2022年01月10日

『新耳袋』原作、伊藤潤二によるコミック『ミミの怪談』復刊なる!!

中山市朗です。

一昨日、宅配便が届き、開けて見たら?

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「おお、これは!?」

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『新耳袋』を原作にコミックとなった『ミミの怪談』が献本されてきたのでした!!

『ミミの怪談』は、『うずまき』『富江』といったホラー漫画で有名な伊藤潤二さんによってコミック化されたもので、『コミックフラッパー』(2002年6月号〜2003年4月号)に掲載され、同年コミックとしてメディアファクトリーより出版されました。


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しかし、その後絶版。入手困難となっていましたが伊藤潤二さん自らが復刊を希望し、この度、朝日新聞出版より完全版として復刊したのでした。
『新耳袋』をコミック化するのは非常に難しかったと思います。
実話として語られた怪異談を淡々と記すのが『新耳袋』です。その怖さ、不可思議さは、ビジュアルで迫るというより、イメージとして心に残るもので、コミックには不向きだと思うのです。現にドラマ、映画化となった『怪談新耳袋』は、傑作もありましたが、失敗したケースが多々見受けられました。

伊藤潤二さんは、ここにミミちゃんという女子大生を主人公として設定して、彼女が『新耳袋』的怪異に遭遇するという世界の中で、それらの怪異をコミックとして描写するということで、独特なホラー感が出る作品となったのです。
ちょっと今回感慨深かったのが、前回のコミックでは裏カバーの表紙にあったある4ページコミックが、今回は正式に採用されたこと。
「畑の看板」というエピソードで、大学時代の私の体験談。それをミミちゃんが体験したということになっています。ちなみにミミちゃんが関西弁を話すのは、私と木原が関西出身で大阪芸大の出身だからということだそうで、関西弁がわからない伊藤さんは、関西弁ができる女性の編集さんに随分とアドバイス、添削をしてもらったそうです。

今回、伊藤さんより復刊に関してメールをいただいたおり、『怪談狩り』もよろしく、と返信すると、早速Amazonで注文しましたと、返信がありました(笑)。



ミミの怪談 完全版 (ソノラマ+コミックス)
中山市朗
朝日新聞出版
2022-01-20


<内容>
現代怪異を蒐集した「新耳袋」とホラー漫画の鬼才、3人の巨頭による奇跡の競演作が単行本未収録作品を加えて完全版として登場!!
女子大生ミミとボーイフレンドを襲うさまざまな不可思議かつ戦慄の瞬間! ふたりはこの危機をどう切り抜けるのか!?








kaidanyawa at 07:05│Comments(3)

この記事へのコメント

1. Posted by 人喰いオロチneo   2022年01月10日 07:45
おはようございます。まずは「ミミの怪談」復刊おめでとうございます(共著者の木原氏曰く「ミミがカラーで描かれた事で、『復刻版』ではなく『完全版』となった」との事)。早速注文致しました。

憚りながら、私は今回初めてこの書籍の存在を知りまして(コンビニコミック版の「新耳袋」の存在すら最近知った程ですから)、数々の怪異譚がどのようにアレンジされて描かれているのか、非常に楽しみです。しかも作者が「富江」や「首吊り気球」でお馴染みの伊藤潤ニ先生となれば、文字どおり欣喜雀躍です。

今となっては実話[系]怪談の先鞭となった「新耳袋」、様々な業界内にファンも多い筈です。今後、そういった方々をゲストに招いてイベントを開催して戴きたいです。
2. Posted by クレイドール   2022年01月10日 13:22
さっそく予約しました!楽しみにしています♬︎
3. Posted by タキ・タロー   2022年01月11日 13:46
これは懐かしい!

伊藤先生とか、ささやななえこ先生とか新耳袋のコミカライズは、関西弁を笑かしでなく重要視してくれてるのが嬉しいですね。
まあ、某エピソードの「でんねんまんねん風味」のおっちゃん神主だけは爆笑してしまいました、スンマヘン(;^ω^)

「畑の看板」はよく見たら看板に「羽曳野」とか「白鳥」とか書いてあって南部フミンはニヤリとしたでしょうね。

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プロフィール
中山市朗(なかやまいちろう)

作家、怪異蒐集家、オカルト研究家。
兵庫県生まれ、大阪市在住。


著書に、
<怪 談>




<オカルト・古代史>




などがある。
古代史、聖徳太子の調査から、オカルト研究家としても活動している。






作家の育成機関「中山市朗・作劇塾」を主宰。



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