2021年03月22日

『山の牧場の真相を暴く』というサイトの謎と疑惑!?

中山市朗です。

現在、『オカルトエンタメ大学』にて、「山の牧場」についてその全史を語っております。


こちらから☟

オカルトエンタメ大学「山の牧場の全史を語る!」

オカルトエンタメ大学「山の牧場の全史を語る!」

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さて、「山の牧場」の話をすると必ずあるコメントが来ます。
えー、こんなことは野暮なんです。わかっています。
所詮は、怪談です。真実のことだと怖がる人がいてよし、疑惑の目で疑うのもよし。
それも怪談の楽しみ方です。私だって怪異懐疑派ですから。

しかし「山の牧場」に関して、必ずあるコメントが書き込みされますので、あえて反論します。実は気になることもあるのです。

よくあるコメントとは、

あの牧場は、単なる馬の繁殖牧場だった!

必ずと言っていいほど、こういう書き込みがされます。
これはおそらく、あるサイトを読んだ人からの反論、あるいは疑惑のコメントでしょう。
あの牧場は、不思議でもなんでもない。普通の牧場だよ。もう解明した人がいるよ、という意味でしょう。

私、そのサイト知っています。『山の牧場の真相を暴く』という2008年に開設されたサイトのようですね。このサイトでは、この牧場は「馬の繁殖牧場であった」と結論めいたことを確かに書いています。
これを読んだ人の反応でしょう。

はっきり言います。あれは馬の繁殖牧場であった、ということは絶対にない。
あったとして牛です。但馬牛です。

でもコメントをしてくる人たち。
まず、そのサイトの文章をよく読んでいただきたい。牛の繁殖を記すプレートが牛舎の床にあったと書いてあります。ですから、正しくは牛の繁殖牧場だった、ということです。このサイトには「馬の繁殖牧場だった」と確かに書いていますが、誤植でしょう。誤植を修正せずに、そのまま疑問を呈されても、とまず思います。

でも、このサイトの管理人は『新耳袋』をちゃんと読んだのでしょうか?

私が最初に紛れ込んだのは1982年、この時は動画でも語っているように無人で、牛を飼っていた形跡はありませんでした。しかし『新耳袋』には、その後この牧場は、経営されたり、無人となったりを繰り返した、とはっきり書いています。その時、牛の繁殖牧場となったのです。それは北野誠さんもはっきりと指摘しています。
このサイトを運営している方は、最初に私が潜入して、20年以上がたって牧場に入られていると思われます。当然、牛を飼って経営された期間があるわけですから、そのようなプレートがあるのはあたりまえです。

そして、ウェルカムボードがあるのを見て、牧場の隣はキャンプ場であったことが判明。トイレの数が不自然に多いのもそのせいである、と指摘していますが、いやいや、牧場が地元の小学校のキャンプ場となったと言うことも、その頃に牧場の従業員と話をしたことも、『新耳袋』に書いてますけど??

また、キャンプ場の為のトイレ(これは私が潜入して数年たって作られたもの)にしても、その数が多すぎる。なぜ男性用の小便器ばかりあるのかの謎を北野誠さんが呈していました。それに牛舎の中に作るか?

それと、あのウェルカムボードは別の牧場ないしはどこかの施設のものです。あそこには他にも地元の焼肉屋や喫茶店、ラブホテルなどの廃材や看板、帳簿やアルバムなどが多数捨てられています。他の牧場の放牧の様子や品評会、井戸の掘削現場などの写真を掲載したアルバムも放置してありました。一見、ここの牧場のものと勘違いするかもしれません。
作為的に思われるのは、この牧場のものを撮った写真と別の牧場で撮った写真が、同じアルバムに張り付けてあったこと。これ、ちゃんと分別する必要があります。
また、そういったアルバムやトロフィーなどの写真を載せて、中山氏はこれらを一度も見たことがないのだろうかと、疑問を呈しておられますが、もちろん見てますよ。私だけでなく、専門家も含めたのべ何十人と言う人たちと行っていますし。現場にあったものは精査し、写真に撮って年代別に整理しています。

そしてまた、彼は(宿舎と事務所の間の)地面に建物の基礎が残っていた、としています。
つまり間に階段のる建物があって、事務所棟と片持ち床で繋がっていれば、不思議なことではない、としていますが、写真の通り、基礎などありません。動画にも撮って、以前『怪チャンネル』で公開しております。


く












か












まあこのあたりのお話は、後日譚として、本日以降に配信されます『山の牧場全史を語る』にて明らかにしていきます。

で、こちらが重要。
このサイト、最後に気になることが書いてあるんです。
以下の通りです。

山の牧場の動画をYouTubeにUPすると、予想以上のアクセスがあり、喜んでいたところ、今年3月、私の撮った山の牧場の動画が著作権を侵害していると削除され、憤慨した私は、山の牧場 建物の著作権を書いた。
自分自身で撮影した動画の一体どこが著作侵害だというのか?
YouTubeに密告したのは誰だ!?
無料で山の牧場を見れる事により利益をこうむる奴なのか?
疑惑は晴れないままだ。


著作侵害を密告したのは誰だ、という彼の疑問。私も思います。それは誰だろう、と。
むちろん、私や木原ではありません。版元のメディアファクトリーや角川書店でもありません。
彼の言う通り、彼の撮ったものに対して我々が著作侵害を言う権利もないですし、理由もありません。『新耳袋』の文章をそのまま無断で掲載した、あるいは無断で朗読をUPした、と言う場合は著作侵害となりますが、これはそれにあたりません。
しかも、削除された?

サイトにはリンクが張ってあり、BS-iからの訴えだったらしい。となれば『新耳袋・殴り込み』関連と考えられますが、それならば、なぜ彼の動画だけが削除されたのか?
サイトの管理者が言う通り、牧場はBS-iとは関係のないものですし、彼の撮った動画なり画像ならば問題はないでしょう。ただし、この頃から「山の牧場」は動画で挙げられたり、いろいろなサイトで取り上げられていましたからね。私も詳しくは知りませんが、別に削除されていなかったものもありました。

唯一考えられるのは、このサイトが山の牧場に関する否定的なことを書いたから?
それにしても、事実関係に関する相談なり確認が私になかったこともおかしい。さらに言えば『新耳袋・殴り込み』は全国の『新耳袋』に書かれた場所、スポットにロケを敢行しています。「山の牧場」だけを著作権侵害として削除させたというのも、何か合点が行きません。

ちょっとこれは、場所が場所だけにも闇を感じます。何かが、どこかの組織が、BS-iの名を利用して、削除をした?
ひょっとして、彼の動画には、映ってはならない何かがあったのでしょうか?

考えすぎ?


実は、そのことを匂わす後日譚としてのエピソードがあります。「山の牧場」の最終回で語っております。

このサイトの管理者の方、今もお元気にされているのでしょうか?


オカルトエンタメ大学ロゴ












kaidanyawa at 07:04│Comments(5)

この記事へのコメント

1. Posted by 人喰いオロチneo   2021年03月22日 07:30
おはようございます。「オカルトエンタメ大学」、面白く拝見致しております。以前中島さんがYouTubeのコメント欄に書き込まれていたとおり、「山の牧場」は実話系怪談の古典になるでしょう。通俗的に「心霊現象」と呼ばれる事象も「あやかし」も現れずに怪異譚は成立するのです。今回の動画は初めて「山の牧場」に触れた方々にも楽しめる内容です。

それ故、今回のブログにある「馬の繁殖牧場」云々の浅薄な内容は噴飯ものです。「山の牧場」に関しては「新耳袋」のみならず「怪談狩り 禍々しい家」でも言及しております。反論者は「怪談狩り」には目を通していない、どころかおそらく「怪談狩り」の存在も知らないのでしょう。もし知っているなら、反論はしない筈です。「山の牧場」は昭和、平成、令和にかけて間違いなく「怪異の象徴」として存在し、今も尚、変幻自在に形を変えているのです。
2. Posted by 中山市朗   2021年03月22日 07:45
人喰いオロチneo さん。


山の牧場」は昭和、平成、令和にかけて間違いなく「怪異の象徴」として存在し、今も尚、変幻自在に形を変えているのです。というのはまさしくそうです。40年前にあったものを20年、30年してから現場に行っても形も変わり、状況も違っていてあたりまえです。その考察が抜け落ちた反論があまりに多いですね。
でもまあ、反論して、また反論して、というのも楽しみ方だと思うのです。そこに推測や妄想もあってもいい。ただ、反論者はほぼあのサイトを鵜呑みにして来るので、ちょっとなあと、うんざりするわけです。
別に『山の牧場の真相を暴く』みたいなサイトはもっとあっても面白いかなと思ったりもしています。私もそれで謎が解消されるなら納得しますよ。
ただ、せめて書いてあることをちゃんと読解して反証してほしいものです。
3. Posted by N村   2021年03月22日 09:23
 中山先生、土曜日(3/20)から毎晩、わくわくしながら、オカルトエンタメ大学の動画を拝聴しております。

 しかし、未だに謎の圧力がかかってくるとしたら、やはりこの施設の闇は深いですよね。

 私の気付いただけでも、解明されていない謎は、

・ずっと2008年以降(関西ウォーカー?の取材?)も電気が通っていた
(その検針のおばさんと、山道で遭遇
当時、土砂崩れで山道は車通れず)
←誰が電気代払ってるの?

・その後、山道が復旧
←誰が金を出して復旧したの?
地方自治体? 

・中山先生が職場の方と行ったときに観た深夜でも煌々と灯のついた工場はいったい何だったのか?

・中山先生や北野誠氏抜きで、実話ナックルズ?取材陣が訪問した時に出てきた外国人労働者達のなぞ
 
 大麻か何か違法な植物を栽培して、工場で加工をしてた時期はないですかね?

 しかし、その解釈では当初のなぞの牛舎や階段のない二階建て建物などの謎は解明できないですし

 最近になってから、山の牧場を知り、コミックや新耳袋の4巻を購入して読みましたが、やっぱりわからないです
4. Posted by ひろみつ   2021年03月22日 10:13
中山先生

いつも感じることですが「山の牧場」は、さすがにもう収束するかと思っているとあらぬところから新たな事実と謎が出てきて終わることを許さないエンドレスな怪談になるような印象があります

そして一貫した不可解さ、禍々しさ、底知れぬ闇の深さは他の追随を許さないある種の風格みたいな物すら感じます

謎が謎を呼ぶとはまさにこの話のためにあるような言葉ですね。
初めて「新耳袋」で読んだ時は怖かったなぁ
自分も先生達とその場にいるような臨場感がありました。

いわばたまたま見つけた牧場のルポで幽霊もなにも出ないのに腹の底からこみあがる異様なリアリティーと怖さは「新耳袋」が凡百の実話怪談本と違うと思わせてくれたのはこの話でした

そもそも先生が郷里で映画を撮らなかったらあの牧場は誰にも知られずあそこにあったかもしれないしこういうのも縁なんでしょうか?
5. Posted by 中山市朗   2021年03月23日 02:59
N村さん。

『実話ナックルズ』ではなく、『映画秘宝』のメンバーですね。外国人労働者達のが出て来たのは。しかも、あれは山の牧場ではなく、新・山の牧場と彼らは名付けていて、別の場所の話のようです。
大麻とかはないですね。

ひろみつさん。

そうですね。あの映画ロケが無かったら、誰も知らない場所になっていたでしょうね。しかも私が作家にならなかったら、私の記憶にのみに残った場所になっていたでしょう。つまり山の牧場と言う怪談は存在していなかったと。

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プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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