2017年12月

2017年12月31日

よいお年を〜

中山市朗です。


みなさま〜、よいお年を〜。

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kaidanyawa at 20:00|PermalinkComments(6)

2017年12月30日

恒例、大晦日の関東煮の宴

中山市朗です。


いよいよ明日は大晦日。


私の今年最後の催し。

年末の夜から年始の明けまでを、塾生、元教え子たちと祝う。

もちろんこれは、強制でもなんでもなく、でもいつの間にやら慣例化したものです。
ほんとは、元教え子や現塾生たちがもっと交流することが望ましいんですけど、こういう機会でも無ければ。
でも、最近は元教え子たちも成功していないと顔見世できないとか言って、参加も少なくなってきていますが、遠慮はいらないんですけどね。
そして、塾生以外の私のお客さん、仕事でつながった方も、来てくださっています。
まあ、作家志望や怪談好きが私の書斎に集まって、自由に語らい飲み、新しい年に願掛けできければいいですね。

ということで、私は朝からいつもの仕込み。
おでん、というよりこれは関東煮(かんとうだき)。
ゆで卵を大量に。
これから、じゃがいもの皮むき。

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いつもは串刺しの牛筋なんですが、今回は塊を用意しました。
ぼんぼん大鍋にほうりこみまっせ。
なんか焼いて食べたい。

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練り物も業務スーパーで大量に。

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いよいよ大鍋に放り込みます。
一晩グツグツ。

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明晩、訪問されるみなさんに振舞います。

いつも何人来るのかわからないんで、年によってはすごく余ったり、足らなかったこともありました。
年末、家族団らんで過ごす人、恋人や愛人(?)と過ごす人、初詣に出かける人。様々ですが、ちょっと寄ったろか、という方も歓迎します。
ただし、塾生、元教え子以外の方は、ご一報くださいませ。
言っておきますが、炊き出しではないですから。
19:00頃より開始。元日までやっています。何時に来て、何時に帰っても勝手です。



追伸です。
2012年1月5日のブログに「関東煮」に関する蘊蓄を書いております。
採録しますので、未読の方はお読みになって、正月早々「関東煮とおでん」についての蘊蓄を語って、イヤなヤツと思われてください。



おでんは本来、田楽のことを言ったそうでして、大阪では煮込みのものを「関東煮(かんとだき)」と言ったんです。関西では「う」を省略するんですね。
 田楽言うのは焼き豆腐に味噌をつけて焼いた、アレです。

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 これ、串刺しにして焼いたわけですが、これが田植えの前に歌と踊りで豊作を祈る田楽という田遊びで、棒に上って軽業のような芸が演じられたんですが、串の上に乗っている豆腐が、その形を思わせることからそう名づけられたらしいんです。

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この田楽という芸能は平安時代初期からあったものらしくて、これを当時の貴族たちが面白がって、京では宮中に呼んで演じさせたりしたのですが、やがてプロが出てきまして、「狂言」へと発達したといいます。で、芸能の田楽は滅んだんですが、食べ物の「田楽」はそのまま継承されたんですね。
 食べることに飽くなき挑戦を挑む庶民たちは、豆腐だけでなく、こんにゃくやら大根、里芋も使われるようになって、煮込む「田楽」も現われるわけです。
 上方では、煮込みには昆布だしで煮て、白味噌をつけて食べたようですが、醤油の醸造が盛んになった江戸では、濃い醤油のダシで甘辛く煮て、これが「おでん」になったんですね。御田楽、おでん、です。
 ただ、おでんが一般に広まったのは実は、江戸時代の末期、今のようなおでんとなったのは、明治になって。庶民の食べ物として特に東京で好まれたようなんです。おでんとは割と新しい料理なんですね。田楽という食べ物は古いわけですけど。

 で、これを大阪では本来「関東煮」というわけです。「おでん」ではない。
 ちょっとこれ、ややこしいんです。
 上方落語に「田楽喰い」という演目があって、これを演じる桂米朝師匠はこう言っています。

「おでんと言いますと、今では関東煮のことになってしもたんですけど、昔はそやなかったんですな。味噌田楽、豆腐に味噌塗って、こんがり焼いたやつ。あれがおでんでしてな。南禅寺あたりへ行くと有名なお店がぎょうさんあつたそうですけども。関西でもちょっと前まではおでんと関東煮は使い分けてました。屋台の提灯なんて『関東煮』が多かったように思いますが、今はもう『おでん』が幅を利かせて『関東煮』が無(の)ぉなってしもた。どこ行ったんかいなと思うてたら、この前東京で不思議なもん見ました。提灯に『関西風関東煮』・・・」

 つまり大阪では、田楽のことをすでにおでんとも言っていたんですな。
 大阪人はなんでも略す民族ですから。
 そこに関東風の醤油で煮た「おでん」がやってきて、区別して「関東煮」としたわけです。だから米朝師匠の説をとれば、大阪のコンビニは、あれは「おでん」ではなく、「関東煮」とのれんや看板に書かなあかん、というわけです。大阪で「おでん」と言えば味噌つけて焼いたヤツ、もしくは煮たヤツ、ということになるわけです。
 ただ、関西風関東煮には、理由がありまして。

 関東大震災があったとき、関西の人たちが被災地にやってきて炊き出しをやったんです。
 このとき、いわゆる「おでん」が振る舞われたんですが、これが当然関西味。
 関西味なんですけど、関西の人たちは「関東煮」を振る舞ったんです。
 「関西風関東煮」の始まりです。
 で、以後、関東では関西風の関東煮が「おでん」として広がって、今のおでんになつた・・・ややこしい?
 関東煮は、中国から来た広東煮語源という説もあるようですが、こういう流れを見るとやっぱり広東煮ではなく関東煮でしょうな。

 ところで今、コンビニの世界進出によって、定番のおでんも台湾を足がかりにアジアを席巻しつつあるようです。台湾にはもともと日本の統治時代に伝わった黒輪(OLEN)という台湾風関東煮みたいなのはあるそうですが、広東に進出して広東煮になるのでしょうか?

 元祖広東味関西風関東煮・・・。



よいお年を。



チビ太



kaidanyawa at 17:29|PermalinkComments(6)

2017年12月29日

2017年、中山市朗、回顧写真集

中山市朗です。

いよいよ2018年までのカウントダウン。
今年も色々ありましたし、いろんな方々とお仕事を供にし、いろんな経験をいたしました。

スイミーのゆうこさん、桜井館長、北野誠さん。『ダークナイトin東京』。
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高松けいりん場で怪談会。
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飛鳥昭雄さんとのトークが開始。

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フェリーで四国へ怪談ツアー。
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四国のお寺で怪談。
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ツアーのお客さんとのティ・タイム。

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恒例のプラネタリウム・ムーブ21での『怪談ナイト』。
はるみちゃんのMC、竹内義和さんと。

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古代史本も出た。

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霊障(?)が起きる直前の写真。
京都同志社大学での「中山市朗のぜったい言うたらアカン話」。
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MBSラジオ『北野誠の茶屋町怪談』も定例化。
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UMEDA芸能の若手芸人とのコラボ。
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と学会では高須医院長を迎えて、唐沢俊一さん、皆神龍太郎さんと「フリーメーソン」についてのトーク。

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『ムー』の三上編集長とのトークも何度目かな?
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飛鳥昭雄さんと。

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『中山市朗・怪チャンネル』開始。
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フジテレビの怪談番組で、ぁみくん、松原タニシくんと共演。
司会は兵動さん。朝日奈央さんがゲスト。
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フ、フ、ファッション・モデルの清家麻里奈さんと。
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と学会結成25周年記念にもゲストで呼ばれた。
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古代史の謎を追って丹後半島へ。
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山の牧場にも久々に潜入。
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トークライブそのものが文化に無いといわれた名古屋での「Dark Night」
満員御礼!定例化に。

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名古屋の幽霊が出るホテルでもぐっすり寝た。
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大阪なんばのショッピングモールでは稲森誠さんと怪談トーク。
けっしてミナミのポスとチャイニーズマフィアの手打ちではない。
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私が語って来た怪談から厳選して記録するプロジェクト。
『三百物語』開始。

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語る楽しさを!『怪談の壇』開始。
初代チャンピオンの一条ま〜太郎さん。

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同じくE本さん。
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そして、『怪ラジオ忘年会』。
共に歩んだ一味たち。
とっさん、中村壮快くん、はるみちゃん、Cainさん。裏方にヤマモトくん。
て忘年会だよ、











まだまだいろいろありましたが。
いろいろ楽しかったですわ。

来年も。みなさんとぜひ、エキサイティングな年を過ごしたく思います!




kaidanyawa at 12:04|PermalinkComments(4)

2017年12月28日

忘年会とプライベート怪談会

中山市朗です。

昨夜は、オフィスイチロウの忘年会。
大阪ミナミの焼肉屋で食べ放題!

右、イベント担当・中村壮快くん。
真ん中、オフィスイチロウのドン。イチロウ・コルレオーネ。
左、来年からオフィスイチロウの一味となる、ののさん。
来年1月の『中山市朗・怪チャンネル』にて、紹介いたします。
反対側の席には、とっさん、ヤマモトくん、cainさん。
はるみちゃんは、お仕事で欠席でした。
オフィスイチロウは会社ではないので、なんでっしゃろ。
やっぱり、一味というか、同じ企みを持つ仲間たち、というか。

それにしても、今年ずっと言っていましたが、女性のMC、タレント(才能)が欲しい!

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今年はいろんな試みをやりました。
『中山市朗・怪チャンネル』、『怪談の壇』、『三百物語』、それに怪談ツアー。
来年はこれらを定着させ、もっと大勢の人に楽しんでいただくことが目標!
そして、ののさんの加入で、新しい試みもやれそうな気配。
特に彼女は、古代史、オカルトのファンですからな。

さて、次回プライベート怪談会の日程が決定しました。
2018年1月27日(土)。24:00〜。
前回は午後の開催でしたが、またオールナイトに戻ります。
私の怪談蒐集の場であり、怪談好きの皆々様と怪談を語り聞く宴でもあります。
こぞっての参加をしていただきたく思います。
参加費無料ですが、一話は怪談を語ることが、参加条件。

忘年会



















よろしう、おたの申します。













kaidanyawa at 12:21|PermalinkComments(8)

2017年12月27日

猿でもわかる『オカルト大辞典』・秦氏

中山市朗です。

ツィッターで「20秒の動画でどこまで説明できるか、オカルト用語」。
第三項目。
絶体にそんな時間で説明できるワケがないところか゜、ミソでして。
なるべくシンプルに説明しようとすると、何を語るべきか。
これを数重ねていくと、猿でもわかる「オカルト用語大辞典」になる?

第三項目は秦氏。
秦氏がオカルト用語とはどういうことだ?

その前に、なぜこのようなことを始めたのかと言いますと、まずはお遊び。
オカルトという一見、怪しくて、何かとっつきにくい、怖い、というイメージを払拭させたいということ。
そして、オカルトとは、「隠された神々の叡智」というラテン語からの派生語であり、人類の歴史の裏に密接に関わって来たものであることを知っていただきたい、ということもあります。
決して、怪談や幽霊の噂話、都市伝説を語ることはオカルトではない、ということです。

ある意味、オカルトとは、宗教学のカテゴリーに入ると思います。
宗教というのは必ず神秘学を生み出しますから。
その神秘学を知で解こうとする理論としてのオカルトと、実践としてのオカルトがあります。日本で言うと密教の僧侶や陰陽師などは、実践のオカルト師ともいえましょう。
ところが、オーエン・S・ラクレフの『図説オカルト全書』とか、サラ・リトヴィノフの『オカルト大辞典』、あるいはコリン・ウィルソンの『オカルト』などを読んでも、西洋の神秘学の体系化は試みられていますが、東洋の神秘学が、ほぼほぼ無視されています。それじゃあ、ホントの『オカルト辞典』でも『全書』でもねえじゃん。
ということで、まずは我々日本人にとっての「オカルト」も、ここに提示しようと、まあ、そういうわけです。

秦氏は、日本のオカルトに多大な影響を投げかけています。
秦氏について述べるだけでも、何冊も本が書けますが、なるべく簡単に。


★秦氏

三柱鳥居・蚕の社 (2)













三世紀から五世紀にかけて、朝鮮半島を経由して日本にやって来た渡来人集団。その正体は、不明とされている。
彼らの実態は、大陸から流れてきた技術集団であり、農民であり、労働者であった。彼らが大挙、日本列島に渡来してきたことは、大和政権が経済的に巨大化するGNPを作り出したことと、国土開発に技術面で、大きな影響を与えた。平安京造営にあたっては、今でいう巨大ゼネコンのような存在となり、藤原氏や賀茂氏と婚姻を結ぶことで、神道の主導権を握ったともされる。
自らは、秦始皇帝の末裔と称するが、明らかに流浪集団である。ただし、彼らは朝鮮半島にも仏教が無い時代に渡来していて、彼らの宗教観は謎である。
東洋学者・佐伯好郎(1871 〜1965)は、秦氏は原始キリスト教の景教を信仰するユダヤ民族ではないかという説をたて、学会では黙殺されるも、救世主を信仰した新羅や花郎との関係、斑牛を犠牲に捧げたという宗教概念から、考察の余地はあると思われる。




参考文献




宣伝かよ。
いやいや、新羅と花郎と秦氏、さらに牛祭りの正体にかなり迫ってますから。あっはっは。



kaidanyawa at 01:05|PermalinkComments(1)

2017年12月26日

『怪談狩り』3冊と『聖徳太子』1冊

中山市朗です。

2017年、もうあと一週間切りましたなあ。

今年は、怪談本を3冊。
単行本の文庫化を2冊と、書下ろし文庫1冊。
そして、古代史+オカルトの単行本を1冊。
4冊出版しました。

まあね、『怪談狩り』は、どんどん書下ろしをしたいのはやまやまですし、出版社からも要請はあるんですが、蒐集にも限界がありますし、レベルもより高いものがどんどん求められるでしょうから、書下ろしは年1冊が私としては限界。
しかし、一冊入魂で参ります。
今年も6月ごろ、『怪談狩り』の5冊目を出版の予定です。
来年も、プライベート怪談会、怪談の壇、そして囲炉裏端怪談会などでの怪談蒐集のご協力、よろしくお願いしますですぅ。












さあ、各家庭に1冊ずつが、今のトレンドですよ!

プライベート怪談会、1月の終わりごろにやりたいんですけど。
どうでしょう?


ところで最後にはと学会から、このようなDVDが出るらしい。

この秋、東京で開催された「と学会結成25周年記念」のライブ映像。
と学会メンバー及び名誉会員総動員の豪華出演陣。
そこに、メンバーでも何でもない私がゲスト出演!
私が出演しているコーナーは、公にしたらアカンことばっかり言い倒していたので、ぴ〜ばっかりです。

と学会













と学会元会長の山本弘氏の「なぜと学会を辞めたのか」の激白は聞きもの。
来年以後の私のライブなどで物販に出る、かも?







kaidanyawa at 07:19|PermalinkComments(2)

2017年12月25日

中山市朗・オフィシャルCM動画!

中山市朗です。

オフィスイチロウ・オフィシャルCMです。

まずは、『怪談の壇』。
歴代優秀怪談師たちへのインタビュー。そして、2017年祭優秀怪談師の決定。
怪談は聞くだけでなく、語るのも楽しい、という雰囲気が伝わればいいんですけど。

2018年第一壇は、2月に予定。


 


そして、怪談を話芸としての作品としたい。
『三百物語』についての、私の思い。
第二夜は、1月24日(水)。

出演:中山市朗

会場:千日亭(大阪市中央区千日前1−7−11上方ビル3階)
時間:18:30開場 19:00開演(終演予定21:00)
料金:前売予約2500円 当日3000円


記録に残らない? 『八甲田山』『八甲田山・後日談』などを語ります。
『八甲田山』VSとっさん?

 

  

YouTubeに投下中。
よりたくさんの人に観ていただければいいんですけど。
 



kaidanyawa at 01:36|PermalinkComments(3)

2017年12月24日

猿でもわかる『オカルト大辞典』・イルミナティ

中山市朗です。

ツィッターの「20秒の動画でどこまで説明できるか、オカルト用語」。その第二弾。
絶体にそんな時間で説明できるワケがないところか゜、ミソでして。
なるべくシンプルに説明しようとすると、何を語るべきか。
これを数重ねていくと、猿でもわかる「オカルト用語大辞典」になる?

★イルミナティ


18世紀、ドイツ・バイエルンの実践哲学教授、アダム・ヴァィスハウプトによって結成された秘密結社。
理念として、原始共産主義というものを実践する平等主義を掲げる。そのためにキリスト教の批判も行われ、ローマ教皇や政府から危険視され、1785年に強制的に解散させられた。9年間の活動であった。
しかし、残党は残り、フランス革命に関与し、また、マルクス共産主義に受け継がれたともされる。
現在はイルミナティと名乗るエセ集団もあるので気を付けましょう。

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アダム・ヴァィスハウプト。


さて、昨夜は『中山市朗・怪チャンネル』、忘年会スペシャル、ご覧いただけましたか?
楽しくワイワイと今年起こった怪異について語り合いました。

て忘年会だよ、











あの放送の後、放送見学者にも入ってもらって、ほんまに朝までみんなで飲んでました。

す忘年会だよ、











イベント担当、番組ではプロデューサ的立場にいる中村壮快君。そして、パソコン相手に苦い顔をしながら、トラブルに対処する、噂のとっさん。今回番組で初顔出し!

さて、今夜は22:00より『気まま酒家』は配信です。
桜井怪談図書館館長も参加しての「正しい神社の参拝の仕方」。
初詣している人たちを観察したことがあるんですが、結構皆さん知らない。あれじゃ、祈願成就したいのか、バチを当ててほしいのか、わからん、みたいな。
今回の放送を聞いて、初詣に行きましょう。
神社に関する怪談もモチロン語っています。

録音放送です。
放送URL 




kaidanyawa at 13:59|PermalinkComments(3)

2017年12月23日

忘年会だよ、怪チャンネル! 今宵21:00より生放送。

中山市朗です。


本日二度目のブログ更新です。

本日、21:00からですよ。

『中山市朗・怪チャンネル』


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題して「忘年会だよ、怪チャンネル!」

もちろん、生配信。

中山市朗、中村壮快、とっさん他の出演。MCは、はるみちゃん。

オフィスイチロウの囲炉裏を囲んでの忘年会。今年一年、いろいろあった怪異やトラブルを一同で振り返ります。
いろいろありましたなあ、今年は。
特に最近、身の回りでいろいろ怪異らしきことが起こっている、とっさん自らが、初めて語ります。

中山市朗・怪チャンネル

今年の語り納めです。


kaidanyawa at 17:53|PermalinkComments(4)

作劇塾、今年最後の飲み会!

中山市朗です。


たった今、作劇塾の飲み会が終了。
これでもって、今年の作劇塾の全日程も終了しました。
次週30日(金)は、お休み。
その代わり、翌日31日は、19:00より元旦にかけて、私の書斎にて忘年会&新年会となります。
例年のごとく、関東煮をぐつぐつ煮ながら、お待ちしています。
決して強制ではありませんが、現役塾生のみならず、私の元教え子、あるいは中山市朗を応援してくださっている皆々様方、こぞって参加していただければ、賑やかなひと時が過ごせると思います。
参加費はございませんが、持ち寄り散財となります。

2018年の作劇塾は、1月12日からとなります。

ちょっと変則授業となります。

12日は、大スクリーンによる『ベン・ハー』上映会。

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こういう映画は、パソコンの画面とか、50インチ以下のモニターで観てもらいたくないんだよな〜。
それに、『ベン・ハー』は、教養としても観ておくべき。

ただ、この映画は長いので、前編を12日。
後編を19日に上映します。

主演のチャールトン・ヘストン。

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上映会の後は、炭火焼きの焼き鳥にお酒を飲みながら、映画について、演出について、聖書について、ユダヤの問題について、宗教や歴史について、ハリウッドについて、音楽について、そこから読み解く現近代史にも触れながら、語ろうじゃないか。

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26日からは通常授業。お待ちかねの作品合評となります。


というわけで、作劇塾は塾生を募集しています。
入塾時のみ入塾費10000円。月謝10000円。

info@officeichirou.com


kaidanyawa at 05:57|PermalinkComments(3)

2017年12月22日

Dark Night in 高松 のお知らせ

中山市朗です。


2月3日(土)、4日(日)
高松競輪場内にて、
★中山市朗 冬怪談inけいりん

を開催します。
時間などは後日お知らせします。
この夏にも高松けいりんで開催させて頂きましたが、寒い季節に場内の暖かい部屋で寒くなって頂きましょう!

で、せっかく高松にいるのですから、夜、遊ぶのはもったいない。
どこかで怪談ライブできないものかと、いろいろ画策しておりました。

ということで、開催します。


★中山市朗 Dark Night in 高松

高松にて初の公演です!

この日は中山市朗 独演怪。
2月3日土曜日19:00開場 19:30開演 21:30終演
前売2500 当日3000
会場 サンポートホール高松7階和室割引情報もあり。

和室










詳細はホームページにて




kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(0)

2017年12月21日

冬は囲炉裏端でほっこりしながら怪談会

中山市朗です。

昨日のブログで宣伝いたしました、信州の宿での囲炉裏端怪談会。
詳細です。
オフィスイチロウHPにも、リンク貼りました。

★囲炉裏端怪談会

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2018年2月17〜18日
長野県にて、一泊二日の怪談会が開催されます。
場所は『信州むしくらの湯 やきもち家』
本館の囲炉裏を囲んでの、お食事、温泉付きの、泊りがけ怪談会です。

信州の宿













参加費用は17000円、定員は20名様限定ですので、お申し込みはお早めに。
詳細等は以下のリンクより、ご確認ください。
囲炉裏端怪談会・概要
ツアー申込書


こういう怪談会、やりたかったんですよね。
できれば、あちこちで開催して、怪談は夏、という固定概念を覆そうではありませんか。


kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(7)

2017年12月20日

忘年会だよ、怪チャンネル。そして!

中山市朗です。

先日の『Dark Night 』で、ライブでの私の怪談の語り納め。
でも、配信はあります。
『中山市朗・怪チャンネル』
23日(土)、21:00から90分ほどの生配信。

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題して「忘年会だよ、怪チャンネル!」

『怪チャンネル』の出演者、裏方が、あの怪異を語る!
オフィスイチロウの囲炉裏を囲んでの忘年会。今年一年、実はいろいろあった怪異やトラブルを振り返ります。
考えたら、いろいろありましたなあ、今年は。
特に最近、身の回りでいろいろ怪異らしきことが起こっている、とっさん自らが、初めて語ります。

中山市朗・怪チャンネル

そして来年!

★怪談 三百物語

私が過去、著述し、語った怪談千数百話の中から、三百話を厳選。
それを語り、映像収録しようというプロジェクトです。
第二夜の今回は「八甲田山」と「その後日談」他、を語ります。
決して記録に残らない、というこの話。はたして、今回は映像に記録できるのだろうか?


2018年1月24日(水)

会場:千日亭(大阪市中央区千日前1−7−11上方ビル3階)
時間:18:30開場 19:00開演(終演予定21:00)
料金:前売予約2500円 当日3000円

前売予約はTIGET特設ページにて承ります。


 ★囲炉裏端怪談会

信州の囲炉裏のある宿で、怪談会があります。一泊二日のツアーです。
2018年2月17(土)〜18日(日)

場所は、長野県長野市中条日下野5286
信州むしくらの宿・やきもち家

19人定員。
参加人数で価格が代わるそうでして、定員に達すれば宿代二食付きで17000円。
窓口は近畿ツーリスト中部。

詳細はまた後日。



kaidanyawa at 08:41|PermalinkComments(3)

2017年12月19日

猿でもわかる『オカルト大辞典』・フリーメーソン

中山市朗です。

唐突ですが、ツィッターで「20秒の動画でどこまで説明できるか、オカルト用語」というのをはじめました。
絶体にそんな時間で説明できるワケがないところか゜、ミソでして。
なるべくシンプルに説明しようとすると、何を語るべきか。
これを数重ねていくと、猿でもわかる「オカルト用語大辞典」になる?

★フリーメーソン

1717年に、ロンドンで結成された、現在米国を中心に約600万人の会員がいる友愛団体。
その起源は、欧州の教会や城、街づくりに従事した石工組合とされる。
ただ、その奥義には、神秘的な教義が潜んでいるのは確実なことである。
近代欧州の歴史を知るには、キリスト教、王朝、フリーメーソンを抜きにしては語れない。




kaidanyawa at 02:42|PermalinkComments(0)

2017年12月17日

『Dark Night Vol、24』、盛況にて終了しました!

中山市朗です。

「Dark Night Vol・24」、無事、終了しました。
無事でいいのか、悪いのか?

まずは開演前、『中山市朗・怪チャンネル』。
ゲストの西浦和也さんにも、無理言って出ていただきました。

『新耳袋』に、警備会社のI課長として出てくるのが、彼。
その警備会社時代にあった、阪神大震災。東京から警備員を派遣。
この時、報告書としてあがってきた「異常なく警備終了、ただし牛」という記述。
『件』目撃の情報だった。
そして、I課長が怪談作家・西浦和也になる過程。
岐阜県の奇妙なホテルでの怪異……。

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今回は会場でも視聴できるよう、上映も。



まあ、いろいろ未試聴の方は、視聴してくだされ。


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中山市朗・怪チャンネル



本番、『Dark Night』。
満席です。

やっぱね、呪いか。

まず私が、西浦和氏に振ったのが、漫画家、中山昌亮さんの体験談として描かれた『後遺症ラジオ』に描かれた、呪いに関するエピソード。中山昌亮さんのその体験談は、究極、神様の障り、に関する話なんですが、その障りは、命に関する霊障となるわけです。
中山昌亮さんは、それをマンガとして描いていいのかどうか、西浦和也さんに相談したそうです。
西浦和さんが、ビリリッと来たら、ヤバイ。来なかったらある程度、描いていい。
リトマス試験紙ですな。

で、私も、ここ半年のうちにあった、障りに関するエピソードを、彼の前に披露。
そして、8月31日の同志社大学寒梅館で行われた「中山市朗の絶体言うたらあかん話」というライブで撮られた謎の連続写真。いったこれは、なんなのか?
数々の呪い、祟りに見舞われた西浦和氏に観てもらい、聞いていただこうと。
リトマス試験紙ですな。
もともと、芸人のGくんから持ち込まれた、「呪い村」が発端かと。
そのGくんが、芸能生活を絶たれたのは、おそらく……。

もうね、どこまで話していいのか、手探り。
話さないとお客さんに伝わらないし、話すと障るし。
まあ、私としてはこれ以上踏み込むと、障る、というきりきりのところでエピソードを披露。
そのうえで、同志社大学寒梅館で撮られた謎の連続写真。

リトマス試験紙・西浦和氏いわく。
「ビリビリきます。ヤバいです」

どんな話しか知りたい人は、『中山市朗・怪チャンネル』の第一怪を視聴してみてください。
エピソードを語りながらだんだん体調を崩していく私が見れます。
謎の連続写真に関しては『中山市朗・怪チャンネル』、第四怪に、その一部を公開しています。
ブログ等では未公開。
今回のライブでは、撮られた写真の全部を公開!
最初で最後、かも?

第一部終了後の休憩中、西浦和氏より、その芸人G君に関する、あの事件の直前にあった、「呪い村」でのエピソード……。アカンわ。それは発表できない。

今はきっぱり言えます。

霊に関しては、私は懐疑的な立場にあります。怪異はあると思います。
それが、霊の存在を肯定するもの、とは、一概には言えない。まあ、そういうスタンスが『新耳袋』であり『怪談狩り』シリーズに書かれた怪異談なのです。
でも、ここ半年で起こった、私の周囲であった、怪異の積み重ね。まだ、命にさわる怪異にはなっていないものの、警告は来ていると、これは実感。
その警告を「呪いなんて無いよ」と無視すると、おそらく、命を取られる。

今は「霊に関しては懐疑派。でも、呪いは発動するよ」と、そういうスタンスにあります。

さて、『Dark Night』ですが、第二部は、西浦和さんが持ちこんだ、心霊写真、らしき二枚。
私もオフィスイチロウに持ち込まれた、奇妙な写真も披露。
また、初秋にスタッフと共に潜入した「山の牧場」の最新写真。今回初公開の、謎の写真も。
あのね。とにかく、意味わからん、のです。

第三部は、怪談尽くし。

なんか、西浦和氏から、切ない話が……。
私も、なんだか切ない話を。

今回も、あっという間の五時間。

物販では、40冊用意した文庫版『怪談四季異聞録』。
あっという間に完売。




いやもう、皆様、ありがとうございました。

打ち上げも盛り上がりました。
西浦和也さんとは、来年、東京公演にもお呼びする約束をいたしましたよ。



スタッフよ、
早く写真送ってくれ〜!





kaidanyawa at 15:55|PermalinkComments(19)

2017年12月16日

本日、西浦和氏をゲストに『怪チャンネル』配信!

中山市朗です。


本日、24:00より『Dark Night』
24回目です!

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その開始直前の楽屋から『中山市朗・怪チャンネル』を配信。

ゲストは西浦和氏。

警備会社営業のI課長が、いかにして怪談作家の西浦和也となったのか?
数々の怪異と共に、その全貌が明らかになる!

22:45頃より、23:40分ほどまで。

フォロー、プチっとよろしく。

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中山市朗・怪チャンネル



kaidanyawa at 07:26|PermalinkComments(2)

2017年12月15日

『怪談狩り・四季異聞録』文庫版発売!

中山市朗です。


えー、なんか宅配便が送られてきました。
KADOKAWAとあります。

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と、いうことは、もしや。

開けてみますと、

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おおっ、あれだ!

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やっぱり。

ということで、文庫本となった『怪談狩り・四季異聞録』。
12月21日発売のものが、届きました。
さっそく、書店に出るより一足早く、明日の『Dark Night」の物販に出します。
単行本を持っている人、

怪談狩り 四季異聞録 (幽BOOKS)
中山 市朗
KADOKAWA/角川書店
2015-12-26


実はこの文庫本には書下ろしがあるんだよ。
だから……。




これを買って、
こたつに入って読みましょうね。
文庫本だから、通勤通学の電車やバスでも読めますよ。


「怖い怪談は夏だけではない」



そして、『Dark Night』の始まる前、明日、22時45分頃からは、『中山市朗・怪チャンネル』の生放送!
開演前の楽屋より、西浦和也さんをゲストにお送りいたします。

『新耳袋』にI課長として怪異に遭遇した彼が、いかに怪談作家となったのか。
きっかけとなった岐阜県のあのホテルでの怪異談など、怪談好事家必見の番組、に、なる予定。

アーカイブ、観れます。

中山市朗・怪チャンネル




kaidanyawa at 00:10|PermalinkComments(12)

2017年12月14日

今年の漢字1文字は? 『怪』だっ!

中山市朗です。

2017年12月12日、今年の日本の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」に「北」が選ばれた。

というニュースが流れましたね。

みなさんの今年の1文字はなんですか?

考えてみるのも一考では?

今年を振り返り、反省したり自賛したりして、来年の目標を立てる。

私?

そうですねえ。

「怪」ですかねえ。


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怪談ライブが増えて、あちこちで語りました。
ホテル、ショッピングモール、競輪場、お寺、大学、喫茶店、お芝居小屋、遊郭街、そして映画祭で……。
初の怪談ツアーに、初のフェリーでの怪談語り。
『中山市朗・怪チャンネル』が開始。怪しげなトラブルに見舞われましたなあ。
番組内で、呪い村の話をして、身体に変調が来て、ぶっ倒れるという怪異が起こり、
その話をライブで語って、今度は怪異なる連続写真が撮れて。
オフィスイチロウに関わるスタッフに次々と怪異が訪れ、
それにもめげずに、
『怪談の壇』、『怪談三百物語』という新しいライブも始める。
怪しい「山の牧場」に調査に行き、怪しげな軽トラックに遭遇したっけ。

うちの塾生も『手のひら怪談』で最優秀賞を獲ったり、「ゴーストボトル」なる怪しいものを手に入れたり。

まさに怪ずくし。

また今年は、
『四谷怪談』の原型となる『四谷雑談集』発行から290年の年。
ケネス・アーノルドがワシントン州で目撃した空飛ぶ謎の物体に対して、flying saucer と名付けられ、
この調査に乗り出した米空軍が公式用語として、unidentified flying objectUFOとしたのが、1947年。
ですからUFOの60周年記念が今年。
ちなみにケネス・アーノルドがUFOを見たのが、同年6月24日。この日はUFO記念日となっております。
6月24日と言えば、1717年6月24日は、ロンドンでフリーメーソンが結成された日。
フリーメーソンという組織もなんのかんのと怪しいですからな。
今年はその、フリーメーソン結成300年という年でもありました。
また、今年なんのかんのとお世話になった「と学会」は、結成25周年。
と学会でUFO怪談も語ったっけ。

私の2017年を漢字1文字は、やっぱり『怪』。
 
ちなみに去年の私の1文字は『化』。

自転車に乗っていて化け物に遭遇。
夏は「お化け屋敷」の初プロテュース、お化け屋敷内での36日連夜の「怪談会」。
お化け人形が我が家に続けて2体も居候……。

お化けの『化』ですわ。

それに、36夜連続怪談会をやったことによって、私の怪談に対する心に変化が現れました。
次世代の怪談師を育成する、怪談を聞くお客さんの絶対数も増やす。
MBSラジオの『茶屋町怪談』なども注目され、怪談というものに対する世間の認知度も少しは変化し、よくなったように思った年でした。

変化の『化』でもありました。





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2017年12月13日

打ち上げは、から揚げの美味い店!

中山市朗です。

先日の『怪談の壇』、チャンピオン大会。
とにかく、お客さんにも出て語ってもらうわけですから、打ち上げもお客さんとやるべきだと思って、毎回『怪談の壇』が終わると、参加希望のお客さんと一緒に、会場の近くのお店で必ず打ち上げをすることにしています。
私の書斎で行っている「プライベート怪談会」や「気まま酒家」も同様で、一晩お付き合いくださったお客さんへのお礼の気持ちで、居残ったお客さんとは、とことん語り、飲むことを心がけています。
というか、飲むのが好き、それだけかも知れないですけど。

さて、先日の打ち上げ。

千日前の「こっちこっち〜」というお店で行いました。

「宣伝しとくわ〜」と約束しましたんで、宣伝します。
いや、マジで、から揚げ、美味いです! 値段もリーズナブル。

実はオーナーが、吉本の芸人さん。
「ダブルアート」の真べえさん。
一昨年、ガリガリガリクソンくんが主催した、レストランでの怪談がありましたが、そこで共演した芸人さん。

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真べえさんと。
思うに、なんで怪談を語る人は、巨漢が多いのか?

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おススメのから揚げ。

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あんまり美味いので「えーい、一皿、二皿はめんどくさい。鶏十羽、まとめて揚げてこい!」
と言いそうになりました。

一度、行ってみてください。
なんばグランド花月から徒歩三分です。

https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27098233/



kaidanyawa at 06:51|PermalinkComments(6)

2017年12月11日

『怪談の壇』2017年度チャンピオン決定!

中山市朗です。


昨夜、『怪談の壇』が終わりまして、お客さんたちとの打ち上げ!
もう、あちこちで怪談披露会!
そのまま収まらないお客さんと、私の書斎で二次会。
話が盛り上がり、ヒートアップし、皆さん帰られたのが、11時。
朝の、でっせ。

ちょっと寝て。

で、起きて、ブログ書いています。
なので、報告が遅れました。
三夜連続の朝まで宴!
さすがにね、むちゃですわ。

えー、

2017年、『怪談の壇』、チャンピオン。
お客さんの選出で決定いたしました。


E本さん!
愛知県からの参加。

そしてなんと同点で、
一条ま〜太郎さん!

ダブル受賞です。

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おめでとうございます!


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チャンピオン大会を戦った四人。
左から、MCのはるみちゃん。
三浦たまのさん、E本さん、一条ま〜太郎さん、八木忠志さん。そして私。
一条ま〜太郎さんが持っている香典袋に、金一封が入っております!
二人で仲良く分けてね。

経過を報告いたしましょう。
まず、前半は通常の「怪談の壇」。
お客さんに手を挙げていただいて、私に指名されたら、ステージへ。
お客さん、積極的に参加され、質の高い怪談が語られます。やや残念な話も。
いや、いいんです。
そこが、こういう怪談会の面白いところです。
いつもは時間いっぱい、最低でも十話は語られるところですが、18時45分の開始から、20時になったところで、本日語っていただいた方から、まずは優勝者を選出。
一旦終了。6〜7話は語られたかな?

ここで、私の審査により今回の優勝者を決めます。
結果、愛知県から来られた、E本さんが四人目の優勝者となりました。

E本さんの怪談は、構成力が練られていて、しかも、語り口によどみがない。で、話もちゃんと最後、ぴりりと怖がらせる。実は彼女がこの日の最初の語り手だったのですが、正直、私の中では「あ、今日はこの人だな」とピンと来たんです。

10分の休憩。
その間に、歴代の優勝者、たまのさん、ま〜太郎さん、八木さん、そしてE本さんに楽屋に入ってもらって、まずは抽選で語る順番を決め、軽く打ち合わせ。

後半はいよいよチャンピオン大会です。

たまのさん、ま〜太郎さん、E本さん、八木さんの順番。

無題














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さすが、チャンピオンを決める会だけあって、四人とも、レベルが高いです。
おそらくこれ、決め手は話の印象度、インパクトになると思われます。

怖い話あり、ちょっとうるるっと来る話あり、怪談になるかならないか、微妙な話あり。その微妙さを、話芸で説得させたのは語り手の力量。さすがです、皆さん。

で、語り終えると、お客さんによる投票。

その結果、E本さん、一条ま〜太郎さんのタプル受賞となったというわけです。

実は、3位の方と一票差だったんです。
だから可能性としたら、トリプル受賞だってありえたわけです。
それほどの接戦!

そして、東京から、鎌倉から、愛知県からと、参加者も大阪に乗り込んできて、怪談を語り聞いて心底楽しんでいる、という、この雰囲気が、わたしにはたまらなく素敵な時間と空間でありました。

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打ち上げも、怪談!
あちこちで怪談!

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次回『怪談の壇』は、2月の予定。
詳細はまた後日、発表いたします。

今年優勝した人も、再チャレンジし、連覇を狙うのもありですよ。

2018年の『怪談の壇』目指して、
みなさん、ネタを用意しときましょう。

新しい怪談師が、ここから出ることを切に願っております。
そして、オフィスイチロウとしても、チャンスを与えていく所存です。

参加くださった、すべてのお客様、そしてステージで語ってくださった方々。

ありがとうございました!





kaidanyawa at 15:45|PermalinkComments(11)

2017年12月10日

怪談図書館桜井氏がゲストの「気まま酒家」?

中山市朗です。


昨夜は、「気まま酒家」の生放送&録音収録でした。

生放送の参加者は店主のCainさん、私の他に3人。
いやあ、女性の来訪者が来られると、テーブルが華やかになりますな。

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Cainさんからは、こんなものが。
『戦闘糧食』?
彼は元自衛官。いまも予備役ですからな。

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お湯で20分ゆでて、封を開けると、

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おおっ。
左が味噌牛煮込み、右がトマトなんとか煮込み。
旨い。これは師団演習や各駐屯地で実際食されているもので、一般向けに販売もされているそうです。

さて、生放送では、今年一年を振り返る。いろいろありましたな、今年も。
何より今年一年の大きな変化は、霊などの存在について懐疑派、否定派ばっかりのオフィスイチロウのスタッフが、だんだん、「あるかもね」と概念が変わってきたこと。それほど、不可思議な現象が続きました。
今年ラストの『中山市朗・怪チャンネル』も、年末に予定していますが、ここでは『怪チャンネル』のスタッフも顔出しての「忘年会スペシャル」を予定しています。
今年、私は呪いの存在を確信しましたが、周辺でおかしなことが起こっているとっさんも、自らの体験を語ります。詳細はまた後日。

さて、生放送が終わって、二本目は収録。
実はこの日、大阪千日前の「紅鶴」で、桜井怪談図書館館長さんが、ライブをやっておられて。
打ち上げが終わって、こっちへ来てくださいました。

桜井館長、『怪談の壇』の第一回目の優勝者、たまのさん。そしてぺるさん。
賑やかになったところで、お題は「神社の参拝の仕方」。

もうすぐお正月。
初詣される方もたくさんおられるでしょうが、案外皆さん、参拝のルールをご存じない。
それではせっかくの願掛けも、かないませんわ。知らずに罰当たりなことをやっちゃってる人も。
ということで、御利益のある参拝の仕方をレクチャー。
とはいえ、桜井館長、たまのさん、ぺるさん、Cainさん、そして私ですからな、
神社に関する怪談、不思議なエピソード゜から、神話や古代史の世界へと、話はどんどん盛り上がっていきます。お酒も入っていますしね。

ということで、桜井館長がゲストの『気まま酒家』は、23日夜10時配信予定。

そして今夜は、

★怪談の壇チャンピオン大会

であります。
三人の優勝者と新たに四人目の優勝者を決めて、四人で怪談決戦!
今夜、初代チャンピオンを皆さんの手により、決定いたします。

ぜひぜひ参加ください。


出演:中山市朗/MC:はるみ
三浦たまの/一条まー太郎/矢木忠志/12月10日の優秀怪談師

会場:千日亭(大阪市中央区千日前1−7−11上方ビル3階)
時間:18:15開場 18:45開演(終演予定21:00)
料金:参加費2000円(予約、当日問わず。料金は語りをする方、聞くだけの方共通です)

※前半は通常の怪談の壇を開催します。ここでも優秀怪談師を中山市朗が選び、後半のチャンピオン大会へ登壇頂きます。
よって12月10日参加で登壇する方は、お話を最低2本ご用意頂きます。

終演後、交流会(打ち上げ)を行います。参加希望の方は予約時に「交流会参加希望」と記入してください。参加費はお一人3000円となります。ライブ受付時のお支払となります。

前売予約はTIGET特設ページにて承ります。



kaidanyawa at 10:21|PermalinkComments(5)

2017年12月08日

女性MCと怪談のメカニズムの関係性?

中山市朗です。


真名子より、正式にオフィスイチロウを辞めたいとの報告があり、了承しました。
原因がよく解らないんですが、「舞台で失敗した記憶が頭から離れず、なかなか舞台に上がる勇気が出ない。このまま復帰を待ってもらっても、いつ復帰できるかわからないので、これ以上迷惑はかけたくない」とのことでした。

彼女が舞台で、それほどのトラウマとなる失敗をいつしたのか、私にはわかりません。
去年の11月に東京で開催した出張版『Dark Night』あたりが最後だったと思うのですが、ここで失敗したというわけでもないのですが。
本人には、何かがあったのでしょうか。辛辣な反応なり意見でも個人攻撃としてあったのかも知れません。たまに、アンケートで、これは女性からでしたが、かなり厳しい、やっかみとも取れる意見が書かれることもありました。まあ、それは承知のこの世界なんですけど。

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と、ということで、オフィスイチロウとしては、本腰を入れて、女性タレントを発掘し、育成する必要性が出てきたわけです。

さて、新しく塾に入って来た構成作家志望は、そのブログで、入塾前には、怪談語りはおっさんで十分説得力がある。なのに、女性タレントが必要という私の感性を違いつつも、塾に入ってからは
「でも、塾で間近で中山市朗という人を見て話していると、ライブでも程良くリード・相槌を打ってくれるような方が必要なのかな?と、強く思えて来ました」
と、やっと理解を得られたようでして。
でも同様の指摘は確かに他からも聞いてはいるんです。
ただ、ここに誤解があるのは、あくまで募集しているのは、MC並びにタレントさんで、語り手を募集しているわけではありません。語り手は、『怪談の壇』で発掘作業をしております。

実は第一回目の東京での『Dark Night』に、角川書店の編集さんと京極夏彦さんが客席に来ていたのですが、角川の編集さんから同じことを言われたんです。
「京極さん、はじめのうちは、なんで中山さんの隣に、女の子がいるんだろう。一人でいいんじゃないか、と言っていたんですが、だんだん聞いているうちに、あっ、そういうことか。やっぱりそういう子が必要なんだ、と納得したと言っていましたよ」

そうなんです、その塾生の言う通り、程よくリードして相槌をうってくれて、かつ、恐怖のリアクションをしてくれるMCが、私の語る怪談には必要なんです。

ちょっとしたメカニズムを説明しましょう。
漫才という話芸があります。二人のコンビもあれば、三人のトリオの場合もありますが、一人では漫才は成り立ちません。
漫才で、観客が笑うポイントはどこでしょう?
ギャグ?
そう思うでしょう。違うんです。
ツッコミというリアクションで笑いは起きるんです。
吉本新喜劇を観ているとよくわかります。
「ごめんください。どなたですか。近所の桑原のおばちゃんです。お入りください。ありがとう」
で、周りの人物が一斉にコケる。ここで笑いが来るわけです。
コケるのは、ギャグに対するリアクションです。そして、ツッコミは、まさにリアクションなんです。

オヤジギャグというのがあります。
「フトンが、吹っ飛んだ」
ここで、みんなシーンとするから、ギャグを言ったおっさんが浮くわけで、場もしらけるわけです。最悪です。
リアクションが無いギャグは、地獄へと誘導されます。
ところがここで「飛ぶわけないやん」と、突っ込んであげると、周りは笑います。
ダウンタウンあたりなら、浜ちゃんの「飛ばへん」の一言が笑いを誘うわけです。
浜ちゃんが突っ込まなかったら「なんでここで突っ込めへんねん」と松ちゃんが自分でツッコミを入れて笑いを誘う。
とまあ、笑いとはそういうもんなんです。
ギャグだけで観客が笑うのなら、ボケ&ボケが相乗効果をもたらすはずですが、現実はそうではないのです。昔は、やす・きよ、初代のWヤングなどは、ツッコミもギャグで返していましたが、あれはもう名人です。

初代のWヤング、平川&中田でしたら、こうなるでしょうね。

ダブルヤング










「フトンが吹っ飛んだ」(平川)
「トンだ話やね」(中田)
「おたく、富田林(とんだばやし)の出身?」
「いや、うちのひいじいさん、屯田兵でしたんや」
「とんでんへいな話やな」
「それも言うならとんでもない話やなや」
「飛んでもないのに、ふとんは飛んだんか」
「キミが言うたんや」
「キミ悪いな」
「どこまでいくねん」
あ、即興で遊んでしまいました。でも、こういうのが、当時のWヤングの漫才。
これ一つ一つの語句は、そんなにおもろない。これをポンポンポンとリアクションで返すから笑いが起こるんです。

落語という芸は、一人で座布団に座って、ひとりでしゃべる芸ですが、あれは話の構成が、ボケとツッコミで成り立っているわけです。米朝師匠の落語を聞いていると喜ぃやんがボケた後に、清やんが、「何を言うとんのや」とか「なに、アホなこと言うてんねん」というセリフで観客がドッと笑うのがわかります。
ツッコミは重要なんです。客席との共感を生むのはツッコミなんです。
アホなことを言っている人間と、それを常識ではかる人間がいる。
笑いは、この落差で起こるんです。

だから漫談は難しいと思いますよ。
落語は古典のスタイルがありますが、漫談は落語とは違う一人話芸を作らないといけません。
だから、ボヤキ系が多くなりますな。
ボヤキは話題そのものに、客席との間に共感性というものができます。お客は「ああそれ、わかるわ」とか「それ、極端やで」と、心の中で受け取って笑うわけです。

アメリカなんかでは、スタンダップ・コメディというのがあります。あれは、客席に向かって話しかけ、客の反応とやりとりしているわけです。その反応を得るためには、彼らは、政治ネタ、宗教ネタ、人種問題などに踏み込み、いわば毒を吐くわけです。毒を浴びせられれば、観客も否応なしに反応します。
タモり、たけしの芸も、毒ですな。タモリさんもブレイクしたのは全身毒のようなキャラでした。

さて、怪談です。
話芸としての構成は、笑いと同じです。
枝雀論でいう、「緊張と緩和」。
緊張があるから、笑いがある。ツッコミとボケです。
落語は、その笑いを重視、笑いを発生させるための緊張がなければならないというわけです。

怪談も同じです。恐怖は緊張です。ということは、緩和があって緊張という恐怖が起きる。
怪談を書いている塾生には、怖くするには、日常をきっちりと書け、と口酸っぱく言っています。
日常とは緩和です。そこに怪異が突然姿を現す。肝です。これが緊張です。
肝の無い話は、いくら幽霊が出ていても、怖くはならない。
この緩和を、ステージで、ショウとして演出するのが、実は女子のMCの存在なんです。
そのMCの相槌であったり、リードであったりが、怪談という語りに対するリアクションなんです。
MCは、真名子やはるみちゃんのように、癒し系キャラであるなら、その緩和が怪談の緊張とのバランスを取るわけです。ライブ、イベントとしての見世物が成り立つわけです。
おっさんのMCでは、そうはならない。おっさんの返しはまた理屈っぽいですからな。
だから、ゲストには理屈っぽいおっさんを迎えて、であるからこそ、女性MCがその場を理屈っぽくなりがちなライブに緩和を与えてくれるわけです。
また、お客さんからはステージの我々は当然見えますが、演じている我々からは客席のお客さんの表情はあんまり見えないんです。客電を落として客席を暗くしていますから。だから、MCの反応を観ながら語るわけです。
お笑いのライブなら、笑いというわかりやすい反応が起こりますが、怪談はねえ、シーンとさせるのがいい怪談なわけでして。その反応を空気ではかるんですが、MCの反応に客席の反応はわりと同調するんです。
そして、怪談は短い話もありますから、話と話との間に、次の話の振りにしたり、流れを作ったりも必要で、一人でこれをやると、なんだか勝手に語っているという印象になるんです。また、やりとりしていて思い出す話もあります。
そういう意味でも私の怪談には、MCは必要で、代理店などからオファーがあると必ずMCを連れて行くか、現地で調達するかしてくださいとお願いしているんです。
それとね、おっさんは、若い子がいると、語る怪談に熱も入る。いやホント。

また『Dark Night』なんて長丁場ですから、そういうMCが必要不可欠なんです。
一度、東京のライブで、ありがとぅ・あみ君をゲストに迎えた時、真名子不在で、はるみちゃんを発見する前。
私がホスト役となって、進行しながらトークもやって、怪談も語る、という5時間。
実質は、MCはそんなに仕事していないんです。進行もいつも私が時間を調整しながらやっている。
でも、そのMCがいないだけで、ライブの空気を作るのが大変だったんです。
体力、気力、いつもの5倍ほど消耗しましたわ。

「ロフトプラスワン・ウエスト」の三上『ムー』編集長とのトークも、最初はMCにおっさん(一人はミュージシャン、もう一人は?)が二人。たまに飛鳥昭雄さんも参加すると、ステージにおっさん5人。
さすがにお客さんからクレームが来たようで、MCを真名子に変えると、途端に反応も変わりました。

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おっさんはほんま、理屈っぽいですからな。ところがMCのおっさん二人が、我々の話についていけない。
無知のおっさんは、お金を払っているお客さんからすれば「なんだあれは」となります。
でも、若い女性の「知らない」は成立するんです。また、濃いトークには、オイテケボリとなるお客さんも必ずいますから、MCの「それ、なんですか」は、重要なんです。トーク・バラエティの基本です。
先月の「ロフトプラスワン・ウエスト」での飛鳥昭雄さんとのトークも、MCがいればもう少し、話を戻したり、「ついてきてる?」と振ったりして、もう少しエンタメとして形が作れたのになあと、思うわけです。

はるみちゃんが最初のMCをやった『Dark Night」で「オーブってなんですか?」は、かえって客席が新鮮な感動を覚えましたな。
「おおっ、今の子は、知らんのや」
でも、おっさんのMCが「オーブって、なんでっか?」と言ったらどうするでしょう。
一瞬客席は凍り付いて、アンケートに書かれるでしょうな。
「なんでオーブも知らんヤツが、MCやっているんですか」って。

はるみちゃんの、もう一つのすごいボケ。
「(山の牧場の宿舎を説明していて)、二階建ての建物なのに、このように階段が無い」
「エレベーターはないんですか?」
おおーっ、そんな発想は無かった!という客席のどよめき!

さて、若い、というのも常用なポイントですが、長くなりそうなので今回はここまで。

とにかく、怪談、オカルト系のMCといっても、そんなわけで知識は無くてもいい。必要最低限の知識はこちらでわかりやすくレクチャーします。また、ホラー系のキャラもいらない。作りこむ必要も無い。
それはそれで、別に育てたいですけどね。
もちろん、相応にギャラも支払います。お仕事ですからな。

というわけで、オフィスイチロウは、女性のMC、タレント志望を募集しています。
自薦、他薦かまいません。

オフィスイチロウ
info@officeichirou.com
06-6264-0981

まずは一報。







kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(13)

2017年12月07日

次回『怪チャンネル』と『気まま酒家』。

中山市朗です。

ameba FRESH! から配信しております、『中山市朗・怪チャンネル』。

前回の現場写真があがってまいりました。

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クロマキーを貼っての撮影であります。

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次回『中山市朗・怪チャンネル』は、16日。
「Dark Night」の開催前の楽屋から、西浦和也さんをゲストに、生放送の予定です。
楽屋には、22:30入り。そこから準備などがありますので、22:45〜50頃から、ライブ開始の15分前まで。
その後の15分でライブの打ち合わせなどありますので、かなりタイトなスケジュールです。
会場のお客さんにも、観ていただけるよう、会場でも流します。

冬も怪談、盛り上げます。

10日(日)は、怪談の壇。
2017年のチャンピオンを皆さんと共に決定いたします。

その前日、9日(土)の22:00からは、オフィスイチロウより『気まま酒家』を生配信いたします。
こちらも参加者募集しております。

『気まま酒家』DMか、オフィスイチロウへメールをくださいませ。

そろそろ、来年のスケジュールなどが決ってきていますが、はるみちゃんも本業のライブと重なるものも出てきています。オフィスイチロウとして、マジで、MC女子を募集しています。
怪談、オカルト系が好きな、アグレッシブな20代女子。
ぜひ、オフィスイチロウへご一報ください。

推薦もお待ちしています。





kaidanyawa at 06:36|PermalinkComments(4)

2017年12月06日

中国、韓国の怪談事情?

中山市朗です。


12月になって、めっきり仕事が少なくなってきました。
怪談ライブは、10日の「怪談の壇」、16日の「Dark Night」の2本のみで、どちらもオフィスイチロウ主催のもの。
つまり、怪談ライブや番組出演の依頼が無い、というわけです。
つまり、需要が無い。

昨夜の『怪チャンネル』で話題にしたように、やっぱり世間では、怪談は夏の風物詩、ということなのでしょうか。
「いやいや、怪談好きは、年中聞きたいし読みたいですよ。冬の怪談、やってください」
という、怪談マニアの声はあるんですが、現実を言うと、毎年冬の怪談ライブは、夏に比べると、2〜3割はお客さんの数は少ないんですよ。これを何とかしようと、冬怪談を仕掛けているんですけど。

ところが、海外の人たちの怪談事情は、逆なんだそうです。
怪談、という形式は日本にしかない、と私は言っておりますが、海外にも、幽霊や悪魔の話はありまして、語られるわけです。
西欧では、それは冬なんだそうです。
それは、日照時間との関係らしくて、冬の夜は長い。
だから、その夜こそが、怖い話を楽しむのにふさわしい、というわけですな。
北欧なんて、冬中、雪に閉ざされて、外にも出られない。
そうなると、ペチカを囲んで、大人が子供を相手に怖い話を聞かせる。それが風物詩。
そういや、『シャイニング』なんて、雪に閉ざされたホテルでの話でした。
冬の間に一家が雪に閉ざされ、春になっても出てこないので、捜索してみたら……、ということを考えると、確かに怖いですな。
また、ハロウィンの季節との関係もありましょう。

私もねえ、秋と冬の長い夜は、怪談にピッタリだと思って啓蒙活動を行っているつもりなんですけど、なかなか理解が得られないわけでして。いまだに私なんか、季節労働者。

ところで、西欧はともかく、お隣の韓国や中国の怪談事情はどうなんでしょうか。

中国は、長い歴史の間に独特の神秘主義が継承されていました。道教がそうですし、老荘思想もそう。仏教もそうです。宗教には必ず神秘主義が入り込むわけです。ですから中国は、古代より相当な怪異談があったと思われます。
有名なところでは『聊斎志異 (リョウサイシイ)』という怪談集が清朝時代に出版されています。仙人や手品師、狐が化かす話や、動植物の精霊譚が記されています。著者は浦松齢という、中国の怪異蒐集家。うらまつれい、ではなく、ホウシュクレイと読みます。あのキョンシーの『霊幻道士』も、清朝時代が舞台の香港映画でした。
小泉八雲や田中貢太郎なども中国の怪談集を集めて日本で出版しています。しかし、これらの話は、本国では文化大革命で相当数、失われてしまったようです。
中国の共産主義は、唯物論のマルクス主義から成り立ちますから、宗教は迷信だとして破壊したわけです。もちろん、怪異談なんて、愚の骨頂ですわ。
でも、文化大革命の本質を知ってしまうと、怪談なんかより、よっぽど恐ろしいですけどね。

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一方台湾にはこういう話、残っているようですし、「学校の怪談」ブームもありました。研究の余地がありそうです。『新耳袋』は、台湾でも出版されたんですよ。

日本現代百物語。カバーの細かい字も全部中国語になってますよ。

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怪談に限らず、話芸が日本で発達したのは、擬音、擬態語が豊富であるということもあります。
小泉八雲は、英語にこれが無かったため、日本独特の怪談の言い回しを表現するのに苦労したといいます。

ところが、日本語以上に擬音、擬態語、つまりオノマトペが多いのはお隣の韓国の言葉だそうでして。
でも、韓国の怪談を調べても、ほとんど出てきません。どうやら、韓国で怪談が読まれ、ホラー映画が作られだしたのは1990年代になってから。つまり日本の影響なのです。

昔の朝鮮は、道を歩けば死体がゴロゴロ。奴婢とされた人たちも両班という貴族、役人に殺されたり強姦されてもあたりまえ、みたいな時代が続いていましたから、幽霊が怖いとか、そんなことを言っている場合ではなかった、ということなのでしょうか。李氏朝鮮時代は、まともな宗教も無いありさまでしたし。
現に、私はある韓国人と話していて「昔、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんがよく家にいたが、それが怖いものだとは、日本のホラーをみて、初めて知った」と言っていました。

しかし、今の韓国ですと、怪談を聞いたり語ったりという楽しみを、輸出できるかなあと。
韓国では『新耳袋』のコミック版が出版されております。


ですから、まずは日本国内にて、怪談啓蒙活動を一年中やって、もっと聞き手を増やす。
日本には、KAIDANというものがある、と認知させるわけです。
そして、韓国、台湾で、怪談ライブをやる。
そうなってこそ、怪談はほんとにショウビジネスとして成り立つのではないかと思うわけですが。

その、まずは前哨戦が、語り手を発掘し育成する『怪談の壇』です。
10日です。ぜひ、聞いて、語って、怪談を盛り上げていただきたく思います。
今回は、2017年のチャンピオンを決定します。
決めるのは、観客の皆さん!
ぜひ、次世代の語り手を、ぜひ、みなさんの手で!

中山市朗Dark Night公式サイト








kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(4)

2017年12月05日

本日『中山市朗・怪チャンネル』、冬の怪談特集!


中山市朗です。


今夜ですよ。
『中山市朗・怪チャンネル』。
冬の怪談を語ります。

温かくして、涼しくなる怪談をお聞きくださいませ〜。



21:00より配信。

中山市朗・怪チャンネル

次回は録画放送。
だがしかし、ゲストに西浦和氏が登場の予定!

乞うご期待!


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2017年12月04日

もしかして、何かがそこに映っている?

中山市朗です。

『中山市朗・怪チャンネル』は、明日配信です。

ところでその『怪チャンネル』の技術を担当している、とっさんのツイッターにこのような写真が。

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これ、今年の10月7日、『Dark Night In 名古屋』の夜、幽霊が出るという名古屋市内のホテルの部屋に、私が泊まって、定点カメラを置いた、ということは書きましたが……。
その時の動画の一部のようです。
なんか、白いモヤみたいなもんがありますけど、なんでっしゃろ?
まあ、とっさんがチェックしてるようなので、何らかの報告があると思います。

当日、この部屋で、奇妙なことが、あったっちゃ、あったんですけどね。

さて、5日の『中山市朗・怪チャンネル』。
21:00より、生配信。
MCは、はるみちゃんです。

こう、寒くなりますと、怪談を聞く人が減っちゃうんですけど、なんでなんでしょうねえ。
そんなことを考えながら、冬に起こった怪異、怪談をいろいろ語ってみたいと思っております。



中山市朗・怪チャンネル


なお、オフィスイチロウでは、はるみちゃんのようなMC、タレント志望の若い女性を探しています。
いろいろと出演していただきたい企画もあります。

興味のある方は、オフィスイチロウまでご連絡を。

info@officeichirou.com




kaidanyawa at 00:04|PermalinkComments(0)

2017年12月03日

飲む時間

中山市朗です。


金曜日、作劇塾の後の飲み会。
久しぶりに塾出身の構成作家、高田豪君が参加。
いつもは、始発が出るころには塾生たちは帰るのですが、高田君がそのまま飲み続けていたので、新しく入って来た構成作家志望の塾生と、広島から通う塾生もそのまま居残って。

おそらく塾生たちからすると、私より、塾で学んで成果を出して、その道で食っている先輩のお言葉の方がお手本になったり共感したりするのではないでしょうか。

構成作家とは、イベントや番組の構成を考え、進行台本を作ったり、漫才台本を書いたり。
高田君の場合は、特に創作落語を積極的に発表していて、落語作家としての肩書きもあります。
ですから、こういう業界は、まさに人との出会いであること、飲み会の活用の仕方から落語の歴史や魅力など、二人の塾生も真剣にそんな話を聞いて、質問もしておりました。

これが作劇塾であります。

とか、言っているうちに気が付けば昼。
ウイスキーも一本開けて、二本目。しかも50度のバーボン。

さて、広島から通っている塾生がなぜ帰らずに居残っていたのかというと、夜の19:00から、大阪・十三(じゅうさん、ではなく、じゅうそう、と読みます)の劇場で『新耳袋・殴り込み Gメン復活編』の上映と、山口幸彦プロデューサーのトークがあるので、それを観に行くのだとか。

「そうかあ、山口さん来るんや、久しぶりに会って打ち上げ参加したろかな」と思い、私も行く気に。
高田君も塾生も帰ったところで、寝る。

起きたら、20:00でした。夜の8時ですわ。あっはっは。

スッキリしたところで、ここ一年で取材した怪談の整理といくか。

えっ、20:00?

飲む時間やんか。







kaidanyawa at 03:46|PermalinkComments(4)

2017年12月01日

鬼が笑う話

中山市朗です。

12月になってしまいよりましたなあ。

12月は二つの怪談イベントがございます。

★怪談の壇チャンピオン大会

12月10日(日) 怪談の壇のチャンピオン大会を開催!。
過去3回のMVPと、当日のMVPの4名の中から、今年のチャンピオンを決定いたします。
果たして2017年チャンピオンの座は誰になるのか? 
それを決めるのは参加者の皆さまです!
詳細・ご予約は下記リンク先から、怪談の壇のイベントページをご覧ください。
中山市朗Dark Night公式サイト

お客さんも参加していただく打ち上げもございます。
参加希望の方は、予約時にお申し付けください。



 『Dark Night」の開催が近いからか、『怪談の壇』の予約状況が今一つです。
でもこちらはまた同じ怪談でも別趣向の者です。
何より、皆さんで2017年度の最初の怪談チャンピオンを選出していただくものです。
みんなで選びみんなで成長させ、関西の怪談界を作り、盛り上げましょう!



そして、お馴染み。


★Dark Night vol:24

12月16日(土)。24:00〜オールナイト。
24回目となる今回のゲストは、西浦和也さん!
どんな怪談が披露されるのか、こうご期待。
詳細・ご予約は、中山市朗Dark Night公式サイトをご覧ください。

中山市朗Dark Night公式サイト

こちらは、チケットはあと僅かとなっております。
早めにゲットしてください。



さて、来年のスケジュールの第一報です。

中山市朗が過去語り、書籍とした怪談の中から三百話を選び、新たに語りなおして映像に残そうという、

★怪談三百物語・第二夜

1月14日(水)、千日前千日亭で開催します。
開始時間は19:00〜
予約2500円 当日3000円となります。

何を語るかはこれから考えます。
リクエストなどありましたら、どんどんお聞かせください。



kaidanyawa at 00:00|PermalinkComments(6)
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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