2016年12月

2016年12月31日

いろいろあった2016年


中山市朗です。


今年もオフィス・イチロウと私、中山市朗、いろいろありました。

この本の出版からはじまりました。






作劇塾を貸し教室から、私の書斎へ移したのが4月。

そして、塾生やファンの皆様との交流会があったり、

誕生日











『ムー』の三上編集長とのトークイベントがレギュラー化し、

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その縁で、飛鳥昭雄さんとの対談本を出させていただき、

聖徳太子対談 飛鳥昭雄×中山市朗 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
飛鳥 昭雄
学研プラス
2016-03-28






『怪談狩り』シリーズの角川ホラー文庫化も決まり、




我が故郷、兵庫県朝来市竹田、妙泉寺で怪談会を催し、

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大阪道頓堀のお化け屋敷『人形塚の家』の企画、監督を担当、

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そのお化け屋敷開催中、36夜連続怪談会「怪談の間」を開き、

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なぜか生き人形たちが、私のところに居候したり、
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MBSラジオの「茶屋町怪談」が話題となって、早くも第二弾がイベント化されたり、

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東京の新宿での「Dark Night」公演では、超常現象が起こったりしました。

IMG_7524ステージ上手。
長机、誰も触っていないのにいきなり180度、ひっくり返る?







スイチロウが主催する大阪での「Dark night」も20回目を迎えて、打ち上げも盛り上がりましたな。
ビッグな唐揚げに上機嫌のぁみくんの表情が忘れられません。

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いやいや、まだまだいろいろありました。

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けっこう私には刺激的な一年でした。
これもあれもそれも、皆々様のおかげでございます。
感謝しつつ、2016年、最後のブログといたします。

関東煮、だいぶんええ出汁、出てまっせ。今晩が楽しみですわ。

では、よいお年を。








kaidanyawa at 12:15|PermalinkComments(6)

2016年12月30日

さて、煮込みの下準備。

中山市朗です。


映画好きな私に、突然悲しいニュースが舞い込んできましたな。

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先日、27日に『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫として知られるキャリー・フィッシャーさんが心臓発作で急死。
60歳だったそうです。『スターウォーズ』シリーズ終了後コカ中毒になって、激太りなんてあったみたいで、そういうことが原因かと報道されています。で、驚いたのが、翌日、キャリーさんの母、レビー・レイノルズさんが急死したこと。娘キャリーさんの死へのショックだと、これも報道されています。こちらは84歳。


デビー・レイノルズさんは、ジーン・ケリーの『雨に唄えば』にヒロインで出ていました。『西部開拓史』なんで大作映画でも各エピソードをつなぐ重要な役を演じ「グリーン・スリーブス」でその美声も披露していました。

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娘母と連日亡くなるということがね。ちょっとショックでした。


さてさて、明日は大晦日。
年末年始恒例の、忘年会〜新年会。
毎年わいわいやっております。

で、今年も炊きます。
関東煮(かんとだき)。おでんとも言います。

ん? 関東煮? おでん?

そのあたりについての歴史、うんちくは、こちらの2012年1月5日のブログに書いておりますので、どうぞ。

http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/2012-01-05.html


買ってきました。十数人を賄える、食材。

卵20個、焼き豆腐、厚揚げ、大根、板こんにゃく、ちくわ、餅入り巾着、平てん、じゃがいも、ちくわ、がんも、ごぼう巻き、牛すじ……。隠し味のための……。そして〆はラーメン。

これを今からぐつぐつ煮込めば、明日の夜には、美味しい美味しい、そしてあったか〜い、関東炊きが出来上がっています。

これ、よろしいな。
ビールによし、日本酒によし、焼酎によし。私はビールとバーボン党ですけど。

囲炉裏も開放して、肉、魚を焼いてもらおうかなと。予算の関係上、肉は十分でないと思われますので、持ち寄り歓迎。お酒は各自持ち込んでくださいね。そこまで面倒見切れません。
ちなみに会費はありません。

塾生、元塾生と、オフィスのスタッフは、いつ来てもらっても歓迎。
19時以降、朝まで、門戸は開いています。
大阪市営地下鉄は、深夜も運行していますよ。

それ以外の方で、一度でも私の書斎に来たことがあって、道を覚えているという人で参加希望の方なら歓迎しますが、この場合、前もって連絡をください。人数制限もございますので。


さて、下準備や。
まずは卵をゆでる。







kaidanyawa at 10:57|PermalinkComments(5)

2016年12月29日

怪談狩り・ホラー文庫化第二弾!

中山市朗です。


今年最後の告知です。


Amazonなどで予約が始まりました。


文庫化されました。
若干の修正、加筆があります。
一家に一冊は、日本の常識?

それから、私が『怪談狩り』として、新作怪談を書き下ろしております『幽』最新刊も発売されております。








真冬の怪談もええもんでっせ。

でも新作は、夏まで待ってね。



kaidanyawa at 10:11|PermalinkComments(3)

2016年12月28日

ジョン・ウェインの遺作がいよいよ!

ラスト・シューティスト [Blu-ray]
ジョン・ウェイン
マクザム
2017-02-24





つ、ついに発売!!!

な、なにって、ブルーレイですわ。

ジョン・ウェインの遺作にて傑作。


監督が『マンハッタン無宿』『ダーティ・ハリー』『突破口!』などのドン・シーゲル。
で、プロデューサーが、フェリーニの『道』とか、ソフィァ・ローレンの映画を製作していた、ディノ・デ・ラウレンティスというイタリアのおっさん。ハリウッドでも『バーバレラ』『キングコング』『コナン・ザ・グレート』なんかをプロデュースしています。

共演が、ローレン・バコール、ロン・ハワード、リチャード・ブーン、ジョン・キャラダイン、そして、ジェームズ・スチュアート。

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今は『アポロ13』『ビューティフル・マインド』『天使と悪魔』などの映画監督となった若きロン・ハワードとの共演。


1976年に米国で製作された西部劇ですが、日本では、ジョン・ウェインがなくなった1979年に公開されました。私は大阪梅田のOS劇場で鑑賞、涙しました。

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ジョン・ウェインは実際癌と闘い、癌で亡くなったのですが、なんとこの遺作において、末期癌となった老ガンマンを演じ、彼の映画人生もここに終わったのです。

映画の名は、
『ラスト・シューティスト』

DVDがずいぶん前に出て、今や幻の名盤としてプレミアムがついていましたが、来年2月24日、ジョン・ウェイン生誕110年記念として、ブルーレイが発売されるようです。

男の子なら観ろ!


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1962年のジョン・フォード監督『リバティ・バランスを撃った男』以来の共演となったジェームズ・スチュアートと。スチュアートは『グレン・ミラー物語』『翼よ!あれが巴里の灯だ』『素晴らしき哉、人生!』『裏窓』『めまい』などの名優。この映画では、ジョン・ウェイン扮するガンマンに、癌を宣告する医者の役で出ています。


ブルーレイ出たら、またレビュー書きまっさ。




kaidanyawa at 15:48|PermalinkComments(7)

2016年12月27日

真名子のいない忘年会

中山市朗です。


昨夜は深夜から朝にかけて、オフィスイチロウの忘年会。

まずは23時という遅い時間、ミナミのある焼き肉屋に集合。
ここは、芸人たちと数々の打ち上げを行ってきた、イベント担当、壮快君のオススメの店。
めっちゃ安価で飲み放題、食べ放題、おまけにデザートも食べ放題で、3時間居られるという。

今年はメンバーが激しく入れ替わった年でした。

夏にウニが突然オフィスを去らなければならなくなって、営業、映像、デザインができる人がいなくなった。
で、募集して集まったのが、こういったメンバー。
右手前、ヤマモト君。彼は古株。作家志望でゲームのシナリオを書いています。その隣がこの秋に入ってきた新メンバーのO村さん。映像担当。その向かいが、壮快君。イベント担当。彼は第一回目の「Dark Night」からのメンバーですが、彼は彼でお笑いライブを年200回近く行っています。
テーブル変わって、顔を隠している女性が新メンバーのO嬢。
この春、「面白いもの」を探しに塾に入ってきて、夏のお化け屋敷「人形塚の家」で行われた「怪談の間」の受付&幽霊をやっていた一人。その後の打ち上げで憧れの唐沢俊一さんと飲んだりしたことから、この世界に目覚めたようで、秋に新メンバーに加わりました。彼女は某有名デパートで販売員をやっているので、顔出しNG。
来年からは、本業の負担を減らしながら、マネージャーの仕事を覚えてもらうことになりそうです。

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その隣が私。その向かいが、ネットラジオ「気まま酒家」の店主、cainさん。
写真を撮っているのが、メンバーで唯一霊感のある(?)Tさん。彼も秋に入ってきました。
えっ、真名子がいない?
そうなんです。ご心配かけております。
彼女のブログも止まったままです。
インフルエンザをこじらせまして、現在休養中。彼女がいないと、真のオフィスイチロウの忘年会、という気がしません。我々メンバー一同も、彼女の一日でも早い復帰を待っておる次第です。

オフィスイチロウは、私の個人事務所ですので、お給料は出ません。ただ、仕事を獲ってきたら、条件により、歩合高か相応の報酬を支払うことにしています。オフィスの名前を使って、クリエーターとしての自分を売り込むことも可。興味のある方、クリエーター志望、あるいはプロの方、メンバー募集はやっていますよ。
それと、出るほう、つまり、司会をやったり、怪談を語ったり、サブカルが語れたりというタレント志向の方も募集。こちらは、オーディションをさせていただきます。

オフィスイチロウのメールか、06−6264−0981へお電話を。

さてさて、忘年会。大いに食べ飲みながら、来年はこういう仕掛けをしたい、これは可能だろうか、と盛り上がります。いちいちもっともな意見は出るのですが、なかなか厳しい世の中ですから。一致団結して、まずは行動をしないと。
それと、一同、私の仕事に携わるようになって、霊など見ないし感じない、そんなもの、おるの?
という考え方から、現場などでいろいろな奇妙な現象を見たり聞いたりするにつけ、あるとしか思えない、という心境になったという各々の体験談も披露。
そんな刺激も受けられますよ?

3時間居られるところ、4時間まで許してもらって3時に、歩いて15分ほどのオフィスに移動。
O嬢が帰ったからなのか、野郎どもばかりになった途端、エロ話炸裂。でもそこから、今、世間はエンターティメントとして何を見たがっているのか、何を提供すべきなのか、というまじめな話に移行していきます。
来年は、オフィスイチロウ、ますます飛躍の年としたいものです。
皆さんの叱咤激励が、メンバーたちの行動を揺り動かします。
来年もよろしく。









kaidanyawa at 18:20|PermalinkComments(0)

2016年12月26日

飲み会についての考察

中山市朗です。

最近、道端で酔っ払って九人歩きしている人や、吐いて同僚だか友人だかに介抱してもらったりしている人をよく見かけます。え、九人歩きって、なにって?
こっちへよったり、あっちへよったり、四人(よったり)と四人(よったり)、本人も合わせて、九人歩き。落語ですわ。

忘年会、そして歳が明けると新年会。また送別会に、歓迎会。なんやかんやと、飲みの席が多く、飲むのが好きな人は「また飲める」と喜ばしい季節ですが、めんどくさ、と思っている人は、「どうやって断ろう」と思案しているのかも知れませんね。

最近の若い人はこういった飲み会に来ない、という嘆きをよく聞きます。
若い人でなくとも「飲み会なんて、お金と時間の無駄遣い」という人もたくさんおられることでしょう。
一方で「飲み会も仕事のうちや」という人もいれば「じゃ、残業代ください」という新人社員もいるらしい。

私は、毎週金曜日、作劇塾の授業が終わると、作劇ネトラジの収録を塾生たちとすまし、そのまま飲み会へと突入しております。もちろんこの飲み会は、強制的なものではなく、参加したとしても好きな時間に帰っていい、としているのですが、わりと塾生たちは朝まで飲んでいて、わいわいと毎回話し合っています。そして、この時間が私にとっても、塾生にとっても貴重な時間になっているのです。
これは、飲み会というよりは、語り合う場なのです。それなら酒はなくてもいいのかもしれませんが、朝までいろいろなことを語ったり、報告したり、アドバイスしたり、冗談を言い合ったり、説教があったりという場には、お酒があって、旨いものがあって、の方がいいじゃないですか。それに授業は19時からですので、仕事帰りのサラリーマンは、夜ご飯を食べていない状態です。ならばみんなで、いわば一つ釜のめしを食う、ということをやろうと。
これは、塾生同士が仲間になったり、いいライバルになる機会にもなるし、作家の世界、フリーランスの世界のマナーや人との接し方は、サラリーマンの世界とはまた違う面もあるので、そういうことを知ってもらう機会でもあります。また、安い。500円で飲み放題。鍋物のときもあるし、囲炉裏で肉を焼いたり魚を焼いたり。
まあ、お酒はすぐなくなるので、私が負担していますけど。
たまに、現役の作家や編集さん、映画監督などが、ゲストとして参加してくれる場合もありますしね。

今の塾生はほとんどがサラリーマンでして、彼らは「会社の飲み会は大嫌いですが、塾の飲み会は楽しい」と言ってくれています。ある塾生は福知山に飛ばされていて、授業には来られないのですが、飲み会なら行ける、ということで、福知山から飲み会だけのために通っているのがいます。
ま、楽しい飲み会にするのも、苦痛な飲み会にするのも、塾生しだいと言ってあります。

私は、生まれてこの方、会社勤めということをしたことがありません。好きなことをやって、それだけで食っている人間です。ですからサラリーマンの世界を知らないわけです。一方、会社勤めをしながら、その対極の世界といっていい、作家、つまりフリーランスの世界に飛び込もうとしている塾生たちは、こっちの世界を知らない。
フリーランスだからこそ、人脈作りは必要。その交渉の仕方、お付き合いの仕方、処世術といいますか、そういうことも作品作りと同じくらい大事なことなんです。そういうことを教え、教わる場が、飲みの席なんですね。

過去、塾生も、今は好きな道で活躍している者もいれば、消えたのもいます。活躍している人は、やっぱり志があったと思われます。だから人に会い、営業をかけて、仕事を獲る。そしてプロになる。
志のない志望者は、いつか小説家に、いつか脚本家に、と夢見ているだけで、行動が伴わない。だから人から依頼されることがない。つまりいつまでたってもプロになれない。デビューはしたけど、プロにはなれなかったというのもいますからねえ。で、やっぱりプロになった人は飲み会の参加率は高く、消えた人は、やっぱり飲み会参加率は低かった、と。これはホントのことです。飲み会が嫌いというより、これは人と接するのが苦手、ということなんです。だから逃げる。面白くない。でもそれじゃあ、永久に営業もできなきゃ、交渉もできないし、打ち合わせもできない。つまり、仕事ができないということです、これ。

授業では、テクニックのスキルを上げる。飲み会では、生き方を学ぶ、といったら堅苦しいですが、ちょっとそういうことは意識しているわけです。全然くっだらない、お下劣な会話に終始する日もありますけど。

さて、この飲み会というもの。
私は若いころ、あまりお酒を飲まなかったということもあり、誘われても断っていた方です。それこそ、帰って好きなことをしたい、と思っていました。でもねえ、フリーランスの人間は、その好きなことで生計を立てるわけですから、好きなことで生きるためには、飲み会を利用しなければ、そういう場に積極的に顔を出さなければ、と思うようになったわけです。
『飲み会は這ってでも行け』なんて本が何年か前に出ましたけど、この本の究極は、人と出会え、自分への投資と思え、ということが主眼に書かれていました。
そうです。飲み会の参加費は投資です。投資だと思えば、飲み会での立ち振る舞いも変わります。
投資のない成功は、まずもって無いでしょう。

そして、フリーランスといっていた私も、今は個人事務所をもって、ここ半年ほどで何人かのメンバーも入ってきました。
中には、ボランティアでもいいから、中山市朗の活動になにか役立てたい、などというメンバーもいて、もちろんこの世界で生計を立てたい、というメンバーもいる。
やっぱりね、組織ができて、人を使う、協力してもらうには、飲みの席は絶対不可欠となるんですね。会議や現場だけの付き合いでは、使うほうは不安なんです。
「一体この人は何を考えているんだろう」「何を優先的に生きているのだろう」「仕事をまかせられるだけの信用をしていいのだろうか」。もっといえば、その人の哲学、人生観、歩んできた履歴、エピソード、そういうことを把握しておきたいんです。そういうことって、作家としての作品の材料になります。そして、こちらの志や人生観、目標も知っていてほしい。ともに仕事をするということは、ある意味運命共同体ですから、お互いに理解し、行くべき道を歩まねばならない。
また、飲みの席も重ねると、本音も出てくるし、顔を見ただけで、いろいろなことがわかるようになります。
仕事の現場では、そんなこと語っている時間も暇もないですから。
使うほうからすると、それだけの関係ならば、歯車の一つでいい、という考えになっちゃいます。それ、お互いにしんどいですよ。

でね、そんなとき、仕事が終わってすぐに、「じゃ、これで帰ります」と毎回さっさと帰られたのでは、何も伝わらないんじゃないかと思うんですね。また、そんなに仕事より大事なものがあるんだったら、大きな仕事はまかせられない、という志向になります。当然ですけど。
だから、人を使う立場になると、見える、あるいは見なきゃならない範囲が広くなるわけで、それらをまとめ、調整するために、飲み会が必要ということになるんです。
念を押しますが、飲み会というのは名前がそうであるだけで、飲まなくてもいい。でも、お互いにコミュニケーションをとる、語り合い、理解しあう場、なのです。

若いころは、そういう責任も負っていないし、現場のこともわからない。ただ、自分のことしかない。
だから、「飲み会は金の無駄。時間の無駄。だったら自分のためのお金と時間を使いたい」ということになるんでしょう。私もかつてそうてしたから。
でもねえ、塾を持ち、事務所を持つと、それが壊れる、存続できなくなる、というときの不安もあり、そうなったときは、きっと人との関係がうまくいかない、目標が無くなった、きずなも切られた、という状態のはずなんです。
だから、そうならないためのメンテナンスが、飲み会になるんですよ。

ただ、コミュニケーションをとろう、と言いながら、上司が自分の自慢話を延々聞かせたり、同じ説教を繰り返したり、パワハラ、セクハラ、モラハラといった行為を平気でするような飲み会だとすると、それは、お断りしたほうがいいのかもしれません。

でも、そういう人は世の中いっぱいいますから、そういう人たちと、どう接するかを考え、うまく折り合いつけるのも、この世で生きていくためには避けられないこと。会社に勤めているわけですから、そこで発生した問題は、会社の責任になりますからね。会社のお偉いさんたちは、そこを知っていますから、飲み会を通じてそういうことを若手に伝えたいわけなんですよ。でも若い人にはそれは見えない。
昔は強制してでも参加させていたのが、強制となると、それがハラスメントと言われる昨今ですから。でも、日本の経済成長を促した要因は、もちろん高い技術力ですが、家族ぐるみの会社員同士のつながりがあったことも事実。仲間意識が仕事場を生きる場所に変え、生きる場所だからこそ、スキルを学ぼうとする。そういうものです。だから、せめてもの忘年会は、強要、強制してでもみんなに集まってもらう。ということなんです。
だから、飲み会があるんですよ。

えっ?
日本だけの悪習?

いえ、アジアは一つのテーブルに何人もが座って飲むことは、よくあることのようです。これは一つの話題で盛り上がり、またテーブルに同席しているのは知っている人ばかりなので、より絆を強くする、という面が強くあるようです。中国の人など、そのイメージが強くありますねえ。

米国にビジネスで行った人の話を聞くと、「飲み会は一度も無かった」という人と「日本同様にあった」という人にわかれるようです。会社の人間同士で飲みに行くのは、work drinking paty と言って、仲間同士で飲みに行くのは、go out for a drink と言うそうです。ビジネスタイム以外の時間ですので、ビジネスの話はご法度。
それより、home party が多いそうです。向こうは家が大きいですからな。家族同伴での参加。

でもね、欧米の労働力というのは、もともと移民や民族による社会、奴隷もいたりして、わりと支配階級とは離れていますから、日本のように和気あいあいとは行かない仕組みになっているのかもしれません。
また、欧米のビジネスは政治力、といわれて、いきなり立場が逆転されたり、吸収合併が行われたりすることもあります。
社交界、ですな。ヨーロッパの仕事の要は。


ということで、郷に入れば郷に従え。

みなさん、せっかくなので、楽しい飲み会にしてくださいね。













kaidanyawa at 20:56|PermalinkComments(8)

2016年12月25日

忘年会前夜

中山市朗です。


忘年会に忙しい時期です。

皆さんは、機嫌よく飲んでますか?


明日の深夜は、オフィスイチロウの忘年会!

メンバーは、23時前に、メールで知らせてあるお店の前に集合のこと。

遅刻は許さん!


どうしてもという場合は、事前に連絡を。


さあ、明日は飲むぞ!

あっ、いつも飲んでるか。

kaidanyawa at 21:25|PermalinkComments(2)

2016年12月24日

happy holiday!

中山市朗です。

happy holiday!

最近、米国の、特にNew York、なんかでは、merry、Christmas!
なんて言わない、いえ、言えないそうなんです。
あくまでこれは、キリスト教のお祭りなので、ユダヤ教徒やイスラム教徒への配慮だそうです。

なので
happy holiday!
というのが無難なんだそうです。

まあ、日本人は、そこんところは楽しけりゃええやん、てな具合で。
で、大みそかは仏式に祝って、元旦は神道で祝って。

私の家は日蓮宗なので、クリスマスを祝うのなら日蓮上人の誕生日4月6日(旧暦2月16日)を祝わんとあかんような気が……。でも、空海のファンなので、4月22日(旧暦3月21日)も祝わんと。
でもそんなことしたら「この俗物め」と、叱られそうやしな。

ま、黙って酒を飲むのが一番か?

で、下の絵、誰や思います。
キエスキリスト様です。おひげも威厳もございません。3世紀のローマ、カタクンベにあった絵です。
「偶像崇拝するなかれ」

イエスキリスト




















こちらは、1930年三田光一氏による念写で写された弘法大師(空海)。

念写 空海

















ほんまかいな。
岐阜県高山市の福来友吉記念館にあるそうです。





kaidanyawa at 22:04|PermalinkComments(7)

2016年12月23日

印象に残った今年の写真

中山市朗です。


ネットの閲覧をしておりましたら、なんだかほっこりとした写真を見つけました。


日本のコンビニに立ち寄って、ミルクティーを手にご満悦のダライ・ラマ法王。
そういや、先月来日されていましたねえ。

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そして、東京の某所で、ビールを飲んで盛り上がるおじさんたち。

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そこに交じって、トム・ハンクスさん。自撮りだそうです。
完全に日本のサラリーマン社会に溶け込んでますやん。
9月に『ハドソン河の奇跡』の宣伝で来日されていますから、その時のものか?
「神田まつや」という老舗の蕎麦屋さんだそうです。
おじさんたちは、隣の席にいた人たちだったそうです。

どういうシチュエーションで、こうなったんですかね。

そーいえば、以前こんなことも。
 
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「戦え、ジャイアンツ」と、トム・ハンクスさんは日本語で原監督にハッパかけていましたねえ。

そして、今年一番印象に残った一枚はこれ。

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今年の9月1日の午前、天皇陛下が公式実務訪問賓客として来日されていた、サウジアラビアのムハンマド副皇太子殿下と御所で会見されたときの一枚。

ほかの国の王宮なんかですと、金ぴかでごちゃごちゃと飾られた部屋での会見になるのでしょうが、まあ、日本の御所の清楚かつ品のあること。日本独特の「間」の感覚ですな。

そして、天皇陛下。83歳になられました。

なんのかんのと、日本は平和です。
でも、平和ボケはいかんですよ。



kaidanyawa at 14:36|PermalinkComments(6)

2016年12月22日

世界の映画ベスト100

中山市朗です。


今回は、英エンパイア誌が選ぶ「世界の名映画ベスト100」。
2014年に選出。
英語圏以外の世界の映画ベスト100となっております。

さぁ、あなたは何本観たか?



  • 1位 日本「七人の侍」(1954)


  • 2位 フランス「アメリ」(2001)


  • 3位 ロシア「戦艦ポチョムキン」(1925)


  • 4位 イタリア「自転車泥棒」(1948)


  • 5位メキシコ「パンズラビリンス」(2006)


  • 6位 イタリア「アルジェの戦い」(1966)


  • 7位 ブラジル「シティ・オブ・ゴッド」(2002)


  • 8位 スウェーデン「第七の封印」(1957)


  • 9位 フランス「恐怖の報酬」(1953)


  • 10位 日本「千と千尋の神隠し」(2001)


  • 11位 イタリア「甘い生活」(1960)


  • 12位 ドイツ「メトロポリス」(1927)


  • 13位 フランス「LA REGLE DU JEU」(1939)


  • 14位 ポーランド「THREE COLOURS TRILOGY」(1993-1994)


  • 15位 スウェーデン「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)


  • 16位 日本「東京物語」(1953)


  • 17位 インド「THE APU TRILOGY」 (1955/56/59)


  • 18位 韓国「オールドボーイ」(2003)


  • 19位 ドイツ「アギーレ/神の怒り」(1972)


  • 20位 メキシコ「天国の口、終わりの楽園。」(2002)


  • 21位 ドイツ「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)


  • 22位 日本「羅生門」(1950)


  • 23位 スペイン「ミツバチのささやき」(1973)


  • 24位 ロシア「COME AND SEE」(1985)


  • 25位 ドイツ「U・ボート」(1981)


  • 26位 フランス「美女と野獣」(1946)


  • 27位 イタリア「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988)


  • 28位 中国「紅夢」(1991)


  • 29位 フランス「大人は判ってくれない」(1959)


  • 30位 香港「インファナル・アフェア」(2002)


  • 31位 日本「ゴジラ」(1954)


  • 32位 フランス「憎しみ」(1995)


  • 33位 ドイツ「M」(1931)


  • 34位 イスラエル「戦場でワルツを」(2008)


  • 35位 フランス「大いなる幻影」(1937)


  • 36位 ポーランド「デカローグ」(1989)


  • 37位 イタリア「無防備都市」(1945)


  • 38位 ポーランド「灰とダイヤモンド」(1958)


  • 39位 フランス「サムライ」(1967)


  • 40位 イタリア「情事」(1960)


  • 41位 日本「となりのトトロ」(1988)


  • 42位 香港「花様年華」(2000)


  • 43位 フランス「シラノ・ド・ベルジュラック」(1990)


  • 44位 日本「生きる」(1952)


  • 45位 イタリア「サスペリア」(1977)


  • 46位 フランス「突然炎のごとく」(1962)


  • 47位 イラン「10」(2002)


  • 48位 ドイツ「ヒトラー 〜最期の12日間〜」(2004)


  • 49位 フランス「ぼくの伯父さんの休暇」(1952)


  • 50位 チェコスロバキア「厳重に監視された列車」(1966)


  • 51位 日本「AKIRA」(1988)


  • 52位 セネガル「TOUKI BOUKI」(1973)


  • 53位 スペイン「オール・アバウト・マイ・マザー」(1999)


  • 54位 デンマーク「セレブレーション」(1998)


  • 55位 インド「LAGAAN」(2001)


  • 56位 フランス「昼顔」(1967)


  • 57位 ブラジル「セントラル・ステーション」(1998)


  • 58位 フランス「ペルセポリス」(2007)


  • 59位 ドイツ「HEIMAT」(1985)


  • 60位 フランス「JEAN DE FLORETTE & MANON DES SOURCES」(1986)


  • 61位 ポーランド「水の中のナイフ」(1962)


  • 62位 イタリア「8 1/2」(1963)


  • 63位 フランス「預言者」(2009)


  • 64位 フランス「ベルリン・天使の詩」(1987)


  • 65位 フランス「アンダルシアの犬」(1929)


  • 66位 中国「グリーン・デスティニー」(2000)


  • 67位 オランダ「THE VANISHING」(1988)


  • 68位 イタリア「グレート・ビューティー/追憶のローマ」(2013)


  • 69位 日本「リング」(1998)


  • 70位 香港「ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌」(1992)


  • 71位 スウェーデン「PERSONA」(1966)


  • 72位 オーストラリア「TEN CANOES」(2006)


  • 73位 フランス「隠された記憶」(2005)


  • 74位 インド「DEVDAS」(2002)


  • 75位 フランス「勝手にしやがれ」(1960)


  • 76位 フランス「愛、アムール」(2012)


  • 77位 香港「LOVERS」(2004)


  • 78位 スペイン「神経衰弱ぎりぎりの女」(1988)


  • 79位 イラン「別離」(2011)


  • 80位 インド「MOTHER INDIA」(1957)


  • 81位 韓国「グエムル-漢江の怪物」(2006)


  • 82位 日本「バトル・ロワイアル」(2000)


  • 83位 セネガル「XALA」(1973)


  • 84位 フランス「ORPHÉE」(1950)


  • 85位 イタリア「暗殺の森」(1970)


  • 86位 ドイツ「ラン・ローラ・ラン」(1998)


  • 87位 ロシア「アンドレイ・ルブリョフ」(1966)


  • 88位 インドネシア「ザ・レイド」(2011)


  • 89位 チェコスロバキア「OVES OF A BLONDE」(1965)


  • 90位 フランス「RIFIFI」(1955)


  • 91位 ドイツ「グッバイ、レーニン!」(2002)


  • 92位 日本「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995)


  • 93位 オランダ「4番目の男」(1983)


  • 94位 マリ「YEELEN」(1987)


  • 95位 香港「ドラゴンへの道」(1972)


  • 96位 フランス「デリカテッセン」(1991)


  • 97位 中国「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993)


  • 98位 日本「乱」(1985)


  • 99位 中国「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー」(1993)


  • 100位 ノルウェー「ヘッドハンター」(2011)


  • 私は53本。未公開もあるしなあ。
    きりきり映画について語れるレペル?




    kaidanyawa at 04:37|PermalinkComments(4)

    2016年12月21日

    アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)

    中山市朗です。


    さあ、君は何本見た?
    チェックしてみよう。
    50本見ていないヤツは、映画を語るな!

    アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    移動先: 案内検索

    アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)は、AFIが「AFIアメリカ映画100年(AFI 100 Years... )」シリーズの一環として2007年に選出したアメリカ映画のリストである。


    私は『ナッシュビル』と『サリヴァンの旅』だけ未見。
    それにプラスして『トイ・ストーリー』の3本以外は、全部、DVDかブルーレイにて所持。

    1市民ケーンCitizen Kane1941
    2ゴッドファーザーThe Godfather1972
    3カサブランカCasablanca1942
    4レイジング・ブルRaging Bull1980
    5雨に唄えばSingin' in the Rain1952
    6風と共に去りぬGone with the Wind1939
    7アラビアのロレンスLawrence of Arabia1962
    8シンドラーのリストSchindler's List1993
    9めまいVertigo1958
    10オズの魔法使The Wizard of Oz1939
    11街の灯City Lights1931
    12捜索者The Searchers1956
    13スター・ウォーズStar Wars (Star Wars Episode IV: A New Hope)1977
    14サイコPsycho1960
    152001年宇宙の旅2001: A Space Odyssey1968
    16サンセット大通りSunset Boulevard1950
    17卒業The Graduate1967
    18キートンの大列車追跡The General1926
    19波止場On the Waterfront1954
    20素晴らしき哉、人生!It's a Wonderful Life1946
    21チャイナタウンChinatown1974
    22お熱いのがお好きSome Like It Hot1959
    23怒りの葡萄The Grapes of Wrath1940
    24E.T.E.T. the Extra-Terrestrial1982
    25アラバマ物語To Kill a Mockingbird1962
    26スミス都へ行くMr. Smith Goes to Washington1939
    27真昼の決闘High Noon1952
    28イヴの総てAll About Eve1950
    29深夜の告白Double Indemnity1944
    30地獄の黙示録Apocalypse Now1979
    31マルタの鷹The Maltese Falcon1941
    32ゴッドファーザー PART IIThe Godfather Part II1974
    33カッコーの巣の上でOne Flew Over the Cuckoo's Nest1975
    34白雪姫Snow White and the Seven Dwarfs1937
    35アニー・ホールAnnie Hall1977
    36戦場にかける橋The Bridge on the River Kwai1957
    37我等の生涯の最良の年The Best Years of Our Lives1946
    38黄金The Treasure of the Sierra Madre1948
    39博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかDr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb1964
    40サウンド・オブ・ミュージックThe Sound of Music1965
    41キング・コングKing Kong1933
    42俺たちに明日はないBonnie and Clyde1967
    43真夜中のカーボーイMidnight Cowboy1969
    44フィラデルフィア物語The Philadelphia Story1940
    45シェーンShane1953
    46或る夜の出来事It Happened One Night1934
    47欲望という名の電車A Streetcar Named Desire1951
    48裏窓Rear Window1954
    49イントレランスIntolerance1916
    50ロード・オブ・ザ・リングThe Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring2001
    51ウエスト・サイド物語West Side Story1961
    52タクシードライバーTaxi Driver1976
    53ディア・ハンターThe Deer Hunter1978
    54M★A★S★H マッシュM*A*S*H1970
    55北北西に進路を取れNorth by Northwest1959
    56ジョーズJaws1975
    57ロッキーRocky1976
    58黄金狂時代The Gold Rush1925
    59ナッシュビルNashville1975
    60我輩はカモであるDuck Soup1933
    61サリヴァンの旅Sullivan's Travels1941
    62アメリカン・グラフィティAmerican Graffiti1973
    63キャバレーCabaret1972
    64ネットワークNetwork1976
    65アフリカの女王The African Queen1951
    66レイダース/失われたアーク《聖櫃》Raiders of the Lost Ark1981
    67バージニア・ウルフなんかこわくないWho's Afraid of Virginia Woolf?1966
    68許されざる者Unforgiven1992
    69トッツィーTootsie1982
    70時計じかけのオレンジA Clockwork Orange1971
    71プライベート・ライアンSaving Private Ryan1998
    72ショーシャンクの空にThe Shawshank Redemption1994
    73明日に向って撃て!Butch Cassidy and the Sundance Kid1969
    74羊たちの沈黙The Silence of the Lambs1991
    75夜の大捜査線In the Heat of the Night1967
    76フォレスト・ガンプ/一期一会Forrest Gump1994
    77大統領の陰謀All the President's Men1976
    78モダン・タイムスModern Times1936
    79ワイルドバンチThe Wild Bunch1969
    80アパートの鍵貸しますThe Apartment1960
    81スパルタカスSpartacus1960
    82サンライズSunrise: A Song of Two Humans1927
    83タイタニックTitanic1997
    84イージー・ライダーEasy Rider1969
    85オペラは踊るA Night at the Opera1935
    86プラトーンPlatoon1986
    87十二人の怒れる男12 Angry Men1957
    88赤ちゃん教育Bringing Up Baby1938
    89シックス・センスThe Sixth Sense1999
    90有頂天時代Swing Time1936
    91ソフィーの選択Sophie's Choice1982
    92グッドフェローズGoodfellas1990
    93フレンチ・コネクションThe French Connection1971
    94パルプ・フィクションPulp Fiction1994
    95ラスト・ショーThe Last Picture Show1971
    96ドゥ・ザ・ライト・シングDo the right thing1989
    97ブレードランナーBlade Runner1982
    98ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディYankee Doodle Dandy1942
    99トイ・ストーリーToy Story1995
    100ベン・ハー
    Ben-Hur1959




    kaidanyawa at 13:58|PermalinkComments(8)

    2016年12月20日

    北方領土は返還されない

    中山市朗です。


    先日の、安部総理とプーチン大統領との会談。
    みなさんは、いかが見ましたか?

    民進党は「外交の失敗」、マスコミも「北方領土問題、無残な結末」とか、「経済協力だけの食い逃げの結末」などと報じているところありました。もちろん、「第一歩」と評価するマスコミもありましたよね。

    北方領土、そんなん帰ってきまっかいな。
    ロシアにとって、北方領土は太平洋への玄関口。それが日本に返還されると、ロシア艦隊はオホーツク海に閉じ込められてしまうことになり、かつ、日本への返還は、米国との同盟にある限り、北方領土に米軍の基地が進出することも考えられる。少なくとも米潜水艦の作戦行動地域ともなることでしょう。
    となると、米ロの力の均衡が壊れるわけです。
    そもそも、ロシアにとって南下政策というのは、昔から地政学的に大きな問題なのでして、日露戦争というのも、ロシアが日本海に突き出た朝鮮半島の不凍港を求めてのことでした。
    不凍港を手に入れると、日本列島は目と鼻の先。ロシアは日本を飛び石に太平洋へ出ようとしている。それ日本はひどく恐れたのです。この戦争に負けると、日本はロシアになる。そう思って、日本は必死に戦ったんです。
    結局、日露戦争は日本が勝って、米国のルーズベルト大統領の調停もあって、日ロでポーツマス講和条約を締結。このとき、南樺太と千島列島を日本は獲得したわけです。
    ロシアは極東からの南下をあきらめ、バルカン半島から進出しようと、トルコと激突。これが第一次大戦の火種となるわけですが、昨夜、トルコ駐在のロシア大使が、トルコの警察官に撃たれて死ぬ、なんていう事件がありましたが、これもそういったロシアとトルコの地政学から来る歴史背景がその裏にあるわけです。

    第二次大戦においては、この時は共産主義国となっていたソ連と日本は、日ソ中立条約を締結、つまり不可侵条約のようなものを結んでいたのですが、長引く対日戦を早く終わらせたい米国は、米英ソの首脳陣が極東密約ともいうべきヤルタ会談を行い、ソ連が要求する千島、樺太の領有を認める条件として、対日参戦を促したといわれています。同時にルーズベルト大統領は、日ソ中立条約の一方的破棄も認めたわけです。
    結果として、これ、米ソ冷戦の引き金にもなるわけですが、米国もそこまで見通していませんでした。

    そして、1945年8月9日、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連は日本に宣戦布告。怒涛の勢いで、満州や千島列島を占拠します。ここから、ソ連は、もともと北海道であった北方四島を含む千島列島、樺太全土をその支配下に置き、今もその状態が続いている、というわけです。
    ソ連が北方四島を日本に返還しない言い訳がもう一つあって、ソ連軍は北千島列島では日本軍の守備隊と壮絶な戦闘を行い、てこずりました。特に占守島における激戦はすさまじく、終戦による停戦がなければ、日本軍が逆にソ連軍を追い返していたであろうといいます。まさに、この抵抗がなければ、ソ連軍は北海道へ進出していた可能性があったのです。しかし、いわゆる四島では、日本軍による抵抗が記録されていないのです。つまり、日本はこの島を自国の領土と認識していなかった、というのです。あるいは、もともとアイヌの人たちのいた島を日本が占拠していた。ソ連はアイヌを解放したのだ、という論法にもなっているらしい。


    まあ、そういう、歴史上、政治上、地政学上、軍事戦略上のことを考えると、つまり、日本への返還は、どう考えてもなされません。
    戦争は悲惨ですが、負けることはもっと悲惨なのです。
    日本のマスコミも野党も、プーチンとの会談で北方領土についての進展がなかったことをずいぶん叩いたり、悲観した論調もありましたが、今、ロシアは民主主義国家ですからねえ。ロシアの大統領も議会制の選挙で選ばれるわけですから、軽はずみな事を言っちゃうと、次期大統領選では落選する恐れがあります。そうなると、安部さんもこれだけ重ねてきたプーチン大統領との会談と意思の疎通が無に返すことになります。なんにもなりません。だからそこは譲歩するしかない。

    ただ、歯舞群島、色丹島の二島の返還はありえるかも知れない。それは1956年に締結された「日ソ共同宣言」に明記してある。だから、それについての話し合いは用意する。それには、お互いの信頼関係の構築が必要、と、ロシアの大統領としては当たり前のことを言っただけのこと。
    一方、日本は、もともとは日本の領土だったものを返せというのは、これもまた当たり前の主張。
    となれば、ロシアに何かその対価を支払わなければならない。それが経済支援と技術支援、ということなのです。これはしかし、資源の乏しい日本にとっては、大きなチャンスだと思うのです。
    ロシアにとっての極東開発は、大きな課題。日本がやらなければ、ソ連は中国、韓国と共同開発するでしょう。いや、韓国はもう開発をやっているんです。中国は、ソ連としては警戒している。そして、日本の経済力、技術力はソ連からすると信頼できる。日本はこれにこたえて、まずは経済支援を行い、石油や天然ガスといった地下資源をもらう。できればサハリン・北海道間にパイプラインを敷設する。そうなると日ロの経済的な結びつきはより強固なものになり、はじめて、二島返還の交渉の席が設けられると思うのです。
    ロシアの国民が、議会が、「なら、返してやろうよ」という土壌を作るわけです。それしか手段はない。
    安部さんは、そこをやろうとしているのです。

    もう一つ。
    今、米国はトランプ次期大統領の政策は孤立主義を招く可能性が出てきた。英国はEUを離脱。いわゆる経済のブロックが始まっているのです。第二次大戦のもとは、米国のニューデール政策を発端とした仏、英の経済のブロック化にその一端があるわけです。経済のブロック化で経済的ダメージを受けたのが、植民地を持たない日独伊だったわけです。
    つまり、戦前の考え方に、姿に、世界が戻りつつある。安部さんは「戦後レジウムの脱却」を言い続けているだけにそういう状況を見通していると思うのです。東南アジアの国々が日本の集団的自衛権の発動をしたことに賛同したのは、結果としてアジアの開放が生まれたから。そういう歴史的背景があるんです。
    そんなことは、歴史の教科書にはおそらく出てきませんけど。

    というわけで、やっぱり現近代史は、やっぱり理解しておかないと、問題の本質が見えない。
    でも、歴史に事実はあっても、真実はない。真実は、歴史を見る人の立場や環境によって変わるのです。そこが歴史の深いところ。

    安部さんのすべてを肯定しているわけではないですけど、外交に関しては、近年にない成果をあげられていると、私は評価いたします。
    はい。






    kaidanyawa at 11:32|PermalinkComments(8)

    2016年12月18日

    作劇塾、忘年会


    中山市朗です。


    昨夜は、作劇塾の忘年会でした。

    ミナミの某焼き肉屋にて、まずは一次会。

    塾生たちのほかに、私の元教え子も参加。

    今、某専門学校の小説科コースで講師もやっているという裏切り者(?)の真代屋秀晃君。
    12月10日の奥付で、最新刊が出ています。







    そして、同じく元教え子の堤谷君も参加してくれました。

    彼はライターとして、また編プロの作業も一人でこなしているようで、彼もこの秋、2冊の出版をしています。







    本の塗り絵作成は、イナズミ、すぎやま、BOMという、これまた元教え子たちが担当していて、堤谷君いわく、
    「塾生たちと共同で作ったような本ですよ」と言っていました。

    いっとき、堤谷君には、塾で講師をやってもらっていたこともありました。
    これは、作劇塾の絆であります。

    ということで、出てきた焼き肉のコースをペロリとたいらげ、さあ、お次は何を注文しようかなとメニューを見ていると「えええっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
    食べ放題ではない。肉を食べたかったら追加料金。
    飲み放題ではあるので、のんではいるけど、ツマラン。と、追加注文しました。としたら、高いぞ、おい。
    これは幹事の失態。
    この焼き肉屋には二度と行かん。

    しかし、現在休み気味の塾生や、休塾中の塾生も顔を出してくれていて、あちこちで創作についての有意義な(と思う)話が展開しておりました。
    休塾中の塾生は、家の事情で介護やらなんやら、大変なんだそうですが、でも、だからと言って、夢をあきらめることはない。たった一度の人生、やりたいことがあるんだったら、やる権利はある。
    後に後悔することのないように、踏ん張ってほしいですね。

    二次会は、霊スポットとして名高い(?)味園ビルへ。いろいろお世話になっております、ミュージシャン、「ストロベリー・ソング・オーケストラ」の宮悪戦車さんの経営するお店へ。
    宮悪さんとはご無沙汰しておりました。

    三次会は、私の書斎で始発が出るまで。

    でも、だんだん人数が少なくなっていくのが、ちょっと残念。
    年一度、それもクリエーターとしての先輩も来ているわけなんだから、もう少し、彼らと語って、何かを吸収しようよ、と思うわけですが。まあみんな社会人だし、無理もできないか。

    で、私は塾生たちに言うわけです。
    「兼業はいい。作家になったとしても、まずはそれだけでは食っていけないから。でも、いざとなったとき、どっちを選ぶのかは肝に銘じていてほしい。作家を選ぶという覚悟があるなら、デビューしても書き続けられるだろうが、まあ、なんかあっても食っていける仕事があるし、という考えなら、いずれ書けなくなる。そういう考えの人には人は紹介できないし、仕事の斡旋もできない」と。
    でも、真代屋君も、堤谷君も、もちろん私も、本業だけで食っていますから、作家で食っていくことはそんなに難しいことではない、と思います、けど?
     
    まあ、来年も楽しく行きましょうや、ということで。
    ちなみに仕切りに失敗した幹事(塾生)は、「お前な、この業界では考えられん失敗を今回何度も繰り返したぞ」と、もう一人の塾OBから細かく注意されていましたが、こういうことも大事。
    サラリーマンの常識とは、また違う礼儀作法というものが、この業界にはありますから。






    kaidanyawa at 19:33|PermalinkComments(5)

    2016年12月17日

    働いていない

    中山市朗です。


    ある日の塾生との会話。

    あっはっは、その通りですわ。

    塾生・東野くんのブログ(言うときますけど、あくまで東野くんによる架空の会話ですよ、言いそうだけど)。

    http://blog.livedoor.jp/gamma_ray_burst/archives/2016-12-17.html


    ほんで今夜は作劇塾の忘年会!





    kaidanyawa at 15:21|PermalinkComments(0)

    2016年12月16日

    DVDとブルーレイ

    中山市朗です。


    大型家電店の中をウロウロと見て回ると、テレビ、いや、モニターがだんだん大型化して、4Kテレビなんて売られています。NHKはもう8Kテレビを開発済み、いや、もう15Kなんていいますから、これからはどんどん高画質で映像を見られる、映像時代となる、というわけです。

    ところが、ハードは高画質対応になっていくのに、いまだに映像ソフトの主流がブルーレイではなく、DVDというのは、なんでなんでしょう?

    特に、映画マニアの私としては、最近、懐かしい西部劇や戦争映画がどんどんDVD化されているのを見て、なんでブルーレイじゃないんだよ、と、恨みの気持ちさえ湧いてきます。
    昨年でしたか『ヨーロッパの解放』なんてソ連の5部作よりなる国家事業並みの超大作戦争映画がDVDで発売された時も、HDマスターってあるのに、なんでDVDなんだと、購入にずいぶん悩んだこともありました。
    ブルーレイだったら速攻買ったと思いますが、DVDとなるとねえ。まあ、ブルーレイ、出る気配が無いから買いましたけど。

    だいたい地上波でも、BS、CSも、ハイビジョン放送がスタンダードになっていて、そっちでオンエアされたものを録画するより、金出して購入したDVDの方が画質が落ちるという、これ、どういうこと?
    これは、メーカーが悪いのか、やっぱりDVDで満足しているユーザーが悪いのか?
    もっとも私の学生時代、やっとβだのVHSだのの録画機が家庭に普及しだしたころ、私は画質重視でβを購入したのですが、周りの人たちは、3倍速で画質よりも、たくさん番組が録れることを選択して、VHSを購入していた時点で、実のところ、一般ユーザーは、画質なんてどうでもいいのかなあ、と思ってはいましたけど。

    当時のビデオ・テープというのは、やっぱり映画の質感、画質とはほど遠い再生能力しか持たず、それはしかし、テレビと映画(フィルム)はまた全然別の媒体であるということも認識してはいたんですが、それでも映画好きの私は、テレビで観るにしても、なるべく映画の作り手の意図にそった再生のもとで、鑑賞したかったわけです。
    30年ほど前のこと。
    大阪のJR天満橋駅付近にレンタルビデオ店があって(今もありますが)、ここがマニアックな映画を貸し出していたんです。本来通販でしか売っていない、それもセットで何万円かしたもの。それが店頭に並んでいたンです。かたっぱしから借りました。阪妻や嵐寛、大河内、千恵蔵、あるいは山中貞夫とか、伊丹万作、牧野省三、二川文太郎なんて監督作品を借りてきては、ダビング。もうね、画面が暗くて、夜のシーンなんて何が起こっているのかわからない。それをまた、ダビングした画面になるわけですからねえ。ボケボケになって。それでも貴重な日本映画だから観とかなきゃと、夢中で観ていました。最近は、CSの衛星劇場なんかでハイビジョン放送されて、改めて「こんな映画だったのか」と再発見! 阪妻、日本人なら観ときなはれ。せめて、『雄呂血』『決闘高田の馬場』『無法松の一生』『王将』『大江五人男』『破れ太鼓』……。
    あと山中貞夫『丹下左膳・百万両の壺』『人情紙風船』、伊丹万作『赤西蠣太』、マキノ正博『鴛鴦歌合戦』。みんな戦前の日本映画です。ものすごくのんびりしていますが、すっごく面白いですから。

      





    この『決闘高田の馬場』なんて、ずっと阪妻の安兵衛は酔っぱらっているんですけど、最後の決闘シーンだけ、しらふだという、とんでもないヒーロー。で、この殺陣、阪妻はジャズのリズムに合わせて演じたそうです。昭和12年のことです。初公開時は『血煙高田の馬場』だったんですけど。今見られるのは昭和27年に公開された短縮版です。
    ただこれもねえ、本来パソコン画面で観るものではない。スクリーンでフィルム上映で観るもの。
    ですから、ここで観る数倍、素敵です、こういう映画は。それに近いのがブルーレイでのスクリーン上映ということ。
    みんな、パソコンやスマホで観ちゃうから、余計に昔の名画の良さがわからず、結局、観ないのかもしれませんね。



    で、話は戻って、ビデオテープの時代から、デジタルの時代となって、まずはレーザーディスク。ずいぶんと集めました。で、DVDとなって、10年ほど前から、ハイビジョン対応のブルーレイが登場。ブルーレイが発売される少しの間、ハイビジョンを録画できるのは唯一、D−VHSという時代もあって、私も購入いたしました。
    今、D−VHSなんて売ってないし、部品が無いからといって修理もしてくれない。テープはあっても見られへん。
    コピーガードとやらが勝手についてるんで、ブルーレイへの変換もできない。
    膨大なD−VHSのコレクション、どうしてくねるねん、バカヤロー!

    ところで、よく、古い映画はブルーレイで観る価値があるのか、とか、DVDで十分なんて意見もありますが、とんでもござらん。そういう人、劇場で映画を見ていないな。
    どっちかというと、最近の映画が家庭で観られることを見越しての制作。まあ、コストの面も含めてのハイビジョン撮影。でもね、昔の映画は35ミリのフィルムが主流。映画といえばフィルム。これが常識でした。

    あのですね、フィルムの解像度は、デジタルなんか到底及ばないんです。そんなこと言ってしまっては電気メーカーが困るから言わないだけ。
    画素数(まあ、画質は何も画素数がすべてでは無いのですが、数値化するとわかりやすいので)で言うと、

    DVD、35万画素。
    ブルーレイ、207万画素。
    容量でいうと、5倍違う。100インチほどの画面で見ると、全然違います。
    DVDは所詮、テレビ画面。ブルーレイはフィルムの質感に近い。
    4Kは、その207万画素の4倍、829万画素。約1000万画素。

    ところが、35ミリフィルムは、2500万画素を超えているといわれています。というのは、計測値の限界が2500万画素であって、条件次第では1、5億画素を超える、ともいわれています。
    そうでしょうね。映画館のあの大きなスクリーンに映し出して、画質が落ちないわけですから。
    つまり、DVDとフィルムは圧倒的に画質が違うわけです。70ミリフィルムとなると、35ミリフィルムの4倍の解像度となるわけですから、劇場で観る『アラビアのロレンス』や『2001年宇宙の旅』なんて、もう別次元のもの。

    家庭ではまあ、50インチくらいが平均でしょうから、ブルーレイだと、まあ、違和感なく、フィルムの質感を味わうことができます。なのに、発売されるソフトは、DVDが主流?

    どういうこっちゃい?

    でもね、モノクロの名画、『第三の男』『カサブランカ』『羅生門』『荒野の決闘』『大いなる幻影』『野いちご』『処女の泉』『道』『甘い生活』『東京物語』なんてハイビジョンで観ていると、やっぱり、映画の魅力はダイレクトに来ます。DVDではダメ。
    昨日は『晩春』を鑑賞しまして、4Kマスター版。

    でも、ぜいたく言いますと、フィルムは、たまに傷が入っていたり、ゴミがひっかかっていたり、フィルムのつなぎ目で、ブツッと音がしたり。それも映画だったんですね。
    あんまり無傷のフィルムを見せられても、なんか違うなあ、と。

    え?
    だったらフィルムでコレクションしたらって?

    理想はそうです。





    kaidanyawa at 10:41|PermalinkComments(8)

    2016年12月15日

    映画好きのボヤキ

    中山市朗です。


    このブログをずっとお読みの方はご存知のことだと思いますが、私は映画コレクターであり、サントラ・コレクターでもあります。膨大なVHS、beta、laserdisk、VHD、DVD、D−VHS、Blu-ray、および16ミリ・フィルム、そしてレコード、CDを所持しています。これに、落語、漫才、新喜劇などのコレクション、クラッシック音楽のコレクション、CMやドキュメンタリーの映像もかなりあり、それに加えて史料や書籍などがありますから、私の部屋は本棚で四方を囲まれており、もともとあった6つの窓のうち、4つが本棚でふさがっている状態です。で、収まりきらない書籍や雑誌が今、本棚の前に積み重なっているところです。
    オフィスイチロウとしても使用している我が部屋ですが、もともと2LDKとして設計されていたものを1部屋に改良してもらい、本棚も全部大工さんに作ってもらった特別仕様であります。
    部屋の真ん中に、囲炉裏が鎮座しております。
    この部屋を購入した時のコンセプトが、本のある居酒屋でした。
    ブックカフェというのはありますが、こういうコンセプトはまあ無いでしょう。

    もし、部屋に籠城という事態が起こっても、まったく退屈はしないと思います。電気が来ていればの話ですが。
    この、コレクション癖、つまり蒐集癖が、怪異蒐集へとつながっているのです。ですから怪異蒐集というのは、私にとって仕事ではなく、趣味、娯楽の一環なのです。

    しかし、映像も書籍も、今やネットで検索して、観れる、読める時代となってきています。それは、みんなが観たいものを観る、読みたいものを読む、共有する、ということで、それは実にいいことだと思うのですが、それにしては若い人たちと話していると、映画監督や映像関係に進みたいというわりには、ちゃんと映画を観ていない。作家になりたいというわりには、古典を読んでいない。ネットのなかったころに勉学にいそしんだ(?)、我々と比べて、圧倒的に知識や情報を得られる環境にいるのに、わりにモノを知らない、というのがあまりに多いわけです。

    知らない言葉やワードが出てくると、スマホを弄ればその意味はすぐ出てくるので、頭に詰め込む必要はないのでしょうが、それ、スマホに情報が詰め込まれているだけで、頭空っぽのままやん、とツッコミたくなります。
    でもね、私、塾で講義したり、たまに大学やいろいろな団体に呼ばれて講義することがあるんですが、たまに難しいことを言うと、スマホを弄りだす受講生がいるんですよ。あれ「あの先生のいうこと、ホントかなあ」と思って確かめているんでしょうね。
    えらい世の中です。間違ったことや推測でモノを言えない。その緊張感、嫌いではありませんけど。

    で、さっきネットで検索してなんでも観れる、なんて言いましたが、ある塾生があんまり映画を観ていないので、そこを指摘すると、ある有料映画サイトと契約したらしい。そこで、あれ観とけ、これは必見、それ観てなきゃ、人間じゃねえ、なんて私言っていたら、「そんな映画、このサイトにはありません」やて。
    ラインアップ見たら、最近のヒット作、話題作を中心とした映画の配信。つまらん。
    CSの映画専門チャンネルも、某レンタルビデオ店のラインアップも、同じようなもの。
    もうCSで放送している映画、あっ、観た。これ、何回目の放送や。ばっかりで、そろそろ契約やめようかなあ、と思っているところで、この前、あるCSカスタマーセンターから電話がかかってきました。
    「以前、うちの〇〇チャンネルとご契約していただいていましたが、また契約していただくことはございませんか?」と、まあ勧誘です。
    「どこも同じ映画ばっかりやってるやん。そんなんオタクのチャンネルやなくても観れますやん。もっとクラッシック映画、古い名作とかやってくれませんかねえ」
    「はあ、それでしたら、アカデミー賞やカンヌ映画祭などありますと、過去の受賞作をまとめてオンエアしたり……」
    「あのね、そういう特集も他のチャンネルで毎年のようにやってますやん」
    「ではどういうのがご覧になりたいのでしょうか?」
    「そやなあ、ワーナーのバズビー・バークレーのミュージカル映画特集とか、セシル・B・デミル監督集とか。RKO劇場と称してのRKOの名作を順次放送するとか」
    「はあ……?」
    「モノクロの映画がもっと観たい」
    「ええっ、モノクロですかぁ?」
    「それ、映画専門チャンネルの広報担当者が、モノクロ映画はダメという、それやからあかん」
    私がその局の編成やったら、買い付けしたい作品は山とある。あとは広報でしょうね。
    面白いことは絶対ですから。
    ということで、もう、二度とそのチャンネルとは契約しないでしょう。

    やっぱり、淀川長治さんのような人が必要なんですね。
    淀川さんは、テレビやラジオ、講演会などで、古い映画、それこそ映画創生の時代の映画からチャップリンやキートン、ビリー・ワイルダーやジョン・フォード、ダグラス・フェアバンクス、ヴァレンチノ、なんてほんとに映画が芸術として花咲くときの歴史や発展の模様、そのエピソードや映画の楽しさ、映画の見方を、もう楽しく楽しく語っていらした。
    NHKの棒番組では、映画監督志望だという学生の前で、ビリー・ワイルターの『サンセット大通り』の話をしかけて、反応がないのに気づき「あんたたち、『サンセット大通り』観ましたか?」
    みんな首を横に振る。
    「まぁ、あんたたち、『サンセット大通り』観ていないなんて、まぁ、死になさい」
    いや、ほんまですよ。
    こういうことを言える大人が必要。

    私は淀川さんのような人がいたからこそ、映画というものを体系的に見ることができたと思います。
    なんでもそうなんですが、専門的な理解をしようとするなら、体系的に見ることが不可欠でして、それを学問というんです。まあ、淀川さんに限らず、周囲の大人たちはわりと映画の話をしていましたねえ。
    そんな話を聞くのは楽しかったですけど。今は籠って、ネットで同レベルの人と話し合っているんじゃないかと。

    で、私の学生の頃「黒澤、溝口、小津は観ときなさい。これは君たちが映画の勉強をするから言うてるんやない。人間として、日本人としてのあたりまえの教養です」なんて、ある教授に言われまして。
    言われた私たちも「そら、そやろ」と納得しました。
    とはいっても、今のようにビデオで名作は出ていない、レンタルも映画専門チャンネルもない時代。
    『Lマガジン』や『ぶがじゃ』といった情報誌で映画の上映の情報を調べて、どこかの映画サークル、どこかの大学の文化祭、どこそこの名画座で上映しているのを見つけると、電車賃払って京都へ神戸へと梯子したもんです。もちろん、入場料を払って、二本立て、三本立てを鑑賞するわけです。それをまた、ノートに記録して。
    おかげさまで、溝口の『雨月物語』『近松物語』『赤線地帯』や小津の『晩春』『麦秋』『東京物語』『秋日和』『彼岸花』なんて、劇場で観ることができました。『秋日和』『彼岸花』は退色してましたけどね。でも、やっぱり当時の映画は劇場で鑑賞することが前提で作られていますので、劇場で見てそのほんとの魅力がわかるわけです。黒澤の『蜘蛛巣城』なんて、観たいけどなかなかどこも上映してくれない。
    そしたら新世界東宝敷島という劇場で、黒澤『蜘蛛巣城』、小津『小早川家の秋』、溝口『西鶴一代女』の三本立てがあった!
    おそらく親の葬式があっても、こっちに行っていたでしょうね。

    この時代、そうやって情報を得て、ちゃんと対価を払って鑑賞する。映画との出会いは人との出会いにも似て、一期一会。今度この映画を観れるのはいつのことか。だから印象に残っている。
    今は、情報が気軽になって、映像も安売りされちゃって、いつでも観られる。ネットでさがせばタダで観れる、という時代。にもかかわらず、映画をやろうとする若者たちが、そういう観なきゃならない映画を「古いから」の一言で観ない、という、この悲しさ。

    それにですね、配信されたところで、それは作り手とどういう契約になっているのか、という問題も。結局、配信したり配給する会社は薄利多売で金儲けをして、作り手にお金が入ってこない、という弊害も起きるわけでして。

    そら、作り手からのメッセージも希薄になりますわ。















    kaidanyawa at 17:07|PermalinkComments(5)

    2016年12月14日

    世界不思議紀行のお知らせ

    中山市朗です。


    繰り返し、お知らせです。

    世界不思議紀行9

    2月9日 (木)

    OPEN 18:30 / START 19:30

    前売¥2,500 / 当日¥3,000(飲食代別)
    前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて12/10(土)発売開始!
    イープラス:近日詳細発表!
    ※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
    電話→ 06-6211-5592(16時〜24時)

    【出演】
    中山市朗(作家、怪異蒐集家)
    【ゲスト】
    三上丈晴(月刊ムー編集長)
    【MC】
    真名子

    古代史、聖徳太子、UFO、異星人、超能力、UMA、怪奇現象、超古代文明、オーパーツ、超科学、陰謀論などなど、世界の謎と不思議に迫る、スーパーミステリートークライブ!

    ライブ四天王寺
    「ムー」の文字が消えましたが、学研の商標を使う場合、いろいろ手続きが必要ということになりました。ですから、私がホストとして、三上氏をゲストとしてお招きするという形になります。
    内容は今までと変わりません。

    こういうことをテーマにしてくれ、というリクエストありましたら、オフィスイチロウへメールください。
    お待ちしております。




    kaidanyawa at 22:55|PermalinkComments(5)

    2016年12月12日

    今年の漢字

    中山市朗です。

    YOMIURI ONLINE によりますと、

     2016年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、12日、世界遺産・清水寺(京都市東山区)で森清範せいはん貫主が揮毫きごうした。

     日本漢字能力検定協会が1995年から毎年公募しており、「金」が選ばれるのは4年ぶり3回目。15万3562票のうち6655票(4・33%)を集めた。リオデジャネイロ五輪での日本人選手の金メダルラッシュや、「政治と金(カネ)」に絡む問題が次々に浮上したことなどが理由という。

     2位は米大統領選や18歳選挙権施行を反映した「選」、3位には熊本地震などの天変地異や初の女性都知事誕生による都政の変革にちなんで「変」が入った。




    ということで、「金」が、今年の漢字だそうで。

    みなさんは、今年一年、漢字一文字で表すとどういう年だったでしょうか?

    私はねえ、「輪」ですか。わ、と読みます。

    塾の体制を変えて新しい塾生たちが入ってきた。
    オフィスイチロウも、新メンバーが増えた。
    そして何より、この夏、36日間連続怪談会を催したとき、大勢の怪談仲間がいろいろ協力してくれたこと。
    また、と学会をはじめとした、さまざまな団体や個人的な出会いがあったこと。

    これらを、個々のものではなく、繋げていって、付加価値を作るのが私が来年やらねばならないこと、だと思っております。つまり、輪、ですね。

    輪は和に通ず。

    和を以て貴しと為す、とは聖徳太子の言葉であります。

    この言葉は、みんなで仲良くやろう、ということではなく、人はみな意見も思想も違う。だからちゃんと話し合いをして、物事を決めなければならない。それが正しい本質をとらえ、全体を見ることであり、それによって国の弥栄が迎えられるのである、と、そういう理想の状態を聖徳太子は「以和為貴」の四文字に込めたのだと解釈しています。

    この言葉を肝に銘じ、
    来年は、まずは今年得た「輪」を大きくし、「実」のあるものにしたいと思います。




    kaidanyawa at 22:44|PermalinkComments(6)

    2016年12月09日

    明日100歳のハリウッドスター!

    中山市朗です。

    昨日は、真珠湾攻撃の日でしたが、明日は往年のハリウッドの大スターが100歳となる日であります。
    真珠湾攻撃時、25歳でブロードウェィ・デビュー。海軍に徴兵され、終戦の翌年、ハル・B・ウォレス、プロデュースの『呪いの血』で、バーバラ・スタンウィックと共演で映画デビュー。
    さて、明日100歳を迎えるスターとは、誰でしょう?

    この人、真珠湾攻撃に題をとった映画にも主演しております。
    1980年、ハワイ沖を航行中の原子力攻撃空母ニミッツが、奇妙な竜巻に吞み込まれ、そこは、日本海軍による真珠湾攻撃が行われた日であり、偵察に飛んだF4−トムキャットはゼロ戦と遭遇する……。
    『ファィナル・カウント・ダウン』ですな。
    となると、わかった? 














    そう、カーク・ダグラス氏であります。

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    生きてはったんですな。ハリウッドのスターたち、特に男優は比較的短命という印象があるんですけど。
    え、カーク・ダグラス、知らん?
    若い人はそうなんかなあ。
    あの『ブラック・レイン』『ウォール街』『ディスクロージャー』などの名優で、「カッコーの巣の上で』などの製作者でもあるマイケル・ダグラスのお父上様。そういや、マイケル・ダグラスも72歳なんですな。

    カーク・ダグラスと同じ、大正5年生まれのハリウッドスターは、2003年に87歳で没したグレゴリー・ペック。2006年に91歳で没したグレン・フォード。『風と共に去りぬ』でメラニーを演じたオリビア・デ・ハビランド。なんとこの人も、今年7月100歳になられました。
    日本ではプロ野球の伝説的人物、ヴィクトル・スタルヒン、鶴岡一人、藤村富美男らが生まれた、というと、えらく古い印象がありますな。沢村栄治はまだ生まれていない!
    太平洋戦争の撃墜王、坂井三郎、漫才の海原お浜師匠、俳優の有島一郎、近衛十四郎、映画監督の小林正樹。フランスのミッテラン元大統領も1916年の生まれです。
    こう並べると、長生きも芸のうち、ということがわかります。

    カーク・ダグラスは、一度見れば忘れられないアクターで、顎のところが割れている「顎えくぼ」が特に印象的でしたが、その出演作は当然ながら話題作、傑作も多く、、そこで見せた演技は、その存在感にプラスした繊細な表現力のあるものでした。
    最初に私がカーク・ダグラスを知ったのは、中学のころ、テレビで見た『OK牧場の決闘』(57)。ワイアット・アープを演じたバート・ランカスターを、ドク・ホリディを演じたカーク・ダグラスが食っちゃってんですね。
    『星のない男』(55)、『ガンヒルの決闘(59)』も西部劇の傑作。ジョン・ウェインのようなタフガイというよりは、なんだか悲壮感を持った西部のヒーローといったところが、似合ったといいましょうか。
    もちろんこの人はいろんな役を演じることができて、名監督とも多くの名作を残しています。
    『情熱の狂想曲』(49)に、ローレン・バコール、ドリス・ディと共演したあたりから認められ、ビリー・ワイルダー監督の『地獄の英雄』(51)、ウィリアム・ワイラー監督、刑事が主人公なのになぜか邦題が『探偵物語』(51)。ジュール・ヴェルヌ原作の『海底二万哩』(54)。これはのちに『ミクロの決死圏』を撮るリチャード・フライシャー監督によるディズニー映画。ダグラスはネード・ランドを演じ、ネモ船長はジェームズ・メイソンが演じました。
    そして、売り出し中の鬼才、スンタリー・キューブリックの『突撃』(57)に出演。これは第一次大戦のフランス戦線を舞台にした傑作で、キューブリックの台本に惚れ込んでダグラスが出演したとか。
    古代ローマ時代を描いた歴史劇の大作『スパルタカス』は、ダグラス自身の制作、主演として撮影された傑作ですが、最初監督として起用されたアンソニー・マンとダグラスが激突。マンは降ろされてしまい、急きょ呼びだされたのがキューブリック。今もって評価される作品ですが、キューブリックは「雇われただけ」と、この作品を自作リストに入れるのを拒否。その後、キューブリックとダグラスは袂を分け、ダグラスはキューブリックのことを「才能のあるクソッタレ」と言ったとか。

    ところで、キューブリックは『突撃』の企画をあたためていたころ、日本の特撮映画のフィルムを取り寄せ、研究分析をしていたそうで、このころすでに円谷英二、手塚治虫のことを知っていたようです。『2001年宇宙の旅』の美術監督を手塚に、と要請の手紙を送ったことは手塚治虫が自ら語っていたことですが、カーク・ダグラスも、独立プロダクションを作って、円谷英二に長編アニメの監督を東宝経由で依頼したという事実があったようです。
    東宝はこれを断ってしまうのですが、これを惜しんだ円谷側からダグラス側に接触。結局、条件が折り合わず御破談になるのですが、このとき、ダグラス側のバックにいたのがディズニーだったらしい。
    おそらく、ダグラス、キューブリック、二人のうちのどちらか、あるいは二人とも、日本の特撮技術に注目していて、互いに、そうのう壮大なSF映画を作ろう、と夢を語り合っていたのかもしれません。当時、SFというのは子供向け、みたいな扱いでしたが、映像表現の限界を最大限試せるのはSFであると、二人は認識していたと考えられます。
    円谷英二が監督したディズニー・アニメ。手塚治虫が美術監督をした『2001年宇宙の旅』。これらが実現していたなら、もっと日本の映画人がハリウッドへ迎えられ、日本映画も世界進出していたの、かも?

    ちなみに、大映の特撮陣が総力を挙げて作った『大魔神』の顔の造形はカーク・ダグラスがモデルだとか。

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    うむむむ。顎は確かに?

    カーク・ダグラスは『5月の7日間』という、ジョン・フランケンハイマー監督の冷戦と政治の世界を描いたサスペンス映画の宣伝で来日した時、黒澤明監督の『赤ひげ』の撮影スタジオを表敬訪問しています。このとき、シドニー・ポワチエとピーター・オトゥルも同席。藤原鎌足さんが臨終する場面を、三人のハリウッドスターが固唾をのんで見つめていたとか。凄く緊迫したシーンでしたが、現場もいつもより緊張していたでしょうね。


    そうそう、カーク・ダグラスの出演作でした。
    このほかダグラスは『炎の人ゴッホ』(56)、『ヴァイキング』(57)、『五月の七日間』(63)、『テレマークの要塞』(65)、『危険な道』(65)、『巨大なる戦場』(66)などに主演。後年になると、デ・バルマ監督のSFミステリーの『フューリー』(78)、スタンリー・ドーネン監督の『スペース・サターン』(80)、そして『ファイナルカウント・ダウン』とSF映画への出演も目立ちます。その後は、あんまり見ませんな。バート・ランカスターと三度目の競演をした『タフ・ガイ』(86)あたりが、私の見たダグラスの最後。調べてみたら『クロムバーグ家の人々』という2003年の映画が最後の出演作となっています。
    しかし、昨年、99歳の誕生日を迎えたダグラスは、映画テレビ基金に1500万ドルを寄付したことを表明。この寄付をもとに、映画業界人向けのアルツハイマー病施設が設立されました。「カーク・ダグラス・ケア・パビリオン」と名付けられたこの施設には80人ほどが収容できるとか。

    余談ですが、私たちがホテルなんかで利用するバイキング料理。あれはダグラスの主演映画『ヴァイキング』(リバイバル時は『バイキング』)から名づけられました。ほんとうはスエーデン起源のスカンジナビア料理、いわゆる食べ放題形式で、スモーガスボードというそうですが、日本人には言いにくい、ということで、名称を社内公募。ちょうどそのとき、映画『ヴァイキング』が公開されていたこと、その中に豪快な会食シーンがあったことから、「バイキング」と名付けられたそうで、これ、外国では通じない和製英語ですから。









    kaidanyawa at 14:28|PermalinkComments(3)

    2016年12月08日

    本日は真珠湾の日

    中山市朗です。

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    真珠湾攻撃








    本日は12月8日であります。


    ずっと前、私がある専門学校の講師をしていた時のこと。

    マスコミ系ウェブ学科というのがありまして、30人くらいいた学生のうち、どういうわけか、半数以上が韓国からの留学生でした。みんな日本語が達者で、一人だけテストの答案用紙にハングルで書くのがいて、読まれへんやん。

    で、ちょうど12月8日が授業のある日でしたので、教室のホワイトボードに「12月8日」と大きく書き、「さて、何の日? わかる人、手を挙げて」と質問しますと、韓国の若者は全員手を挙げて、日本人はちらほら。
    ちょうど、米国で『パールハーバー』という映画が公開されるという年だったんですけど。

    12月8日(現地時間では7日)は、日本軍の真珠湾攻撃で、太平洋戦争が勃発した日である、ということをマスコミ系の学生が知らんでどうする、と、日本人の若者に説教した覚えがあります。

    ちなみに、当時の韓国人留学生たちは、反日ということではなく、歴史を知らない日本人をちょっと上から目線で見ていたという印象でした。私も最初そう思われていたんですけど、一度授業で日韓併合の問題、戦時下における朝鮮問題などを取り上げ、語り合うことによって、かなり意思疎通できたように思います。
    ちゃんと問題に対峙すればお互いに分かり合える。ここを謝罪で済まそうとするから問題はどんどん棚上げになり、謝罪することによって日本人の立場を悪くしている、と私は思いました。

    とは言うものの、私も中学、高校と、日本史を教えられながらも、近代史はほとんど教えてもらっていませんでした。真珠湾攻撃に関しては、映画や戦記物で知ってはいましたが、なんせ頭の悪い中高生のことですからねえ。時系列でその戦争の歴史を理解することはできませんでした。
    でも、太平洋戦争(この呼称も米国側に押し付けられたもので本来は大東亜戦争なんですけど)は、日本軍の真珠湾への奇襲攻撃から、いきなり、ドーンと始まった、という認識が日米両国民にあると思いますが、けっしてそうではないんです。なぜ、そうなったのかを考えないといけない。
    近代戦争は、一方の国だけの都合で行うものではなく、双方にその原因があった、と理解するべきで、そこを考えると、実に、今日(こんにち)の日本という国の置かれた立場、それは、地政学的、政治的、経済的、文化的、人種的な意味、ということであり、その意味は今もまったく当時と同じ状況にあり、それは日本という国が逃れることのできない宿命である、ということが理解されるはずなのです。
    当時の日本はほんとうに追い詰められていた。米英は、なぜか共産化しようとして無秩序と化している中国を擁護し、民主的国家で選挙もある日本を独裁国であるかのように扱ったわけです。黄渦論の対象とした日本人差別ということもありました。今回、米国の次期大統領としてトランプが指名されたのも、米国内における白人至上主義の復活を求める声もあっての現象だという側面は、必ずあると思うんです。

    アジアのことは、もう米国は知らない、という論調です。「米国は世界の警察官ではない」と。
    まあ現状はそう簡単なものではなく、ビジネスマンのトランプさんは今後、いろんな意味で選挙公約を覆すことになりそうですけど。

    とはいえ、これからは、日本は集団的自衛権のもと、東アジアの平和と安定と秩序をもたらすようリードしていかねばならない、と思うわけです。だって、中国があんなんでしょ? 韓国もあんなんでしょ? 北朝鮮なんてとんでもない国もある。フィリピンの大統領もちょっとおかしいですしね。米国もトランプ大統領になると内向きになるのではないかと言われていますし。ロシアのプーチンも、何を考えているのやら。
    でも、どうやら各国とも、グローバルは疲れた、わしはわしの幸福を追求する、とばかりに内向きになっていることは確か。似てますよ、この状況。あの時と。

    あの第二次大戦は、もともとは1929年に米国から始まった大恐慌が世界恐慌となり、米英仏といった経済大国が内向きの経済政策を打ち出したことから始まったと考えるべきで、いわゆる巨大な植民地をもっていた大国が経済ブロックを仕掛け、植民地を持っていなかった国が経済的大打撃を受けたことも、大きな戦争の原因の一つなのでした。米英仏とも、「わしはわしだけで経済活動をする」といってブロックしたわけですが、わし、というのは植民地も入っているので、まあ困らない。困ったのは植民地を持ってない国、それがまさに日独伊だったわけです。
    えっ? 日本は朝鮮半島を植民地にしていたですって?

    あれは植民地ではなく、併合。日本同様、資源のない国。しかも会社でいうたらもう倒産していた。
    しかし、それをそのままにしとけばロシアの脅威が日本にも及ぶとして、選択肢はあったのですが、結局朝鮮半島も日本の国として近代化するより他はなかった。朝鮮が頼っていた清帝国も滅ぶ手前でしたし、ロシアも革命前夜。朝鮮半島は、地政学的に言って、これも日本の安全という意味において実に重要なものなのでして、当時も今も、朝鮮半島の人たちがそのことを理解しない、というのも同じ。

    歴史は繰り返すといいますが、これ、国の地政は変わらない、国民性も変わらない、ということなんでしょうね。だから同じようなことが起こって、同じように対処する。まあ、今は当時のように武力でもって解決は無いでしょうが、これからは経済とか、政治の戦略的な外交、と軍事力の同盟というものがもっと大きな力になる。そういう意味で、日本がアジアでリーダーシップをとらなければ、アジアは無秩序な状態になるやもしれません。また、アジア諸国はそれを日本に期待していますしね。

    そういう自覚を日本人が持つかどうか。自虐史観を捨て、客観的な史観に基づく近代史と地政学をきっちりとやれば、そういう日本の立場、使命が自ずと今の若い人たちには理解できると思うのですが。
    真珠湾攻撃、というこの日に、ちょっと先の大戦を振り返り、そういうことを考えてみましょうよ。

    その、自虐史観からの脱却を「戦後レジウムからの脱却」とした安倍総理。
    今月の26、27日とオバマ大統領とともに、真珠湾を訪れ、戦没者の慰霊をするそうですね。
    これを安部首相の政治的パフォーマンスというマスコミもありますが、真珠湾攻撃75周年、オバマ大統領が広島にて慰霊をしたのが今年の5月。ノーベル平和賞を受賞しているオバマももう退陣。パフォーマンスとしてもその何が悪い!
    それにこれ、日米同盟の絆は強いものなんだという、トランプ時期大統領へのアピールにもなる。

    ほんでもって野党とか、朝日新聞なんかはまた、「謝罪しないのか」なんて言うんでしょうけど、もうね、ウザイ。



    kaidanyawa at 10:33|PermalinkComments(3)

    2016年12月05日

    中山市朗vs「ムー」編集長

    中山市朗です。


    お知らせです。

    来年2月9日、ロフトワン・ウエストにて、「ムー」三上編集長とのトークイベントを開催いたします。
    今までは「月刊ムーの世界不思議紀行」として行っていましたが、ちょっと学研の事情により、「ムー」という呼称を使うのに、いろいろ作業を行わねばならなくなったそうで、「ムー」抜きの「世界不思議紀行」といたします。
    私が三上編集長をゲストとして迎える、という形になります。
    まあ、やることはいつもと変わらんわけですけど。

    こういう内容でやってくれ、というリクエストなどありましたら、オフィスイチロウまでメールをいただければ幸いです。

    世界不思議紀行9

    OPEN 18:30 / START 19:30

    前売¥2,500 / 当日¥3,000(飲食代別)
    前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて12/10(土)発売開始!
    イープラス:近日詳細発表!
    ※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
    電話→ 06-6211-5592(16時〜24時)

    【出演】
    中山市朗(作家、怪異蒐集家)
    【ゲスト】
    三上丈晴(月刊ムー編集長)
    【MC】
    真名子

    古代史、聖徳太子、UFO、異星人、超能力、UMA、怪奇現象、超古代文明、オーパーツ、超科学、陰謀論などなど、世界の謎と不思議に迫る、スーパーミステリートークライブ!

    ライブ四天王寺三上



    kaidanyawa at 18:12|PermalinkComments(2)

    2016年12月04日

    怪談会終了、ありがとうございました!

    中山市朗です。

    本日、朝10時、怪談会終了しました。

    いやー、楽しかった楽しかった。

    こんなメンバーが集まりました。
    ちょっと集まりが心配だったんですけどね〜。

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    19時から始まった第一部は、囲炉裏を囲み、焼き鳥屋焼き肉を炭火で焼きながらの怪談会。
    けっきょく私もビールを片手に……。
    参加者はやや少なめでしたが、濃い話が続出。怪談会は人数ではないんですね、やっぱり。
    旨いもんと怪談。ええですな。

    オールナイトの第2部も盛況。
    1部、2部あわせると、50話、いや、60話近い数の怪談が語られたでしょうか。

    もう私のように何千話、いや一万数千話も怪談蒐集していますと、同じような話、同じような展開、同じような現象を聞くことになり、それは、悪いことではなく、怪異とはそういうものなんだ、ともいえるわけです。
    でも、私のように皆さんの前で語ったり、執筆したりして、それを生業とするからには、やっぱり「えっ、そんなことがあるのか!」「す、すげえ」「怖っ!」と驚愕させることが求められていると、理解はしているわけです。
    だからといって、作り話はいけない。私の話を聞いたり著作をお読みの方は、あくまで「実話」が元であることを前提として楽しんでおられる、と思うからです。
    また、やっぱり頭で考えるより、本当にあった話は実に奇々怪々なものが多いわけで、そこがまた魅力であるわけです。もちろんそのような実話は実に稀であり、稀だからこそ、怪談であるわけですが、そういう稀なる生怪談が聞けるのが、こういう怪談会なのであります。

    今回もそういう良質な怪談が何話か語られ、その驚愕をともに共有したわけです。
    それが怪談好きにはたまらない瞬間なんですね。

    でも面白いのは、本人は「とるにたらない、ちょっとした不思議」と思って語られる話が、周囲の人たちにとっては「えっ、凄いじゃん、その話」となることがあるわけでして、おそらくそれは、今まで知りうる怪異のパターンに当てはめみて、パターンに無いことから、「あっ、これは勘違いか、取るに足らない怪異だったんだ」と思い込んでいることがあるように思うのです。でも、第三者としては、聞いたこともないその怪異の展開、現象に、「えっ」と騒然とすることもあるわけで、つまり胸につっかえている怪なる体験は、胸の中に閉じ込めておくのではなく、語ったほうがいい、ということ。
    語ることによって解決することもありますしね。
    逆に、気が付かなかった部分を指摘され、恐怖が倍増したり、別の話とつながってよりリアルな話に発展することも?

    あっ、そうそう。
    今年の夏、私はMBSラジオ「茶屋町怪談」で、B君の話をいたしまして、天井から髪の毛が降りてくる、という場面がありましたが、今回の参加者のお一人が、同じような体験をされていて、といっても部屋のどこかに一本だけ、髪の毛が落ちていて、本人の髪の毛ではない。そして落ちている髪の毛の色や長さ、質がそれぞれに違う。
    本人はその髪の毛をちゃんと紙に包んで、いつ、どこに、どういう状況で落ちていたのかの記録と一緒に保存されていて、それがかなりの数になっているんです。
    見せてもらいましたが、なるほど、女性の髪としか思えないものがある。
    「僕、女性を部屋に入れたこと、ないです」といいます。
    「B君の話じゃないですけど、ほんま、物質としてあるんで、警察に調べてもらっています」と、それを見せてもらいました。
    こういうの。

    DSC_0541










    こういうのが、数十包。現在も進行中だそうです。


    今回は愛知県からの参加者もおられて、愛知の話も何話か蒐集できました。
    来年の「Dark Night in 名古屋」で、披露することができるよう、練りこんでおきます。

    オールナイトの部は6時30分にいったん終了。
    その後も居残ったお客さんたちと、本格的な酒盛りとなって、映画談義。

    話の流れで蔵出しビデオ、「Making of 乱」の素材ビデオを鑑賞。
    あんまり見せないですよ、これ。
    1シーンを撮るためのスタッフの動き、様々なテスト、入念な打ち合わせの状況などが編集なしで収録されたもの。もう、みな「こんなもんが観れるとは!」と感涙ですよ。
    特に、馬を軍馬に仕立て上げる訓練のシーン、初代『ゴジラ』の監督、本多猪四郎監督補佐が陣頭指揮を執っていますが、これ、見ものです。
    合戦シーンで、馬がバンバン人を踏んづけていくシーンとか。

    こういうのが百数十時間分、ありまして、これを生かす素晴らしい企画案もあるんですけどねえ。

    で、解散は10時。

    参加してくださった皆様、ありがとうございました。
    そして、お憑かれ、いや、お疲れさまでした。

    次回は来年3月頃の予定です。
























    kaidanyawa at 16:45|PermalinkComments(8)

    2016年12月03日

    怪談会、今、休憩中。

    中山市朗です。


    ただいま、怪談会、ヤバい話が続出中。
    あの殺人事件に関する怪談も!

    そして、お知らせ。

    Darknight in 名古屋
    1月24日(火)19:30~ 
    前売り2500円(飲食代別途必要)
    発売初日で半数以上のご予約を頂きました!残りが少なくなっておりますのでご希望の方はお早めにお願い致します。詳しくは



    kaidanyawa at 22:35|PermalinkComments(1)

    2016年12月02日

    E本さんへ個人的連絡

    中山市朗です。


    明日、オフィスイチロウでの怪談会です。

    で、E本さんへ個人的な連絡をブログで行います。

    E本さんからの参加希望のメールは、当方受け取っておりまして、3回、メールを返信しております。
    本日もスタッフが返信いたしておりますが、届いていないのであれば、電話をいただきたく思います。
    06−6264−0981となります。

    メールが届いていないようですので、ブログにて失礼いたしました。

    よろしくお願いいたします。






    kaidanyawa at 17:39|PermalinkComments(1)

    2016年12月01日

    北野誠さんがゲスト! 早めの予約を‼

    中山市朗です。

    Darknight in 名古屋。

    1月24日(火)19:30~ 前売り2500円(飲食代別途必要)
    本日より予約開始です。
    整理番号順での入場となりますが会場のtokuzoでのご予約が優先入場となります。詳しくは

    ゲストが北野誠さんということと、席が80席しかございませんので、早めの予約がよろしいかと。

    2016112313571420161122153347




























    明後日12月3日のプライベート怪談会は、空きがございます。
    私も語ります。
    参加費無料、一話は怪談を語ること。


    今回は、1部、2部に分かれた会となっております。
    1部:19時〜23時まで。
    2部:24時〜5時頃まで。
    参加条件は、『必ず1話、語ること』です。
    参加ご希望の方は、お名前と参加人数、参加を希望する部を御記名の上、
    メールでご連絡ください。

    info@officeichirou.com

    場所は、大阪市南区南船場ですが、メールをいただくと、詳細をお知らせいたします。

    電話でもOKです。

    06−6264−0981

    ※注
    1部は食事をしながらの会となりますので、実費として1000円程度徴収いたします。
    準備はオフィスイチロウのメンバーが行います。皆様は、お客さんとして来てくだされば。
    また、『怪談を語り、聞く会』ですので、こちらからのアルコール類の提供はございません。
    オールナイトが控えていますので。
    持参していただき、少々飲む分には問題なし。
    ※注
    語っていただく怪談は、『ご自身の体験談、もしくは、知人、友人から聞いた話』
    など出所が特定できる話であること。出所の名前を言え、なんていうことはいた
    しませんので、ご安心を。ちょっとした不思議な話でもOKです。

    オールナイト終了後は、いつも飲みながらの怪談会の続き、オカルト、古代史、UFO談義、あるいは映画や文学、政治・経済まで、居残ったお客さんと濃い濃いトークもやっています。

    どしどし遠慮なく参加してください。

    それから、作劇塾も塾生募集中。
    月謝制、月一万円で受講できます。

    12月第一回目の講義は明日。
    気楽に見学にきていただくことも歓迎いたします。
    飲み会参加もOK。

    作劇塾の詳細は、

    http://officeichirou.com/?page_id=87


    kaidanyawa at 13:17|PermalinkComments(0)
    プロフィール
    中山市朗 【なかやまいちろう】


    作家、怪異蒐集家

    兵庫県生まれ。


    主な著書に「新耳袋」など。

    作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


    作劇塾

    オフィスイチロウ


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