2022年06月27日

2022年06月27日

桂文我さんとの『怪談戸板返し』の報告 & 8月26日『船場寄席・真夏の怪談会」!!

中山市朗です。

大阪にいながら、初めて見る「御堂筋弁当」?

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蓋を開けて見ると、こんなんでした。
美味しくいただいて、さあ、出陣!!

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開場と同時に、お客さんもぞろぞろと。
私の見たところ、文我さん、あるいは落語のお客さん、6割。私の怪談ライブのお客さん2割、どちらも初めて2割、といったところでしょうか。

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私としては、落語ファンにこそ、私たちのやっている怪談を聞いていただきたい。また、怪談ファンには落語を聴いた戴きたい。そうすればもっともっと話芸の世界を知り、発見も多くなります。
一番あかんのは、自分の世界だけで満足して閉じこもってしまう事。

あっ、ちょっと遅くなりましたが、桂文我さんとの『怪談戸板返し』の報告です。
私が語ったり書いたりする怪談の原点、落語とのコラボ・ライブです。

文我さんとの対談。
怪談実話とは何か?  怪談噺とは? そこから話はどんどん深まります。


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私が常々言っております「喜怒哀楽」では一要素足りない、という話も。
本来、「喜怒哀楽怖」でなければ嘘だと思います。怖を抜いたことによって、怖という感情がなんだかネガティブなイメージを日本人は持ってしまった。
怖は、生きているモノ全てが持っている感情です。怖があるから自らを守れるし、慎重にもなれるし、あるいは大胆にもなれる。そして危険を察知することも出来ます。
まあ、幽霊だの化け物だのと言っている人間は、愚かで無知蒙昧な奴、と思われていたのは戦後からほんの10年ほど前までの現状でした。
でも、それも間違っている……。
ようやくそういうことが言える立場になったような気がします。

怖を隠してしまったが上に、崇高なもの、神秘なるものへの畏怖経験というものまで失ってしまっては……。

私は、怪談実話(あるいは実話系怪談』を2席。
最初の一席では、話し終えたあと、お客さんから「えっ、落ちないの……」という反応というか空気がヒシヒシと……。
2席目は、理解していただきました。そして、怖っ、という反応も。
落語ファンの方には、どう受け取ってもらえたのでしょうか?

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桂文我さんの高座。「小泉八雲」の作品から一席。古典落語にもある『皿屋敷』の別バージョン。落語通の私も初めて聞くバージョン。
怪談ファンの方は、確実に文我さんの高座で、落語の魅力に気づかされたことでしょう。

気づくと3時間半の長丁場。私も文我さんも、時間を忘れてあるほど楽しく、充実していたという事だと思います。これで2000円は超お得!!

関係者一同で、打ち上げ!!

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東京から、私や文我さんのオーディオブックを発売している出版社の方も来阪。
これまで2年間で出したCDの全貌が、初めて物販に!!


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文我・市朗2




















というわけで、次もやりましょうと、文我さんと誓い合いました!!

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ところでこんな告知も出ましたよ!!

8月26日『船場寄席・真夏の怪談会」!!
シンプレ渡辺さんは、この日は漫才!?

船場寄席

























kaidanyawa at 07:03|PermalinkComments(6)
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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