2017年02月

2017年02月28日

厩戸王って、だれ?

中山市朗です。


文部科学省が今月14日、小中学校の社会科学の次期習指導要領の改定案で、「鎖国」表記をやめ、「幕府の対外政策」に改める。中学歴史でも史料に忠実に、「聖徳太子」を「厩戸王(うまやどのおう)」に変更する、というニュースが流れました。江戸時代の人は、鎖国という言葉を誰も使っていないし、聖徳太子も死後つけられた諡号だから、史実に基づき正確な表記に改定した、のだそうで。


ナニ、これ?

それ、言うのなら、太平洋戦争はアウトで、大東亜戦争でしょう。当時の日本国民や新聞、マスコミは、「太平洋戦争」なんて言葉使っていなかったんだから。「大東亜戦争」。
第一次世界大戦もない。世界大戦。

1945081501太平洋戦争終戦


20130830113148033

























それに、江戸時代に生きていた人たちは「今、江戸時代」なんて言っていなかったから、江戸時代もアウト。
なに言ってんだか?

「鎖国」

江戸幕府は、オランダや中国との交易を許していて、薩摩など三か所で外交と貿易が行われ、完全に国を閉ざしていたわけではない。なので「当時、鎖国という言葉は使われていないので、正しい言い方にした」と文科省の言い分。
いやいや、オランダと中国との外交、貿易はしていたことは同時に習いましたけどね。本質はカトリックに対する統制貿易をしたことが事実でして。だから朝鮮との貿易もしていました。オランダはプロテスタントだったからOKだったわけでして。で、ケンペルというドイツの医者が、ドイツ人だったんだけど、オランダ人と偽って来日して、江戸参府旅行をして、日本見聞録を書いた。五代将軍綱吉の時代で、ケンペルは綱吉に三度も謁見しています。
この書のなかで、ケンペルは「外国人の渡航を禁じ、日本人の外国旅行を禁じた」ことを評価する論説を書いているんですね。いわば自給自足ですべてを供給する日本のありかたが、同時に平和を維持するための得策であると。その論説の題名が「今日のように日本を封鎖してその国民が国内においても国外においても外国と通称を許さないことが同国にとって利益がありや否かの研究」という長ったらしいもの。
これを享和元年(1801)、蘭学者の筑紫忠雄が訳したとき、「鎖国論」という簡潔な題名にしたところから「鎖国」という言葉が生まれたわけです。
ですから、ケンペルのような外国人からすれば「鎖国」に近いニュアンスは持っていて、そういう日本を評価したんです。
で、ケンペルの日本見聞録は、ゲーテやカント、モンテスキューたちに愛読されたわけです。
で、ペリーはなにをしに来た?
「開国」を迫った。
「開国」という言葉は、幕末において使われていて、「鎖国」もこの問題に対して使われてはいました。
モリソン号事件とか知らんのかね。な、わけないですもんね。
つまり、鎖国なるものはあったわけです。このおかげで、日本文化と精神、いわば情緒思考が保持されたといっていいでしょう。

まぁ、このことを話し出したら止まらないので。

それよりケシカランのは、なに?
厩戸王?
誰、それ?

まず、史料に忠実であるというのなら、まず、うまやどのおう、ではない。うまやどのみこ。あるいは、おおきみ、と読ませなきゃ。
そして、厩戸王なんて言葉、『書記』や当時の碑文などにはまったく出てきませんよ。つまり、史料に無い。
これ、戦後に造られた造語。
だから、「史料に忠実に」は嘘。
ただし、正確にいうなれば『甲斐国志』という文化11年(1814)年に編纂された甲斐国の地誌に、厩戸王の愛馬が駒ケ岳で生まれたという伝説が記されていまして、これが一番古い(おそらくですけど)厩戸王でありまして。でもこれ、伝説を記したものですし、歴史的な価値のある書物でなし、江戸時代後期に書かれたものですし。
だから、ずっと日本人が聖徳太子と呼んでいたのを、史実と違う、といって今さら「厩戸王」とするというのは、まったくもって、意味不明。

もっとも『日本書紀』に、厩戸皇子という表記は出てきますが、厩戸王ではない。
聖徳太子は諡号であるから正確でない、というのなら、天皇の名はどうなるのか?
〇〇天皇なんて、全部諡号やぞ。
中大兄皇子や紫式部や清少納言も後でつけられた名前で、清少納言て役職名やぞ。


ちなみに、聖徳太子が亡くなって間もなく(あるいは生前)に彫られた法隆寺金堂薬師像の碑文には、太子、または東宮聖王とあり、もうこのころには尊称で呼ばれていました。
そして、法起寺塔露盤銘は、聖徳太子が生きていた時に記された露盤銘で、オリジナルは無く写しは存在しているのですが、そこには「聖徳皇」とあります。


よって、聖徳太子でよろしい!

でもこの絵は、聖徳太子と違いますからね。

Prince_Shotoku





kaidanyawa at 15:36|PermalinkComments(9)

2017年02月26日

スケジュール帳のご用意を

中山市朗です。

そろそろ2月も終わり、春になりますなあ。

今後の予定をまとめておきます。怪談好き、オカルト好きの方、スケジュール帳のご用意を。

3月18日(土) 深夜0時  
プライベート怪談会
場所は、中山市朗の書斎  参加費無料、ただし怪談を一話は語ること。
 info@officeichirou.com

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4月1日 (土) 

作劇塾開塾記念&中山市朗生誕祭&
中野笑理子「てのひら怪談」大賞祝賀のパーティ

※詳細はもうしばらくお待ちください。


4月13日(木) 
高須克弥トークライブ「アポロからフリーメーソンまで」

フリーメーソン
















15時より 渋谷区参宮橋トランスミッション 
中山市朗・ゲスト出演
詳細・予約 
http://www.noandtenki.com(3月1日より)


14日(金) 
中山市朗「怪談リアル狩り」+
        怪談図書館コラボライブ
詳細、予約
中山市朗「怪談リアル狩り1」+怪談図書館コラボライブ応募ページ

15日(土) 
「中山市朗・Dark Night in 東京」
新宿劇場バティォス 24時からのオールナイト
ゲスト・ありがとう・ぁみ
ダークナイトHP

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22日(土)
「中山市朗・Dark Night Vol.21」
道頓堀・ZAZAhouse 24時からのオールナイト
ゲスト・渡辺裕薫(シンデレラエキスプレス)
松原タニシ(事故物件住みます芸人)

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ダークナイトHP












今回はこのくらいにしとったるわ チャンチャン♬


kaidanyawa at 06:51|PermalinkComments(2)

2017年02月24日

金曜の夜は、作劇塾に?

中山市朗です。

政府の推進で、本日よりプレミアムフライデーというのが、はじまります。
月末の金曜日は午後3時に退社し、人生楽しめよ、というか消費せえよ、ということですな。

これ、、中小企業はどうなんですかね。
「そんなこと言われてもなあ」というのが、正直なところじゃないですか?
生産が止まるし、給料が減る人も出てくるだろうし。


http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161212001/20161212001.html


私は勤め人ではありませんので、もひとつピンと来ません。というか、仕事が娯楽みたいなもんですし、仕事の依頼がないと、朝からのプレミアム・ディが連日続きますしね。
でも、あれですな。
私ら子供の頃、お小遣いをもらう滝は、必ず「無駄使いするなよ」と言われたもんですけど、今はどんどん無駄遣いしなさい、と言われているみたいで違和感がないでもない。

「そうだ。金曜の夜は、作劇塾に通おう!」

チャンチャン♬

作劇塾

http://officeichirou.com/?page_id=87






kaidanyawa at 02:01|PermalinkComments(8)

2017年02月23日

高須医院長とフリーメーソン・トーク?

中山市朗です。


えー、情報解禁!
新たな告知です。

評論家で、コラムニスト、と学会運営委員である唐沢俊一さんが、ツィッターで告知をされています。

唐沢さんの作、演出によるお芝居の告知です。
で、チラシの一番下に小さく「告知」とありますところにご注意。


カラサワ

4月の8日(土)から、参宮橋トランスミッションにて唐沢俊一ユニット第8回公演『ウサギと幽霊』。ユニットのこれまでの集大成と言えるノンストップコメディ。パントマイム、歌のミニライブ、そして休演日(13日)には高須クリニック院長の特別トークあり!


そうです。
13日の休演日に、と学会創立25周年の特別トークライブが開催されます。
『高須克也トークライブ「アポロからフリーメーソンまで』
そうです。あの「Yes 高須クリニック」の高須医院長による、フリーメーソン・トーク。
私も聞き手として出演します。
高須医院長との「フリーメーソン・トーク」が、ついに実現します。
司会は唐沢俊一さん。

予約、問い合わせは、
http://www.noandtenki.com(3月1日より受付)




で、翌14日が「中山市朗・リアル怪談狩り」、15日が「Dark Night in 東京」
3連続東京公演だ!


kaidanyawa at 01:30|PermalinkComments(1)

2017年02月21日

メンバー募集

中山市朗です。


昨夜はオフィスイチロウのメンバーが集まって、今後の動きや営業について、いろいろと意見を交わしました。

課題は「語りの怪談の普及」。

怪談本はあれだけ出ているのに、ライブやイベントに来るお客さんは、まだまだ少ない。このパイを広げなきゃならない。そのためには何をするべきか、なんですけどね。
地方での怪談ライブ、あるいは地方局への怪談番組の提案も出たのですが、怪談を聞いたことが無い人には具体的にイメージがわかない(過去、そういうことが多々ありました)、また、ゲスト候補としていろいろ名前を挙げて書き並べたのですが、怪談好き、マニアなら喜びそうな、知っている名前でも、怪談を知らない地方の行政、代理店、放送局の担当者たちに、どれだけの認知度があるのか、という客観的視点から見ると、難しいものがある。
要は、イベントやライブなら売り上げ、放送なら数字が見えるか見えないか。そこを見せられないと営業にはならないでしょう。

そこで、「Dark Night」をパックにして営業にかけてみることはできないか、という意見がでました。
中山市朗という怪談語りを売るより、Dark Nightというイベントをパッケージで売る。もちろん設営、準備、演出、交渉などもオフィスイチロウが行う。オールナイトのものもあれば、夜2、3時間のものも用意し、それぞれに適正な価格をつける。ゲスト招致の場合は、ランクによって価格は変わりますけど。でも、ちょっとこれをやってみようかと。依頼があれば、沖縄から北海道まで。どこへでも行きます。

詰めなければならない問題もあり、それは次回の会議でということになりましたが、皆さんの町や学校などのイベントに呼んでいただければな、と思っています。聞いていただければ、きっと怪談好きのすそ野は広がっていくはずです。

今年は、名古屋での「Dark Night」の成功もあり、今年中にもう一度開催したいなあと。また4月には東京で3度目の公演を行いますが、その前日に怪談蒐集と語り手発掘のための怪談図書館とのコラボライブ「怪談リアル狩り」も行います。この語り手発掘の試みは、大阪でも行うつもりです。

ということで、今年はいろいろと、いままで溜まっていたものを具現化していくつもりです。

また、怪談だけではなく、古代史、オカルト、サブカルについて語れる場所作り、あるいは映像制作もやっていきたいなと思っています。


というわけで、そういう企みをともに考え、実行していくメンバーを募集しています。怪談、オカルト、古代史、サブカル、映画好きの人なら大歓迎。
また、怪談を語ってみたいというタレント思考のある方も、募集しております。

興味のある方、こちらのブログで詳細を。

http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/2016-10-07.html

連絡先
オフィス・イチロウ

info@officeichirou.com
06-6264-0981

3月18日、オフィスイチロウでのプライベート怪談会も、お忘れなく。




kaidanyawa at 08:55|PermalinkComments(9)

2017年02月20日

ロシア版『メン・イン・ブラック』

中山市朗です。


メドヴエージェフ首相がコメントした、ロシアのドキュメンタリー番組『メン・イン・ブラック』のUR発見。

Документальный фильм "ЛЮДИ В ЧЕРНОМ

全編ロシア語のものが出てきますが、英語字幕版もあります。
これによると、MIBは、異星人のバイオロボットであると解釈されているようです。全身黒づくめというより、シャツは白のようです。サングラスもしとらん。
旧ソ連軍は、1940年代より飛来しているUFOを脅威に思って何度も空中戦を挑んでいるとも。

これで思い出したことがあります。
BS放送が始まったころでしたか、そのBSの(確か)NHKニュースで、ソ連が崩壊して、クレムリンから膨大なUFOに関する資料が見つかり、米国が接収したと報じていました。国防省と科学アカデミーによる調査報告書もあり、「ザ・ネットワーク」という機密ファイルだったと。
米軍がこのファイルを分析、調査すると、米軍が未確認の空中物体、つまりはUFOをソ連の秘密軍事兵器であると分析した同じ現象がソ連でも報告されていて、その報告では米軍の秘密軍事兵器であるとされていたものが多数あった、と。つまりは……?
そういう内容のニュースでした。
当時、NHKもBSだとそんなニュースやるんやと、驚いた覚えがあります。

UFOは、私も二度、見ているんですよ。
MIBには、会いたくない。


kaidanyawa at 14:46|PermalinkComments(9)

2017年02月19日

原稿消失

中山市朗です。


一晩かけて、三上さんから頼まれた『ムー』のラフ原稿を書いたんです。 
「メン・イン・ブラック」の情報。
9割方書けたので、いったん保存しようとファイルをクリックしたら、パソコンがフリーズ。
30分ほどまったく動かない。
こういう現象ははじめて。
そしたら、画面がなぜか二分割して、ぱっと、文字が消えて。

まっさら。
つまり、400字×20枚ほどの原稿が、一瞬にして消失。
どこ探しても無い。そらそうですわな、保存されてないんやから。
マジ?
そんなことある?

で、途端に普通に動くようになった。このブログも普通に書いていますし。

なんやこれ。
偶然か?
それとも、「MIB」の原稿だから消された?
実は同じファイルに別の原稿も入っていたんですが、それは無事なんです。

よおわからん。
ほんまわからん。
怖い以前に、時間返せー。あほー。



kaidanyawa at 10:16|PermalinkComments(11)

2017年02月18日

メン・イン・ブラック


中山市朗です。

う〜ん、なんなんでしょうね。
MIB。
メン・イン・ブラック。
さっき、ネットで検索したらほとんどが、トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが主演した、コメディ・タッチのSF映画ばかりが引っかかりました。
しかし、『新耳袋』の熱心な読者なら、ご存知でしょう。
あの映画には、ある真相が隠されている。

「第四夜」に執筆しました「黒い男たちに関する三つの話」。
この話が、あの山の牧場へのブリッジとなるわけですが。
そこに書かれた「黒い男たち」の第一話と第二話は、ほんとうにUFOディレクターの矢追純一氏が言及しだす1983年ごろよりはるか前にあった、実話なのですが、ちょっとねえ、その後も何話か、それと思われる話が取材できたわけで、私のトークライブで、披露したこともありました。

UFOに関する重要な物的証拠などをマスコミなどで提供、まは証言しようとした情報提供者の口封じをする、黒づくめの二人組、あるいは三人組の男たち。
もちろん半ば都市伝説扱いであり、日本ではそのような事象は無い、と、されてはいますが。
私の周りには、なぜかそういう話があるんですね。
それがあんまり奇妙で、生々しい話なので。

で、先日、ロフトプラスワン・ウエストのトークイベントの際、楽屋で『ムー』の三上編集長とその話で盛り上がっていたんです。まあ、「えーっ、えーっ」と盛り上がったのは三上さんで、私は「なんなんでしょぅね?」と疑問を投げかけるばかりで。
もちろん三上さんも知るわけはない。「それ、原稿にしてください」と、あれから再三催促されていますけど。

今日、アップされたイチロウ・チャンネルの動画は、そういう流れで話した部分。三上さんが何とかそのMIBの話を引っ張り出そうとしています。この日のテーマは、フリーメーソンだったんですけど。


ちょっと私の歯切れが悪いのは、ここでは言えない、というか、あんまり三上さんにも知ってほしくない隠匿の気持ちもあったというか。で、私にもよくわからん、というか。
ところで、そのMIBですが、ロシアのメドヴエージェフ首相が、2012年12月7日の5局のテレビ番組の共同インタビューの直後、女性キャスターとの個別懇談の中、大統領が引き継ぐ『宇宙人ファイル』が存在することを発言していたことをご存知ですか?
女性キャスターは笑いながら冗談と受け止めているようですが、「詳しくは、『メン・イン・ブラック』という映画を観てくれ」と発言しています。これ、大半の人はあのハリウッド製の『メン・イン・ブラック』のことだと思って、ますます冗談だと思ったらしいのですが、実は、ロシアが製作したドキュメンタリー映画のことらしいんですよ。これ。な、なんや、ドキュメンタリーの『メン・イン・ブラック』って!
メドヴエージェフが発言した時の動画を発見。

https://youtu.be/Cz5SQ3l1U-0

これは、冗談か、それとも……?






kaidanyawa at 21:12|PermalinkComments(2)

2017年02月17日

作劇塾のこと。

中山市朗です。

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塾生が『てのひら怪談』の大賞を獲ったからでしょうか、作劇塾についての問い合わせが来るようになりました。

「怪談の書き方を教えているのですか?」というのがありますが、作劇塾は別に怪談に特化しているわけではありません。

賞を獲った中野も、課題で怪談を書いていたわけではなく、料理小説というものを書いていました。ほのぼのとした短編小説に、必ず料理やお菓子が出てきて、それを人情と絡めていかにおいしそうに描写するか、ということに挑戦していました。残念なことに、家庭の事情で現在休塾中なのですが、今回の作品を読むと、やってきたことが怪異の描写に生かされていました。
現塾生も、他にSFを書いているの(彼も現在地方に赴任中で、長期休塾中)、戦争物を書いているもの、歴史ものを書いているもの(なんか健康状態がよくないらしく、たまにしか顔を見せませんが)、ホラーを書いているの(怪談とはまた別のテイストの作品です)、それにシナリオを書いているのと、いろいろです。
過去も、そうですね、怪談を書きたいと入塾したものは、そんなにいません。オフィスに入った真名子くらいですか。最初から怪談を書きたいと入ってきたのは。ほかはラノベとか、ボーイズラブを書いているのがいましたが、ボーイズラブは私には理解不能で、困った覚えがあります。

学校と違って、学年とか、そういうものがありません。一つの教室(といってもここ一年は私の書斎でやっていますが)に、何年も塾に通っているもの、入ってまだ半年、というものもいます。人数にして、五、六人というところですので、授業、というより、それぞれの経験やスキルに合わせて講義や合評をやっているところです。


飲み会













飲み会の様子。この日は落語作家として活躍している塾の先輩、高田豪君と、オフィスイチロウのメンバーもいます。

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うちにはフィギュアもありますので、たまにこんな撮影会をやったりします。映像としてのイメージって、今の小説にはすごく大切なんです。ちなみに写真は私が撮りました(笑おう)。


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『用心棒』の撮影現場を再現。
「よおい、仲代くん、目をつむっちゃだめだ」


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三船敏郎さんとも盃を重ねました。わはははっ。

ま、無い世界を今あるテクニックでどうリアルなものにするのか、という練習です。いろいろと創作する頭を鍛えてみることです。カメラはみんなフツーのケータイです。

合評は、厳しいかもしれません。
いわゆる赤入れです。これ、プロには必ずある試練です。編集さんは容赦なしに赤を入れてきます。
赤にどう対処するのか、ここからがプロとしての仕事になるわけです。
ですから、プロを目指すのなら、作品に関しては、辛口にならざるを得ないわけですが、基本的には授業後のネットラジオ収録や飲み会など、和気あいあいと楽しく学べる場でありたいと思っています。
やっぱり、作品を書くのは孤独になりがちですが、仲間はいた方がいいんです。
励みになったり、情報交換をしたり、ライバルにもなる。

また、作劇塾はオフィスイチロウと連動させていますので、プロの編集さんや映画監督、作家、芸人さんたちと接する機会もあります。プロになるならプロと接することがいちばんの勉強です。私の仕事を手伝ってもらうこともあるかもしれません。実践です。
そして、塾の後に行っている飲み会は、そういう人たちと接したときに役立ちます。そこを生かして落語やお笑いの作家、ゲームのシナリオ作家になったのもいます。

また、月謝制なのは、仕事で来られない月などを考慮して、働いて強いる人が通いやすいということを考慮しています。作品を書くわけでもなく、ただ、ここにいれきば面白いから、といって通っている塾生もいます。
そういう人も、何かをするきっかけ、あるいは、自分のいる世界とはまた違う(違うんですよ、また、こういう世界は)世界を知って、いろいろ人生を味わってもらえれば、とも思っています。

そんな作劇塾ですが、あと、二、三人は増やしたいなと思っています。先週など、虚弱体質なのが休み、インフルエンザで一人ダウン、仕事のかき入れ時なので休みます、おばあちゃんが病院に行くので付き添いで行きません、と重なって、学級閉鎖ならぬ塾閉鎖の危機を迎えたところです。
まあ、冗談はさておき、作劇塾ももう少し塾生が増えると、活気のある場所になると思います。
十人となると多すぎますから、あと、二、三人。

ということで、塾生を募集しています。

毎週金曜日(第五週は除く)19:00より21:00まで。
インプット(質問、相談、講義のようなもの)とアウトプット(作品合評)の繰り返し。
この後は、参加不参加は自由で、
21:30より、22:00頃まで、「作劇ネトラジ」の収録。
その後は、朝まで飲み会。創作について、映画や文学について、時には業界の話、オカルトっぽい話が展開したり、たまに、なんの実りもない飲み会があったりします。まあ、それも一興。

興味のある方は、まずはオフィスイチロウにお問い合わせください。
info@officeichirou.com
06-6264-0981
見学もOKです。

今日は中野さんも久しぶりに顔を出すというので、祝い酒ですな。



kaidanyawa at 11:42|PermalinkComments(2)

2017年02月15日

Dark Night のお知らせ

中山市朗です。

Dark Night の開催が決定いたしました。

4月に、東京新宿と、大阪道頓堀の2回、開催いたします。

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まずは東京新宿公演。

4月15日土曜日(定員80)

出演:中山市朗 MC:真名子

ゲスト:ありがとう・ぁみ(怪談家)

会場:新宿劇場バティオス 
新宿区歌舞伎町2-45-4 (西武新宿駅より徒歩2分)
時間
24:00開場 
24:30開演(終演予定5:00)

料金:前売り3500円 当日4000円


そして、本拠地道頓堀ZAZAでの21回目の公演。


4月22日土曜日(定員100)

出演:中山市朗 MC:真名子

ゲスト: シンデレラエキスプレス渡辺裕薫(松竹芸能)
松原タニシ(松竹芸能・事故物件住みます芸人)

会場:道頓堀ZAZAHOUSE(大阪市中央区道頓堀1−7−21中座くいだおれビル地下1階)
時間
23:30開場 
24:00開演(終演予定5:00)

料金:前売り3500円 当日4000円

詳しい情報、予約は
http://sakugeki.com

チケット予約は従来の通り、上記のサイトからできますが、次のサイトからも予約できます。

 東京公演特設ページhttps://tiget.net/events/9820
大阪公演特設ページhttps://tiget.net/events/9821

よろしくお願いいたします。






kaidanyawa at 18:33|PermalinkComments(9)

2017年02月14日

怪談会!!

中山市朗です。

昨日、塾生の中野笑理子が、第二回てのひら怪談大賞受賞したことをこのブログで発表いたしましたが、その作品はどこで読めますか、という問い合わせもありましたので、読めるサイトを貼り付けました。

第二回「大阪てのひら怪談」受賞作発表 - osakakwaidanのブログ


さてさて私も、怪談を蒐集して、夏ごろに新刊を出さねばなりません。
特に、家の中に起こる怪異を集めています。
ということで、3月18日、深夜0時より、私の書斎で゜怪談会を開催します。
参加費無料ですが、必ず1話は怪談を語っていただくことが条件です。
私も語ります。
怪談はネットや書籍など何らかのメディアで入手したものは不可。
ご自身の体験、あるいは身近でお聞きになったお話等をお聞かせください。

参加ご希望の方は、オフィスイチロウ
info@officeichirou.com
06-6264-0981
までご連絡ください。
集合場所、時間などをお知らせいたします。

どうか、よろしくお願いいたします。


kaidanyawa at 17:28|PermalinkComments(7)

2017年02月13日

てのひら怪談大賞受賞

中山市朗です。


11日の「気まま酒家」は、落語家の桂文五郎さんをゲストにお招きしました。

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桂文五郎さんは、桂文珍さんのお弟子さん。奈良県御所市の出身だそうで、古代史には非常に興味をお持ちのようでした。やっぱりプロの噺家さんです。収録中は爆笑が絶えませんでした。
で、今回来客に女性がいなかったからでしょうか、休憩時間などは猥談がさく裂。

次回の「気まま酒家」のオンエアは25日。
文五郎さんと、話芸について、たっぷり語り合いました。猥談もあるかも?

さて、ニュースが飛び込んできました。

塾生の中野笑理子が、第二回大阪てのひら怪談で、大賞を獲りました。

http://osakakwaidan.hatenablog.com/entry/2017/02/13/113412


中野笑理子のブログ
http://blog.goo.ne.jp/ellie_2012

昨日、審査結果の発表があったようですが、私は重要な仕事の打ち合わせがありましたので、祝福に駆けつけることはできませんでした。

中野さん。おめでとう。
今夜は祝い酒や、て、いっつも飲んどるがな。


kaidanyawa at 12:37|PermalinkComments(11)

2017年02月11日

本日、紀元は2677年!

中山市朗です。

本日は2017年2月11日。
祝日。
そう、日本国の「建国記念の日」であります。

建国2677年となります。
伝説上の、建国ですけど。

今日、安倍首相と米トランプ大統領がゴルフをやって交流をあたためておりますが、2年前、米国と日本の建国についての概念を書き、ちょっと皆さんに、日本とは何か、天皇とは何かを提示した記事を書いております。
2年前の記事ですから、若干私の言いたいことも変わったり、微妙にニュアンスが異なったりもしていますが、この日を迎え、日本国というものについて、考えてみることも大切だと思います。

2015年6月7日(米国の独立記念日)に書いたブログのURを貼っておきますので、一度お読みくださいませ。

http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/2015-06-07.html

そして、今夜22時より、ネットラジオ「気まま酒家」の生放送、および、収録がございます。
ゲストに落語家の桂文五郎さんをお招きいたします。
生放送のテーマは「建国記念の日」。
収録は話題を変えまして、桂文五郎さんたちと、「話芸」について語る予定です。

参加者を募集しております。別に話に参加せずに、飲みながら聞いているだけでもOK。
トーク・テーマの持ち込みも歓迎。
お酒と肴は持ち寄りとなります。

参加ご希望の方は、「気まま酒家」DMか、オフィスイチロウのメールへ連絡ください。
お待ちしています。

 【放送URL】http://std1.ladio.net:8030/aberu.m3u
 【掲示板URL】http://jbbs.livedoor.jp/radio/27627/
 


kaidanyawa at 06:53|PermalinkComments(5)

2017年02月10日

フリーメースンの正体

中山市朗です。


ロフトプラスワン・ウエスト「世界不思議紀行」、なんか盛況で終わりました。

ご来場くださった方々、どうもありがとうございました。
なんか、打ち上げもいつもより多くの方が参加され、二次会、三次会、四次会まで及び、帰ったのが11時でした。
もう昼やん!

ご心配いただいております真名子がまだ療養中ですので、今回は私がMCも兼ねて、どちらかというと、三上さんに質問する形で進行させました。
作家が編集長に質問、というのもなんだか妙なんですけど。

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なんかね、最初の頃は5人ほどいたこともあったステージが、今回は二人だけのガチトーク。
これ、休んでられない。ビール飲む間もない。

さて、今回はいろいろリクエストいただいた中で、フリーメースンを取り上げてみました。
三上さん、気が付いていなかったようですが、今年は近代フリーメースン創立300年なんですよ。
ロンドンで四つのロッジが居酒屋で宴会を開き、グランドマスターを選出したのが、1717年6月24日聖ヨハネの日だったんです。このとき、規約や儀式が決定され、現代フリーメースンの発祥となったわけです。

フリーメースンとはなにか?
わかったようで、わからない、この団体。世界征服を企んでいる、なんて話もありますし、単なる慈善団体である、という人もいます。

で、今回、まずはこういう切り口で、フリーメーソンの正体に迫ってみました。
フリーメーソン東京ロッジの公式ホームページ。ここに何かヒントは無いのか、ということ。
あっ、東京ロッジによると、フリーメーソンではなく、フリーメースンです。
ですから、フリーメーソンで検索してもこのページは出てきませんよ。

この公式ホームページには、フリーメイスンと宗教、メンスリーは秘密結社か、メイスンは政治活動に積極的か、フリーメースンとは何か、メイスンとなる資格は?、メイスンとなる方法は? フリーメースンの教理、などについての解説が書いてあります。もちろんここには、メイスンは秘密結社でもないし、宗教でもない、ということが書いてあります。
その一言一句を私が読み上げ、「ここって、おかしいやん」「ここに書いてあることと、ここに書いてあることって矛盾してない?」「実は東京ロッジはそう書いてあるけど、アメリカのロッジのホームページの英文にはこんなことが……」と、一つ一つ検証していったわけです。
ほんまかどうかわからない、けったいなフリーメイスンの陰謀本から引用するより、こっちは公式ホームページですからね。その引用は間違ってないでしょ?

で、私と三上さんですからねえ。けっこう出る出る。ツッコミどころ満載。
別にフリーメースンを卑下したり、頭から陰謀論を肯定したりするつもりではありません。ただ、書いてあることに、ちょっとあやしいこと、矛盾していることがあるわけですよ。
どこがどうあやしくて、矛盾しているのかって?

そんなん、ここにはとても書けない。
そこが記録に残らないライブの面白いところ。
しかも三上さんからは、フリーメースンが絡んだ事件や真相なども、暴露されて。
いやいや怖い怖い。
私もメイソン関係の力により、短期で終わった某総理大臣、知ってますもん。

いやいや、なにが語られたかは、書けません。
それは危険、タブー、厳禁。
この日、来てくださったお客さんたちとだけ共有する、極秘の情報。
しかしねえ、これだけフリーメーソンの正体について真剣に(?)、2時間半も語るイベントなんて、他にあったでしょうか?

そして、そして、フリーメースンのルーツ。
実は定かではないのです。
どうも私はねえ、石工組合である実践的(オペラティブ)フリーメースンと、我々が知るエリートたちが集う思索的(スペキュラティブ)フリーメースンは、根は違うんじゃないかと思うんです。
そして、そのルーツはソロモン神殿の石工だの、テンプル騎士団だの、という説はどうも後付けだったんです。
私はモーツァルトの研究から、フリーメースンを調べ始めたんですが、当時において、フリーメースンのグランドマスターでさえ、「フリーメースンの目的に何か?」「起源は?」と、自問し、結局は、わからなかったらしい。
18世紀のフリーメースンのヨーロッパ中のグランドマスターが知らなかったことが、今は、なんだかわかったような本や説があるということは、やっぱり後付けで付け加えられたものなんです。

で、私の大胆な、フリーメースンの起源についての考察。
「え、え」と思われたお客さん、おられたと思います。
ヒントは拙書『四天王寺の暗号』に書いております。三上さんからもその説を裏付けする話を聞いておりまして。
まあね、もっと調べてみます。
古代史トークを期待されて来た客さんも、ここで古代史キタ〜、です。

ということで、ステージが終わった後も、お客さんから質問攻め。
けっこうみなさん、フリーメースンにはまったみたいで。
その質問、疑問に答えながら、ビールやウイスキーや日本酒をチャンポンに飲み、考えたら、15時間もフリーメースンや古代史について語ってたんですね。アホでんがな。
帰っても、まだテンションがあがったまま、このブログを書いておりますが、これから塾生の課題を添削せねばなりません。わちゃー。
夜は作劇塾。


で、明日は「気まま酒家」です。またオールナイトで語ります。
日本国建国記念の日、ですからな。
日本という国について考えましょう。

参加したい方は遠慮なく、オフィスイチロウにメール、あるいはお電話ください。
酒、肴は、持ち寄り散財!!

info@officeichirou.com
06-6264-0981

同じ電話、アドレスで、作劇塾の塾生も募集しております。
楽しく学び、いろんな世界を知りましょう。





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2017年02月08日

オフィスイチロウ、そろそろ動き出すぞ!

中山市朗です。

まずは、私の怪談蒐集のための怪談会「プライベート怪談会」を3月18日、24時より行います。
場所は、大阪市南船場の私の書斎で。
入場料はございませんが、怪談を必ず一話は語っていただくこと。
ネットや放送、出版物で拾った怪談はNG。ご自身の体験談か、人から聞いたお話をお願いいたします。
もちろん私も語ります。
みんなで膝突き合わせて語り聞く、というのが、本来の怪談会であります。

参加ご希望の方は、オフィスイチロウへメール顔電話で。集合場所と時間をお知らせします。
info@officeichirou.com
06-6264-0981


4月から、オフィスイチロウは本格的に動き出します。
いろいろ決まっては来ているのですが、まずは告知ができるものから。

先日、怪談図書館桜井氏のツイッターで、こういう告知が出ました。

怪談図書館桜井@おまえら行くな新シリーズ@somberrain666 2月6日  

緊急決定!
中山市郎怪談リアル狩り
メール応募可!
4/14金17時〜22時
会場:Live Wire High Voltage Cafe(新宿三丁目)

¥3,000IN1D50名


これは、東京において、私が怪談蒐集と、新たな怪談の語り手を探そうとする、桜井怪談図書館とのコラボ企画であります。ですから、お客さんに怪談を語ってもらうのがこのライブの趣旨です。
もちろん、私と桜井さんの怪談トークもあります。
詳しい内容は上記アドレスまで。

で、翌日15日にも、東京にて私のオールナイト怪談ライブ「Dark Night In 東京」を開催予定です。
詳細と受付については、まだしばらくお待ちください。

大阪道頓堀での「Dark Night」も、4月中にございますが、こちらも、もうしばらく。

で、明日9日の「ムー」編集長とのライブのテーマも、まだまだ受付中です。

いよいよ今週!2/9(木)大阪プラスワン大人気スーパーミステリートークライブ!イベント後には、朝まで出演者との交流会も!「世界不思議紀行9」中山市朗(作家、怪異蒐集家)三上丈晴(月刊ムー編集長)


loft-prj.co.jp/schedule/west/

 
 




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2017年02月07日

世界不思議紀行〜テーマ

中山市朗です。

ロフトプラスワン・ウエストでのトークライブ。
『ムー』の三上編集長をゲストに招いての酔っ払いトーク!

最初は聖徳太子の「未来記」で、というテーマを掲げてやっていて、それが飛鳥昭雄さんとの対談本に結びつていたわけです。



この時は、一回で終わるはずもなく、何度かに分けてトークをしたわけですが、難しいのが毎回来てくれている人と、初めて来た人との間に、情報や基礎知識の解離ができてしまったことでした。
ですから、初めて、あるいはたまに来る、というお客さん相手にトークをすると、常連さんは「また聞いた」ということになるし、常連さん相手にすると、たまに来るお客さんは「難しい」という反応になったわけです。
ただ、私たちは学者ではありませんし、これは学術発表の場でもなく、あくまでお客さんとの交流も含むエンターティメントなものですから、気を張ってやるものではないと思っています。

とはいうものの、私としては一回一回テーマがある方が、やりやすいわけです。
前もっての調査や資料の取り込みもできますし、予習もできます。何より落としどころがあるので、トークとしての形もまとまるんじゃないかと。まぁ、こういうものは生き物ですから、雑談から思わぬ方向に話が行く、というのも、一興かと。

ところで、ロフトプラスワン・ウエストに足を運んでくださるお客さんは、私と三上編集長とのトークに、何を求めているのかが、私にはもう一つピンと来ないわけです。
たまに、会場でアンケートを取るんですけど、やってほしいテーマに、わりと個人的なスピリチュアル的な相談や三上さんへのそれこそ個人的な質問が多くて、これ、皆さんの前でやるのはなあ、と困ることも多いんですよ。

先日もブログでテーマを呼び掛けたのですが、?さんが「モーツァルトの血痕について、ツカミと今後の出版の展望、そこから発して、西洋の危険な秘密結社の各発足の事情とか系譜」といしうリクエストがあったのみです。

私としては、「モーツァルトの血痕のツカミ云々」は、ちょっと時機を見てやらねばならない、と思っておりますので、いつか近いうちに、私が考えている企画と連動してやってみたいと思います。

危険な秘密結社の発足の事情。これ、おもろいかなと。

今年はフリーメーソン結成300周年ですから、こういうテーマは、今年の第一回のトークにふさわしいように思います。ほかにリクエストがないなら、これかな?


他には、以下のようなテーマでだったら、対応できると思います。
いくつかは、実際に講演をやったテーマもあります(怪談系は除きます)。

〇建国記念の日・日本創世について考える
〇鳥居とは何か?  〜実は明らかになっていない鳥居の発祥とその意味
〇現代妖怪談義〜そもそも妖怪は実在する?
〇聖徳太子と空海〜空海の理念は聖徳太子信仰である
〇天皇と秦氏、賀茂氏の謎
〇日本人と呪い、祟り、さらに犬神
〇陰陽師についての考察〜尋常ではない安部晴明の正体
〇UFOとメン・イン・ブラック?
〇魔都京都の陰陽的曼荼羅

などなど。

ただし、空海については、四国、北九州と現地取材を終えないとなあ、というところ。
物部と東北王朝の現地調査もしたいなと。


「魔都・京都」については、十年以上前になりますが、CS京都の番組「京都魔界案内」等で現地取材などをしておりまして、その一部は拙書『四天王寺の暗号』に書いております。ですから、京都のレイラインとか、牛祭りの謎とか、御所の鬼門の旅とか、上賀茂、下鴨の神とか、福井県まで行って土御門家をリサーチしたりと、いろいろ映像資料も残ってはいます。
大阪の古代史についてもやりたいですねえ。私は大阪、つまり古代の難波宮が、日本で最初に造られた国際都市だと確信しておりますから。平城京や平安京というてる場合やない!


ということで、やりたいテーマはあるんですけど、こっちで勝手に、今回はこのテーマというのも、考え物ですから、やはりみなさんから、これをテーマにしてほしい、というリクエストがほしいところです。
もし、勝手に、次回はこれがテーマ、と告知した場合は、なにかと連動している、と思ってください。
ふふふふ。

ただ三上さんがねえ、すごい脱線するので。そこが面白いわけですけど。
それと念押しますが、学術発表の場ではありませんから。みなさんは「ふーん、そんな考えもあるんだ」程度で納得していただければよろしいかと。こっちもビールを飲みながらですしね。

あ、それから今回は、真名子が療養中なので、私と三上さん、二人だけのガチになりそう。


 ★世界不思議紀行9
2017年2月9日
もはやお馴染み、ロフトプラスワンウエストで行われるオカルトトークイベント、
『世界不思議紀行』が、開催されます。
今回も、月刊ムーの三上編集長と中山市朗が、怪しげなトークを繰り広げます。
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥2,500 / 当日¥3,000(飲食代別)
前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて12/10(土)発売開始!
イープラス:近日詳細発表!
※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
電話→ 06-6211-5592(16時〜24時)
ロフトプラスワンウエストイベントページ



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2017年02月06日

大作怪談狩り

中山市朗です。


事故物件住みます芸人、松原タニシくん。

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今まで3軒の事故物件に住み、3軒ともに、奇妙な現象に遭遇し、ともに生活をしたといいます。
で、その様子は、「北野誠のおまえら行くな」で映像として見られますし、タニシ君自身もライブなどでその一部を語っております。
でも、その全貌を通して聴いた人はいないんじゃないでしょうか?
タニシ君自身も「全貌を語ると、ライブで用意された時間では語れませんし、語ったこともありません」と言います。

怪異蒐集家として、これはほっておけませんわ。

ならば、と、名古屋、ライブの時に北野誠氏のお許しを得て、先日、新たにタニシ君に、取材させていただきました。
我が書斎に来ていただき、そもそもの発端から、詳しい状況、現象、やりとりなどを取材形式で語ってもらったわけです。
なんと、それは19時30分から始まり、休憩を入れたり、電話がかかってきての中断もありましたが、語り終えたのが23時を超えていた!
ゆうに3時間はある大作怪異体験談。

北野誠氏も、ここまでの詳細は知らないでしょう。

というわけで、これを私なりの怪談に仕立て、原稿にしてみます。
おもしろい怪談になること間違いなし。






kaidanyawa at 03:30|PermalinkComments(8)

2017年02月04日

プロは風邪をひかない?

中山市朗です。


昨日、3日は金曜日。
作劇塾のある日でした。

作劇塾は、作家の養成塾でもあるのですが、昨年の春より「おもしろいもの探し」の人にも、いろいろ学んでもらえるように対応しております。

例えば、塾生のO嬢は、OLという本職を持ちながら、「なんか、人生やりたいことを犠牲にしているような気がする」といって4月に入塾。この夏のお化け屋敷「中山市朗監督・人形塚の家」のスタッフとして手伝ってくれ、これが縁でオフィスイチロウに入り、いろいろありながらも別の世界も見ているようです。OLの世界とはまた違う、無秩序のようなフリーランスの世界。そして目の前で起こる超常現象。呪いの世界も知っちゃった。
まあ、呪いに関しては、ちょっといろいろあって、先月ほかの塾生たちと四国の賢見神社にお祓いに行ったとか。けっこう楽しんでいましたけど。でも、日常の世界と思っていたことが、別の世界に入るとまったく別の日常があることや、気が付かなかったことに気づく、見えなかったものが見える、ということはあると思うんです。
さすがに作品を書くということは「プロを目指して書いている方がいるのに、私なんかが書くのはとても」と言っていた彼女も、何かに目覚めたのか「なんか書いてみようかな」と言うようになりました。

そのO嬢から、講義中質問がありました。
「病気をしたとき、この世界では休むべきなんですか、無理をするべきなんですか」
実は彼女、「dark night 名古屋公演」のとき、風邪をひいていたらしいんですが、無理して来てくれていたんです。
こちらとしては、申し訳ない半分、来てもらわんと困る、半分。しかも給料を払っているわけではないですからね。
そら、体調を崩すのはしょうがない。そうなると休んで体調を整える。お客さんにうつしちゃうのもマズイですしね。でも、休まれるとほかのスタッフに負担がかかる。
だから、体調管理には気を付けろというしかないです。不摂生な私が言うのもなんですけどね。
で、ここはプロ養成塾でもあるので、質問にあえて答えると、

「プロは風邪をひかないものだ」という人がいます。
本来プロとは、その人にしかない付加価値を生み、それが対価を生み、その対価でメシを食うわけです。
すると、風邪で休むとなると、その付加価値は、代替できない、という困ったことになります。

例えば、アルバイトは代替が利きます。マニュアル通りやれればいい。だからまあ、時給も、あんなもんですな。
時給っていうのがね、プロにはない。成果に対して対価があるわけです。
プロにはその人その人のマニュアルはあるんでしょうけど、それは他人には通用しない、あるいは出来ない。
だから、プロなんです。付加価値があるわけです。

例えば、ある怪談イベントが決まります。中山市朗がゲストを呼び、オールナイトで怪談を語ります、というもの。告知をします。
これでお客さんはチケットを予約する。場所はとってある、ゲストも呼んでいる。お客さんはチケットの予約をとって楽しみにスケジュールを空けている。スタッフも準備している。で、当日、風邪をひく。無理できないからと、出場をキャンセルする。これ、やっちゃいけないんですよ。
やっちゃうとこれ、中止ですわな。
お客さんにまず迷惑がかかる。遠方から来てくださる方も必ずいますしね。時間と金返せ、言われます。返金はできても時間と信用がね。そう、一度これをやっちゃうと、信用は必ず落ちます。落ちた信用はなかなか取り戻せない。信用は一回で落ちる。作るには積み重ねが必要です。どの世界もそうでしょうけども。
ともかく中止となると、キャンセル料金が発生したり、場合によっては払い戻とに応じたりして、仕事に関わった全員が損失を被ることになりますから。
かと言ってですよ。私の代わりに誰かが出て、評判が良かった。
「中山さん、あの人、評判よかったですよ。ぜひまた、その人でやってくれって、リクエスト来ています。次回はその人でやります」なんて主催者に言われると、その時点で私のフィールドがそれだけ奪われたことになります。次回は無いかもしれない。これはもう、死活問題に直結するわけです。
「あなた、もう必要ありません」と言われるのは、我々にとっては死刑宣告に値するわけですよ。

ある知り合いの作家さん。講演を頼まれた。講演直前に会場に来て、普通に講演をこなし、終えた後楽屋で倒れた。実は40度近い熱があってらしいのですが、無理したらしい。でも、講演中は咳一つせず、体調を崩していることには、誰も気づかなかった。
プロは病気をしない、というのはこういうことです。お客さんや視聴者にはそういうことを思わせない。
プロは病気をしない、ということは、病気であることを見せない、気づかせない、ということなんです。

ある脚本家は、無理な注文を引き受けて、脚本を執筆。で、倒れたんです。面会謝絶。
ところが鬼のプロデューサーはその面会謝絶の病室にづかづか入り、「うちの人を殺すつもりですか」という奥さんの静止をふりほどき、眠っている脚本家の枕元にある原稿を持って帰ったそうです。
すごいですな。そんな状況で原稿を書き上げていた脚本家もそうですが、平気な顔で取りに来たプロデューサーも。でも、そうしなきゃ現場は動かない。動かなければ損失もどんどん生まれる。どちらも、プロとしての仕事をやったというまでのこと。
ある漫画家さんは、ある連載をもっていて、締め切り前、風邪でダウン。頭が枕から離れない。これはもう無理と、なんかか編集部に連絡したらしい。
「あの、風邪ひいたみたいで。今週に限って原稿落とします。すみません」
編集部「あ、そう」
一言で切られた。
途端に風邪がどこかへふっ飛んだそうです。「あ、これ、連載無くなるかもしれん」
風邪なんてすっかり忘れて、必死で原稿を仕上げて、ちゃんと入稿したそうです。
編集さんはごく当たり前に普段通りに対処したということです。

舞台なんかでも、主演の役者は病気や怪我をしているのにもかかわらず、舞台をこなした、なんていう話もよく聞きます。
あの巨人軍の松井選手は、長嶋監督に「スター選手は試合を休んではいけない」ということを教えられ、女の子三人組のアイドルだったキャンディーズは、契約事項に「病気をしないこと」という条項があったとか。


無理をせえ、というわけではなく、そういう人がいる世界で、戦っているんだという覚悟は必要だということ。
編集さんもプロデューサーもクライアントも、その人がどういう状態であれ、期日にはちゃんと間に合わせろ。それだけのこと。ギャラの発生する仕事ですからな。

それと、私は病は気から、と思っています。
ですから、こんなに不摂生な私が風邪一つひかず、ここ三十年も風邪薬一つ飲んだことが無い、というのも、好きなことをやって、ストレスを抱えず(まったく無いこともないんですが、まあ、たいしたことがない)というところが秘訣なのかなあと。
同じ年頃の作家仲間、芸人や映画監督なんて見ていると、総体的に元気でアグレッシブですから。もっとも無理をしているからか、鬱の人もいますけど。

しかし、免疫力とか、体質もよりますし、タイミングもあります。不可抗力もあるのかもしれない。
病気になったら静養すること。

今、うちの真名子が長期療養中、塾生のアイホベクも、体調がよくない。
さすがに、彼女らのブログを読んでいるお客さんから「お二人、どんな具合ですか」と聞かれることも多くなりました。まあ、女性ですし、プライベートまでは私は関知しませんが、これからいろいろある過程なのかなあと。
でも、自分の本分は何かということを自身に問うて、プロとはなんぞや、ということは療養しながら考えていただきたい。
いくらスキルがあっても、信用してもらえなくては、仕事は来ませんから。

とはいえ、何度も言います、無理は禁物。それで余計体調を悪くしては、元も子もないですから。
でも、そういうことが跳ね返せるとき、本当のプロになったと言えるでしょうね。


作劇塾では塾生の募集をしております。
入塾費1万円。月謝1万円。飲み会付きです。

http://officeichirou.com/?page_id=87



kaidanyawa at 22:07|PermalinkComments(6)

2017年02月01日

告知でおます。

中山市朗です。

いよいよ来週となりました。
こういうテーマを取り上げてくれ、というリクエストを募集しています。
とはいっても、あんまり無茶ぶりせんように。

 ★世界不思議紀行9
2017年2月9日
もはやお馴染み、ロフトプラスワンウエストで行われるオカルトトークイベント、
『世界不思議紀行』が、開催されます。
今回も、月刊ムーの三上編集長と中山市朗が、怪しげなトークを繰り広げます。
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥2,500 / 当日¥3,000(飲食代別)
前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて。
イープラス:近日詳細発表!
※ご入場はイープラス→店頭電話予約→当日の順となります。
電話→ 06-6211-5592(16時〜24時)
ロフトプラスワンウエストイベントページ

それから、11日の土曜の夜、22時より、ネットラジオ「気まま酒家」の収録がございます。
参加者募集します。
ただ、飲みながら好き勝手なことをグダグダ言うだけの、ノンスポンサーならではの番組です。
ですから、参加して、酒飲んでりゃええだけです。ただ、発言したいことがあったり、質問があれば、どんどん行ってほしいです。
で、2月11日は「建国記念の日」でありますので、日本という国の成り立ちをテーマにしようかなと。
歴史的、神話的、地政学的、いろんな観点から、日本という国はいつ、どのようにして成り立ったのか、ということを考察してみたいと思います。






kaidanyawa at 04:19|PermalinkComments(4)
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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