瀬戸内ど真ん中！笠岡諸島 : 空き家対策

2009年09月28日23:59

カテゴリ: 空き家対策; 島づくり海社

新規空き家物件3件

昨日の記事に引き続き空き家関係の投稿です。

イベントに等に追われてなかなか事務作業が進まなない今日この頃、
空き家として紹介できる3つの物件です。

あくまでも、物件があるということを見せるだけで、はいどうぞという訳にはいかないので、今後問い合わせをいただいた人の中から最適な方をと思っています。

?飛島の初めての物件

飛島尻替地区　築平成6年　売買希望　（希望価格700万）

?真鍋島の物件

真鍋島本浦地区　築平成15年　借家（希望月額20,000円）
真鍋島は子供を持たれた方の移住を促進している。

?高島の物件

高島黒土地区　短期貸家（島暮らし体験等での活用）
空き農地を休日に開墾し、土日ごとに島暮らしを体験するグループ・家族等に短期貸しを希望。グループでの合宿も可能。

以前書いたことがあるかも知れませんが、物件を貸すのではなく、今想定される借り手側のニーズと貸し手側のニーズが合いながら、島での新しいライフスタイルを提案できることが本当に必要だと思っています。

少しづつ形にしたいと思います。

2009年09月27日07:54

カテゴリ: 空き家対策; 島づくり海社

岡山市から移住希望の方の相談を受けました。

最近の空き家対策は貸す家がないのでちょっとトーンダウンしています。
しかし、入る入らないは別として移住の相談にはのることが出来ます。

無責任にとにかく入ればいいと言った空き家対策では受け入れる方はたまったものではありません。

じっくりその人のライフスタイルをお聞きして、その夢の実現のために島が合いそうであれば話をすすめますが、そうでな場合は時によってははっきりおことわりすることもあります。

今日のご夫婦は本当に真剣に移住を検討されていました。

しかし、移住に対しての情報不足でどこへ相談をして良いかわからないのが現状のようです。

これまでの経験を十分にいかしてのアドバイスができ、本当に希望している移住が実現すればお互いに幸せになれるかもしれません。

そういった意味からもこの相談業務は、団塊の世代の方々の相談が多いのですが直に移住につながらなくても熱い想いをうかがったり、移住希望者のニーズを把握するのには本当にいい業務だと思いつつあります。

人が生活をしていく過程で「地域」というものを意識する必要があります。田舎暮らし、特に島暮らしをしようと言う方々は特にこの地域という言葉に積極的に関わろうとする方々が多いのが力の入る良い部分です。

以前、漂流の阿部社長から伺った「もの」ではなくて「こと」を売るという言葉を多用しています。

私たちの仕事は空き家（もの）を埋めるのではなく、新天地での人生の再スタートをきろうとする人にお互いの理想にあった地域づくりのためのステージを紹介し、お互いを尊重し合うライフスタイル（こと）を提案していくこと。ではないかと思っています。

今回の相談で改めて様々なニーズに対応できる移住を決めるまでの受け皿づくりとか、移住相談と民宿・旅館との提携による島体験コースとか新たなるアイデアが出てきました。

島暮らし希望者が移住しなくてもその想いが実現でき島にもメリットがある方法も一つの選択肢として有効ではないかと思います。

2009年08月19日07:59

カテゴリ: 空き家対策

空き家の下見

高島で久々の下見がありました。

空き家の下見は窓口が一本化していて、大体巡り巡って私のところへ電話がかかってきます。

他のところのように、空家バンクなどは作っていないので、問合せはかなりしにくいと思います。

これまでに比べて空き家の問合せはかなり減ったのが現状です。

なぜか？
・貸せる空き家を用意していないので下見の対象にならない。
・全国的に空家バンク等を行っており、競争相手が増えた。
・団塊世代をはじめとした移住希望者は便利で綺麗な物件を選択する傾向がある。
・うちみたに精神論を唱えるところに拒否感をもっている。
などなど、分析してみました。

人を増やせばいい問題でもない。いかにいい人を入れることが出来るか！
ここが一番の問題点。そのためにはやらなければいけないことが山ほどあるが、

さて、今回は岡山から
釣りが好きで毎日でも釣りがしたい。
63歳なのでこれからは身体が動くうちに自分のしたい釣り三昧の生活を希望されているようです。

こういった下見の方にはわざと言うことがあります。
毎日釣りをしていても3日もすれば飽きる。
空き家を借りて不便な生活を強いられながら生活するよりも好きな時に宿に泊まりながら釣りを楽しむ方が効率的っと・・。

島に来て釣りをしてもらっても島に関して言えば何もいいことはない。
何か技術を持っている人とか、友達の多い人とか本人も島の人もお互いに移住してよかったね、助かっているという構図を作ることが一番必要。

人を選ぶということは本当に難しい。

だから・・。

あまり自分では判断しないようにしている。
いろいろな話をしつつ、地元へ下見につれっていって、その島の世話役の人を通じて移住理由等の話しをしていただき判断を仰ぐ。

今回の人もかなり家が気にいったらしくて、家族と相談して後日電話しますとのこと。

そうしていると、翌日にはメールで高島の物件あいているのですかといいう別の人の問合せが・・。

この人も運が悪い。
そこで、物件が交渉中となっていることを説明し、年齢や移住希望をみて一番あいそうな島を紹介する。空き家が無いので、とりあえず「空家よりも若い人場合は仕事がありそうな島を紹介」。どれほど真剣に島での起業を考えているか？そのためには島を見て人に会っていただくことがお互いのメリットになる。

笠岡流「入る人を確保してから、空き家を探す」これしかない。