2019年08月24日

怪談ビギナーの皆さんと!

中山市朗です。

『怪談の夕べ〜舞とおはなし』、楽しかったですよ。

去年から落語、講談、能楽とのコラボもあり、今回は日本舞踊。
古典芸能にはもともと興味があり、私の創作活動にもいろいろなヒントをもらっております。
こういうことを生業にしていて、よかったなあと思う次第です。

山村流師範の山村若静紀さんも、お美しい方でしたし。舞も素敵でしたよ。

客席は、いつもの怪談ファンはほとんどいなくて、壇上から「中山市朗をご存知の方」と投げかけると、ほとんど手が挙がらない。
その方がやりやすい。私の怪異に対するスタンスを語りながら、、ちょっとした不可思議なら誰でもあるはず。とした、『新耳袋』のコンセプトから、そんな実例を紹介しながら、おらく会場のお客さんたちがイメージする、四谷怪談や番長皿屋敷のような呪い祟りからできた古典怪談と、私がこれから語る実話系怪談の違いを説明。
そして今回戴いたお題である、貴船の丑の刻参り、呪い、祟りと、お話を勧めていきました。
最後は、祟り、呪いは逃れられない、という話で〆たのですが、お客さんはどういう感想をもたれたのでしょう。

会が終わって、物販のコーナーで何人かのお客さんが声を掛けてくださいました。
みなさん、怪談ビギナー。こういう怪談を、しかも生で聴くのは初めて、と言う人ばかり。


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おもしろいのが、「テレビで見る怪談は、お笑い芸人が茶化したりバカにするようなものばかりで、嫌いでした。でも今回で怪談の見方が変わりました」という人が何人かいたこと。皆さん、怪談に興味が無いわけではなく、ちゃんとした語り怪談に接する機会が無いんですね。
「ちょっとした不思議体験なら誰でもあるはず」というお話を聞いて、確かにいくつか思い出しました、というお坊さんもおられました。
「今日のお話聞かせてもろうて、怪談、興味持ちましたわ」と、今回は怪談ビギナーの皆さんのために、久々に物販コーナーに置いた『新耳袋』を9冊(8夜だけなかった)を大人買いしていったおじさんも。
呪い、祟りの話は、「怖いけれども、聞いていて納得したと」か、「怖すぎて、こんなん最後まで聞かれへん、と思いながらも最後まで聞いたら、ちょっと神様とか人としての在り方を知った思いがした」と言う感想も。
何より「怖いだろ、という怖さの押し付けが無い怪談があるんだと、新鮮に思いました」という意見も。
怪談は怖いもの、それしかないと思っていた人が多かったですな。
私の怪談は、為になる話もおますねんで。
それを理解していただいたようです。

やっぱり、こういう人たちに怪談をもっともっと聞いてもらいたいですね。

今回のお客さんは、主に山村流の舞を見に来た、と言う人がほとんどだったようですから、こういう機会を与えていただいたことに感謝です。

最後は舞台でお写真を。

左、山村若静紀さん、怪談おやじ、三味線の野田友紀さん。

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打ち上げは、そういったお客さんも参加して、なぜかプチ怪談会。
「思い出しましたわ」と、次々とお客さんから体験談が。
漫画家、ジャズピアニスト、お坊さん、テレビ制作、いろいろおられました。
女優でタレントのわかぎゑふさんも。
相変わらず、愉快なお姐さんでした。私と若静紀さんのコンビネーションを盛んに「美女と野獣」と言っておりました。

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ちなみに、若静紀さんの旦那さんは、怪談ファンで『新耳袋』はソフトカバーも文庫本も全部持っていて、私の怪談ライブも参加したことがあるそうで。若静紀さんも一度、『Dark Night』に行ったことがあるらしく、その時のゲストが、わかぎゑふさんだったそうです。

若静紀さんも、活動の場を東京に広げているらしく、「今度は東京でやりましょう」という話になりましたが、実現したいものですね。

さて、これから『Dark Night』だ!

夜の部は当日券、若干出るようです。
ガリガリガリクソンははたして、どんな人形を持ってくるのか?




kaidanyawa at 14:30│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by ひろみつ   2019年08月24日 15:31
中山先生

『怪談の夕べ〜舞とおはなし』盛況だったようでよかったです。

別用で伺えなかったんですが舞と怪談のコラボってどんな構成何だろう?とズッと気になってました

怪談初心者の方々がこれまで怪談に持っていたステロタイプな思い込みを払拭できたこともとても大きな実りだったように思います
その中にお坊様がいたのも嬉しいですね

わかぎゑふさんも来られたとは!
彼女はフェイスブックで時々僕のウォールを見てくださっているようなのでそうと知っていれば是非とも行きたかったです

ともあれ今夜のダークナイト夜&深夜の部楽しみにしてます!

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

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