2017年10月

2017年10月30日

『怪談の壇』第三壇のMVP決まる!

中山市朗です。


『怪談の壇』第三壇、終了いたしまして、ただいま打ち上げも終了し、戻って来たところです。
ほんまは、朝まで飲みたかったんですど、みんな帰っちまったもんで。
そらそやな。堅気の衆は、明日仕事ですもんね。


さてさて、今回は、予想通りと言うかそらそやろというか、お客さんの入りが、13人!
前回の1/3や、おまへんか〜。

原因は二つ。
一つは、どうもこの時期、怪談ライブやイベントは2割ほどお客さんが減るんです。
「怪談は一年中聞きたい」という、コアな客さんも、やっぱり夏ほどは、怪談聞きたいモードにはならないんでしょうか。
もう一つ、これが大きな原因だ!

台風!

当日の午前中に、バタバタバタッと十数件ものキャンセルが入りまして。東京組がほぼ全滅。
他府県の方からも、キャンセルをいただきまして。
まあ、天気予報では、この時間、台風最接近ということでしたから。こっちは晴れてても交通機関がね。
でも、鎌倉から来たという人もいて「名古屋あたりで大雨降ってましたけど、大した遅れはありませんでした」と、言っていました。

残念!

私が会場に行く途中、夕方5時の大阪上空は、スカッとした晴れ間がありましたしね。
気象庁のあほー。

というわけで、メゲずに進行。

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お客さんは少ないながらも、8人、14話が語られました。
怪談は数ではない。今回は全体的にレベルは高かったように思います。
職場の怪談、旅先の怪談、写真にまつわる話、京都の幽霊マンションから山の牧場へ行った話、あるいは関西では有名な都市伝説が、ホントに起こったという奇妙な話まで、いや、楽しかった。
MCのはるみちゃんが、一番怖がってたかな。
そのはるみちゃんに「先生、ほんまに楽しそうですね」と、言われてしまいました。

で、今回のMVPは、短い話で、よもすれば単に幽霊目撃談にしかならないような話を、きっちりストーリーに仕立て上げ、ちゃんと肝を作って、情景をビジュアルとして想像させる語りを披露してくれた八木忠志さんに決定!
いやあ、関西からの初のMVP。
もっとも今回は、東京からの刺客はいないので、いない間にかっさらった感じ?
いやいや、八木さん(私らはクマさんと呼んでいますが)、東京からの刺客がいても、MVP獲ったでしょう。
この人もよく、私に怪談を語ってくれて『怪談狩り』にも何話か載せてもらっているんですけど、キャラがね、なんか癒し系なんですよ。語りもおっとりしていますしね。でも、怪談はちゃんと練られていて怖い。
そのギャップもあるんでしょうね。この人の怪談の味は。

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というわけで、八木さん、おめでとうございます。
でも、他にもMVPになってもおかしくない人が、2〜3人いました。

ライブ終了後の打ち上げでは、やっぱり怪談話に花が咲く。
八木さん。実は数か月前まで怪談になんだか飽きが来たというか、最初の頃のドキドキ感が無くなって、一時昔話の採取をしていたとか。でも、そこに怪談要素があると、やっぱりドキドキする自分がいることを発見し、また怪談へ戻って来たとか。そういう経験が、八木さんの語る怪談を深いものにしたのかも知れませんね。

打ち上げのお店で、不可解な出来事が。
ある居酒屋に入ったのですが、出し巻を頼んだら「卵料理は売り切れです。すみません」と言われた。
しゃあないなと、卵料理以外をたのんでたんですけど、ふっと横を通った店員さんを見ると、オムライスがはこばれとった。あれれ?


次回『怪談の壇』は、12月10日(日)。
前半1時間30分はもいつもの形式で、一人MVPを選びます。
後半40分は、第一壇MVPの、たまのさん、第二壇MVP、一条ま〜太郎さん、今回の八木忠志さんに、第四壇のMVPによる、MVP中のMVPを選出。金一封と、本人が希望すればですけど、怪談師としてオフィスイチロウで、活躍していただく場を提供いたします。
プロになれるかどうかは、本人の志しだい、というところですかな。

12日の「プライベート怪談会」も、よろしく。
その日は『中山市朗・怪チャンネル』もあります。


kaidanyawa at 01:57|PermalinkComments(4)

2017年10月29日

怪談マニア、好事家、注目!

中山市朗です。

本日は、日曜日。
隔週日曜日にお送りしております、amebaFRESH!『中山市朗・怪チャンネル』第八怪の配信日となりますが、『怪談の壇』開催のため、3日(金・祝)に配信を延期する予定となっております。

21:00〜、オフィスイチロウから。
延期する代わりに、漫画家でサイエンス・エンターティナー、飛鳥昭雄さんをゲストに、いつもと違ったノリでお送りいたします。

飛鳥昭雄










MCは、はるみちゃん。

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アーカイブ、観れます↓

中山市朗・怪チャンネル


本日の『怪談の壇』ですが、台風直撃はないようですが、ちょうど開演する頃、もっとも接近し、打ち上げの頃には通過し終える、という状況になりそうです。遠方から来られる方は、お気をつけてください。

『怪談の壇』は、お客さんもステージに上がって怪談を語れる、という参加型怪談ライブです。
怪談は、聞くだけでなく、自らも語る楽しみがあるということを体感していただきたいことが一つと、次世代の怪談師を発掘、育成してみたいという私の志もあっての怪談ライブです。
来年、再来年の夏には、『怪談の壇』から出た怪談師が、あちこちのライブやメディアで活躍していればなあと。
そうなったとき、怪談と言う話芸が、もう少し世間様に認知されるはずです。
また、そうなるよう、お互い切磋琢磨し、協力し合う関係にならないと。
ほんとに、そう思います。

また、そういったライブや放送には、番組を進行し、時には話をひきだし、話の聞き役となってくれる、MCが必要です。MCは、おっさんがやるより、若い女の子が適任でしょう。

怪談という芸が、どうしても陰とならざるを得ないわけで、そうなると、陽という要素が、エンタメとしてのライブや放送には絶対に必要なわけで、MCがそこを担うわけです。
怪談ライブや番組のMCというと、その世界に合わせた怪しいキャラが必要だと思われているようですが、まったく逆で、なごみ系、癒し系のキャラが必要なわけです。
今、私のライブや『怪チャンネル』のMCをやってくれている、はるみちゃんが、その系統ですね。今彼女、人気が怪談好きのお客さんの中では、急上昇中でして。


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ただ、はるみちゃんは、別の事務所に所属していて、本業はお笑い芸人ですので、こちらに専念してもらうことは困難なことも出てくるわけです。
また、MCをやっている人は大阪にもたくさんいてますが、うちのように怪談とか、あるいは、オカルト、古代史、サブカルといったものを扱う場合、これは別モノなんですね。
だいぶ前のことですが、私の怪談ライブに、主催者がフツーのMCを入れて、進行させたのですが、怪談の聞き方、楽しみ方を知らないので、私もやりにくいし、ゲストからはヒンシュク、お客さんからはクレームが来た、ということがありました。

普通のMCでは、ちょっと違和感というか、怪談が終わっても、オチや解釈を求められたり、妙なところで相槌がはいったり、「それ、意味わりませんけど」みたいな表情が見て取れ、お客さんは承知のことでも、MCだけ知らなかったり、とすると、もうそうなると、ライブそのものが成り立たなくなる危険性があるわけです。

はるみちゃんの場合も、あんまり怪談に接していなくて、妙な天然ボケがあったりしましたが、そこを彼女の独特のキャラで、逆に人気に結び付けたわけです。これも若い女性であったという要因は大きいわけです。
こういうキャラは、今の怪談ライブやイベントをやっている人たちが、絶対に必要としていると思うんです。

真名子が不在となったオフィスイチロウとしても、第二の真名子、はるみを必要としているわけです。また、そのキャラから別企画、別番組が派生すれば、オフィスイチロウとしても、より活動の場が広がり、ビジネス・チャンスもより出てくると思われます。そろそろそういう時期かな、とも、私の勘〈あてにはならんですけど〉が、ざわざわっと来ています。

ということで、オフィスイチロウでは、MC、タレント志望の20代女子を応募しております。
経験は不問。MCといっても、ちょっと別の世界、テクニックが必要な世界ですので、好奇心旺盛、アグレッシブな若い女子ならOK。オフィスイチロウで、責任をもって育成し、現場で覚えてもらって、仕事をこなしていただきながら、ともに業界に貢献できればなあと、期待するものです。

自薦、他薦問いません。
まずは、「こんな娘いるよ」からでもいいですから、通報、もとい、連絡くだされば助かるというものです。
もちろん最終的には面接、面談を行い、審査はいたします。

連絡は、
info@officeichirou.com
06-6264-0981

まで。


それから、プライベート怪談会が、あと2週間後となってまいりました。
「オールナイトの参加は無理」という声もあり、日曜日の午後に時間設定をしたわけですが、今のところ失敗。
参加希望者がまだ3人ほど。
いかん、
いんぞ。

ということで、こちらも参加者募集中です。
入場無料。一話は怪談を語ることが、参加条件。
「この一話が無いので」という声はよく聞きますが、一度くらいは、「あれ、不思議だったなあ」という体験、あるいは話を聞いたことはおありだと思うんです。そんな話でいいんです。
それを怪談に仕立て上げるのが、私のお仕事ですから。

11月12日(日)

場所は、オフィスイチロウ。

第一部、13:00〜
第二部、16:00〜
両方参加もOKです。

またこの日は21:00より、『中山市朗・怪チャンネル』第九怪の収録、配信日となります。
希望者の方には残っていただいて、プライベート怪談会と『中山市朗・怪チャンネル』のコラボ企画ができないかと、いろいろ考えております。でも、参加者がいなきゃねえ。

ということで、こちらも参加者募集中。
まあ、固いこと考えんでもよろしい。ただ、怪談を楽しむんだという、その気持ちだけで。

こちらもオフィスイチロウまで、ご連絡ください。集合時間、場所など、また詳細などもお知らせいたします。

info@officeichirou.com
06-6264-0981


以上、よろしくお願いいたします。


kaidanyawa at 00:56|PermalinkComments(1)

2017年10月28日

台風なんて怖くない!

中山市朗です。


さっき、塾の飲み会終了。
本日は、放送作家志望の見学者が一人。三十代の女性でした。

来月からは塾生になると本人は決めたと。
放送作家になるには、構成台本を書くテクニックなどはどうでもよろしい。
芸人やタレントさん、業界の人たちとどれだけ知り合って、覚えてもらうか。
酒を飲む席は非常に大事。
こういう席で、現場に入れてもらったり、さらに人を紹介してもらったり、業界のルールやマナーを知ったりするわけです。
そういう中で、自分の居場所を作る。人を見る目も大切。
ちょっと特殊な世界ですからね。この世界は。

作劇塾、あるいはオフィスイチロウは、怪談、オカルト、出版社だけでなく、お笑い界や放送局関係ともつながっているので、ある程度学んだら、遠慮なしに利用していただきたいと思っています。
オフィスイチロウとしても、ライブやネット放送番組などに作家は必要。
まあ、楽しく、時には厳しく、いろいろ学んでいただきたいと思います。


で、明日は『怪談の壇』。

会場:千日亭(大阪市中央区千日前1−7−11上方ビル3階)
時間:18:15開場 18:45開演(終演予定21:00)
料金:参加費2000円(予約、当日問わず。料金は語りをする方、聞くだけの方共通です)


出演 中山市朗 MC はるみ

前売予約はTIGET特設ページにて承ります
 

終演後、交流会(打ち上げ)を行います。参加希望の方は予約時に「交流会参加希望」と記入してください。参加費はお一人3000円となります。ライブ受付時のお支払となります。

前回の打ち上げの様子。東京からの刺客者が何名かいました。
関西勢の奮起を期待!


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気になるのは、台風!

大阪直撃にならない限り、開催します。

皆様の参加、お待ちしています。




kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(3)

2017年10月27日

オフィスイチロウからのお知らせ

本日は作劇塾です。

まずは塾生にお知らせ。

次週11月3日(金)は、ロフトプラスワン・ウエストで、塾長の私は、飛鳥昭雄さんのトークライブにゲスト出演。
ライブは12:30から開演。夜は、飛鳥昭雄さんをゲストにamebaFLHSH!『中山市朗・怪チャンネル』の収録。
よって、ライブ見学(塾生は当日3000円のところ2000円で入場できます)、または『怪チャンネル』収録の見学が、塾出席の代替となります。

11月10(金)は、通常通り。作品合評です。

さて、作劇塾は、少人数制で、中山市朗の書斎を教室として開講している、作家養成のための私塾です。

毎週金曜日、19:00〜21:00  開講。
 
本日27日は、インプットの日。

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入塾数年からまだ1年たっていないのまで、塾生も様々ですので、講義というよりは、塾生たちから質問を受け、そこから専門知識や実践の仕方、取材方法、あるいは業界の仕組み、マナー、それに知識の体系化の方法、政治、経済、歴史、科学、宗教、文学、芸術、映画、芸能、サブカル、オカルトなど、議題は多義にわたります。要は、塾生が何をどう受け取るか。
もちろん個人的な質問や疑問にも答えます。

いろんな知識や世界を知ってほしいと思います。世の中面白い、そして、
この世界、いらない知識はありません。

通常ですと、次の週は、アウトプットの日。
アウトプットとは、作品を書く、作るということです。
インプットは、このために必要なわけで、空っぽの中からは何も出てきません。
膨大にインプットした中から何を抽出し、どう形にするのか。
課題として、小説家志望なら小説、シナリオ志望ならシナリオを書いてもらいます。書くのは各々家で書いておくこと。それが作家の仕事です。
塾では課題を提出してもらって、みんなで合評をします。他の塾生は、読者であり編集さんです。
最終ジャッジは塾頭である私が判断します。
作品のスキルを上げるには、これが一番わかりやすく、効率的なのです。

インプットとアウトプット。塾ではこの繰り返しをしています。

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授業の後は、21:30頃より、ネットラジオ「作劇ネトラジ」の収録。
塾生たちがテーマを見つけ、簡単な台本を作り、当日収録します。
思ったことをどう言葉にするか、質問に答えられるか、まとめられるのか、創作に必要な要素です。
たまに塾出身の構成作家、高田豪君も参加してくれています。

その後は、参加自由で朝まで飲み会。

飲み会は、特にイベントや放送、映画の業界では不可欠な席です。
人とのつながりを造ったり、業界について知るには、こういう席にいることです。個人的な悩みや相談、あるいは議論の吹っ掛けも歓迎。そして、夢を語ろう!

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とまあ、プロの作家志望ではないけど、新しい刺激が欲しい、おもしろいもんを探したい、いろいろ考えてみたいという人も入塾歓迎しています。

入塾時に入塾費10000円。
月謝10000円。

塾生募集をしております。

info@officeichirou.com
06-6264-0981

へ、お問い合わせください。

同時にオフィスイチロウでは、MC、タレント志望の20代女子も急募しております。
アグレッシブで好奇心旺盛なら、未経験者でも大歓迎。

塾と同じアドレス、電話にて、お問い合わせください。


kaidanyawa at 07:02|PermalinkComments(2)

2017年10月26日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第八章

中山市朗です。

京都太秦に伝わっていた、奇祭・牛祭の謎を追って、なぜか大阪の四天王寺を探っております。
摩多羅神には、鬼の面を付けた四天王が寄り添っていました。
1999年に『京都魔界案内』(CS京都+関西テレビ)のドキュメンタリーを撮ったり、2001年に『捜聖記』を書いた時は、この牛祭における四天王というものが、わかりませんでした。
しかし、この四天王が、謎の摩多羅神の正体を解明するのに重要な存在であることに気づいたんです。


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だから、四天王と名のついた寺、に注目しています。
その牛祭が執り行われていた広隆寺と、同じ聖徳太子七寺に数えられる四天王寺。
この二つの寺は、創建も古く、聖徳太子、秦河勝がその創建に関わり、伎楽の楽人が置かれた、という共通点から、牛祭の謎のキーとなるものを探っております。
そしたら前回、四天王寺から、牛、というキーワードが出てきたわけです。

で、四天王寺は、牛頭天王を祀る寺だったのではないか、という疑念を提示しました。
四天王と、牛頭天王。となればですよ。
この二つに共通した、
……天王とは何か、という疑問がわきます。

天王。てんのう、と読みます。

明治の廃仏毀釈により、牛頭天王は、スサノオに代えられます。
八坂の神は、牛頭天王からスサノオにすげ替えられたけですね。
そして全国にあった牛頭天王社は、スサノオを祀る神社になりました。

以前、四天王寺のある人物から「おそらくそれは、てんのう、という名が、天皇に対する不敬罪となったからではないか」と聞いたことがあります。

江戸時代までは、天皇とは呼ばず、一般には、お内裏様とか禁裏、ミカド、天子さま、などと呼ばれていたわけで、てんのう、は、一般には牛頭天王のことを指したわけです。
で、明治になって、政府はお内裏、天子、と呼ばれていた天皇を、神道を国家神道とするにあたって、天皇で統一し、それまで、てんのう、と呼ばれていた牛頭天王は隠滅させられたわけです。そういえば、牛祭も、明治になって一旦中止となったのですが、これと関係ある、と思うべきなのでしょうか。
とすると、牛祭はやはり、牛頭天王の祭り、だったのかも知れません。

さて、牛祭。
牛に乗った摩多羅神を守護する四天王がいました。

赤鬼、青鬼の面が、牛祭における四天王、です。

摩多羅神















四天王寺には、もともと牛頭天王が祀られていたとして、それを守護する四天王が今はメインとなっている、というのは考えすぎでしょうか。だいたい四天王寺が牛頭天王を祀ったという記録はないし、祀ったというのは神道の用語です。

でも、そんなことを言っているから、謎が説かれないのかも知れません。


いろいろと考察してみましょう。

実は、天王と呼ばれた神様がいました。
毘沙門天です。
毘沙門天は、四天王の一つ、多聞天のことです。お、四天王が出てきた。

四天王を今もう一度、見てみましょう。

北を守護する多聞天。
東を守護する持国天。
南を守護する増長天。
西を守護する広目天。

四天王寺は、きちっり東西南北を意識した伽藍配置となっておりまして、南大門、五重塔、金堂、講堂は真北へ向かって一直線に並んでいて、つまり北辰信仰の寺なんです。

四天王寺案内図



















北辰信仰とは、宇宙のすべての星が北極星を中心に巡ることから、全宇宙の中心を北極星と見立てた信仰で、これは道教の概念なのです。
道教では、その神格化した北極星を帝と呼んだんです。
そしてまた、帝を「天皇大帝」と称しました。てんわうたいてい、です。
天皇、という称号は、間違いなく、ここから取られています。
ただ、読みは、スメラノミコト、で、それに天皇という字をあてたんです。

四天王寺は四天皇寺でもあったようです。
『日本書紀』より古い文献をもとに書かれたという『上宮聖徳法王帝説』や天平時代にまとめられた『法隆寺伽藍縁起幷流記資材帳』は、四天皇寺と表記しています。

このことは、四天王寺は、仏教寺と伝えられますが、道教寺でもあったと言えましょう。
四天王寺には、聖徳太子が所持していたという27センチの鉄の直刀、七星剣というものが伝わっています。権の裏表には北斗七星が彫られていることも、道教を示しています。

で、伽藍そのものが、真北へ向けて建てられているということは、東西南北がきっちり定まっていることを示し、東西南北の守護神(つまり四天王)がいるにふさわしい寺、といえるわけです。

で、北を守護する多聞天。
我が書斎にいる四天王に登場してもらいます。

四天王の一つでは、多聞天です。
左から二番目が、多聞天。

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多聞天だけが一像として単体で配置されると、毘沙門天と名を変えたんです。
すると毘沙門天は、四天王ではなく、天王と呼ばれたんです。

多聞天が天王になった図。

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天王とは、毘沙門天である。
すると、四天王寺とは、毘沙門寺でもある、ということになります。

毘沙門は、四天王寺にちゃんとありました。
四天王寺の鬼門の方向にある、人魂みたいな形の池がそうです。

毘沙門池














江戸時代の地図には、四天王寺の北東の方向に、毘沙門池があったことを示しています。


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大正時代にうめたてられたようですが、毘沙門池は四天王寺建立当時には、真北にあったのかも知れません。

毘沙門=天王。
四天王寺には、この(毘沙門天=天王)が、隠されています。

では、毘沙門が、いかに牛と関連してくるのでしょう?



 

ついてきてます?












kaidanyawa at 00:04|PermalinkComments(0)

2017年10月24日

偏向報道の原因?

中山市朗です。


昨日、自民圧勝について書きましたが、それに関連して思ったことを。


偏向報道はなぜ起こるのか。

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ネットなどを見ますと、その要因はいっぱい出てきます。某局は在日たちに牛耳られている、などという情報もありますが、ここでは、私が見て聞いて体感したことを書きましょう。

私は以前、放送作家として放送局に出入りをしていました。
局は、サラリーマンの世界なので、人事異動があります。
例えばこんなことが。
私が担当していたバラエティ番組のプロデューサーが代わりました。新しく来たのはスポーツ報道にいた人。「バラエティは初めてなので」と、あんまり現場に口出さなかった。こちらはやりやすかったんですけどね。で、2年したら報道局へ移った。
これ、なかなか専門的な知識やノウハウが積み重ならないですよね。
みんながみんな、そうではないのですが、例えば、こういうふうにたらい回しされる報道局プロデューサーやディレクターははっきり言って勉強不足であると、当時から思ったものです。
私、何度かそういう立場にいる人と話したり飲んだりしたことがありますが、共通して言えるのは、近代史を知らない。
日本は戦争をして敗けた、という事実を知っていても、ではなぜその戦争が起こったのかを、多角的に見れない。教科書に書いてある優等的な回答は出ても、別角度から質問すると詰まる。
自分の意見が無い。ただ、権力に対してNOというのが、マスコミの責務、正義だと思い込んでいる人もいた。
それはある意味正解なんだけれども、近代史を知らないから、俯瞰的な見地に立てない。今日本がどういう立ち位置にあって、何をすべきで、何を理念として将来を見据えるのか。世界とか、アジアにおける日本が語れない。こういうことは歴史を学ばないとわからないんですが、それこそ偏向教育に毒されている。
それが自虐史観。

また、だいぶん前のことですが「視聴者、国民は無知なんだから、テレビが真実を知らせてやるんだ」とはっきり言いきったプロデューサーもいた。インテリが確かに多かった。
※この場合のインテリとは、単に高学歴というだけのことですけど。
でも、こういうエセインテリの特徴は、自分が正しいと思っていて、反省をしない。考えを改めることをしない。

となると、自虐史観を教科書通で正しいと思い込んでいる、エセインテリの作る報道番組は、つまり中国や韓国への配慮であったり、国家の否定であったり、アンチ権力であったりするわけです。
それが正義だと思い込んでいる。
国の利害というのは、頭にない。
そしてネットの情報は、教養の無い国民が垂れ流した価値の無いものだと思っている
「ネットなんて規制のないメディア。つまり虚偽だらけで信用できない」
そう固く信じていたんです。
今は知りませんよ。もう放送作家、私はやってませんし。
でも、今もそう思っているのなら、いや、思っているからこんなことになったのだと思います。もう一度言いますが、インテリという人たちは、何があっても自分の意見は頑なに変えない……。

そのわりに、若い人たちのテレビ離れを問題視して、危機感持っているんですよ。

さて、こんなこともありました。

NHKでお仕事をしたとき。
素晴らしいドキュメンタリーをNHKは作ります。そういう番組を担当しているディレクターとご一緒したんです。
ずっと、この道十数年。民放と違って、こっちは専門家。製作費も民放の比ではない。そら、取材力もあって深いものが撮れる。
ところが、漫才師のいとし・こいし、を知らなかった。「誰です、それ?」やて。
あれ、関西の人じゃないのかなと聞くと、大阪出身。
大阪に数十年いて、しかもマスコミの中にいながら、いとし・こいし、を知らない?
話していると、その人は専門的なことはものすごく詳しいが、他のことは、トン、と知らない。専門バカ。
でも、これでは広い見識が備わらない。
深い、ということは本来、広いということでもあるんです。
狭く深く、なんていうのは素人。プロは広く深く掘る。
あ、この人は他のテーマでは何も撮れないな、と思ったわけです。

ある大学教授。怪談を研究している、というので会いに行って、お世話にもなったんです。
なんと、稲川淳二を知らなかった。
えええ?
つまり地元の伝承話としての怪談、文献に見られる怪談を蒐集し、論文にはしているが、エンタメとしての怪談を知らない、おそらく興味もない。それでも学問上では怪談の専門家、なんです。

ある東大教授。ある会合でご一緒して、食事をしたことがあったんです。
まあ、人の話を聞かない。東大出身以外は、ゴミ扱い。で、ワケのわからん自説をとうとうと述べながら、作法など知らないとばかり、お下品に食事をかき込んでました。その難しい説を、我々にわかりやすく説明してください、といってもそれができないんです。「なんでわかんないんだ」という態度。

こんな人は、全体の中の一部だと思います。ちゃんと人と接して、その知識やノウハウを活かした社会貢献してらっしゃる教授や専門家はたくさんいらっしゃいます。でも、そういう専門バカもいる。

こういう人たちが懸命に培った専門知識や解析能力は、机上のものであって、そこに世間とか人が介在しないものが多い。させようとしないんでしょうね。させる必要も無い。論文書いてりゃ、給料もらえますから(大学によるでしょうけど)。
あるいは、理論はあるが、実践は伴わない。いや、その理論はもう成り立たないんだけれども、自分では成り立っていると思い込んでいる。
そういう人が、テレビのワイドショーなどに出てコメントする。
視聴者とのズレが生じる。
このズレが、実は放送する側は欲しいわけです。
まともな意見は、面白くない。視聴率に反映されない。
でも、ズレてると、そのコメンテーターが目立つ。キャラが立つ、というわけです。
キャラが立つと、テレビ局はこぞって使いたがります。それが正解かどうかではない。視聴者受けするかしないか。視聴者が腹を立てるコメントも、注目されればそれでいいんです。

それに、メイン・キャスターの隣にずらりと並んだコメンテーターたちは、必ずしもオールマイティな専門家と言うわけでもないのに、政治や経済、世界情勢から芸能スキャンダルにまでコメントを求められる。
そら、無難なコメントをするしかないですわ。「私はその分野のことは知りません」とは言えないですから。

しかし、こういう人たちがまた勘違いを起こす。
「テレビに出て、いろんな問題に対してコメントを言える私は選ばれた人間。その私が間違ったことを言うわけがない」
そう思ってしまうのが、人間の浅はかさと言うか、サガ。
私だって祭り上げられて、注目を必要以上に浴びると、そんな勘違いしちゃうでしょう。

勉強不足の作り手と、勘違いした文化人、コメンテーター。

そら、意図せずとも偏向報道になりますわ。



で、これだけの偏向報道の中での、自民の一人勝ち。
日本国民はやっぱりバカじゃない!!






kaidanyawa at 00:10|PermalinkComments(2)

2017年10月23日

当然の結果、自民勝利。報道は反省せよ。

中山市朗です。


自民党大勝。ま、予想通り。

今回の焦点は、希望の党。
小池旋風が吹き荒れたのは、わずか三ケ月前。
民進党が合流してから、それが逆風になった。
民進党が民主党時代、政権を取ったが、まあこのとき、日本は急速に弱体化し、中韓の反日が露骨になった。
私もあの頃、あれれ、日本てこんなに情けない、弱い国だったのかと暗澹たる気持ちになったものです。
よくあんな酷い党に、政権をまかせたなと、おそらく国民の大半が思ったことでしょう。
可愛そうなのは韓国。
日本が弱体したとみるや、壮絶な反日運動をやらかし、安倍政権でもそれを続けて、実質切られちゃった。
そんな議員たちが民進党と党名を変えても、期待はできませんわな。
それに、彼らの言っていることは「安倍政権を倒せ! 安倍の暴走を許すな」で、政策が出てこない。
それは共産党か。まあ、変わらん。
でもどちらかというと、安倍さん、外交で成果あげてるし、経済も立ち直って来た感じがあるなと。
それより、北朝鮮問題。「国を守り抜く」が、安倍政権のスローガン。外交安全はずっと安倍さんが言い続けてきたことですから。
だから、今、安倍打倒は国民の望むところではなかったんですな。
安倍内閣が崩れたら、確実に北朝鮮やアジアの問題が、日本に大きくのし上がってくることは、目に見えますもん。米国のトランプの信任も、白紙撤回して今以上の関係を築けるか。

ところが、今回傑作だったのは、自民党に票が流れた一因は、反マスコミ票もあったのではと思います。
なぜか、安倍憎しのマスコミ。懸命に「モリカケ」問題で追及し、安倍さんに「逃げるか」と攻め立てる。けど、1年やって何も出てこない。出て来たところで、それをタテに外交から引け、と言うのは別の話。
しかも、偏向報道は、もうネット世代の若者層からは総スカン。

https://www.youtube.com/watch?v=nI49-ef_qIY
https://www.youtube.com/watch?v=9WU5FTUMGaU

こういうマスコミの偏向報道には腹が立つ、という意見も私も多く聞いております。

日本のためになる野党なら応援は歓迎しますが、ただ、安倍憎しで、人の心が動くわけがない。
特に若い人たちにとって、これからの国の在り方は重要ですから。そういうことは、いくらなんでも感じ取ってると思うんですよ。で、若者のテレビ離れを懸念していながら、そこを配慮しない放送局はなんだろうと。
ただ、さすがに終盤になると、責めどころが無くなって、反安倍の偏向報道を垂れ流しするマスコミも「何かモノ足りない」と、言いだす始末。
モリカケ問題も、1年間やってきて何も無い。北朝鮮からミサイルが飛んでくるこの時世に、国民の関心はもうそこにはない。そういや、集団的自衛権を戦争法案、これが通ると安倍は戦争をする、といっていた人たちは、今、何を思う。
そらね、政治に100%はない。立場や環境によって、同じ政策でも良しとなる人、負となる人、そらおりますわ。
世の中から不満が無くなることは絶対に無い。私だって、日本を憂い、これでいいのか、と思うことは山ほどありますもん。

しかし、今、自民党の安倍さん以外に、日本の総理をまかせられる人がいるだろうか。

それより、カッコ悪かったのは、民進党議員。
希望の党の風に乗ろうとして、その風を止めてしまった。緑色の池に、どす黒い水が流れ込んだ。そら、緑色も泥色になりますわ。
また、希望の党も、泥水を入れてでも、池を大きくしたかった。大海にしたかった。
でもまあ、泥水の池を見て、好感を持つ人はいない。そんな海は見たくない。
だからやっぱり、自民に票が行った。

そういう結果となった選挙結果ではないでしょうか。



私?
そら、小学五年以来、G党です。


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うん?




kaidanyawa at 01:37|PermalinkComments(10)

2017年10月22日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第七章


中山市朗です。


四天王寺。
大阪の人なら、てんのうじさん、と親しまれているお寺ですが、東京の人と話していると「中山さんが出版された『捜聖記』や『四天王寺の暗号』に、地図が欲しかった」なんて言われます。
馴染みがなくて、当たり前か。

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JR大阪駅から大阪環状線、天王寺駅下車。ここから北へ歩いて10分ほど。地下鉄なら、四天王寺夕陽丘下車なら歩いて5分以内。
西門が鳥居になっていまして、その前に「大日本佛法最初四天王寺」と書かれた石碑があります。
日本最初の仏教寺というわけですが、正確に言うと豪族たちの私寺はありました。
これは、官寺。つまり朝廷によって建てられ、管理された最初の寺というわけです。言うたら国立寺ですな。
お彼岸ともなると、先祖供養の人たちで賑わいます。
なんの疑いも持たなければ、聖徳太子縁のお寺です。
しかしですよ。よくよく見ると、聖徳太子の神秘の知恵が寺の中に絶妙に隠されています。
日本建国の秘密が隠されている、と言ってもいいでしょう。
だいたいですね、お寺やのに、鳥居があるってヘンですよね。
まあ、それは今は置いといて。


四天王寺鳥居













で、これです。牛王尊。
昨日指摘したお堂。
私が四天王寺の正体が隠されているとにらむ、神様です。

牛王尊














格子の中から覗いてみると、

牛














石の牛が祀ってある、というか、ゴロゴロと置いてあります。
なんだ、これ?

「四天王寺が建立される時、建築資材である石や材木を運搬したが、伽藍が完成するや否や化して石となったと伝えられ、堂内には王尊(ごおうそん)の巨石が安置されている」
と、四天王寺のHPにあります。
動物慰霊のお堂です。

動物慰霊……。

さて、牛王尊とは、牛頭天王のことです。

「もとはインドの舎衛城の祇園精舎の守護神。頭に牛の角を持ち、夜叉の如く、人間に似る」と『岩波・仏教辞典』にあります。つまり、牛の頭をした神様です。明治になってスサノオと習合します。
つまりは、牛の首を祀るのが、牛頭信仰だったと思われます。
牛の首を祀る?
そんなものが、なぜ、神聖なる仏教最初の寺に?

そう思うでしょ。
次の地図は、江戸時代の四天王寺の地図です。
南門の前に鳥居が描かれていて、牛頭天王とあります。
南門は四天王寺の正面玄関となりますが、その前に牛頭天王社という神社が置かれていたんです。
土塔社とも呼ばれていたようです。


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『摂津名所図絵』という江戸時代に発行された旅のガイドブックには、
「土塔宮、南大門の外にあり。祭神に牛頭天王、本地仏に、薬師、地蔵、皇太子の三像を安置す。神宝に舞楽の面あり」と書かれています。また、その昔は山鉾をわたした美麗の例祭があったとも伝えます。
京都に残る祇園祭と同じような例祭だったと思われます。京都の祇園社も牛頭天王が祭神ですから。

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また、四天王寺の西鳥居の下(西にあたる)に天王寺村とありますが、ここは天王寺牛町とも呼ばれていました。

実は、日本の家畜史というのが、史料も少なく不明なことがおおいのですが、大阪市に『石橋家文書』というのが保管してありまして、ここに貴重なことが書かれています。

石橋家というのは、江戸時代まで、西日本の牛の売買、流通に対して大きな力を持っていたとされ、その最初は、四天王寺建立のために資材などを運んだ牛を拝領し、牛飼場に囲ったのが牛町のはじまりで、取り仕切ったのが天王寺家であり、石橋家はその流れを組む家系にあるという文書なんです。
そして、聖徳太子直筆と言う恵比寿の御影と、秦河勝より頂戴した「牛売買支配御免之証文」と、病牛治療の針を所有していることが、その印だったというのです。それらが、豊臣の戦乱により失われてしまった、と、お奉行に差し出した書面を載せています。
また、日本最初の牛市は、四天王寺の西門(鳥居のある門)で行われたとも伝えられます。

牛王尊、牛頭天王、牛町、牛の博労、牛市の開催。
どうです。四天王寺は牛だらけです。
しかも、聖徳太子と秦河勝が、これに関わっている、と。
歴史書には書かれない、博労の歴史です。


さらに私はもう一つ、四天王寺と牛頭天王の関係を指摘します。
天王、という文字です。

牛頭天王のいる寺を天王寺とした……。無関係ではないと思います。





kaidanyawa at 07:02|PermalinkComments(2)

2017年10月21日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第六章




中山市朗です。

今は執り行われなくなった、京都三大奇祭のうちの一つ。
牛祭。
いやいや、日本三大奇祭といってもいいでしょう。

さて、牛祭が行われた広隆寺は、聖徳太子とゆかりのある寺で、秦河勝が太子のために建てた寺である。
聖徳太子自身の発願で建てられたのは、大阪(摂津)の四天王寺。その創建には秦氏が関わっている。
そして両寺には、伎楽を舞い、演奏する楽人が置かれたという共通点をみいだしました。
伎楽を舞う楽人は、秦河勝の直系を名乗ったということも。
伎楽は、大きな面を被って舞う芸能ですから、牛祭の祭神、摩多羅神が被る面と、何か関係ありそうだと、にらんだわけです。

さて、広隆寺で行われる牛祭。
今度は牛を探してみましょう。
四天王寺に、牛はいるのでしょうか?

大ありなんです。これ。
まず、
四天王寺伽藍の鬼門の方向。
案内地図で見ると、あ、あれ?

四天王寺案内図



















あれれ。無い?
別の案内板を……。

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これにも無い。
あれれ?
いや、あるんです。
金堂の北東の方向、宝物館と亀井堂の中間あたり。


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こ、これにも無い。

しゃあないなあ。

地図上にお絵かき。手書きの矢印の先。
黒い四角いもの。描き足してみました。
他の案内図に、これ、無いでしょ?

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次の案内板。
これには、あ。あった!

四天王寺伽藍
















ちょっとわかんないか。
描いてみましょう。

BlogPaint














ココ、です。
他の案内板には、無かった小さな建物。
それ、これです。



牛王尊














牛王尊とある、小さなお堂。石神堂ともいうんです。
右上の屋根の横にある建物が宝物館です。なぜか、案内板から消されている、このお堂。

たまに、近所の人らしき、おばちゃんやお年寄りがこのお堂の前で手を合わせている姿を見かけますが、まあ、ほとんどの人は、あんまり注目せずに素通りすることでしょう。

ところが、私は以前、この牛王尊こそが「四天王寺で最も重要な神である」との、四天王寺の重要関係者からお聞きしたのです。そして、年に一度、このお堂の前で、四天王寺の全僧侶による祭祀が行われるが、これは仏教でも神道でもない、と。
ではなんなのか。
四天王寺の僧侶も、よくはわかっていない、らしい。

で、不思議、というより、なんか怪しくないですか?

四天王寺で最も重要な神とされながら、一般参拝者の案内板には、ほぼ、記されていない。
それも、確信犯的?
な〜んかあるな?
そう思いますな。

そもそも、牛王尊て、なに?
ですよね。

あ、私の著書を読んでいる人は、黙っててくださいね。コメント欄に書かないように。

結論じみたことをもう言ってしまいますが、
実はこれこそが、牛祭の祭神、摩多羅神の正体なんですよ。









kaidanyawa at 00:11|PermalinkComments(1)

2017年10月20日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第五章

中山市朗です。

謎の「牛祭」。

不定期に連載しております。

京都市太秦の広隆寺で行われる奇祭の謎を追っています。
実は、この祭、日本建国に大きく関わる祭、だと私は推察しております。
ですから、不定期ながらも、そのことを知っていただくべく、書いております。
メンドクセー、
結論だけ言えよ、
という、イラチ、の方は、これを読めば万事解決?



でも、この本に載せていないことも、出てきます。

前回、この広隆寺と四天王寺は、聖徳太子でつながっていると書きました。
『日本書紀』には、聖徳太子が摂津国に四天王寺を建立したと書かれ、聖徳太子が持っていた尊き御仏を祀るために造られたのが、蜂岡寺、現在の広隆寺と書かれています。
聖徳太子が亡くなったとき、新羅から遣いが来て、仏像一体と金塔、舎利、大きな灌頂の旗一条、小さい旗十二条をたてまつり、仏像は蜂岡寺に、金塔、舎利、灌頂旗などは四天王寺に納められたとも『書紀』にあります。

実は、四天王寺建立にあたって、スポンサーとなったのは秦氏なんです。
建築にあたって必要な資材は、秦氏が山背国から運んできたといいます。大工や人夫といった労働力も秦氏が受け持ちました。もちろん技術も秦氏によるものでしょう。
だから、四天王寺は、広隆寺とともに、秦氏の寺であるといってもいいと思います。。

というのは、広隆寺と四天王寺には、もう一つ、秦氏と関係のある大きな共通点であるんです。
それは、伎楽です。

伎楽とは、中国大陸から伝えられた芸能です。
大きな仮面を被って踊ったそうです。セリフは無く、無言劇。もちろん当時の器楽による演奏がありました。
『書紀』によれば、欽明天皇の頃に和薬使主(やまとくすしのおみ)によって、伎楽調度一具が献上され、推古天皇20年に、今の奈良県桜井市で、百済の味摩之(みまし)によって少年たちに伎楽の舞を習わせたとあります。

その伎楽面ですが、このような形をしております。

酔胡徒面

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迦楼羅面
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こういう面を被って、どちらかというと、面白おかしく踊ったようです。
これを聖徳太子が奨励しました。
そして、四天王寺、蜂岡寺、橘寺に、伎楽を踊ったり演奏する楽人たちを置いたのです。
この伎楽を舞い、演奏した楽人は、秦氏だったんです。
四天王寺で舞われた天王寺流の舞楽を「秦姓の舞」と称し、天王寺方の楽人は「太秦」と名乗っていました。

太秦。
太秦とは、秦氏の首領の名称です。
首領の住んだ土地を、太秦と称したのです。
太秦と称した土地は、初代の太秦を称した酒公が住んだと思われる河内太秦(現・寝屋川市)と河勝が住んだ京都の太秦の二か所だけです。
天王寺方の楽人が、太秦を名乗った、ということは、これは秦河勝の直系であるということに他ありません。

一方、秦河勝の住んだ本拠地は、山背の太秦。
広隆寺のある今の京都市にある太秦です。
太秦の太秦寺(今の広隆寺と思われます)にも楽人は置かれていて、つまりは、四天王寺と太秦寺で、同じ伎楽が秦氏によって舞われたと、簡単に想像できましょう。

伎楽は、その後衰退し、現在はほぼ絶滅状態にありますが、仮面を被って舞う、という形式は、現在の能に継承されます。能は猿楽とも呼ばれました。
猿楽の始祖は、秦河勝とされています。
猿楽は、神の前で舞われたので、神楽とされましたが、「上宮太子、末代のため、神楽なりしを、<神>といふ文字の片を除けて、旁を残し給ふ。是日暦の<申>なるがゆえに<申楽>と名づく」と世阿弥が記した『風姿花伝』にあります。上宮太子とは聖徳太子のことなので、猿楽の起源は伎楽であると考えても間違いはないと思われます。
猿楽を今の能の様式に変革させたのは、その観阿弥、世阿弥親子とされますが、この親子も秦河勝の直系を名乗っていました。そしてこのころから、面白おかしい部分は狂言に、仮面をつけて荘厳に舞うことは能に受け継がれた、と考えられます。
ちなみに、1300年以上にわたって、雅楽を世襲した来たという東儀家は、正式には楽人というんだそうです。
元は天王寺方の楽人だそうで、やはり昔は太秦を名乗っていました。東儀家も秦河勝の血を引いている、ということになります。
東儀家によると、秦河勝の四男が秦東儀と名乗り、そこから始まったというんです。六男も秦東儀を名乗ったようですが、こちらは途中で安倍家と名を変えました。

このように、日本の古代の宮廷舞楽、音楽の祖は、秦河勝ということになり、その後ろ盾に聖徳太子がいたと考えられるわけです。


さて、ここで、整理。
四天王寺と太秦寺。ともに伎楽の楽人が置かれ、ともに秦河勝の直系がこれを取り仕切った。
伎楽は仮面劇であり、神前で舞われていた。

牛祭。
秦河勝が建立したという広隆寺で執り行われる。
祭は楽器が打ち鳴らされ、摩多羅神は、仮面をつけて現れる。

牛祭と伎楽。
なんか共通点ありそうですやん。



続く。





kaidanyawa at 00:28|PermalinkComments(4)

2017年10月19日

11月、12月のスケジュール

中山市朗です。

飛鳥昭雄











昨日は、12月16日(土)に、西浦和也さんをゲストに迎えての

★Dark  Night  Voi・24

中山市朗Dark Night公式サイト

のお知らせをいたしましたが、他のスケジュールも決まってまいりました。

まず、

★中山市朗・怪チャンネル
abemaTV FRESH! で配信中!
※お知らせ:10月29日の配信は中止となりました。

と、オフィスイチロウHPにありますが、正確に言うと、11月3日(祝)に配信日が変わるということです。
10月29日は『怪談の壇』第三壇が開催されることによるものです。

次回『中山市朗・怪チャンネル』は、11月3日(祝)21:00〜

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中山市朗・怪チャンネル


その、11月3日は、
★日本怪奇列島シリーズ

として、12:00開場、12:30開演によるロフトプラスワン・ウエストでの飛鳥昭雄さん主催のトークライブ。
私がこの日、ゲスト出演。

『中山市朗・怪チャンネル』は、この日は、飛鳥昭雄さんをゲストに招きます。

いつもとは一味違う番組となりそうですが、ライブでは呪詛、呪いについてのテーマをやりますので、アブない禁断の話が披露される……かも?

ロフトプラスワンWESTイベントページ

怪談の壇・第三壇

は10月29日。

中山市朗DarkNight公式HP

 
そして、

怪談の壇・第四壇

の日程が決まりました。

12月10日(日)

場所と開演時間はもう少しお待ちください。
この第四壇は、二部構成となります。
第一部は、いつも通りの、語りたいお客さんにどんどん出ていただきます。そしてMVPを一人、選出いたします。
第二部は、過去3回のMVPにも参加していただき、この日選出された4人で、MVP中のMVPを選出いたします。
些少ながら賞金も出ます。


『怪談の壇』の詳細は、近日オフィスイチロウのHP及び、このブログでお知らせします。

★プライベート怪談会

11月12日(日)の13:00からと16:00からの二部構成。
どちらか、あるいは両方とも参加は自由です。が、なぜかまだ、参加希望者がほとんどいません。
やっぱり時間帯が間違った?
この日は、21:00から『中山市朗・怪チャンネル』の生放送があります。
参加者のうち、希望される方がいれば、見学、あるいは出演もしていただきたいなと思っております。

まだ、こういう話題は早いかも知れませんが、
2018年の怪談界を、ともに盛り上げていきたいものです!

あ、忘年会!




kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(5)

2017年10月18日

Dark Night Vol.24 ゲストは西浦和さん!


中山市朗です。

昨夜、真代屋秀晃と久しぶりに一献。
ヤツの新作。



私の新作。

 






日本酒飲みすぎて、起きたら夕方4時でした。
まだ、ボ〜とした頭で、告知いたします。

★Dark  Night  Voi・24

 からのお知らせです。

12月16日土曜日

出演:中山市朗 MC:はるみ
ゲスト: 西浦和也
会場:道頓堀ZAZAHOUSE(大阪市中央区道頓堀1-7-21中座くいだおれビル地下1階)
時間:23:30開場 24:00開演(終演予定5:00)
料金:前売予約3500円 当日4000円(ご予約後、当日受付でのご精算となります)

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前売予約はTIGET特設ページにて承ります

予約確定メールのみ迷惑メールフォルダに振り分けられたり、受信拒否されてしまうケースがございますので、受信設定をご確認頂き、info@tiget.netからのメールを受信できるよう設定してください。



kaidanyawa at 16:36|PermalinkComments(8)

2017年10月17日

対談

中山市朗です。

私の怪談仲間の一人であります、大阪城天守閣館長(江戸時代なら、城代家老?)の北川央さんが、対談集を出版されました。

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大阪の歴史、文化、人間を愛する人なら、必需の書。
地域情報誌「うえまち」で連載されていたもの。
北川さんが、大阪に縁のある、作家や歌劇団女優、落語家、映画監督、宮司、歌舞伎役者、音楽家、漫画家から学者まで46人との対談集。もちろんテーマは大阪の歴史や芸能、職人の世界に及びます。
私との対談もあります。

『大阪城・大坂の陣・上町台地 北川央対談集』
地域情報誌『うえまち』編集/新風書房
ISBN9784882698609
定価¥1.620


さて、北川さんの凄いところは、その人脈。
大阪城天守閣館長という肩書が、それを作るのだとは思いますが、そういう人たちと積極的に関わり、大阪文化の発展、保存に寄与されようとする姿勢が、尊敬するところです。


よく私は作劇塾の講義や飲み会で、塾生たちに、仕事は人脈から来る、と言っています。
そうは言っても、デビューしないうちは、その言葉、ピンと来ないようでして。
なんか作家志望者って、籠って書いているイメージがありますが、実際そうですわ。そうでない人はうちになんか来ないですわな。
人に遭わずに人は書けないんですけどね。小説って人を書くものですからねえ。
小説でなくとも、作家とは人の真の姿を追い求め、人の生活や人生、その歴史、社会を書くものです。
人間に興味が無いとそれは書けない。
私が書き語る怪談も、人が見聞きし感じる感覚をどう再現するかが重要なんです。人がいるから、怪異があるわけですから。怪異の現象だけ書いても、なんにもおもろくない。

そら、書くという作業は籠ってするものですが。ずっと籠ってたんではね〜。

で、プロは書いたものを仕事にするわけです。
仕事はその人のつながりから来る。

凄い才能があって、すでに凄い作品を出しているのなら、仕事の依頼はどんどん来ますが、そうでないなら、やっぱり知っている人、どこかで縁のあった人からの依頼がまあほとんどでしょう。ま、作家の営業もそういう人のつながりを求めて行うものと言ってもいいでしょうし。

素人とプロの違いは、その人脈の違いだと思います。
プロの人には、やはりプロの人が繋がっている。繋がりはその仕事のパイをも拡大させます。
凄い人には凄い友人や知人がいる。これ、ホント。
それに、やっぱり凄い何かを成した人と会って、飲み交わしたり、話をするというのは、ドキドキワクワクしますやん。テンション上がりますやん。
そういう人って、いろんな人生におけるエピソードを持っていて、それは本で読むより生々しく、面白くて、感心させれるわけです。そういうエピソードを拾い集めるのも、作家の仕事。つまりそれが取材であるわけです。何もボイスレコーダーとメモ帳持ってインタビューすることが取材ではない。

でね、なんにも成していない人は、何もしていないから、大したエピソードが無いわけです。
そういう人との会話は面白くないわけです。
昨日見たテレビの話とか、ゲームの話とか、ネットで知った知識の話したって、おもんないですやん。同じ趣味を持った同じレベルの人なら、話も合うし盛り上がるかもしれないですけど。
でも、同じレベルの人と繋がることで満足しているのではアカン。
いわば、横のネットワーク。
それでは、成長はしない。作品に幅もでない。プロの作家への道は、遥かに遠い。
またそういう仲って、絶対くだらない優劣が発生している。ツマラン。
つまり、籠るってそういうこと。
おもんない人からは、おもんないものしか、出ない。
まあ、そんな人とはプロは会ってくれないし、会話も成り立たない。私だってそんな人とは5分もたない。

それを理解するかしないか。
デビューするっていうことは、プロと同等の立場になる、ということですから。
役者で言えば、舞台に上がると新人もベテランも無い。
何度も言う、デビューはできても、プロとして継続させることが大変とはそういうことなんです。

自分よりレベルが上の人と会ったり、話をしたり、ましてや仕事をする、ということは、自分のレベルをそこまで上げねばならない。そこに気づく。それが、プロへの近道なんです。
昔で言うと、弟子入りですね。
尊敬するプロ中のプロに弟子入りして、その師匠のレベルを目標に置いて、日々研鑽する。
私だってそうです。もっとレベルが上の人なんて、いっぱいいる。だからこそ、そういう人と、飲み交わしたいし、夢を語り合いたいし、できれば共に作品を作りたい。

籠ってる場合や無いんです。

というわけで、塾生たちには今後、塾にあるチャンスや人との繋がりを、ちゃんと理解し、利用しろとは言わない。そこにいる、話を聞くことが、重要。
これは、塾生たちだけではなく、籠りがちなクリエーター志望たちへの指南です。
老婆心ながら。



作劇塾は塾生を募集しております。
小説家、ライター、脚本家、放送作家志望者、および、な〜んかおもろいこと探したい、という人も歓迎。

http://officeichirou.com/?page_id=87









kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(4)

2017年10月16日

『中山市朗・怪チャンネル』今後の予定!

中山市朗です。

『中山市朗・怪チャンネル』、いかがでしたでしょうか?
第一怪を除いて、全怪ともに、トラブルが発生するわけでして。
それが、怪談を語ってクライマックスにかかると、妙な音が入ったり、画面がカクカクしたり、配信が停止したり。
はるみちゃんとの雑談や告知の場面では、トラブったことはない。
とすれば、怪談が起こす怪異か?

そこは、そういう番組だ、で楽しんでいただく大らかさが視聴者の皆さんにおありなのは、非常にありがたいことですが、こちらもプロ集団ですから。いずれ有料配信としなければならないし、そうなれば、ゲストを呼んだりロケをやったりもするわけで、やっぱりトラブルは禁物。
ということで、『中山市朗・怪チャンネル』第七怪配信前に、テスト配信をいたしました。

技術的なことをいいますと、使用しているカメラ、パソコンに問題はない。けっこう業界用の高スペックのものです。
配線にも問題ない。私の書斎の光ファイバー。
過去『我ら地下鉄探偵団』をはじめとして、数々の配信番組をここから配信しておりました。だから問題は無いはずなんですけど。
設定も、フレッシュのマニュアル通り。
フレッシュに問い合わせると、考えられるのは回線ではないかと。容量オーバーしているとか。
なので、今回は、バックに「山の牧場」や「市松ちゃん」を写していたクロマキーをやめてみました。
クロマキーは確かに容量を食うらしいです。
回線もハブをやめる。配信用と私とはるみちゃんが見るパソコンをハブにしていましたが、ハブはやめて、直接配信用のパソコンと繋いでみました。
技術的なことに関しては、これ以上のことはできません。これでもトラブルがあったら……。

怪異。

ですな。
ただ、一度、ジャンボフェリーさんの応接室から配信したことがありますが、この時もトラブルありましたからねえ。
で、配信。

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やっぱりありましたわ。
配信停止とまではいきませんでしたが、やはり怪談語りのクライマックス。出版社のIさんが、怪異が起こったライブ会場から、ひとり、深夜のタクシーに乗ったあたり。画面がカクカクとなったり、途切れたりしたようです。で、怪談が終わると、スムーズに……。
やっぱり不思議ですねえ。

内容は、先日『Dark Night in 名古屋』の夜に泊まった某ホテル501号室の怪?
また、『怪談三百物語』で語った「ノブヒロさん」のVTRの一部も紹介しております。
そして、以前「河内長野ラブリーホール」に現れた怪異の数々、これが東京での『新耳袋』トークへと飛び火します。そんな怪異談などを語っております。楽しくて怖い怪談番組です。
まだ観てない人は、ご覧あれ。今のところは無料で配信しております。

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中山市朗・怪チャンネル

さて、隔週日曜日の21時より、ameba FRESH! より配信しています、『中山市朗・怪チャンネル』。
今後の予定ですが、ちょっと変則配信となります。

本来なら、再来週の日曜日、10月29日(日)が配信日となりますが、この日は『怪談の壇』第三壇のライブがありますので、日程を変更し、11月3日(祝)の21:00からの配信といたします。
この日は昼間にロフトプラスワン・ウエストで飛鳥昭雄さんと『日本怪奇列島シリーズ』をやりますので、飛鳥昭雄さんをゲストに呼んでみようかと。日本の呪い、呪縛がテーマのトークライブの後なので、そんな話を飛鳥さんと。
ただ、まだ飛鳥さんに交渉していませんので、わかんないですけど。

ロフトプラスワンWESTイベントページ

続いて、11月12日が配信日となりますが、この日は午後からプライベート怪談会。
13:00時に始まって、16:00時より第二部。
19:00時に終了の予定ですが、もし、興味がおありなら参加者の方たちに残っていただいて、『怪チャンネル版』プライベート怪談会を開催してもいいかなと。
あるいは、希望者の方から何人かゲストに出ていただくとか。
まだ、参加意思をくださっている方が大変に少ないので、今は決められないのですが、どんどん参加していただきたいと思います。この日、参加くださった方は、怪談ずくめの一日になりそうですね。

どちらにしても、秋の怪談を大いに盛り上げたいと思っております。
皆様のご協力、どうかどうかお願いいたします。



kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(4)

2017年10月14日

から揚げ、焼き肉、ビール! そして怪談!

中山市朗です。

『気まま酒家』、終了しました。
そのつもりはなかったのですが、怪談に関する裏話。
次回放送、10月29日にも、怪談と話芸について語っております。
収録後は、参加者の皆さんと、例のごとく肉大会。
まずから揚げとビール!

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から揚げとウイスキー。

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そして焼肉!

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デザートは、ハーゲンダッツにゴディバをかけて。

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も〜食われへーん。

ところで、

元教え子の真代屋秀晃が、新刊を出しました。
『誰でもなれる!ラノベ主人公』
大阪日本橋を舞台にした、日常系魔術軍団ストーリー。
意外ですが、大阪日本橋を舞台にしたラノベなんて、あったっけ?

私にとっても、とても読みやすく、ノリにノッた小説です。
ぜひ、ご一読を。



なお、本日21:00より、
『中山市朗・怪チャンネル』配信です。

ライブ中にホントに起こった怪異談を語ります。
先日の名古屋公演、三百物語の報告なども。
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ブチッとフォロワー押してもらいますと、配信のお知らせが届きます。
アーカイブもすぐ観れます↓

https://freshlive.tv/ichiroukai







kaidanyawa at 19:17|PermalinkComments(2)

『中山市朗・怪チャンネル』からのお知らせ

中山市朗です。


本日14日は、22:00より『気まま酒家』。

テーマは未定。
ウイスキー飲んで酔っ払い談話。あんまり本気にせんように。
『気まま酒家』は、飲み屋という設定ですので、気楽に遊びに来てください。
酒、肴は持ち寄り散財。
最近は、焼き肉パーティの様相に。

参加希望者は、『気まま酒家』のDMか、info@officeichirou.comまで、ご一報を。
勝手知ったるという方は、勝手に来ていただいても結構です。

【放送URL】


明日、15日は『中山市朗・怪チャンネル』。

21:00より配信。
先日行いました『怪談三百物語』の模様、そして、過去、怪談ライブで実際に起こった怪異談を語ります。
いろいろありましたんや。
いわば私の体験談ともいえましょう。
あ、名古屋の某ホテル501号に泊まった時のエピソードも。
北野誠さんが、あまりに怪異に襲われるため、部屋を変えた、という曰く付きの部屋に泊って、定点カメラを仕掛けてきました。はたして……?

この番組、毎回トラブルが続き、前回はとうとう途中で放送中断となりました。
技術的に考えられることは全部洗い出し、今回はできる限りの対策をもって臨みます。
それでも、何かあれば……。

やっぱり、霊障?

司会はいつもの、はるみちゃんです。


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2017年10月13日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第四章

中山市朗です。

お待たせしました。「牛祭」の謎に迫る。第四弾です。

広隆寺で10月に行われていた奇祭「牛祭」。
今はもう執り行われていません。
ですから『京都魔界案内』で記録したこれらのVTRは、今となっては貴重な文化遺産の記録、じゃないでしょうか?
さて、祭りに関わっている関係者も「なんのこっちゃ、さっぱりわかりませんわ」と言いながら、しきたりに従って粛々と進行されておられました。

摩多羅神















さてさて、牛祭で勧請される、摩多羅神とは、なんでしょう?

ちょっとね、まずは、舞台となる広隆寺の歴史を調べてみましょう。
『日本書紀』に出てきます。
推古天皇11年(603)、聖徳太子が「私は尊き御仏を持っているが、誰かこれを拝みたてまつる者はいないか」と重臣たちに尋ねたところ、秦河勝が進み出て、「私めが」と、その仏のための蜂丘寺を造った。それが広隆寺であるとされるわけです。
聖徳太子が持っていた尊い御仏というのは、現在も広隆寺の霊宝殿に祀られる弥勒菩薩半跏思惟像のことのようです。国宝第一号の一つ。
これですな。

弥勒菩薩半跏
















もっとも、広隆寺が創建当時から太秦にあったのかは、不明とされます。
寺が建てられた時は、まだ平安京造営前。
現在は京都として栄えるこの土地も、1500年ほど前は原野だったようです。
巨大な扇状地の地形をした盆地は、農作物の耕作にはあまり適さなかったようです。水が先端部分へと流れ込んで、溜まれにくい。だから水田には適さない。しかし、扇状の先端部分は湧き水が豊富で、ここに、秦氏、八坂氏、粟田氏などが移住してきて、開拓を始めました。特に秦氏は、土木技術に長け、また農民の数も多かったことから、この土地を支配したと考えられます。
葛野の大堰といって、渡月橋から川底を見ると段差が設けてありますが、ああいうことは秦氏がやったんです。水を堰き止めたり、調節をしたりした。それで田畑ができだした。
ただ、秦氏がいるところに、必ず賀茂氏がいる。この関係に触れると、えらいことになりますから、今はスルーします。
そして、朝廷が、その盆地に平安京を造営して遷都をすることになります。この時、秦氏は土地を寄進し、資金を調達し、土木工事を引き受けます。この時、蜂丘寺は、現在の場所、太秦に移転したと考えられています。
まあ、よくわかっていないのは、文献が残っていないということ。
弘仁9年(818)の火災により、当寺の古記録は灰になってしまったからです。創建当時の伽藍もこの時消失。しかし、この弥勒菩薩半跏思惟像だけは、無事に今に伝えられています。

で、広隆寺は『上宮聖徳法王帝説』によりますと、聖徳太子七寺の一つ、とされています。

聖徳太子七寺とは、

法隆寺(斑鳩寺)
四天王寺(四天皇寺)
広隆寺(蜂丘寺)
中宮寺
橘寺
池尻寺(法起寺)
葛城寺

葛城寺は、廃寺。

実は、この七寺のうち、『日本書紀』に、聖徳太子との現実的な関係が記されるのは、四天王寺と広隆寺だけなんです。法隆寺の創建は『書紀』にも書かれていません。天智天皇の御代に全焼した、とは書かれていますが、それか゜『書紀』に初出なんですよ。
中宮寺の創建も曖昧なもので、池尻寺は太子の死後に創建。橘寺は用明天皇の別宮だったとされ、太子生誕の地という伝承もありますが、あくまで伝承。
しかし、四天王寺と広隆寺の二寺のみ、聖徳太子との縁がはっきりと記載さ;ているんです。
太子が亡くなった後に、新羅から遣いが来て、仏像や宝物などが朝廷に贈られ、仏像は広隆寺に、宝物は四天王寺に納められたと『書紀』は記します。
四天王寺と広隆寺。

そういえば、牛祭に、四天王というのが出てきますねえ。

そして四天王寺には、「牛王尊」という牛をお祭りした、お堂がある。

牛と四天王。

私ねえ、『京都魔界案内』をやっていた時は、この鬼の面を被った四天王のことが、よくわからなかったんですが、あれから18年。謎が解けたんです。
あの四天王は、四天王寺と関係してくるんです。
おそらくね、四天王寺でも、「牛祭」は行われていたのではなかろうかと。

今はそう思います。
だとすると、それは、秦氏の祭礼というよりも、聖徳太子の祭礼を意味することになります。
聖徳太子の祭礼?





続く。




kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(4)

2017年10月11日

夢を語れ!怪談も語れ!

中山市朗です。

『Dark Night』の名古屋公演、『怪談三百物語』も終わり、ちょっと解放された気分です。
今は、怪談ともオカルトや古代史とも違う企画の立ち上げ、企画書作成をやっております。
オフィスイチロウとしても、別に怪談、オカルトに特化した事務所ではない。
とにかく、文化的付加価値、おもろいエンタメ、新しいエンタメ配信や公開のシステム作りなどに私は大いに興味がありますので、これらの企画推進を考えております。
また、企画の素材となる貴重なもの、映像や資料がいっぱい書斎に眠っております。
ただね、手が足らん。
私の頭の中には、案はいっぱいあるんですが、これを営業し、システム化する技術者がいない。

ただ、約20数年、ずっと情熱をもってなんとか成就したかったある企画が、ようやく少しずつ動き出しました。
ま、成るまで相当の経費も掛かり、時間もかかるんですけどね。
しかし、夢を一つ一つ成就していくことは、何歳になってもええもんです。

これも、ずっと私が夢を語って来たから。

「夢を語れ」
いつも私が、塾生に言っていることです。

もちろん、怪談ライブもぬかりはありません。

皆さんにも語っていただくライブが控えています。

観客参加型怪談イベント「怪談の壇」10月29日日曜日 18:45〜
第三壇公演開催!

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詳しくはclick ↑

そして、なぜかまだ、参加者がほとんどいない、

★プライベート怪談会
11月12日(日) 中山市朗の書斎でプライベート怪談会を行います。
「深夜はちょっと……」という方のために、今回は昼と夜の二部制です。
第一部、13:00〜
第二部、16:00〜
両方参加もOKです。
参加条件は、「必ず1話、怪談を語ること」
※ネットや書籍、その他メディアで入手したものは禁止です。
参加ご希望の方は、お名前・人数(複数で来られる場合)・参加する部を、オフィスイチロウまでご連絡ください。
メール:info@officeichirou.com
電話:06-6264-0981

「プライベート怪談会」終了後は、おそらく『中山市朗・怪チャンネル』の収録日となりそうです。
そのまま見学、あるいは出演してもらうのもありかなと。
ご意見お聞かせください。

ちなみに、次回の『中山市朗・怪チャンネル』は、15日(日)
21:00〜

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そして、オフィスイチロウは、タレント志望、女性MCを応募中。
私のライブや配信番組、あるいは、新企画などに出ていただけるキャラクター、探しています。
同時に、作劇塾の塾生も募集中。
いろいろ学んでから、夢の成就、と言う人は、まずは塾から。

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あ、『中山市朗・怪チャンネル』の前日、14日は22:00〜
『気まま酒家』です。
参加者、上記メールか、『気まま酒家』DMへ。



kaidanyawa at 10:59|PermalinkComments(6)

2017年10月10日

『怪談三百物語』のこと。

中山市朗です。


『怪談三百物語』、第一夜終了。
用意した約50席も埋まって、感謝につきません。

今回も司会を務めてくれた、はるみちゃんと。
最近、なんか、怪談ライブの司会者として、人気上昇中です。

写真 2017-10-09 21 22 40




















私の語る怪談を映像収録し、残そうというプロジェクトです。後には、商品化を考えていますが、それはまだ先のことになりそうです。
私がホストとなる怪談ライブの多くは、『Dark Night』のように、ゲストを一人、あるいは二人を迎えて丁々発止するものがメインです。
打ち合わせはあまりせず、お客さんの層ゃ空気、雰囲気などを読み取りながら進行させます。そして、あくまでゲストの世界観を重視します。
もちろん私も、初語り怪談は必ず何話か用意しますし、画像を見せるコーナーなどあれば、事前打ち合わせをしていますが、ほとんどは、ゲストの語った怪談から、関連付けたり思い出したりした怪談を披露していきます。
これが流れとなって、長時間のライブを構成していきます。
ゲストさんも、相当の腕と、怪談の数のストックを求められます。
おかげさまで、大阪のお客さんの耳が大変に肥えてきております(笑)。

こういう怪談ライブは、緩急が必要なわけです。
『Dark Night』なんて、ほとんどがオールナイトですから、長時間となります。そうすると、怪談の合間に笑いを入れたり、怪談も、怖い話をどこで語って、軽い話や怖くはないが不思議な話を、どこで、どう披露するかということも、なんとかく頭に入れて語っていきます。
北野誠さんとの回が毎回好評なのは、この緩急、いわば緊張と緩和が巧く作用しているからです。
笑いは、桂枝雀さんのいうところの、緊張と緩和が必要なわけですね。いわば、枝雀理論によれば、人は緊張から解き放たれて緩和する。緩和とは笑いです。
怪談も同じ。緩和が崩れて緊張となる。緊張が、ゾッとする心持、「怖っ」と思う瞬間です。
誠さんは、これをわかっているから、私の怪談の後、笑いをとったり、緩和させるわけです。逆もしかり。

怖い、怖い、の連続では、長時間のライブはしんどいわけです。
いや、持たないんです。
映画『史上最大の作戦』でしたっけ。こんなセリフがあります。
「鉛筆も、削りすぎるとすぐ折やすくなる」

他の怪談ライブでは、数名の怪談師を揃えて話を競い合う形になることが多いわけで、そうなると、みんなが「怖いの」「怖いの」を語ろうとしてしまうわけです。それも一つの形ですが、オールナイトでこれをやると、きっとお客さんもしんどくなると思うんです。以前、吉田悠軌さんが「実話怪談とはエグいもの」と言った背景には、そういう語りライブの環境下での怪談語りがメインになったからだと、私は思うわけです。
怪談にもいろいろあるし、笑える怪異、なごんじゃう怪談だってありますからな。

ところで今回のライブは、2時間ながら、一人語り。それも、最初から語る話は告知していて、キッチリとそれを語る。これ、難しかったですねえ。
確かに『Dark Night』で、私の怪談独演怪をやったことがありますが。あれは語る話は決めず、司会者とのやり取りの中で展開させるものでした。
でも、今回は、初めて語る怪談を告知したわけです。
これ、お客さんの空気にあわせられない。それは無視して、用意した話しを淡々と語る。
しかも、照明を落として、お客さんに向かって(ほんとうはカメラがその向こうにあるわけですが)語る。
こちらからは、実は客席は真っ暗で、お客さんの表情は見えていないんです。で、笑いを起こす芸ではない。
し〜ん、とさせるのが、怪談の芸です。でも、話がツマラン場合も、し〜んとしますからな。
そういう空気を察知しならの語り。
しかも今回披露した『ノブヒロさん」は「続・ノブヒロさん」と合わせて90分近い語りですから、お客さんと合わなければ、あるいは語りに失敗すると、調整、軌道修正ができないから、お互い地獄を見る。どへっ!

そこが、演じていて、厳しいものがありました。まあ、いい修練となりました。
独演会をする落語家さんの心境が、わかったような気がします。

写真 2017-10-09 19 14 16





















でも、今回はアンケートの回収率が大変に高く、おおむね好評だったようで、まずはホッとしました。

写真 2017-10-09 21 23 05




















今回の『ノブヒロさん』は、『新耳袋・第七夜』に「縁にまつわる十四の話」として収録。
つまり、14話分を一話として語ったわけで、この分で行くと『三百物語』は実質、『四百、五百物語』のボリュームを持つことになりそうです。
この企画が成った時、怪談界は、もっともっと盛り上がっていると思います。
『怪談三百物語』では、一度語った怪談は、二度と語りません。
ちょっぴりストイックな感覚の怪談ライブとなりそうです。

『Dark Night』とは、また一味違った、中山市朗怪談を、これからもよろしくお願いいたします。


あと、297話!





kaidanyawa at 07:02|PermalinkComments(5)

2017年10月09日

大作怪談『ノブヒロさん』、『続・ノブヒロさん』

中山市朗です。

『怪談三百物語』、今夜です。

たった今、久しぶりの「ノブヒロさん」。再構成したものを一人で練習も兼ねて語ってみました。
1時間5分。
そして、初語り「続・ノブヒロさん」。
15分。
あわせて1時間20分の大作となりました。
上方落語の大作『らくだ』より長いです。

「そ〜れんや、そ〜れんや、らぁくだぁのそ〜れんや」
「めでたいこっちゃ」
大きな声を張り上げまして、日本橋の北詰を西へ。太衛門橋を渡りましたが、
「ちょっと待て」
「どないしたんや」
「なんや、棺桶軽なったな。らくだの死骸、どっかに落としたらしいで」
「ほんまやな。あっ、古い棺桶やさかい。底、抜けてるわ」
……。
ちなみにそうれんとは、葬礼のこと。
「らくだ」はどうでもええか。
「ノブヒロさん」でした。

以前、私が『Dark Night」で披露した「ゆうこ」という話(1時間35分)に次ぐ上演時間。
でも、『怪異実聞録・なまなりさん』は、語ったことは無いけれども、語ればゆうに3時間は超すでしょうね。

別に長けりゃいい、というもんでもないですが、こういう長い実話系怪談は珍しいし、語る場もないですからね。
今夜は、語る私も聞くお客さんも、ちょっと貴重な時間になるのでは、と思います。

映画化された『ノブヒロさん』。2006年劇場公開。
豊島圭介監督。


怪談新耳袋 劇場版 ノブヒロさん [DVD]
内山理名
キングレコード
2017-06-07







私が語る「ノブヒロさん」は、映画となった原型の話で、もちろん映画版は、映画ならではの演出、脚色はなされて別モノになっていわけですが、「続・ノブヒロさん」は、この映画と奇妙な形でリンクしてきます。

もちろん、私が語るのは、実話です。


本日19:00開演。トリイホール。


出演:中山市朗
司会:はるみ

詳しくは↓






kaidanyawa at 01:52|PermalinkComments(0)

2017年10月08日

名古屋公演、盛況に終わり、霊が出る部屋から……

中山市朗です。


名古屋から帰って参りました。


名古屋のお客さん、すっごく暖かくて、すっごく感謝しています。
200席近い椅子も空きが無し。
開演して、私が登場すると、すっごい拍手。それが鳴りやまない。
あんな拍手もらったの、生まれて初めてかも知れません。

北野誠さん。名古屋ではラジオ番組の帯のレギュラーで、もう名古屋ではすっかりおなじみ。
あ、CBCラジオ様。お花、ありがとうございました。

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名古屋での「Dark Night」は2回目。
時間帯が違うということもあるのでしょうが、大阪と違って、若い女性やカップルが目立ちました。で、ステージから感じたのは、大阪では「さあ、次はどんな怪談だ」と待っている雰囲気。名古屋は、ちょっと珍しいもんを観ているという雰囲気。
やっぱり名古屋では、怪談に限らず、こういうトーク・イベントを会場で聞く、という文化が無いようで、「へー、こんなんあるんや」みたいな感じで。でも、感触はよかったので、これは続けて行って、なんとか文化にしていきたいなあと。

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満員御礼!


内容は、前回の名古屋公演でも話した「山の牧場」の最新情報。先月24日に潜入しましたからな。
撮った写真を元に、何を見て、何が変化していて、何が起こったかの詳細を。
そして、今のところ『中山市朗・怪チャンネル』のみで公開している、私の「触り」にふれた写真を。
あきません。
『新耳袋』で封印していた、触り、祟り、呪いの話。
『怪異実聞録・なまなりさん』ではあえて挑戦し、無事生き残った私も、今回でその恐ろしさを知りました。
もちろん、イベントでは「触り」の話はしませんでしたよ。
私だけじゃなく、これはもう、誠さんやお客さんに行くかも知れない……。
披露した写真、誠氏もビックリ。
「おお、中山さんもついに撮れたか。これで、オレらの仲間入りや」。


そのほか、私は誠さんが聞きたいというリクエストに応えて、京都の怪談和尚・三木大雲さんと、恐怖スポットに取材に行った話や、死人が何かをするという、怪奇な話などを披露。誠さんも、最近ゴルフ場で恐ろしい体験をしたようで、そんな話や、タニシくんや『お前ら行くな」の最新情報などなど。
緩と急。誠さんとは、ほんとうにやりやすい、というか、ラク。
ラク、いうのも変ですけど。
司会のはるみちゃんのリアクションや、たまにトンチンカンな言動を発するところなどは、お客さんには新鮮じゃなかったでしょうか。

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イベント後の物販も盛況。『怪談狩り・禍々しい家』は、即完売。
「毎月でもやってほしい」なんて声もありましたが、それは無理。
でも、誠さんやうちのスタッフたちと、来年以降は年一度は絶対に開催することを確認。
盛況がつづくなら、二回、三回、と増やしていこうと思います。

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打ち上げは、誠さん、おすすめのお店で。焼酎が旨かった。
柄杓ですくう焼酎いうのがね、珍しかったですわ。
ところで、うちの技術のとっさん。
「最近こんなことがあって……」なんて話していると、誠さん。
虫が、とにかく、いると。
「こんな虫、ちゃう?」と誠さん。
「そうです」
「こうこう、こういう状態やろ」
「そ、そうです」
どうもそれ、たどっていくと、高松でとっさんが、黒服の幽霊を見てからのことらしい。
「それ、ヤバイ状態やで。とりあえず神社行って、お札もらっとこ」やて。
『中山市朗・怪チャンネル』で続いているトラブルは、とっさんのせいだった?

ところで、この夜泊ったのが、名古屋市内の某ホテル。
501号。
誠さんが泊っていて、何度も怪異に襲われたといういわくの部屋。
ここに泊まっていた客が、フロントに説明を求めているのも誠さんは聞いていたらしい。
「夜中に女の悲鳴が聞こえてたけど、あそこ、なんかおるんかあ」
「あの、さして、そのような苦情は、聞いておりません」
誠さんは「さして」て。だいたい俺が苦情言うてるがな。と。

その部屋から、まずはツイキャス配信。
ところが、中村壮快くんがカメラを持って、撮影しようとした瞬間。部屋の電気が消えた。で、すぐ復活。
カード式の部屋。
そんなこと、ある?
続いて、とっさん。
501とあるドアを開けて、中へ、という動画を撮ろうと、501の札を撮ろうとした瞬間、エラー。
中に入って撮ろうとしても、エラー。
「なんか、この部屋、もう起こってますよ!」

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ツイキャス配信していると、リスナーから、定点カメラはしないの?
という書き込み。
やりまんがな。
ということで、定点カメラを私の部屋に設置。寝ている私が朝まで記録されました。
中山タニシ、の状態?

で、夜中、なにがあったのか?

それは、明日の「怪談・三百物語」で。

明日、19:00開演。

「15日に行きます」「ノブヒロさん」「続・ノブヒロさん」
「続・ノブヒロさん」は、初公開。

出演:中山市朗



では、明日。







kaidanyawa at 15:21|PermalinkComments(2)

薔薇戦争からチャールトン・ヘストン

中山市朗です。

ただいま、名古屋。
おそらく今は打ち上げ中!
おそらく、というのは、これは予約投稿。
なんにも書かないよりは、なんか書こうかと。

そういえば、塾生の東野くんがつぶやいた、ツイッター。


中山市朗・作劇塾 公式ツイッター
          

薔薇戦争→黄巾の乱→バート・ランカスター→ビスコンティ→チャールトン・ヘストン。飲み会の話題の変遷。(塾生・東野)


どういう流れ?
と疑問の方も。

飲み会の話題。

なぜか話が戦争の話に。
私は、ミッドウェイ海戦について語ろうとした途端、
塾生K「薔薇戦争!」
私「唐突やな。その発想はなに?  じゃ、薔薇って、漢字で書けるか?」
塾生K「書けるわけないじゃないですか! じゃ、黄巾の乱」
私「言やええもんちゃう。なら、薔薇戦争はどういう戦争で、黄巾の乱はどういう戦争や?」
塾生K「それはですねえ、モゴモゴ……」
塾生F「薔薇戦争は、百年戦争の後、イングランドで起こった、ランカスター家とヨーク家の間で……(スマホを見ながら)
塾生K「おおっ、バート・ランカスター!」
私「関係ないわ。じゃ、バート・ランカスターが出た映画10本を言ってみろ」
塾生T「『スパルカス』」
私「それ、カーク・ダグラス。『OK牧場の決闘』で共演しとる。観てない?」
塾生K「ガッツ石松のイメージがあるんで、観てません」
私「どんな理由や。さあ、10本!」
塾生K「えっと、えっと……」
私「ビスコンティの映画に出てたぞ」
塾生K「……」
私「ビスコンティ。知らん? 『山猫』『家族の肖像』」
塾生K「『山猫は眠らない』は見ました!」
私「全然ちゃうわ。さあ、バート・ランカスター、10本」
塾生K「あっ、『猿の惑星』!」
私「それ、チャールトン・ヘストン」
塾生K「『ベン・ハー』!」
私「それもヘストン!。なら、チャールトン・ヘストン主演の10本は?」
塾生K「まあまあ、センセ。カタいこと言わずに、飲みましょうよ」
私「うん?オレ、 カタいこと言うてる?」

すんまへん。内容の無い飲み会で。まあ、毎度こんなレベルですわ。
はは〜、しゃいなら〜。

参考までに。
 
『猿の惑星』のチャールトン・ヘストン

ヘストン2







『OK牧場の決闘』のバート・ランカスター、カーク・ダグラス

ランカスター















kaidanyawa at 00:30|PermalinkComments(2)

2017年10月07日

ノブヒロの復活

中山市朗です。

「太秦・牛祭の謎に迫る・第四章」は、怪談ライブが終わるまでお待ちください。
古代史ものはね、お仕事の原稿を書くのと同じエネルギーが必要とされますんで。
ええかげんなことも書けないから、参考文献をもう一回紐解いたり。

今は、「怪談・三百物語」で久しぶりに語る「ノブヒロさん」の復元作業と、本日、名古屋で披露する予定の写真などの整理、話の準備(準備通りに行ったことは無いですが、一応ね)、それに塾、現在飲み会中。

さて、「ノブヒロさん」。
これ、十数年ぶりに語りますが、一筋縄ではいかない話です。
まずは『新耳袋・第七夜』を読んで、大まかなストーリーを把握。
えっ、書いた人間が読み直すの? と思われるでしょうが、随分前に書きましたからね。忘れている部分もあるし、今思うと不確かなところや、なんでこんな書き方をしたんだろう、というところもある。
木原との共作でしたから、木原なりの解釈や表現もある。そこは、私流に変更することも必要。私が取材した話ですから。

アメリカの大作曲家で指揮者でもあった、レナード・バーンスタインが、自作の『ウエストサイド・ストーリー』の全曲演奏をレコーディングするというとき「僕は、ウエストサイド・ストーリーのスコアを読み込み、研究するところからはじめたんだが、難しい曲だね」と言っていました。それですわ。

取材テープを聞きなおすと、ちゃんとした話ではなく、エツコさんは思い出した話を断片的に話しています。それを時系列に並べて、関係性を持たせ、演出を加え、不明瞭なところは想像で埋めたり、当時、再取材もしていますので、それを参考にしています。
で、膨大な取材テープの中に、「エツコさん、後日談」というテープもあった。
最初の取材をして6年後の取材。
ちょうど、この話が『怪談新耳袋・ノブヒロさん』として映画化され、そのビデオをエツコさんに観てもらった直後の取材。
聞くと、これも断片的な話が語られて、何を話しているのかわからない。
だから、まとめられずにそのままになっていたんですが、聞き直して、断片を整理して、時系列に並べて、人物関係を整理してみると……。
これ、後日談として、ちゃんと怪談が成り立ちます。怖いですよ、これ。
しかも、ノブヒロさん。
亡くなって17年。
どうやら、まだ、エツコさんにまとわりついていた……。
怪談、にしては異色というか、ホラーに近い。
ただいま、話としてまとめていますが、まとめられるのか?
でも、なんとか9日の「怪談三百物語」で初披露してみたいと思います。


ちゃんと語り芸となったなら、『怪談狩り』にも書けるなあ。




kaidanyawa at 01:00|PermalinkComments(2)

2017年10月06日

てのひら怪談からのお知らせ

中山市朗です。

『太秦・牛祭の謎に迫る! 第四章』は、本日は休載。

告知があります。

第三回・大阪てのひら怪談からのお知らせです。

大阪をテーマとした怪談を募集しています。
800字の怪談。
昨年は、審査員満場一致で、うちの塾生、中野笑理子が大賞を受賞いたしました。
今年も、もう投稿した塾生がいるようですが、このブログをお読みの方たちも、どんどん投稿していただければ、私も嬉しく思います。
プロ、アマ、問いません。


大阪手のひら怪談。
詳しくは、

http://osakakwaidan.hatenablog.com/

締め切りは2017年11月30日23:59送信まで。


そして、明日(7日)は『中山市朗・Dark Night in 名古屋』
ゲストは北野誠さん。

17:00開場 17:30開演(20:45終演予定)
電気文化会館 5階

前売3500

先月9月23日に潜入した「山の牧場」。最新情報と、現場の写真も初公開!
もちろん、語り怪談もたっぷりとお送りいたします。

10月9日(祝)は、『怪談三百物語』

中山市朗が、今まで語った怪談の中から三百話を厳選し、動画に保存する会。
第一夜のこの日は「15日に行きます」と「ノブヒロさん」他。
「ノブヒロ」さんは、現在、当時取材したテープを聞きなおしながら再構成中。『新耳袋』には書かなかった後日談を取材したテープもあるんです。これ、ちょっと、語っていいのか。
ノブヒロさん、まだ生きていた……。

出演:中山市朗

会場:トリイホール(大阪市中央区千日前1−7−11上方ビル4階)
時間:18:30開場 19:00開演(終演予定21:00)
料金:前売予約2500円 当日3000円

それから、まだ参加希望者が一人もいない(行きたい、調整中という声は聞いていますが)
プライベート怪談会。

11月12日(日) 中山市朗の書斎で。
「深夜はちょっと……」という方のために、今回は昼と夜の二部制です。
第一部、13:00〜
第二部、16:00〜
両方参加もOKです。
参加条件は、「必ず1話、怪談を語ること」
※ネットや書籍、その他メディアで入手したものは禁止です。
参加ご希望の方は、お名前・人数(複数で来られる場合)・参加する部を、オフィスイチロウまでご連絡ください。
メール:info@officeichirou.com
電話:06-6264-0981

書くも怪談。
聞くのも怪談。
語るも怪談。

いつも聞いているだけの、あなた。
ちょっと書いてみるか、語ってみるか、しない?

怪談の楽しみが数倍広がりますよ!



kaidanyawa at 01:19|PermalinkComments(6)

2017年10月05日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第三章

中山市朗です。


1999年に行われた、京都太秦の「牛祭」のドキュメント。
CS京都『京都魔界案内』より。

牛祭は、夜のお祭りでございまして。
不思議やな、と思ったのは、普通祭って、屋台のお店なんかが参道に並んだりして、賑わいをみせるものですが、この祭りはそういうものが、一切ない。
牛祭開始前、夜の7時も過ぎると、広隆寺内には、祭壇が組んであって、その前に赤々と燃える焚火があるんですが、それ以外に明かりはほとんどありません。ですから境内は暗くて怖いくらいです。
闇、というのが、この祭りには重要なアイテムなんでしょうか。

そんな境内に、そろそろ人も集まってきました。
地元の人たちがほとんどだと思われますが、『ムー』とか『歴史読本』なんかを読んで来た、という好事家の人たちにも巡り合いました。我々も、牛祭本番前の様子をビデオカメラで撮っていると……。

作家の京極夏彦さんと遭遇。
実はこの時お会いしたのが初めてだったんです。なんか、レポートする私の真後ろにいて、カメラマンが見つけた。京極さんは『新耳袋』の大ファンだということを聞いていたので、声をかけてみると「やっぱりそうだ。どっかで見た顔かだなあ、誰だったっけと思ってたんですよ」と、緊急のインタビューに出ていただきました。

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「摩多羅神に、非常に興味があって、あんまり僕、取材はしないんだけど、来ちゃいました」とか。
この後、京極さんとは「怪談之怪」を結成したり、文庫版『新耳袋』の口上を書いてもらったり、いろいろ縁ができました。塾生たちが出した本の帯にも、コメントをいただいたり。

そしたらもうひとり、発見。桂小米朝さん。今は五代目桂米團治師匠。
小米朝さんは、古代史大好き、ということで、当時古代史トークを一緒にやっていて、牛祭に誘ってみたら、ほんまに来てはった。もちろん、番組に出てもらいました。

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さて、小米朝さんが持っている、お面。摩多羅神の顔です。
これは、明治20年に復活してこういうデザインになったといいます。
もともとは、どんなお面だったのでしょう。

調べてみますと、安土桃山時代の、摩多羅神のお面というものが、奈良県桜井市の談山神社にあります。
常行堂の面箱に納められていた摩多羅神面。

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伎楽面ですよね、これ。

これ、牛祭解読の大きなヒント、であります。覚えておきましょう。
さて、牛祭本番。
境内では、少年たちが鉦や太鼓を打ち鳴らし、摩多羅神と四天王寺役の人たちがスタンバっております。
四天王というのは、赤鬼の面が二人、青鬼の面が二人。
摩多羅神に付き従います。
摩多羅神と四天王の関係?
やっぱり誰も「わかりませんわ」とのこと。

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表に出た摩多羅神。広隆寺の管主さんから、念仏を唱えられ、牛に乗せられると、広隆寺を一旦出て行きます。

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太秦の町中を練り歩く、摩多羅神と四天王。町役の人たちに守護されるような、行列を成しておりました。
『俳諧歳時記』によりますと、その編成は、次のごとく。

棒持2人、各町提灯13人、囃方6人、箱提灯2人、神事奉行4人、若党、松明2人、そして四天王。
松明、摩多羅神、牛役、牛肝煎、箱提灯、各1人。

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で、町を一周すると、いつも閉まっている広隆寺の東門が開いていまして、そこから牛に乗った摩多羅神が入ってくるんです。この東門から入る。これがね、重要ポイント。
そういえば、東門の延長上に、大酒神社、木嶋神社があるんです。

さて、境内に入った摩多羅神一行は、祭壇と赤々と燃えている焚火の周りを一周します。
祭壇は、境内の薬師堂の前に位置しています。
そして牛から降りると、摩多羅神は四天王を引き連れて祭壇へ上がり、謎の祭文を読み上げます。


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延々、40分ほど。
ま、読んでいる本人たちが「なんやわからん」言うてるわけですが。
祭文、私、手に入れましたが、国家安全、五穀豊穣、魔障退散といった内容。いろんな神様の名前が出てきますが、その趣旨は、摩多羅神を勧請させることのようなんですね。
でも、摩多羅神の勧請を、摩多羅神自らが唱える。ここ、当時見ていて私が奇異に感じたことでした。
また、「牛、どこ行った?」
牛祭、なんですよ。主役は牛。
でも、メインイベントである祭文のシーンには、牛はいない。
それとね、境内の見物客からはヤジが飛ぶ。昔は投石があったりしたらしいですが、さすがにこれは、警備がついていて、注意されるらしい。でも、異端の神様、みたいな扱いですな。
で、祭文が読み終わると、摩多羅神と四天王は、逃げるように薬師堂へと入っていきます。

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終わり。


なんだこの祭りは?

だから奇祭なんですね。

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番組でも小米朝さんと「けっきょくこれは、なんだったんだろう?」と。

18年前の「牛祭」ドキュメント。これ、私の中でこの経験と取材が大きな財産になりました。そして、聖徳太子の研究を続けているうちに、聖徳太子の正体を知るには、この牛祭を見逃してはならない、と思うに至りました。
で、それは、天皇という存在に大きく関わってきます。


ヒントは、秦河勝と、四天王。そして、広隆寺に祀られる弥勒菩薩半跏思惟像。

四天王といえば、聖徳太子が建立したという四天王寺が、大阪にありますよ、ね?



続く。





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2017年10月04日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第二章

中山市朗です。

1999年制作『京都魔界案内』を元に、京都太秦・牛祭の謎を追う。

牛祭の謎について、改めて。

〇祭の起源が不明
〇摩多羅神が何の神様なのか正体が不明
〇広隆寺の神なのか? 大酒神社、木嶋神社、いずれの神なのか?
〇摩多羅神は不思議な面をつけて登場する
〇読まれる祭文の意味が不明
〇祭神に向かって周りの客から罵声や投石がある(異端の神か?)
〇牛の謎

牛の謎というのは、確かに摩多羅神は牛にまたがって、広隆寺内に入ってくるのですが、神事のときにはもういなくなっているんです。どこ行った? 牛。

起源については、文献によりますと長和元年(1012)9月11日、恵心僧都により、国家安全、五穀豊穣、魔界退散などの御祈祷法会として始まった、とされています。恵心僧都は、日本の浄土教の祖といわれています。
が、
どうもねえ。これ、仏教の法会ではない。摩多羅神もなんなのか。
広隆寺の管主さんも「うちの神様ではないかも」なんておっしゃっていましたしね。

摩多羅神も、林羅林『本朝神社考』によりますと、最澄が唐に赴いた時、青龍寺の守護神として現れたのが最初とあります。
そして、その弟子、慈覚大師が唐から帰朝の際、船に現れたので、それを比叡山の常行堂に勧請した、と、これは『常行堂摩多羅神事』にそう書いてあります。
この神様が、長和元年に、恵心僧都の夢中に出現し、広隆寺の阿弥陀如来の守護神とせよ、とお告げがあり、広隆寺に祀られたというのですが、もともとこれは、広隆寺の造営者、秦河勝の祭礼神とも、酒公の祭礼神であったともいわれ、得体はしれません。
で、広隆寺の管主さんは「この神様は、木嶋さんの神様だったのかも知れない」とインタビューでおっしゃった。

実と言うと、摩多羅神と四天王役の五人の男性は、祭りの始まる一か月前から精進に入り、祭りの十日前には、木嶋神社の元糾の池で、禊をする、といいます。あの三柱神社のある池ですね。
そして、摩多羅神の不思議なお面も、木嶋神社の宮司さんが手作りされるらしい。

ただですね。
この祭は、明治維新後一旦途絶えたんですね。それを富岡鉄斎が、明治20年に復興したんです。
富岡鉄斎、有名な画伯であり、儒学者。石神神宮や大鳥神社などの神官も務めた人です。
「この祭は、このままなくしてはならない」と。
この時、今の形態となったようで、それ以前のことは、、これもみなさん、わからない、と。

絵図なんかには、このように描かれます。
お面も違うし、牛に後ろ向きに乗っている?
『都名所図会』より。

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お面の形は、どうやら、今のものとは違うのは、鉄斎画伯が大津絵の技法によって、ちょっとユーモラスなものにしたのではないかと。これは番組に出てもらった、京都ウォッチャー・佐々木昇さんの調査によるもの。

摩多羅神の正体を追って、『京都魔界案内』。
番組では、助っ人に、太秦生まれの太秦育ち。古代史ジャーナリストの丘真奈美さんを。
まずは大酒神社に。
大酒神社は広隆寺の東側に位置する、秦酒公を祭る小さな神社。元は広隆寺の守護者として境内にあったと思われます。おおさけ、は大避でもあり、秦河勝を祭った大避神社が兵庫県の赤穂にあります。
また、大闢とも表記し、それは、ダビデである、という指摘も?

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大酒神社の由緒書きを読みながら、摩多羅神について考察。
「京都三大奇祭のひとつである牛祭りは、以前広隆寺の伽藍神であった時の当社の祭礼である」
と、由緒書きにある。
ということは、大酒神社の神様でもある?

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とすれば、秦氏の神様、という可能性が出てくるわけです。
で、木嶋(このしま)神社に。
木嶋坐天照御魂神社。蚕の社、とも呼ばれています。養蚕の神様にもかかってくる。
で、木嶋神社の宮司さんにインタビュー。
神服宮司。神服と書いて、はっとり。秦氏です。

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「牛祭は、仏教ではなく、神道、神事によって執り行われる」とおっしゃいました。
その神事が、お寺で行われる。これ、不思議ですよ。
もっとも、明治の神仏分離以前は、広隆寺と木嶋神社は、一体ではなかったのか、とも。
でもね、だったら牛祭は広隆寺ではなく、木嶋神社で行われることになったはず。でも、広隆寺で行うことが重要だと、鉄斎画伯や関係者は思ったのでしょう。また、ずっと広隆寺で行われて来た伝統祭でもあったんでしょう。

ただ、主役の摩多羅神の正体、とか、祭りと秦氏との関係といったことは、さっぱりわからない、と、宮司さんも首をひねります。
そして、明治以前の牛祭は、文献等に残っているものを参考にしているが、不明、わからないことが多いと言います。
「まあ、わからないから、皆さん興味を持たれるわけです」と宮司さん。

どうも、牛祭を執り行っていた人たちは、口をそろえて「よくわからない」と、これが統一見解。
まあ、わかってて言えないこともあるのかも知れませんけど。

さて、牛祭は、夜のお祭り。

夜を待ちました。
そして。

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続く







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2017年10月03日

太秦・牛祭の謎に迫る! 第一章

中山市朗です。

先日、ある企画の相談にと、ウェイブデザイナーのO氏にオフィスに来てもらい、ちょっと具現化したらおもろいことになるぞという仕事の話を。
と、話は拙書『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ』の話に。
この本では、秦氏、とりわけ牛祭りについて詳しく言及しています。




で、牛祭りの話がO氏から出たので、「牛祭、観る?」と、もう十数年行われていない、京都三大奇祭の一つ、太秦広隆寺で行われていた「牛祭・ドキュメント」を鑑賞。
牛祭をここまで克明に取材し、その謎を追った動画は、おそらくこのドキュメントだけでしょう。
1999年10月に行われた「牛祭」の全貌。

これは、CS京都チャンネルにて放送され、関西テレビでも深夜に放送されました。
番組名は『京都魔界案内』
企画、構成、ナビゲーターは、私。
この番組では他にも「太秦と秦氏」「下鴨、上賀茂神社」「京都御所と鬼門封じ」「伏見稲荷の謎」「晴明と陰陽師」など、雅の京都の裏の歴史を提示。四天王寺や丹後半島の籠神社、赤穂の大避神社、寝屋川の太秦などを取材しましたな。これらの取材実績は、私の古代史探求の大きな元となっております。特に「牛祭」の全貌は拙書『捜聖記』に書いております。ただいま、絶版。
う〜ん。

捜聖記 (文芸シリーズ)
中山 市朗
角川書店
2001-12


さあて、古代史のミステリー、秦氏の謎を追っている皆々様。
今一度、『京都魔界案内』で「牛祭」を追体験してみましょう。動画アップは著作権違法だから、スチールでね。

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製作は私が設立した「オカルト工房」と関西テレビ。「オカルト工房」は今のオフィスイチロウですな。
関西テレビは内容に関してはノータッチ。しかもノン・スポンサー。CS京都は有料チャンネルでしたから、関西テレビはそこから収益を出していたわけです。ですから、タブーは無い、という番組。
ただ、「天皇を揶揄するようなことだけはしてくれるな」という関西テレビからの唯一の要請。

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1999年の私。
えっ、若い?
あたりまえですがな。この年生まれた赤ちゃん。もう大学生、でっせ。

まずは私の書斎から。太秦とは、秦氏とは、という問題提起。

牛祭は、実は秦氏の謎を追うにあたって、非常に重要なものがあります。
古代の日本列島に、渡来人秦はあちこち散らばり、農耕や養蚕、土木建築や酒造りなどに従事し、大和朝廷のGNPを大きく押し上げました。その秦氏の首領が太秦、と呼ばれたんですね。
初代太秦が、秦酒公。雄略天皇の時代です。
聖徳太子の時代の秦の首領が河勝。酒公の頃は、太秦の住む本拠地は現在の寝屋川にありまして、太秦という名は残っております。河内太秦、と私は呼んでおります。
ここにも『京都魔界案内』で、取材ロケをしましたな。
このころ、地元の人たち以外、ほとんどの人が、河内太秦を知らなかったんですよ。
秦氏について書かれた書物にも、河内太秦のことはほとんど出てこなかったんですよ。
河勝の時代になって、現在の京都、葛野に移り住んだと思われます。そのころから、牛祭は執り行われていたであろう、とは私の説。なぜなら、河内太秦にも古代から、牛祭は行われていたという痕跡があるからです。

牛祭の祭神は、摩多羅神(またらしん)といいます。これが何の神様なのか、謎、でありまして。
しかしこの神様、この時はわからなかったんですが、天皇の重大な祭事に関わるんです。
それはおそらく、聖徳太子と秦河勝との関係が大きくかかわるようです。
そのことがはっきりわかったのは、最近のこと。『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ』を執筆するために調べていて、確信したのです。
この時は、まだ……。

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番組内では、「牛祭」の謎を提起。
さて、論より証拠、というわけで、番組では本番三日前の「牛祭」リハーサルへ。場所は広隆寺。

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座っているおじさんが、摩多羅神の役。立っている四人の男性が四天王の役を演じ、司馬遼太郎にして「意味不明」といわしめた、謎の祭文を読んでいます。
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祭文は、ちゃんとした日本語でした。ただ、確かに現代人からすれば、何が書いてあるのやら。そこに不思議な節をつけて読みますからな。
摩多羅神とは? 四天王とは?
聞いても誰も「さあ……わかりませんわ」ということでした。

では、と、広隆寺の管主さんに取材。
この管主さんが亡くなって、牛祭は中止。以後……。

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牛祭の舞台は、太秦・広隆寺。
聖徳太子・七寺のひとつで、創建者は秦河勝。
そこで管主さんに、いろいろ話を聞きましたが、「うちは学者さん泣かせでねえ。古い文献とかみな、燃えてしまいまして」。「(摩多羅神については)お寺に神様はおかしゅうございます。ですから、これは元々木嶋(このしま)さんの神様だったのでは……」とのこと。でも、何の神様なのか、秦氏とどう関係するのか。
管主さんもご存じない。
では、木嶋さんへ行こう。
ということで。

木嶋さん。
正式には木嶋坐天照御魂神社。
このしまにますあまてるみたま、と読みます。
この神社の名称。大変重要。
そしてそこは、あの謎の三柱鳥居のある神社です。

三柱鳥居・蚕の社 (2)













続く。





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2017年10月02日

『中山市朗・怪チャンネル』の怪!?

中山市朗です。


いや〜、もうねえ。ど〜したらええんでしょうね。
『中山市朗・怪チャンネル』の第六怪。
やっぱり途中から、配信が途絶えました。
演出でもヤラセでもなんでもありません。

アーカイブを聞きなおしてみたんですが、私のおばあちゃんの話の、いちばんのクライマックスで、異常が起こって、肝心なところで、完全に映像も音声も停止。
しかも、ブラックアウトした画面に、カチカチカチカチという不気味な音。
なんか、怖いですやん、その状況とあの音。なんなん、あの音?

あの音は、技術のとっさんが追及してみたんですが、まったく原因不明。なんの音かわからない。
でもねえ、怪異については懐疑的な立場にいると公言している私ですが、今回、亡くなったばあちゃんの話をしようとして、途中で記憶がなくなったんです。ぽんと、話の内容が脳内から消えた、と言う感覚。
はるみちゃんの助けで、なんとか思い出して、続けましたが、考えたらあそこからおかしい。
なんかあれ、コメントにもありましたが、おばあちゃんが、「あの話はせんといてくれ」と言っているようにも思えます。今思うと、ですよ。
で、話の中で、おばあちゃんが出てきたところで、配信不可に。
まあ、コメントでは、おばあちゃんのお叱り、とか、おばあちゃんお化け扱い、とか、ハイパーばあちゃん、なんて書き込みもありましたが、なんか原因は、おばあちゃんかも知れない、と、なんか私だけでなく、スタッフもね、そんなことを言い出して。

とは言うものの。
番組終了後、さすがにスタッフで原因追及と対策を話し合ったんです。
まず、とっさんも、いろいろお笑いのライブなどの配信はしているけれども、こんなことは起こらない。
起こったとしても、画面がカクカクしてくるとか、前兆がある。あるいは、音だけしない、映像だけ途切れる、はあるかもしれないが、同時と言うことはまず無い。
パソコンのスペックに問題はない。配線も問題ない。配信方法もマニュアル通り。
でも、毎回、こういったトラブルが起こる。起きることに法則性はない。同じ時間に起こるとか、同じことが起こるとか。でも、今回は、ブラックアウトした画面に、カチカチカチカチ、という時計のような音はなんだ?
ただ、配信トラブルの唯一の共通点は、いずれも怪談がクライマックスになると、途切れる、ということ。

ま、怪談を語る番組ですから、奇妙なことが起きる、としても、原因追及をして、対策を練らないとプロの仕事とはいえない。

次回の『中山市朗・怪チャンネル』は、何らかの対策を施します。
回線の負担を減らすように、接続しているパソコンを減らす、クロマキーもやらない。回線も変えてみる。
いろいろやってみます。
ある意見として、全然怪談と違う話。たとえば、壮快君がパチンコで負けた話を延々してみたら、という案もでましたが、これじゃあ放送自体にトラブルが無かったとしても『怪』チャンネルでなくなりますから。
視聴者の皆さんから大ひんしゅくとバッシングが起こるやろうなと。まあ、冗談ですよ。
でも、そんな話題が出るほど、いろいろ話し合ったんです。とにかく次回は、技術的にやれることはみなやってみます。
また、flashにも問い合わせてみます。それでも改善されなかったら。

諦めましょう。
それは、確実に、怪異です。

そういえば、以前の『中山市朗・怪チャンネル』でも話したように、私が放送作家氏とて同時期に関わっていた二つのテレビ番組、『恐怖の百物語』と『爆笑BOOING』を思い出します。
隔週土曜日で収録日が重なっていて、午後から大阪府箕面のスタジオで『恐怖の百物語』の収録。本番中、ノイズは入る、スタジオに原因不明の音が響く、機会トラブルが起こる……。
夕方から、大阪の関西テレビの近くのスタジオで『爆笑BOOING』の収録。トラブルはほとんどない。

これは、たまたまだったのか、スタジオやクルーの違いなのか?
やっぱり、怪談番組は怪異を呼ぶのか?









kaidanyawa at 00:46|PermalinkComments(6)

2017年10月01日

本日『中山市朗・怪チャンネル』配信です。

中山市朗です。

本日21:00より、『中山市朗・怪チャンネル』の配信です。

今回は二部構成。
前半、20分くらいは、先日行った「山の牧場」のレポート。
同行したcainさんに出演していただきます。
あの日、我々は何を見たのか?
何に遭遇したのか?
山の牧場の最新の姿に迫ります。

「山の牧場」のドキュメント映像はただいま編集中。
いずれ特別番組として配信いたします。

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後半は、はるみさんにバトンタッチ。
いつもの怪談を、お楽しみいただきます。


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ブチッとフォロワー押してもらいますと、配信のお知らせが届きます。

https://freshlive.tv/ichiroukai

さて、もう10月となりましたねえ。早いですな〜。

秋の中山市朗のスケジュールをまとめて。

★DarkNight 名古屋

10月7日 17:30開演 電気文化会館5Fイベントホール
ゲスト:北野誠
詳細・ご予約は下記のリンク先
中山市朗・DarkNight公式サイト

北野誠













★中山市朗・三百物語

10月9日(土) トリイホール。開演19:00〜

これまで中山市朗が語ってきた怪談を三百題選び抜き、その語りを撮影と同時にトークライブとするこのイベント。

 第一夜は、『15日に行きます』と『ノブヒロさん』
大作『ノブヒロさん』は初語りに近いかな?
その他は当日のお楽しみ!
詳細・ご予約は、下記のリンク先から、『怪談 三百物語』をご覧ください。
中山市朗DarkNight公式HP

★怪談の壇・第三壇

10月29日(祝) 千日亭 18:45〜
怪談を聴くだけではなく語りたい、という方々のための、参加型怪談イベントです。
毎回MVPが決定し、年末にはチャンピオン大会も開催予定。
詳細・ご予約は、下記のリンク先から、『怪談の壇』をご覧ください。
中山市朗DarkNight公式HP

★日本怪奇列島シリーズ

11月3日 ロフトプラスワンWEST。
12:30〜

飛鳥昭雄さんのトークライブにゲスト出演。
日本怪奇列島シリーズ、その第一回!
日本は呪詛・呪縛大国だった!
果たしてどんな内容になるのか!?
詳細・ご予約は、下記のリンク先をご覧ください。
ロフトプラスワンWESTイベントページ

まあ、参考になりまへんが、当日客として行って、突如出ることになった前回の飛鳥さんとのイベントの模様。
日本怪奇列島シリーズは、もう少し、まじめに(?)にお送りします?

https://www.youtube.com/watch?v=eu1nP_bhcjw&feature=youtu.be

★プライベート怪談会

11月12日(日) 中山市朗の書斎でプライベート怪談会を行います。
「深夜はちょっと……」という方のために、今回は昼と夜の二部制です。
第一部、13:00〜
第二部、16:00〜
両方参加もOKです。
参加条件は、「必ず1話、怪談を語ること」
※ネットや書籍、その他メディアで入手したものはダメですよ。
ちょっとした不思議な話でもOK。
参加ご希望の方は、お名前・人数(複数で来られる場合)・参加する部を、オフィスイチロウまでご連絡ください。
メール:info@officeichirou.com
電話:06-6264-0981
参加費は無料です。

★中山市朗・作劇塾

毎週金曜日、19:00〜
楽しく、時には厳しく、毎回何かを発見!
作家養成塾。
入塾費1万円、月謝1万円。
問合せ
メール:info@officeichirou.com
電話:06-6264-0981




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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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