2019年03月18日

東京での1収録4公演1取材の3日間、報告!

中山市朗です。

15日〜17日までの東京でのハードな3日間を終えまして、先ほどまで泥のように眠っておりました。

15日の午後、東京着。
昭和に建てられた民家がスタジオになっておりまして、ここは昭和を舞台にしたドラマや映画のロケ地にもなっております。見たところ、おそらく映画の『呪怨』などが撮られた場所でしょう。
この、雰囲気十分な部屋で怪談を数話収録。和室でも撮りましたよ。

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西浦和也さんも同じメーカーさんの収録で、来ていらっしゃいましたよ。2本撮りというやつ。

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ここで収録されたものは、夏にDVDとして発売される予定です。詳細は情報解禁されましたら、このブログとツィッターで。

収録後、軽く打ち上げ。西新宿に移動。

22:30より、東京初の「プライベート怪談会」。

西浦和也さんも同行。設営に協力してくださって、これは御礼申し上げなきゃ。
でも、締め切りが迫っているとのことで途中退座。

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集まったお客さんは20人ほど。金曜日のオールナイトですからねえ。
一条ま〜太郎君や、桜井館長と一緒にあちこちで活躍している敬志さんも駆けつけてきてくれました。
まあ、いろんな話が出る出る。長丁場でしたが、皆さん、十分に怪談を楽しんでいただけたのではないかなと、自負しております。
しかし、前半はトラブル続き。私のICレコーダーの容量が突然いっぱいになったり、パソコンに移し替えて消去したら、消去しない。表示はされたんですよ。パソコンも異常をきたすし。
いっぱい怪談や取材の音声が入っていますから、これは「言霊」のせいでしょうか。

最後は参加者の皆さんと記念に。
おや、怪談作家の神沼三平太さんや漫画家の山田ゴロさんのお姿も。

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神沼さんから、サイン本をいただきました。

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新刊の『寒気草』。


実話怪談 寒気草 (竹書房文庫)
神沼 三平太
竹書房
2019-02-28


5:30には撤収。

14:00からは「古代史座談会」。
こちらは初の試み。しかも東京での開催。
古代史や歴史好きの方々とひざを突き合わせて、いろいろ意見の交換をしようというものです。こういう会は珍しいんじゃないかな?
テーマは「秦氏ははたしてユダヤ人なのか?」
大阪や北海道からの参加者も。北海道の方は、いろんな印刷配布物を持ってこられていました。
最初は、秦氏=景教説の発端となった佐伯好郎博士の説を、京都太秦の画像を見ていただきながら解説。これを端にして、活発な意見交流を。と思ったのですが、やっぱり私がリードして投げかけて行かないと、皆さんなかなか発言してくれません。でも、投げかけているうちに、だんだん質問が出るようになり、「座談会」となっていきました。

講演会のようなステージですと、自説を解説し、結論に持っていくわけで、その配分を考え構成します。
でも今回は、お客さんが発言しやすいように進行させなきゃいかんわけです。ですから「ユダヤ説はありえるんじゃないか」と誘導し、時にはそれがいかに矛盾するかを提示し、しかし、その矛盾も、こう考えればそうでもない、と、賛否両方の人から意見が出る場を作らなければなりません。これが難しいですね。
私自身が肯定者でも否定者でもないというスタンスをとるわけですね。

本来、肯定派と否定派が議論を戦わせるという形が面白いわけで、ほんとはそう持っていきたいんですけど。

でも最後の方には濃く、考えさせる質問や意見なども出て、まずは成功かな、と。
結局、ここでは秦氏がユダヤ人だったのか、そうではなかったのかの決着はつかず。
この問題は、大阪での開催に持ち込みます。

北海道の方が持ってこられた印刷物には、自説をいろいろとユニークな視点から書かれていました。コジツケ感がすっごいんですけど、本人もそこは自覚されていて。こういうのが楽しかったりするんです。
読ませていただきましたが面白かったですよ。
こういう説から、皆さん口を開くようになるのではと思いました。この方も、皆さんの前でこれを堂々と述べられたらよかったのに、と思いました。

会場のお客さんには告知したのですが、この会は東京と大阪で年何度かの割合でやっていきたいと思っています。そこで参加者の方には会員になっていただき(もちろん無料)、古代史や神社仏閣、故郷に残る伝説伝承について情報交換や意見の交換ができるサイトに入れるような特典をお付けすることを考えております。
特設サイトはオフィスイチロウで作ります。
怪談のみならず、古代史・オカルトを通しての仲間作り、意見交換の場をオフィスイチロウの主導でやっていければ、そのうち、面白い展開になっていくのではと、私自身のこれは希望ではありますが。

ということで、あっ、「古代史座談会」の写真が無い。秘書も準備やMCとバタバタしておりましたので。
こういう写真載せておきましょか。
京都太秦の木島神社の由緒書き。あの三柱鳥居のある神社です。
最後の方に、景教のことが書いてあります。

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16:00を15分ほどオーバーして終了。

池袋へ移動。

19:00から『Dark  Night in 池袋』

会場は大入り状態で、ドタキャンが二人だけという奇跡の会!

ゲストに三木大雲和尚を迎えての夜の部。
19:00開始。

こんな感じの会場。

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楽屋で私が「動物霊っていうのはいてるんですか」という質問と、なぜそれを思うのか、という意見を述べたら、三木和尚は、「そういう質問いいですねえ。それ、語りますよ」とえらい乗ってくれまして。
そのノリでステージに上がっていただき、お寺と神社の違い(これ、重要)から仏教における霊の考え方などの、僧侶ならではの見解をお聞きしながら、動物霊や狐狸妖怪の話へ。
もちろん祟り、呪い系の話も出ましたが、これについては深夜に詳しくやろうと。

21:00終了。

新宿へ移動。
楽屋に赤外線モニターがあるんですけど、いつもオーブが飛びまくっています。
三木和尚は「これは珍しい」とスマホで撮ろうとすると、ピタリとオーブが飛ばなくなる。この繰り返し。
必死にオーブを捕えようとする三木和尚の姿。

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深夜の部も大入り。ありがとうございます。
長丁場ですから。神仏とは関係のない怪談から。でも、客席から女の声がしたり(お客の声ではない。その証拠に私には聞こえなかった?)、また、三木和尚は、何かを見ているみたいで。
でも、三木和尚の話はいつ聞いても興味深いですね。

仏教の僧侶はお経を理解しているはずです。そのお経の中には、人が生きる指針や、死後の世界、あの世の世界、輪廻や転生について書かれているわけです。それらと照らし合わせることによって、この世に起こる怪異の意味や実在性が提示されることになる。
仏教にも宗派があって考え方はいろいろあっても、仏典は霊の存在を否定していないんです。

そうなると「なるほど。それは経文の中に書いてあるのか」と、どこかで納得できる、という部分が出来るわけです。そういうことをもっと公明正大に語ってくれる僧侶がいていいはずなのに、いなかった、というのは、これは残念なことでした。

一時期、新興宗教ブームというものがありました。
バブル崩壊後のことでした。
唯物論を核とした共産主義国ソ連の崩壊、金もうけ主義が生み出したバブルの崩壊。
価値観がガラリと変わる中、一部の若者たちが新しい価値観を求め、生きる意味や死後の世界について考えざるを得なくなったんです。

ところがそこで、既成の宗教者が死後の世界や霊のことについての一切について沈黙していたのです。オウム事件をもたらせた新興宗教ブームの到来の責任の一端には、こうした宗教者にも責任があったと思っています。
マスコミはもっと悪かったですけどね。

そういことを考えるのが人間なのに、その問題に答えようとしなかった。それについて言及するのことを怠り、責任をとろうとは誰もしなかった。だから霊やあの世や、人生や宇宙との関りを説明し、人生の指針にと説く新しい教祖がもてはやされたわけです。結果、数々の事件が起こり、宗教は怖い、という風潮を呼び起こしてしまった。

そういうことが長年、私には残念でならなかったわけですが、やっと三木和尚のような僧侶が出てきたというのが正直な私の気持ちです。三木和尚も怪談を語り始めた時は、随分仏教界から叩かれたようですが、最近やっと周囲も認めてくれるようになったとのこと。
三木和尚には今後も、こういう活動を続けて行っていただきたいものです。まあ本人はその気でしょうけど。


ところで、仏典は霊を否定していないから霊はいる、とは言えない。
霊の実在を証明しようとするからには、科学的なアプローチが必要なわけですが、実はもう、霊の実在を証明する理論はあるんです。これは三木和尚の言う通りでして。
アナログの世界では見えなかった、わからなかったものが、デジタルの世界は変えたんです。見えるように、わかるようになったんです。これ、面白い話になりますが、またいずれ。
でも、それは考え方として、ということで、まだ霊の存在は証明されたわけではありません。
また、証明されても、なおかつ信じない人や、それは存在しないとする宗教宗派もありますから、これは永遠の謎とされると思います。
でもまあ、そういう問題と怪談はまた別物ですから。

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というわけで、最後は「神様の祟りは、容赦無いなあ」という怪談で終了。

MCを務めてくれた我が秘書ののと、私、三木和尚と三人で。

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この後は打ち上げ。
ようやく飲める、ビールが美味い!

というてる場合やない。
もう一仕事。
午前中には、ある芸人の住む部屋へ。
霊現象が起こっているとか。
そこを取材して来ました。

そして、やっと帰路へ。

この3日間、睡眠は3時間ほど。

秘書がずっと同行してくれて、会場の手配や準備、物販から撮影、お客さんの誘導、そしてMC。
大変な労力、すまんなあと思っていたら、「プライベート怪談会」も「古代史座談会」も、芸人への取材も、彼女が企画し、見つけたものでした。
強行スケジュールを強いられたのは、私の方でしたわ。

というわけで、同行してくれた秘書、Dark Nightのスタッフ、来てくださったお客様、皆さん本当にありがとうございました。なんやかんやと楽しく充実した3日間でした。
感謝します。













kaidanyawa at 12:00│Comments(6)

この記事へのコメント

1. Posted by ひろみつ   2019年03月18日 12:31
中山先生15,16と超タイトなスケジュール本当にお疲れ様でした。

「プライベート怪談会東京」盛り上がりましたね。路銀を貯めて参加してよかったです

いろんな方のお話を伺っていて、関東と関西の怪談の傾向の違いみたいなものもうかがえて、それも僕には収穫でした。

年に1回でも、またやっていただきたいです
2. Posted by TEN   2019年03月18日 15:38
中山先生、スタッフの皆様、殺人的スケジュールの東京公演、本当にお疲れ様でした。
プライベート怪談会にも参加したかったんですが、ネタが有りませでした。
次回、東京で開催されたときには参加できるよう、怪談拾っておきます。

DVDの発売、今から楽しみです。
3. Posted by ヤマグチ   2019年03月18日 19:03
東京公演お疲れ様でした、ハプニング起きましたね、楽しい時間をありがとうございます。
いろんなモノ、コトに感謝です。
4. Posted by ?   2019年03月19日 02:11
お疲れ様でしたm(_ _)m
東日本大震災の幽霊話がでたのかが気になるところ。
中山さんが、午前0時のさわやかウインドウの面目躍如で、まとめて天国へ押し上げてしまわれるかなあと予想していたのですけど、
なかったんですか?震災の話・・・
5. Posted by 中山市朗   2019年03月19日 11:12
ひろみつさん。

「プライベート怪談会in東京」、お疲れさまでした。ただ、披露する話が今回無かったから参加を泣く泣く辞退する方も多いのです。以後、一度披露された話はなるべく話さないようお願いします。

TENさん。

東京での開催、夏ごろにやりたいと思っています。その時はよろしくお願いします。

ヤマグチさん。

ヴォイスレコーダー、今もって原因がわかりません。また、参加くださること、お待ちします。

?さん。

震災の話は出なかったですねえ。
6. Posted by ひろみつ   2019年03月19日 12:26
ウッカリしてました。
仰るとうりです。これから気をつけます
1回紹介した話はチェックしておきます

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

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