2012年10月

2012/10/23

ターミナルケアの未来

こんにちは。
介護経営コンサルタントの
糠谷和弘です。

今日は、ターミナルケアについて
考えてみたいと思います。

いま、日本人のほとんどが
病院で看取られます。

わずかに自宅という方がいますが
施設で亡くなる方は、割合としてはごくわずかです。

今後、金のかかる病院は増やしたくないというのが
国としての本音。

しかし、亡くなる方は、高齢化に比例して
増えていきます。

おのずと、病院に代替される場所が
必要ということになります。
それが、介護施設であり、高齢者住宅となります。

そのため、今後の保険制度は
よりターミナルケアに重点をおいたものになるに
違いありません。

介護事業者としては、ターミナルケアは
さけて通ることができません。

しかし、、、

一般の賃貸住宅では、人が亡くなった部屋は
借り手がなかなかつかないそうです。
縁起がわるいというわけです。

いまの介護施設は
人が亡くなった部屋でも
すぐに次の借り手がつきます。

きっと、消費者(入居者)の
有料老人ホームなどに対するイメージが
まだ病院に近いからでしょう。

誰かが住んでいた部屋でも
たとえ誰かが亡くなった部屋でも
家賃をさげることなく
再度、貸すことができます。

事業計画も、その前提でつくられています。


では、これは将来にわたって
守られる環境でしょうか?

私はそうは思いません。
団塊の世代がお客様になるころには
きっと違う状況になるでしょう。


いま、ターミナルケアができることは
有料老人ホームのような介護施設には
欠かせないことです。

それに、ターミナルケアができることは
介護力の高さを表す指標にもなっています。


しかし、それはイコール
人が部屋で亡くなることを意味します。

将来、「うちは、ターミナルケアはやりません」
と宣言する施設が
もしかしたら、人気施設になるかもしれません。

そんな世の中の環境の変化も
見込んだ上で、事業計画をたてていかなくては
ならないかもしれません。


株式会社スターコンサルティンググループ
介護経営戦略室
代表コンサルタント
糠谷和弘




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