2016年09月04日

2016年09月04日

カラサワ節炸裂

中山市朗です。

36夜連続怪談会「怪談の魔」。
いよいよ35夜となりました。ゲストはエッセイスト、評論家、と学会運営委員会の唐沢俊一さんでした。

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この日のお客さん、第一部22人、第二部18人。
先日の松原タニシ君の時とは全然別の客層。半分くらいは唐沢ファンなのでしょうか?

さて、怪談会。と学会の幹部が、いったい何を語るのか?
実は、イベント前、唐沢さんと別件の仕事の打ち合わせをしましたとき、実に楽しかったんです。
怪談とは、主観的観点から語られるものだ。だがこれは日本の文芸の特色。欧米、特にロシア文学なんて客観的、よもすれば俯瞰から主人公たちを見る。実は欧米のホラーというのはここに立脚していて、なんて話となって、ちょっとね、自分がやっている怪談というものを客観的に見る、いい機会を与えてくれました。

で、第一部。
いやあ、出ます出ます。
唐沢さん、お芝居をやられていますから、まずはそういう演劇界に起こった怪異から。また、ほんとうの恐怖に直面すると、人間どういう反応を見せるのか、なんていう話を。将門に関するお芝居をやったとき、ありえないことが起こったエピソードとか。
また唐沢さんから「幽霊、見たことあるんですか?」という質問をされたので、「見た」ことはないけど、この「人形塚の家」のお化け屋敷内で次々と起こっている怪異を披露しました。あのね、ヤバいことになっています。
お化け屋敷は終業して、もう誰もいない。平日などいったんシャッターが下りる。なのに、お化け屋敷内、何かいます。バタパタパタッて歩いたり、影がフッと移動したり、せき込む女がいたり。この日は、本番中受付にいた真名子が、横にあるお化け屋敷に入る扉を内側からカリカリカリと明らかに爪を立てている音がずっとしていたとか。スマホで録音しようとすると、ピタリと止まるらしい。壁はたたかれる、もしゃもしゃ人の話し声がする……、絶対に誰もいません。いるとしたら、人形?
そのあたりから、信心に関する怪異話となり、私は三柱鳥居に関する怪談を披露しました。あの京都の太秦、蚕ノ社に三柱鳥居という謎の鳥居がありますが、実はもう一か所に古くからある三柱鳥居があって、その鳥居な関する怪異。これを撤去した工事関係者が……。『ムー』の三上編集長が「ええっ!」と仰天した怪談です。

第二部はカラサワ節が乗ってきます。事故物件住みます芸人が前日ゲストで来てくれましたが、まさに事故物件にまつわる怪談。で、オカマの人の怪談てないよね、みたいな話に。
ないことはないけど、唐沢さん独自の解釈が!?
そして、行列を為してるく幽霊の目撃談とか。これはたくさんありますね。ぞろぞろと並んで行進する霊たち。まさに百鬼夜行。私もそんな事例を。
そしたら、UFO怪談に?
もう、唐沢さんの頭の中にはいろんな怪異の体験と知識がいっぱいあって、時に怖く、時に爆笑を会場を沸かせます。最後の話なんて、怖い怖い、と思っていたら、それ、なに? みたいな。
『幽』の東編集長に話をしたら、あんまり受けがよくなかったらしいですけど、私はOK。
怪談もいろいろあります。

とそんなこんなで、と学会だからって、別に幽霊や不可思議な現象を否定するではなく、むしろ興味津々な態度から、そういうものに遭遇した当事者の反応などを重要視した、これもまた新しい怪談を唐沢さんは楽し気に語っておられました。

とまあ、お互い語り足りず。このあと、ミナミの酒場で第三ラウンドが繰り広げられました。

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唐沢さん、うちの塾生でイベントのお手伝いをしていたO嬢をお気に入りに(「O嬢の物語」ではない)?
なんか意気投合して、ソースと醤油で乾杯しています。
ちなみにO嬢は、めちゃくちゃ唐沢ファンです。

さあ、明日、いよいよ、連続公演はフィナーレ。
36夜目のゲストは、ホラー作家の田辺青蛙さん。
私が預かっています市松人形ちゃんを返す日でもあります。あの市松人形、生で拝めるラストチャンス、かも。

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昨年5月「ザワつくTV」(フジテレビ系)で放映された市松ちゃん。

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今。


あと、一日、かあ。
あと一カ月くらいはやりたい気分。

kaidanyawa at 08:10|PermalinkComments(10)
プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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