2021年07月26日

『八甲田山』『新選組』『クダン・牛女』『戦争と怪談』『歴史と怪談』!!

中山市朗です。

オカルトエンタメ大学、『八甲田山』の怪異、配信されております。

第一弾、「八甲田山にまつわる最恐の怪談」




第二弾「『八甲田山の怪 『新耳袋』に書けなかったタブーな話」

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怪談の魅力の一つは、こういった話から歴史に触れ、戦争について考え、人間、民族というものを知ることができるものがある、ということ。
そして深堀すればするほど、その怪異が恐ろしくなり、また怪異に対して畏怖の念を持つべきだと思うわけです。
「八甲田山」にまつわる怪異譚も、そんな話の一つです。

時間が限られていたので、その全貌を語れたわけではありません。
『八甲田山』の怪異の後日譚は、こちらのオーディオブックで語っております。


市朗怪全集 五
中山 市朗
パンローリング株式会社
2021-03-04







市朗怪全集 五 (<CD>)
中山 市朗
でじじ発行/パンローリング発売
2021-02-13




そういえば、先日のいたこ28号さんをゲストに招いた「ダークナイト」では、彼の口から、ある70代の女性から聞いた話として、昔同棲していた男性が、昭和40年代に京都競馬場の工事現場に新選組の幽霊が現れた現場にいた、と言う話になって、私も驚いたわけです。
その話は、同じ京都市伏見区にある妙教寺の当時の長老の方からも聞いていて、取材をしたこともあったわけで、お互いの話を補強しあうことになったわけです。
それに関連して新選組の隊士の亡霊が現れたという話を私もしましたが、ここでも知られざる新選組のエピソードがでたりするのが面白いですな。

『Dark Night Vol.39』
アーカイブ視聴はこちら👇

http://ssl.twitcasting.tv/c:cuenananet/shopcart/87013



そして、明日の『オカルトエンタメ大学』では、

オカルトエンタメ大学ロゴ














   
「件(クダン)、牛女」に関する話をします。
こちらは、実話も伝説も伝承もごっちゃになり、小松左京氏の小説「くだんの母」にも言及しながら、なんと古代史へと行く。
まあそれは、あくまで私の作家としての推論でしかありませんが、でも、その考察で古代史を見るといろいろと、歴史書には出てこない、古代の祭祀や祭場の形がおぼろげに見えてきたりするわけです。

そしてそして。
来月(8月)オンラインサロン怪倶楽部では怪員の方たちのリクエストにより、講座「日本戸板返し」のテーマを「戦争と怪談」とします。

日付、詳細は後日。

怪談を通して、先の大戦を見る。
怪談は怖い、不思議、だけではない。人間について、死生観について、歴史に戦争に、翻弄される人たちについて考えたり……。何よりもあの戦争はなんだったのか?  戦争とはどんなに恐ろしいものなのか。そういう世界を怪談を通じて知っていただきたく思います。
もちろん、戦争に纏わる怪談をどんどんと披露するということです!!


怪倶楽部














「オンラインサロン怪倶楽部」
怪について語り聴き知る体感する、の怪員制のオンラインサロンです。

怪員募集(有料)しております。
興味ある方は、下記の通り!!

◆オンラインサロン『怪倶楽部』。怪員募集中。
月額制。プライベート怪談会、中山市朗の『怪』講座など。
詳しくは、s.music.jp/707Qg


操作上、どうしても入怪(入会)できない方は、オフィスイチロウへご連絡をください。
よろしくお願いします。info@officeichirou.com








kaidanyawa at 00:03│Comments(5)

この記事へのコメント

1. Posted by N村   2021年07月26日 09:43
オカルトエンタメ大学の八甲田山の話、見させていただきました。

 一昨年ころからYouTubeの過去動画で山の牧場に興味を持ち、、その時に「新耳袋第4集」を初めて読ませていただきました。

 その中にあった八甲田山の話に出てきた学生達のどの後の話を、今回初めて聞けて、またその内容に戦慄を覚えました。

 また、しっかり時間を確認していたのに、中山先生が遅れてしまった話なども不思議です。(中山先生の守護霊が守ったのかも?とも思いました)

 私も新田次郎著の「八甲田山死の彷徨」読みました。本筋よりも巻末の、兵舎に現れた八甲田山の霊達に 連隊長が「お前たちの死は無駄ではなかった」と言って諭すシーンが印象的でした。

 あれで済んでいたと思っていましたのに、まだ彷徨っている霊が居るのには衝撃でした。
 
 死に方が壮絶なだけに、なかなか成仏できないのかもしれないですね。

 
2. Posted by 人喰いオロチneo   2021年07月26日 16:27
こんにちわ。改めて「八甲田山」視聴致しました(CD売れちゃうんじゃないですか?w)

青森県て不思議ですよね、本州最北端にありながら何故か「キリストの墓」(通称)や「釈迦の墓」(通称)があったり恐山のイタコ(通称)が存在したり…。

「八甲田山」のエピソードを知るまでは、北大路欣也さんの「天は我等を見放したか…!!」というセリフはドリフターズのコントでしか知りませんでした(史実を知ってたらお笑いのネタには出来なかったでしょう)し、どちらかと言えば恐山の方が怖いイメージが付いていました。遭難事故の後日譚も別の意味で怖いですが(手足を凍傷で失いながら救助された将校の拳銃自殺の謎とか)。
3. Posted by 中山市朗   2021年07月26日 18:05
N村さん。

「山の牧場」「ブラックメン」に「八甲田山」。
『新耳袋第4夜』は濃かったですな。私も新田次郎さんの小説は、取材ノートの幽霊談の方が印象に残った次第です。

人喰いオロチneoさん。

恐山はあまり怖くなかったですね。水木しげるさん、京極夏彦さん、佐野史郎さんという濃いメンバーで行きました。
まあ、真夜中になると怖いでしょうが、それはどの山でもいえることです。
4. Posted by 鈴木   2021年07月26日 18:36
こんばんは。八甲田山と山の牧場は第四巻の忘れられないエピソードです。
語って欲しいと言うリクエストが多いのも
納得で、八甲田山の方から別荘?か何処かに電話がかかってきたって言うエピソードもありましたね。
あの英霊達はまだ彷徨い続けてるんでしょうか?
くだん編も楽しみにしています
5. Posted by ひろみつ   2021年07月26日 19:45
5 中山先生

「八甲田山」「山の牧場」「メンインブラック」はそういえば第4夜でしたね。
後でまた読み返してみようと思います

「八甲田山」は映画でしか知りませんでしたが八甲田山の八が八百万(やおろず)という意味だったのは先生の解説で初めて知りました。

耳をふさぎたくなるような恐ろしい話ですが、同時に大自然の脅威と過酷さを精神力で克服できると思いあがった人間の悲劇としていまの我々に大きな教訓を残した話でもあると思います

「山の牧場」は怪談に対する僕の認識を変えた話でもあります。幽霊が出なくても、たまたま行きついた謎の牧場をルポしただけでこんなに怖いのかと大変な衝撃を受けました

そこへメンインブラックが絡んでくる
怪談とSFが結びついた稀有な話ですね。
この2つは実話系怪談の古典になると思っていましたが、冷静に考えるとこの2つをキチンと語れるのは中山先生しかいないようにも思います

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プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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