figure_ningenkankei_simple 2017年6月6日、厚生労働省は、ベトナムの労働・傷病兵・社会問題省との「日本国法務省・外務省・厚生労働省とベトナム国労働・傷病兵・社会問題省との間の技能実習に関する協力覚書(MOC)(以下、覚書)」に合意しました。

 ベトナムは2016年12月末時点で技能実習生の最大の送出国(88,213人)となっており、今回の覚書は、技能実習生の送出しや受入れに関する約束を定めることにより、技能実習制度を通じて日本からベトナムへの技能等の移転を適正かつ円滑に行い、国際協力を推進することを目的とされています。厚生労働省が外国とこのような覚書を作成することは初めてということですが、覚書の内容を見ますと、両国で技能実習制度の適正な活用をしていくために、相互の情報共有を行うことが主として規定されているところであり、技能実習制度を活用する企業や団体側からすると、技能実習制度の取扱いに変更が加えられるというものではないため、直接的な影響を受けることはなさそうです。

<覚書のポイント>

【日本の省の約束】 
・技能実習法の基準に基づき、監理団体の許可事務・技能実習計画の認定事務を適切に行う。
・監理団体の許可取消や技能実習計画の認定取消等の行政処分を行った場合は、ベトナム側に情報を提供する。
・ベトナム側から不適切な監理団体・実習実施者の情報が提供された場合は、調査を行い適切に対処する。また、その結果をベトナム側に通知する。

【ベトナムの省の約束】 
・今回の覚書の基準に基づき、送出機関の認定事務を適切に行う。
・送出機関の認定取消等の処分について、日本側に情報を提供する。
・日本側から不適切な送出機関についての情報が提供された場合は、調査を行い適切に対処する。また、その結果を日本側に通知する。

【共通の事項】 
・技能実習制度の運用について、定期的な意見交換を行う。
・この覚書は、2017年11月1日から発効する。


<参考リンク>
厚生労働省「ベトナムとの技能実習における協力覚書に合意しました~技能実習の協力覚書は今回が初めての作成~」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000166866.html