2017年07月31日

怪しい二人で怪談会

中山市朗です。

昨夜、大阪ミナミの某所で、中国の裏社会のポスと日本の裏社会の顔役が、手打ちを行いました。

DF_RMlEUQAALxq9














というのは、嘘です。
謎のチャイニーズ系の服装に身を固めるのは、シアターOMの稲森誠氏。
『怪談狩り・禍々しい家』に収録した「メリーさんの館」の体験者、稲森誠たぁ、彼のことだ!

そんなわけで、稲森さんとは古いんですよ。
初仕事がKTV「恐怖の百物語」の第一回目ですからねえ。私は作家デビューして初めてのレギュラーのお仕事。出演した稲森さんは、本名で出てた。役者デビュー前。
あの初々しい二人が、こんなに成長しました?

さて、怪談イベントが行われたなんばパークスというのは、大阪以外の人には知らない人も多いでしょう。
大阪ミナミにこんな建物がありますねん。
地上10階で、3階から9階にかけて屋上がつなかっていて、屋外ガーデンになってますねん。
40000株以上の植物が植えられているとか。
そんなガーデン・スペースに客席が設けられて、夜と言うこともあって、ちょっとした異世界と言うか、不思議な雰囲気の中での怪談会でした。

img_main01












もう三十数年前、私が大阪に来た頃には、このあたりは大阪スタジアムがありまして。
南海ホークスの本拠地。こんな難波の一等地にありながら、スタンドに客はまばら。球場の施設内に店舗を一軒でも多く入れようとして無理やり作ったもんやから。スタンドが急こう配。よく、お客さんが下までころこんで、落ちてはりました。
施設内の店舗は古本屋が多かった。ですから、そういうの、好きだったんですけどね。
今はもう、そんな影すらも微塵もない。あ、なんばパークスの設計者は六本木ヒルズを設計した人らしいです。

開催予告とともに、あっという間に、満員御礼。1ステージのところ、急きょ2ステージとなったほど盛況だったので、きっと来年からのミナミの風物詩になるのではないかと、今から期待。






kaidanyawa at 02:33│Comments(7)

この記事へのコメント

1. Posted by マイト   2017年07月31日 18:22
大阪球場、懐かしいですね〜
いつ行っても良席で見れるし、荷物は置き放題。
あの立地条件でなぜ客が入らなかったかいまだに謎です。

あの急こう配の理由はそこでしたか!
そうそう、1Fは古本屋が結構ありましたね。
映画グッズを結構あさったりしていました。

実は、ナンバパークス初めて行ったのですが、今回のようなイベントが無ければ一生行くことはなかったでしょうね。
昼は大阪城ホール近辺にいたのですが、そこもおしゃれな店舗がたくさん入って見違えるようになっていました。

半面、大阪らしい泥臭さも残してほしいですね。
2. Posted by 中山市朗   2017年08月01日 03:09
マイトさん。

当時のパ・リーグは人気なかったですからね〜。ノムさんがボヤくのも仕方ない。

ところででおっしゃる通り、どこもかしこもえしゃれになりましたねえ。私らオッサンからしたら、泥臭い飲み屋街とか、古本市とか、映画の二番館があった昔のミナミの方が懐かしいですけどね。
3. Posted by ひろみつ   2017年08月01日 13:11
5 中山先生ごきげんようです。

なんばパークスでの稲森さんとの怪談ライブ盛況だったようでなによりです。
なんばパークスって昔の大阪球場だったところですね?懐かしい!

大学3回生の時、サイモン&ガーファンクルが大阪球場で2日間コンサートしたのに馳せ参じた思い出があります。S&Gが来た!というのであの頃は日本中が大騒ぎだった記憶があります。

お2人のお写真もナイスです。怪しくて。
フェイスブックの「近畿怪談倶楽部」にアップさせていただきます

お2人ともお疲れ様でした
4. Posted by グレムリン   2017年08月01日 15:24
5 怪談夜話お疲れ様でした!
とても面白かったです。

ブログへのコメントはすごく久し振りですが、今もイベント等はしょっちゅう参加させてもらってます。

なんばパークスは、思ったより暑くもなく快適でした。温度とか風とか良い感じでした。雰囲気は森っぽくて、怪談がより不気味に感じられて良かったです。屋内より好きかも。
来年も楽しみにしています。

次のDark nightは、気付いたら売り切れていて残念でした。
次々回はチケット取れると良いな
5. Posted by 中山市朗   2017年08月02日 01:08
ひろみつさん。

大盛況でしたが、お客さんにどう伝わったかが知りたいです。基本的に怪談は密室でやるのが怖いですから。
写真は、どうぞ、いろんなとこにアップしてみてください。

グレムリンさん。

ありがとうございます。
雰囲気はほんとに独特でよかったですね。
今回は大成功だったと主催者さんからメールがありましたので、来年以降、こういう怪談、殖えるかもと期待しています。
「ダークナイト」はこれからはなるべく早いうちにチケットはゲットしておきましょう。
6. Posted by タキ・タロー   2017年08月02日 19:23
ちょうど「資料の盆踊り」状態の文庫本ダンボールチェックしてましたら、『恐怖の百物語』文庫本が出てきました。(数年前のコミケ帰りに立ち寄った、浜松か静岡の古本市のものかな)
タイミングよく「メリーさんの館」を読んでたとこで、「はー、この人やったんか!」と妙な感激でございます(文庫では当然、仮名でしたが)。リアルで視聴した記憶もあるんですが、ご本人さんとは。
7. Posted by 中山市朗   2017年08月02日 22:31
タキ・タローさん。

「恐怖の百物語』の文庫本。なつかしいですな。KTVが私の許諾無に出版してしまって、後に大問題になったんですよ。
局は稲川さんには許諾を得たというんですが、稲川さんの話が掲載されたわけでは無い、私ともう一人の作家が探して台本にした話だったんですけどね。
番組と出版のコラボそのものも、あまりテレビ局が慣れていない時代の話でした。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



Archives