2022年05月

2022年05月31日

『日本怪異妖怪事典・近畿』、大いに推薦!! ただ残念なことに……!!?

中山市朗です。

最近、笠間書院さんから『日本怪異妖怪事典』という本の献本をいただいております。
私も怪異蒐集をしておりますので、妖怪らしきものに遭遇した、あるいは気配を感じたという体験談もいっぱい寄せられておりますし、昨年からはパンローリングさんより『市朗妖怪百科』を語り残し、作品として発売もしております。


市朗妖怪百科 第七集
中山 市朗
パンローリング株式会社
2022-04-27







ですから、『日本怪異妖怪事典』は大いに参考になるわけでして笠間書院さんには、感謝しております。
先日も、送られてきました。
『日本怪異妖怪事典・近畿』

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昔からの言い伝え、伝承、文献に記されたモノから都市伝説に至るまで、これでもかというほど、怪異や妖怪について集められています。今回送っていただいたのは「近畿編」。 
三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、近畿広域、その他と各府県に伝わる怪異、妖怪について記されます。

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おそらく妖怪学としての大きな足跡を残す辞典となるのは間違いないでしょう。

ところが気になることもあります。
いわゆる実話系怪談として採取され、今の怪談実話の潮流にある怪談本に記された妖怪の類がほとんど無いことです。
今回は近畿編ということですが、例えば私事になりますが、『新耳袋』及び『怪談狩り』に記した妖怪がほとんど出てきません。参考資料の部分を見て見ると確かに実話怪談として示唆された書籍の名がありません。まあ、そういったものを採用するととんでもないことになって収拾つかなくなることになるのでしょうが、妖怪だけにしぼって掲載してもよかったのではないかと思われます。
私も『新耳袋』に書きましたように大芸大近くのあぜ道で見た奇妙な影(化野燐さんによれば高高坊主だそうで)、大阪市南森町の事務所、京都の貴船などで妖怪体験(テレビで放送された!)をしておりますし、数多い怪異蒐集談の中には河童に関しても大和川や吉野川で目撃された話、京都や奈良の吉野山での天狗目撃談、和歌山県でも現代も奇妙な妖怪目撃、遭遇譚が聞かれます。最近も大阪府内の座敷童子の話を採取いたしました。私以外にも実話系怪談を書いたり語ったりしている人たちが、ユニークな妖怪譚を取材し、怪談本に書き残し、また語っています。いくつかは聞いていて嬉しくなるような、現代の妖怪談として認定してあげたい話もあります。

まあ、それらの話は本当なのかと聞かれると、そこは解らない部分もありますがそれが怪異であり、そういうあやふやさも妖怪ですからな。しかしそれらの目撃談、体験談も調べて見れば土地やその集落の信仰や伝承にも関わって来て、無視することは出来ません。貴重な妖怪のサンプルです。
それがバッサリと無い。
一方でカーネル・サンダースの呪いがこの辞典に入っています。
体験者の特定できる実話系はダメで、都市伝説はOKってこと?

どうもその基準をみるに、ある人が怪異に遭遇して地元の民俗学のサークル冊子に掲載されると認定、実話怪談として掲載されると不認定、みたいなものが見え隠れします。
これは編集方針ですから、私が何を言う資格もないわけですが、以前ある大学のシンポジウムで「妖怪」について語るディスカッションがあって私も参加したことがあるのですが、大学の先生方は、「この文献にこう書かれている」「こういう伝承がこういう村に残っている」ということは熱心に語られるわけですが、私が現代に現れた実話怪談としての妖怪を語ると「そんなもんがいるんですかねえ」と怪訝な顔をされたのは今も覚えています。

しかし、私たち怪談蒐集をしている作家や語り手たちも、文献はもちろんフィールドワークでもって歩きまわり、地元の人たちから妖怪談、怪異談をどんどん採取し、考察をしております。その点、民俗学のフィールドとはあまり変わらないと思うのですが。
この辞典の編集者の中に、もうひとつそういう実話系怪談に関する目利きのある人がひとりはいられていれば、今の怪談ブームに提示された貴重な記録も掲載できることになり、この辞典は将来により完璧、100%に近い足跡を残せたのにと、やや残念に思うわけです。

とはいえ、妖怪研究、民俗学研究には欠かせない必読の書には間違いありません。
お薦めします。

日本怪異妖怪事典 近畿
木下 昌美
笠間書院
2022-05-26












kaidanyawa at 02:10|PermalinkComments(8)

2022年05月30日

昨日の『市桜怪談夜話〜交通怪談』、有料チャンネルだからこそ語れるあの話、この話!?

中山市朗です。

昨日の『市桜怪談夜話〜交通怪談』、いやあ、ほんとに中古車、新車、列車から飛行機、UFOまでいろいろな怪談が出ました。
UFOが乗り物なのかというと微妙ですが、まあ宇宙人の乗り物かも、ということで。


自動車に関する怪談は、よくあるタクシー怪談もありますが、中古車の怪談が多いですね。
いわゆる事故車。
しかし今回は、新車にも怪談があるという……。
自動車メーカーがスポンサーにつくようなテレビ、ラジオじゃ絶対に語れない話。
そして、ある有名芸能人の霊に関わる飛行機怪談。こういうのも、有料のこういった番組でないと実名では語れません。そういったこともあって『市桜怪談夜話』は、わりと気を遣わずにそのままズバリと語れっております。
で、また、だからこそ深い怪談考察が出来るというわけです。

今回に限らわず、各テーマごとに外にはない(出来ない?)怪談深堀り考察をしております。
まとめて本にしたいくらい。

第一回からアーカイブが残っておりますので、ぜひ、お求めください。


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 ⇩https://kaidantosyo.thebase.in



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kaidanyawa at 07:02|PermalinkComments(2)

2022年05月29日

昨夜は「日ユ同祖論」考察。 景教博士佐伯好郎の本音と建て前? 本日は『市桜怪談夜話』で交通怪談の披露と考察!! 中古車、新車、電車、飛行機、客船からUFOまで?? 15:00〜ツイキャス配信

中山市朗です。

昨夜は「オンラインサロン怪俱楽部」の講座「日ユ同祖論とは何か?」
怪員の方々には、詳しい方もおられれば初心者もいて、ということで、まずは基礎知識編。
特に、古代において渡来してきた秦氏が、キリスト教の一派ネストリウス派の集団だったのではないかという説が、日ユ同祖論においては必ず引用、孫引きされるところですが、この説を唱えたのは当時、景教(ネストリウス派)研究の世界的権威、佐伯好郎博士だったわけですからそら、ざわめき立ちますよね。

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歴史学界からは完全黙殺されながらも、好事家やマニアが信じたくなる気持ちもわからないでもない。
ただし、佐伯博士は学術論文として発表したというより、雑誌のエッセイで書いたような形跡しかなく、本気で秦氏=ユダ人説=景教徒と思ったのかどうかが怪しい……。
そんな話もしました。
それでもこの説を説いたのは佐伯博士だけでなく、すでに江戸時代の儒学者、太田錦城が太秦の弥勒菩薩と周りの仏像の立ち位置の関係などから耶蘇教(キリスト教)の影響を唱えたり、明治の初期に渡来してきたスコットランドの商人、マックレオドなどがそう言う指摘をしておりました。元禄時代に日本に2年間滞在したドイツの医者、ケンペルもその著「日本史」にて、日本人の祖先は中国ではなくバビロニアから来たに違いない、なんて書いています。また戦国時代に日本で布教していたイエズス会の宣教師の中にも、日本人なぜかかモーゼの十戒を知っていて古代のヘブライ人たちの末裔ではないかと書いている人がいました。
日本は不思議な国です。

私は日ユ同祖論を肯定するのではありませんが、ただ頭からそんなことがあるわけない、と否定するのも違うかなという立場でありまして、あくまで秦氏が一時期とどまっていた新羅に大きなヒントがあると確信しております。ただし、歴史上のほとんどの記述では秦氏は百済からやって来たという、フェイクがはびこっております。

いずれにしても日ユ同祖論が本当か否かは別としても、日本の近代史の裏で大きく関わったことは間違いありません。またこのあたりのこともこの講座で考察してみたいと思います。

さて、本日は桜井館長との『市桜怪談夜話』があります。
テーマは、第15回目「乗り物怪談」。
15:00より無料キャス。
16:00より有料となり、ここから濃い〜怪談語りと考察となります。毎回私が勉強になっとります!!
毎回やや延長して熱く語っておりますが、18:00をやや過ぎた頃より無料に戻って打ち上げとなります。
いつもテーマだけあって、あとは桜井さんの質問に答えたり、語られる怪談から関係性を見つけたりしておりますので、どんな乗り物怪談を披露できるかはわかりません。
自動車は中古車、新車、鉄道は国鉄、JR、私鉄、ジャンボジェットから客船、フェリー、軍艦、UFOからチャリンコまで、取り揃えて待機を致しております。

チケット購入
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kaidanyawa at 07:44|PermalinkComments(2)

2022年05月27日

明日の講座は「日ユ同祖論とは何か?」 椅子と机の文化から見えて来るもの??

中山市朗です。

明日28日(土)21:00から『オンラインサロン怪倶楽部』の講座「日本戸板返し」を開講します。
テーマは「日ユ同祖論とは何か?」

日ユ同祖論














日本におけるキリスト教の伝来は、イエズス会のフランシスコ・ザビエルから始まったというのが歴史学の見解です。天文18年(1549)のことでした。
それまでは日本という国は、ヨーロッパ世界においては「黄金の国ジパング」というで伝説のものであって、はじめて実在した国であると認識されました。いや、発見でした。
以後、日本にイエズス会やドミニコ会といったキリスト教宣教師たちが布教の為次々と上陸しました。当然、貿易もはじまり、活発化します。もっとも南蛮貿易はザビエルが来る前からやっていたんですけどねえ。
とにかく、日本はここで初めて西洋文化と出会った。と、教科書にあります。

しかし、5世紀の頃、聖徳太子の時代は実はこの西洋文化を受け入れていたという痕跡もあるのです。
椅子と机があった。いやこれ、江戸時代には無かった文化です。まあ書机はありましたが、食事は床や畳にお膳を置いて。みんな畳の上に座っていましたから。小津安二郎の映画を観ると、80年ほど前の一般家庭の家には、椅子というものがほぼありません。

小津















小津2














時代劇に出て来る居酒屋や茶店に椅子と机が見られますが、あれも嘘です。机の上に盃や茶碗を置くという風習はありませんでした。

こういうのは無い。

用心棒













ほんとはこれ。床几の上にお盆にのせた酒、肴をいただく。

床几















ただ、平安時代以前には天皇や高僧が椅子に座っている姿が描かれます。またそれ以前となりますと、ガラス製のランプがあってワイングラスもあり、木靴を履いて、乳製品も食していました。肉も平気で食ってましたしね。聖徳太子の身長は180センチあったとされていますから、それは牛乳を飲みステーキを食っていたからかも知れませんね??

いかるが牛乳










ん?


畳が今のようなものになるのは平安時代からといいますから、そのあたりから日本人は床に座るという風習の中で生活をするようになったんでしょうね。肉食も禁止されましたし。

しかし、畳のない古代の日本では、わりと椅子に座ったり机を使ったりということが朝廷や豪族の間では行われていたのかもしれません。聖徳太子の時代に渡来してきた弥勒菩薩半跏思惟像は何かに腰かけていますしね。また、椅子は権力の象徴でもありました。
さて、この椅子が発祥したのは古代エジプトなのです。背もたれのある椅子に座るのは最高権力を持ったファラオでありました。そういう椅子のことを玉座といいます。


玉座2





















で、私が思うにこのファラオと天皇は多くの共通点をもっているということです。
何が言いたいのかって?
古代の日本は中東、西欧の文化を知っていたし、伝来していた。しかし平安時代となってそういうものは消滅し、ザビエルの時代となって再び日本と西欧が遭遇した、ということ。

だからといって、古代においてユダヤ人が大量に渡来してきた証拠とはならないでしょうが、日本の古代は我々が思っている以上に躍動的で世界と繋がっていたという事です。

そんなお話を明日の講座でできればよろしいかな、と。
とりあえず「日ユ同祖論」というものは否定するにしろ肯定するにしろ、そう簡単な問題ではないという事。そして日本の近代史の裏で大きく関わっていることも事実です。『怪倶楽部』では、今後何回にも分けてお話ししたいなと思います。


オンライン








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怪について語り聴き知る体感する、の怪員制のオンラインサロンです。
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kaidanyawa at 14:20|PermalinkComments(3)

2022年05月26日

5月29日(日)15:00より『市桜怪談夜話』! 有料ならではのタブー怪談も!?

中山市朗です。

29日(日)15:00より、桜井館長との『市桜怪談夜話』を生配信でお送りいたします。

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テーマはリスナーのリクエストによります「乗り物怪談」。
その場所の記憶、乗り物の記憶、彷徨う霊……。

ちょっと無料の配信やライブでは言いにくい怪談がありますが、ここでなら語れます。
交通機関の名前とか地名とか裏事情とか……。
ま、あとは流れ。
ちょうど竹内義和さんとの『オカルト解体新書』も来週は「交通怪談」をお送りする予定ですが、別の怪談、別の切り口でやります。

15:00〜無料キャス
16:00〜18:00(おそらく延長)〜有料キャス
終了後は打ち上げとなります。こちらも無料となります。

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kaidanyawa at 07:22|PermalinkComments(3)

2022年05月24日

千日前怪談。墓所、寺、神社、参道。異界とこの世の交わる場所が、栄えるという道理。

中山市朗です。

昨夜配信されました『オカルト解体新書』は、千日前怪談、触らぬ神に祟りなし、ということで……??




さて、千日前怪談につては中山市朗公式チャンネルで配信した「市朗怪全集二十・千日怪談ガイド編」にも合わせていろいろコメントいただきました。





意見として「そもそも墓地や刑場址にそういう施設(商業地)を作るのが問題だと思います」とか、「東京も同じような状況の場所があるのでしょうか」というものが寄せられています。

千日前のような忌地がなぜ繁華街となったのかは、今回の『オカルト解体新書』にて示唆しておりますが、あらためて書き残しましょう。

寺社に賭場が立つとは昔から言われていたことです。
江戸時代は、賭博をすることはご法度でした。見つかれば町奉行にしょっ引かれるわけですし、賭博や私娼などは取り締まりを受けていました。ところが寺社や武家屋敷の敷地内は町奉行の管轄外でした。
代わって寺社は寺社奉行が管轄していました。江戸時代は勘定、町、寺社の三奉行が設けられていましたが寺社奉行は三奉行で筆頭格だったといいます。
この寺社では賭博が認められていたのです。そして町奉行の管轄外でした。そして賭博で上がった売り上げの5%から10%が寺銭として、寺や神社に収められました。その銭は寺や社の修繕費や新築などにあてられたといいます。
さて、ある男が妻に言います。
「ちょっとお詣り行って来るわ」
神信心、止めるものに罰が当たると言います。「ほな、気を付けて行って来るねんで」と、見送ります。場合によっちゃあ、旦那に小遣い銭渡した女房もいたでしょう。
で、実際に寺社に行って信心します。江戸時代は神仏混合でした。
そこに賭場があるわけです。まあ、今でいうゲームに、あほほど課金してしまうような状態になります。また、妻のご機嫌取りにお土産を買います。参道にはそういった土産物屋、飲み処、女郎屋もたつでしょう。つまり参道に商業地が出来て門前町となる、という具合です。
千日前の場合はそれが道頓堀の興行街、橋一つ渡った宗衛門町の花街であったりしたわけです。明治になって墓地は移転しましたが、法善寺、竹林寺の参道である千日筋を中心に千日前が開発されていったのはそういう下地があったからです。

東京の浅草寺もそうですね。雷門から宝蔵門までの参道は仲見世通りとして有名です。吉原という遊郭
街も明暦の大火後、浅草寺のすぐ裏に移転してきて、隆盛を極めました。浅草も大火があったり空襲があったりと千日前と同じような歴史を歩みますが、浅草寺そのものには墓地が無いのですね。あそこは納骨はせずに位牌を置いて永代供養をするお寺です。処刑場も無かった。だから千日前のような忌地としてのイメージはありませんね。
ちなみに江戸における刑場は、北の古塚原、南の鈴ヶ森、西の大和田。たしかに寂れていますな。
千日墓所は、処刑場、斎場、寺、焼き場、墓地を供えた総合斎場でしたが、江戸の古塚原や鈴ヶ森は処刑場があるだけで、死体は無造作に放置されたり埋められたりしたようで、死臭が酷くて人は寄り付かない場所でした。「雲助も避けて通れる古塚原」という歌があるように、街道を行く駕籠屋も避けて通ったというわけです。野生の動物が死体処理をしていたといいますから、人の住める場所ではない。あまりの酷さにお堂が建てられたりもしたようですが、そこは千日墓所とは事情がまったく違うようです。

京都も京極という門前町があります。秀吉が京の町の大改革を敢行した時、東側に寺院を集めての門前町から発達しました。京極とは京の果て、つまり人間界と異界の境目のことを意味します。また、京都における刑場は東の粟田口、西の西土手にありまして、京極通りはその刑場に向かう市中引き回しの罪人が通る通りでもありました。
また、ほんとかどうかは知りませんが、「人が集まるところには良い霊が集まり、廃墟など人気のないところには悪い霊が集まる」という人もいます。
確かにお祭りというのは神事であり、神様をお迎えして祝うものです。大勢の人が集まって賑やかに執り行うことが神様のご機嫌取りになるとされています。逆に誰もお祭りしなくなった廃墟となったような社や祠、寺って、やっぱりいいモノがいるとは思わないですよね。
「京都の幽霊マンション」の話も、幽霊が出る部屋に住んでいた住人は、思えばやりたい仕事をして、大勢人も寄って来て、命も救われたというエピソードがあるわけで、今は引っ越して霊たちとの縁は切れたが、上手くいっていない。あのマンションにいた時の方が怖かったけど、なんか賑やかで楽しいこともあったと回想していました。

千日前という忌場が、今は大阪一の繁華街としてあるのは、そういう霊場と、ご先祖様たちの霊と、畏怖しながらうまくお付き合いしている、というか、連動しているからだと思います。またそう解釈する方が、いいじゃないですか。またその霊たちのおかげで、大坂の街の歴史を掘り起こすことも出来たわけですから。
これからもますます大阪のミナミが発展し、新しい付加価値を生み出すことを、私は期待しております。また、一役買いたいとも思っております。











kaidanyawa at 22:08|PermalinkComments(5)

2022年05月23日

千日前怪談・後始末騒動記

中山市朗です。

千日デパート火災事故より50年目の千日前怪談。

5月14日に発売されました『市朗怪全集二十〜千日前怪談特集〜』の発売を記念しました、中山市朗【公式】YouTubeチャンネルからの生配信。地図や資料を張り付けて再度アップしようとしたところ、なぜかダウンロードが出来ないというよお分らん事態に。
で、撮り直しした動画もなぜかいろいろトラブルがあって、やっと昨夜アップできました。
『市朗怪全集二十〜千日前怪談特集〜』を聴く際のガイド、解説ともいえる動画です。
まあ、なんでもかんでも怪異だ!! と騒ぐのもどうかと思いますが、今回に限っては、なぜ? という事故がいろいろ発生しております。出来上がった動画も全体的にひょいひょいとオーブのようなものが飛んでおります。謎の煙のようなものは38:52あたりから。
何故その前に動画が途切れているのかというと、この後「オカルト解体新〜万人御礼特別生配信』があったため、竹内さんが玄関のチャイムを鳴らして部屋に入って来たというところをカットしたわけです。
で、再開したら妙な煙が発生。この時は気づきませんでした。
煙の正体は、実際に見てもらって皆さんに判断していただければと思います。




また、『オカルト解体新書』は明日配信。こちらも「千日前怪談」の最終回をお送りいたします。
こちらにも今後とりあげてもらいたいテーマなどありましたら、動画のコメント欄かこのブログのコメント欄にリクエストください。参考にさせていただきます。


市朗怪全集(20) (<CD>) [ 中山市朗 ]
市朗怪全集(20) (<CD>) [ 中山市朗 ]



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『オカルト解体新書』は毎偶数日の20:00に配信しています。







kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(1)

2022年05月21日

『オンラインサロン怪倶楽部』より、今夜20:00からは「オンライン・プライベート怪談会」!!

中山市朗です。

本日、20時より「オンライン・プライベート怪談会」を行います。
『オンラインサロン怪倶楽部』の怪員の方のみ、参加できます。
入怪の仕方は下記にあります。

語るのも良し、聴くだけでも良し、思い出すのも良し、疑問、質問を呈するのも良しの参加型怪談会です。24時までの予定ですが、終了後は希望者のみでオンライン飲み会もあります。


プライベート怪談会2205



















そして、来週28日(土)は『オンラインサロン怪倶楽部』の講座があります。
テーマは「日ユ同祖論とは何か?」
旧約聖書に出て来るユダヤ人(正確にはヘブライ人、あるいはイスラエル人)は、古代に日本に渡ってきて、我々の祖先となってという説があります。歴史学の中ではガン無視というか、お話にもならない、という扱いで、いわゆるトンデモとされる説です。
ところが、この説は現在のユダヤ人たちからも注目されるもので、文献にはなくともそれらしき痕跡はあるというものです。日本人はあまり『旧約聖書』を読まないし、読んでも理解しかねる内容でもありましょう。しかし、『旧約聖書』を読むと、むむむっという個所もあるわけです。
また、明治以降の日本の近代史にこの「日ユ同祖論」は大きな影響を与えたことは事実としてあります。
「日ユ同祖論」については私も語りたいことが山ほどあります。まずは「日ユ同祖論」に関する基礎編を今回お話します。興味を持たれると、日本の古代史も近代史も、きっと面白くなると思います。

日ユ同祖論














「オンラインサロン怪倶楽部」
怪について語り聴き知る体感する、の怪員制のオンラインサロンです。
どんどん掘り下げますよ。

怪員募集(有料)しております。
興味ある方は、下記の通り!!

◆オンラインサロン『怪倶楽部』。怪員募集中。
月額制。プライベート怪談会、中山市朗の『怪』講座など。
詳しくは、s.music.jp/707Qg








kaidanyawa at 09:42|PermalinkComments(1)

2022年05月20日

これはなに? 50年目の千日前怪談。「よう語り継いでくれた」という霊たちの仕業か??

中山市朗です。

千日前怪談を体系化して、実話怪談として語りながら歴史を遡っていくということを最初にやったのは、私であると自負しております。
そして、『市朗怪全集 二十集』では、その千日前怪談特集として、122分語らせていただき、音源として残し、作品としても発売いたしました。そしてそのタイミングが、なんと千日前デパート火災事故からちょうど50年目の日であったことも、5月13日のブログで書かせていただきました。


市朗怪全集 二十 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2022-05-14



そして、明日の『オカルト解体新書』も、50年前の千日デパートの火災より語られた怪談の特集を4回にかけてお送りいたします。


本日(20日)20:00〜

千日前2















22日20;00〜


千日前















ところで、奇妙なことが起こりました。
一昨日、竹内義和さんと生配信としてお送りいたしました『オカルト解体新書・万人御礼特別生配信』の前に、オフィスイチロウのYouTubeで、千日前怪談のガイドとして写真や地図を入れ込んだ動画を収録しました。撮影は秘書。私の左隣には映っていませんが、竹内義和さんが待機してスマホをいじっていました。
撮影後、竹内さんと生配信。
その後、収録済みのデータを秘書が持ち帰って昨日編集。

私はもう一度、動画に取り込む画像を確認したり、添付する作業をしておりました。
すると秘書から電話が。
「はい」ととると、秘書はタクシーに乗っているらしく、運転手さんとやりとりする声が聞こえます。「もしもし」と呼びかけるのですが、無視。なんかタクシーの運転手と「最近コロナで」とか「えー、そうなんですか」みたいなやりとりを延々としている。なんかおかしい。
しばらくして秘書も何かに気づいたらしく「あれ? 先生? 電話されましたか?」「いや、そっちから電話があった」「えっ、してませんよ!  私今、タクシーに乗ったところです。運転手さんとやりとりしてたんですよ」「うん、聞こえてた」
聞くと、電話するどころかスマホはロック画面になっていて、ふと、スマホを見ると「中山市朗先生」と表示があって、通話時間が表示されていたらしい。
「あれ、先生、電話されましたか?」と、そらなるわな。
まあ、どっちも電話をしていないのに、なぜか通話をしているという奇妙なことに。

その1時間後です。「先生、動画にいきなりオーブ映っています。それとも虫かなんかでしょうか?」と、今度は本当に秘書から電話があった。で、私も動画をチェックしてみると……。
なんだこりゃあ。

特に途中で、煙のようなモノが。
そこだけピックアップして、YouTubeにアップしました。
これはなんなのか、皆さんに判断していただきたいです。







言うまでもありませんが、タバコの煙でもお香を焚いているわけではありません。
カメラの後ろに秘書はいますが、画面左側には誰もいません。竹内さんは映っていないですが画面右にいます。
そして、オーブらしきものが動画全体に飛んでいるのですが、赤いモノもあります。なんだろ??

50年目の千日前怪談の捕捉。私の部屋も千日前と同じ、大阪市中央区の一角。
怪異には懐疑的といつも言っている私ですが、「よう語り継いでくれた」と千日前の霊たちに言われているような気がしています。この部屋では山ほど動画を撮っていて、数えきれないほど怪談会をやっていますが、このようなことは初めて。

今日中にでも、オフィスイチロウYouTubeチャンネルで私が語りました「50年目の千日前怪談! 解説、ガイド編」の全編(56分)をアップします。

ともあれ、合掌。











kaidanyawa at 00:30|PermalinkComments(15)

2022年05月18日

今夜、20:00より『オカルト解体新書』、万人御礼特別生配信!!

中山市朗です。

まずは御礼から。
先日、オフィスイチロウからのYouTube生配信で、私がうまそうに豚足を食べていたら、それを見ていた方から、大量の、冷凍庫に入りきれないほどの豚足を贈ってくださいました!!

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ビールに合うんだわ、これが!!
なむなむさん、毎度おおきに、はばかりさんどす〜(京都弁での御礼どす〜)

そして、20日配信の『オカルト解体新書』は、いよいよ「京都の幽霊マンション」の最終回。
〜そこは忌み地なのかもしれない〜。

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なお、京都の幽霊マンションの全貌を語ったオーディオブックも発売しております。
全90分!!   CDもあります。

市朗怪全集 十五
中山 市朗
パンローリング株式会社
2021-12-22




そして今夜は、20:00より『オカルト解体新書』、万人御礼特別生配信を行います。
テーマは決めずに、竹内義和さんと二人で、オカルトや怪異についてのフリートークとなります。




今度は、5万人が目標!?






kaidanyawa at 00:13|PermalinkComments(3)

2022年05月17日

『オカルト解体新書』登録者10000人越えの感謝!!

中山市朗です。

すみませ〜ん。
いろいろな方々からブログにコメントいただいているのに、返せてないですよね。
ちゃんと読んでおりますし、なるだけコメント返しもいたしますので、懲りずにどんどんご意見や反論、叱咤、激励、お寄せください。

さて、竹内義和さんとの『オカルト解体新書』。
今年の元旦にはじめまして、6500人の登録者を得るのに約4ケ月。しかしここ1週間ほどで5000人近くも増えました。ありがとうございます。
明日の夜、竹内さんと登録者10000人越えの御霊、違った御礼の生配信をお送りする予定です。

今は「京都の幽霊マンション」についての私の体験と取材秘話を語っております。
私は何も見ていないのですが、なんとも奇妙なおはなしです。
こちら第一弾。




登録者が一気に増えたのが、島田秀平さんの『お怪談巡り』とのコラボがきっかけでした。
一昨日、第三弾目がアップされました。
こちらは島田秀平さんからの「霊」に関する質問を受けて、私と竹内さんが答えるというもの。
死霊と生霊の見分け方?  死ぬ人が増えていく限り、霊の数は増えていくのに、その霊たちはどこにいる?  霊の数は?
そんなんわかりませんけど、怪異蒐集を続けていて感じた、思ったことを言っております。




今後も霊の考察、死ぬ間際まで続けます。
霊を考察することは、神を見ようとすること。
神とはなにぞや?
それはオカルトの命題!!







kaidanyawa at 00:00|PermalinkComments(7)

2022年05月15日

「千日前怪談」と「幽霊マンション」、何かと向こうから寄って来てます!?

中山市朗です。

今起きました(笑)。
すんませんな〜。中山市朗YouTube公式チャンネル。
たまに配信すれば、だらだら、ぐだぐだと、昨夜(というか今朝?)は7時間!!
でも、楽しいんだもん!!
FSuBdmAVsAAWQmZ


















というわけで、前半約2時間は、千日前怪談を聞くためのガイド的なお話を。
えー、その生配信動画は一旦消去いたしまして、古地図などをきっちり挿入した上で、明日にでも再アップいたします。

千日前怪談を本格的に聞きたい方は次のCDをお聴きください。2枚組122分収録で2200円(消費税込み)は、お得じゃないかな?

市朗怪全集 二十 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2022-05-14



奇しくも、ちょうど千日前デパート火災50年という日に、私が語った千日前怪談の語りがこうやって出ると言うのは、何かの縁があるというか、千日前怪談を蒐集し語り続けて来た私に、異界から「よう語り継いでくれた」という感謝の意を受けたと、そう思わざるを得ません。
こういった事件や事故に関する怪談を語るのは不謹慎だという声もありますが、もちろんそう言う面もあるとは思いますが、私は怪談を語る時は怪異に畏怖する心を忘れずにしております。ほんとうに不謹慎と言うのであれば、こうは取材できないし話も集まらないし、こういう結果も出ないと思います。そして、要は語る人の心がけ、気持ち次第であるとも思います。あと聞き手の気持ちもね。

さて、『オカルト解体新書』も昨夜アップされました。こちらは「京都の幽霊マンション」について語っております。この話もねえ、千日前怪談同様、何か縁を感じます。
最初はみさ〇さんに「来たら一生後悔させてやる」と言われながら、その後なにかと縁があって、まるで「私のことをいうのなら、きっちりと調べなさい」とでも言わんばかりに、スムースに取材が出来ましたから。というより、この話も向こうから寄って来た気がします。
「幽霊マンション」にいての詳しいお話は、『オカルト解体新書』でまだ語りますが、全貌を聞きたい方は『市朗怪全集十五』をどうぞ。

市朗怪全集 十五
中山 市朗
パンローリング株式会社
2021-12-22



私、いわゆる霊感はありません、怪異については懐疑派です、と言いながら、何かと怪異が、語ってくれ、残してくれ、と寄ってきている気がします。
「山の牧場」「幽霊マンション」「八甲田山」「千日前怪談」「なまなりさん」「生首村」……。

『八甲田山』の全貌はこちら。

市朗怪全集 五
中山 市朗
パンローリング株式会社
2021-03-04












kaidanyawa at 14:26|PermalinkComments(1)

2022年05月13日

本日は、千日デパート大火災からちょうど50年。この事故を語ることは大阪市の歴史を語ること!! 合掌。

中山市朗です。

本日、2022年5月13日は、あの千日デパート火災事件からちょうど50年となる日です。

1972年5月13日の土曜日、午後10時27分。大阪市のミナミにあたる千日前にあった千日デパート3階婦人服売り場より出火。7階建て地下1階の同ビルの3階から5階までの約8000平方メートルを類焼。
しかしその際生じた有毒の黒煙が営業中だった7階のアルサロ「プレイタウン」を襲い、死者118名、負傷者78名の大惨事となりました。
その後しばらくして、千日前では様々な怪談が噂されるようになりました。

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私はもともと兵庫県の但馬の出身で、大阪芸術大学へ通うことになって大阪市に移住してきまして、今日に至るわけですが、当時はまだ火災事故から10年に満たない頃で、「ここがそうやで」なんて大阪出身の先輩や友人に教えられたりしたものです。当時は高い塀に囲まれて更地になっていたはずです。
その後、同地にPデパートが開業。現在はある大型電化量販店となっております。

ところが、千日前怪談を系統だてて研究したものは当時ありませんでした。ですから、私が千日前怪談についての体験談を採取し、歴史を遡ってその系統だてたのが、おそらく最初だと思います。
最初に千日前怪談をまとめたのがこのムック本でした。

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実は、千日前の怪談を系統だてて語ろうとすると、大阪市の歴史を俯瞰することになるのです。

1615年、大坂城落城。大坂の町は灰塵と化し屍累々という状態。さっそく新たに成った幕府は松平忠を大坂城藩主に任命し、忠明は大坂の復興に尽力します。まず大坂城の復興、当時中断していた道頓堀の掘削工事を再開させ、現在の大阪市の基盤を成します。その際、大量の屍を葬る為の墓地を七箇所に集約。これが、梅田、葦原、蒲生、南浜、小橋、飛田、難波の七墓となります。
特に、大坂城の裏鬼門に造られた難波墓所は処刑場を伴う最大のものとなり、罪人や無縁仏も葬られる墓所ともなりました。その際、法善寺の僧侶が回向を唱え、それが千日間続いたということから、法善寺は千日寺と称され、その前の道が千日前と名付けられたのが、千日前なのでした。

都市伝説として千日デパートの死者数の118名は、この千日墓所で処刑された人の数と言っている人がいますが、当時、処刑される人の数は、平均一日一人といわれ、その計算で行くと、一年で約360人。これが約350年続いたという事は、確実に10万人以上の罪人の命が散ったことになります。ちなみに冤罪は4割だったとか……。
江戸時代の千日前は、卒塔婆や石塔が立ち並び、燃え残った骸骨の灰山がうず高く積まれ、さらし首となった罪人の首が台の上に置かれているという、ちょっと昼間でも憚るような、あの世、を形成していました。しかしすぐ北側の通りは道頓堀で芝居小屋で賑わい、道頓堀川を渡ると花街となっていました。
1871年、明治となって千日墓所は阿倍野に移転。開発されます。
しかし穢れた土地だとして買い手は付かず、一坪買うと3円が付くという、土地を買ったらお金がもらえるということになってようやく開発が進みます。特に1985年に現在の南海電車の難波駅が開業してからは、開発が急ピッチに進められ、歓楽街となりますが、1912年、ミナミの大火災が発生。
辺りは再び灰塵と化します。

明治の火災














その後、南海電車と松竹が共同して地上3階、多尖塔屋根のレジャービル「楽天地」を開業。映画館、水族館、スケート場、それに3000人収容の大阪歌舞伎座が設営されます。


楽天地













ところが大戦が勃発。1945年、度重なる空襲によりミナミの街は三度燃え上がりました。

戦後、焼け残った楽天地はGHQにより接収。しばらくはGHQの特別慰安所となりますが、その後改装。千日デパートとなります。
そして、1972年、千日デパートが火災。

つまり、千日デパートの火災事故を語ることは千日前という土地を語ることであり、千日前という土地を語ることは、大坂の街の歴史について語ることにもなるわけです。

というわけで、今回のオーディオブック「市朗・怪全集」は、千日前怪談特集となっております。2時間、千日前怪談とその歴史について語っております!!


市朗怪全集 二十 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2022-05-14





















































kaidanyawa at 07:07|PermalinkComments(5)

2022年05月11日

怪談・話芸について深く探求!! 落語家桂文我さんと「怪談戸板返し」なる催し、やりまっせ!!

中山市朗です。

落語界随一の博識家であり演目を一番おもちであろう、落語家、桂文我さんと「怪談・戸板返し」なる会を、来月催します。

桂文我2













桂文我さんはだいたい私と同じ世代。1979年にあの爆笑王、桂枝雀さんに弟子入り。桂雀司となり、1995年、四代目桂文我を襲名されました。

私は今、東京の出版社パンローリングさんより、『市朗・怪全集』『市朗・妖怪百科』を収録させてもらっておりまして、オーディオブックとして発売、配信をしております。
桂文我さんも、同じメーカーより『桂文我・上方落語全集』『怪噺』などを収録、発売されていて、それが縁で何度かお話させていただきました。その度に、芸談から文化、歴史、民俗学ともう話が尽きなくて、それを聞いていたスタッフが「これ、このまま客前でやってたら金取れまっせ」みたいなノリになったんです。
で、今回、怪談、怪異について桂文我さんと、いろいろ対談形式でおもしろおかしくわかりすく、でも深く考察してみようという、いわば怪談義、というものを試みたいと思い、今回の催しをやってみることにしました。
文我さんは、大師匠(枝雀さんの師匠)の桂米朝さんの知的財産を引き継いだような人で、こう言う方から貴重なエピソード、知識を聞き出して保存しておきたいという、私の蒐集癖もくずぐられた次第でして。

もちろん、文我さんの怪談噺、私の怪談語りもたっぷり聞いていただきます。
落語にあまり接したことのない怪談愛好家の方、これを機会にぜひ。怪談好きなら、落語の魅力にも気づくはずです。そしてまた、私の語る怪談の元は落語である、ということもお分かりいただけると思います。

私も中学二年生のとき、上方落語に嵌りまして、落語家になりたいと思ったこともありましたんやで。
まあ、結果、みたいなことをやっていますけど。

文我・市朗



















文我・市朗2




















6月25日(土)
17:30開場 18:00開演
場所 玉造・さんくすホール(大阪府大阪市東成区中道3丁目14−17)
前売2000円 当日2200円
出演 桂文我 中山市朗

予約・問い合わせ 06-6972-3942
thanks_inc@maia.eonet.ne.jp






kaidanyawa at 09:19|PermalinkComments(2)

2022年05月10日

西浦和也氏が語る「迎賓館」、その歴史と背景、についての私のブログがブレイク中!!

中山市朗です。

なんか、ここ2、3日、私のブログの閲覧者が爆上がりなので、島田秀平効果かなと思っておりましたら、それもありますが、なんと『怪談「迎賓館」の歴史と背景』へのアクセスが大量にあったようです。2018年11月19日にアップしたブログでした。
『オカルトエンタメ大学』で、西浦和也さんが語っているのが最近アップされたからでしょう。

西浦和也さんが冒頭にいっておりますように、まだ彼が怪談作家になる前にこの話をお聞きして、『新耳袋・第九夜』に書かせていただきました。それで、私も独演怪で、その全編を語ったことがあり、その際この話の歴史的背景を調べてから望んだわけです。
語るにあたっては、その建物の広さや間取り雰囲気や、土地の歴史背景もきっちり把握しておく必要があります。語り手がこれをおざなりにしてしまうと、聞き手に伝わるはずがないですからな。
それに当時、この話の歴史的な背景のことで西浦和也さんの証言が嘘っぱちだ、とネットで叩かれていたこともありましたので、これを機会に調べ上げたわけです。
なんと、迎賓館が紀尾井町から南平台に引っ越すときのビデオまで見つけました。どうやって建物を解体し、その際何が問題だったのかということで、建物の建築法や木材、工法などにも言及した動画でした。
そして西浦和也さんが証言していたことは、まったく正しかったことが立証されたのです。

だからあの「迎賓館」という話は、妙な説得力と奥深さがあるわけですね。


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紀尾井町




















まあ、興味のある方はぜひ、過去のブログですけれども、お読みください。

怪談「迎賓館」の歴史と背景 : 中山市朗ブログ - livedoor



私が語った「迎賓館」は、『新耳袋』に書いたものを元に構成いたしましたが、今回、西浦和也さんは体験談として語るわけですので、そこはまた『新耳袋』とは違うリアルな話が語られております。
取材した者と、体験者。
同じ話がどう語られるのかというのは、怪談に限らずジャーナリズムの観点からも、興味が持たれることですね。








「山の牧場」と「京都の幽霊マンション」は、完璧に北野誠さんとシェアする怪談ですが、「迎賓館」も西浦和也さんと南平台にある建物を見に行ったこともあります。リアルタイムでのことは知りませんが、ある意味、彼ともシェアする怪談だと思っております。












kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(4)

2022年05月09日

『島田秀平のお怪談巡り』&『オカルト解体新書』、同時に配信されましたよ!!

中山市朗です。

竹内義和さんとのYouTube番組『オカルト解体新書』、以前予告しておりました島田秀平さんとのコラボ企画、昨夜アップされております。
視聴者登録、ぜひお願いいたします。
コメント返しはしておりませんが、ちゃんと全部読んで参考にさせていただいています。





コラボですので『島田秀平のお怪談巡り』にも出演。
このブログをお読みの方はご存じ『陰陽師』という話を、秀平さんの前で語っております。



『島田秀平のお怪談巡り』は、もう一本撮っておりますので、竹内さんが怪談を語るバージョンも近日アップされると思います。秀平さんからいろいろと霊に対する質問にも受けて立っております。
わからんもんはわからん!!


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kaidanyawa at 00:00|PermalinkComments(3)

2022年05月08日

オンラインサロン怪倶楽部、5月の予定。講座のテーマは「日ユ同祖論とは何か?」!!

中山市朗です。

オンラインサロン怪倶楽部からのお知らせです。

まず、怪員の皆様向けの先月の講座のアーカイブがアップされております。
テーマは「古代の渡来族・秦氏の謎」でした。
こちら、Twitter用のダイジェストです。





弥生時代末期から古墳時代に、朝鮮半島から大挙やって来た渡来人・秦氏。
朝鮮半島から、といっても当時は辰韓という国がありまして、後に新羅となりますが、そこを経由してやってきたというわけで大陸から来たのは間違いのないところです。
秦氏は、はたし、はたうじ、と読みますが、元々はシン、チンと読みます。秦始皇帝の秦です。
秦氏は自らを秦始皇帝の後裔を名のったこともあったようですが、大乱や災害の続いた大陸から逃げて来た多量の流民たちと言うのが本当の所でしょう。しかし、彼らが日本列島に大挙やってきてから、天皇陵が巨大化し、河内平野が整備され、各地が開墾され、水路が出来て、労働人口も増え、大和朝廷が中央集権化していく財政と技術を提供しました。建築、鉱山開発、芸能、養蚕といった技術も彼らによって持ち込まれ、後に造営される平安京にも裏から大きく関与しました。また、八幡、稲荷をはじめとする神の信仰と神社造営にも関わります。
畑、旗という言葉も、秦氏から来ております。

ただ、この秦氏がどこから来た、どういう人たちだったのかが、謎とされているんですね。
確かに、彼らは渡来人であるのに、日本の神道に深く関わります。新羅から来たから新羅の仏教を持ち込んだとされますが、新羅が仏教を受け入れる遥か前に日本に来ていますので、彼らが仏教であったとは考えられません。

彼等は実は『旧約聖書』に出て来るユダヤ人であったという説があります。正確にはイスラエル人ですけど。これを日ユ同祖論、同祖説といいます。
私も一時この説を信じかけて、今は疑惑派におります。

でもこの日ユ同祖論に基づいて、大正末期から大東亜戦争にいたるまでの近代史が動いているという事実があります。
ということで、今月のオンラインサロン怪倶楽部の講座のテーマは「日ユ同祖論とは何か?」といたします。ただこのテーマを語るには2時間、3時間ではとても足りません。何回かに分けて、じょじょに確信部に入っていきます。
これを受講されると、きっと日本の古代史も近代史も、見方が変わってくると思いますよ!!

日ユ同祖論














5月28日(土)21:00〜
オンラインサロン怪俱楽部講座『日本戸板返し』
テーマ「日ユ同祖論とは何か?」
 
そしてその1週間前、恒例の「プライベート怪談会」もオンラインで行います。
5月21日(土)20:00〜24:00
語るもよし、聴くのもよしの参加型怪談会です。

プライベート怪談会2205




















オンラインサロン怪倶楽部」
怪について語り聴き知る体感する、の怪員制のオンラインサロンです。
どんどん掘り下げますよ。

怪員募集(有料)しております。
興味ある方は、下記の通り!!

◆オンラインサロン『怪倶楽部』。怪員募集中。
月額制。プライベート怪談会、中山市朗の『怪』講座など。
詳しくは、s.music.jp/707Qg












kaidanyawa at 07:00|PermalinkComments(1)

2022年05月04日

『オカルト解体新書』で動物霊について考察する!!

中山市朗です。

竹内義和さんとのYouTube番組『オカルト解体新書』、おかげさまで登録者数がじょじょに伸びています。
ありがとうございます。
でもまだまだ、増えてほしいなと。聞いていただきたいなと思っております。

さて今回は、動物霊について解体して見ました。

まあ、霊そのものが存在するのか?  ということですが、そこを言っちゃえば、野暮というもの。トークも成り立ちません。ただ、怪談の中にはそういう話はたくさんありますし、動物を使った呪術も古来より伝わっています。また、動物を神として祀る信仰も古来よりあります。
人間に霊が存在するならば、動物にも霊は存在するという考えは、ある意味健全な考えであるといえましょう。人間と動物は対等である、という考えです。そして自然の循環の中に各々が生きていて、うまく自然を調和させている。だから動物たちは、神とも成りえるわけです。
アニミズムという概念がそういうものですね。

キリスト教の思想、神学の伝統によれば、人間は「神によって神の似像として創造された」という旧約聖書の記述により、動物は人間に支配され、神の犠牲となるものとされました。そして動物霊に関する記述も旧約・新約にはほとんどありません。唯一、コヘレトの言葉第3章19-21に動物霊について言及されるのみです。

戦国時代の日本にやって来たカトリックの宣教師たちは、日本の各地にある狛犬や稲荷の狐などを見て、また牛や鹿、狼などを信仰の対象にする日本人を見て、悪魔を崇拝する愚かな行為だとしていました。この本、面白いです。


イエズス会宣教師が見た日本の神々
ゲオルク シュールハンマー
青土社
2007-07-01



ですから、動物霊について考えることもまた、日本について語る、考えることだと思います。
オカルトというキーワードから、さまざまなものを見て、考察する。これ、面白いです。














kaidanyawa at 06:51|PermalinkComments(3)

2022年05月02日

『市桜怪談夜話』での怪異の考察!! やっぱり人は霊を見る!!

中山市朗です。

昨日の『市桜怪談夜話』、またまた怪談の深掘りしましたよ!!
怪談を、単に話芸、文芸として楽しむことはもちろんあるわけですが、一方で、その怪異はなぜ起こるのだろう?  と考察してみるのも、怪談をより楽しむことを教えてくれます。


3ズーム




















何度も言うようですが、私は怪異については懐疑派です。
積極的肯定はしないが、否定もできない。よくわからない、という立場です。だから怪異蒐集をしているというわけです。怪異を聞き取って懐疑的な目で話を分析し、構成するという作業をします。ここに懐疑の目が入ることで、客観的な視点から話をみてみる、という行程があって、はじめて一般の読者、お客さんに説得力のある怪談が提供できると、私自身思っております。

霊の存在については、19世紀から20世紀にかけて、欧米の蒼々たる科学者たちが、幽霊の捕獲を試み、検証し、考察してきました。また、日本においても同様な試みはなされ、井上円了は「幽霊やお化けは存在しない」と啓蒙活動をしたわけです。
結局、現代において「幽霊は客観的には存在しない」というのが大方の学者の意見となりますが、一方で「存在する」という学者も少数派ながら存在します。
ただし、20年ほど前までは存在しないし研究対象ですら無い、とされていたUFO(異星人の存在は別として)は、最近になって存在していたと米政府が認めた、という経緯はありましたので、今後はどういう事になるのかはわかりません。

ただ、言えることは井上円了がいくら否定しても、科学的論証がなされても、幽霊を見る人はいるわけです。怪異に遭遇する人もいるわけです。

桜井館長との『市桜怪談夜話』における、怪異の考察は、この「幽霊を見る人は何を見ているのか?」なのです。私も館長も科学者ではありませんし、宗教家でもありません。ですからそういう専門的なことはわからないとしか言いようがありません。ただ、怪異の聞き取り、そのサンプルは二人合わせると膨大な数になります。そこから見えてくるものもあるわけです。

人は幽霊を見る。人は怪異に遭遇する。これは事実です。
では、その人たちは何を見ているのだろう、何に遭遇しているのであろう、ということに関心が行くわけです。その為には、一つは場所について考察するということが、一つの紐解きのヒントになるわけです。今回はその場所を、寺と神社としたわけです。信仰の場、祭りの場、葬式や挙式の場、死者を弔う場。その歴史も古く、日本人というアイデンティティを培ってきた場と言っていいかもしれません。
ここで報告される怪異の特徴はいかなるものなのか。
と、二人で怪異のサンプルを語り合っているうちに、意外な推察が?

『市桜怪談夜話』といい『オカルト解体新書』といい『怪倶楽部』といい、私の中で脳内がアップデートされていきます!!

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アーカイブ視聴は
 ⇩
http://kaidantosyo.thebase.in





kaidanyawa at 09:14|PermalinkComments(1)

2022年05月01日

『市桜怪談夜話』、本日の15:00から!! テーマ「神社、お寺には何がいる?」

中山市朗です。

すみませんでした。
『市桜怪談夜話』、本日の15:00から始めます。

テーマは「神社、お寺には何がいる?」。

怪談は、亡くなった人の霊について話すことが、必然、多くなるわけですが、その死生観は、仏教か神道となります。やっぱり怪異談を蒐集し、体験談をお聞きしていくと、その独特の死生観が大いに反映されていることに気づかされます。
仏教か神道、というより、仏教と神道というべきでしょうかね。

でも、仏教にしても神道にしてもあまり知識としては知らない、というのも日本人の特徴。知らないのに仏教や神道の中に示される価値観で、生きているわけですよ。
このあたりのことを怪談を通じて、考察して見るというのもユニークで必要かも知れませんね。

まあ、今回はどういう話になって、どういう展開となるのかさっぱり予測不能ですけど。

そういえば、阪神大震災があった頃、神戸市のある区域が断水となったのですが、あるお店の井戸から水が湧き出るいうことで、近所の人たちが容器をもって集まって来て、店主がみなさんにわけあたえているというニュースが流れたことがありました。
この時、店主が点を仰いでこう言っていました。
「アラーの御心です」
わあ、イスラム教徒の日本人おった!!
まあ、おっても不思議じゃないんですけどもね。信仰の自由が保障されていますから。

ちなみに日本におけるキリスト教徒は全体の1%未満とされ、イスラム教徒は700人に一人の割合だそうです。外国の怪談もぼちぼち集まっていますが、やっぱり死生観とか風土が違うと怪談の質もだいぶ違って来るものです。こういうことも考察してみたいですな。


本日は15:00より『市桜怪談夜話』。

怪談図書館桜井館長との怪談考察番組。

ツイキャスで生配信。15:00〜16:00までは無料。それ以降は話が濃くなるので有料。
テーマは「神社、お寺には何がいる?」。

チケット購入とアーカイブ視聴は
 ⇩
http://kaidantosyo.thebase.in



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kaidanyawa at 06:59|PermalinkComments(3)
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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