2012年06月

2012年06月28日

黄金驚時代

 中山市朗です。

「野田総理は原子力は重要な電源であるとの考えを示している。脱原発は絶対ない」
 これは昨日、関西電力の株主総会での関電の八木誠社長のお言葉であります。

 世の中、言い訳と責任逃れと、あやふや、あいまいな煮え切らないお言葉ばかりが、おエライ方々の口から出てばっかりのこの時に、
 キッパリと「絶対ない」と宣言するこのいさぎよさ。

 もう、ハイドンの交響曲第94番ト長調ですわ。
 えっ?
「驚愕」です。

 オススメ名盤、

 オイゲン・ヨーフム指揮/ロンドンフィルハーモニー

 フランス・ブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラ

 カルロス・クライバー指揮/ケルン放送交響楽団
 
 いずれもCDが出ています。

 驚いた、とかビックリした、ではない。
 驚愕ですわ。



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2012年06月27日

アリババと民主の党賊

 中山市朗です。

 よく政治が悪いのは、「それを選んだ有権者の責任だ」なんて言いますけど。
「我々は4年間は増税もしないし、消費税反対」と言っていた党が、結局その消費税増税やっちゃいましたねえ。
 しかも外交はガタガタ、経済も先行きが見えない。
 やっぱりこれは、そんな民主党に入れた国民が悪い?
 しかし日本国民も人がいい。
「消費税増税? 仕方ないんじゃないですか」
 なんて言っている。

 今、政府がやるべき問題はエネルギー問題でしょ。
 日本近海に膨大に埋蔵されているメタンハイドレード。
 それとオーランチオキトリウム。例の藻から油が採れる夢のエネルギーですな。
 
 この2つ、なんで政府は本腰を入れないのでしょう?

 メタンハイドレードとオーランチオキトリウムの2つの実用化は、もうそんなに遠いものではないはず。しかもこの2つのエネルギーは、日本を今までの夢であった資源大国にします。おまけに日本は火山大国なので、実は地熱エネルギーも相当に利用できるわけです。

 このエネルギー問題に、野田総理は政治生命をかけるべきだったんですがねえ。
 資源大国になれば自然、経済も立ち直り、あのバブルだって再び来るかもしれません。ま、それがいいのかどうかは別にして。

 これらがちゃんと目算立てば、消費税なんてこざかしいことやらんでも、税収は自然に圧倒的に増えるんですけど。

 これを邪魔しているのは実はアメリカなんだとか。
 子分の日本が資源大国になるなんて、道理が許せないらしい。
 それにイスラエルを含む中東問題でアメリカは覇権を握っているわけですから、これが極東の日本になることも考えられない・・・。
 
 でもそんなこと言ってられませんやん。
 今のまま消費税10パーセントになっても、何も見えてきませんやん。

「メタンハイドレードをただちに実用化するための採掘プロジェクトをただちに立ち上げ、オーランチオキトリウムは5年以内に実用化することとし、それと同時に原発の完全停止をいたします。それを国家戦略とし、その経済状況を見て、大幅減税を断行いたします」てなこと、ならん?

 それから30日の怪談会。参加ご希望の方はぜひ!

 オフィスイチロウのホームページ
 http://officeichirou.com/kokuchi.html

 オフィスイチロウの電話
 06-6264-0981



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2012年06月25日

呪戒

 自宅安静中の中山市朗です。

 さて今月30日に、私の書斎で怪談会を開催することは何度もツイッターでつぶやいているところですが、人数的にめっちゃ余裕があります。
 ですから、みなさんの遠慮のない参加をお待ちしております。

 時間は30日(土)の0時から翌1日早朝(始発電車が出る頃)まで。
 入場料は無料。
 ただし、身近な怪談を1話は語っていただくことが条件です。
 膝つき合わせての楽しみましょうよ。
 お菓子類、飲料水の持ち込み可です。気楽でハードな怪談会です。

 参加ご希望の方は

 オフィスイチロウのホームページ
 http://officeichirou.com/kokuchi.html

 オフィスイチロウの電話
 06-6264-0981

 よろしくお願いします!


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2012年06月21日

即・激突! 傘ジャック

 中山市朗です。

 今、ちょっと体が動けない状態です。いや、たいしたことじゃないんです。
 3年ほど前は、地球に激突して右足が粉砕されましたが、今回は軽自動車だったので、骨が折れるとかヒビが入るなんてことはありませんでした。
 まっ、軽自動車では役不足というか、敵ではない。
 しかし、アスファルトに腰をしたたか打ちつけまして。腰っていうのはねえ、ちょっとかかります。病院に行ってレントゲン撮ったら「骨は頑健。異常なし」と言われました。
 でもまあ、1週間くらいは安静にしとけと。
 もちろん入院する必要はなし。自宅療養です。

 えっ、なにがあったって?

 実はですねえ。
 先日の台風の日、自転車で日本橋に行ったんですよ。
 ハードディスクが満杯になったので、コピーしとこうと思って、ブルーレイディスクを40枚ほど買って。
 で、店でたら、傘がない!
 パクられてたわけですよ。
 ええ傘やったんですよ。
 正義に生きる私としては(?)パクリ返そうなんて微塵にも思いません。
 しゃあない。そのまま傘なしで自転車に乗って、帰り道を急いだわけでしょ。
 でも、雨が相当激しくなって、目が開けられない。前が見えない。
 で、ある十字路。信号はありません。
 視界には自動車などなかった・・・はずが、そのまま直進したら「あっ!」
 車のボンネットが突然視界に入ってきて、そのまま停まらずに私と自転車を無謀にも破壊せんと直進するわけです。
 で、すっ飛ばされて、アスファルトにしたたか腰を打ちつけて、自転車も前輪がぐにゃり、警察も来て現場検証したんですけど、まあ10分も経てば一人で立ち上がれて歩くこともできたので、心配している運転手(おばさんでした)に「私は不死身ですから、じゃ!」と言い残してそのまま再び自転車にまたがり、ペダルも歪んでいましたが、そのまま家に帰って仕事をしたわけです。
 しかし翌日、腰から背中にかけて、いってーのなんのって。寝返りが痛い。寝たら立てない。立ったら腰がズンと痛い。
 歩くのが苦しい。で、病院に行ってみたら「1週間安静にしなはれ」と言うことだったわけです。
 ということで、1週間ほどじっとしていると思いますが、ご心配無用。
 30日の怪談会では、元気な中山市朗をお目にかけます。

 ところで・・・

 誰や傘パクった奴! そもそもはお前のせいじゃ! あほー!
 いてて。





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kaidanyawa at 23:20|PermalinkComments(7)

2012年06月20日

信徒らのリスト その4

 中山市朗です。

 このマニュアルを読んで、そのやり口というのが見えてきました。
 ちょっと分析してみましょう。
 
 まず奴らは、物欲、金銭欲、名誉欲を煽り立てるやり方できます。
 だからその前に、なかなかままならない現状を共に嘆きます。

 給料が安い、メンバーが好きじゃない、理解してくれる人がいない。
 そして、今のままではダメだ、とか、経済不安とか将来不安を促します。
 現状ではダメだ。そう思わせます。
 そして一転、今度は夢を語る。

 夢、あるんでしょ? それは実現できるんです。
 そのためには収入を増やそうよ。収入が増えれば夢は実現するんだよ。
 そのためにこのビジネスがあるんだ。
 だから一緒に叶えよう。一度きりの人生だ。
 
 収入が増えると夢が叶うというこの考え方が、私にはピンとこないんですけど、若い人はそう思うのかなあ。こんなんに手を染めたら、夢どころか、こっちが本業になるという本末転倒が目に見えるのですが・・・?

 さて、夢を叶えるビジネスと、そこに仲間がいるんだということを強調して、今度は目標値を定めるわけです。それには憧れの成功者が必要。だから山本博基みたいなキャラを作るわけです。「ほんとは凄く忙しい人なんだけど、たまたま来ていただいているんだ。これはキミにとって凄いチャンスだよ」ってパターン。目に見えるわ。

 ○○さんは大成功した凄い方です。
 この若さで年収○千万円です。
 この前、高級車を買われたんだ。
 有名人と友達だよ。
 そんな人がアドバイスをくれる。またこんな人には、努力次第でなれるんだよ。

 あっ、こんな人になりたい。また、なれるんだ、とイメージさせて。
 次は現状の否定。
 サラリーマンで人生終わるの? 人に飼われて安月給で、それで満足?
 ここにはそこから出られる可能性と未来があるよ。何をしているんだ。
 ここにいるのは仲間だ。夢の実現のためにみんながんばっているんだ。
 キミの夢も実現させようよ。さあ、一緒に!

 そして今度は具体的な目標の宣言をさせるわけです。
 
 僕も○○さんのような成功者になります。
 高級車を乗り回して世界旅行します。
 夢を絶対実現させます。

 ここで夢を実現した自分をイメージさせるわけです。それを仲間たちがわかってくれている、応援してくれている、という錯覚に陥らせる。
 で、おそらくなんですが、仲間同士で夢という妄想を語り合って、すごーい、わーっ、なんて言っているんでしょうけど、これは洗脳の維持なわけです。気をつけて。

 さて、次は講習会とかに行かされるようです。金を払って。

 ここで確実にマインドコントロールがなされます。それにはこのオーナービジネスをやっていることで、優越感を感じさせるわけです。

 このビジネスを理解できる自分は凄いんだ。
 これは最先端ビジネスなんだ。理解できない奴らはかわいそうだ。
 マイナスな考え方ではいけない。自分は違う。
 熱い夢をもって毎日がんばっている自分は素晴らしい。このビジネスがわからず、怠惰な生活をしている奴らと自分は違う。
 成功には妨害がつきものだ。これを跳ね返してこそ成功がある。

 なーんてイメージトレーニングを植えつけて、いよいよ実践です。
 こんな素晴らしいものを紹介することは、人のためなんだ。と言って、プロの営業じゃないので、やっぱり最初は友人とか親戚とか職場の仲間という人脈を使います。
 そして電話をします。

「もしもしAくん? 久しぶり。あのね、いい話があるんだけど、今度会わない?」

 と無限地獄のループが・・・。

 あのね、
 アホでもわかることですが、求められているのは商売ですよね。オーナーじゃない、これ、契約者が同時に販売員になってますよね。
 オーナービジネスっていうけど、オーナー自らが販売員って会社、どこにおまんの?
 それでもって貴方の夢って、商売人になることなの?
 そこをオーナーというまやかしの言葉でごまかしています。
 まずこれ、マルチのポイント。

 で、商品を買ってくれた上に、新規客を探させるわけですよね。
 これも、マルチのポイント。

 強引な販売をしても、訴えられそうになっても、それは参加者の行為であって、会社は直接手を汚しませんよね。これをマルチ商法といいます。

 ほんまにその会社の商品がすばらしくて、エコにいいのなら、なぜちゃんとそのことを宣伝して正規ルートに流さない? それが会社としての責務でもある。ちゃんとした会社なら、広報部、宣伝部、あるからね。
 そういうところを手を抜いて、市場競争もやらずに成長した会社なんて。そんなん信用できるかい。
 それをビジネスとは何か、なんてノウハウも知らない無知な若者や主婦に対してオーナーにならないかなんてクソなこと言うて、結局もの買わせて、損やと思うならあんたも知人に売れよ、なんてほんまクソアホ。それで回る思う会員もアホ。

 言うときますけど、これで儲けている人は確かにいますよ。でもそれは、商才のある人です。
 また、お金持ちになって高級車乗り回して億ション買うことが夢というのなら、まあ勝手にやりなはれですが、クリエイターになりたいこととお金持ちになることは、また違いますから。お金持ちがクリエイターの近道というのはありませんから。
 だいたい作家や役者目指している人が、そんなんで儲けた金(儲からんけど)で車買ったりすることに抵抗ないの? やっぱり自分の作品で勝負せなあかんでしょ。

 えっ、お金が無いと、その作品ができない?

 もう夢追うの、ヤメちまいな!



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2012年06月19日

信徒らのリスト その3

 中山市朗です。

 マルチ商法のマニュアルを公開しております。
 前回までの続きです。
 今回は、友人を呼び出して、1対1から先輩、もしくは成功者が来ているから、ともう1人勧誘者が加わるパターンのマニュアルです。

******
 
 □Aさんの存在
 なぜこんなビジネスを知っているのかと言うと、私も友達から紹介されて話を聞いて、実際、その場で話してくださったのは、山本さんという方で山本さんから話をいただいてとても感動した。
 私から話してもいいですけど、理想は山本さんから直接聞いたほうがいいと思うからそこでCさんのためにも今日は山本さんを読んでいる。理由は二つある。
 一つは同じ理解、感動を与えてあげたいから。例えば貴方は、EXILE好きだよね。EXILEの良さを誰かや友人に伝えようと思ったらどうやって伝えるのが有効的だと思う?
 多分、EXILEのライブに一緒に行くなどEXILEを実際に体感できる方法が有効的だと思う。仮に俺が、カラオケで歌っても悲しいけど良さは伝わらないでしょ。
 他にも映画だってそう。例えば、名探偵コナンを見て感動したとしても、なぜ感動したかを私の口で伝えても感動は伝わらないし、逆にうっとおしいでしょ。やはり直接、映画館に行ってみるからこそ体感できるものだと思う。つまり、いくら良いものでも価値を消してしまう可能性がある。
 だからせっかく話をするなら最適な方法で、伝えるべきだと思って、今日は、わざわざ呼んでいる。

 もうひとつは、CさんがやるならAさんと組んだほうがうまくいくからどんな人柄、性格をわかったほうがいい。世の中で成功している人の周りには、必ず優秀なメンターが存在すると思う。例えばイチロー。イチローが成功できたのは、当時オリックスの監督だった仰木監督がいたからだと、イチロー自身が言っている。

 □AさんのTUP
 Cさんが聞きたくなるようにAさんを魅力的に紹介する。(学生時代、本業、○○○○での実績、人柄等)詳細は、別紙TUPメール参照。

 例)山本博基さん

 静岡県生まれの25歳。学生時代はサッカーを中心に活動しており、高校時代は、内田篤人と試合をした経験をもつ。立命館大学卒業後、大手繊維メーカーの商社部門に就職し、法務の仕事をしながら、このビジネスを立ち上げた。また、株、FX、不動産といった投資やさまざまなビジネスに興味があり、精力的に活動されている。今後の日本経済、夢の実現に向けて、○○○○に取り組んでいる。○○○○でもトップリーダーとして活躍されており、セミナーのスピーカーなども務めている。○○○○の収入で250万円のFRANCK MULLERを購入した。

 以上。

*******

 わっはっはっは! もう笑いをこらえて写してました。

 ははーん、と思ったのが山本博基というキャラクター。確かにKくんも紹介されたスゴい人というのが一流大学でサッカーをやっていて、一流企業に入ってみたいな先輩(上司)を紹介されたというから、このキャラは作られたものですな。
 だいたい25歳で大手メーカー就職って、まだ入社3年目やん。それが法務の仕事をやりながら株をやってFXをやって不動産をやって250万円の時計買った?
 そんな奴おるわけないし、会社の仕事をまず完しろ、ですわな。
 それで今後の日本の経済、夢の実現に向けて、なんやねん。なんの夢やねん。
 日本の経済をどうしたいねん?

 奴らのよく言う、この夢というのが、さっぱり見えてこん。
 こやつらのマニュアルを読んでいると、カネ、カネ、カネ。カネが夢。お金持ちになることが夢の実現のように思える。まあ、金持ちになりたい、というのが夢だったらわからんでもないが、そういう夢をもっているのなら経営や商売のやり方を勉強していると思うので、こんなんに引っかかりませんわな。
 すると・・・なんや?

 Kくんは映画監督の夢を実現するために、ここに入ろうとしたわけなんですが、ここのどこに映画監督の夢を叶えるシステムがあるのかな?
 無いよ。
 イチローには仰木監督がいた? うぷぷぷっ。
 イチローは、プロ野球での一流を目指していた。そこに仰木監督というプロ野球での歴史を歩んだ苦労人と出会ったわけです。そして師弟関係になった。
 それと、ラクして金儲けしようなんて思っているキミらと一緒?

 わっはっはっは!
 プロの道、なめんな!


 続く



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kaidanyawa at 04:54|PermalinkComments(2)

2012年06月16日

信徒らのリスト その2

 中山市朗です。

 許されざる悪徳マルチの手口の暴露です。
 昨日の続き、サンプル・トークです。3パターンあるそうです。
 あー、あるある、と思ったら、それマルチです。

 1、仕事を辞めたい人(今の会社に不満がある例)

 この前会ったとき、仕事面白くないから辞めたいって言ってたよね。私も実は、会社を辞めようと思ってるんだよ。なかなか給料も上がらないし、仕事も面白くないし、一番ネックなのは一緒にやっているメンバーがあまり好きじゃないんだよね。人生振り返ってみるとよく思うのが、何かやるときってメンバーって重要だなと思って。たとえば部活とかさぁ、練習はキツいけど、身近にいるメンバーがいるから楽しく活動できたり、旅行とかも行き先は大事だけど、何より行くメンバーがよければ、どこ言っても楽しいと思うんだよね。このビジネスは、自分が一番やりたいメンバーとできて、みんなが頑張って、みんなで成功できる可能性があるんだよね。だから一緒にできたら私も貴方も楽しいと思うし、是非一緒にやりたいから伝えようと思ったんだよ。

 2、経済的に不安がある人(会社の給料が低い例)

 この前会ったとき、会社の給料が安くて将来不安があるって言ってたよね。俺も実は、余り給料が良くなくて、不安に思ってたんだよね。この前雑誌で読んだんだけど、給料って2000年から2010年の間で461万円→412万円まで落ちているらしいよ。(適宣PRESIDENTなどの関係資料を見せる)なぜこんなに落ちていっているかというと、産業の空洞化が原因らしく、どんどん日本の仕事が海外に流れていっているらしい。日本の給料は世界的に見ても高いから当たり前なんだろうけどね。そのあおりを受けてどの企業も仕事が減って、会社の業績が悪くなってリストラしてるんだよね。たとえばNECは、10000人、SONYは10000人、Panasonicは17000人の人員削減を行なうらしい。
 また収入は減っている割りには、支出は増えている。たとえば、所得税、消費税などの増税、電気料金、保険料などの値上げ、ぜいたく税の導入(欧州では、カロリーが高い食品に関税をかける)とか。しかも国の借金は、1000兆円を越して毎年増えている。国の歳出が90兆円であるのに対して税収は42兆円しかないから借金を返すために毎年借金をしている状況。こんな状況だから将来的に年金などもらえるかどうかわかんないし、若いうちにある程度貯金を作っておかないと、定年後も死ぬまで働かないといけない状況なんだって。
 だから今後の日本を考えたら、1つよりも2つ、2つよりも3つ収入口があったほうがいいと思ったし、貴方にも伝えようと思ったんだよ。

 3、夢がある人

 この前会ったとき、将来学校を作りたいって言ってたよね。僕も実は夢があって、地元の愛知にテーマパークを作って地元を盛り上げたいんだよね。他にも世界遺産全部まわったり、ダイビング好きだから世界中の海を潜ったりとかしたいと思ってる。ただ、よく考えてみると、今社会人3年間くらいやって気づいたんだけど、なかなか今のままでは、どの夢も達成できないし、そもそも無茶な話なんだよね。まあ、フランスに行こうとしているのに飛行機を使わず、自転車で行こうとしている感じ。できなくはないけど、ものすごく効率が悪いし、時間がかかると思って。だから今の仕事を変えるか、今の仕事にプラスして何かやることが重要であると思うようになった。そんな中、自分の夢を叶える手段として何かないか探していて、偶然出会ったのが、今回話したビジネスなんだよね。夢とかが多い貴方にとってすごく有益な情報だと思うし、一度きりの人生だし、貴方の夢を叶える手段として最適だと思うから伝えようと思ったんだよ。

□ビジネスの告知
 オーナービジネスについて。
 オーナービジネスって知ってる?(基本的に知っていても知らなくても説明)特徴は、自分で仕事の時間、収入を決めていける。自分がオーナー(TOP)だと考えればいい。
 たとえば就業時間は、会社が決めるから自分で就業時間を決められない。収入に関しても会社が決めるから自分の給料をあげられない。オーナービジネスだと自分で就業時間や収入が調整でき、自分のペースで活動していくことができる。だから、仮に平日忙しい人でもあれば、土日の空いた時間に活動できたりするので忙しい人でも活動できる。私とかも実際、平日は終業時間が23時だけど、休日の空いた時間を利用して活動でいている。

□○○○○について
 どんなオーナーかというと、○○○○というビジネスだけど知ってる? 海外で成功していて売上げは400億(楽天くらい)。110ヵ国に展開(マクドナルドくらい)、世界的な不況のなかでかなり伸びている。事業はエコをテーマとした生活用品を扱っており、今後、伸びていく分野だと思う。世界で成功しているにも関わらず、日本は2013年に本書くスタートする今は立ち上げ時期だから日本では全然知られていない。なんでもそうだけど、世の中に広まる前に携わったほうがチャンス性は高い。しかも、海外である程度ブランドとして確立されている企業であれば、日本でも大きく失敗する可能性は低い。たとえば、ルイヴィトン。H&Mなどのように世界ではブランド化されている企業で日本ででも広まっている企業は多い。

□特定負担について
 12600円。
 ※額をそのまま言うより毎月の携帯電話料金くらいなど、高いと思わせない工夫が重要。
 ビジネスをやる上でかかる費用は、毎月の携帯電話の料金くらいだから誰でもできる。

 続く

 
  


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2012年06月14日

信徒らのリスト その1

 中山市朗です。

 お待たせしました。
 例のマルチ商法に関するマニュアル書を入手しましたので、暴露してやります。

 奴らは、以下にあることを頭の中に入れて、貴方たちを勧誘してきます。
 これはKくんを騙そうとした某社のものですが、これと似たマニュアル書は他にも存在しているかもしれません。
 しかし、この会社には「マニュアル書は存在しない」ということなので、これを暴露したからといって、文句を言われる筋合いはないですわな。

 もし「うちの企業秘密を勝手に漏洩するのは違法だ」と、文句をつけてきたところがあったとして、それがKくんを騙そうとした企業と違ったら、おそらく上で繋がっているか、創業者が同じの新たな、あるいは別のマルチです。ですからそう言ってきた会社なり組織があれば、そこも徹底的に調べて暴露してやりますのでそのつもりで。
 こういう会社は許せん!
 
 かわいそうに少なくともKくんは、マルチ商法に手を染めて勧誘したTくんからは完全に無視されていますし、Yくんも相手にしてませんから人間関係は確実に壊れています。
 また、金銭的には大損こいたままです。
 いい勉強になったとは思いますが、私やスガノがいなかったら、彼は今も毎月12600円、これ増えていきますから、損こいて、その元を取り替えそうと必死になって知人や友人を口説いて、どんどん孤立化していっていたでしょうね。

 ちなみにマニュアル書には、Kくんの書き込みで、「文章は頭に入れておく。間が飛ぶと覚えた感が丸出しなので気をつける」とありました。そう注意されたのでしょうね。
 奴らの手口がわかれば、対策も考えられます。
 では、奴らのマニュアルをそのまま載せます。

 **************

 ■流れ ニーズ説明(伝えたい理由)→ビジネスの告知(オーナービジネス ○○○○の会社概要、特定負担)→Aさんの存在→AさんのTUP

 □ニーズ説明※最重要
 なぜCさんにビジネスを伝えようと思ったのか。
 お前と一緒にやりたい、お前の夢を叶えるために伝えたいなど、自分なりの思いをぶつける。

 ※相手が話を聞きたくなるように相手思考を重視する。
 貴方の為にこの話をもってきたことを強調する。

 ※相手のニーズと自分のニーズを合わせる(共通点を作る)。
 ニーズが同じだから、自分がいいと思っているビジネスは、貴方もいいと思うというロジックにするため。

 以下はサンプルトーク。比較的多い3パターンの例。


 続く







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2012年06月13日

アルバイトのロレンス 外伝

 中山市朗です。

 今日のWebの産経ニュースに、未来工業創業者・山田昭男氏のインタビュー記事が掲載してありまして、その内容が前々から私も思っていたことでしたので、ちょっと取り上げてみます。

「(最近の経済の)衰退の元凶は、いいモノを安く売ろうという発想だね。その先にあるのは過当競争。これでどうやって儲かるんですか? アメリカの製造業の経営利益率は35パーセントなのに、日本の製造業は3.5パーセントしかない。日本のほうが技術は断然優秀なのに、おかしいでしょ。ためしに銀座を歩いてごらんなさい。今や外国の有名ブランド店ばかり。品質は日本製品のほうが上だけど、高いほう(外国ブランド)が売れる。そういう商売を日本がやらないといけないのに、価格競争で疲弊してしまっているんだ。付加価値のある、差別化をした商品を作り、高く売ることを考えなきゃダメ」

 日本はいつからこんな目先のことしか考えられない国になったのでしょう?
 企画があって、戦略を考えて、デザインを施して、市場を作る。というのが本来の企業のやるべきことが、そのいずれも欠如しているように思うんですよ。
 よく言うのが、東大阪の中小企業の町工場が集結すれば、人工衛星くらい作れるよ、という話。技術的にはそうでしょうが、何のためのどういう機能を持ったどんな形の衛星なのかをデザインして、プロデュースする能力がないとこれは机上の空論にしかならんのですよ。そういう人がいない。松下幸之助、盛田昭夫なんていう人は、技術者でありながらそういうデザイン能力をもった人でした。政治家もそう。田中角栄までの首相はデザインが明確にあったので、国民の目先しか見ない世論なんてほとんど気にしないで、どんどん国家戦略を推進していったように思うんです。
 そういう戦略がない。

 価格競争なんて、これは最低の戦法ですよ。戦術ですらない。こんなん体力のあるほうが勝つに決まっています。
 相手が10万円で売っているものを9万円で売る。ここで1万円の利益がカットされて、そのしわよせは従業員の給料カット、リストラ、下請けへの無理強い。そりゃみんなの士気も下がるし信頼もなくなる。

 で、戦略とデザイン能力のある会社は、ここでその力を発揮するわけです。まあ私は商売にうといですけど、やっぱり日本の企業にがんばってもらわないと困るわけです。
 日本は、人間力というのが弱っているように思います。
 民主党なんて、人材がおらん。

 今の若い人って、アルバイト脳が多くなってきているのでは、なんて私書きましたが、ほんま自分で考えることをしない。想像力が欠如しているとしか思えない。
 山田昭男氏は「今どきの若い人たちは派遣社員やフリーターがラクでいいという人もいますが?」という問いに、こう答えています。
「それは教育が悪い。確かに今の日本はデフレな中で、年収180万円でも食うには困らないかもしれんが、そのまま40歳になったらどうするの?
 戦後、日本の教育は、子供たちをバカにする教育をやってきたとしか思えないんだよ。考えるな、皆と同じことをやりなさい、という教育だね。だから僕は、制服や給食も反対。全部同じで横並びでは、何とか工夫しようという発想が起きないでしょ」

 その通り。今のまま40歳になったらどうすんの、ていうのはこのブログで随分と書いてきました。

 ちなみにこの山田昭男という人、wikiで調べてみたら、若い頃、演劇活動をやっていて、その仲間とともに会社を設立したらしいです。その経験を活かしたシステム作りや企業活動に取り組んでいて、映画制作なども行なっているとか。

 やっぱり、いろいろやっておくべきですな。
「それは、僕のやりたいことと違うので」なんて寝言を言うてるキミ、じゃあ、やりたいことをちゃんとやってるのかな?


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2012年06月12日

ロッケー4 炎の誘致

 中山市朗です。

 以前、あるNPO法人の会議に参加していたときがありました。大阪の街を活性化させるために、海外の映画ロケを大阪に誘致するということと、若い映像クリエイターにいろいろ支援をしていこうということがテーマだというので、微力ながらお手伝いをさせてもらえればなあと、思って参加していたわけですが。
 というのも、1989年に『ブラックレイン』というハリウッド映画が大阪ロケに来たわけですが、規制とあまりに各地の非協力的な環境でリドリー・スコット監督は辟易して、それがハリウッドの噂になって日本にロケ隊が来なくなったんですね。
 ところが映画が公開されるやいなや、おおさかは、世界中の人たちに知れることになったわけです。税金使ってさっぱり効果が出ない広報、宣伝活動より、よっぽど効果があった。
「あっ、そういうことか」と、やっと大阪の役所関係者や自治体の人なんかが気づいて、それでロケ誘致活動をやっている、ということだったんです。

 ところが、なんやこれは。
 素人のおっさんばっかり。こっちからいろいろ提案しても通らない。
 ただパンフレットなどの印刷物は、会員の印刷所に依頼、若い人の映像の版権は会員のメーカーに依頼、釜山と提携して映画祭を、と言っているんですが、それも政治がらみ。
 つまりお金を若いクリエイターから吸い上げるシステムを作っているわけですよ。しかも、その活動費を国からもらっている。
 で、こういう大阪にロケを誘致、という団体は他にもあるんですが、どうも連携をしていない。各々が勝手に理想を言うてるだけ。
 このNPO団体の参加、辞めました。

 そして先日、大阪・韓国文化院で行なわれた「日韓インディペンデント映画祭製作フォーラム」。
 大阪で短編映画『ワンテンポ』を撮った全リンダ監督、「道路使用許可を取るため書類を何度も書かなければならず、それだけで時間を取られた」
すると『ホーム・スイート・ホーム』で初映画監督作を撮ったムン・シヒョン監督、それまではキム・ギドグ監督の助監督をやっていた頃、「キム・ギドグ監督の新作も、日本は撮影しにくいということになった」と日本ロケを断念したそうな。
 なにしてんねん、大阪ロケ誘致を、というてた団体!
 それと衝撃的なことも。
 女優のキム・コッビは日韓の映画作りの違いについて問われて。
「韓国はどんな低予算映画でも役者同士2〜3ヵ月かけてコミュニケーションをとるなど事前の準備に時間をかけるが、日本は違うので戸惑った。今回は共演者と数日前に会ってすぐ撮影だったので、私からお願いし、一緒にお酒を飲む時間を設けてもらいました」やて。
 黒澤明監督なんてそこを重視してらしたんですが、役者やスタッフ同士交流しないとチームとして動かない。

 日本映画、大丈夫?
 というか「このころの若い奴ってコミュニケーションがとれない。これヤバいですわ」とベテランの映画人から聞いていたのが10年ほど前。あれからそのコミュニケーションとれない奴が監督やプロデューサーになりはったんでしょうね。

 映画は技術だけやない。
 心や、人や。繋がりや。
 それが日本文化やったんと違うのか。



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2012年06月11日

オカ・ルド

 中山市朗です。

 オフィス・イチロウ告知事項に、短い動画を貼り付けました。
 今回は「オカルト」について、ぐだぐだ話しております。

 オカルトっていえば、なんか怪しい、眉唾、非科学的、電波系なんてあまりいいイメージがありませんが、本来は人間とその歴史を知るための学問でありまして。
 動画ではあるアメリカ人タレントとのエピソードを紹介しておりますが、これも何年か前のこと。
 東京である私鉄に乗っていたら超満員でして、「わちゃあ」と萎えながらつり革を持っていたんです。そしたらある視線を感じるんです。
 外国人女性、30代半ばでしょうか?
 いや、なかなかの美人です。
 明らかに私を見ているんでこっちは、まあ男ですから「なんや、俺に気ぃあるんかいな」なんて、ちょっと妄想してしまいます。
 と、ある駅に近づくと、その女性が人混みを分けて私のところへやって来るわけです。
 で、私に声をかけてきた。
「ミュージシャンか何かですか?」
 は?
 思ったんですが、まあ長髪に髭、夏に黒ずくめ。まあ尋常やないですわ。思わず「いえ、オカルト研究やってます」
 するとその女性、えっ、みたいな顔をして「それすごく難しい学問ですよ。日本人の貴方がそんなことをやってらっしゃるなんて」
「日本ではオカルトやっているというと、バカにされます」
「ノン! オカルトとは神の奥義を追求し、知ることです」
「古代史はそれをやらないと解けないと思うんですが、なかなか・・・」
「日本の古代史も『聖書』に関わってきますか?」
「もちろん。それに神道の奥義、道教の教理、陰陽道のことわり。日本の歴史学はここをおざなりにしています。だからオカルトという言葉の意味からして、修正せなあかんと」
「その通りです。あっ、私ここで降りますので」
 そう言って、その女性が名刺をくれました。
 スウェーデンの人らしい。勤務先は某広告代理店の重要ポスト。

 あとで調べたら、ヨーロッパではちょっと知られた人のようでした。

 日本人はどうやら聖書を読まないので、神の奥義といってもピンと来ないんです。だからオカルトというと、霊スポットだの、超常現象だの、呪いだの、UMAだの、怪談だの。
 怪談はオカルトと違うって。
 神社をパワースポットとして紹介するのもちょっと違う。

 ということで、今度オフィス・イチロウではオカルトという意味の仕切り直しをしたいと思います。
 本来深淵なる学問です。オカルトは。



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2012年06月07日

アルバイトのロレンス 補足

 中山市朗です。

 バイト脳についてもう少し書きます。
 バイト脳になって、人生終わったヤツをあまりに見てきましたので。
 我が教え子がそうなっていくのを見るのは、辛いんですよ。
 けど、バイト脳になっている本人は気付いていません。そのうちなんとかなると思っています。なるかい!

 私は、アルバイトをするなと言っているわけではないのです。
 専門学校なんかでは高い学費をバイトで貯めて、それで通っているのもいましたし、家庭の事情でバイトしなきゃ、というのもいました。それはエラいと思いました。
 でもねえ、そこまで苦労しながら結局バイトに比重がかかってしまって、卒業したらやっぱりバイトやってる状況って、どうなんですか?
 アルバイトをやるのなら、あくまでこれは手段であるという意識と、いつでも辞める覚悟でいないと、ほんと、人生、ダメになります。

 で、講師や教授やってる人で学生がバイトをやることによる功罪をどう思っているのかネットで調べてみたんですよ。そしたら、あんまりそういうことに言及している人って、いませんねえ。

 ただ、バイトは無駄、ということを数式で表している人がいました。
 海洋建築工学科助教授の桜井さんという人。

 大学の講義で寝ている学生がいる。どうやらバイトで疲れているようだ。または、バイトがあるので、講義を休むのがいる。さて、
 大学は4年間で学費が約500万円。総単位は130。1単位3万8000円。
 半期の1科目は2単位標準。1科目3.8×2=7.6万円。
 半期の授業回数、試験合わせて15回。
 1コマ90分の授業、7.6万÷15=5000円、1時間3300円。
 で、1時間1000円に満たないバイトをして、疲れて授業寝る。

 アホですやん。
 私が講師やっていた専門学校は3年間で500万円でしたから、1時間単価はもっと高かったわけです。授業、ほとんど来てないのが圧倒的に多かったですな。専門学校は単位取れなくても卒業できたので。

 ある大学の学長さんのブログに、こういうのがありました。

 ゼミの個人面談。学生に「学生時代、一番印象に残ったことは?」と聞くと、学生の大半がアルバイト経験における苦労話や体験談をとうとう語る。
 この学長さん、こう書いていました。
「アルバイトを否定するものではないか、アルバイトごときで働くことの意義を知った」というのであれば、「ちょこざいな」というより他はない。

 まったく同感です。
 アルバイトと働くことはまったく違う。
 アルバイトなんて替えがききますから。

「レベルの低い、小さな体験はアルバイトでなんとかできても、それを越える人生を考える規模のレベルの高い体験に対して、結果チャンスを自分から拒否してしまうケースもあるようである。
 アルバイトは収入に関する基準を時間ベースで置き換えてしまうので、就職の際に『アルバイトで人生経験を多く踏んできた』と言ってもかえって逆効果なのだという。働くよりも学生の間はやることがあるでしょう。それが人事担当者の論理なのである。
 アルバイトを絶対するなと言うつもりはない。しかし、つらい勉強とラクなアルバイトを併用すると、どうしてもアルバイトが生活の中心となってしまって、それに慣れるとアルバイトを中心に学校のスケジュールを組み立てるという本末転倒も・・・」
 これは富山工業高等専門学校のWEBページに掲載されていたものです。

 辛い勉強とラクなバイト。そう、ラクなんですよ、バイト。
 みんなも辛い辛いと言いながら、バイトが中心。辛いけどお金になる。で、やらない口実にもなる。でも、うちの塾はサラリーマンやOLもいますけど、彼らの方がバイトくんより意識も高いし、ちゃんと書いています。だから時間の問題ではない。
 それにアルバイトは社会勉強になるというのも意味なし!
 社会に出たら社会勉強なんて嫌というほどしなきゃなりません。却ってアルバイトより厳しい現実に「あっ、思っていた仕事と違うわ」と大勘違いして辞める。
 うーん。

 私、この夏で専門学校の講師を辞めて、10年になります。
 ということは、私の専門学校の最後の教え子たちは、もう30歳になるわけです。
 風の便りにその後の進路を聞くんですけど、大半はバイトで生計たてているみたいです。
 まあマンガ家や作家志望者で、就職する気は毛頭ないというヤツらばかりで、それはいいんですけど、どうも、その状況から出ようとしていない。
 そらそうです。バイトで食えちゃうと、ギリギリだけど、それでいいかって思います。

 でも、もっと恐ろしいのがいます。
 Sくんという男。確か今年で30歳。マンガ家志望。
 彼はバイトをしたことが無い。なんでも親に30歳までは面倒見るけど、30歳過ぎたら夢は諦めて、就職しなさい、という約束なのだそうです。
 私聞きました。「え、Sの家は会社経営とか店やってるとかなん?」
 Sの友人「いえ、全然。フツーのサラリーマン」
 私「マンガ描く以外、何やってた?」
 友人「何もやってないです。家で親にメシ食わせてもらって、マンガ描いていただけ」
 私「就職なんて無理やん」
 友人「多分・・・」

 なんか親もおかしいですな。




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2012年06月06日

船場街の悪夢

 中山市朗です。

 夏のイベントがいろいろ決まっています。
 
 オフィス・イチロウのホームページの告知事項からお入りください。
 それぞれ主催者のホームページへ行けるようにしてありますので、詳細はそちらでご覧いただくのが間違いないと思います。
 
 オフィス・イチロウの告知事項のページを見やすくしました。
 また、週1〜2回のペースで、1〜2分の動画を貼り付けます。
 私が飲みながらクダを巻いたり、怪談について語ったり、映画について語ったり、UFO、古代史、妖怪、宗教、神社探索、世論の裏読み? また、お仕事の楽屋裏、メイキング、ゲストとの対談、告知など、いろいろ、ゆるゆると配信していく予定です。

 それと、今後の怪談会で披露いたします怪談の募集をやらせてください。
 ということで、またまたプライベート怪談会を開催します。

 6月30日土曜日。
 開始は深夜0時より始発電車が出る時間まで。
 場所は、私の書斎です。

 入場料はいりません。そのかわり、実話系怪談を最低1話は語ってください。
 膝を突き合わせての、聞き語る、怪談の真髄が味わえます。
 前回はめっさ怖かった・・・

 参加希望の方は、
 メールアドレス
 info@officeichirou.com

 Tel.Fax
 06-6264-0981

 お気軽にお越しください。





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2012年06月04日

アルバイトのロレンス その3

 中山市朗です。

 バイト脳の話をしましたけど。

 バイトしかやってない奴ほど「時間がない」とか「やりたいことと違う」とか、なんやかんやと、やっていません。
 いっぺんうちの塾に、ある女性が来ていまして、なんもやってないくせにそんなこと言うアマちゃんの男に呆れて「私はOLやって家事やって子育てして、それで塾来て、あんたより書いてるよ」と言ってました。
 
 アメリカの風刺作家アレクサンダー・ウールコットはこんなことを言っています。

「ほとんどの人は自分の使える時間の半分を、ただ願うことだけに費やしています。ただ願っているだけで、その時間を有効に使えば、その願いは実現するのです」

 これ、ほんまです。作家やマンガ家になりたい言うてる人は、おそらく全国に何百万人といるでしょう。でも、ホントにやってる人となると、途端に2ケタくらいは減少すると思いますよ。あとは続けること、続けるために仲間をつくること、編集に知り合いを作っておくこと。それだけでも有利です。

「あなたは自分をどんなことができるかで判断します。他人はあなたが実際に何をした人かで判断するのです」L・N・トルストイ
 
 たとえばコンビニのバイトを10年やっていても、何の実績にもなりません。今、ネット社会になって、作家志望者が原稿を持ち込んだら、その名前、検索される可能性大です。コンビニのバイトやつてたんじゃ、なーんにも出てきません。芝居でも、映像作りでも、イベントをプロデュースしただの、どこかでコラムを書いているだの、なんでもいいからやっておくと、名前が出てきます。編集さん、それだけでも貴方を見る目が違います。
「やりたいことと違うので」という人は、たいてい、自分でできることを勝手に線引きしています。本当はやらなきゃならないことでも、自分で言い訳を作ってやらない口実を作っているだけです。ただし、本当にやる必要のないものもあります。それはちゃんと断りましょう。でも、貴方のやりたいことなんて、他人はどうでもいいことですから。
 何をやった人? これしか判断基準ありませんもん。

「行動するときが来たら、考えるのをやめて行動を起こしなさい」アンドリュー・ジャクソン

 アンドリュー・ジャクソンは黒人奴隷の農場主からアメリカ合衆国大統領になった人です。いわば貴族出身ではない最初の大統領です。チャールトン・ヘストンが『真紅の女』と『大海賊』で2度、このジャクソン大統領を演じています。
 いますねぇ、行動を起こさない人。
 大抵の言い訳が「まだ、早いと思ったので」
 こんなん、もう絶対2度目のチャンスはない。それでね、案外多いんですよ。「ここでそっち行くと、バイトを辞めないとあかんので」
 もう人間辞めろ!

「長距離砲を持っていても、それで戦士になれるわけではない。戦士になるためには、他にもっと多くの素質が必要なのです」ジョセフ・コンラッド

 この人はイギリスの海洋文学作家です。『文化果つるところ』『闇の奥』があります。『ロード・ジム』は映画化されて『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥルと『マルサの女』の伊丹十三が共演しました。当時は一三という名前でしたけど。
 こういうタイプの教え子が多かったんですけど、長距離砲があったとしたら、その大砲を撃つことだけをマスターしようとする。違う。大砲を撃つにはまず兵士にならなきゃならん。直立不動で立っていられるのか、行進によって強調性も訓練せなならん。敬礼動作、統制、服従、専門用語の習得、軍の法律、規則、体育訓練、格闘、武道、武器構造の修得、分解接合、実戦、サバイバル・・・私専門家じゃないんでわかりませんが、ざっとこのくらいは訓練し、修得しとかんとまず一人前の兵士になれませんわ。その上で砲術を学ぶ。あと観察力、注意力、判断力・・・。やりたくない教練もやって、耐えて、やっと一人前の兵士。これはどの世界でも同じ。なのに「これはやりたくない」「これはやりたいことと違う」「これは必要ない」なんて、結構やってますよ。

「作家になるためには、よく読み、よく書くことである。私の知るかぎり、この二つを避けて通る近道はない」スティーブ・キング

 ま、ごもっともでございます。





 



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2012年06月01日

アルバイトのロレンス その2

 中山市朗です。

 バイト脳についてのパート2です。

「ギャラはやれないけど、これやってくれる?」
 業界の人にそう声をかけられるところが、チャンスなはずです。
 そこを、ギャラにならないから、でスルーする。 
 この気持ちが私にはわかりません。
 そこをスルーされたら、もう声のかけようがない。チャンスが来ない。
 当たり前のことなんですが。

 あと、バイト脳の困るところは、自分で仕事を完遂できなくなること。
 若いうちはまだ脳が柔らかいので問題ないのですが、30歳前後にもなって
バイトでしかお金をもらったことがないという人は危険です。
 
 バイトでしかお金をもらったことのない人、危険です。

 自分で工夫して仕事を進めて、期限内にちゃんと納品ないしは完パケをする。
 これがクリエイターの仕事なんですが、工夫ができない。そこ、指令されるのを待っちゃうんです。バイトはどっちかというと、あんまり勝手なことはしてほしくない。決められた通りのことをこなしてくれればいいわけです。
 だから仕事はそういうもんだと、脳が固まっているんです。

 でも、クリエイターの仕事は、ある程度決められたことはあったとしても、自分で決めて自分で工夫して、作って、きっちりと締め切りないしは納品日に作品をあげるものなんです。この過程ができない。
 できないから、やれ、と言われる。すると、いっぱいいっぱいになっちゃうんです。
 それで、やれ、やれ、言われているうちに、ノイローゼになって去った教え子も、これはいっぱいいました。
 でも、それができないんなら、クリエイターは無理ですやん。
 バイトは誰でもできますわ。言うことを聞いてマニュアルに沿えばいい。クリエイターは自主性が求められます。もちろんある程度のレベルも。

 で、辞めていく奴からよく聞くセリフ。
「やりたいことと違うので」
 はあ? おめえ、やりたいことやってないやん。
 それが証拠に、そういうセリフを吐いて辞めていった人はというと、またバイトやってます。きっとやりたいこと、やってませんわ。
「あっ、キミのやりたいことって、バイトやってんね」
 と、ちょっとした嫌味も言いたくなります。

 やりたいことだけやって食えるんだったら、これはラクです。でもそんなに世の中甘くない。ホントにそれがやりたいことなら、どんな状況でも、どんなに時間がなくてもやってますって。で、やってないからアンテナが張れていない。
 先日書いた、ブログを書けといわれたとき、そらAくんは、ホントはコントの台本を書きたいわけです。ブログは決してやりたいことではない。でも、書いたコントが売れていないからそこにいるんでしょ。だったら与えられたことをきっちりやって、信用を得るしかないですわな。
 それにブログを書くのに、そんなに時間とられるわけでもない。

 Nくんは言います。
「たまにすごく面白いコントや漫才の台本を書いてくる奴がいるんです。こいつなんか才能あるなあ、でもこいつ締め切りを守らない、遅刻する、会議に来ない。もうひとり、まあたいして面白いものを書くわけでもない。けど、頼んだことは確実にやってくれる、締め切りは守る、会議には遅れない、そこに大きな仕事がきました。若手の作家も一人枠があります。前者と後者、どっちに仕事振ります?」
 私言います。「後者!」
 Nくん、うなずきます。「ですよねえ」

 これ、信用です。そりゃ、ウデはあるに越したことはない。でも仕事を任せるのなら信用できるほうに振ります。
 いくら面白い台本書かれても、会議に来ない、原稿は遅れるかもしれない、では現場がうまくまわりません。コミュニケーションも取れないんじゃ、お互い何を要求しているのかもわからない。不安になります。現場としてはなるべく不安要素は排除します。
 これ、当たり前。

 だから信用の積み重ねなんです。

 アルバイトをしながらクリエイターを目指している人は、「バイト嫌です。やりたくありません」と言うんです。
「じゃあ辞めたら?」と言うと、
「でも、お金がいるので」と絶対辞めません。ほな言うな!

 バイトはね、なんやかんやとラクなんです。
 その時間は辛いだろうけど、その分絶対にギャラになりますから。

 私は20代の頃、定期的なバイトは一切しませんでした。辛いけどラクってわかってましたから。このバイトの辛さと、書いても書いても作っても作ってもお金にならない辛さと、どっちを選ぶのか、ですよ。
 バイトの辛さのほうが、実は耐えられる。誰でも耐えられるレベルの辛さです。
 だからなんのかんのとバイトを続けて、30歳を超えて、35になって、40歳。
 40歳でバイトしかやったことない男って、どうよ。
 ニートよりマシ?

 うーん。

 私はラクすんのが好きで、しんどいことが嫌いな人間です。だから就職活動もしたことありません。サラリーマン生活も皆無です。
 そんな私がバイトやっちゃうと、絶対それ以上しんどいことはやらんやろな、つまり、バイトはきりきりだけど食ってはいける。そこで妥協しちゃうのではという、私なりの恐れがありました。
 だから、手を出しませんでした。

 でも食っていかんといかん。
 だからです。バイト以外で食っていくためには、頭の中にある妄想やなんかおもろいことを、お金にする方法を考えんとあかんと思うわけです。反バイト脳です。
 当時は映像をやりたかったですから、脚本書いたり、映像を作ったりだけじゃなくて、企画書も書いて、メーカーや出版社のメディアミックス事業部、映画会社に営業をかける。そらどんどん企画は落ちます。門前払いもあります。
 でも、1社か2社、話を聞いてくれる。東京へ行く度にその会社に顔を出す。
 そのうち飲みに行く。情報をくれる。他の会社を紹介してくれる。企画が通って作品を作ることになる。

 これ、今思うと信用を売りに行っていたわけです。
 向こうも「なんだ、大阪からヘンなの来たよ」とか言いながら、しつこく顔を出して、毎回企画書を提示して、映画だ、UFOだ、フリーメーソンだ、なんて話を聞かせているうちに「今度は何を持ってきたの?」と言ってくるようになる。「そろそろ中山さん、なんかやろうよ」と言われるようになる。でも、バイト中心の生活の中では、そういう環境は呼び込めないわけですよ。

 あんまりバイト中心の生活を続けていると、そのバイトがなくなるのが怖くなります。
 バイトで食う以外のスキルが育っていないんです。それは自分でもわかっているから、でもそれを現実のものと理解するのも怖い。
 だから自分の知らないうちに「辛い、辛い」と言いながらも、守りに入る。バイト優先になる。

 こっちはチャンスを与えてやろうと「今度の日曜、こんな人来るねんけど、紹介したろか」「あっ、その日はバイトなんで」
 あっそ。
 じゃ、もう声かけんわ。

 夢を追いながらアルバイトをやる生活がもう何年も続いている人。
 アルバイト脳になってません?

 つづく
 

 

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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