2006年09月11日

へたなら寄席と心霊タクシー

中山市朗です。

おそまきながら……。
「へたなら寄席」にお越しくださったお客様方、ありがとうございました。
演じているこっち側は大変に楽しくやらせてもろたんですが、客席のみなさまは、どうだったんでしょうか?

私も客席から、よぎり、はてな、かなた、うさん、ぎりぎりの落語を聴かせてもらいましたが、お前、今の道進むより、米朝事務所に入った方がええでと、言いたくなるものもいて、なかなか熱気のある高座やったと思います。

私も「河豚鍋」やらせてもらいましたが、やっぱり間が待てない、待てない、とその難しさを実感。ぽかん、とした間が噺の合間にいるんですけど、その間が怖いわけです。ほんの0.何秒のことなんですけどね。だからタッタッタッと叩みかけてしまうんです。

これはイカン。怪談を語る上での課題でもあるんです。
しかし打ち上げではもう、次回(1月26日)には何を演ろうとか、観客動員に向けての反省とか、えらい盛り上がっていました。

私もいずれ、創作怪談落語をと思っていますが、もう少し落語の基礎を身に付けてから……。

さて、今朝CS京都『心霊タクシー』の恐怖の3本撮りから戻ってきたところです。

交野市の某所と生駒山周辺という近場のロケということで油断してました。やっぱ時間かかります。道に迷うし、機材のトラブルは起こるわ……。

で、初めて来ました。
噂には聞いていたんえすが……。
どこって?

旧Iトンネル。

ここは戦前に工事が行われ、あまりに多くの事故と人夫たちのトラブルによる死亡事故が多かったのと、開通後の幽霊の噂により閉鎖されたという曰くの場所。今はその近くに現Iトンネルが通ってます。しかし、その現トンネルも『新耳袋』にいくつか掲載した通り、やっぱり怪しげな噂は継続しています。

旧トンネルは、まず使用されていない2本のプラットホームと不自然な場所に不自然な配置の神社、その奥に鉄扉で完全に塞がれた廃トンネル、とロケーションは最高。
鉄扉の向こうは覗けることは覗けるのですが、完璧にセキュリティガードが働いていて、絶対に侵入は不可能となっています。

にも関わらず、夜中の12時という時間に、トンネルの奥からは、ざわざわという人の声と、カツーン、カツーンというツルハシの音が確かに響いてくるんです。

これは出演者もスタッフも全員聞いていて、思わず総毛立ち……。

もちろんテレビカメラで音声を収録しましたので、ひょっとしたらオンエアでも聞こえるかもしれません。ところが同行していたひとりの塾生と、同じく同行していた出演者Fさんの奥さんが、撮影後、トンネルに2人の影が立っていて、こっちへ近づいてくるのを見たと報告。撮影中に迷惑かけたくなかったので、と事後報告したわけですが、こっちとしては、だったらそのとき言ってくれよ、というのが正直なところ。

これ、番組ですから。どういう形にしろ、収録しておくと編集でいかようにも使用できますが、撮らなかったら、それは無かったということにしかならない。

後でちょっと、プロの心構えについて塾生にお説教。

今回の収録分は10、11、12月にCS京都でオン・エアの予定。

詳しくはこちら
http://www.kyoto-channel.com/




kaidanyawa at 23:28│Comments(0)

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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