2020年12月

2020年12月31日

実話怪談というものについて考えさせる怪談……。怪異インタビューです。

中山市朗です。

今年もいろいろとお世話になりました。

皆さんへ最後のメッセージです。



29日に、CD用の音声収録がありましたが、「八甲田山」に続き、「日航機墜落事件」に関する怪談を4話、「大韓航空撃墜事件」に関する話も1話、語りました。

「日航機墜落事件」は1985年に起こったものなので、今年は35年目にあたっていたんですね。ですから語っておこうと思ったわけです。
いずれも、怖いというよりは哀しいメッセージを思わざるを得ない話で、本には書いていない、いや、書けない話も含みます。
実話怪談、というものについても考えてしまうお話です。

ではみなさま、よいお年を!!




kaidanyawa at 07:37|PermalinkComments(5)

2020年12月30日

2020年、中山市朗アルバム。それでもいろいろありました!! 最後は「八甲田山」と「日航機墜落事件」で語り納め!!

中山市朗です。

今年、2020年を振り返る、中山市朗アルバム、後半期であります。
昨日書きましたように、今年はコロナ禍の中、いろいろとイベントやライブ、催しが中止。あるいは企画がたてられなくなりました。取材もやりにくくなって。
仕事も激減しましたが、まあ、社会そのものがそういう事態ですんでね。ボヤいててもしゃあない。
そんな中で、どう自分のやりたいことを全うするか。私はそれが最優先。
やりたいことをやった、あるいはやらせていただいた2020年、後半期を振り返ります。

10月10日は、今年3回目の「Dark Night」。
ゲストは怪談図書館桜井館長。
客席を熱くさせた千日前怪談特集。ツイキャス有料生配信も120名ほど観ていただきました。
まずは成功。赤字から救われ、安心して継続させる希望がみいだせました。
やっぱりね、こっちも本業ですし、またお金を払って観てくださる客さんがいるから、それ以上の付加価値を届けようとこちらも考え、取材し、パフォーマンスをするわけです。

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デジジより配信CD発売、配信もある「市朗怪全集』の収録も月一ペースで。CD2枚分、2時間以上をブースの中でしゃべり続け。

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マスク姿で、放送局入り。
私、マスクをしたのは実は人生初でして。風邪もひかないんだもん。
今もな〜んか違和感が。ネクタイを締めても首を絞められたような違和感が起きる私です。

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こちらは『茶屋町怪談・女性怪談作家SP」。
私はご意見番として出演。

左から、藤林温子アナウンサー、私、松原タニシ、花房観音、田辺青蛙、深津さくら(敬称略)
オンラインで、川奈まり子、牛抱せん夏(敬称略)が出演。粋な企画でした。


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11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎城にて、「震えるあまがさき」。怪談ライブです。
自治体がこういうイベントをやっていただくと心強いですな。

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出演メンバーは、右からシンプレの渡辺裕薫、竹内義和、三木大雲(敬称略)、そして私。
みんな最高の笑顔。怪談を愛する者の顔ですよ。

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我が書斎にて、怪談図書館桜井館長とツイキャス番組を開始。11月にテスト配信。
2021年1月から有料化し、濃い怪談番組にしていく予定です。

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『茶屋町怪談』も我が書斎にやってきて、スピンオフの配信番組を。
藤林温子アナウンサーと。

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『北野誠の茶屋町怪談2020冬』の出演者。
左から三木大雲、松原タニシ、私、北野誠、Apusu Shiusei、下駄華緒(敬称略)、藤林温子アナウンサー。全員マスク姿と言うのが、2020年を象徴しておりますな。

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今年最後のライブは12月26日の『Dark Night Vol・38』。
無事できてよかったあ!!

Liveの様子。
左から私、下駄華緒、深津さくら、ムラシマ・カリ(敬称略)のFreshなメンバー。
彼らの今後の活躍が楽しみ。関西の怪談を盛り上げてくれ!!

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そして、昨日29日が仕事納め。
でじじ発行、パンローリングから発売のCD、配信用の音声収録。
今回は、ヤバイぞ〜。
『八甲田山』を6部作、2時間近く語った!!  もちろん編集で短くなりますが。
そして、日航機墜落事件、大韓航空撃墜事件についての怪異も。
不謹慎なものにならないよう、配慮して、話もチョイスしております。
こちらの模様は、インタビュー動画でどうぞ。





まだまだ他にもやらせていただきましたし、続けていた『怪チャンネル』が最終回を迎えたりもしました。まあ、なんやかんやと、ありましたな。

『怪談狩り』の新作は今年は出ませんでした。来年は出版予定です。
本は出なかったですけど、CD、DVDはいろいろ出ました。

圓山町 怪談倶楽部 ~遠国奇譚~ [DVD]
中山市朗
竹書房
2020-11-04


市朗怪全集 一 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-11-14



市朗怪全集 二 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-11-14



市朗怪全集 三 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-12-12


『市朗怪全集 四』は、来年早々に発売予定。
「八甲田山」は『市朗怪全集 五』に収録予定で、2月発売かな。






kaidanyawa at 07:08|PermalinkComments(7)

2020年12月29日

2020年、中山市朗アルバム、コロナでいろいろ延期、中止となった上半期の巻!!

中山市朗です。

いよいよ2020年も終わりますね。
世界的なウイルス感染の流行により、いろいろなものが失われ、価値観を一変させる、とんでもない1年でした。
私は今年で作家生活30周年、Dark Night開催10周年の年となる、ということで記念の大イベントや、大パーティの準備も進められていたようですが、全部中止。
どころか仕事が激減。特に大阪以外でのライブや公演活動が軒並み中止、あるいは延期となり、プライベート怪談会も中止。取材もやりにくい、ということで『怪談狩り』は、今年は編集部に無理言って、お休みさせていただきました。作劇塾も休塾。取材旅行も自粛。

そんな私の1年を振り返ります。
本日は上半期編であのます。

今年は正月からパクリ問題が発覚。考えてみれば、あんまりいい年始でもなかったのかな?

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今年最初の怪談ライブは、2月29日の「三百物語」と「Dark Night・35」でした。
この頃はもうチャイナ・コロナの脅威は来ていましたが「三百物語」は通常通り開催。


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ところがその直後、政府が緊急事態宣言を出し、Dark Night」の予約にどどどっとキャンセルが出ました。いや、もう止めてくれい。
Liveそのものは開催。あと1日早い宣言だったら中止になっていたかも。
ゲストは,「Dark Night」初登壇、田中敏行君、Apusu Shusei君。
通常の形で行った、最後のライブとなりました(涙)。

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この後は、予定していた東京での『Dark Night」や「プライベート怪談会in東京」「古代史塾」なども延期。そしてそのまま中止へ。予約はかなり入ってましたやで。残念!!
また、依頼されていたゲスト出演するはずのライブも次々と中止。
みんな、生きてるんかな〜と、心配に。

6月28日、今年2度目の「三百物語」は、場所を変えて、難波の「舞台袖」から。
お客さんの数、10人強!   過去最低の入りながらも、ライブの後に行ったミニ会談会は盛り上がりました。量と質は比例しない。


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放送は、あまり影響を受けなかった。

こちらは『北野誠の茶屋町怪談2020年夏』の出演者たちと。
ネット配信ということもMBSさんが本格的に検討しつつ、番組も拡大枠として制作、配信。
左から、ムラシマ・カリ、私、松原タニシ、いたこ28号、竹内義和、藤林アナ、深津さくら、北野誠(敬称略)。


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8月8日『Dark Night Vol・36』。
お客さんは1/3に制限。これでは赤字。ですので実験的にツイキャスでも有料配信をしてみる。評判は上々。
ゲストは城谷歩さん。
そういえば、城谷さんのライブ出演の予定が、2度、中止に。

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CBCラジオ『北野誠のズバリ!』、怪談特集。こちらは生放送。


北野誠 ズバリ











いつもだとスタジオで収録と言ったテレビ番組などは、リモート出演とかいって、私の書斎にいてzoomとかいうものを使うことが多かった。
『茶屋町怪談』も、ゲストは私以外全員オンラインと言う体制で。

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スタジオにはこの3人が。

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Liveもそう。
こちらは何度も延期された城谷歩さんの怪談ライブ。こちらもリモート出演。
なんか共演した気がせん。打ち上げも無いし……。オンライン飲み会?
なにがおもろいん??

秋葉原怪談















デジジから、『市朗怪全集』として私の語る怪談全集がCDと配信で発売されることに。
その収録風景。


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オフィスイチロウとしても、何もしないわけにはいかない。
3日に一度の締め切りに追われたWEBマガジンの掲載が8月に終わり、ホッとする間もなく、今度はYouTubeをやりましょうよ、と秘書が提案。

怪談というより、「日本について語りたい」と、わがままを言って、天皇について、聖徳太子について、未来記について、鳥居について語る。

鳥居についてこれだけ語れるのは私だけ??


鳥居の起源1















取材がやりにくいなか(私はラインや電話取材はダメなんですよ。本人に直に合ってお話を伺うというのが、私の取材法)、せめてプライベート怪談会をやって、怪談のストックをしとかないと、ということと、やっぱりお客さんとの交流が無いと寂しい。ということで、私の書斎を飛び出し、大阪市中央区区民センターの和室で開催。しかも人数は私と秘書を含めて7人という制限化のもとで。

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でも、怪異蒐集としては大きな成果がありました。皆さんどうもありがとうございます。

今年初の東京。
竹書房主催『圓山怪談倶楽部』。
こちらもやるかやらないか、主催者も悩んだようで告知が出るのが遅かった。
結局、客席半分で開催。
でも内容は盛り上がります。

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左から川奈まり子、神原リカ、西浦和也、北野誠、上里洋志、村上ロック、私(敬称略)。
私、舞台の一番上手におりましたが、すぐ部隊の袖あたりから、おっさんの声が聞こえていました。本番中やいうのに、携帯でしゃべっとるわ。不謹慎なスタッフもおるもんや、と思っていたら、そんな人はいなかったと判明。うん?  ほな、あれ、幽霊の声??
いやいやいや。
でも、聞いていたのは私だけではなかったことも判明。


そういえば、客の入っていない大阪ミナミの某居酒屋のトイレで、白いツナギ姿の目つきの悪い男と遭遇。ところがこの男……。幽霊、見たんかな??

いやいやいやいや。

それを見た時のブログ↓


私が体験した怪現象、でも霊かといわれるとねえ。でも説明 ...

blog.livedoor.jp › kaidanyawa › archives


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2020年下半期については明日掲載!!













kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(6)

2020年12月28日

2020年の語り収め! 終了しました。コロナ禍のわりには盛況でしたよ!

中山市朗です。

会場へと向かう私です。自分でいうのもなんですが、怪しいです。


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お客さんの前での怪談語りの語り収め。
『三百物語&ミニ怪談会』『Dark Night  Vol・28』、終了いたしました。

予約状況は、コロナのニュース、報道によって左右され、予約が入るとキャンセルが出るの連続でしたが、ちゃんとお客さん、入ってくださいました。

『三百物語&ミニ怪談会』は、予告しておりましたように「黒いバス」4話を3部に分けての語り。
お客さん、どういう感想だったのでしょう。
ともかく得体のしれない、おそらくは異次元から来るバスの正体が、話を進めるごとにだんだん分ってきて、最後にはゾゾッとしながらも考えさせられる、というものでした。
来年、東京での怪談ライブが可能であるなら、改めて語ってみたいと思います。ほんま、不可解なお話でありました。

ミニ怪談会は、7話ほど語っていただいたかな。
最近みなさん怪談慣れしてきましたな。
『新耳袋』の頃は、使えるのは10話の中で1話あるかないか、なんて言っていましたが、最近はみなさんライブやネットで怪談を聞く機会も多いからでしょうか、怪談というものを理解して語ってくださるので、10話の中で4話、5話と使えそうな話があったりします。
で、思うわけです。世の中不思議なことが多いんだな〜。
おもろいな〜。

続いて、オールナイト怪談ライブ『Dark Night・38』。
ゲストは3人。いつもは1人ないしは2人までが基本形の当Live。まあ、楽屋に挨拶に来られた人を舞台に上げることはありましたけど。
3人とも、関西を中心に活動をしている怪談の語り手。
語り始めて4年目と言う、下駄華緒君、ムラシマ・カリ君。3年目だという深津さくらさん。

現在、全国に200人ほどの怪談の語り手がいるそうですが、特に東京に集中して生息しているようです。まあ、お客となる層は圧倒的に多いし、メディアの注目度も違うし、何より出版社やメーカーは東京に集中していますし、その気になればマネージメントをしてくれる芸能事務所も関西よりは多いはずです。語り手として注目を浴びて仕事をしようとするなら、東京で活動する方が利口かもしれません。ただ、それだけ競争原理も働いて大変ではありますが。
でも、10年ほど前は怪談の語り手は関西が中心でした。

KTV『恐怖の百物語』、ABC『誠のサイキック青年団』、KTV『怪談グランプリ』という流れもあったと思います。

雲谷斎さんはこの時すでにベテランだったし、怪談社も十三に発足して積極的にライブをやっていたし。竹内義和さんも語ってた。朱雀門出さん、田辺青蛙さんなども怪談を語り始めていました。北野誠さんは東京にいましたが、怪談活動は関西が中心だった。
今は、関西出身の人たちも仕事や活躍の場を求めて東京へ行く。まあこれはなにも怪談だけでなく、すべての分野で言えることかもしれません。
私だって、何度も東京進出のお誘いを受けました。

でもねえ、私は関西にこだわりたいのです。
何より、なんでもかんでも東京と言う色眼鏡で見たり聞いたり語ったり、というのは、危険だし面白くない。東京のものが面白くない、というのではなくて、もっと多義な見方、付加価値があった方が面白い、ということ。
また、おろもいことは大抵、関西から発祥して、東京でおしゃれなものになる。私はそんなイメージを持っています。

そういう意味で、関西で活躍しているFreshな語り手と一緒にステージを共にしてみたかったのです。
別に、3人に東京へ行くな、と言うつもりではありません。でも、関西人であること、関西の文化、色、といったものは忘れないでほしいと思います。何よりこれからの人ですからな、3人は。

ということで、今回は私がMCを務めながら、ちょっとさぐりさぐりで『Dark Night』の世界へ誘導していきます。実は3人とも、『茶屋町怪談』で会ってはいるのですが、こういう舞台でガチにやるのははじめてのこと。


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そういう意味で3人が怪談に魅入られたきっかけや、怪異に対してのスタンスなどを、当時の体験談や見聞きした怪異を披露しながら紹介していきました。実は、心霊写真を持ってきてくれていた人もいたのですが、話が終わらなくて披露する間もなし。

第二部では、3人の怪談語りをみなさんにじっくり聞いていただくために、コーナーを作りました。椅子を一つだけ舞台中央に置いて、順次登壇してもらって、15分ほどの怪談を語ってもらう。
それぞれにユニークな怪異が語られました。やっぱり怪談は面白い。

トップバッター、ムラシマ・カリさん。
ある山にある禁足の地とと不気味なカラス……。


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2番目は、下駄華緒君。
ベトナムの怪異。現地では禁断のお話。

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ラストは、深津さくらさん。
不思議な不思議なお爺さんの話。怖いけど、考えさせられる。



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私はこのコーナーに出る予定はなかったんですが、彼らの怪談を聞いているうちに語りたくなってきて、最後に6〜7分ほどですが、怪談を語ってしまいました。
披露した話は、北九州の話。炭鉱山の中にお堂が??? 初披露!!

第三部は、4人で怪談を中心としたテーマで雑談をしながら、思いだしたり関連した怪談を話す。
このあたりになればもう、場にも慣れて、丁々発止の怪談ラリー。
最後に私が、恐ろしい職場での呪い話を披露して、終わり。

やっぱり初参加の3人のゲストが口をそろえて言っておりました。
「えっ、もう終わり? はやっ」
怪談好きからすれば、『Dark Night』はいつも5時間が短いのです。

未見の方は、ツイキャスで全編が観れます。

twitcasting.tv/c:cuenananet/shopcart/45476



次回は……、いつごろできるかな?

みなさん、お疲れさまでした〜。
そして、ありがとう〜。


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kaidanyawa at 00:36|PermalinkComments(5)

2020年12月26日

2020年の語り収め! 初語り「黒いバス」、ミニ怪談大会、そして『Dark Night』!! 本日です!!!

中山市朗です。

本日、「三百物語&ミニ怪談」と「Dark Night・Vol38」、いよいよ開催。
両イベントとも、コロナ禍の為、客席数は半分以下とした制限を掛けております。
また、物販も出ません。
清めのお塩は、皆さんを霊障から守る為に(?)、会場出入り口付近に準備しておきます。

セーマン




















賽銭箱が置いてありますので、お塩をお取りになりましたら、100円のお賽銭をお入れください。
ちなみにお釣りは出ません。寄付は歓迎(笑)!

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「三百物語」では、独り語りで「黒いバス」を披露いたします。
とりあえず、4話1時間の怪談となりました。ちょっと関連した話として『怪談狩り・四季異聞録」に掲載しました「無人駅」を語る予定で、全5話を語ります。「無人駅」以外は、未掲載の話ばかりとなります。
こちらは配信はありません。
後に動画データとして「怪shop」で発売予定です。

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クリック⇊

⇒『中山市朗 怪Shop』


ミニ怪談会は、お客さんにも語っていただく怪談会です。語ってよし、聞いてよし。
今年は例年のようなプライベート怪談会は開催できませんでしたので、ここで機会をつくります。
80分ほどですが、怪談のプチオフ会ののりで参加ください。

MCは、秘書・ののが務めます。

あべのハルカスSPACE9で、18:30より開催します。
参加費2000円です。

sakugeki.com/?page_id=626


そして『Dark Night Vol・38』
関西のFreshな語り手3人を招致してのオールナイト怪談ライブです。
こちらは、休憩を2〜3回はさんでの約5時間の長丁場となります。
コロナ対策を取ったうえでの開催です。

下駄華緒、深津さくら、ムラシマ・カリの3氏がたっぷり語るコーナーもあります。
会場での鑑賞が難しいけど聞きたい、楽しみたい、と言う方は、ツイキャスによる生配信もあります。

年末の夜は、関西発の怪談ライブ『Dark Night」で、後味の悪い2020年を締めくくってください。

お問い合わせ

sakugeki.com

ツイキャス生配信チケットはこちらから。
こちらは2週間見放題の2500円です。

twitcasting.tv/c:cuenananet/s

ダークナイト38


















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おしまい。

kaidanyawa at 08:21|PermalinkComments(3)

2020年12月25日

いよいよ明日となりました。 『三百物語&ミニ会談会』&『Dark Night Vol・38』

中山市朗です。

いよいよ明日となりました。
『三百物語&ミニ会談会』&『Dark Night Vol・38』

今年はコロナ禍の中、東京と名古屋での開催は果たせませんでしたが、地元大阪ではなんかと踏ん張って、作家生活30周年、Dark Night開催10周年の年を締めくくります。

『三百物語&ミニ会談会』は、1時間は私の独り語り。新作の「黒いバス」を語ります。
休憩をはさんで80分ほどは、お客さんと語り聴く、いわばプチ・プライベート怪談会。
例年は私の書斎で開催しておりますプライベート怪談会は、怪談を語ることが参加条件ですが、今回は聞くだけでも参加できます。まあ、怪談忘年会といったノリで。
35名限定!

明日、18:30開始〜21:00まで。
参加費2000円。
MC のの(オフィスイチロウ・秘書)

あべのハルカスSPACE9

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そして、深夜は『Dark Night』
今回は3人のゲストを招致しました。関西に活躍の拠点を置く新鋭の語り手たち!
下駄華緒、深津サクラ、ムラシマ・カリ。
80名限定。
24:00開始〜5:00までの5時間!!!

前売4000円 当日4500円
道頓堀ZAZAHOUSE。

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『Dark Night Vol・38』は、有料で全編生配信いたします。
こちらは2500円でご視聴できます。当日より14日間は見放題、聞き放題!!
発売しております。
ご家庭で、お酒でも飲みながらどうぞ。
後日からでも購入できます。

チケット購入はこちら↓

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kaidanyawa at 07:10|PermalinkComments(3)

2020年12月24日

怪談は懐の深い話芸である!! 負のイメージを払拭せよ!!

中山市朗です。

昨日は、『茶屋町怪談』の有料配信に関する私の私信を書かせていただきました。
実は、MBSから家に帰ったとき、挙げられていた無料動画を見てみると、あまりに有料に対する不満や憤りが多かったので、まあ、ついつい事情の説明をさせていただいたわけです。 でも、おかげさまで、と言いますか、有料配信に納得する、価値はあったという意見も後にたくさん出ましたので、理解していただける方も多かったことは、幸いでした。

無料配信分のアドレス⇊

youtu.be/zhkwHzWeIFw

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人の価値観はさまざまですので、これが正しい、あれは間違い、とも言い切れません。
お金の使い方もそうですね。
ある人にとって価値あるもので大金を払ってでも欲しいというものがあっても、同じものをタダでもらってもいらんわ、と言う人もいるでしょう。

ただ……。

通常のラジオ番組は、タレントとMCだけで成り立ちます。それで情報を流したり音楽を聞かせたり。ゲストが入ってのトークとか。
でも出演者総勢7人での2時間半の番組となると、これは特別番組というか、ライブのノリですよね。まあコロナ禍でもあり、大きなスタジオとそれだけの機材やスタッフも必要となります。
また、ラジオの特番で2時間半の放送というのも編成的にも営業的にも難しいと思われます。何かのレギュラー番組を犠牲にしなきゃなりませんからね。それでなくとも怪談番組の放送は難しいということを昨日ここに書いたわけです。
放送局にもいろいろと事情があるんですよ。
だから、そんな中でMBSさんは、有料配信としてでもこういった怪談番組を作ったのです。怪談マニアなら、そこをまず評価しましょうよ。
ラジオ放送は来年に1時間番組として放送されます。それは無料で聞けますよ。

それでも有料に不満のある人はこう考えましょうか。

1時間の『北野誠の茶屋町怪談』がラジオ放送されます。
でももっと聞きたい人は出演者たちが居残って、怪談を語っていますよ。視聴できる有料配信がありますよ。

えっ、ラジオ放送が遅い?
違う。ふつうは録音したものが放送されます。もちろん編集されます。そして1ケ月後に放送なんてザラにあります。
でも動画配信は生が活きる。ただ、ふさわしくない語句、いわゆる放送禁止用語が出ちゃうとアキマセンけどね。そこは出演者も心得てはいますけど。でも有料配信だとそこの言い訳もできるのです。
ラジオやテレビの電波は公共のものです。
「こんな番組クソだ!」と言われても、じゃ聞くな、とはいえない媒体です。
でもライブとして、ネットの有料配信となると事情も変わってくるんです。有料配信だから出来ることもあるし、公共電波を使うから出来ないこともあるんです。
それでも全部、無料で聞かせろ、ラジオ局がネット配信するとはなんだ、という意見はちょっとねえ。無茶と言うものですよ。
それでも有料配信は許さない、というのなら、せいぜい3人ほどの出演者で30分ほどのラジオ番組にするしかない。それでも、そのスポンサーが付かないので難しいという話を、昨日したはずです。

こんな番組は奇跡なんですよ。
他にないじゃないですか。
ですから、聞きたい人にはたっぷり聞いていただけるように、2時間半用意しました。1時間はラジオ番組として聞いていただきますが、それ以上聞きたい方は有料となりますけどどうぞ、ということだと。

ですから、もっと聞きたいという人は、適正料金を払って楽しめばいいと思います。払って視聴してくださった方々が、この番組のスポンサーです。それでいいじゃないですか。
そして、懸命にやっている人を否定したり、傷つくような言いようはやめましょうね。

さて、怪談はスポンサーがつきにくい、ということも書きましたが、なんだか怪談は禍々しいもの、非科学的なもの、不謹慎なもの、というイメージがあるんでしょうね。
特にオウム真理教の事件以来、その考えがマスコミで顕著になりました。
怪談と霊感商法が同じにされたりしたんです。私も当時、随分と叩かれましたもん。

でもね、怪談は何度も言いますが、話芸であり文芸である。芸能なんです。
そして怪談を通じて日本人の生活、風習、死生観、宗教観、歴史などについて触れたり、考えたり、伝えたりできるという側面もあります。これはなかなか貴重なことで、怪談好きに人は怪談からいろいろな考え方や知識などを吸収できちゃったりするわけです。

例えば先日の『茶屋町怪談』でいうと、誠さんの呪術に関する話は、人間の闇の部分を考えることになりますし、呪いの本質を考えるきっかけにもなります。戒めにもなります。奈良時代にはあった、というのなら、歴史的に掘り起こしたくなる人だっているでしょう。

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三木和尚は、怪談によって説法を説く、と言っていますね。仏教の説法を聞け、といわれてもよほどの信者でない限り、聞く気はしないですけど、怪談を通してならいつの間にか聞いていることになりますね。これは平安時代に書かれた『今昔物語』と同じやり方と言えましょう。日本人は古来より、神仏の教えを化け物や鬼、霊の物語に例えて庶民に聞かせたのです。それって、いわば怪談ですよね。でも字の読めない昔の人は、こういった怪談や説法から知識や作法、戒めを知ったのです。

私が披露した「八甲田山」も歴史的知識があって、怖くなる話です。
あの話はね、『新耳袋』に書いたとき、ある霊能者に凄く叱られたんですよ。
「こんなことは書いてはいけない。あなた方二人(私と木原のことです)、このままでは近いうちに死にますよ」だって。「そうならないよう、私がお祓いします」と言われたけど断った。
あれから二十数年、この通り、ピンピンしてます。

あの話は、体験者は思い出したくもないし、語りたくもないと言っていたんです。でも本に書くのなら書いてほしいと。なぜなら、本人は八甲田山の雪中行軍のことを知らなかった。だから不用意に行ってしまった、と。これをきっかけに大勢の人が知ってくれるのなら、ぜひ書いてください、と言われたわけです。だから、タブーは避けながら、本に書いた。
私は映画『八甲田山』を見て、雪中行軍の悲劇は知っていましたが、あの話を蒐集して以来、あの事件を調べ、調べているうちに日本の近代史を知る必要が出てきて(例えば、なぜ雪中行軍を行ったのか、その原因がロシアの存在にある、ではロシアとは何か、あれっ、満州が出て来た、という連鎖ですね)、そしたら日露戦争の要因や当時の世界の事象、日本の地政学上の位置や意味について考え、それが第二次大戦につながっていくとか、今もその地政学的意味は変わらないとか、いろいろ知ることが出来たわけです。それを知って『八甲田山」の英霊たちのことを思うと、あの話の悲劇性はもっと悲惨なことになる。それほど怪談は懐が深いし、知れば知るほど面白くなるのです
ちょっとこういうエンタメって、無いんじゃないかなと。

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だから私の場合は、怪談を語るだけでなく、ゲストとのやりとりで日本人というものについて考えることをやっているわけです。『Dark Night』がまさにそういう形式ですし、桜井館長と来年から有料配信する予定の『市桜怪談夜話』も懐の深い怪談をお聞かせしようと思うわけです。
そういう雑談はいらない、怪談だけ聴きたい、と言う人は、そういう配信番組を見ればいいわけで。

怪談の負のイメージだけではなく、怪談から日本を、日本人を知る、というところを理解していただければ、あるいはスポンサーもついてくれるかなあと。

怪談は面白い。ただ怖いだけじゃない。
そういう啓蒙活動を来年もやっていきます。

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kaidanyawa at 07:52|PermalinkComments(5)

2020年12月23日

『北野誠の茶屋町怪談』のご視聴ありがとうございました。

中山市朗です。

昨夜は『北野誠の茶屋町怪談』のご視聴ありがとうございました。
前半の約30分だけ無料配信。あとは有料となりました。
このことについて、賛否両論あるようですが、前回(夏)の有料配信の成功があっての今回であり、スピン企画もあったとご理解していただきたいですね。

私は番組の企画者でもスタッフでもMBSの関係者でもない、いち出演者の身でしかないので、こんなことを書くのはおこがましいのですが。

以前、北野誠さんが「俺、中山さんとラジオで怪談番組やりたいねんけど、怪談にはスポンサーがつかんねん」と言っておりました。私の経験上からもそれは言えます。
ラジオと怪談は非常に相性がいい、と20年前から言い続けて、企画の持ち込みもしてきましたが、放送局の反応は「やりたいですねえ。でもスポンサーがつかないんでねえ」というものばかりでした。

昨夜も、楽屋ではそういう問題も出ていました。
スポンサーが無いと番組はできません。製作費もかかるし出演者のギャラも必要。放送局としても利益がでないものは放送できない。あたりまえのこと。

それでも怪談を愛するスタッフ、出演者により『北野誠の茶屋町怪談』はノン・スポンサーで製作、放送され、じょじょに認知され、動画配信を無料でするようになって、全国のみなさんに認知され、視聴していただくようになったわけです。そして有料配信に踏み切ったわけです。
今回は有料配信分は2時間半。これだけのメンバーで、これだけの長時間番組ができるというのは、有料配信があってこそです。
そして、今回もおそらく1000人ほどの人が有料でご視聴してくださると思います。
1000人がペイして視聴してくれる、というのは、エンタメ界ではひとつの目安なんです。それがあると、ビジネスとしてやっていけるということを意味するわけです。
すると、怪談番組もコンテンツとして成り立つ、というこれはデータになります。
データがあると、スポンサーもつきやすくなる。すると、いろいろな怪談番組が制作され、放送されることが可能になる、ということにきっとつながるんです。そしてスポンサーがつく怪談番組の放送がなされると、それは皆さんが無料で視聴できることになるじゃないですか。

そうご理解していただきたいと思います。

『茶屋町怪談』は今、YouTubeでアーカイブを配信しておりますが、なんとその全部の視聴回数がのべ1000万回を超えまして、これはもうラジオ番組としては奇跡の大成功。夏冬の特番で、毎週のレギュラー番組ではないですからね。

実はこの日、MBSの局長さんが差し入れを持ってあいさつに来られました。

局長さんからの差し入れ。マイセンのヒレカツもあったよ。


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北野誠さんいわく、「局長さんが来たら、番組は大成功した、という証。現金なことやけど、そういう世界や」と言っていましたが、なんとこの番組は局内で表彰されていたんです。

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そら、局長さんも挨拶来はるわな。
ようやく、怪談番組が局内で成功だと認められたわけです。また、地方局がこの番組の動向や視聴者数などの推移を注目しています。
ご視聴される皆様があっての番組の成長、そして怪談界の盛況があるわけです。
怪談界も盛況には、こういったメジャーな放送局で認知されることは不可欠です。認知されることで質も上がるし、怪談の語り手も希望が持てるのです。そうでないと、怪談はいつまでもアマチュアの語るもの。ビジネスにはならないという位置に低迷したままになってしまいます。もちろんアマチュアの語る怪談もあっていいわけですが、プロの世界があるから、語る人も増える、質の向上もある、と言うことだと思います。

例えば、野球だって草野球もある。甲子園を目指す球児もいる。でもその先にプロの世界があるから、より認知され、目標も出来、夢もあり、質も向上し、大勢の方が観戦するわけです。そこからスター選手も出た。

怪談もそうあってほしい、と、私も30年間思い続けたのですよ。
そういう意味からも、有料配信は必要なのです。視聴したい人は、対価を払って視聴する。
エンタメでは必要なことです。怪談もようやく業界が認めるエンタメになってきた、というこれは証ともなるのです。

さてさて、昨夜の『北野誠の茶屋町怪談』。
私の感想ですが、今まででいちばん充実した内容になったのではないかと思っています。スタッフ、出演者の熱気も感じられ、皆様方からの応援メッセージも寄せられていました。

北野誠さんが持ってきた写真とそれにまつわるエピソード。すごかったですね。心霊写真というものでもないし、エピソードも怪談と言うより、呪いに関する人怖ばなし。でもこの話は、探れば怪談が発生しているかも知れません。
でも人怖はアカン。あれはマジですから。
誠さんはそこはちゃんと弁えて、怪異、呪詛に関する畏怖の念を込めたお話でしたから、番組に溶け込みましたが、人怖は怪談ではありませんから。

私は今回、『八甲田山』と『友人の供養』を語らせていただきました。

『八甲田山』は『新耳袋・第四夜』に書いた話ですが、この話にはタブーがあって、そこは書いていません。そして、この話は取材した時から妙なことが起こっていました。そしてその後もこの話を披露するたびに、何かが起こり、そのことを語るとなんと1時間を超える大作となるのです。
以前、『三百物語』でその全貌を話していて、暖房は正常運転されているのに、会場の温度が突然低下し、客席が実際に凍り付いた、ということがありました。

実は29日に、私が語る怪談CD『市朗怪全集』の第五集の収録がありますが、そこで再び全貌を語ってみようかなと思って準備しております。ここでも冬ということと、そういう流れもありましたので、語らせていただいた所存です。
『友人の供養』は、以前、怪談雑誌『幽』の取材で蓮久寺に行ったときに三木大雲住職から聞かされたお話でした。取材の後、実際にその場所へも行き、ゾゾゾッとしたものです。
三木住職から許可をいただき、『怪談狩り』にも書かせていただき、『Dark Night』で披露したところ、北野誠さんのお気に入り怪談となったようで、今回事前に誠さんからリクエストされていたものでした。
だったら三木住職に語ってもらった方がと言ったのですが、スタッフからもぜひ、ということで、三木住職とも相談させていただき、語らせていただきました。じっくり語ると15分ほどの怪談ですけど、8分という番組の制限もありましたので、ああいうものになりました。隣にネタの提供者がいて語る、というのは、やっぱり意識しましたけどね。初めての経験。
またあの場所へ行きましょうよ、と三木さんに言っているんですけどね、ちょっと気乗りがしないという反応で、いろいろその裏事情を知ってしまっての躊躇のようです。
そうなると余計……。

『八甲田山』同様、全部をあきらかにしてはならない話。
怪談ですな〜!!

ということで、ほんとうに充実した2時間半をすごさせていただきました。
北野誠さん、松原タニシ君、三木大雲住職、Apus Shusei君、下駄華緒君、藤林温子アナウンサー、スタッフとMBSの局の方々、そしてご視聴いただいた皆様方、ありがとうございました。

出演者全員で、バチリ!

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帰りにMBSさんからお土産をいただきました。

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中は、タニシ兄妹(?)のTシャッでした。

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さて、いよいよ26日は皆様の前で怪談を披露する今年最後の機会、『三百物語&ミニ会談会』。そしてオールナイトで『Dark Night』となります。
『Dark Night』は昨夜ご一緒した下駄華緒君、タニシ兄妹のTシャツをデザインした深津さくらさん。そしてムラシマ・カリさんと、いずれも初登場のお三人さんをお迎えいたします。
会場チケットは販売しております。
動画配信チケットは24日より発売予定。
こちらは5時間の長丁場。
ぜひぜひ、参加、ご視聴、お願いいたしまする〜。

詳しくは⇊
  

http://sakugeki.com/?page_id=1468


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ダークナイト38




















おしまい。









kaidanyawa at 11:12|PermalinkComments(5)

2020年12月22日

本日、MBSラジオ『北野誠の茶屋町怪談2020冬』に出演

中山市朗です。

本日、MBSラジオ『北野誠の茶屋町怪談2020冬』に出演いたします。

まずは有料生配信となります。

12月22日(火) 19:30〜21:30

チケットはこちら⇊

https://l-tike.com/event/mevent/?mid=550017


二話、語る予定ですが、一話は北野誠さんから「あの話して」とリクエストを戴いておりますので、その話をします。
なんと、この話の提供者は本日の出演者の中におりますので、もちろん本人に許可をいただいての語りです。どんな話なのかは、お楽しみ。ともかく北野誠さん、お気に入りで、『Dark Night』の共演中にも「中山さん、あの話して」と2度ほど頼まれたほどです。
もう一話は、お客さんからよくリクエストいただくあの話を、満を持して……?

出演

北野誠
松原タニシ
中山市朗
三木大雲
Apsu Shusei
下駄華緒
藤林温子(MBSアナウンサー)

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番宣番組「藤林温子の三つ目がとおる」の中山市朗の巻、配信中

youtu.be/JLUQdycS5KA

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また我が書斎での夜を徹してのプライベート怪談会、再開したいもんですな〜。

とりあえず現在は、コロナ禍を鑑み、中央区の区民ホールの会議室を使って行っております。
現在、参加者募集中。

来年2021年1月31日(日)
午後の部と夜の部。
参加費無料。ただし怪談を語ること。

詳細は下記フライヤーで。
今回は妖怪たちも感染防止で、お待ちしています⇊


プライベート怪談会2021131



















参加志望、お問い合わせは
info@officeichirou.com


























kaidanyawa at 06:44|PermalinkComments(0)

2020年12月20日

26日、語りで初披露予定! 奇妙な怪異談「黒いバス」、苦難しながら構成中!!

中山市朗です。

26日の『三百物語』で初披露する予定の「黒いバス」という怪異談。
まとめる作業をやっている最中ですが、かつてこんなに困難極める話はなかったですな。
起こっていることが、あまりに凄くて、聞き手にどう納得させるか、イメージさせるかが難しいわけです。
これ、普通に語ると、ほんまにあった話なんか? と言われそうな。
だから、怪異で不可解なことが起こっているんだけれども、ある意味整合性も求められるわけで、まあ、怪談全般にそれは言えるわけですけど。


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かつて私は『なまなりさん』という呪い系の話を一冊の本にしたことがありましたが、原稿用紙にして340枚ほど。『新耳袋』や『怪談狩り』は400枚は越える量での原稿枚数ですから、やや薄い本でしたが、一話で340枚の実話系怪談ですからねえ。
 
残念ながら『生なりさん』は品切れです。




千之ナイフさんによるコミックはあります。




まあ、全部を語りとしたことも無いのでなんとも言えませんが、『なまなりさん』は、全部語ると2時間半から3時間ほどかかる話でしょうか。

「黒いバス」は今のところ100枚ほどの量になる目途となっておりますので、全部語れば100分ほどの話になるのでしょうか。
こちらは、「黒いバス」が登場する5話ほどの話より構成となります。

『なまなりさん』はねえ、取材しながら頭の中で構成されて、家に持ち帰って4、5日で、初校が画ったのですが、黒いバスは、100枚ほどの話が一週間たってもまとまりません。
難しい話ではありますが、まあ、驚くような展開、事象が起こります。それがあまりに現実離れしているところが、手に余るというか、イメージ化するのが難しいというか。またこんな話は、あんまり聞いたことが無い。
まあ、大作です。

まだ時間はありますから、うんうんうなりながら、構成してみるつもりです。

お楽しみに。






kaidanyawa at 06:51|PermalinkComments(5)

2020年12月19日

今年最後の怪談ライブ『三百物語&ミニ会談会』。そして『Dark Night Vol・38』!!

中山市朗です。

いよいよ、あと一週間、来週の土曜日となります。
今年最後の怪談ライブ『三百物語&ミニ会談会』。そして『Dark Night Vol・38』

今年はコロナという厄介なもののおかげで、怪談ライブも自粛気味。
毎年行っていた東京、名古屋、地方での『Dark Night』も無し。
その他の企画もののライブなども軒並み中止か延期となっておりますが、今回は国や市からの自粛命令が出ない限りは、開催する予定です。
もちろん、感染拡大には十分に気を付けたうえでの開催です。

どちらのライブも、通常より席数を半分として入場料を発行します。
まだまだ席はあります。様子を見てはるのかな?

『三百物語』は私の語る怪談を動画記録し、発売しようという試みです。
今回は「黒いバス」という、おそらく来年夏前に発売するであろう『怪談狩り』に書こうと思っている未発表の話です。
実は今年の「三百物語」で一話だけ披露しています。これがなんとも不思議な話で、パターンとしても聞いたことも無いものでしたので、試しに語ってみたのです。
ところが、この「黒いバス」の話がぞくぞくと集まってきまして、いずれもまた、奇妙と言うか、信じられないというか。ある意味、呪い、祟り系の話なのかも知れませんが、冥界とこの世を行き来するバス、なのかもしれません。

今、まとめる作業の真っ最中ですが、これ、1時間では語りつくせませんわ。
また、表現が難しいというか。まあ、語れるようにしておきます。
ほんと、不思議で奇妙で、恐ろしい話です。
 
詳しくは⇊

http://sakugeki.com/?page_id=1468



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『Dark Night』は、関西を拠点に活動している若手怪談師3人を招いてのライブです。
彼らの語り口を十分堪能していただくコーナーも作る予定です。

怪談好きの方は、必見のライブとなりましょう。

またライブは、ツイキャスでの有料配信も予定しております。
こちらも近日、チケット販売をいたしますので、このブログやツィッターなどをご注視くださいませ。


◉Dark night vol.38 〜オールナイト公演〜 関西拠点の語り手が一同に! ◆12月26日土曜日 【出演】 中山市朗 【ゲスト】 下駄華緒 深津さくら ムラシマ・カリ ●24時開演 ●会場 ZAZA HOUSE ●前売予約 4000円 ◆有料配信の予定あり。詳細は後日。

ダークナイト38





































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2020年12月18日

聖徳太子は蘇我氏に非ず、物部系統だ、とする根拠の二つ目、石上神宮の巻!!

中山市朗です。

私が常々言っております、聖徳太子は蘇我系ではなく、母の血統は物部に行くという説の立証を試みております。
聖徳太子は系図上では、蘇我氏の第一級の血筋であり、仏教の普及に努めたとあります。
仏教の普及に努めたのは確かですが、彼は基本的に神道派の皇子であった、とする神社関係者はいます。また、偽書扱いされているものの、『先代舊事本紀』にも、そのようなことが書いてあります。

聖徳太子は、確かに日本最初の官寺、四天王寺を建立しております。しかし、元四天王寺というのがあって、ここから今の場所に移動したという伝承もあるんですね。
元四天王寺とは、二つ候補があって、一つは大阪市の玉造神社。もう一つは森之宮鵲神社。
玉造神社には聖徳太子の伝承が残っており、森之宮鵲神社には、聖徳太子とその父母、つまり用明天皇と穴穂部間人皇女の御霊がご祭神となっております。
いずれにせよ、元四天王寺が、寺、ではなく、神社、というのはおかしくね?

と思うわけです。私は。
もっともこの元四天王寺、という存在を認めない、とする研究者も多いようですけど。

で、古代において、母系の宗教概念を重要視して、天皇家は饒速日系の血統を持つ皇女を迎え入れた。その皇女から生まれた皇子に、皇位継承権が優先させるという実態があることを考えれば、聖徳太子もその母系の血統に、聖徳太子の様々な謎の原因があるとしか、思えないのです。

さて、前回は、その母、穴穂部間人皇女の、穴穂部とは何か、ということで、天理市田町の穴穂神社を紹介しました。

そして今回は、石上神宮にやってきました。いしがみ、ではなく、いそのかみ、と読みます。
なぜ、いそのかみ、と読むのかについては諸説ありますが、どうも聖徳太子の時代は、奈良盆地は湖であったようで、その磯にあったことから磯の神であったと思います。現に石上神宮は、やや小高い場所にあります。また、石は牛に通じます。このことはまた別の機会に説明しましょう。


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神宮というのは、端的に伊勢のことを指したのですが、『日本書紀』にはもう一つの神宮が記載され、それが石上神宮なのです。
後に皇祖神が祀られた重要な神社を神宮といい、皇室に国を譲った国津神系の神様を祀った重要な神社は、大社と名付けられました。
ということは、石上神宮は天皇家と大きく関わりのある神社、ということになります。
入ってみましょう。
まず、立派な鳥居があります。

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額には、布都御魂大神と書かれています。

ここのご祭神は、布都御魂大神、布留御魂大神、布都斯魂大神の三柱。
日本の神様は、一人、二人、とか、一つ、二つ、ではなく、柱で数えます。天と地をつなぐ、という意味があるのでしょう。
布都御魂大神とは、武勇に誉れの高い建甕雷命(たてみかつちのみこと)が、大国主との国譲りの際に使った剣の御魂。布留御魂大神とは、饒速日命(にぎはやひのみこと)が生駒山に天降った時に、天津祖神から授かった十種の神宝のうちの一つ、十握剣の御魂。布都斯魂大神とは、スサノオがヤマタノオロチを切り刻んだ剣のことです。この時、オロチの尾から出てきたとされるのが草薙剣というわけですね。
つまり石上神宮の神は人神ではなく、剣の御魂なんですね。

で、ここは聖徳太子の時代は、物部氏の祭祀の場であり、武器庫でもあったとされています。物部氏は、もののふの語源となっており、つまりは武士、闘う兵隊、軍事を担当していました。軍隊が動くにあたっては託宣がなされましたから、祭祀と軍事は共にあったのです。
まさに、朝廷の祭祀と軍事は、物部氏の手にあったわけです。
まあ、石上神宮と物部氏との関係を詳細に語ると長〜くなっちゃいますので割愛します。

ともかく、ここは物部氏にとって重要な祭祀の場であったわけです。物部神道というわけですな。

で、ここと聖徳太子の血縁が関係するわけです。
前回の穴穂神社の祭神は、ふるまつりの折、石上神宮に勧請されたのです。穴穂部の神は、石上神宮の神でもある。つまり、物部です。

とすれば、聖徳太子の母上、穴穂部間人、物部じゃないですか。

物部氏は牛馬の生贄信仰をもっていました。ですから、丁未の乱で蘇我氏に負けた物部氏は、鬼として追われ、鬼は牛の角をもつものとされました。もののべは、もののけにもなったのです。

法隆寺の釈迦三尊像の光背銘文にこう書かれる部分があります。
「法興元三十一年歳次辛巳十二月鬼前太后崩」
これは聖徳太子の母、間人皇后が亡くなった日付を記すものですが、その名を鬼前太后としているのが、なぜなんだろう。という謎を歴史学会に投げかけています。

しかし、これこそが間人皇后が、物部であったということを端的に示していると思うのです、が?


続く


詳しくはこちらで。





















kaidanyawa at 07:07|PermalinkComments(0)

2020年12月17日

聖徳太子は蘇我氏に非ず、物部の系統だ、とする根拠の一つ。奈良県天理市・穴穂神社を紹介します!!

中山市朗です。

昨日、お仕事の打ち合わせがありましたので、秘書の運転する車で奈良県へ。
時間に余裕をもたせて、行き帰りにある場所へ行ってきました。

行った場所は四カ所。

私は、聖徳太子は蘇我氏にあらず、その母方は物部の系統であり、しかもその祖は丹後半島の間人(タイザ)にある海族である、と推測しております。
つまり海部氏。
海部氏系図によると物部氏は、海部の分家となります。そして、神武天皇が即位して以来、天皇家の祭祀と軍事を司っていましたが、聖徳太子の時代、仏教派の蘇我氏に滅ぼされ、以後朝廷は蘇我氏が深く入り込みますが、蘇我氏もまた藤原氏によって滅ぼされます。
聖徳太子こと、厩戸皇子は、蘇我氏の系統で物部討伐の陣にいて、勝利の祈願をして、証に四天王寺を建立した、というのが、言い伝えられる歴史であります。
しかし、聖徳太子は天皇になれなかったり、謎の死を遂げたり、あるいはその一族は蘇我によって殺されたりして、とうとう上宮家は蘇我入鹿によって滅ぼされます。

私は、聖徳太子は物部の血を引いていたから、蘇我氏によって利用され、そして目的が遂行されると邪魔になって消した、というのが真実のように思うわけです。
まあ、詳しくはこのような本にしていますので、お読みあれ。





さて、今回行った最初は、奈良県天理市田町にある、穴穂神社であります。
なぜ、穴穂神社なのかというと、聖徳太子の母上は穴穂部間人皇女であるからです。弟にも穴穂部皇子というのがおります。古人は生まれた土地か乳母の名から名前が命名されたといいますから、聖徳太子の母の血統に何かヒントをくれるのが、穴穂神社であります。


穴穂部というのは、鉄穴に通じる言葉で、製鉄に関わる人たちで、いわゆる石に関係する部民ということになります。後、この人たちは穴太(あのう)衆となって、戦国時代のお城の石積み集団として有名になりますね。聖徳太子の母の系統はまずここにあります。つまり穴穂部は。石工のことであり、フリーメーソンということになります。これはしかし冗談ではなく、四天王寺にはそういった痕跡がいたるところにあります。もちろんフリーメーソンの方が遥に後になってできますから、フリーメーソンがこっちの奥義をパクったか??
このあたりのことは、『モーツァルトの血痕』に詳しいです。

モーツァルトの血痕




















さて、穴穂神社ですが、ナビにも無いような小さなもので、正直、見つかりにくいかも知れません。

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鳥居もありません。町中にこのように塀があるだけ。
でも入り口の門の横に由緒書きがあります。


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穴穂神社です。
入り口の格子戸の間から中を覗くと、小さな祠があるだけ。

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もちろん宮司さんもいません。
実は『日本書紀』の安康天皇の条に「穴穂皇子が天皇に即位したとき、安康天皇となり、都を石上に移された。これを穴穂宮という」と書いてあります。その穴穂宮の跡が、ここなのです。
昔はもっともっと広かったそうですが、今はこんなんになってしまって。
穴穂皇子は弟の軽皇子と皇位継承で争った時、穴穂矢VS軽矢の戦いだったと『古事記』にある。この軽矢は従来の銅矢、穴穂矢は鉄矢とされていて、穴穂皇子には製鉄集団がバックにいたと思われます。
で、穴穂宮という都を造ったのが、石上という場所だったと。

石上。そうです、物部氏の神々が鎮座する石上神宮がある土地なんです。
つまりこの製鉄集団は、伴造(とものみやつこ)に統率された工匠集団の一つで、朝廷の武器製造にあたっていたと考えてよいでしょう。
その証拠に、この穴穂神社は、石上神宮で最も重要な祭祀のひとつ「ふるまつり」の神様は、ここからお迎えするのだとされています。ですからこの小さな神社は、石上神宮の宮司が管理をしているわけです。

まず、聖徳太子の母方の系統、穴穂部は、物部氏と深い関係がある。
まずはこのことを強調しておきましょう。

続いてそこから車で数分、聖徳太子の時代は、物部神道の祭祀場であり、朝廷の武器庫であったという石上神宮へと向かいました。

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続く。メイキングオブ乱の記事も続きますので、まあ、どちらを書くかは私の気持ちの持ちようで??





kaidanyawa at 07:32|PermalinkComments(0)

2020年12月16日

お歳暮の季節だよ。怪獣たちも、ご挨拶! 怪獣年末太陽傳!!

中山市朗です。

今日、書斎を整理していた懐かしい写真が出てきましたので、公開します。

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ゴ、ゴジラだ!!

そして、キングコングと街中での対決。
いや……?

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よく見ると、ゴジラ手に何かを持っていて、キングコングが手を差し出している?
別角度から撮られたカラー写真がありました。
ゴジラが酒瓶を差し出している?

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あっ、お歳暮の季節なんですね。

ガメラにもお歳暮を。
東宝と大映の壁を越えて。
こういう気配りが、ゴジラの人気の秘訣だったのかも知れませんね。
モスラは子供だから、お酒はダメだよ。

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わっ、キングギトラが舞い降りてきて、わしにもお歳暮だと。
ゴジラ「もうねえわ。てか、お前敵やし」

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ガメラも再度登場で、わけわからんことに。

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最後は黒澤明監督へご挨拶。せっかくなので、写真は東宝スコープ・サイズで。
「おぅ、ゴジラ君。お疲れさん」


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なあんて、10数年前に、書斎にジオラマ作ってお遊びで撮った懐かしい写真でした。
なお、キングコング役は、ゴローでした。

これも懐かしい『ウルトラQ』ゴローのプロマイド。


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ちゃんちゃん♬








kaidanyawa at 06:59|PermalinkComments(8)

2020年12月15日

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話! Part・11 ロケ2日目、Makingビデオの目!

中山市朗です。

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話!  Part・11
ロケ2日目、Makingビデオの目!

12月10日付けの記事の続きです。

前回のブログ

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から ...




黒澤明監督の日仏合作映画『乱』の撮影現場。
日本映画界初の映画全体のメイキングを私の演出の元に撮り始めて2日目の出来事です。

制作日誌には、7月3日(火)、曇のち晴
S#14、16,20を撮影とあります。
太郎に家督を譲った秀虎。しかしそのために城での秀虎の家来や側室たちに、太郎の妻、楓の方(原田美枝子)が道をよけ、膝まづく事態になるというシーン。
城の道を巡ってのちょっとしたモブシーンです。

さて、我々Makingのカメラはどこからこの現場を撮るべきか?

斎藤カメラマンは「僕の後ろについているといいよ」とおっしゃったわけですけど、それでは面白みがないわけです。なぜなら、撮影をしているカメラの後ろから撮るということは、映画の本番と同じような画になってしまうからです。もちろん、本番前のカメラや照明の設置、役者に演技を付ける監督の姿や状況は撮ることはできます。
でも、私は谷口カメラマンを呼んで、斎藤さんのメインカメラと対角線上に向けさせました。
ここからだと、メインカメラのレンズ、その後ろにいるカメラマンやカメラ助手。その後ろに控える制作の人や衣装さん、小道具さんたちの表情や動き、大きなレフ版があることもキャッチできます。もちろん、カメラの横には黒澤監督が立っていて、司令塔のようにあちこちに指示をしています。
カメラは斎藤さんのメインカメラのほかに、上田正治さんのセカンドカメラと、中井朝一さんのサードカメラが遠くにあって、望遠レンズでこちらを向いています。
ただし、メインカメラには我々ビデオ班のカメラが映り込んでいる状態で、いろいろと邪魔になることは必然ですが、私は粘ってみました。

楓の方の小者や足軽が、女物の諸道具箱を担いで、互いに二列となって行き違うき。ところがその動きが止まる。
郎党が小走りに来て、楓の方に膝まづく。
楓の方「何事じゃ」
郎党「本丸より二の丸へ御移りの大殿の御側室様方、ご行列に途をゆずりませぬ」
楓の方「慮外な、妾(わらわ)は今やこの城の女主(おんなあるじ)、その途を遮る作法があろうか」
郎党「ハッ!」

そう言うシーンですが、監督は遠くにあるカメラに何がどう捉えられているのかを確認しながら、郎党の走り方や膝の付き方などを細かく指導しております。
その様子を記録するのがビデオ班の仕事。

原田美枝子さんに演技を指導する監督。

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そして、いよいよテスト撮影。
斎藤カメラマンが「あのう、ビデオの人、そこのいてもらえますか」
そしたら黒澤監督、ちょっと優しい口調で「ちょっとそこ、邪魔になります」
でもほんとは監督、苛立っていたのはわかっていたんですよ。

わかっていたんですけどね。撮影になる前に移動するつもりだったんです。
でも、黒澤監督は、わかっていて耐えていたんだと思います。だからカメラマンが、のいてくれと言うまで何も言わなかった。
もちろん我々ビデオ班はそそくさとその場を去り、斎藤カメラマンの後ろに陣取りました。

メインカメラと対角線上の映像。
監督やスタッフの様子がよく見えます。監督の後ろにメインカメラが。


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同じシーンをメインカメラの横に陣取っ撮る。
全然違う映像となります。


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本番、映画はこのような構図に。

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さて、初日と2日目のロケで、黒澤監督からこのような注意をされたわけです。

一つは、「ダメ」と言われたら、その現場には立ち入ってはならない。
二つめは、監督ばかり撮らない。そうです。そもそも私は監督だけではなく、すべてのスタッフの仕事を撮って、映画はこのようにチームプレイで進行することをMakingで明らかにしたい、と制作の井関さんに企画を売り込むとき、言ったわけです。その通りの仕事をしろ、と監督に言われた気がしました。
そして三つめは、この日の撮影で注意された件。

本番前のテストと本番の邪魔はするな。まあ、当たり前のことですけど。

で、以後私はこの三原則を守るようにしたんです。

するとなんと、『影武者』の時にドキュメンタリーを撮ったNHKのディレクターは、監督に怒鳴られっぱなしでノイローゼになった、と黒沢エンタープライゼスの渡辺氏が言っていたのとは裏腹に、私たちビデオ班は、半年以上は現場を一緒にしたのですが、怒鳴られたり、叱られたりしたことは一度もなかったのです。
「そんなとこから撮ってどうすんだよ」と、ボヤかれたことはありましたけど。

下記にあるのが、2日目に撮ったメイキング映像の一部。
最初のあたりのカットが、メインカメラと対角線上から撮った記録。











kaidanyawa at 07:21|PermalinkComments(2)

2020年12月14日

『市桜怪談夜話』と『茶屋町怪談 藤林温子の三つ目がとおる👁』と冬の夜長を公式ネット怪談で……。

中山市朗です。

昨日、私の書斎で収録した、MBSラジオ特別番宣番組がYouTubeにアップされたことをお知らせしましたが、先月、同じ私の書斎で収録された『市桜怪談夜話』も、アーカイブがアップされております。




『市桜怪談夜話』は、怪談図書館桜井館長とのコラボ企画。
来年1月より隔週で収録、有料配信する予定のテスト番組です。
『藤林温子の三つ目がとおる👁』もそうですが、怪談に流テーマを制定して、二人、ないし数人であれこれ話ながら、その中で思い出した怪談を披露する、という形はやっぱり面白いですね。
もう10年やっている怪談ライフ『Dark Night』はその形式ですし、そもそもが『北野誠のサイキック青年団』の怪談特集がそんなノリでしたからな。
また、「プライベート怪談会」もそんな雰囲気があります。

練り上げられた怪談を披露するならば、寄席形式で時間を与えられた中でひとり語りをするのが理想的なんですけれども。

どちらもありですか。

未見の方は、ぜひ『茶屋町怪談 藤林温子の三つ目がとおる👁』もどうぞ。



12月26日は、私の独り語りと、お客さんも語れるミニ怪談会があります。
コロナ対策は万全に行います。
場所は、大阪市阿倍野区、あべのハルカスSPACE9。
詳細は下記フライヤーで。

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2020年12月13日

茶屋町怪談・藤林温子の三つ目が通る👁」 アップされましたよ!!「市朗怪全集・三」、発売されました。

中山市朗です。

先週、我が書斎で収録されました「茶屋町怪談・藤林温子の三つ目が通る👁」
アップされました。
インタビュー+怪談も短いのを二話ほど語っております。
それにつられて藤林さんも体験談を!?





さてさて、
デジジより発売のCDによる私の怪談語、「市朗怪全集・三」、発売されました。

今回は年末年始の怪談を中心に冬の怪談を6話。
そして、私の体験談を含む長編怪談を2話、語っております。

演題は
サンタさん
年末の巡回
ママの自転車
黄色いクツ
今あった話
怖がらない理由
気持ちのいい部屋
屍女(しかばねめ)

何卒、年末年始は何卒、験の悪い怪談で、厄落としをしてください?

こちらはAmazonでも買えます。

市朗怪全集 三 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-12-12



一と二も、よろしく!

市朗怪全集 一 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-11-14


市朗怪全集 二 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2020-11-14













kaidanyawa at 00:02|PermalinkComments(10)

2020年12月11日

最近籠もりっぱなしで、過去蒐集した怪談を掘り起し中!!

中山市朗です。

「黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘密資料からよみがえる製作現場」Making of 乱の誕生秘話を連続掲載しておりますが、今回は閑話休題。

だいぶとあの記事を書くには骨が折れまんねんで。

さてさて、今年もあと20日を切りました。
チャイニーズ・コロナという厄介なものが来たおかげで、作家生活30周年、「ダークナイト、10周年」という記念イベントを画策していたのですが、吹っ飛んだ1年でした。

例年ならこんな時期も、怪談ライブがあったり、プライベート怪談会で朝まで盛り上がったり、そして忘年会と、打ち上げや飲み会があるんですけど、今年はねえ。塾も休塾中ですしね。
26日の『Dark Night』も今のところ決行の予定ですが……。

最近、籠もりっぱなしですが、過去取材した怪談を掘り起こす作業をしています。
当時は採用しなかった話も、今なら形ら出来るというものや、あれ、なんでこれ、使わんかったんやろ、といういい話もたくさん見つけました。
ただ、不思議と、今年6月28日、大阪ミナミの「舞台袖」で開催したミニ会談会の音源が、どう探しても見つからんのです。このICコーダーは、消去するには一つ一つ手動で消すタイプですので、全話を手動で消したなんてありえない。他の話はちゃんと入っているんですけど、謎や。
怪異のせいだとは言いませんが。

今年は、いろいろあって出なかった『怪談狩り』の新作ですが、来年は出版予定ですので、ミニ会談会、会議室でのプライベート怪談会等々、よろしくお願いいたします。

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プライベート怪談会のお知らせ

























kaidanyawa at 05:51|PermalinkComments(2)

2020年12月10日

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話! Part・10 ロケ初日、黒澤監督の撮ってはいけないものを撮った??

中山市朗です。

1984年7月2日。
ロケ初日。小天守の撮影が終わると、午後からは備前豆に移動。3頭の馬が疾走してくるシーンの撮影。

シナリオでは、

150# 一の城・城内
馬を飛ばす使番達。
「出陣の用意!!」
にわかに沸き起こるような騒ぎになる。

という三行で書かれるシーン。

この一行一行をフィルムに写し取るわけです。
そしてそのフィルムの中に、どれだけの情報を入れ込んで、どうつなげていくか。

映画監督にもいろいろタイプはあるわけでして、演技指導は厳しいが、カメラなどの技術についてはスタッフにお任せという人。逆にカメラとかテクニックを重視するが人に関心がない人。どちらも重視せず、その代わり予算やスケジュールは予定通りに収める人。
ディレクターズ・チェアにどっかりと座って動かない人とか。ハリウッドに多いらしい。

黒澤監督は、テクニックを重視し、演技も重視する人。3台あるカメラの全部のレンズを覗き、照明を決め、役者の演技に目を光らせ、わき役やエキストラの動きにも細かい注文をつけます。
だから、監督は歩き回っています。

カメラを覗く監督。

IMG_5466













馬と武将たちの動きをスケッチによって、スタッフに伝える。

IMG_5469













監督の頭の中には強烈なイメージが適格にあるんですね。それをフィルムの中に焼き付け、生命を吹きかける。だから、イメージ通りにならないと、だんだん監督はいらだってくるわけです。

こちらは、斎藤カメラマンとパナビジョン・カメラ。

IMG_5474















そんな黒澤監督を、我々はビデオに記録していくわけです。
黒澤映画というのは、その動き、構図、色彩、光、演技、そのすべてにおいて世界的に評価されるものですが、その黒澤映画はどうやって作られていくのだろう。
その秘密を、ビデオで記録するのが、ビデオ班の仕事です。この仕事はきっと、映画のみならず、芸術、創作活動をしている全ての人の、きっと参考になり、貴重な文化財になる、というのが私の思いでありました。そして、日本映画界初のメイキング!!

でも、今はこうやって落ち着いて当時を振り返っておりますが、まあ。現場の私はそんな余裕はない。

野外ですから、どのポジションから撮ろうかと迷うところです。

しかし、目の前、数メートルのところには憧れであり、神様のような黒澤明がいる。

私も谷口カメラマンも、ひたすら黒澤監督の姿を追いました。
監督も、カメラが回っているのを意識するかのように、指示していきます。
例えば、我々が監督の左側から撮ると、右手を挙げたり指さしたりして指示。右から狙うと左手を使う。その方が画になるわけです。
でもね、それがあんまり度が過ぎちゃった。

監督が立ち上がって、どこかへ歩いていくんですね。私たちもそれを執拗に追った。
そしたら監督、くるっと振り返って我々を見ると、
「俺ばっかり、撮るんじゃない!!」
わっ、叱られた!!
ちょっと嬉しかった(!?)
そしたら監督、そのままトイレに行かれた。
トイレに行くとこ、撮っちゃいかんわな。
今思うと、現場の状況がわかっとらん。

下記に張り付けたのが、ロケ初日、備前丸において我々が撮ったメイキング映像。
叱られた場面はカットしていますが、戸惑いながらも撮った一部です。

なんかね、黒澤時代劇のロケ場所に、蛍の光ののんきなBGMが流れています。前回書いたように観光客は普通におりましたので(もちろん製作がロケ現場には入らないよう誘導)、5時になったから帰りましょうって。ということは、『乱』の音響は全部後に作られたということです。












kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(0)

2020年12月09日

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話! Part・9 ロケ初日、黒澤監督に怒鳴られる!!

中山市朗です。

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話!  Part・9
ロケ初日、黒澤監督に怒鳴られる!!

1984年7月2日。製作の高橋仁氏が記録した「制作日誌」には、
小雨のち晴 S#17前半乾小天守を撮影。午後備前丸でS#159の馬三頭の走りを撮影、
などとあります。

『乱』そのものは1ケ月前の6月2日に黒沢スタジオでクランクインしていて、この日からロケとなったわけで、「Making of 乱」はこの日よりクランクイン。

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場所は姫路城。
観光客を追い出すわけにはいかず、製作の人が、撮影の合間に誘導。
姫路城は1966年、ショーン・コネリー主演のイギリス映画『007は二度死ぬ』のロケが行われた時、重要文化財である土塀に、手裏剣による傷を50カ所作ったことにより問題化。以後、映画のロケは許可を出さなかったらしいのですが、黒澤映画ということで、久しぶりの許可が出たとか。

さて、私たち、Makingの「ビデオ班」。現場ではそう呼ばれていました。

姫路城の天守閣に入ってにスタッフ、出演者ともに、準備開始。
我々は、身の置き場をどうすればよいのか、戸惑っていると、そこに黒澤監督が!
思わず頭を下げて「ビデオ班の中山です。こちら、カメラマンの谷口さん、VEの河村君。よろしくお願いします」と挨拶。すると監督は「やあ、よろしく」と笑顔。そして、隣にいた助監督に「でもコテンシュはダメだよ」と耳もとで言って、狭い階段を上がっていったわけです。そういえば、撮影隊も役者さんも階段を上って行く。
「じゃ。我々も」と、後について上ろうとすると助監督さんに「あっ、ちょっとここで待っててください」と静止されました。そしてその助監督さんも上の階へと上がっていくと、階段が塞がれたのです。

「へっ、どういうこと?」
とにかく待て、と言われたので、おとなしく待つしかないな、と。
で、待っていたわけです。でもね、ずっと待っている。おそらく上の階では撮影が始まっている。でもそれを記録するのが、我々の仕事じゃないか、とも思うわけですよ。

で、監督が言った「コテンシュはダメだよ」という、あの言葉。コテンシュってなんだ?
25歳の無知な私は思うわけです。で、カメラマンの谷口さんに言った。
「こんなことしててもあかんと思う。僕らメイキングを撮りに来たんですからね。ちょっと上に行ってみませんか?」
「そうだね。行ってみよう」
谷口さんはビデオカメラを肩に担ぎ、そのカメラと接続されたビデオ・デッキと大きなガンマイクをもった河村君がそれに続く。当時のカメラは大きくて重かったんですよ。

ちなみに、Uマチックは3/4と言われた当時の放送用テープで、19ミリ幅のテープ。カセット自体はA5サイズよりやや小さい、といったところ。このビデオ方式は1969年、ソニーが開発。カラー映像が録画できるビデオとして、ソニー、松下電器、ビクターの3社で規格統一して販売。放送用ビデオテープとして世界中で使われましたが、1990年頃には使われなくなり、今やレトロなものとなって、再生機器も探すのは難かしくなっております。

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と、話を元に戻して、私が階段に足を掛けた途端、なんと上の扉が開いて黒澤監督が降りて来たのと同時だったんです。
思わず私たちは監督に頭を下げて、上がろうとすると監督は、ちょつと戸惑った表情を見せ、助監督を呼んで一喝!
「コテンシュはダメだって、ビデオ班に言わなかったのかあ!」
「はい、すみません!  (私たちを見て)ダメじゃないですか。製作の言うことは守ってください」

わちゃー、私たちでなく、助監督さんが怒鳴られた。
コテンシュとは、小天守(乾小天守)のことだったんですね。脳内で漢字変換できなかった。
小天守内は狭かったので、ビデオカメラが入ると邪魔になったということなんです。そういう判断は、監督や製作がするわけで、私たちビデオ班はその言いつけを守らなければならい。
おそらく、監督の言いつけは助監督か製作の人を通じて伝えられます。だから言うことを聞け。
そうでないと、助監督や制作の責任になるから。
そういうメッセージがこの監督の行動でわかったわけです。

これが黒澤監督との、第一種接近遭遇でありました。

姫路城の乾小天守で撮られた本番の画面。
160#一の城、天守
次郎(根津甚八)が楓の方(原田美枝子)にそそのかされて出陣をしようとするのを、重臣(井川比佐志)たちが慎むよう説得するシーン。だが次郎の行動は、結果無間悲劇を迎える……。

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IMG_5420














ちなみに、休息後は、我々ビデオ班も小天守での撮影風景、撮らせてもらいました。
ようやく、「Making of 乱」もクランクインしたわけです。









kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(2)

2020年12月08日

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話! Part・8   ズラリ目の前に、日本映画界の至宝たちが!!!


中山市朗です。

NHKBS1『黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料から蘇る製作現場』秘密資料Making of 乱、誕生秘話!  Part・8  
ズラリ目の前に、日本映画界の至宝たちが!!!

お待たせいたしました。
『Making of 乱』の誕生秘話の続きです。あちこちから、続きはないのか、と問い合わせが来ておりました。

11月21日にPart7を掲載して以来です。
前回のブログ↓


黒澤明映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料からよみがえる ..




ちょっと怪談の配信とかお知らせとかが続きましたので、連載が止まっておりました。折を見て、まだ描く続けるつもりです。

さて、1984年7月1日。私、カメラマンの谷口氏、VEの川村君とともに姫路市の某ホテル入り。
荷物を部屋に置くと、製作の方が呼びに来られて、宴会場へ!

いるいる!
大広間に憧れの人たちが! 
テーブルがコの字に並べられ、みんなが顔を見れるようにして、食事をし、お酒を飲んで歓談しておられます。

主演の仲代達矢さん。もうオーラが違う。寺尾聡さん、根津甚八さん、原田美枝子さん、ピーターさん、井川比佐志さん……。東宝特撮ファンなら「ああっ」と声を上げる『海底軍艦』の神宮寺大佐を演じた田崎潤さん。でも、スタッフが凄い。黒澤組の面々。井関さんがついていてくれていたからか、自己紹介していただいた。

美術の村木与四郎さん。1955年の『生きものの記録』以来、ソ連映画だった『デルス・ウザーラ』を除く全黒澤作品の美術監督を歴任した人。『蜘蛛巣城』のあの城も、『用心棒』の宿屋町のオープンセットも、『赤ひげ』の小石川診療所も、この村木氏が担当。黒澤監督が降ろされたハリウッド映画『トラ・トラ・トラ!』の戦艦長門のセットも!!


実物大、戦艦長門のセット!
CGの無い時代の映画界は、こういう手作りてしたんやで。

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『赤ひげ』の江戸の町のオープン。
この屋根と屋根瓦を見よ!!


赤ひげ2







 
蜘蛛巣城のオープンセット。
富士山の二合目に造られたセットは、御殿場市から見えたそうな。
この城のイメージは、さまざまなアニメやゲームに大きな影響を与えておりまする!

蜘蛛巣城2












そして、
カメラマンの斎藤孝雄さん。さいとうたかを、という劇画家がいましたが別人。斎藤カメラマンは『椿三十郎』から撮影監督。『天国と地獄』「赤ひげ」など。でもその前の『用心棒』では、宮川一夫カメラマンを補佐して、望遠レンズで撮影をし、作中人物たちの横の動きを強調し、独特の世界観を演出していました。

『用心棒』のラスト近く。
まずこの宿場町のセット。太秦の時代劇のセットの遣い回し、とかではない!
風が吹き付け、土煙が舞う。黒澤映画は常に何かが動いている。
そして真ん中にいるのが、三船敏郎演じる三十郎という素浪人。
彼がこちらにゆらゆら歩いて来るシーンとなるわけですが、望遠レンズを使うと、ゆらゆらと横に動くのが強調されて、よりダイナミックな画面になるんですね。
私も学生時代、卒業制作映画にこの技法、使わせてもらいました。

用心棒









斎藤カメラマンは、私たちを手招きして近くまで呼んで「僕のカメラの後ろにいたら大丈夫だからね」と優しく言ってくれました。
上田正治カメラマン。『極底探検隊ポーラーボーラ』という恐竜が出てくる日米合作映画で名前を観たぞ。黒澤映画には『影武者』から参加。
そして中井朝一カメラマンが!
黒澤映画では『素晴らしき日曜日』『野良犬』『生きる』『七人の侍』などを担当。黒澤映画以外でも『青い山脈』『偽れる盛装』『自由学校』などを担当。

そしてなんと、本多猪四郎さんの姿が!!
そらああなた。ハリウッドの監督が来たら、この人に会いたがったとか。
『ゴジラ』『空の大怪獣ラドン』『地球防衛軍』『モスラ』『ガス人間第一号』『妖星ゴラス』『キングコング対ゴジラ』『怪獣大戦争』……。子供のころ夢中になって観た東宝SF特撮の数々のほとんどは彼が演出。1975年『ゴジラ対メカゴジラ』で監督業から引退するも、『影武者』で演出部チーフ、本作『乱』では監督補佐として黒澤監督に協力。黒澤監督とは山本嘉次郎門下で学び、働いた仲間だそうで、黒澤監督は「イノさん」といって、現場では重宝がられていました。


ゴジラと本多監督(左)。右は『ゴジラ』や『用心棒』をプロデュースした田中友幸氏。

ゴジラ













本多監督は、非常に優しいまなざしだったのを覚えていますが、何を言って、どう答えられたのかは覚えていません。緊張していたんでしょうな。
もちろん、野上照代さんにもご挨拶。『羅生門』からスクリプター。黒澤映画の記録、編集、製作として活躍され、この時はプロダクション・マネージャーという肩書でした。

こうやって、黒澤組の方々と挨拶をしているうちに、それまでまだ夢うつつだったものが、本当にはじまるんだと身の引き締まる思いがした、と同時に、一抹の不安が。
「こんなに凄い、日本映画界の宝みたいな人たちの中に入って、大丈夫なんやろか」なんて不安は、なぜかしませんでした。わくわく感のみ!!

さて、ここで知られざるエピソードを。

ある日、撮影中、監督の機嫌がよくない。なんだかカリカリしてるんですね。
こりゃ、誰か機嫌をとらなきゃ。そう思って最古参の中井カメラマンが監督に声をかけた。
「時に最近、巨人はどうですか」
実は黒澤監督は大の巨人ファン。だから巨人の話をしたら機嫌がよくなる、と思ったんですな。そしたら黒澤監督。「野球の話はするなあ!」
余計、機嫌が悪くなった。
中井さんはあまり野球のことは知らなかったようで。実は巨人が連敗していて監督の機嫌が悪かったのだと、この時みんな理解したんです。私もその場にいて、その様子、しっかり見ておりました(笑)。
この黒澤組。巨人が負けると、撮影の調子もよくない。というのも、黒澤監督のみならず、主演の仲代さんも巨人ファン。
1984年の巨人はあまりよくなかった。首位広島に8,5ゲーム離されての3位。

天下の黒澤明も、独りの男。

ところでその黒澤監督とは、この日は面会ならず。監督は風邪をおひきになって、宴会には参加されていなかったんですね。
そして、翌日、ロケ現場で黒澤明監督と、衝撃の出会いをするわけです!!


続く













kaidanyawa at 06:59|PermalinkComments(4)

2020年12月06日

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、没後229年! イルミナティによる暗殺が濃厚!!

中山市朗です。

本日は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのご命日であります。
1791年12月5日(現地時間)、急性粟粒発疹熱により死亡。
35歳でした。
ただし、この病名はウィーン市による公式発表で、彼の死因についての説は、なんと200通りあるという!!

まあ、彼の遺体は何者かによって隠匿され、墓すら残っていないので、これといった正解はでないでしょうね。
彼はウィーンのフリーメーソン・ロッジ〈恩恵〉のメンバーでありまして、フリーメーソンの為の楽曲もいくつか作曲していて、最後のオペラ『魔笛』にも、そのテーマも含めてその影響が大きく存在しています。
モーツァルトが生きていた時代は、このフリーメーソンがヨーロッパにおける歴史を作ったといっても過言ではありません。
当時のヨーロッパを語るには、教会、王朝、フリーメーソンの3つについて語ることですからね。日本の世界史には、フリーメーソンなんて出てきませんけど。

1780頃に描かれたウィーンのフリーメーソンの会合の絵。
右端の二人が、モーツァルトと『魔笛』の演出、脚本、プロデュース、そしてパパゲーノを演じたシカネーダとされています。


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モーツァルトの研究をすれば、必ずこのフリーメーソンについての研究も同時に行わなければならないのですが、モーツァルトが憧れ、そして裏切られたイルミナティについては、あまり語られませんな。

モーツァルトはフリーメーソンによって暗殺された、という噂、説は当時からあったのですが、イルミナティによって殺された、という説は、私の知るところは、あまりな無いように思います。

まあ、この説は以前WEBマガジンで『モーツァルトの血痕』という小説で、詳しく展開させましたが、いずれ他でも発表したいと思っております。このイルミナティという組織が、なんと聖徳太子の『未来記』という預言の書と関係してくるという……。


モーツァルトの血痕


モーツァルトとイルミナティの関係について、とりあえず知りたいという人は、2019年9月26日付けの私のブログをお読みあれ。
青地をクリック!


もっと詳しく、という人はこの本を!




聖徳太子について詳しく知りたいという人は、この本を!
オカルトの読み解きとは、こういうものです。





そして、モーツァルトが没して229年後、私の母も亡くなりましたので、来春は喪中です。

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強引やった??














kaidanyawa at 07:12|PermalinkComments(6)

2020年12月05日

プライベート怪談会のお知らせ

中山市朗です。

プライベート怪談会のお知らせです。

来年、1月31日(日)。
大阪市中央区の区民センター会議室で開催します。

午後と夜の二回を予定しております。

午後の部 13:00〜17:00
夜の部  17:30〜21:30

20人収容の会議室ですが、コロナ禍のため、半分の10人収容とします。
私と秘書が入りますので、午後の部、夜の部、それぞれ最大8人までを募集します。

フライヤーの妖怪たちもマスクをして、私がいじられているくらいですわ。

プライベート怪談会のお知らせ




















当日は、昼の部、夜の部、入れ替え制となります。
参加料は無料。ただし、怪談を一話は語ってください。

怪談を聞き、語り合う。これが古来からある本当の怪談会の形式です。
ほんとは、私の書斎で夜通し語り合い、終わったら宴会としたいんですけどね。
おやつや飲み物は、自分のものなら持ち込みOK。

参加希望の方は、オフィスイチロウまでメールをください。

お名前(ハンドルネームOK)、性別、昼の部か、夜の部か、そして参加人数をお知らせください。
2〜3日後には待ち合わせ場所、時間等をお知らせする返信メールをお送りいたしますが、コロナのこともあり、人数制限の関係がありますので、状況が変わることもあります。その時はメールでお知らせいたします。その際は何卒、ご配慮くださることをお願いいたします。

コロナなんて、怪談でぶっ飛ばせ!!!






kaidanyawa at 00:21|PermalinkComments(2)

2020年12月04日

取り立て怪談、奇妙な「黒いバス」全編エピソード、26日の独り語りで初披露!

中山市朗です。

大阪府はコロナ禍のなか、15日まで不要不急の外出は避けるように、という話も出ております。
12月26日(土)の『三百物語とミニ会談会』、および『Dark Night Vol・38』は、今のところ実施する方向で検討しております。

予約は入ったり、キャンセルが出たりと、なかなか予想もつきませんが、会場は人数制限を行い、感染防止対策を行っての開演となります。マスクの着用は必ずお願いいたします。

さて、18;30開演の、私の独り語り『三百物語』の演目は、未発表の「黒いバス」を1時間にまとめて語ってみようかと思います。この話は、発端となるエピソードは以前『Dark Night』で語ったことはありますが、その後のエピソードはまた取材し立ててまとめていません。
しかしおそらくは、来年発売予定の『怪談狩り』の新作に、メイン・エピソードとして掲載することになるかと思います。それほど奇妙で珍しく恐ろしい怪異談です。
実はですね、まとめる作業はしていますが、なかなか難しい話なのではかどりません。なので、26日に語るという目標を作って、「黒いバス」という怪談を仕立て上げたいと思っております。
ぜひ、お聴きください。そのみなさんの反応をもって、さらに練り込んでみたいと思っております。
ほとんどのエピソードは、初披露となります。

1時間の一人語りの後は10分ほどの休憩をいただき、みなさんと怪談を聞き、語るミニ会談会を催します。怪談忘年会のノリで行きましょう。怪談を語るもよし、ただ聞くも良し。

プライベート怪談会のノリではありますが、こちらは語らなくても参加できます。

会場 あべのハルカスSPACE9
予約 2000円
開場 18:10
開演 18:30 終了21:00


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そして、深夜は『Dark Night Vol・38』、オールナイト公演!
ゲストにお迎えするのは、関西を拠点とした若手の語り手3人。

下駄華緒
深津さくら
ムラシマ・カリ ●24時開演 ●会場 ZAZA HOUSE ●前売予約 4000円 ◆有料配信の予定がありますが、詳細についてはしばらくお待ちください。


ダークナイト38




















怪談で終える、コロナの年!










kaidanyawa at 00:00|PermalinkComments(2)

2020年12月03日

我が書斎に『茶屋町怪談』がやって来た!?

中山市朗です。

昨日、藤林温子アナウンサーと、MBS『茶屋町怪談』のスタッフたちが我が書斎にやってきました。
なんか私に怪談を含む、いろいろなことを聞いて、怪談も収録する、ということで。

準備中のMBSのカメラマン、音声さん。
この音声さんは芸大の先輩にあたる人で、奇妙な声の入った放送テープなどをお持ちの方。

で、なんの収録って?


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今月22日の『北野誠の茶屋町怪談』のスピンオフ動画、『藤林温子の三つ目が通る』!!
近日YouTubeで公開されます。

内容は、まだヒ・ミ・ツ!

聞き手の藤林温子アナウンサー。
開口一番「なんですかぁ、この部屋!!」


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最近、我が書斎もスタジオ化しております。








kaidanyawa at 00:03|PermalinkComments(6)

2020年12月02日

『市桜怪談夜話』アーカイブ動画配信! 怪談の可能性を桜井館長とダベる、オマケ動画付き!

中山市朗です。

怪談図書館桜井館長とのコラボ企画『市桜怪談夜話』、テスト配信のアーカイブが上がっておりますので、張り付けておきます。

こちらは、テスト配信終了後に、館長と雑談が続いていたのですが、その部分も一部入っております。





その雑談なんですが、実は後半、戦争(先の大戦)について語りあってしまいました。

怪談、といえば、怖い話、お化けや幽霊が出てくる話、であることは確かなのですが、怪談をモチーフにいろいろなトークに発展することがあります。
私がゲストを招いて開催している『Dark Night』がまさにそれをやりたくて、あのような形にしているわけです。怪談を聞き話しながら、その土地の歴史や因果、あるいは日本人の死生観、宗教観、少し昔の風俗風習、あるいは芸談、文化論を語り、考えることにもなります。


夜話














桜井館長とは、今年の10月10日の第37回目の『Dark Night』に来ていただいて、千日前怪談の特集をしたわけですが、これなども怪談から、大阪の歴史を知り、今に至るその変遷、因果を知り、そこからまたその怪談の奥深さや意味を知ることになったわけです。大阪の歴史を勉強しよう、となると型ぐるしくもあり、難しくもありますが、怪談好きからすると、そこから見えてくる歴史や背景は、スッと頭の中に入ってくるのではないでしょうか。そして、何かを考えさせ、その怪談とその背景を知る前と後では。同じ風景でも違って見える、ということもあるかと思います。

怪談の真の魅力は、そこにもある、と私は思うのです。
で、その桜井館長との『Dark Night』は、最後のコーナーで私は、太平洋戦争のさ中、東京の下町が空襲で焼け野原になったことが背景となる怪談を披露したのです。
実は、打ち合わせのメールで、館長は「投稿いただいた末期の空襲時にあった不思議な話」をします、とあったので、私もそれに合わせてこの話を用意したわけですが、本番中、なかなか館長がこの話をしない。なので唐突にこの戦争中の話を披露したような形になったのですが。
桜井館長の心境には、空襲時を背景とした怪談を披露したくても、それを阻む気持ちもあったようなんですね。私が空襲時にあった怪談を披露すると、やっと館長もその話を語ってくれました。悲しくも美しい怪談でした。

そして、この後、桜井館長の中で何かが変わったようで、率先して戦争中の話を怪談図書館で募集し、その投稿を読ませていただいている、というのです。

確かに、戦争中の日本の現状はあまりに無残で悲惨で、しかも当時のことを理解しないまま、それを怪談として語る難しさ、あるいは不謹慎なことになるのでは、という心配があったのだろうということは理解しますが、私は怪談を披露している身だからこそ、こういう怪談を語ることも必要ではないか、いや、もっと言えば、積極的に若い人たちにも聞いてもらって、戦争や飢えや極限状態の人間の姿について考えていただきたいなと思っているわけです。
怪談だから、出来ることだと思います。
『火垂るの墓』を観たら、みんな涙し、戦争について何かを知るわけじゃないですか。怪談もそれができる力があると思うのですよ。桜井館長も、そこを理解していただけたのかなと。でも考えてみたら『火垂るの墓』も、最後怪談になってましたな。

戦争は悲惨だ、やってはいけない!
とは誰もが思うことです。でも、あの戦争で何があったのか、どんな惨状だったのかを、怪談は語ることができるんです。そこから、なぜあのような戦争が起きたのか、そこを語ることもできるのではないか。そういう、私と館長の思いが、動画の終わりの方で少しは垣間見れるかなあ、という『市桜怪談夜話』のオマケ動画であります。

怪談には、日本について、日本人について、いろいろなことが語れ、聞くことができる、力があるんです!!

こちら、10月13日の私のブログもお読みください。
桜井館長との『Dark Nught』の裏話を書いております。


◉中山市朗ブログ
「怪談はただ怖い話、ではなく、人間の本質、サガを怪異というオブラートに包んで語ることでもある!」





















kaidanyawa at 07:27|PermalinkComments(2)

2020年12月01日

中山市朗、天狗遭遇譚! 二十数年前、貴船の奥の院、テレビのロケ中の怪異!!

中山市朗です。

久しぶりに、中山市朗YouTubeチャンネル、更新いたしました。
中山市朗★妖怪講座のVol・18、ということで、天狗の巻最終回。
題名にありますように、中山市朗、天狗遭遇譚「貴船の天狗」を紹介しております。

EoCqQbEVcAAT1yT















まあ、怪異については懐疑主義といいながら、仕事がら怪しげな場所へ行くことも多く、確かに奇妙な体験はいろいろとしております。
ただ、霊とか妖怪の仕業かといわれれば、確実なことはわからない、ということでして。

でもね、あれは、天狗だと思います。
また、昔から噂される天狗との遭遇譚というのは、こういうようなことなのかなあと。

ともかく、不思議な体験であったことは確かです。


下の画像をクリックしますと、私が天狗と遭遇した話が、動画が観れまっせ!












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プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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