは、今の若い人たちじゃないですか。
 だから今の日本、どうしたい? どう思う? と私は聞きたいわけです。
 どんなところに希望をもって、というか、本音はどうなの?
 で、その辺りのことを、20歳から30歳半ばまでの塾生たちに、議論してもらいました。これ聞いて我々大人も反省すべきです。

 体験談から出ます。
 仕事場やバイト先。
 無断欠勤して平気な若者、やっぱり多くなったらしい。呼び出して叱ると、次から来ない。そんな話が塾生たちの口々から怒涛のように出ます。
 ある塾生の職場で、無断欠勤をする新人に説教したら、今度は病欠を理由に来なくなったらしい。痺れを切らして電話をします。「とりあえず来い」「ボク病気なんです」「えーから来い」「熱39度もあるんです」「えーから来い」。
 渋々来た、血色のいい新人くん。熱計らせます。「37度」
「おい!」

 ある塾生の子は、10代の子と話をしていると、全員ケータイを片手にもっていて、ずっとチャットしているんだそうです。それも隣同士で。
「それ、一部でしょう?」
 そういう意見が出たら、
「5人中、5人がそうでした」

 私も覚えがあります。講演会なんかでも若い人は下向いてチャットしてます。
 前からケータイの光が机の下によく見えています。ノート取らへんし。
 それが現代人というのなら、そうなのでしょうが、そんなんで人の話が聞けるのか? また、オリジナリティが生まれるのか?
 20代の塾生が10代を憂いています。
 
 30代になった女性からの意見。
 昔は貧乏していて食うのに困って、この貧困から抜け出そう、這い出そうと必死だったように思えます。今は、まあ食うのに困ることもないし、かといって贅沢も知らないんで、このまま篭ってゲームしたり、食わせてもらうラクな環境から出ようと思わない人が増えたように思います。危険やリスクを負って冒険する気になれない、というか。

 私も責任をもたすと、すぐに潰れる若者を随分見てきました。
 塾生にもいましたしね。
 他の大学で教えているという知り合いも、「今の学生は、言われたことはするけど、言わなきゃ何もしない。工夫もしない」って言っていました。

 日本はなんやかんやと安全で、温室なんでしょうか?
 温室で育ったら、温室出ようとは思いませんもんね。

 そういえば、この前テレビを見ていたら、韓国や中国の若者はどんどん海外に出て、国際的感覚を身に付けようと積極的だが、日本の若者は日本に篭りがちになったとか。アメリカの某日本文化を紹介する施設に常勤しているのは、韓国人女性というレポートをやっていました。
 そういや、クリント・イーストウッドが『硫黄島からの手紙』を製作するにあたって、日本語の脚本が書けるシナリオライターを捜したら、ハリウッドにひとりもいなかった、と言っていましたなあ。

 何をしたらいいのかわからない。いや、何もしたくないと考えている若者が増えているのも事実だとある塾生も言います。で、ありながら、みんな不安感をもっているらしい。で、そういう気持ちを紛らわせるために、大学の授業中にもPSPで遊んだりしている。

 あの、ゲームとかケータイ、なんか大人の金儲けの犠牲になっちゃってませんかね。

 それにこの就職難の時代、大学の2回生から就職活動せなならんとか。ちょっと待てよと思いません?
 大学生が勉強もせずに就職活動? 企業が大卒を採るのは、それなりの知識や教養があるから。それを怠けて就職活動している学生は要りませんわな。でも、そうせんと就職活動に乗り遅れる。こんな矛盾を作り出したのは誰なのか?

 ある塾生は80歳くらいの老人に、こう言われたそうです。
「今の若いのは教えるつもりで叱っているのに、すぐ逆ギレして辞めてしまいよる。あーいうのは、自衛隊入ったらええねん。精神的修行が足りん」

 自衛隊といえば、国家を背負うという気持ちをもった若者にあまり浸透してません。まあ、私は作家やマンガ家、ゲームや映像の世界に入りたいという若者のいる環境に、ずっといたからかもしれません。でも何年か前、横浜中華街に住む、何人かの中国の若者と話したことがあるんです。彼らは政治家になって中国に貢献したい。日中の文化使節になりたい。そんなことをみんな言っていたんです。わあ、日本の若者と言っていることが違うな、そう思った。
 ある台湾国籍の若者は、将来大統領になると目を輝かせていました。

 ある塾生は言います。
 二極化がこれからもっと顕著になるでしょう。今の若者もすごく優秀な人と、まったく知識もなくやる気のない無気力な人に分かれています。前者は少なく、後者が断然多くなる。優秀な人間は、そうでない人から搾取し裕福になり、搾取されている側は永遠に変わらない。

 これ、昔からずっと世界中にあった社会組織ですわなあ。
 その中で、近代の日本のみが、割と全体的に貧富の格差は少なく、戦争に行く必要もなく、ほぼ国民全体がある程度の幸福と将来への希望がもてる国だったはずですが、いつの間にやらこんなことに・・・?

 なんか、塾生たちの話を聞いているとネガティブです。
 ある塾生は「うーん、ポジティブな発想が生まれません」やて。

 でも、自分らのことやで、これ。
 でも目先の金儲けに走って、で、どこかの誰かさんに騙されて、身包みはがされた大人たちも悪い。で、未だに騙されたと思っていないんですね。
 バブルのときにあったお金、どこ行った?

 このままではいかん。
 では私なりの日本を幸福にする提案を言いましょう。
 言っておきますけど、極論もあります。

 まず、日本人による憲法改正をする。
 私、長いこと騙されていました。学校教育に。平和憲法は日本人が作った。
 そう教育されていましたが、自分で歴史の勉強をしてみると、違います。軍国日本を恐ろしがったアメリカが作ったものです。あれは。
 だから日本人で改正する。結果、今と同じものになってもかまいません。でも隣国にテロ国家の北朝鮮や、超大型空母を数隻就役させようとしている中国がある状況で、平和ボケの若者を作り出している日本は、亡国の道を歩んでいるような危機感はありませんか?
 まず憲法改正に合わせて国民全体が、そういうことを考え、国民が議論してみる必要があります。学校教育でもそれ、やらなあかん。
 もちろん歴史、特に近代史をちゃんとやる。
 国の成り立ちや天皇問題もきちっと教える。
 試験用に○×を選択させるのではなく、考えさせる教育をね。
 そういう教育をしていないから、今の日本人は自分の居る場所、状況が把握できないでいるんです。で、周りの中国や韓国を見ているうちに、自身をなくすんです。
 これ、はよ改めな。
 国を思う哲学。これ必要です。

 軍備、もちましょう。
 日本も中国の超大型空母に対して、超々々大型空母を就役させて、米軍に使ってもらう。
 なんといっても空母を最初に組織的に使ったのは、旧帝国海軍でしたから。
 空母を世界で一番最初に就役させたのも旧帝国海軍でしたから。
 普天間基地問題もこれで解消です。なんなら尖閣諸島沖に一隻配備しましょう。
 空母は「勝海」「東郷」「五十六」「米内」。
 空母「東郷」が尖閣近海にいるだけで、もう中国は何もできないでしょう。ロシアはビビります。

 もちろん戦争はしません。また、できません。
 ただ、国を守る覚悟を養うのです。軍事力無しの外交は、今でも無力であることは、民主党政権下で存分に思い知りましたから。
 で、若者も軍隊に入って、精神、肉体的に鍛えるべきですわ。
 まっ、ワシは若者やないので。

 経済の建て直し。これ朗報があります。
 昨年の12月14日付「日本経済新聞」にものすごいことが報道されていました。
 オーランチオキトリウムの発見!
 これは、筑波大学が沖縄近海で発見した藻類で、これは重油に似た炭化水素を精製するんだそうです。これホンマやとしたら、日本は変わりまっせ!
 発見されたのは従来研究されていたもの(トウモロコシからバイオエタノールを精製とか)より10倍の生産効率で石油とほぼ同じ油が精製でき、これだと開いている田んぼを利用してこの藻を生産すると、1リットルあたり50円程度になるらしい。
 面積1ヘクタール、深さ1メートルの田んぼから、年間1トンの石油ができることになり、これが2万ヘクタール(日本の休耕田の20分の1)あるだけで、日本の年間石油輸入量をカバーできるのだとか。だからそれ以上作ると輸出もできるわけです。日本が産油国になるわけです。

 昔、私の両親が冗談で「うちの畑から石油出たらええのになあ」と言うてたのが、ホンマになるわけですわ。藻、ですから。公害だの環境破壊だのもない。それどころか、この藻類は有機物を吸収するので、生活排水も浄化されるらしい。
 田んぼから石油が出るとなると、都会に出ていた若者は田舎へ帰ってきます。サラリーマンやってるより、断然儲かりますもん。広い家に大自然。経済的余裕もできると、子供を作って育てようという気にもなります。少子化問題にも朗報です。
 農家が儲かる。しかも公害がない!
 素晴らしいじゃないですか!

 それに電気自動車はガソリンスタンドのインフラが必要になりますが、これは石油ですからそういうインフラもいらない。車も今までのままで、たちまちエコカーです。

 そして! 尖閣などの領土問題は、そもそも海底に眠る資源を中国が狙ったもの。中東の戦争も宗教の問題もありますが、はっきりとあれは石油の争い。石油がないから日本は、大東亜戦争を始めたわけですしね。
 つまりこれは、世界の平和につながることにもなります。
 長いこと日本は資源がないといわれて、輸入に頼ってきました。世界の産業のイニシアティブを握るのは石油だったんです。
 そのイニシアティブを日本が握れるわけです。
 ただし、そうなるには10年の研究機関が必要だとか。

 今、これを民主党の菅総理が「これを国家事業として4年でやります。4年後には石油問題は皆無となります」と、世界のメディアに向かって宣言するだけで、日本の株式市場の景気がよくなることは間違いありません。日本人も俄然元気が出ます。希望も持てます。
 国家事業となると、4年という数字は不可能じゃないように思います。
 勝手な判断ですけど。
 でも政府は、何のコメントもなし。
 ほんま、チャンスやのに!

 で、塾生にこの話をすると、ほとんど知らない。
 そらそうです。私の知るところ、テレビのニュースで取り上げられていないし、日経のほかに朝日が小さく報じただけ。
 ちょうど海老蔵がどうとかって、マスコミが騒いでいた頃ですわ。

 あほらし。

 で、大丈夫かな日本。

 すごい日本人がエネルギー革命を起こそうとしているのに気がつかない。バカな日本のマスコミ・・・。
 あっ、これが二極化ってこと?








 







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2011年01月13日

1/12の小説技法

 中山市朗です。

 28日の「Dark Night」に向け、聖徳太子を猛勉強中です。
 夢の中にまで出てきます。
 聖徳太子・・・調べれば調べるほど、謎が深くなります。
 しかしそれは「聖徳太子はいなかった」ではなく、実在していたからこその謎だという確信は大きくなっています。

 さて、12日(水)の小説技法の報告です。
 もう12日!
 いつもの合評です。
 参加人数がなんか少ないです。
 やる気あるんですかねえ。

 Dくんの時代劇小説。江戸時代の風習や文化、生活を丹念に調べながら書いているところには好感がもてます。セリフも『江戸会話講座』などというものを参考にしているらしい。なんか話していても、Dくんが江戸時代について詳しくなっています。
 しかしプロの小説家になろうとするには、それだけじゃ難しいんですね。なぜならプロは当たり前にそれをやっているからです。
 やはり求められるのはオリジナリティ。
 Dくんは人情噺を書いているんですが、そういう小説もたくさんあります。
 なんかステロタイプから逃れられないんですねえ。Dくんの作品。
 出てくる人物たちもどこかで見た人たち。そのセリフも「どこかで読んだ」「ドラマか映画で見た」「ストーリーにも意外性がない」。
 そう切り口ですね。切り口がない。
 指摘されたら「うーん」とDくん自身も自覚している様子。
 でも江戸時代通になったDくんは、きっとやらかしてくれると期待しています。

 Kくんも時代劇に関する小説。舞台は現代で、昔の映画など知らなかった若者が、あるきっかけからサイレント映画の大スター、大河内伝次郎の魅力の虜になり、その生涯を追う作品です。難しいのは、大河内も知らない、昔の映画にも興味がない、という若者に読んでもらうにはどうすればいいか、です。Kくんもそこを意識して書いています。
「映画の歴史書を読むより物語を追いながら、映画の知識が頭に入ってくるのがいい」
 という意見も出始めました。ようやく小説としての“体”が成ったということでしょうか。セリフで映画の説明をしてたのが、セリフをなるべく省略し、司馬遼太郎さんの地の文で歴史や状況を語るという手法を意識してみたそうです。
 じょじょにですが、Kくんも進化しています。

 T野くんのSFホラーは、課題部分がなかなかうまく修正できませんでした。
 月面基地で起こった不可解な事件の数々。そしてクルーの目の前で謎の消失をするある隊員。クルーたちが集まっていったい何が起こったのか、を会議するシーン。
 なかなか世界から集められた科学者や技術のプロフェッショナルたちの会話になりません。これ難しいかもしれません。知識だけじゃなく、それぞれの「幽霊」に対する考え方が、各々の国の風土や宗教によって異なるわけですから。またそこを読ませるのが面白いと思うのですが。
 今回はそこが改まって本格SFらしくなってきました。
 ブレーン・ワールド・・・。
 次へ進みましょう。

 Tくんのヤンキー小説。登場する人物たちのキャラはみんな濃く、現代感覚からズレたヤンキーたちの生態が面白く読ませます。ただ問題となっているのは、転校してきたインテリ(?)主人公と、ヤンキーたちのケンカのシーン。アクション描写が細かいのはいいんですが、その描写をいちいち追っていたらかえって全体的な動きがわからなくなったり、マンガだとそういう状況を絵にしたら面白いことでも、文章で読むと違和感しか残らない、みたいな点をみんなに指摘されています。
 えっ、右手をそうなっていて、相手の体がどうなっていて、その左手が、うん踵を蹴られた? 距離は? そのときの体勢は? そんなことをいちいち頭に浮かべなければなりません。
 これ、ケンカのシーン長すぎるんです。だから長く持たせるための地の文がしつこく、長くなっちゃったんです。きっと。
 読み手側からするとまだ物語が始まって間もないので、キャラが濃いとはいえ、まだ各々を把握しきっていない。そこでケンカの描写を長々と読ませられても、と思います。
 映画でいうたら、冒頭でいきなり長々とケンカのシーンを見せられているようなもの。それにまだまだこれから、こういうケンカのシーンは出てくるようですしね。
 キャラを使っての勝負どころを、キチッと押さえられれば、もっと短い描写でストレートに表現できるはずです。
 あとは問題なく、ヤンキーたちのやりとりや会話は面白いし、笑えるギャグシーンもあるんですが。

 Yくんのアクション小説。
 いや、面白いです。テンポもあるし、アクションが起こる前の静けさやもいい。
 登場人物同士の距離感も、ちゃんと頭に浮かびます。
 この続きを書いてください。
 楽しみな作品です。

 さて、提出作品が少なめだったのと、みんなそれぞれに上達してきているのでそんなに言うこともなく、合評が1時間あまりで終了してしましました。
 
 で、この後。
 Tくんの提案で塾生を二手に分けまして、今後の日本は滅亡するか、明るいか、を論争することになりました。
 今の若い人たちは、今の日本、今後の日本をどう見ているのかを、私も勉強になった討論となりました。
 


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2011年01月06日

線上にかける橋

 中山市朗です。

 5日は水曜日。本来なら塾のある日ですが、まだお正月休みとしました。
 まだ帰省したままの塾生もいるようだし。
 ただし、ネトラジの収録はあったので、その後はメンバーで飲み会。
 一人でメシを食うより、何人かで食ったほうが楽しいしね。

 ところでこの日、久しぶりにSくんが頭を見せてくれました。
 彼は総務のスガノくんと同級生で、専門学校時代の私の教え子でした。
 マンガ家志望でして。
 一時期、半年だけ塾に通っていましたが「もう学ぶべきことは学んだ」と意味不明のセリフを残して退塾して、それ以来です。4年ぶりかな?

 スガノくんにすれば、専門学校時代の同期生たちが、どんどん夢を捨ててアルバイトや派遣に身をやつしていく中、Sくんだけは夢を諦めずにマンガを描いている唯一の友人なのだそうです。
「あの頃、『俺、マンガ家にならなかったら死ぬわ』と言うてた奴、マンガ家諦めたのに死んでへんやん。そんな奴らに、俺ら諦めんとやったで、と言うたろうや」
 そんなことを言い合っていたらしい。

 ところが、そんなSくんからくるメールの内容が、最近様子がおかしい、とスガノくんが言うようになったのです。
「もう俺、あかん」
「俺なんて生まれんかったらよかったんや」
 そんなことを言い出している。まあ、なかなかマンガが認めてもらえず、デビューもできず、30歳を目の前にして、精神的に病んでんのやろうな、とは思っていたわけです。
「もう諦める」
「死にたい」
 とうとう、そんなことを言い出したらしい。
 しかし、スガノくんにそういうメールをしてくるのは、明らかにSOSなわけです。
 それはわかります。で、スガノの後ろに私や塾があるわけですから。
 間接的に私へのSOSでもあるのでしょう。
「まあいっぺん、Sを連れてこいや。飲もうや」
 そうスガノに言っていたら、とうとうやってきたわけです。Sくん。

 なんか言動がネガティブなんですね。
 アドバイスが欲しいくせに、素直じゃない。
 話していて、なんかイライラします。もっとも私が話したのではなく、スガノくんが色々聞き出しているのを聞いていたわけですが。
 で、マンガを諦めるのか、やるのかもはっきりしない。
 こっちから、やれ、とか、やめとけ、と言う筋合いもありませんから。
 でも、「もう無理や。やめとけ」とスガノくんは、友人を叱咤します。
 正論ですわ。

 でも、彼も私の教え子だった男。今後が心配です。
 というのも、専門学校を卒業して以来、ずっと彼は実家に篭って、ずっとマンガだけを描いていたんです。他のことができないし、知りません。
 また、10年近くもずっとマンガだけを描いていた30近い男を、雇ってくれるところはないでしょう。奇跡が起こって雇われても、きっと彼は苦痛を思ってすぐに辞めてしまうことでしょう。
 それに彼は危機感を感じているとは言いますが、私やスガノにしてみたら、本当の危機感はそんなもんやない、と言いたくもなります。
 だって彼は、自活をしていない。家にいて、親に食わせてもらっている。
 危機感を本当にもっているというのなら、出版社や編プロに営業をかけているはずです。業界人の集まりに顔を出しているはずです。
 なんとしても絵やマンガで食っていこうという気迫がない。
 ただ、某誌でデビューしたい、そんな夢を現実を見ないで追っているだけ。

 篭っていた、というのが、彼がダメになった全ての原因のようです。
 孤独は、精神を蝕みます。
 励ましてくれる仲間も、友人もいない。編集の人との関係も築いていないし、業界のラインもない。プロのクリエイターとも接していないから、ワクワク感もないし、自分がいるレベルもわからない。ただひとり、マンガをひたすら描くだけの繰り返し。
 マンガで人を楽しませようというサービス精神が欠如しています。
 そら、好きなマンガも描いているうちに嫌にもなる。
 このままだと人間嫌いになって、誰かを憎みだすことでしょう。あるいは自己嫌悪をずっと背負って、今後の人生を歩む。
 で、今のままでは親に食わせてもらうしかない。
 ニート。

 そこが心配なんです。
 ま、ほっときゃええんでしょうが、ほっとけない性分なんで塾を作ったりしたわけです。

 やっぱり、こういう世界に飛び込むには、夢を語り合う場所が必要なんです。
 そしていろいろな人間と関係をもって、ワクワク、ドキドキすることが必要なんです。
 私の知る限り、今現役でバリバリやっている作家やマンガ家の人たちは、いい仲間を必ずもっています。そして切磋琢磨しているわけです。

 Sくんは、結局、何時間もいながら、マンガを描き続けるのか、スッパリ諦めるのかの明確な返答はしませんでした。でも、私に会いにきたということは未練があるのはわかっています。
 だから言ったわけです。
「マンガを続けるというのなら、来月、塾に戻れ。戻らなかったらマンガは諦めたんやなと判断するわ。ただし、戻ってもマンガ家になれる保証は全然無いからな」

 今、彼に必要なのは、語り合える仲間をもつことです。
 それと、受けた仕事は責任をもって完遂すること。塾に仕事はきますから。

 この二つは、得られるはずです。
 そしたらSくんのネガティブな根性も直るはずです。もともと彼はそんな人間ではなかったので。とにかく稼ぐことを覚えなきゃ。

 戻らなかったら、それも彼が選択した生き方です。

 でも「塾に戻れ」
 そう私に言って欲しくて、Sくんは私のところへ来たはずです。
 心の底では。


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kaidanyawa at 22:16|PermalinkComments(4)

2011年01月05日

サンライズ大通り

 中山市朗です。

 日本人は太陽を拝む民族で、なぜそうなのかというと、これは謎であると、昨年1月4日のこのブログに書きました。
 今は太陽に向かって、パンパンと拍手を打っている人を見るのは稀なことになりましたが、私の子供の頃には、お年寄りたちが太陽を拝んでいたのをよく見かけたものです。
 その名残は、元旦の初日の出を見る、という行為にあります。
 旦という字はまさに地平線から昇る太陽のことを意味するわけです。
 しかし、元旦という言葉、文字は、中国からもたらされたものだそうです。
 ということは、中国人も太陽を拝む信仰形態をもっていたのでしょうか?
 いや、中国にはそのような信仰形態はないわけです(長江流域の一部の民族には太陽信仰はあったようですが)。
 中国は古来より太陽を神とせず、北極星を神とするわけですな。
 北極星を神化したものを「天皇大帝」と称したそうで、これが日本の天皇の語源ではないかとする学説もあるようです。

 元は中国で始まり、旦はやはり朝という意味ですので、日本の元旦とは同じ意味をもつのでしょう。ただしその太陽は神ではなく、よってそれを拝むという風習はなかったと思われます。
 日本人にとっては、元旦の太陽は、あくまで神様なのです。

 今年の元旦も、輝く太陽が昇るのを見ることができました。
 ほんとに1月1日に雨が降ったという記憶が、私の中ではまったくありません。
 どんより曇り空、というのも無いんです。
 絶対に、元旦の朝には、太陽がある。
 たとえ大晦日の夜に雪が降っていようとも、朝には雲は綺麗に無くなっている。

 不思議です。
 神秘です。

 ところで先日「Dark Night」の準備のため四天王寺へ足を運んで、いろいろ観察してみたんですが、あの伽藍配置は天文観測所も兼ねていた形跡ではないかと思うに至りました。
 もちろん、北極星信仰の痕跡があり、天平年間に編纂された「法隆寺伽藍縁起及資財帳」には、四天王寺のことを四天皇寺とも記しています。
 
 天皇と日本の古代の謎を読み解くカギは、四天王寺にあるようです。
 


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kaidanyawa at 18:02|PermalinkComments(0)

2011年01月01日

あけましておめでとうございます

 2011年 元旦
 あけましておめでとうございます。

 本年もなにとぞ、私、中山市朗と作劇塾、
 およびDark Night、
 そして特別仕様の電子出版で発売する新作、
 オカルティズムの奥儀を
 モーツァルトの秘儀オペラ『魔笛』の読み解きとフリーメーソンの正体から発露する、
 『モーツァルトの血痕』(全3巻で2月中旬頃予定)
 を、よろしくお願い申し上げます。

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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