2015年11月

2015年11月30日

怪談さく裂! 怪談会報告。

中山市朗です。

オールナイト怪談会、盛況にて終了いたしました。

もう冬ですので、久々に囲炉裏に火を入れて準備万端。

23時35分頃、うちのスタッフとともにお客さんがわが書斎に来られた、まさにその時!
部屋中響く、警報音!
「ガス漏れを感知しました。ガス漏れを感知しました」という警報器のアナウンスとともに!
は? ガス漏れ?
今はそんなん使ってない。調べてはみたけど、どこも異常は無し。
電話がかかってきた。警備会社から。
「ガス器具をお使いですか?」
「いえ」
「お料理とか」
「使ってません。キッチンも風呂場も異常ありません」
「心当たりは?」
「だからないって」

誰かが囲炉裏の煙を感知したんじゃないの、と言っていましたが、囲炉裏に火を入れたのは今回が初めてじゃないし、警報が鳴ったことも無い。まあ、囲炉裏の煙なり熱を感知したのなら、火災警報が鳴るはず!
結局、ガス漏れは誤報、ということになったんですが、このタイミング!

でも、今回はなんだか部屋が不穏な空気。何人かのお客さんが本棚の向こうにある私の仕事場のあたりに、黒い人影が揺れていたり、移動したり、こちらを覗いていたり、というのを見た、とか、感じたとか。
まあ、私は相変わらず、何も見ず、聞かず、感知せず、でしたけど。

今回は、「この会があることはずっと知っていたんですが、今回はやっと参加できました」と鎌倉在住の人や東京からも来られて。犬〇の里・四国からも。で、なんやかんやと14名。

やはり、こういう怪談会のだいご味は、いろいろな出身、様々な職業、各々の人生経験、価値観、そして好奇心から来る洞察力、観察眼をもった人たちが、各々に語る、自身の体験談、耳にした話というのは、私の想像力をはるかに超えるユニークなストーリー・テリング、切り口が展開し、いわゆる実話系怪談の魅力がさく裂します。
さく裂!
まさに、今回の怪談会は、怪異のさく裂、といってもいい。

人間消失系、因果が祟る、都市伝説が実話となる、典型的心霊話、どう解釈しても妖怪? 意味不明、ちょっと不思議なだけに周囲にありそう、みたいな話がどんどん出る。
そしたら、四国から来たという方が「うち、妙なことが続いているので、調べてみたら、うちの家系は……」と犬〇系の話になった。そこから、いくつか犬〇系の話が出たんですね。

「Dark Night」で、北野誠さん、西浦和也さんと、連続で犬〇系のかなり強烈な話が出たことによって、お客さんたちも感化されて、いろいろ調べた人もいたようでした。で、案外、あった。犬〇系が祟ったという話。

問題は、こんなん発表できるんかいな、ということ。
いずれは、何か形にしたいですが、今のところは、参加者のみの特権、ということで。

こういう現象は、ほんとうに恐ろしい。
「午前0時のさわやかウィンドウ」の異名を持つ私も、こればっかりは関わりたくない。けど、知りたい。ボーダーラインはどこか、ということですね。
『なまなりさん』も強烈でしたけど。

さてさて、参加くださった皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
何話かは、次回の『怪談狩り』に掲載することになるでしょう。

5時過ぎに、一端終了。何人か帰られて、居残ったお客さんと、まだまだ続く怪談会。まだ出る、まだ出る!
そのうちネタもつきて、もう昼ごろかな、と時計を見ると。

な、な、なんと、
16時1分!

新記録達成!
時間も忘れて語り合ってた。

「わちゃー」
といって、みなさん、お帰りになりました。

チャンチャン♪



会怪談

kaidanyawa at 00:32|PermalinkComments(19)

2015年11月26日

28日の怪談会、近づく

中山市朗です。

28日、わが書斎での怪談会が、近づいてまいりました。
まだまだ席がございます。
一話語る、というのが大きなハードルのようですが、些細な怪異でも結構ですよ。
4、5行の怪談、なんていうのもかつて書きましたし。
皆さんのお話を怪談に仕立て上げるのが私の仕事です。
気軽な、怪談会です。

28日(土)の24時スタート。
早朝の始発が出るころにいったん終了します。
居残りたい方は、そのまま居残ってもらってもかまいません。
お酒でも飲みながら、いつも怪談会の続きから、古代史、UFO、歴史問題から映画や音楽、サブカルまで語り合っております。

最長時間は、気づいたら15時、ということもありました。
メシ食うことも忘れて。
さすがにこれは、みなさんが帰られてから即ダウン。

まあ、楽しく語りましょう。

参加条件は、怪談を一話は語ること。
テレビやラジオ、ネットなどに出た怪談はNG。
ご自身の体験でなくとも、周りの仲間や友人、ご家族から聞かれた話でも歓迎します。
参加費は無料です。

参加ご希望の方は、06-6264-0981(オフィスイチロウ)か、オフィスイチロウのメールからどうぞ。



kaidanyawa at 06:26|PermalinkComments(13)

2015年11月21日

Dark Night・17及び怪談リクエスト!

中山市朗です。

お待たせいたしました。
『Dark Night 17』の開催についての情報解禁です。

『怪談狩り・四季異聞録』発売記念イベントであります!

ゲストに関西テレビ『怪談グランプリ2015』優勝者、竹内義和さんをお迎えし、
怪異蒐集家・中山市朗とのガチンコ怪談をオールナイトでお送りいたします。

開催日 2016年1月9日

場所  道頓堀ZAZAHOUSE
   大阪市中央区道頓堀1−7−21(中座くいだおれビル地下1階)

開場  23:30
開演  24:00

ゲスト 竹内義和(エッセイスト、作家)
司会  半田あかり(松竹芸能)

定員は140名で、予約制となります。定員に達しない場合のみ当日券が出ます。
ご予約は、オフィスイチロウ・ホームページの「Dark Night専用HP」よりお願いいたします。


また、12月12日(生放送)、26日(録音放送)のネットラジオ「気まま酒家」では、中山市朗・リクエスト怪談会をお送りいたします。
今まで私がライブや放送で語った、あるいは『新耳袋』『怪談狩り』などで読んだ怪談で、今一度、私の語りで聞きたい怪談がありましたら、ぜひ、リクエストください。
いまのところ、「山の牧場」とともに「なまなりさん」と言うリクエストが多いのですが、「なまなりさん」は時間枠には入りきれないと思われますし、全貌を語ったこともありません。もちっとコンパクトなお話て゛聞きいたものはありませんか?
「山の牧場」は、後日談も合わせて語ろうかとおもっております。
古くからの私の怪談のファンの方は何度か聞いた話も、最近私の怪談を聞くようになったという人は、一度も聞いたことが無い、という話になります。
そこのところは、お互い理解しあいましょう。

怪談リクエスト
jbbs.livedoor.jp/radio/27627/

この放送が、2015年の私の怪談の語り収め?

kaidanyawa at 23:53|PermalinkComments(15)

2015年11月17日

『怪談狩り・四季異聞録』!

中山市朗です。

『怪談狩り』の第三弾、発売日が決まりました。

『怪談狩り・四季異聞録』(KADOKAWA)

日本らしい、春夏秋冬の怪談を集めてみました。

発売日は12月26日。でも、24日のクリスマス・イヴには書店によっては並びます。

中山 市朗
KADOKAWA/角川書店
2015-12-26



また、1月中旬までには、「Dark Night 17」を開催予定しております。
情報解禁まで今しばらく!
もちろん、新作本は物販に出します。サインでもなんでもします!

そして、今月11月28日は、次なる『怪談狩り』のための怪談会を、私の書斎で催します。
私の怪談蒐集のための怪談会ですので、入場料は無料。
ただし、一話は怪談を語ることが参加条件となっております。
もちろん、私も語ります。
膝を突き合わせての、怖くも楽しいオールナイト怪談会です。

11月28日24時よりスタート。

参加希望の方は、オフィスイチロウのメールか、お電話で。

info@oficeichirou.com

06-6264-0981


京都造形芸術大学と東北芸術工科大学共同による芸術学舎の冬季講座で、「聖徳太子と未来記」についての講座も、私が担当します。
こちらは来年2月17日(水)より5回講座。

詳しくは、こちらから

その頃には、雑誌『ムー』で、「聖徳太子と未来記、『魔笛』」の大特集予定!
ロフトプラスワン・ウエストにおける三上編集長との対談も、その頃に予定。

電子書籍『モーツァルトの血痕』は、その後の飛鳥昭雄さんとの対談本にあわせて。


動き出した!










kaidanyawa at 00:00|PermalinkComments(9)

2015年11月16日

奇妙な平等教育

中山市朗です。

9日夜、「気まま酒家」、聞いていただけましたでしょうか?
日本の教育問題、日教組の問題等々、ちょっとお酒を飲むにはふさわしくない(?)話題がテーマとなりました。

私は作劇塾という私塾を開講し、自ら講座を持っています。たまに大学などでも講義をいたします。
以前は、クリエーター系専門学校の非常勤講師も務めていました。

そこで思うことは、作家という自立性を求められるものを目指しながら、独立性の無い受講者が相対的に多い、いや、多すぎる、ということを感じます。
専門学校の場合は、9割以上はちょっと前まで高校生だった、という若者たちが入ってきます。
もちろん、夢と希望を持っています。この学校を卒業するころには、自分はプロとして活躍する小説家、漫画家、脚本家、映像ディレクター、ゲーム・デザイナー……。
まあ、たいていはそうはなりませんわなあ。
もちろんそれは、業界にもキャパがあり、狭き門であることは確かです。しかし、私が思うに、こういうクリエーター系のビジネスは、自分で考えて、切り開けばいい、と思っています。
自分が頭の中に思っていることを、イメージを、いかに一般大衆に観てもらい、読んでもらい、共感されるか。
そして、ビジネスにしていくか。
既成のメディアなどは、出版業界にしろテレビ業界にしろ、映画、広告の世界にしろ、私がプロを目指していた頃とはずいぶんと変貌し、衰退し、また新しいメディアがネットの中にあふれています。

頭と企画力と実行力。それが今のクリエーターには必要です。なんなら、アイディアを豊富に持っている人、企画にして売り込む人が組むのもよし。そうやって新しいものを生み出し、付加価値を付ける。そうなるとビジネスになります。

ところが、作家になりたい、という若者がいるとして、なかなかこのビジネスという言葉にピンと来ないんですね.
作家と出版社はビジネス関係ですからね。
だから出版契約を交わして、お互いどう利益を分配するかを取り決めます。売れればその契約は成功。
売れなかったら次の契約は無い。

教え子たちの大半は、当然ながら夢を実現できずに消えていくわけですが、私が思うにそれは、技術云々より業界への適用が出来ないことが原因であることが多いように思うのです。
専門学校は、技術は教えていました。構成だ、箱書きだ、表現がどうだ、デッサン力だ……。
しかし、それをビジネスにする、ということを教えていなかったのです。今は知りませんし、学校にもよりますよ。

私はだから、学生を業界人に会わせ、現場を見せることの必要性を痛感したわけです。
プロの人間の考え方、スタンス、レベルを知る。プロになるということは、そういう人たちと戦っていくということですからね。

ですから、私は専門学校の学生たちに「今度、東京でこういう催しがあるから」「こんな人と会うから」と、学生たちが随行できるものがあれば、極力情報を出して、行きたい、という学生を連れて行ったりしたわけです。
そこには一流の小説家が、漫画家が、映画監督が、俳優が、出版の編集者が、いるわけです。
自分で売り込みに行っても、まずは会えない人たち。
ところが、専門学校から「そういうことはやめてくれ」というお達しが来ました。

「平等教育に反する」というんですね。
なんのこっちゃ、と聞くと、様は、「我が校は、平等教育を理念としている。つまり、先生の現場に行く学生と行かない学生がいるという不平等が生じている。これは理念に反する。もし、どうしても連れて行くとおっしゃるなら、全員を連れて行ってください」
アホですな。
私は、平等に呼びかけています。そして「あっ、そこは行くべきだ」と思った学生は自費で来るし、そう思わなかった学生は来なかった、それだけのこと。

クリエーターの世界はそういうものです。与えられたものをチャンスと気づくか、気づかないか。
気づいて即、行動を起こすか、起こさないか。
その行動に足跡を残すか残さないか。
残した足跡に、花を咲かせるか、咲かせられないか。
それを持続させられるか、させられないか。

それは、自分で考え、自分で判断し、自分でやるしかない。
やる人間と、やらない人間。やらない人間は、まず落ちていく。
やる人間でも、やり続けられる人間、途中であきらめる人間。

そうやって淘汰される世界。まあ、どの世界でも業界でも同じでしょうけど。

専門学校の教育方針は、最初のチャンスを与える、という機会を与えない、というものでした。
おとなしく、2年なり3年なり、書かせていればいい。
そりゃあ、その学校は一学科百人単位で入っていましたから、ほっといても何人かのデビューが出る。
そのデビュー者が看板になって、また、学生を誘致する。経営としては無難ですけど、学生たちがかわいそう。

そう思って塾を立ち上げたんですけど。
これが、思ったより、チャンスをチャンスと思わない。鈍感なのか、お金が無いからか、次がある、と思うのか、スルーしちゃう。20代、30代の私なら、借金してでもとびつくところですけどねえ。

マニュアルを渡せば、それはこなすんですが、自分で考えない。
待ちの状態。
成功は、誰かが与えてくれる、と思っている。天から降ってくるものだと思っている。そんな気がします。

中学、高校、そして家庭環境において、どうも子供たちを甘やかせている空気があります。
叱られたことが無い、という若者が何人もいました。私が叱ったら、ショックで二度と来なくなった塾生もいます。
そういう人は、早めにこの世界、無理、と悟って辞めていったので結果よかったんですけどね。

平等教育が間違って解釈された、これは結果ではないでしょうか。
今はどうか知りませんが、ある運動会では、全員が並んでゴールする。ある文化祭では主人公の桃太郎が何人もいる。あれは、何を考えているんでしょうね。
ああいう教育だと、欲しいものは、周りが与えてくれるものだ、という甘えた気質になる。
競争力が育たない。強くなれない。
だから、社会の、現実の荒波を見た途端、見ないふりをするか、早々とあきらめる。

若い人の個々の才能、スキルは大変高いものがあるんです。今の私もかなわない素晴らしい文章や切り口をもった教え子もいるんです。
ただ、現実社会に向き合えない、自分で問題意識をもって、問題処理をしようとしない。あるいは乗り越えられない。惜しいな、という教え子が、そうやって消えると、なんだかむなしく思うわけです。

逆もあって、そんなに作品のスキルは高くなくとも、するするっと業界に入り込んで、けっこうデカい顔をして食っている教え子もいたりします。そりゃあ、個々の資質は違いますから、みんながそうだ、とはならないですから。

今の安倍さんが総理に就任して、なんか日本の空気が変わったように思います。
だから教育が変わった、というわけでもないのでしょうが、世の中の流れ、空気、意識というものは、先生方や親御さんたちが敏感にかぎ取って、それが子供たちに伝わるのでしょう。

ほんとに、そろそろ自虐史観や妙な平等教育をやめ、世の中に貢献できる闊達で思慮深い人材を作るべきです。日本はまさに、人材が資源なわけですから。





kaidanyawa at 03:21|PermalinkComments(6)

2015年11月14日

本日二度目。

中山市朗です。

本日二度目のブログです。

今夜22時より生放送で配信予定のネットラジオ「気まま酒家」。

日教組と教育問題、というテーマについて、どうしようかと悩んでいましたが、
なぜ悩んでいたのかというと、私には子供がいないんですね。
子供がいれば、「学校でこんなことを習った」「先生がこんなことを言っていた」と報告も受けるのでしょうが、それが無い。また、子供の将来を憂う必要もない。
だから、リスナーの皆さんに、そのういうお話を書き込んでいただきたいのです。
教えていただきたいのです。
今、子供たちは何を学び、どんな考えをもっているのか。
学校の先生方は、この日本という国を、どう考えていらっしゃるのか?

ただ私がたびたびこのブログに教育の問題を書き込むのは、9年間のクリエーター系の専門学校と、10年以上になる自ら起こした作家養成塾「作劇塾」で、作家やクリエーターを目指している若者を通じて思った、率直な疑問からのです。

作家、クリエーターというのは、自分で問題に当たり、自分の頭で考え、対処する。
あたりまえのことですが。
これが出来ない若者が圧倒的に多い。
壁に当たれば、すぐにあきらめる、逃げる。

指示には従うんです。
でも、指示がなければ動かない。
これでは、クリエーターとしてこの厳しい社会に生きていくことはできません。

どうしてこんなやわな若者たちが多くなったのか?

夢を語らない。

作家になりたいとか、漫画家や映画監督になりたい。
そんな子たちがわが塾の門を叩いて入ってくるのですが……。

夢を語らない。
飲み会の席に出ない。
会話をせずにスマホをずっといじっている。

あれれ、夢があって、塾に入って来たんじゃないの?

もちろん、コミュニケーションをちゃんと取れて積極的な行動をとる若者もいます。
そういう人たちは、着実に夢に向かって進んでいます。
でも、稀なんです。
私にはわからんのです。


学校教育か、家庭の環境か、よくわかりませんが、
そこでなにが起こっているのか、知りたいのです。

男女が完全に平等である、という考えにも、私は違和感がある。
そんなことを言うだけで、つるし上げられそうですが。
しかし、あえて問題提起として言わせてもらう。

男と女は同じ人間ではない。
男と女で人間、なのである、と私は思います。
どちらが上でも下でもない。
男だけでも、女だけでも、正常な人間としての営みはなしえない。
お互い、違う感性と身体能力と社会性を持っている。そこを一緒だとすることに無理がある。

なんだか恋愛から逃げ、草食系どころか断食系男子が増えてきているのも、そこに原因があると思います。

で、深刻な少子化。
今のままではこの問題、絶対に解決しませんよ。

「個人の権利の主張」
どうやら、この考え方が間違った解釈として流布しているように思います。

で、「個人の権利の主張」というと、これが日教組の思想に関わってくる。

なんか深淵な話になるのかなあ。

こういう話は、私が一人、酒飲んでグダグダ言ってもはじまらんのです。

皆さんの、意見を聞きたいのです。


日本はこれからどうなののか?
どうあるべきなのか?

今の若者の一人一人の秘められた能力は、抜群に高いです。
あとは、大人が彼らにどう接し、教育するのか。


もうひとつ。

私が子供のころは、ばりばりの日教組的教育を受けてきました。
ところが、自分で日本の歴史や世界における日本の立場を調べていくと、教えられた事実とはまったく違うということに気が付きました。

先生方が、嘘を教えた、とは言いません。
おそらく、先生方もそうだと信じていた。
よかれ、と思ってそう教えた。

しかし、先生方がいた組織に注入されたものが問題であった。毒であった、ということ……。








kaidanyawa at 19:09|PermalinkComments(4)

怪談リクエスト、の前に。

中山市朗です。

本日、22時よりネットラジオ「気まま酒家」の生放送があります。
cainさんから、「戦後の教育問題と日教組について話してください」という要望を受けております。
う〜ん、私、教師でも日教組に関わりのある者でもなく、最近の教育がどういうことになっているのかもわかりませんので、何を話せばいいのかわかりません。
ただ、私自身が反日的、自虐史観を中学、高校時代に受けた反動が今、あるのと、若い人があまりに近代の歴史において無知であることを憂いていることは、ほんとうのこと。
まあ、戦争については歴史として語れますが、日教組と教育というのはねえ。
現在はどうなっているのか、私は知りませんので、うかつなことを言って「事実と違う」とお叱りを受けてもシャレになりませんしねえ。

本来は、日教組と関係のある先生か元先生、あるいは若い人たちをゲストに呼び、私が彼らに質問をしながら問題を提起する、ということがベストなのですが……。



困った困ったこまどり……。

まあ、テーマを無視して全然別の話をするかも知れません。
ほんと、困った。
本日の放送はグダグダになりそう。

なお、12月の「気まま酒家」は、私の怪談のリクエスト大会。
「山の牧場」とか「千日前怪談」とか「八甲田山」はもう聞き飽きた、という人がいる反面、ここ数年のうちで中山怪談を知った、というファンの方がたくさんおられるのも事実。
そういう人は、私の語ったいわばスタンダード怪談を聞いたことが無いわけです。

この番組のホスト、cainさんも、そういう話を私の語りで聞いたことが無い、という……。

まあ、落語じゃないですけど、知っている話を何度も聞けるように、怪談を昇華させたいという思いがあります。
また、話によっては後日談があったりしますので、怪談好きの方には、今一度、聞いていただきたく思います。

怪談リクエスト
 jbbs.livedoor.jp/radio/27627/

放送UR std1.radio.net.8090/aberu.m3u

kaidanyawa at 09:00|PermalinkComments(2)

2015年11月13日

東京から戻ってまいりました!

中山市朗です。

東京から戻ってまいりました。

「ムー」編集部にて、二日にわたって、飛鳥昭雄さんとの対談。
テーマは「聖徳太子と未来記、そして『魔笛』」。
ことの発端は、四天王寺建立1400年、聖徳太子摂政1400年の節目を2年後に迎えようとする1991年、神道研究家で占い師でもあったGさんという女性から、あることを打ち明けられるわけです。
「四天王寺に、聖徳太子直筆の『未来記』なる予言書があって、それを読ませてもらうことになりそうだ。ただし、それを読むにあたってはいろいろと研究しなければならないことがある。したがってこれを共に研究してくれるパートナーになっていただきたい」
人並みには歴史とか、預言だのに興味はありましたが、専門的なことは何も知らななかったですからね、当時は。

聖徳太子はその存在自体が怪しまれ、歴史学会でも「いた」「いなかった」論争が尽きない歴史上人物。
それが、直筆の予言書を書き、四天王寺管内に残っている?
これは、さすがに眉唾だと思いました。
とりあえず、その詳細を聞こうとGさんの占い所を兼ねるお店へ出向くと、そこに中年男性が。
四天王寺の重要ポストに就かれている方の息子さんで、当時四天王寺大学の教授であったT氏から「聖徳太子直筆の『未来記』なる書物が存在している」「四天王寺はもともとは仏教寺ではないと思われる」「『未来記』は『聖書」のヨハネの黙示録に対応している」などと聞き、以来、四天王寺と聖徳太子の研究をすることになりました。
これを「嘘や」で否定すると、それでおしまいです。
「なぜ、そんなことが語られるのか?」を調べる、から、何かは始まります。

その教授は、戯れにそんな発言を我々にしたとは思われません。
それを言って、何か得することもありません。
よく見てみると、たしかに四天王寺は不思議な伽藍なんですね。
おそらくは、北辰信仰である道教と、西の鳥居から発する物部神道の色も濃い。牛王尊の祠はスサノオであり、石神の座す磐座信仰でもある。そして、キリスト教?

実際にその父親である四天王寺の重要な要職にある、T氏を招へいし、大阪北浜の某所にて、トークイベント「不思議な聞文」を開催したわけです。このときT氏は聖徳太子の『未来記』について、直接的な存在については言及を避けたものの、否定はされず、「もし存在するとすれば、このようなことが書いてあるはずだ」という話をされました。私はこのとき、研究したて。ユダヤと聖徳太子について語るとT氏は否定されることもなく、うんうんと、うなづいておられました。

当時は20世紀も終わりを迎えようとする頃、T氏は1400年の沈黙を破り、「未来記」の公開をしたい、という気持ちがおありだということを楽屋で聞いたのです。
「『未来記』はいつまでも封印しておくべきものではない。世紀末を迎えようとする今こそ、若い人たちによって解読され、公開されるべきだ」
ところが、やっぱり公開はされないまま、T氏も役職を解かれ、去年でしたか、亡くなりました。
ところが、別の情報筋として、
「聖徳太子『未来記』の写しが、ヨーロッパに伝わっていて、それを読んだ人物がいる」ということを聞き及んだわけです。
それも、そのニュース・ソースは、ヨーロッパの人で、フリーメーソン関係者でした。
それを読んだというのは、アダム・ヴァィスハウプトと、イグナーツ・フォン・ボルン。
どちらも18世紀末に、ドイツ、オーストリアで活躍した人です。
ウァイスハウプトは、バイエルン出身、インゴルシュタッド大学教会法学教授。後に大学を追われ、バイエルンの啓明結社を作ります。これが、いまだに世界支配の陰謀論でささやかれるイルミナティです。
ボルンは、そのイルミナティの指導者的立場にあり、自ら主宰するウィーンのフリーメーソン・ロッジ「真の融和」のグランドマスター。彼は当時のオーストリア女帝、マリア・テレージアに乞われ、現在のハンガリー、トランシスヴアニアからウィーンに赴任、皇王室御料局宮中顧問となり、当時に国立図書館、動物園、博物館の重要ポストに点いた人で、哲学、法律学、自然科学、とりわけ鉱物学におけるヨーロッパの第一人者であった人です。

イルミナティは、やがてフリーメーソンの中にその世界支配の原理を注入し解散。
残党、ヨハン・ボーデ、ミラボー、ロズピエールらにより、フランス革命が勃発します。
一方、ボルンはイルミナティとフリーメーソンにおけるすべてのことから手を引き、モーツァルトに近づき、あのオペラ『魔笛』の企画を持ちかけます。
主人公の日本の狩衣を着たタミーノ王子が、数々のフリーメーソン的儀式を通過し、最後にはイシス、オシリスの神に祝福される英雄となる、という物語。このオペラが完成し、上演された1791年、ボルンとモーツァルトは暗殺される……。

この、イルミナティの組織と『魔笛』のストーリーに、聖徳太子の『未来記」が関わっている、というわけです。

大阪ロフトプラスワンで、『ムー』編集長三上氏とともに出演したトーク・イベントで、その一部分をお話ししましたが、三上氏自身もその信憑性を調査し、「確かにその形跡がある」と判断されての、今回の対談。
飛鳥昭雄さんとは、その『未来記』について研究したした当時から、情報交換をしていたんです。
今のように、聖徳太子の「未来記」における情報が錯綜し、出版物も出ている時代とは違い、そういう情報がほぼ皆無だった時代の話です。
また、私が追い求めている「未来記」は、「日本国未来記」とも「未然本紀」とも別のもの。
四天王寺管内に秘匿される、太子直筆による「未来記」です。

まあ、そういういきさつ、考察について、飛鳥さんと二日にかけて対談したわけです。
ほんと、オカルトとはこれです。

モーツァルトは、まさに現在の我々に向けた数々のメッセージを『魔笛』に暗号として封印しています。
その解読を、今、求められているわけです。
『魔笛』は現に、ストーリーは破たんし、おどけた芝居が続きながらも哲学的なセリフが散りばめられ、モーツァルトの作品でもっとも難解、とされている作品であり、フリーメーソンと関連する秘儀オペラ、として有名です。
モーツァルトは、『魔笛』の中で、秘儀とされるフリーメーソンの通過儀礼をオペラ化したからフリーメーソンによって暗殺された、という説も実際にありましたが、フリーメーソンがそれを実行した、という確たる証拠もなく、これは否定されていますが、なんのことはない、これはイルミナティによる暗殺である。
そこを指摘した人は、私の知る限りにおいてはいない、のではないかと

まあ、詳しくは、この対談が出版物となりますので、発売の際はぜひぜひお読みください。
そしてこの対談本が出るに合わせて、いよいよ幻の(?)電子出版『モーツァルトの血痕』を出す予定です。

対談が終わった昨日、11日の夜は「ホラー宴会」。
実は、ホラー漫画家が集う「恐ろし屋」というサイトがあります。
そのサイトの運営者の方と、少し前からいろいろお話をさせてもらっていて、今度の『怪談狩り』第三弾発売の折は、私のコンテンツも掲載することで、お話を進めております。
で、私が東京へ行くにあたって、ホラー漫画家と出版社の人たちを集めてくださり、ホラー宴会とあいなった、というわけです。

集まったメンバーは、漫画家の外薗昌也さん、川口まどかさん、ナチ・ミナトさん、呪みちるさん、餌食姫さん、
駕籠真太さん、そしてありがとぅ・あみさん、T書房T編集長、H社取締役T編集、K書房K編集、D書房U編集、そして、「恐ろし屋」運営のH氏、Y氏といったメンバー。名刺交換できなかった人もいましたので、まだ何人か。
ひたすら怪しい話をしながら、飲もう、という酔狂な宴会でした。

あみ








写真、あみくん、外薗昌也先生、私。
あみくんのツィッターより。

「山の牧場」の後日談をリクエストいただき、お話をすると、もう周囲は異様な雰囲気に。

お店を貸してくれたバーのオーナーが、だいたいホラー大好き人間。
朝までお付き合いくださったK書房K編集さん(女性)にむかって延々と怪談を語っていると、彼女、「あのう、なんで私、こんな怖い話を聞かされているんですか」と言うので「いや、私の前に座っているから」。
「私、怖い話、苦手なんです」
そういわれて、またまた怪談を。
京極夏彦さんの名言が、思わず頭をよぎりました。
「怪談を語る人は悪い人だ」

K書房Kさん、お店のオーナー、そして、仕切ってくださったHさん、参加してくださった皆々様、ありがとうございました。
翌日12日はKADOKAWAの担当者と打ち合わせ。
『幽』の原稿の最終チェックと、いよいよ発売予定の『怪談狩り』第三弾の最終の詰め。

第三弾は『怪談狩り・四季異聞録』として、クリスマス・イブ頃に配本予定、と聞きました。
それに合わせて、来年早々には「Dark Night」を開催予定。
詳しい情報については、もうしぱらくお待ちを!






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2015年11月10日

オカルト対談とホラー宴会

中山市朗です。

本日は、「ムー」編集部にて、飛鳥昭雄さんと対談をする予定です。
テーマは「聖徳太子と未来記」。
まさに、先日告知した、大阪芸術学舎で講義する内容のものです。
飛鳥昭雄さんとの対談ですからねえ。
『ムー』ですからねえ。
いったい、どんな極秘事項が開封されるのか?
どんな内容になるのか?
私にも見当がつきません。
ただいま、自分の本を読んで復習をしております。


そして、明日は東京某所で、出版関係者、ホラー漫画家、ホラー作家の方々が、私のためにホラー宴会みたいなものを催してくれるそうです。

こっちも楽しみだ。

帰り次第、このブログで報告いたします。



kaidanyawa at 01:55|PermalinkComments(4)

2015年11月08日

冬の大学講座で、聖徳太子『未来記』!

中山市朗です。

毎年夏になると、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学共同による、公開講座で「怪談」の講座を担当させていただいております。

そして、この冬も、私の公開講座が行われることとあいなりました。
テーマは怪談とともに私のライフワークでもある「聖徳太子と未来記」です。

25年ほど前、四天王寺の重要関係者から聖徳太子直筆の「未来記」なる預言書が存在することを聞き、また、四天王寺は仏教にあらず、という話を伺って以来、ずっとその謎を追い続けているわけです。
存在はするが、公開はけっしてされない、という聖徳太子の「未来記」。
聖徳太子自体の存在が否定されかねない学説が数多く唱えられる中に、太子直筆?
しかもそれは、『聖書』の「ヨハネの黙示録」に対応している。
私が勝手にそう思っているのではない、はっきりとこの耳で聞いたのです。
そしてその重要関係者はいうわけです。
「『未来記』はすぐ読めるものではない。神道、道教、仏教の神髄と歴史を学び、『聖書』を読み、天津金木学も学ばないと読み解けません。まずはそれらを勉強してください」
その言葉を信じ、研究しだしたわけですが、これらは歴史学というより宗教学を学ぶことになります。しかも、『未来記』を読み解くための研究。
これ、すなわち、隠された神々の叡智、オカルトに手を付ける、ということになります。

オカルトは、日本では怪しげな都市伝説のようなイメージで語られますが、これは西洋では宗教学の中の立派な分野で、そうとうに難しい学問であるわけです。

その、「未来記」を書いた聖徳太子も、『聖書』を知っていた、となると、単なる仏教の聖者ではない。
いや、その血統は、母方を通じ、意外な系譜を見せ、それは天皇の血統、すなわち謎に直結する。

それ以上のことは拙書『捜聖記』(角川書店)なり、一昨年出版しました『聖徳太子・四天王寺の暗号』をお読みいただければ。

その私が、今まで読んできた文献と、現地調査した報告などをもとに、全5回の講座を行うものです。
『未来記』の存在を信じる、信じないは別としても、きっと新しいものの見方、常識を疑うことの重要性、そして文献学である歴史学を、現地調査による民俗学に照らせると、いかに歴史学はもろいものか、が理解していただけること、請け合いです。
ただ、私は、私なりの見解、見方、分析を提示し、考えるのはあなたです。

まあ、難しく考えなくとも、楽しくわかりやすい講座にいたします。
古代のロマンに身をゆだねるのもよし。

日程。

2016年

1/20(水) 『未来記』なる預言書とは?
2/3 (水) 四天王寺に秘められた暗号
2/17(水) 物部と天皇の謎
3/2 (水) 隠された神々の正体
3/16(水) 魔笛と未来記
 
時間 19:00〜21:00

受講料 18000円
 
会場 大阪サテライトキャンパス  定員40名。
場所 大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5F

地下鉄御堂筋線、阪神「梅田」徒歩3分
地下鉄谷町線「東梅田」徒歩2分
JR大阪駅、阪急「梅田」駅 徒歩5分

受け付けは明日、11月9日(月)10:00より開始(日、木、祝、年末年始は除く)

TEL 0120-530-920
https://gaksha.jp/

京都造形芸術大学の学生は単位対象。
もちろん一般の方、大歓迎!


kaidanyawa at 00:40|PermalinkComments(4)

2015年11月06日

懐かしい日本語……?

中山市朗です。

最近、洋画のブルーレイやDVDに、テレビでオン・エアされた懐かしい洋画劇場の吹き替え版が収録されたものが売れているとか。

懐かしいといえば、確かに懐かしいですな、吹き替え洋画。

ジョン・ウェインは小林昭二か、日曜洋画劇場では納谷悟朗。納谷悟朗といえば、チャールトン・ヘストン、クラーク・ゲーブル、ロバート・ライアン。クリント・イーストウッドは山田康夫。マックイーンは内海賢二。グレゴリー・ペックは城達也。『ローマの休日』で競演したオードリー・ヘップバーンは、池田昌子。マリリン・モンローは向井真理子。ジャック・レモンは愛川欣也。『戦場にかける橋』のウィリアム・ホールデンの近藤洋介とアレック・ギネスの久米明は名演でした。
久米明はハンフリー・ボガード。『カサブランカ』で競演したバーグマンは水城蘭子。
あとは、ブロンソンの大塚周夫。リチャード・ウィドマークもこの人。
007のショーン・コネリーは若山玄蔵、ロジャー・ムーアは広川太一郎。
ジャン・ギャバンは森山周一郎、アラン・ドロンは野沢那智。この人は、アル・パチーノも。
井上孝雄での『バルジ大作戦』のロバート・ショウ、『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥルも印象的で。
字幕版観ながら、ついつい井上孝雄の吹き替えを口ずさんでいる自分がいます。

なんて書き出したらきりが無いのでやめときますが、私はこの吹き替えが当時嫌いでしてね。
やっぱりオリジナル音声でないと本当のよさ、味はわかんないだろうと思っていました。
でも、テレビで放送される洋画は、一部NHK教育で放送されるもの意外は、全部吹き替え。
だから、サウンドトラック・レコードに、その主演スターの生ダイアローグが入っているのが貴重だったんです。
1980年代までの話です。

でも、確かに今になると懐かしい。
テレビのスピーカーから出るハリウッド・スターの声は、日本語じゃなくっちゃね。
年をとると、人間、いろいろ変化するみたいで。

1990年代になると、深夜の時間帯に、ノーカット、字幕スーパーで放送されるようになりました。
おそらく、ビデオ・ユーザー用のオンエアだったんでしょうね。

でもね、今、CS、BSに映画の専門チャンネルができて、地上波での洋画放送はあんまりやらなくなりましたが、ツマラン、プログラムですな。今の映画専門チャンネル。どこの局も同じような映画。何回目やねん、というリピート放送の繰り返し。そんでもって字幕が大きい。醜い。

昔の深夜の地上波はええのんを、突然放送していましたよ。
思いつくままに、
『裸足の伯爵夫人』『ジェニーの肖像』『見知らぬ人でなく』『君去りし後』『孔雀夫人』『ヤンキー・ドゥトル・ダンディ』『死の谷』『征服されざる人々』『サラトガ本線』『旅愁』『終着駅』『ヨーク軍曹』『打撃王』『黄金の腕』『征服者』『海賊ブラッド』『シーホーク』『ルビイ』『赤ちゃん教育』『十字砲火』『ローラ殺人事件』『ヴァージニアン』『一括千金夢見る男』『摩天楼』『灰色の服を着た男『殺人者』『ホクラホマ・キッド』『ミスタア・ロバーツ』『偉大なるアンバーソン』『西部の王者』『遠い喇叭』……。
もっとありましたけど、これ、BS、CSのハイビジョンでは確か、未放送。
「わっ、これ、やるか!」と、テレビガイドを観て、チェックしていたのが、これまた懐かしい。

サン・テレビ(ローカルですけど)なんかも昼間にブツブツにカットされた吹き替えでしたが、確か「奥様映画劇場」とかという枠で、B級の西部劇、犯罪モノ、SF、ホラー、マカロニ・ウェスタン、マカロニ・コンバットものをやっていましたしね。奥様はこんなん見いひんやろ、と思いながら、昼間ですからな。ど〜しても見たい映画があったら学校休んで観てました。あはは。
『虐殺の街』なんていう聞きなれない映画を観たら、若いヘストンが出ていて。あとでデビュー作と知りました。
ヘストンが好きでしてね。「インカ王国の秘宝」なんて、今じゃ観られん映画もやっていましたが、あのときのヘストンの恰好が、実はインディアナ・ジョーンズの元でしたんやと。

インカ









左・ヘストンの演じる冒険家(名前忘れた)。
右・ハリソン・フォード演じる、I・ジョーンズ。 

まあ、そんなんで、CS、BSの映画専門チャンネルは映画マニアがお金払って契約しているんですから、こういった昔の名画をどんどん放送して欲しいものです。
アステアのミュージカル特集とか、ゲーリー・クーパー特集とか、キャサリン・ヘップバーン特集とか。

この前、ある映画の専門チャンネルを一ヶ月だけ契約して、すぐ解除したら、電話がかかってきて「こういう契約をしていただくとお徳ですよ」なんて勧めてきたので、「観るものが無いから解約しました」と言うたんです。
「どういうものがご視聴でしょう」とかいうので「もっと昔の名画をやってほしい」と。
そしたら「カンヌ映画祭の受賞作の特集がどう」と言い出して。
「もう、カンヌとかヴェニチアとか、アカデミー賞はもういいよ。他のチャンネルでもやっとるやないか。RKOの映画とか、MGMミュージカルとか、モノクロの映画とかあるやん」
すると「モノクロですかあ……」やて。

モノクロ映画の放送を拒む映画の専門チャンネルって、どおよ?

kaidanyawa at 03:58|PermalinkComments(12)

2015年11月04日

名刺と年賀状

中山市朗です。

もうそろそろ、忘年会の季節やなあと。
そう思うと、あっ、年賀状、と思ってしまいます。
なんかわずらわしいけど、日本の社会にいる以上、出さんわけにはいかない。
で、ちょっと今までいただいていた名刺がいっぱいありますので、整理しようと思ったんです。
今となっては、「これは誰? いつもろた?」というのもたくさんありまして、もう十年以上も仕事をした事ないし、なんていう名詞は、さすがに処分しようかなと。

皆さんも当然、名刺をお持ちだと思います。
また、ビジネス以外でも、プライベート用のものももっている人もいるでしょう。

外国映画なんて見ていると、日本のサラリーマンが出てきて「ど〜も、ど〜も」なんて言って、頭をやたら下げまくって名刺を渡す、というより配っている、なんてシーンをたまに見かけたりしますよね?
『ライジング・サン』なんていう映画でも、ショーン・コネリーが「メイシ、デス」と日本人に名刺をわたしていましたしね。
と、いうことは、名刺を配る、というのは日本独特の文化、ということなんでしょうか。
名刺を整理していると、わりと外国人のものがあるんです。もちろん、日本でビジネスをやっているから、日本にあわせて名刺を所持し、渡しているんでしょうけど。
実は、アメリカなんかでは、この日本の名刺文化が、広がってきている、ということをこの前、飲み屋で、クダまいているアメリカ人から聞きました。名刺はもともとアメリカに無いわけじゃなかったそうで、お互い会っても、キーパーソンになると思われる人にだけ渡していたらしいんですが、最近は、日本式になってきているとか。
その、クダ巻いているアメリカ人のおっさんが言うてたことですよ。

私の分析。
アメリカ人も名詞のやり取りはする。ただし、それは挨拶があって握手をする。そこから商談に入って、そこで名刺を渡す。日本人は会っていきなり名刺をさしだしてみんなに配るから、奇異に思われるんでしょうね。
日本人はあんまり握手はしませんから。

日本人の名刺文化は鹿鳴館の社交界から、という話もあります。欧米にも名刺のようなものはあって、それは社交界に欠かせない、貴族のステータスだったらしい。これを日本が真似て、独自の日本の名刺文化になっていったうなんです。
江戸時代には名刺は無かった。
そ〜いや、侍が名刺をさしだして「ど〜もど〜も」なんて、やりませんわな。

この名刺というやつ、実は中国発祥なんですって。
しかも、そうとう古い。
「三国志」に、呉に使えた武将、朱然と言う人が出てきます。劉備軍を追っているうちに趙雲に斬られて死にます。没したのが248年。で、この人の墓というのが1984年に発掘されまして、そこに貴重な出土品がいっぱいあって、その中に竹を削った札に朱然の名前とその肩書きが書かれていたものがあったんですね。
「持節右軍師左大司馬当候朱然再拝」と。
紙なんて無い時代。だから名紙ではない。
名刺の刺は、竹のことなんです。
ですから、名刺は3世紀には中国にあった、というわけです。
使い方は、人を訪ねて行って不在だったら、名刺を置いていく、あるいは玄関口に差し込んでおく、といった使い方だったようです。
実は今の中国ではあまり名刺の交換はしないらしい、と聞いたことがあります。名前を知られるのはよくない、という中国の伝統によるものでしょうか?
名前を知られると、そこからいろいろなことが知られ、呪詛される可能性もある、というものです。
でも、そんなことはないと思います。
中国人の名刺、私、随分持ってますもん。
韓国は、完全に日本式。会ったらまず名刺を渡す。


でも名刺って、便利ですよね。何か困ったとき、相談したいとき、企画を考えたときなど、何気に名刺を見ていると、「あっ、この人」と思い当たったりします。そこに連絡先も書いてあるし。

私は「怪異蒐集家」という名刺を持っています。
名刺交換すると、たまにいぶかる人がいます。
きっと、怪異蒐集家ってなんや? と、思っているんでしょうね。
怪異蒐集家という名称は、京極夏彦さんがつけてくれたものです。
名刺も京極夏彦デザインのものです。

もう一枚、古代史探偵団団長、という名刺も持っていて、こちらは古代史の探索、取材で神社や寺、郷土史研究家や役場の人たちにお渡ししています。

作家と書けばわかりやすいのかも知れませんが、やっぱり語りもやっているし、番組作りもしているし、イベント仕掛けているし、となると作家と言う肩書きでは不自然なんですね。
それに、怪異蒐集家だと、話がしやすい。「あっ、怪異蒐集というのは……」と説明していると、「あっ、そういえばね」なんて怪談の体験談が聞ける場合もあるし、「京極さんのデザインなんです」と言うと、そっちの話でも盛り上がるので、けっこういいアイテムなんです。

古代史探偵団は、ここんとこちょっとお休み状態でしたが、来年は動きます。
『ムー』が絡んでくるかもしれません。いやいや、私はまっとうな歴史探求をやっていくつもりですよ。ただ、日本の神々や謎の渡来人、となるとどうしても、オカルト的解釈が必要で、そうなるとやれるのは『ムー』なのかなあと。
このオカルトは、欧米ではちゃんとした宗教学のジャンルにあるんですけどね。

というわけで、ちょっとこれから、名刺の整理を。

ちなみに、年賀状は日本だけの風習。
特に昭和24年、お年玉つき年賀状を郵政省が出してから、本格的にひろまったそうです。

郵政省の陰謀!?

kaidanyawa at 17:01|PermalinkComments(7)

2015年11月03日

ネットと怪談

中山市朗です。

まあ、いいんですけどね……。

ネットを見ると、私が怪談を語っている動画がたくさんあるんですが、そのほとんどが私の知らないうちに、つまり無許可でアップされているというわけです。ほんというと著作権(テレビ放送されたものはテレビ局とかにこれは行きます)、肖像権に違反しているわけです。また、オフィス・イチロウの立場からすると、これは営業妨害になります。
私の語りの動画に中国語の字幕が入っているのも見つけたことがあります。
ただ、それはある意味、ユーザーがいるということなので、そこは複雑な気持ちです。
また、ネットでの私の怪談を聞いて、仕事をオファーされることも確かにありました。
おそらく、逆もあるかもしれない。オファーしようとしたけど、ネットの怪談がもうひとつなので、やっぱりやめとこ、とか?
 
いや、でもそういう時代なのか?
あるテレビ番組の関係者が言っていました。
「放送するとすぐにネットにあげられる。これは局としたら問題だし、明らかなマナー違反。でも、視聴率のいいものや、話題になったというバロメーターでもある。だから、一週間放置して、話題にさせる。で、停止させる。でもイタチゴッコでしてね……」

まあ私のものも、10分、20分のものだったらいいのですが、3時間近い怪談をCM付きで無断でアップして「睡眠用」とあったのは、さすがにこれは悪質だとして、停止させましたけど。

当然、その日の体調や場所、雰囲気、客がいる、いない、でデキの悪いのもいいのもあります。
特に奈良テレビの番組でレギュラーをやっていたころの動画が多いんですが、このころの語りには私も満足していません。制作体制も最悪でしたし。消したいです。

最初は、ネットに出るものなんて無視していたんですが、知らせてくれる人がいましてね。
「こんなん出てますよ」とか「許可したんですか」とか。
そういわれると、確認するしかない。

また、コメントが付きますね。
そんなん読んでしまいます。
「中山さんは、初期は話し方が下手でした。アナウンス研修とかしゃべり方講座とか受けたかもね」
というのがありました。
そんなとこへは行っていません!

おそらく、専門学校の講師時代、ぜんぜん話を聞かない学生たちになんとか聞かせてやろうと奮闘したことがヒントになっています。
いかに学生たちの興味を引くか。おもしろく、うまく話をするにはどうすればいいのか。
そういうことを考えて講義をしたんです。
そしたら、受講する学生たちが物凄く増えたんです。
そうなると広い教室になるので、後ろや端っこに陣取っている学生たちに向かって、大声を出さなきゃならない。
でも、喉で声を出すと、喉が潰れます。なので、腹から声を出す、ということを自然に覚えた。
これは、役者さんが基礎でやることです。
大きな声が出せる、ということは、話芸の基本ですからな。

で、これはほんと、ここ数年のことなんですけど、怪談語りの肝というのがようやくわかったんですよ。
肝とは、日常が非日常になる瞬間、つまり怪異が顔を覗かせたとき。
これをいかに表現するか、を頭に入れて、話を構築する。
以前はそこが曖昧だったので、怪談として面白くないし、怖くも無い。
で、流れが平坦になるので、「あの」とか「えー」とかいう言葉も多くなる。
そら、下手といわれても仕方が無い。
とはいえ、肝が解かって、構築して語っても、今度は雰囲気やお客さんの反応で話は変わる。
生き物ですからな、語りは。
こういうときはほんま、冷や汗ものです。いまだにありますよ。

コメントの中には、中山さんの思想が嫌い、というのがありました。話と関係ないやん。
私のように、顔も名前も公にさらしている人は、なるべく政治や歴史解釈を語らないようにしている人は多いです。それが無難ですから。
でも、一方で、私はこう思う、みなさんはどうですか、と呼びかけたりできる立場であることも事実。
顔隠してハンドルネームの人間が言うより、私はこういうものだが、と正体と経歴をさらすほうが説得力ありますもん。作家によってはそういう使命があってもいいんじゃないかと思います。
また、そういう思想が作品作りの原動力にもなります。
万人がそうだ、という意見は、無難ですがどちらかというと面白くないですし、新鮮味も無いですから、別の角度からモノを見るのが作家の仕事。すると常識とは違う意見になる。
作家になる条件は「常識を疑え」ですからな。
常識に無いことを言えば、そら、「けしからん」と反発する人も多くなります。
でもその反発にもに「う〜ん」と考えさせられるものがあったりするんです。またそういう意見も私はあえて聞きたい。
だから私は、ブログやネットラジオなどでも、あえて挑戦的なことを言ったり、書いたりするわけです。
でないと、反応は起こらない。反応が起こらない発言ほど、スカなものはない。
そんでもって、こういう媒体はスポンサーがありませんから、自分の責任。
でも、意外とみなさん、優しい。



しかし、ネットの反応って、実はクリエーター泣かせでしてね。
私の教え子が、だいぶ昔ですけど、マンガでメジャーデビューしたんです。
で、やっぱりネットの反応が気になるわけですよ。で、検索かけたら、なんにも出てこない。
「辛らつな悪口でいいから、書き込みが欲しい」と、彼女、言っておりました。
逆に、あんまり辛らつなことを書かれ、それが作品に対してのコメントならまだしも、根も葉もないプライベートなことだったので、その人は心が折れて、書かなくなり、消えてしまいました。
才能、あったのに。
以前、私の教え子があるイベントの楽屋に入れてもらって、京極夏彦さんや宮部みゆきさんと話をした、ということがあったんですが、そのことをある塾生がブログに書いたんです。そしたらそれを咎めて、塾生のひとりの顔写真と名前がネットにアップされ「こいつがタダで入場して楽屋まで行ったヤツだ。俺たちはチケット代払っているのに」と書かれたことがありました。
彼女、ちゃんとチケット買って入場したんですけど。

『鉄男』を撮った映画監督、塚本晋也さんが、あるテレビのインタビューで、
「作品を作って発表すると叩かれる。じゃあなんにもしなけりゃいい。なんにもしなけりゃ、叩かれない。でも、作っちゃうんですよね」なんて言っていました。

あの黒澤明監督でさえ「青色に塗ったら、何で赤に塗らないんだってよく叩かれる。無茶苦茶なんだ」ってよくボヤいておられました。

まあ、いろんな意見があって、好きにいえるからいいんですよ。
でも、マナーと節度は、お互い守っていきましょう。
私も知らずにみなさんに失礼なことを言ったり、態度をとったりしていることと思います。
そういう場合は、そっと教えてくださいませ。



kaidanyawa at 16:41|PermalinkComments(12)

2015年11月01日

ハロウィン、がもよん、報告!

がもよんのハロウィンイベント、久楽庵in怪談噺、終了いたしました。
古民家である久楽庵は、こんなところでした。

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民家です。もっとも今は誰も住んでいなくて、街の人が管理しています。
聞けば、ここ、夜中になると幽霊が出るそうで、見た人が何人かいるそうです。

さてさて、子供相手の怪談。
難しいですな。
ほんまに幼い子は、ぐずがったり、集中力が無くなったり。話の途中で友達とぺちゃくちゃお話をはじめたり。
一方、興味津々に聞いてくれて、3回とも参加してくれた子供も。
でも、一回目より二回目、二回目より三回目と、だんだん参加してくれる子供たちが増えていったのは、ちょっと手ごたえがあったかな。口コミで、「怖いで」というのが広まったみたいで。
でも今回は予約なし。先着順、で、一回目は2時開始、というところが、1時57分まで客は二人。
ど〜なんねん、と思って、真名子も「泣きそう」と言っていたのが、2分前になって大勢の子供たちがどやどやとやって来て。
心臓に悪いわ。

で、最初は様子見。NHKの「天才てれびくん」で披露して、大変に子供たちにウケのよかった話を披露したら、なんか反応がもうひとつ。なので、怖めの話をガチでやったら……。
あれですわ。怖すぎると「怖い」と泣き出すし、怖くなければ「怖ないやん」とストレートに言われたり。
どっちかというと、同伴していた親御さんたちが、ビビった顔で聞いてくれていたかも。

でもいい勉強になりました。
子供相手に語るのも、楽しかったですよ。
私が登場したとたんに「あっ、見たことある!」と言った子供もいて。

進行係の真名子は、ハロウィンイベントということで、ゾンビメイク(?)で登場。
家でメイクしてそのまま蒲生まで来たみたいで、私、待ち合わせ場所で真名子を見て、一瞬口裂け女がおる、とビビりましたもん。メイクした顔を大きなマスクで隠しながら、口元から血ィ出てますねんもん。
その真名子も、子供たちにタメ口で話しかけられていました。それに対して真名子は丁寧語で接していました。

でも、30分語って40分休憩、30分語って40分休憩……、というのは、ちょっとやりにくかった。
30分は短い。
野球でいうと、先発投手がウォーミングアップを終えて、1回、2回あたりまで投げて、終わり。
で、また日を開けて、3回、4回、5回を投げる、といえ感覚。つまり今までは一試合完投のペースを読みながら投げていたのが、日を開けて、合計9回を投げる、といったような(分かる?)力の配分。
それが初めてなので、よおわからんわけです。
ですから、最後は子供だと思わずに、ガチで怖い怪談を。

さてさて、子供たちをビビらせて、18時からは一般客に向けての怪談。
地元の人が来てくれるかと思いきや、いつものお客さんが半分。私の怪談を直に聞くのは初めて、という人は二人だけ。
う〜ん。
新ネタも披露するしかないか、と、最初の構成を瞬時に白紙にしての怪談語り。
これでも気ぃ遣ってますねんで。

いろいろまあ、勉強になりました。
楽しく語って、最後にビールが飲めれば、それが幸せ。
ということで、打ち上げ!

CSpGGVkVEAABQem









ところで、居酒屋で打ち上げのビールを飲んでいると、小学4、5年生くらいの女の子が多分、トイレに行くためでしょう、私たちのボックス席の近くを通って「あっ、お化けの!」と言って、私を見て、立ち止まったんです。
私の怪談を真剣に聞いていてくれた子供たちの中の一人でした。
「怖い話、好き?」と聞くと「うん」。
嬉しいじゃないですか。
この子に「じゃあ何かあげよう」と言って物販で売れ残った「新耳袋」のコミックを一冊あげたんですね。
「いいんですか」と笑みを浮かべて、コミックを持って戻って行った。
しばらくして、その子がコミックを返しに来た。
「どうしたの?」と聞くと「怖いから返します」やて。

子供はわからん。

kaidanyawa at 03:01|PermalinkComments(8)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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