2021年03月23日

2021年03月23日

『オカルトエンタメ大学』〜山の牧場の全史を語る!! 時間の都合で語れなかった、あるいはカットされたエピソードをここに!!

中山市朗です。

『オカルトエンタメ大学』で公開中の「山の牧場の全史を語る」も、いいよいよ、今夜で第四弾!!
『怪談狩り・禍々しい家』に収録した、『新耳袋』完結以降の後日譚です。

https://youtu.be/2JnRlMcmR1o



3オカルトエンタメ大学












さて、ここまでで、時間の都合上語れなかったこと、あるいはカットされた部分もありますので、捕捉いたします。
『新耳袋』に書いたことと被るのですが、後日譚を考えればなんだか闇を見る事例……。

前回、当時田舎の友人たちに、見て来た牧場について話をすると、誰も知らなかったし、その道では牛や資材の搬送が出来ないやろ、と指摘されたことを語りました。
その道です。


3















1982年当時と、あんまり印象は変わっていません。
友人が出してくれた日産スカイラインの自家用車がなんとか走れる道幅。しかもくねくねと曲がっております。後に9人乗りのワゴン車で訪れた時、カーブを曲がり切れず、途中から歩いたこともありました。で、牧場へ行く道はこれ一本しかありません。

田舎の友人たちが首をひねった夜、また訪ねて来た役場に出入りしている友人に、牧場のことは言わずに、その山について、工場とか大きな設備が登記されていないか調べてくれないかと依頼したのです。本人は「ああ、わかった」と言って、翌日の夜、こんな報告をしてくれました。
「山には登記された建物は無いって。けど、あそこ、UFO出るらしいで」
彼が言うには、先ほどの道に入る前の山道(これは山を抜ける舗装された一般道)で、夜、軽トラや自家用車で山へ向かって登っていると、後ろからハイビームの車がやって来る。こちらは馬力いっぱいいっぱいで登っている。
「先行って」と、手で合図しながら車を端に寄せると、ハイビームは天空高く上昇した!
そんな地元の人たちの証言がいくつかあって、地元の警察に通報が寄せられている、と言うのです。

で、今回の話。

1987年。
教職となったF先生(日産スカイラインを運転してくれていたのが彼)が、小学校のキャンプをその牧場ですることになっているから挨拶に行く、というのでついて行ったら、経営していたわけですね。
4〜5人の従業員がいて、彼らは町(役場)の要請で来た、と言ったわけです。しかも、それが4年ほど前、つまり私が牧場に迷い込んだ翌年、1983年のころだというわけですね。

そして、1988年に北野誠氏がプライベートで潜入。この時は無人で経営をしている気配は無し。
1990年の春に『サイキックTV』で潜入。この時は4〜5人の従業員がいて経営をしていた……。

2004年『ナックルズ』編集部が取材。法務局に行って登記簿の提出を求めたら、なかなか出てこなかった……。

なにかが、裏にある、と思いますわな。

で、まあそれが人的な何か、裏組織が動いている、ということだと、理解しようとしても、じゃ、巨石は?  お札は?  という問題が残りますわな。

これは裏組織とは明らかに別の不可思議ですね。
お札は、経営がなされた時にさすがに剥がされているはずです。普通の人間ならばあんなお札だらけの部屋には一時もいられないでしょうしね。

でも、2008年、竹内さん、誠さんたちと訪れた時は、まだ一部、お札は残っていました。やっぱり押しピンで張ってある。


む













これが当時からあるお札かどうかはわかりません。よく見ると神社ではなくお寺のものですね。
ただ、誠さんがゾゾゾッと鳥肌をたてて言ったのは「(天井から壁全面に無数の)押しピンの跡、残ってるわ!!」

そして今回出て来た、友人Y君から指摘されたこと。

牧場の建物に庇は無い!!

1982年、二階へ上がるのに、裏の崖によじ登り、そこから庇に飛び降りて僧らの窓から侵入した。
そして降りるときは階段を求めて、庇を一周した。そのときに医学書や奇妙な書き込みのある帳面を見つけた、という私の話。

Y君から見せられた写真には、建物に庇など無いかった!

は?

だとしたら、私たちはどうやって階段の無い二階部屋に入り、どうやって下りたのだ?
庇から覗いた奇妙な文字や医学書のある部屋は、幻?? んな馬鹿な!!

この写真は2011年に撮ったもの。最初に見たものと建物の印象は確かにどこか違うんです。


9















確かに庇はないが、よく見ると庇を取り除いたかもしれない跡は認識され……、そうなんかなあ。もしそうだとしても、なぜそんなことを?

天上をぶち抜いてかけられた橋子が見えます。
右端に見える隣接した建物は、1990年時点ではなかったもの。
本日配信の『オカルトエンタメ大学』ではこの新しく建てられた建物の謎が出てきます。

そして山の中が空洞!! というのはこのY君の親父さんたちの間で囁かれていたものでしたが、そのことを裏付ける現象が???


では、今夜19:00からの『オカルトエンタメ大学』、どんなことが語られ、どんな謎が提示され、解決されるのでしょうか???

なんにも分らんわ!!


また、特別サービス動画として、『UFOの写真を撮ると、その人は消える!?』〜暗躍するM・I・B???
を配信しております。

https://youtu.be/LfOTYol9CII


ちょっと不思議














未発表のお話です。
でも、こんなものではない。奇妙なM・I・B怪談は、集まっております。
いずれライブで『UFO怪談』をやってみたいと思いますので、その時はぜひ!!

消える時はみんなで消えよう!!











kaidanyawa at 05:57|PermalinkComments(6)
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



Archives