2018年01月12日

「坂の上の雲」から現代を見る。

中山市朗です。


来年に2月に行われる韓国・平昌オリンピックに、再三にわたって韓国側から来韓するよう要請があったようですが、要請された安倍総理は「行かない」ことに決めたようです。
そら行かんのが正解でしょう。
行ったら、知らん間に独島エビ食わされて、うっかり握手したら元慰安婦のばあちゃんだった、なんてことも?

今日は、なぜかNHKで何年も前に放送された司馬遼太郎原作のテレビドラマ『坂の上の雲』を何本か観てしまいました。もちろん放送時に全編観ていますし、原作も読んでいます。

shiba



















「近代化によって日本史上初めて国民国家が成立し、「庶民が国家というものにはじめて参加しえた集団的感動の時代」を背景に、日本陸軍の騎兵部隊の創始者、秋山好古、日本海海戦で勝利を掴む作戦を立案した秋山真之の兄弟と、その親友、俳人の正岡子規を中心に、日本が近代化し、その間に繰り広げられた日清、日露戦争が物語の中で語られます。

小説、ですが司馬遼太郎は歴史に忠実に書くことを心がけ、無かったことは書いていない、としていますが、歴史家の中では賛否あるようです。まあ、乃木希典将軍は愚将であったとする見方は、この小説から生まれたと言いますが。

司馬遼太郎は大正生まれですが、この中で、明治という時代を「これほど楽天的な時代は無い」と書いていますが、明治生まれの黒澤明監督も、何かのインタビューで「明治っていうと、戦争やなんかで暗いイメージを持たれているようだけど、そうじゃない。あんな明るい時代は無かった」と言っていました。
ほんの30、40年前までは、ちょんまげ結って、刀を差した侍が闊歩していた時代。それが、急速に近代化し、欧米列強の仲間入りをしようとする日本。それができないんだったら、欧米の帝国主義に呑まれて、植民地化されるしかない。非白人の国で、それに抵抗し、列強入りを実際に果たした唯一の非白人の国が、日本だったわけです。
とはいえ、これ、といった資源もなく、産業も無かった日本。国家予算の半分近くは軍事費に使われ、国民は貧乏をしていたこともわかります。
「当時、靴を履く習慣もなく、手製のわらじか裸足、食物は米と麦と粟、稗。副食物の貧しさは話にならない」という描写があります。それでも日本国民はその貧しさに耐え、近代国家の国民というアイデンテティに目覚め、世界の中の日本を意識したわけです。
国民となった人々は「その新鮮さに昂揚した」と司馬遼太郎は書いています。
黒澤監督のいう「明治という時代の明るさ」は、そういった希望のある昂揚感から来る明るさだったのでしょう。
そうやって出来たのが、今の日本という国。
そこに胡坐をかき、先人たちの作ったものを、食い散らかせているのは、私たちです。
よく戦争の話になると「私は人を殺したくない。だから殺されます」という人がいるけれど、そう考えるは勝手。しかし、まず我々が生活しているこの平和国日本は、先人たち、ひいじいさん、ひいばあさんの時代の人たちが、血と汗で作ってくれたものだ、という歴史をきっと知らない。そして、そういう人たちは、ほんとの戦争の惨事について、何も語れない人だと思います。

で、明治の日本の近代化にあたって、頭を悩ましていたのが、ロシアという存在。これは日本に限ったことではなかったわけですが、そのロシアと日本の間に位置するのが朝鮮半島。
日清、日露の戦争がなぜ朝鮮半島で起こったのかは、現近代史を見るうえで重要な案件です。
普通、朝鮮半島ないしはその周辺で戦争が起こったら、朝鮮の軍隊が出てきますよね。でも、出てこなかった。
何故だと思います?
近代化した軍隊も、軍隊を作る予算も運営能力も、当時の朝鮮は無かったからです。
だから、日本が代わりに戦うしかなかった。そうしなかったら、朝鮮はロシアに呑み込まれるでしょう。
そうなれば、ますますロシアの脅威は日本という国そのものを脅かすことになる。

つまり、それが朝鮮。
軍隊を持って近代化しようとした日本の子供たちは、裸足だった。いつも腹をすかせていた。
私の幼いころ、わが田舎ではおかずのない、日の丸弁当を持参していた子、いましたよ。
ましてや、明治の時代。東北の農村部などでは、飢饉や不作があると、もう食っていけない。だから娘が女衒に売られる。
それが、明治の近代国家、日本だったんです。
ましてや、近代化にも目覚めない、やはり資源も産業も無い朝鮮。しかも奴隷制度が存在した国。庶民のほとんどは字も読めず書けず。支配層の両班は儒教にもとづく空理空論を勉学するだけで、国の運営を知らない。
朝鮮の国家予算のほとんどが宮廷予算。庶民は木の根をかじって飢えをしのぐありさま。
まさしく、今の北朝鮮です。
しかも20世紀初頭において、全世界の84%が、欧米の植民地となっていました。

だから朝鮮も、清帝国が滅ぼうとしている時、自主独立を守ろうと戦っている日本と併合するか、虎視眈々と朝鮮半島を狙っているロシアの植民地になるかしかなかった。

貧乏な国日本と、国家破綻していた朝鮮の併合。
併合とは結婚です。
朝鮮が日本という姓となったわけです。
朝鮮の産業は、正直奴婢の売買、売春が大きな比重を占めていました。そういう身分制度は併合時には廃止されていたが、食うためには、女性たちは身を売るしかない。
それを日本が公娼制度の中に組み込んで、女性たちに商売をさせた。またそれで儲けようとした朝鮮人業者もいた。強制なんかしなくとも、金儲けしたい、家に送金したい、贅沢したいと慰安婦になった女性は朝鮮に限らず、中国にも、もちろん日本にもいっぱいいたんです。
人権という言葉も無い時代。いや、言葉としてはありましたよ。
しかし、国際連盟は、非白人の人権さえも認めようとはしていませんでした。
1919年に日本は「人種差別撤廃提案」を国連に提示しますが、結局は成立はなりませんでした。つまり、人種差別は国際的に違法ではない、という。そんな時代。
もう、生きていくことが精いっぱい。今とは違う価値観で人々は生きていました。
とにかく、食わねばならない。それが第一優先した時代。
それが、今問題となっている、慰安婦問題の本質なんです。
軍艦島もそう。何が強制労働だ。賃金目当てで朝鮮人も日本人も共に働いたということ。日本人だって『ああ野麦峠』に描かれるように、悲惨で過酷な労働条件の下で、女工さんが懸命に働いたんだ。食っていくってそういうことだ。
私の親父は日本人だが、学生時代徴用されて舞鶴で働いていた。「勉強したかったができなかった」と青春時代を悔やんでいましたよ。戦争をしていたんだ。当時は朝鮮人も日本人として扱われていたわけ。
同じ過酷で悲惨な条件で、汗だらけになって働いていた。それだけのこと。
ほんま、ふざけるな韓国人。
サムスンもヒュンダイも何もない時代の韓国。北では米の収穫もままならない。朝鮮で農業が近代化されたのは、併合時代だ。併合前の朝鮮の反当収穫量は日本の約半分ですよ。
しかも日本より寒いですから、日本以上に飢饉、不作は多かったはずです。
となると、ではいったい、日本との併合前は、朝鮮半島の人たちは、当時何をして食っていけたのか? どんな産業があったというのか。字も読めない庶民たちは、いったいどこに就職先があったというのか。
そんな話、まったく出ないじゃん。
専門家の先生たちも、そこ、指摘しろよ!

そして、朝鮮半島という極東の特異な地政学的なポジションにありながら、自覚を持たず、事大主義という劣等感と小中華思想という優越感を巧みに均衡させ、その均衡が崩れたときに激高するという国民性。

明治の日本は、同じ状況から明治の時代を迎えた朝鮮に、近代化して軍隊を持つことを促したんです。そして、ともに同盟して戦おうと。日本人がやれたんだから、朝鮮人にもできるはずだと。そう思ったんです。
だから『下関条約』で、朝鮮は完全無欠なる独立自主の国であることを確認する、と世界に宣言した。でも、朝鮮は独立して国家運営をすることがどういうことかわからなかった。条約を結んでも破られ、責任は他国に押し付け、ふらふらと清帝国に歩み寄って、あかんとなるとロシアに行って……。

全然変わってませんやん。
いくら時代を経ようが、環境が変わろうが、DNAというのは変わらんのやなあと、実感。

そしてもはや、韓国にとって、慰安婦問題を持ち出しての反日思想は、宗教。
朝鮮の暗黒の歴史を帳消しにし、とにかく日本人、日本政府に崇められ、土下座させることが彼らのアイデンテティ。アイデンテティ無しには、現代人は生きられないですからな。
慰安婦像は、反日教の偶像です。
自分たちの偶像だから、日本人がそれを見て不快になるという概念が無い。あんなものをあちこちに建てたり、バスに乗せたりしながら「日本人観光客をよこせ」「平昌オリンピックには安倍総理に来ていただきたい」なんて、日本政府に言うとるわけですから。

だから、ほおっておくしかない。
無視。
おかしな宗教やってるヤツに、その宗教の矛盾を言っても、頑なになるだけ。
勧誘されて、おかしなこと言うとる日本人もいますけど。

ただし、こんな妙な宗教を広めたのは朝日新聞。
朝日新聞の罪は、日韓両国にとってほんとに重い。お互いの国益をどれだけ喪失させ、どれだけのエネルギーを費やしたか。
もはや、朝日新聞は「国家反逆罪」で訴えるべきだ!


『坂の上の雲』を見ながら、そんなことを考え、だんだん腹立ってきて、こういうこと書いちゃいました。









kaidanyawa at 07:00│Comments(6)

この記事へのコメント

1. Posted by ひろみつ   2018年01月12日 14:30
中山先生ごきげんようです。

司馬遼太郎は僕も学生時代「竜馬がゆく」を夢中で読んだ思い出があります。お袋も「読んだら貸して」と言って貪り読んでました。

でも、この方の「司馬史観」は最近かなり否定的に見られてるようですね。

司馬さんと言う人はそれなりの功績は認めますが、昨今の幕末物がいまだにこの人の描いたイメージに寄りかかってるのが困ったもんだなとは思います。

キツイ言い方すると、まだあんな人を有難がってるの?と言う気持ちはありますね。
問題点は1つはフィクションが多すぎる。
そして坂本龍馬への思い入れが強すぎてほとんど架空の人物みたいになってること。

そして高平小五郎や桂太郎のような大変大きな功績のあった人を自分の思い込みで貶めてることです。

「坂の上の雲」に関して言えば、日露戦争で日本は「坂の上の雲」を目指しているうちは良かったが、日露戦争の勝利で転がり落ちた」なんて認識にはそれは違うんじゃないの?と思います。乃木大将を「愚将」とこき下ろして児玉源太郎だけを絶賛してるあたりもなんだかなぁ…と素人ながら思います

挑戦合併は国際法的には完全に合法で、日本に「朝鮮」という新たな県が増えたようなもんで、それを侵略という人には襟首つかまえて「侵略」の定義からミッチリ講義したくなります。朝鮮は国というより「場」だと僕は思ってます

朝日新聞は「新聞」ではありません。あれは赤旗と同じ機関紙です
2. Posted by ?   2018年01月13日 02:54
国同士の契約を無効にする。
このように「韓国は約束を守らない国」です。
商売の相手として危なすぎます。
商取引を停止するのが必要で、資産を売却して日本に引き揚げさせた方が日本の会社の身のためです。
被害をこうむるのは確定していますが、こうすれば軽減することはできます。
撤退をずるずるとのばして、悪化させるのは、経営者として失格です。

「朝鮮の暗黒の歴史を帳消しにし、とにかく日本人、日本政府に崇められ、土下座させることが彼らのアイデンテティ。アイデンテティ無しには、現代人は生きられないですからな。」
というのに、別口で心当たりがあります。
統一教会です。
日本人女性を集団結婚式にださせ、韓国人男性の嫁にする。
男性の多くは貧乏な農民だそうで、農村ゆえに昔のままで、男尊女卑が残ったまま。
嫁いだ日本人女性は性奴隷あつかい。
それが韓国の現実です。
農民は日本人女性の嫁をもらいたくて、統一教会に入信するそうです。
また、日本からの結納も期待できるし、韓国の農村にいるとなれば、日本に逃げ帰るチャンスもない。
統一教会の洗脳もきいている。
悪いのは自分だと思い悩むように精神改造済みだ。
韓国の現実を正確に認識するのはいいことです。
3. Posted by 鈴木   2018年01月13日 08:02
司馬さんの小説は「余談だが」と言う部分
が多くて、粗筋から遠ざかる時があります
ね。まだ池波正太郎の小説の方が読みごたえ
があります。自分も池波も食いしん坊ですし。

明治、大正時代、大好きです。文明開化で
入って来た文化と、古来からある日本の
文化がミックスされて、良いと思います。
明治時代に作られたポスターや、マッチ箱
のイラストが載っている本も持っています。
オラガビールなんていうブランドがあった
んですね。
名将に依って作られた美しい建物の数々、
鹿鳴館。建物は明治村に移築されていて
一度は行ってみたい所であります。
東京ディズニーランド?あんなん、ジャリ
が行く場所ですわ。
少女マンガの「はいからさんが通る」も
キンドルペーパーホワイトに所蔵してあり
ます。

朝日新聞、酷いですよね。同じ系列の
報道ステーションも酷いようです。
ま、見ませんけど。
4. Posted by 中山市朗   2018年01月13日 21:22
ひろみつさん。

司馬遼太郎は、物凄い史料を読み込んでから書いていますので、半端ない知識量と我々の知らないエピソードも発見しながら小説を書いているので、読んでいる方が史実だと思ってしまうんです。
新撰組なんて京都の人に言わせると、ポロカスですから。
朝鮮併合は、侵略ではない。その通りなんですが、韓国の人たちはそう言わなきゃ、アイデンティティが保たれないんでしょうね。

?さん。

統一教会。あれは厄介ですな。
まあ性奴隷が実際ある国だから、にほんじんもそうしたに違いない、という思い込みなんでしょうね。

鈴木さん。

私は「余談だが」から歴史講釈へと展開する部分が好きですけどね。
明治、大正の和洋折中のセンス、たしかにハイカラでいい味していますね。
東京ディズニーランドは行ったことありません。ジャリじゃないので。
5. Posted by ?   2018年01月13日 22:46
中山さん、「まあ性奴隷が実際ある国だから、にほんじんもそうしたに違いない、という思い込みなんでしょうね。」
とは、まさにおっしゃる通りです。
韓国には、
「普通に日常に性奴隷がある。今もあります」。
そこから、慰安婦が性奴隷だという論法になった。
実際には、売春婦で、高給取りだった。
しかも、大事にあつかわれていた。

この事実(売春婦だった)、東京裁判でも認められているのでは?
罪に問われていないでしょ?
大日本帝国をあれだけ有罪にしたかった側が、証拠を見つけられなかったのです。
6. Posted by 中山市朗   2018年01月14日 03:45
?さん。

米国はクリントン政権時、マイケル・ヨン氏らによって、「ナチスと日本帝国の戦争犯罪に関する記録」というのを調査しはじめて、ブッシュ政権までの8年間で、850万ページにわたる調査報告書が出されたんです。もちろん「従軍慰安婦」に関する報告もかなりあり、やはり強制連行も奴隷のように扱ったという資料はまったく無く、「プロの売春婦であった」と結論づけられています。
慰安婦の強制連行は、証拠がありません。

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

オフィスイチロウ


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