2017年06月18日

Dark Night 報告の巻

中山市朗です。


「Dark Night Vol.22」、盛況にて終了いたしました。
皆々様方、誠にありがとうございました。

MCが、スイミーのゆうこさん。ゲストは怪談図書館桜井館長。
はじめての顔ぶれです。

楽屋で一枚。

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おお、同じ人類とは思えない。
メタボのメン・イン・ブラック?

さて、桜井館長とのガチ怪談は初めて。館長も「いつもは心霊写真の何枚かを見せて解説して、ハイ、ありがとうございました、みたいな扱いが多いんですけど。でも怪談は語らないとなまっちゃう。だから今日は、存分に語らせていただきます」と。
楽屋では、さっそく怪談よもやまばなし。
「七人みさき」は、なぜ、みさきなのか、なぜ七人なのか、なんて質問を受け、そこから「くだん」の話になっていって。こういうトークも楽しい。
「怪談、怖かったね」だけじゃなく、怪談を通して、いろいろ日本という国が見えてくることもあるんです。まあ、民俗学的な思考、というんですか。

そして楽屋には、三人の女子が。
スイミーのゆうこさん。はるみさん。このこちゃん。
スイミーのゆうこさんは、今回のMC。でも8月はコンゴへ研修旅行で不在。ですので早くも5代目MCとして、はるみさんが次回MCを務めます。はるみさんは、ピン芸人として活躍しています。詳しいプロフィールはまた紹介いたします。で、オフィスイチロウに新しく入ってきた、このこちゃん。
桜井館長も「怪談を語る女子が、東京でも不足しているんです。うちでも育てようとしているんですけど、なかなか難しい。何か出る場所を与えてあげないと、持続しない。今の子は、与えてやらなくっちゃ、辞めちゃう。甘いといえば甘いんですけど。ですから、ネット番組でもなんでも」という話になって、「ちょっとうちの子たちとコラボして、こんな企画どうです?」と、具体的な話も出ました。私にとってはありがたい話ですが、彼女たちはどこまでついてこられるのか? 
でも、三人を見ていると、確かに何か新しい怪談の形が、今後表現できそうな感じはあるんですけど。
でも、外部に頼るでなく、オフィスイチウも人を増やして、単独でもやっていく必要性が問われますな。

さて、本番。
いつもの三部構成。

第一部は、桜井館長からの振りで、現代の怪異が、考察してみると「これは、昔だったら〇〇という妖怪じゃん、てこと、ありませんか?」と、初めて語る自身の不思議体験から。
現代、という時勢、形や状況は違えども、そのパターン、性格は、昔からあるものとほぼ同じだと。
桜井さんは、コンビニ経営しているのですが、そこで実に不可解なことがあったらしい。注文をしたこともない書籍が何度も送られてきて。で、さすがに「なにが間違って来てるんだ?」と、荷を解いてみたら?
そこから、本の話になった。
本に関する偶然というか、奇妙な話もいろいろあるんですよ。本が人を選ぶ、というか。まあ、つくも怪談ですな。これも名前をつけると妖怪になる。
で、互いに現代ならではの妖怪談を。別に水木しげる先生のキャラクターのようなものが出てくる、というより、考えてみたら、あれじゃね? みたいな奇妙な話。

第二部は、桜井さんの心霊写真のコーナー。
PCに取り込んだものが、5、6枚。ちょっと私にはわからなんだ。
で、昭和の30年代に撮られたという、奇妙な写真。これはファイルされたものを客席で回して、じかに確認してもらおう、という試み。たいていの人だと、そんなおぞましい写真を渡されたら拒否するところですが、さすが我が客さん。みんな手に取って凝視しています。単なる写真ではなく、その写真にあるエピソードというのが、私には興味ひかれます。おぞましいエピソードですけど。
100人以上のお客さんの間で、回覧板みたいに写真がまわっている間、客電を明るくして、写真や映像にまつわる怪異のエピソードを私と館長で。そういう打ち合わせは一切していないんですけど、思い出すもんです。あるもんです。
MCのスイミーのゆうこさんは「怖い怖い怖い」と小声でつぶやきながら、だんだん我々に背を向けだした。そうなると語るほうも俄然!
お客さんの一部も、それを見て、ニヤニヤしている人も。
ところで、今回は話のクライマックスになったり、キメの台詞とかになったら、音声にエコーが入ったりしてたんです。
「へえー、そんな演出するんや」と思ったんですが、全然打ち合わせもしていないし、どんな話をするかも私にさえわからないのに、なんでそんなことができるのだろうと、思っていたんですが。
演出じゃなかった。
音声さんは、なんにもしてない、ですって。
そうなった原因は、まったく不明だそうです。

第三部は、お互い持ち寄った、とっておき怪談を。

私は、まず、前半で妖怪関連の話がでたところで、初公開。短い話ですが、三話、牛に関する話を。
一話は典型的な「件」。人面牛体で、言葉をしゃべる。一話は、首のない牛の話。もう一話が、首だけの牛の話。なんだろこれ、という、なんだか怖いというより不気味さが残る三話。場所的な意味もあるのかもしれません。
桜井さんは、ロケに行ってそこの旧家であったという話。いろいろ因縁めいた話が絡んできて。普通、妙な体験をすると、逃げちゃうんでしょうけど、我々は追及しにまた行きますからね。そしたらまた怖いものが出てくる。
そしたら、怖いんですけど、心のどこかで「よっしゃあ。ネタになった」と歓喜してるんです。
こういうの、職業病て、いうんでしょうかね。
最後に私は、都市伝説が、具現化してしまったという話。実はこれ、23日オンエアの『実話会談倶楽部』で話して、アイドルの朝日真央ちゃんを、一番ビビらせた話。しかもトイレで起こるというのがね。逃れられない。
スイミーのゆうこさんの恐怖度もMAXに到達したところで。
終了。

打ち上げの席でも、私と桜井館長の、熱き今後の怪談界を憂いながらも、夢を語り、素敵な一夜、というか、早朝? でありました。

お疲れさま〜。
心霊写真を手に取った、ということもあったのでしょうか。塩がめっちゃ売れた。こういう手があったか!
『怪談狩り・禍々しい家』も30冊、すぐに完売。また、仕入れておきます。



さて、

次回『Dark Night Vol.23』は8月5日。ゲストは北野誠さんです。
明日あたり情報公開、予約受付いたします。

東京の皆様は、7月8日、新宿でのオールナイトで北野誠さん。
6日は、スピンオフ企画として、原宿で『ムー』三上編集長と。

イベント公式HP


そして7日。ぽっかり一日空いてしまって、どないしょうかいな、と思っていたら、と学会さんからお話が来ました。
神保町のブックカフェ二十世紀さんで、皆神龍太郎さん、唐沢俊一さんたちとのちょっと変わった怪談トーク。
詳しくは近日。











kaidanyawa at 15:21│Comments(11)

この記事へのコメント

1. Posted by メカゴジラ   2017年06月18日 16:51
桜井さんって、こんな立派な体格しているんですね。(笑)
2. Posted by ひろみつ   2017年06月18日 19:36
5 中山先生ごきげんようです。

そして今回もお疲れ様でした。
今回は櫻井館長と軽くジャブを打ち合いながら気が付いたら怪異の蜘蛛の巣にからめちられていたといった感じで堪能させていただきました。

今回は1つ1つの話は小さいんですが、それがボディブローのように効いて来るって感じでした。

3部で、どこかで聞いた話だなと思っていたら僕が提供させていただいた話だったのでビックリしまたとても嬉しかったです。お役に立てて幸いです。

件の話は、今年改めてご本人に確かめた所、導かれたのは呼ぶ声ではなくチリーンという鈴の音のような音だったそうです。

沖縄の首のない牛は「首切り牛(沖縄でクイキリウシ)」と呼ばれる妖怪だそうです
3. Posted by まさりん   2017年06月18日 23:07
5 中山先生お疲れ様でした!!スイミーゆうこさん、俳優の高橋一生さんに似てたので吃驚しました。興味深い話の数々楽しかったです♪誠さんの次のゲストは、尼崎在住の宇津呂鹿太郎さんが良いなと個人的に思ってます。この間出された本「怪談売買録 死季」は全部尼崎で蒐集された本で、怖くもあり、ユーモラスもありバラエティに富んだ楽しい本でした。誠さんがゲストのダークナイトも楽しみにしてますね♪ 
4. Posted by 中山市朗   2017年06月19日 02:44
メカゴジラさん。

桜井さん、西浦和さん、ぁみくん……、みなさん、ご立派です。

ひろみつさん。

館長とは初めてですから、様子を見ながら、というのもあったと思います。でも、いったん、息とか、間合い、雰囲気がわかると、互いに本領発揮、というのも、ライブならではだと思います。

クイキリウシですか。覚えました。


まさりんさん。

いつもありがとうございます。
宇津呂さんは、実は結婚されて、尼崎にはいないそうです。遠い他県に住まわれているようです。ちょいちょい帰ってられるのかな?



5. Posted by 点   2017年06月19日 12:58
DarkNight 22お疲れ様でした。
ところで、東京公演のMCは、どなたが担当するのでしょうか?
楽しみにお待ちしております。
6. Posted by 中山市朗   2017年06月19日 13:36
点さん。

ありがとうございます。
東京公演のMCは、引き続きスイミーのゆうこが担当いたします。
めっちゃ怖がっている彼女の姿も見ものです。
7. Posted by FKJ   2017年06月19日 14:04
DarlNight22お疲れ様でした。

7月7日(金)の東京の詳細情報は下記に出ました。
http://www.togakkai.com/taisyou/index.html

8. Posted by FKJ   2017年06月19日 14:17
DarkNight23は8/5なのですね。
あぁ!この日は私の関係するアニメーションのイベントが東京で開催中で、大阪へ行くのは無理です。ついに、DarkNight連続参加の記録はこれで途絶えてしまいます。
まあ、念願の東京での中山さんのトークイベントを実現できるので、これも仕方なしです。
9. Posted by 中山市朗   2017年06月19日 21:44
FKJさん。

さっそく、ブログで告知いたしました。

連続参加記録途絶える?
これで、初回からの連続参加保持者は、誰もいなくなった……。
10. Posted by タキ・タロー   2017年06月20日 13:29
>メタボのメンインブラック
新型のブラックメンですかw
「FBIに捕まった宇宙人」ならぬ「『黒づくめの男達』に拉致られた美少女」(あれ、人聞きが悪い?)みたいになっちゃってますよ!
んで、先生方はメタボというより、貫禄ある恰幅の良い紳士ていうんやと思いますよ!(^^)v

ところでメタボという言葉で思い出しましたが、最近メタボリック建築というのをひょんなことから調べてますが、京都の例のマンションもソレっぽい感じで興味深いなぁ、と。
『あの方』には気を悪くしないでいただきたいのですが、マンションの画像を見た時に「あ、何だこれ、かっけぇー!!」と思いましたもんで(^-^;
11. Posted by 中山市朗   2017年06月21日 01:24
タキ・タローさん。

FBIに捕まった宇宙人。それは私もすぐにイメージしました。
貫禄のある恰幅のいい紳士ですか。確かに以前、西浦和氏、桜井館長にはさまれて撮った写真を見ると、私は普通に見えましたけど。

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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