昨年から実施している六島のインターンシップ事業ですが、今回は時期を変えて8月実施です。
今回の事業は、今年の第2回のインターン生の提案により、笠岡市が六島まちづくり協議会の協力をいただき実施するプログラムです。

というのも、六島は2月の水仙の時期には比較的大勢の方々が六島を訪れます。
ここだけを見ればかなり以前と比べれば活性化していると見ることもできます。
しかし、前浦地区の空家の状況を調べてそれを可視化することにより何と80世帯のうち常時住んでいるのはわずか15世帯。少ないと思いつつも可視化されるとストレートに現状を把握せざる得ません。

しかし、島の方々にとって空家は所詮人の所有物であるし、空家の方からいえば自分が夏だけでも帰ってくることができる居場所の確保なんです。・・・これ以上どうすることも出来ないんです。

ここで、これだけの空家を資源と考えれば・・・。空家を何らかに活用できれば・・・。
と考えついてのが「空家」×「環境整備」プロジェクトなのです。

皆の関心ごとである「環境整備」分かりやすくいえば「水仙の手入れ」とか「大石山の整備」とかです。
以前から水仙を増やすために8月に「六島水仙植えるカムツアー」なるものを行っています。
2月に花を咲かせるためには夏の間の移植作業や草刈作業が不可欠なんです。
年1回ですが30名程度水仙を植えに来て頂いている方々は本当に六島の応援をしたいという方なので、
すごく意が通じるし、いろいろと活性化の提案もしていただけます。

そんなヒントから。夏の間大学生のインターンを募集し、島の空家を複数の学生でシェアして、午前中は水仙整備などの環境整備の仕事を担っていただき、午後からは島の自然を楽しんでいただく。そして、冬だけの観光地ではなく夏の間にできる観光メニューを考えていただくというものです。

このインターン募集には岡山のエリア・イノベーションという会社の藤井さんに大変お世話になっています。
今回は関東や関西でもインターンシップの説明会を開いていただき、これまでのインターン生がその取り組みを報告したりという地道な活動をしていただき、今回も大勢も大学生のご応募をいただいています。

そして、今回もう一つの別の視点を付け加えました。
それは、この事例をもう一つの島「飛島」へ広げるということです。
実はこの島が笠岡諸島では一番高齢化率が高いのです。今人口123人ですが、高齢化率は74%です。六島は84人の50%です。何が原因かといえば、それは「子供」の数です。

 飛島は平成15年に中学校が廃校になり、神島外中学校へスクールボートで通うという代替作を講じました。そして平成22年度で小学校も休校になっています。
実は同じように六島も平成15年に小学校が休校になりました。しかし、平成19年には小学校へ上がる子供が出来て再開し、その後子供が増え、現在中学生1名、小学生6名、あゆみ園2名、新生児1名の10名です。(実に2世帯10名)

この現状から島の活性化で一番大切なことは、「世代を繋ぐ」ということではないかと思っています。
といっても、仕事が無ければ島では暮らしていけません。島ではサラリーマン的な仕事はありえません。
仕事は作るしかないのが現状です。
そこで、今考えているキーワードは「母子家庭」と「観光」というものです。

それは、夫婦世帯を養うだけの余力は島にはなく、島民の高齢者の生活サポート的な仕事と「観光」的な仕事との併用でなんとかお母さん一人の雇用を創出できればそんな世帯の移住も可能になるのではないかと目論んでいます。それが夏の間の島での民泊かもしれません。食堂や喫茶的なものかもしれません。通常の切り盛りはそのお母さんがして、それを銭金なしでボランティアでサポートする仕組みづくりが出来れば・・・。すごく理想ですが・・・。そんなひとつ一つの取り組みが実を結べば、観光的にも少しは受け皿ができるのではないでしょうか。

話は横道にそれましたが・・・。
飛島は椿の里としての活動があり、今休校になっている小学校の今後の問題なども重要な案件です。
飛島と六島がお互いに協力し競争しながら島づくりをすすめ、観光の産業化に繋げることが出来ればと考えています。

8月6日に第1陣として六島にインターン生として入って来られた人をご紹介します。

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越野陽介さん(横浜国立大学2年生) 京都市出身 経営学部
将来観光的な仕事をしたいという希望があり、六島での体験を生かしたいとのことです。
8月6日〜9月10日
(本人コメント)
まず自己紹介をさせてもらいます。自分は横浜国立大学の二回生の越野陽介と申します。早生まれなのでまだ未成年です。大学は横浜なんですが、出身は京都のはずれでそこでずっと育ちました。大学では経営学を学んでいまして、将来は観光に関わる仕事につきたいと考えています。サークルはバレーボールサークルに入ってます。旅行は大好きですが全然行けてません。
今回六島にインターンに応募した理由としては将来観光に携わりたいというのもあり観光が作られる部分、観光地の問題やそこに住んでいる人々、地域の問題を実際に体験して自分の成長もしながら六島に貢献し、六島をより良くしていきたいと思うからです。1ヶ月間ほどですが頑張ります。

森晴香さん(奈良女子大学2年生) 鈴鹿市出身 今年インターン生として参加していただいた二石さんの後輩
将来は高校の数学教師を目指していらっしゃいます。
8月6日〜9月6日
(本人コメント)
私は、奈良女子大学理学部数学科2回生です。好きなことは、カフェめぐり。得意なスポーツは野球・ソフトボール。将来の夢は高校数学教師です。  
六島でのインターンシップは、私と同じ大学のサークルの先輩であり、この六島インターンの先輩でもある二石菜々子先輩を通じて知りました。もともと地域活性化を踏まえたインターンシップを探していたということもあり、約2週間前の島ゼミin関西に参加してからというものの、実際に六島に行ってみたいという気持ちでいっぱいです。   明日から1か月間のことを思うと不安なことも沢山ありますが、まずは「六島」とコミュニケーションを取ることです。滞在期間は1か月もありますが、1か月しかありません。最終的な目標を見据えながら、1日1日を大切に、そして、夏の六島を存分に楽しもうと思います!

6日(火)午後4時の便で六島へ渡りました。

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長文になりましたので次回に続く!