2014年02月

2014年02月28日

配信あり

中山市朗です。

本日はTBSらじこん『幽怪案内』配信日です。
有料動画が2本。
1本目が「もう逝くわ」と「ミリタリージャケット」。
「もう逝くわ」が150話目となります。行くわ、でなく、逝くわ、が話の内容を象徴しています。
「ミリタリー・ジャケット」は、ちょっと変わった話です。

2本目は「Gショック」。あの腕時計のことですね。えっ、Gショックのお化けがでるのかって? いやまあ聞いてやってください。怪談といってもいろいろあるんですわ。


TBS −らじこん− 『幽怪案内』ページ

kaidanyawa at 12:49|PermalinkComments(0)

2014年02月26日

大日本帝国衰亡史・一

中山市朗です。

西部劇が好きでして、昨夜も独りでジョン・フォード監督『捜索者』(56)を観賞。アメリカ映画史上に残る名作です。以前NHKのハイビジ゜ョンで放送されたもの。はよブルーレイ出せ、ワーナー!
南北戦争の兵役から、牧場経営している弟の家に戻ってきたイーサンという男。弟一家は西部開拓時代を象徴するような家族愛で結ばれています。ところがイーサンの留守中に、一家はインディアンにより惨殺され、18歳と9歳になる娘は誘拐されていることを知ります。イーサンは鬼のような形相で、復讐を誓い、インディアンを追います。インディアンと聞くと憎み、敵対視するイーサンを演じるジョン・ウェインが素晴らしい。このキャラクターは後のニューシネマにおける、アンチ・ヒーロー像に大きな影響を与えます。ウィントン・C・ホッチのカメラも美しい。
だからはよ出せブルーレイ!
スピルバーグも、次作にとりかかるとき、必ず観る映画として『アラビアのロレンス』『七人の侍』『素晴らしき哉、人生!』とともに、この『捜索者』を挙げています。
この西部劇、最近はたまに大作が出たりしますが、めったに作られなくなりました。しかし、1960年代半ばまでは、大量に作られ、数々の名作も生み、また幾多の凡作も排出しました。スティブ・マックイーンやクリント・イーストウッドといったスターたちも、この西部劇から出ることになります。勧善懲悪、騎兵隊や保安官はもちろん白人。そこに無法者という敵役が用意されますが、インディアンもまた、開拓者たちを襲う悪役として登場しました。
「なぜ今、西部劇が作られないのか」という質問に対して、あるハリウッド監督は「ジョン・ウェインがいないからさ」と言っていましたが、確かにそれは一理あります。彼の死とともに、西部劇は伝説となりつつあります。しかし、最大の原因は、60年代半ばから起こった人権運動、公民権運動にありました。西部劇に出てくるインディアンや黒人描写は差別的であり、問題である、とされたわけです。それはある意味仕方の無いことでした。

西部劇は、南北戦争終結のあたりから、20世紀になろうとする1900年あたりまでが時代背景となります。ジョン・ウェィンの遺作となった『ラスト・シューティスト』は、まさにガンマンが伝説化しようとする1900年が舞台でした。自動車が走っています。そしてこの西部開拓の時代こそは、人種差別吹き荒れる、今「鯨を食う日本人は野蛮だ」とか言っている白人にすれば、無かったことにしたいような時代でした。いや、もう忘れているかな?

そもそも、1492年のコロンブスによる新大陸発見は、地球規模の奴隷市場、奴隷貿易を生み出しました。
最初、南米大陸にやってきたスペイン人たちは貴金属が目的でした。とはいえ、スペイン人は中米ではずいぶんインディオを虐殺をしていますが……。次にフランス人たちが北米に入り、こちらは良質な毛皮を求め、ビーバー狩をしたんです。そしてイギリス人が北米大陸に入植してきます。彼らの目的は土地でした。
もちろん新大陸というのは、やって来た白人からの視点で、この大陸にはもともと原住民が住んでいました。彼らは我々と同じ、モンゴロイドの血を引いています。インディアンと呼ばれるようになります。自然を崇拝し、平和に暮らしていました。そこに、白人たちがやってきて、土地を奪いだしたわけです。そもそもインディアンたちは白人とはまったく異なる文化と価値観を持っていました。土地を分割したり売ったりという概念もありません。権利、譲渡、売却を知らないわけです。
白人たちはそれを無知だからだと思ったわけです。ですから言葉巧みに条約だ、協定だ、と都合のいい価値観を押し付け、全部白人側から反故にしていきました。そんなことが白人たちの言う、西部開拓のスピリットの根源にあったわけです。しかし、インディアンは誇り高き民族でした。彼らは白人の使用人になることを断固拒否し、しばし抵抗しました。本来ならば白人たちはインディアンにより大陸から追い出されても不思議ではなかったのですが、白人の上陸とともに、天然痘やチフスがもたらされました。これらに抵抗力の無かったインディアンたちは、たちまち減少します。コロンブスの頃には少なくと北米大陸に200万人、大きく見積もると500万人はいたとされるインディアンたちも、西部開拓時代が終わろうかとする19世紀末には、わずか35万人になっていたわけです。
奴隷にしたくても、インディアンだけでは数が足らないわけですよ。

そこで、白人たちは、奴隷貿易に手をつけるわけです。インディアンが使えないのなら、アフリカ大陸から黒人を生け捕ってきて、彼らを奴隷にしようと考えたわけです。
1977年、アメリカ製ドラマ『ルーツ』がテレビ放映され、本国アメリカはもちろん、日本でも話題になりました。自分の祖先探し、つまりルーツを探る、という言葉は、この頃日本に定着したんです。アフリカから奴隷としてつれてこられたある黒人の一家の三代にわたる物語で、原作はアイザック・ヘイリーという黒人作家でした。
アフリカ大陸で日常の生活を送っていると、ある日突然、黒人狩りをする白人たちによって生け捕りにされ、手足を鎖でつながれ、船に乗せられます。劣悪な状態の中、数ヶ月も閉じ込められ、やっと着いた異国の地で家族も部族も関係なく引き裂かれ、奴隷市場でせりに掛けられます。買い手がつくと、腕か胸、あるいは背中に焼印を押され、転売されるごとに印は増えていきます。皮膚と肉に付けられたこの印は、生涯消えません。これ、西部劇でよく観る牛の売買と変わりません。そうです。黒人は人ではなく、モノだったんです。家畜と同じだったんです。
異国の地でもちろん英語も仏語もわかりません。同じ黒人同士といっても違う部族。やはり言葉も通じず、意志を疎通させる間もありません。インディァンのように組織だった抵抗は出来ないような状況に置かれたわけです。ここまで来て、生きるための選択は、奴隷になるしかなかったのです。

ドラマの発端は18世紀半ば、という設定でしたが、実際にはこの奴隷市場は19世紀の末まであったといいます。そして、400年の間に、1000万人を超えるアフリカ人が、アメリカ大陸につれて来られたといいます。ただしそれ以上の黒人たちが、船とともに大西洋の藻屑と消えました。ある説によると、奴隷一人を運ぶのに、五人の奴隷が死んだ、とあります。そんな危険も顧みず、白人たちが奴隷貿易を行っていたのは、それだけ儲かったから、であるわけです。
奴隷市場はもちろんヨーロッパにも存在し、イギリスの貴族たちは、黒人奴隷を召使にすることがステータスであったといいます。子供の玩具にと、黒人の赤ちゃんをペットに飼う、ということもありました。
イギリスといえば、18世紀に産業革命が起こったことは教科書で習いました。工場制機械工業による産業構造の変化が起こったわけです。これで社会経済の構造ががらりと変わったわけです。資本家がますます利益を得ます。この、機械化された産業の主なものに、綿織物がありました。その原料である綿は、主に西インド諸島からもたらされましたが、アメリカ南部も黒人奴隷を使っての綿花の栽培に力を入れ、南部全体で400万人の黒人奴隷が使役させられていたといいます。これ、大きな利益が出たことでしょう。なんせ、労働力はほぼ、タダ、なのですから。そうなると、アメリカ南部はイギリスとの貿易に関税を撤廃する自由貿易を望むようになります。ところが北部アメリカは、工業化が進み、イギリスがライバルとなっていました。そうなるとイギリス資本をたたき出す必要がありました。北部は、高い関税を望みます。
利害が一致しません。人間、道徳的な動機で戦争などしません。目の前の利益のために戦争を起こすのです。そして扇動するのは、資本家であり、彼らの財力をあてにした政治家であり、そこに迎合したマスコミであり。
南北戦争がここに起こるわけです。
ちなみに南部に広がる綿畑は、もともとインディアンたちの住んでいた場所で、1830年、A・ジャクソン大統領による「インディァン移住法」により、居留地に強制移動させられた跡地でもあったわけです。これを拒否するインディァンは殺され、いわば民族浄化政策がその根源にあったわけです。
インディアンから強制的に取上げた土地に、拉致して奴隷とした黒人に働かせ、そこで膨大な利益を生み出す。そして彼らが選挙を誘導し、世論を作り、政治家を生み出す。アメリカ合衆国建国の実態です。

1863年、南北戦争は北部アメリカの勝利となり、リンカーン大統領は「奴隷解放宣言」を出しますが、それで黒人が解放さたわけではありませんでした。だいたい「お前らは今日から自由だ」と言われて、黒人たちはどこへ帰ればいいのでしょう。なにをして食べていければいいのでしょう。大抵の黒人はそれでも元のご主人様のところにいるしか生きる方法はありませんでした。また、敗北した南部の人たちはその賠償として重税を課せられました。土地も、北部の資本家たちに取り上げられます。やはり、黒人奴隷なくては、南部アメリカは産業も経済も成り立たないわけです。また、北部にしても、ほんとうに奴隷解放をするつもりはなかったでしょう。奴隷解放は、正義としての大儀とするには聞こえがいい。そして、食うに困った黒人たちを安い労働力としよう、と魂胆は同じでした。

『風と共に去りぬ』はマーガレット・ミッチェル原作で、ハリウッド映画史上に残る、ある意味ハリウッド映画とはこれだ、と言わんばかりの映画でした。アカデミー賞を10部門で獲得し、この映画を見て、アメリカの南北戦争を知った人もたくさんいたと思われます。この傑作が、本国アメリカでは公での上映が不可となっていると聞きました。映画では白人世界に忠義を尽くす黒人奴隷たちが描かれ、主役のスカーレットの乳母を演じるハッティ・マクダウェルが黒人俳優としてはじめての助演女優賞を獲っていますが、そういう姿が、現代の社会にそぐわないから、ということだそうです。つまり差別映画という烙印を付けられたというわけです。
私は、アホか! と思いますわ。
あの黒人描写が、白人視点であるのは仕方ないとしても、黒人奴隷の存在があったのは事実。差別があったのも事実。今の時代にそぐわないから上映禁止、などと言っていたら、過去のことが学べなくなる。その時代の価値観はその時代に生まれるもので、ちゃんと背景を知ればいいわけです。私はああいう作品を見せて、子供や若い人たちに考え、議論させることが大事だと思うのですが。今、巷にあふれるなーんも考える必要の無い、ただただアホなハリウッドの映画を観るんだったら、『風と共に去りぬ』を観た方が数十倍有意義で、いろいろ学べるはずなんですが。私も黒人奴隷というとあの映画をまっさきに思い出しますし。それを無かったことにする?
まあええわ。

さてさて、惨めになった人間と言うのは、惨めな自分たちを慰め、プライドを誇示するために自分たちより惨めな人間を作りたがるものです。情けないが、人間とはそういうものです。差別とはこういうところから生まれます。

1870年、南部の州法で「ジム・クロウ法」というのが設定されます。これはアフリカ系黒人を徹底的に差別しようとしたもので、「一滴規定」という、一滴でも黒人の血が混じっていると黒人とみなし、黒人は結婚や教育、公共施設の使用まで、白人とは明確な差別をすることを、法の上で容認したわけです。正確に言えば、白人社会と黒人社会を隔離するというもので「その隔離が平等なものであるなら差別には当たらない』とした解釈のもとで、実質上はその参政権までも剥奪しようとした人種差別のための法でした。黒人ばかりではありません。インディァンや労働のために大陸にやって来た中国系の人たちを白人とは違うColurdとして、差別しました。この法令は、なんと1964年、日本で東京オリンピックが行われた年まであったんです。
ちなみに、インディアンと言う言葉は米国では差別用語とされ、禁止されている地域もあると聞きますし、日本の放送コードでも自主規制されています。しかし、だからといって西部劇の字幕に「インディァン」とはっきり言っているのに字幕に「原住民」と表記されるのは物凄い違和感を私は感じます。彼らが原住民であるという意識など、当時の白人たちは持っておらず、これは『風と共に去りぬ』同様に、そういう人種差別のあった事実の隠蔽しようとするものではないかと思ったりします。

さて、話はアメリカの西部開拓時代に戻ります。西部劇は、先ほど書きましたように南北戦争終結よりはじまります。米大陸最初の横断鉄道は1869年に開通。ここから西部開拓の機運が高まり、1871年にはアメリカ東部で第二次産業革命が起こります。ジェーシー・ジェームズ兄弟の列車強盗はこの大陸横断鉄道が舞台。カスター将軍の第七騎兵隊がリトルビッグホーンの戦いで全滅したのは明治9年、日本では廃刀令の発布、日朝修好条規が結ばれ、三井銀行が開業した年でした。ビリー・ザ・キッドがパット・ギャレット保安官に射殺され、アープ兄弟とクラントン一家によるOK牧場の決闘が起こったのは明治14年のことで、板垣退助が自由党を結成した年でした。
日本では欧米に負けない近代化を推し進めていた頃、まだアメリカ大陸では、白人同士が銃撃戦をやり、インディァン相手に殲滅作戦を行っていたわけです。
世界最初の近代戦とされる日清戦争は、1894年に勃発しました。この時代はまだ、アメリカでは西部開拓時代であったわけです。
「先に抜きやがれ」
バン!バーン!
白人天国の建設。クリスチャンの白人のみが人である。人権とは、白人のためのものである。
当時の白人たちの概念は概ねそういうものでした。
そしてそれは、罪でも悪でもなかったのです。
1890年、歴史家のフレデリック・ターナーは、フロンティア時代の終焉、と結論づけようとしましたが、実はアメリカの資本家たちは次なる西部開拓を目指しました。いや、大陸横断鉄道の開通当時より、彼らはすでにそこをターゲットに入れ、新たな白人天国の建国に着手していました。
西部の、その先にあるもの。
それは太平洋であり、その先にあるアジア諸国のことでした。
そしてそこには、異教徒のアジア人という、非白人が住んでいたわけです。







kaidanyawa at 23:32|PermalinkComments(7)

2014年02月25日

イチロウと新しい仲間たち

中山市朗です。

オフィスイチロウからのお知らせです。
昨日、定例会議が行われ、二人の新しい仲間に加わってもらうことを承認しました。
フジハラくんとヤマシタくん。

藤原と書いてなぜか、ブジワラではなくフジハラだそうです。なぜなのかは、調べたことが無いので知らないとのことでした。姓と出身地というのは、自分のルーツを探る大きなヒントが隠されています。こういうことを調べてみようという好奇心から我々の仕事ははじまります。で、こういうところから歴史や民俗学に興味を持ったりするものです。
フジハラくんは、学生時代には自主制作の映画やラジオドラマの演出をやったこともあり、放送局の報道部でアシスタントもやったことがあるといいます。映画監督めざして東京へ行こうか迷っているところに、オフィスイチロウの求人を知って、上京をとどまったとか。その映画を見せてもらいました。私としては、学生時代に撮ったものであるとしても、プロの意識(テクニックよりまず意識)にはまだまだ遠く及ばずときつくダメ出し評価。プロとアマチュアの間にある明確な差を指摘しました。これからは何事にもテーマをもってあたること。プロは何をするにしても先人たちがやったことを知り、それらと自分のやろうとしていることを客観的に見ること。それより上を行くか、あえて避けて別の表現をするか。どちらかしかない。それには知らないは通用しない。そうならないために、いろいろなものを見ておくこと。そういう話をしました。ただ、彼は素直で、社交性もあり、知識もあるので、私の注文や意図には応えようと全力を尽くしてくれるのでは、と判断。まだ若いですし、可能性は大。彼にはいろいろやってもらいたいことがあります。まずは日々のコミュニケーションから。そして心がけが大事。

ヤマシタくんは、映像など未経験。歳は食っている。ただ、今の状況から脱したいという気持ちを汲んでの見習い採用。彼自身の希望で作劇塾塾生としていろいろ学びたいといいます。ですから塾生扱いとなります。
ただ、いろいろ彼も甘えているところがあるようなので、現状から脱するには本人が本気で行動を起こすしかない。彼には時間的余裕など無いことを自覚させました。とりあえ様子を見る、といったところです。今から三ヶ月が勝負。

出版のお知らせがあります。

ダ・ヴィンチ「幽」編集部編『怪談実話コロシアム・群雄割拠の上方篇』が本日、25日発売となっております。
さっき見本が届きました。
関西在住の六人の作家による、上方を舞台にした実話系怪談収録のオムニバスです。
私の作品はいちばん最後に掲載。
常々追っておりました、千日前怪談についての今昔を、書き下ろしております。
題して「千日前怪談縁起」。
いろいろ噂される千日前の怪談をここまでまとめたものは、出版史上はじめて、のはずですが?








kaidanyawa at 15:18|PermalinkComments(4)

2014年02月22日

風邪ぐどん

中山市朗です。

いやあ、昨日一日、風邪をひいて寝込んでしまっていました。
お正月に寝込んで以来、今年二度目ですね。不覚です。
普段あんまり風邪などひかない私が、どうしちゃったんでしょうか。
昔から「バカは風邪をひかない」と言われていましたので、これに照らし合わせれば、私はバカではなくなったということなのでしょうか。
それはめでたい!
もっともバカは風邪をひかないというのは、ほんとはひいているんだけれども愚鈍でわからない。つまり愚鈍→バカということですな。
実はこれ、現代医学でもいえる事だそうで、過度なストレスがかかるとビタミンCやカルシウムの大量消費がかかって免疫力が下がることによって風邪をひきやすくなる、と。
つまりストレスを抱えている人は、まじめで責任感を感じる人、がんばりやというイメージになります。一方、ストレスを感じない人は、愚鈍→バカ、と、やっぱりことわざどおりになるというわけです。
ただ、私には解釈がありまして。
ストレスは嫌なことをやっているから起こるわけでして、「今日は職場行きたくないな」「職場、爆発してくれんかな」と思うときありますやん。こんなときちょっとでも体の具合が悪いと「あっ、風邪かな、おっ、そういえば熱っぽいかな。休めるかな、休もう」という気を起こす風邪もあるのかな、と。
病は気から。それが病気ですからな。
好きなことをやっていると、体の調子が少々悪くてもやりたいことを優先します。だから、愚鈍のふりをする、ということもあるかと思います。
実は一昨日の夜、真代屋くんと二人で飲んでいると、私の声が突然鼻声になったんですよ。
真代屋は「先生、それ風邪ですよ」と言う。
私は「風邪ちがう。突然変異や」と言うわけですが「僕が前に引いた風邪がそんなでした。それ、喉に来ますよ。そしてえらいことになりますよ。寝たほうがいいですよ」と散々おどされて「そうかな」と思ったわけです。
そうかな、とちょっとでも弱気になると、あきませんな。今度は鼻水が出て止まらんようになった。
かんでもかんでも次々と出る鼻水は、どこで生産されてますのやろうね。あんまり出るんで脳みそが原料ちゃうかと思ったほどでした。やっぱり病は気から。

まあ、昨日一日寝込んで、鼻水も治まって、今日はだいぶラクになったのでもうどーでもいいことですけど。


ということで(どういうことで?)、一日遅れの告知となりましたが、TBSらじこん「幽怪案内」が配信されております。
今回は有料動画が2本。
1本目は「トイレの花子さん」
そう、あの都市伝説にちなむ話です。あれが子供の頃、ほんとうに出た、という女性がいました。彼女からお聞きした話です。まったく信用できない話ならここに取り上げません。ただ、ほんとのことなのかどうかは、聞いた皆さんが判断してください。
2本目は「開かずの教室」
どこの学校にも七不思議が噂されるものですが、これは今、主婦をしている方から体験談として聞いたお話。あることを教室でして、放置しておくと対象となった子は三日以内に死ぬ、という噂があったそうです。これをある友達に対していたずら心にやると、本当にその子が三日後に亡くなったという事件があったそうです。このいたずらの加害者に彼女もいたそうです。ただし、これが偶然なのか噂が本当だったのかはわかりません。ところが、彼女たちにも同じことが起こったといいます。そしてほんとうに……。

TBS −らじこん− 『幽怪案内』



kaidanyawa at 10:30|PermalinkComments(9)

2014年02月17日

客人たちとの夜

中山市朗です。

プライベート怪談、終了しました。
私の怪談執筆、あるいはライブや放送媒体での語りは、あくまで実話系怪談ですので、この怪談会は怪談蒐集の一環として行っています。
今回は常連さんから初参加者、あわせてもいつもの半数くらいの9人。
一桁、というのは初めてです。
ところが怪談の量、質というのは数ではない。
怪談社・紗那氏の参戦もあって、非常に濃い怪談会となりました。
恐ろしい話もあり、心和む怪談もあり、怖いけどなんか笑える話、そして生霊譚もあり。
いつも自衛隊怪談を披露してくれているCさんも、以前披露してくれた話を完結させる後日談を話してくれ、深い話となりました。

この日初参加の刺青師のKさん。この人はめちゃくちゃ体験談をお持ちでして。
特に住むと友人や仕事、地位を失い、知らず知らずのうちに生気をも吸いとるという家の話は、少々手を加えると本格ホラー小説にもなりそうな話。これは強烈でした。
それに、出ると噂される留置所に入れられた話も。
こんな話を聴かされると、私も紗那氏も黙ってはいない、ということで、今回収録できそうな話は、えっと……。
整理してみないとわかりません。
ということで、量も質も高い、充実した怪談会で、参加くださった方々は、満足して帰られたのでは?

始発電車の出る午前5時には一旦締めはしたものの「そのまま話を続けたいという人は、いつまでもお付き合いしますよ」というと、大部分の人たちはそのまま居残り。
そして、なんと、会の終了は午後5時。
気がついたら、「えっ、もうそんな時間?」といった感じで。
つまりは、私は17時間もお客さんたちと怪談談義をやっていたということになります。従来の記録を2時間更新しました。

参加者の一人に「先生、これから飲みに行きます?」と言われたけど、さすがにしんどいわ。
そのままメシ食って寝て、起きたら深夜の0時。
で、このブログを書いています。

ということで、次回開催はおそらく5月か6月の初旬になると思います。
今から怪談を仕込んでおきましょう。

kaidanyawa at 01:26|PermalinkComments(2)

2014年02月15日

風雪の怪談

中山市朗です。

雪だっ!
昨日の午前から午後に掛けて、雪、降りましたなあ。大阪。で、積もりましたなあ。
それがどないした、言われると、それだけの話ですけど。
なんか、雪が積もっているのを見ると、童心に返ります。
私だけ?

今日、夜中からプライベート怪談会が行われます。
今回はなぜかいつもより少人数。その上、何人かの遠方からの参加者は、雪で来られないかも知れないという連絡が。
なので空きはあります。
今からでも遅くない。
参加希望者は連絡ちゃぶだい。

info@officeichirou.com
06-6264-0981

さてさて、報告が遅れました。
TBSらじこん「幽怪案内」が配信されております。

1本目が「幽霊見たい」と「日記帳」という話。
怪談好きだけど幽霊は見たことが無い、という人は多いと思います。いや、見ないからこそ、怪談が聞けるということらしいですね。まじで見ちゃう人は、怪談なんてとても聞けない、なんていう人も。
怪談好きで幽霊は見たことが無い、一度見てみたい、という男と、霊感あるよ(あくまで自称)という女の子が、ラブホテルに入ります。すると女の子は「ここ、いるよ!」と言います。
さあ、どうなるでしょう。普通のカップルなら「気持ち悪いね、部屋代えてもらおうか」とかなるのでしょぅが、このカップルは違う。「どこどこ?」と興味津々で、この部屋に居座ります。
さあ、どうなるでしょう。
「日記帳」は、ある不動産屋のオニイサンから聞いた話。この人、廃屋好きという変わった人で、ある営業の合間に見つけた廃屋に入り、恐ろしい目にあったといいます。
その廃屋をオニイサンから聞き出し、彼が体験したというその廃屋で、私が語っております。
私にはいわゆる霊感というものが皆無なので、できることかも知れません。
スタッフはこの後、いろいろあったようですが……。

2本目は「ゴスロリ娘」。
なんだこの題名は?
いや、その題名通り、ゴスロリのファッションをした女の子の……、おそらく幽霊なのかな?
しかし、恐ろしい話です。
一昨年の「Dark Night」のライブでの映像です。私の好きな話です。
TBS −らじこん− 『幽怪案内』

kaidanyawa at 00:59|PermalinkComments(2)

2014年02月12日

東京殴り込み!

中山市朗です。

「Dark Night 東京殴り込み公演」
予約受付、開始いたしました。

オフィスイチロウのHPよりお入りください。

オフィスイチロウHP


そして、今週土曜日の深夜より開始、中山市朗「プライベート怪談会」、まだ参加できます。
こちらは、

info@officeichirou.com

電話 06-6264-0981

どちらからでもどうぞ。



kaidanyawa at 13:00|PermalinkComments(1)

2014年02月11日

日本帝国衰亡史・序

中山市朗です。

本日は2月11日で、祝日です。
私のような稼業は、日曜も祝日もありません。お仕事の依頼があればお仕事のある日。無ければお休み。
まあ、お休みの日の方が多いですわ。はははは。
昼間っから酒飲んだろか。
しかし、取材や資料の紐解き、整理などはこのお休みの日にやります。まあ、お遊びも仕事のうちです。
それはそうと、
本日はなんで祝日なのかと言うと、「建国記念の日」というわけですね。
つまり、大昔の今日、2月11日に日本という国が誕生したということになるわけです。
では、いつ、どういう経緯でもって、日本という国が誕生したのか。その原典はどこにあるのか、ということになると、ほとんどの日本人は答えられないのではないでしょうか?
あなたは答えられます?


カチ、カチ、カチ(時計の音)……。



私、中学のときの歴史の教科書を読み直してみたんです。
そしたらなんと、そういうことは書いていない!
そら、みな知らんはずですわ。

実は、これは『日本書紀』によるんですな。
巻第三にこうあります。
「辛酉の年春一月一日、天皇は橿原宮にご即位になった」
この辛酉一月一日というのをグレゴリオ暦にあてはめて算出するとBC660年2月11日になる、ということで明治政府が、この日を日本建国の紀元とした、というわけです。
この天皇、というのは初代天皇のことで、神武になります。今上天皇はそこから125代目となります。

戦後は一時、この紀元節などの考えは占領軍によって削除されていましたが、2月11日は昭和42年(1967)に建国記念の日となり、現在も祝日となっているわけです。ということは、日本と言う国の成り立ちは、天皇とともにある、というわけです。
ところが教科書には、この天皇とは何か、ということも書いていない。

つまり、日本という国はどうして成り立ったのか、天皇とは何なのかについて、国民は教育されていないのです。
そして、日本は戦争で悪いことをした、謝罪せねばならない、という自虐史観は教え込まれた、というわけで、これで子供たちに歴史に興味を持てといわれても、そんな気にはなれませんわな。
『日本書紀』に書いてあることは実証性が無い、とか、あれは単なる神話だ、という学者さんもいます。そしたらそう教えましょうよ。神話も立派な民族史です。そしてその真贋は、興味を持った子供たちに考えさせればいい。今の子供は頭いいですから。興味を持たせ、考える力を持つ。そういう教育になってないですもん。
ちなみに以前書きましたように、BC660年という歴史の数字はギネス認定でありまして、日本は現存する世界最古の国、ということになっています。
これって凄いことですが、それも教えていません。
仮にそれらのすべてが神話として駆逐されても、日本と言う国号は8世紀には定められていますので、そこを紀元としても、やはり世界最古の国であることは揺るぎません。
英国の歴史が日本に次ぐもの(おそらく)ですが、英国の初代国王ウィリアム一世、通称征服王がイングランド征服したのが西暦1066年です。今の英国はここから始まります。
ちなみに今の英国国王は女王のエリザベス二世。ウィリアム一世から41代目です。
そういうことを示唆するだけで、「えっ、そうなの? 日本て凄いんちゃうの」と興味を持って、歴史の勉強をはじめる子供たちも多くなると思いますけど。

ちなみに、うちの塾生が職場で「日本は世界最古の国なんです」と言うと、同僚たちにバカにされたそうです。
「アホ。中国の方が古いわ。あっちは4000年やぞ」
言っておきます。今の中国は中華人民共和国。これは中国共産党が1949年に建国した国です。100年経ってませんやん。韓国は五千年とか言うてるけど……。

私も大勢の教え子、若者と接してきましたが、確かに歴史に興味を持っている子たちもいます。でも、幕末とか戦国武将とかに興味がある。ゲームやアニメにその史実に登場する人物たちの名前や経歴を持ったキャラクターたちが出てきますから、そこからもった興味なんですね。それは悪いことではない。しかし、それが日本と言う国の連綿とした全体としての歴史には結びつかない。
戦国武将や幕末の藩士たちの名前はマイナーな人まで知っているのに、東郷平八郎を知らない、とか。
「だって、日本はアジアに悪いことをした。そんなことばっかり教えられて、正直、自信が持てませんでした」と言う言葉、若者たちからたくさん聞きましたよ。
ほんま日教組、なにしてくれた。

戦争を嫌悪し、否定する思想。そのこと自体は悪くは無いのですが、そのために、自国も賤しめ、子供や若者の心をも賤しめ、祖国のために戦い、死んでいった人たちをも賤しめる。これは間違った教育であったと、教育者や我々大人も猛省せねばなりません。

そんな日本人は、今まで韓国や中国のいうことをいちいちもっともでございと謝罪し、特に韓国には経済援助もし、技術援助もし、基金も作ったわけです。その挙句、今の韓国の異常なまでの反日です。
自分を賤しめ、そのため、隣人に勘違いを起こさせ、増長までさせてしまった。

しかしそんな日本人が、これではいかん、間違っていた、と気づきだしたのも事実。
今までは新聞やテレビで流れるニュースから得るしかなかった世界の動きが、ネットで知ることができる。
どれが正しい情報か、あるいは、どこがそのソースであるのかも知ることができるわけです。

ただし、そのニュース、情報に興味がわかないことには接しません。
ですから、日本という国の近代史、とくに、明治以降、民主化となり軍国となった日本の経緯と歴史認識を今一度見直す必要があるかと思います。
なぜ日本は、明治となって近代化とともに軍事化の道を歩んだのか。
日清、日露、日中事変、そして大東亜戦争と起こした戦争の意味はなんだったのか。
戦争をしない、という選択肢はありえたのか。
あの戦争は、侵略戦争だったのか。
そういう背景を知らずに、ただ戦争は悪い、アジアを侵略した、朝鮮半島を植民地支配した、なんていわれても、まともな反論も、また肯定もできるわけがありません。
韓国の人たちが声高に叫ぶ「日本人は歴史の真実を知れ」という言葉に答えられません。
「知りません。すみません」
今までそうだったのですが、もう、それが通用しなくなったんです。

そんなことをまた、つらつらと書いていこうと思います。

ただし、私は歴史学者ではありません。勉強不足もあるでしょう。ですから、いち作家の思うこと、として読んでいただければ幸いかと。

このブログでの不定期連載となりますが、よろしく。








kaidanyawa at 12:53|PermalinkComments(10)

2014年02月10日

私は告知する

中山市朗です


オフィスイチロウからのお知らせです。
「Dark Night 東京公演」の予約は、12日以降となります。
あとしばらくお待ちください。

また、ともにお仕事のできるスタッフも募集中です。
詳細は、オフィスイチロウのブログ「魔怪見聞録」か2月3日のこのブログで。
おっと、15日のオールナイト、プライベート怪談会も参加募集していますぜ。
メールしたけど、返事が無い、という人。
お電話ください。メールが届いていない可能性があります。

info@officeichirou.com
06-6264-0981

ところで、電撃小説大賞金賞受賞作、真代屋秀晃の『韻が織り成す召還魔法~バスタ・リリッカーズ~』が献本されてきました。
これから読みます。
帯には「言葉は魔術、呪文がラップ」と書かれてあります。
神道の奥義、言霊のことでも書いてあるのか?
それとも空海が解く「真言密教」の秘密の教義が?

inga01



興味のある方は是非ともお買い求めください。
アマゾンはこちらから



kaidanyawa at 14:22|PermalinkComments(0)

2014年02月07日

配信アリ

中山市朗です。

15日のプライベート怪談会、まだまだ余裕あります。
どしどし参加お願いします。
語る怪談が無いのかな?
また、オフィスイチロウでは、ともに仕事ができる仲間を募集しております。
詳しいことは、オフィスイチロウのブログ「魔界見聞録」にて。

また、「Dark Night」東京公演の予約はまだ受け付けていません。
受付は10日以降になります。

さて、本日は金曜日。TBSらじこん『幽怪案内』の配信日です。
有料動画が2本。

1本目は二話。
まず「二階へおいで」と「般若の顔」。
「二階へおいで」は、ある学生がホラー映画を撮るためにあえて、幽霊の噂のある廃ホテルに潜入。
このとき、ある現象が起こります。
これは、その現地で語っております。そして、我々もここで妙なものに遭遇したのですが。
その話はまた別の機会に。
「般若の顔」も廃屋が舞台のお話。
東京で働くある女性が、車で帰省する途中によく見る廃屋。ここに奇妙なものが現れます。
彼女はそのことを檀家の和尚さんに相談するのですが……。

2本目は「蛸」というお話を。
ともかく、これぞ怪異です。
こんなことがあるんでしょうか。
詳しくは述べません。聴いてください。


TBSらじこん ‐幽怪案内‐


kaidanyawa at 19:43|PermalinkComments(0)

2014年02月06日

2014年作劇塾への旅

中山市朗です。

一週間遅れですが、作劇塾の合評の報告をします。
前回久しぶりに掲載したら、いろいろ反響もありましたので。

その前に、前回のこのブログに告知いたしております、プライベート怪談会、まだまだ余裕があります。いつも、開催2日、3日前にどどっと参加希望のメールが来ます。
こちらとしては、できるだけお早目の参加志望のお連絡いただきたいのですが……。
一人でも多くの参加、お待ちしております。

そして、オフィスイチロウのスタッフ募集も引き続き行っております。
詳細は、このブログの前回分をお読みください。
素晴らしいチャンスが、新しいライフワークが、あなたを待っている、かも?

メールは、info@officeichirou.com
電話は、06−6264−0981
お待ちしていますよ。

では、合評です。
今回は三作品。少ないです。
その分、一つの作品についていろいろ批評や感想、その塾生の作品に対するスタンスなど、いろいろ話し合えます。

Kさんのシナリオ。
ホラーのオリジナル。5分の短編ドラマです。
5分といえば、以前のキングレコード&TBS-BSでやっていた『怪談新耳袋』とほぼ同じフォーマット。
あれは私も脚本、演出したことがありますが、4分54秒だったと記憶しています。あれを見ますと、普段長編映画を撮っている監督さんで、ちょっと手こずっていた人も確かにいました。私は15秒のTVCMを作ったことがあるのですが、その経験で言うと、実はいろいろなことができるフォーマットなんです。確かに難しいですけど。
前回、Kさんに、セットは警察署ひとつで、と指摘していたのは、予算面も考えてのことなんです。

シナリオの習作は、もちろん頭の中にあるイメージを書いていけばいいわけですが、シナリオは最終的に映像化されないと完成とはいえません。また、映像化するには人手も日取りも予算もいるわけです。
監督や製作者が自ら自腹をきって予算を出すというのなら別でしょうが(それでも限界はありますが)、プロの場合、決められた予算があるわけです。現場は捻出されるその予算範囲内で完成させねばなりません。そして、5分のドラマに何百万円という予算はまず出ません。皆さんがビックリするような低予算で撮っている現場もあります。ほんと、ビックリしますから。
ですから、まず予算面を考慮して、その範囲内で撮る、ということを想定してシナリオを書く、ということがプロには求められるわけです。アマとプロの一番の違いは、おそらくここです。いくら凄いイメージ、素晴らしいシーンを書いても、撮影できないことを書いても意味が無いわけですから(そこを丁々発止、できる方法を話し合って模索する面白さもありますけど)。そういうことから、ロケの場所が増えるとそれだけ予算が増える。スタッフや出演者の拘束時間なども考えなければならない、という問題もでてきます。また、場所が増えたり、予算が大きくなったからといってドラマが面白くなる、というわけでもありません。与えられた条件下で、いいものを作る、というのがプロの仕事です。
そういうことに対応したシナリオを書く。これも大きな勉強です。
さて前回、Kさんにはセリフに頼らず映像で見せることを意識するように、と指摘しました。
今回修正されたシナリオは、確かにそうなってはいますが、しかし?
防犯カメラに写った幽霊、それを見た刑事の行動、という変化が加えられました。しかし今度は刑事たちの推理をするシーンが弱くなり、これだと警察署を舞台にする必要が無い、ということになってしまいました。今までは迷宮入りしそうな事件の取り調べでのやりとり、そしてそこで発見された、幽霊らしきものが写ったVTR……
という流れが、今回は最初からVTRに幽霊が写っていた、ということを再確認し、そこで犯人を特定する、という流れになっています。しかし、幽霊が写ったVTRを刑事たちが無条件で認めるのか、これは報告書にどう書くのか、その後どう処理するのか、さっぱり不明です。また、出演者の誰もが幽霊を怖がっていない、というのも作品をホラーたらしめていない原因です。
実際に私が取材した警察やテレビ局などにおける幽霊事件をいろいろ提示して、もう一度、怪異を見聞きした人間の心理、行動、周囲の反応などを考察するようにKさんに示唆しました。
いろいろ頭がウニるほど考えましょう。
プロはそうしています。

Iさんの絵本の文。
今回は、このシーンにはこういう絵が付きます、ということが書いてあるので、そこはイメージしやすくなりました。
前回指摘された、冒険したら何かを持って返らねば、という問題はまだ解決していません。
やはりこういった作品は、オープニングに出てくる主人公は、物語の終わりには成長していなければなりません。
そこが、本を読む親御さん、そして子供たちの共感性を呼ぶところです。
それと、動物たちが集まってくるくだりは、他の物語でもよくあるパターンです。パターンの踏襲は悪いことではないのですが、そこにやっぱりオリジナリテイが求められましょう。
この絵本が本屋に他の絵本と並んでいるとして、売り何なんだ、ということが重要です。
かわいい世界観は悪くは無いのですが。

Nさんの『泣きながら食べるおでんの味は』という短編小説。
とにかく、クリスマスイブに婚約者を会社の同僚に取られ、泣き通しの大晦日を過ごすOLが、おいしい食べ物をふるまってくれる暖かい人たち、そしてその食べ物のおいしさ、食べることの幸せさ、ふれあい、そういうことが読んでいて、ふわっと感じられる作品になれば、癒しの作品になれば、と、その視点から私はこの作品の批評をしています。
そのあたりは巧く修正されてきて、今は大きな問題はなし。いや、この作品を読んでいると、私のお腹もぐぅぐぅ鳴り出します。
小説の中にも小道具を生き生きと活かす方法があります。とくに食べ物、料理がたくさん出てくるのがこの作品ですから、うまくそれが活かされた表現がなされれば、また、具体的なイメージもわき、魅力も出てきます。
2リットルのポカリスエットボトの使い方が、今回はいい。
老舗でもらったお赤飯と、コンビニで買ったカップ味噌汁の組み合わせもいい。
時間の無い会社の昼休みのあわただしい描写と、お赤飯のおいしさの対比もいい。
作品自体も、いい味がでてきました。

さて、作劇塾は各々に合わせた作品合評を行っています。
よく「もう少し若ければ、塾に行っていたんですけど」という社交辞令(?)を聞くのですが、漫画はともかく、小説やシナリオは年齢など関係ありません。何も無いカラッポの若いときより、皆さんの今まで積み重ねてきた人生の年輪が、作品を生み出すのです。プロ志望でなくとも、自分の中にある何かを書き残したい、新しい可能性を模索したい、そういう人たちにも塾は対応しています。
また、若い人たちには、いろいろなものをインプットしてもらいたい。篭っていてはモノは書けない。
世の中、いろいろ刺激的なこと、面白いこと、驚くことがあるよ、ということを知ってもらいたい、そう思って作った塾です。

思うよりまず行動。
塾見学、気軽にお申し込みください。

メール sakugeki@sakugeki.com




kaidanyawa at 01:16|PermalinkComments(0)

2014年02月03日

募集しまーす!

中山市朗です。

オフィスイチロウからのお知らせです。

まず、2月15日(土)のプライベート怪談会。まだまだ余裕あります。
一人でも多くの参加をお待ちしています。


そして!
怪談好き、オカルト好き、古代史興味あり、映画も好き、とにかく面白い何かをしたい、という人、よっといで!
オフィスイチロウが、スタッフ募集いたします。

☆映像スタッフ募集

今年より、オフィスイチロウは、映像作品制作に本腰を入れようかと思っています。
そこで、制作スタッフ、クリエーターの募集をいたします。
映像作品の演出、ビデオ撮影および編集に興味のある人、将来映像関係の道へ進みたい人、経験は問いません。
未経験の方は、まず見習いとしていろいろスキルを覚えていただきます。
まずは、オフィスイチロウが主催するイベントの撮影をはじめ、『幽怪案内』などの演出、技術等の補佐をしていただくことになります。
ただし、当方はクリエーター集団です。固定給などはありません。スキルが伴わないとギャラは発生しません。また、売り上げ、契約数の歩合という場合もあります。経費はお支払いします。
 

☆条件
〇怪談、オカルト、古代史などに興味があり(詳しくなくてもOKです。こちらでレクチャーします)、エンターティメントとして発信していこうという気構え、好奇心があること。

〇クリエーター志向であること。

〇できれば兼業があること。
 オフィスイチロウは、制作会社ではありません。各々がクリエーターとして、アイディアやそのスキルなどをお金にしていく場所です。
 しかし、クリエーターとして食べていくことは簡単ではありません。スキルと実績の積み重ねが必要です。最初はこれだけでは食えません。まず、学ぶ、と言う気持ちでお願いします。

〇すでにプロの人も歓迎します。この場合は諸々相談させてください。

〇オフィスには毎日通う必要はありません。基本的には定例会議と、現場のある日に来てくだされば結構です。
 定例会議は今のところ、月曜日の夜に行っています。

〇映像の編集、調整などは自宅のパソコンでお願いします。

〇映画やテレビ番組に関わることもあります。こういう場をチャンスと見るか、スルーするのか、これは本人のやる気しだいです。

〇運転免許があること。

〇年齢、性別は問いません。

まずは、メールかお電話で問い合わせください。
面接を行います。日時などは調整いたします。

メール info@officeichirou.com
電話  06-6264-0981

プライベート怪談会参加の問い合わせも上記のメール、お電話で。

よろしくお願いいたします。

kaidanyawa at 09:44|PermalinkComments(0)

2014年02月02日

ひとりの怒れる日本人

中山市朗です。

昨年このブログで、「いわゆる従軍慰安婦問題」は歴史的背景から見て、あるいは状況的な視点から見て、無かった、ということを十数回にわけて書いてきました。歴史的背景を言うのなら、まずは併合前の地獄の方がまだましであった朝鮮王朝の実態を知れ。当時の人々の文化水準、生活水準を知れ。女性のみならず、当時の人たちがどんな生活を強いられていたのかを見ろ、と。
今の価値観で、歴史に起こったことをはかり、論議することも危険である、と。

そういうことを書いているうちに、昨年10月15日付け産経新聞が「慰安婦問題」の核となった河野談話は゛聞き取り調査は実に不正確なもので、歴史資料としては通用しないもの゛であり、その内容も゛韓国政府による添削がなされ゛、その背景には韓国政府からの働きかけであり、認めてくれれば゛外交問題にはしない゛という約束の下にあったと、報じられるに至って、まあやっとマスコミも真実解明に本腰入れるところが出てきたかと、まあ、私がとやかくうこともなくなったかなと、しばらく沈黙しておりました。
ところが、あれから、韓国の反日運動はすごく過激なものになり、今や欧米を利用して、日本を賎しめようとしています。また、米国の一部自治体は韓国系の人たちの執拗なロビー活動に屈し、日本に対する強烈な批判を始めた米国の議員なども出てきました。ある議員など「ナチスのやってきたことなど、日本がやったことに比べれば遊びだ」なんて言っていたバカがいました。
まあ、米国人は、日韓の歴史になど興味はないし、知らないわけです。日本人でさえ知らなかったわけですから。ただ、韓国系の人が多く住む自治体の議員たちは、やはり選挙が気になり、お金も出ているのでしょう。また、人道的とか人権と言う言葉に対して、意義を唱えることは、公人の立場にいるならば、なかなか勇気のいることでもあります。
よって、歴史的背景も知らぬまま、おそらく、韓国は当時日本であり、朝鮮人は自ら日本兵に志願して、ともに米国と戦ったという概念すら無いのでしょうな。そういう多くの矛盾に気づかず、平気な顔で正義感面して、日本を叩く。しかし、こんなことをされては、日本のみならず、米国も知らず知らずのうちに過ちに加担し、自らも穢れていくことになるでしょう。
最近になって、やっと日本の外交筋も、だんまりが一番、という体制は危険だとする方向に転換しだしたとか。

しかしこの問題の起点となった河野洋平は、重大な売国という犯罪を起こしたということで、起訴するべきでしょう。日本も韓国も米国も、おかけでこんな不毛な問題にあたり、互いにののしり合うことになったわけですから。そして、河野談話とその裏にある韓国政府の陰謀を国際的な場で明らかにしないと、どんどんありもしないことで、日本は苦しい立場においやられます。
ウソでもなんでも大声出した方の勝ちなんて、これが21世紀の国際社会かね?

また、オバマ政権には失望。中韓との関係修復のために日本が歩よるべきだと?
これ、言いやすいところに言ってきただけやん。
日本は歩み寄る必要なし。歩みよると、日本は中韓の言うことを認めるはめになり、ありもしない罪を被せられ、また賠償を求められ、国際条約の上で定められた協定も破棄され、未来永劫、我々の子孫はその枷を背負い、賤しめられることになるでしょう。
そして、欧米の人たちは思うでしょう。
アジア人は、やっぱり汚く、信用できない人種だ、と。

この問題、また、ブログに取り上げますが、これ由々問題ですぞ、皆さん。

そして皆様にお願いです。
ご存知の方もおられましょう。今、カリフォルニア州グレンデールにある、慰安婦像、そもそもなんでこんなものを米国に置かねばならないのか理解に苦しみますが、この像を撤去するための署名活動をテキサス親父ことトニーノ・ラマーニさんが中心となって呼びかけています。著名が十万人に達すれば、ホワイトハウスはこの問題に対して何らかの解答を出さねばならないわけですが、実は十万人を達成したと思われたところ、かなりの妨害工作が認められ、無効票になるようなものも多数あるようだとか。
このままでは十万人の投票に届きません。
ということで、みなさん、投票にご協力お願いします。

著名サイト(英語)は、http//goo.gl/mnX03Y、
英語での署名方法がわからない場合は、
http://staff.texas-daddy/?eid=454



kaidanyawa at 00:41|PermalinkComments(13)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


Archives