2019年10月08日

史上最悪の偽書『プロトコル』は、ほんとに偽書なのか?

中山市朗です。

いろいろとお知らせすることが溜まってまいりました。

今年の春からWEBマガジン『神秘之國、日本』を配信しております。

こちらは怪異蒐集、怪談語りとは別の、オカルト研究家としての中山市朗がございます。すみませんねえ。

その内容ですが、いよいよこの秋に執り行われる天皇の践祚大嘗祭の奥義と正体を見極めようとする『聖徳太子と秦氏と践祚大嘗祭』


大嘗祭

















日ユ同祖論について私なりに考察しようとする『古代イスラエル人と大和民族〜日ユ同祖論の徹底検証』、

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そしてW・A・・モーツァルトの最後のオペラとなった『魔笛』をめぐっての謎と作品解釈を小説として発表する『モーツァルトの血痕』が柱となっております。

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ウィーンのフリーメーソンの会合を描いた絵。
向かって右端の二人が、『魔笛』の作詞家、演出家のシカネーダーとモーツァルト。



この三つの作品、核心的なところでリンクするんです。
それは、読み続けて発見してください。そうすれば、オカルトの神髄とは何かは、あるいはその深遠さ、面白さを理解していただけると思います。

さて、『古代イスラエル人と大和民族〜日ユ同祖論の徹底検証』ですが、歴史検証をする前に、日ユ同祖論とは日本人にとって何だったのかを書いております。
明治になって、国際的に開かれた時から「日ユ同祖論」はありました。それを指摘したのはスコットランド人のマックレオドという人でした。
でも、当時の日本人からすると、ユダヤ人といわれてもピンとこなかったというのが現実でしょう。

日本人がユダヤというものを知ったのは、日露戦争の時でした。
欧米列強に並び追いつこうと富国強兵する日本。しかし、当時の日本は貧乏な国でした。
日露戦争をしようにも戦費が無い。一方ロシアの国家予算は日本の10倍。
戦争はしたくありませんが、ロシアが朝鮮半島を奪って南下し、日本へ攻めてくるという脅威はあるわけです。しかし、まだ日本の信用度は国際的にはほとんど無く、どこも日本の国債など買ってくれません。
ところが、ヤコブ・シフというユダヤ人が現れて、必要な額の国債を買ってくれたのです。そしてシフは、ユダヤ系の金融に交渉し、日本は必要な戦費をかき集めることができたのです。
日露戦争は辛くも日本の勝利。

実はロシア国内ではポグラムというユダヤ人への迫害、虐殺が続いていて、米国内にいたユダヤ系の金融人たちによる革命資金が出ていて、その一環が日本への援助という面があったのです。
そしてロシアへの資金援助を全ユダヤ系銀行に申し送って妨害し、革命軍のトロツキーやレーニンには巨額援助しました。
そしてロシア革命が起こり、ソビエト連邦の建国。その首脳はほとんどがユダヤ人だった、という話もあります。
いわば、ヤコブ・シフという人は「ユダヤの世界支配」を連想させてもおかしくない人物だったわけです。


ジェイコブ・シフ














ジェイコブ・ヘンリー・シフ、ヤコブ・シフとも。
(1874〜1920)
クーン・ローブ商会の頭取、後、明治天皇から勲一等旭日大綬章が贈られた。



一方、ロシア革命後のソ連政府は、ロマノフ王家を虐殺し、非民主的な政治が行ないました。赤化の恐ろしさを知り、怒った日本は、牽制の意味をもって、又、同盟国英国からの要請もあって、シベリア出兵します。この時、ソ連軍と対峙する白ロシア軍から、おどろくべくロシア語の冊子が配られ、日本に持ち帰り訳されたのが、ユダヤによる世界支配の書『シオン賢者の議定書(プロトコル)』というものでした。これはさっそく政府の特務間に渡り、邦訳されたものが出回ります。
ユダヤ人は、フリーメーソンを隠れ蓑にして、あらゆる政府、組織、機関に入り込み、非ユダヤ人を経済面、教育面、精神面から支配するために、「第一回シオニスト会議」で決議していて、その議事録が『シオン賢者の議定書』である、という触れ込みでした。
日露戦争やロシア革命の陰で、実際にユダヤ系の金融が動いていたことを間のあたりに見た、政府関係者、軍上層部、そしてインテリたちはこれは真実の書である、と思っても無理はありません。
もちろんこの書は、米国でも隠れたベストセラーとなり、英、仏、独などにも拡散していきます。


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セルゲイ・ニルスというロシアの神秘家によって出版された、ロシア語版(1905年の再発版)

日本でも読めます。


【定本】シオンの議定書
四王天 延孝(原訳)
成甲書房
2012-02-29










これを特にドイツの人たちが信じました。第一次大戦の敗戦で莫大な賠償金を求められ、疲弊していたドイツ人にとって、戦争の元も負けた要因も全部ユダヤ人のせいだと読み取ったのです。ヒトラーはこれを利用して政権を取り、ホロスコートをやらかすわけです。

『シオン賢者の議定書』という文書は、その後の様々な裁判や専門家の分析もあり、これは偽書であると結論付けられました。
今、この『シオン賢者の議定書』は、偽書だ、駄本だ、悪書だ、こんなものを読んで信じる奴は頭が悪いか、憎悪をもった反ユダヤ主義者だ、というのが一般常識となっています。

したがって、ユダヤの金融や、ましてやフリーメーソンによる世界支配など、信じる者が大馬鹿である、と。

しかし、待てよ。
ほんとにそういう人たちは『シオン賢者の議定書』を読んでいるのか、とも思うのです。

偽書か駄本か知らないけれど、世の中、書いてあるようなことになってきているよね……。

そんな疑問を今回のWEBマガジンの『雑記帳』に書いてみました。
あくまで私見です。

今回は無料で読めます。
興味をお持ちでしたら、有料購読をどうぞ。

 
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3日に一遍の割合で、こんな重い記事を書いております(笑)







kaidanyawa at 06:45│Comments(0)

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プロフィール
中山市朗 【なかやまいちろう】


作家、怪異蒐集家

兵庫県生まれ。


主な著書に「新耳袋」など。

作家、漫画家の育成機関「作劇塾」を主宰。


作劇塾

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