介護セミナリオ

セミナー講師・ケアマネジャー・小さめな事業所運営コンサルタントのきむらひろゆきのblogです。 比較的小さめな、訪問・通所・居宅介護支援事業所への情報と、哲学するための素材提供を致します。 blogという特性上、過去の投稿は現状に合致していない可能性が有ります。ご理解の上、お読みください。月曜日・水曜日・金曜日に更新します。皆でいろいろ、考えましょう!

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平成29年4月19日(水)に開催された
の資料が読めます。厚労省にリンクを貼ります。

今回のテーマは
  • リハビリテーションについて
  • 関係者・関係機関の調整・連携について


後者の資料を読みますと、
医療と介護の連携に関して
医療側はこのくらい、介護側はこのくらい
報酬が出ている、ということがわかります。

例えば、診療報酬。
退院時共同指導料2 
これは
入院中の保険医療機関の保険医が、患者の退院後の在宅療養を担う保険医療機関の保険医若しくは看護師等、保険医である歯科医師、保険薬局の薬剤師、訪問看護ステーションの看護師等、居宅介護支援事業者の介護支援専門員のうちいずれか3者以上と共同して指導を行った場合

2,000点です。

一方、居宅介護支援の介護報酬は、ご存知のように

退院・退所加算 300単位

です。

で、この会議のニュースが読めます。

ソースにリンクを貼ります。

このニュースによりますと、委員から、ICTを活用した「オンラインによるサービス担当者会議」などを検討してはどうかとの提案がなされたようです。
これはもう、望むところでございます。一堂に会して、同じ空気を吸うことに意味があるのか?
いや、顔の見える関係構築というものは大切かもしれませんが、1回会ったところで......どう?
現代ではskypeやlineなど使うことでもできます。

それよりも気になったことは
偉大なる「日本介護支援専門員協会会長」の鷲見先生。
「連携の機会確保」に関連し、発言しました。

  • 入院当初からケアマネジャーをラウンド(いわば回診)に同行させる
  • 入院時に患者の介護保険証を確認し、ケアマネジャーに入院した旨を連絡する

という2点を要望

です。

比較的、後者は行われていると思われます。
問題は前者。
入院当初から回診に同行……
意義は理解できます。とても大切なことでしょう。しかし。
ただでさえ時間がないケアマネジャーの日常、ここに業務増やしてどうする?しかもこれ、カネになるのか?
介護給付費分科会に、仮に、回診同行加算のようなものの要望を出したとしても、報酬削減が進行する中、通るとも思えず、結局「基本報酬内でやって!」となりそうな気がします。
こんなこと、できれば成立しないことを願う拙者でございます。

行うならば、カネをくれ!
です。

こちらの図をご覧ください。

20170419 


















4月14日に行われた未来投資会議の経済産業省提出資料からです。元の資料にリンクを貼ります。


超大手セントケアさんとAIがタッグを組んで、「要介護度改善が見込まれる良質なケアプラン作成」をするそうです。

これを踏まえた記事がこちらです。リンクを貼ります。



ざっくりとまとめると

  • ケアプランの内容を人工知能(AI)が提案するシステムを手がける新会社「シーディーアイ」を設立。
  • 自立支援につながる合理的なケアの実現やケアマネジャーの負担軽減を売りに展開を図る。
  • 現場でAIの「教育」を進めていき、来年4月からのサービスの開始を目指す。
  • 首相官邸が主導する「未来投資会議」ではこの日、世耕弘成経済産業相がこの動きを後押ししていく意向を表明。

AIでケアプラン、具体的にどうするのかと思いきや。

  • 利用者の心身の状態をブラウザで入力すれば、ケアプランの原案が自動で提示される仕組みなどを想定。
  • ケアマネがそれを確認し、本人の希望など様々な要素を加味して最適なプランに仕上げていく流れ。


はい。

来年の介護保険法改正では、要介護度を改善した場合、自治体に対しお金が降りる「インセンティブ」が導入される見込みです。
するとお金の欲しい各自治体で、このシステムを導入することでしょう。

AIは、ケアプラン原案を複数作成することぐらい、できるはずです。
この原案を持って「どれにします?」という行為だけで、介護報酬が支払われることはないでしょう。
アセスメントとモニタリングならば、サービス提供事業所がやったほうが早い。進捗状況の把握もすぐにできる。

さぁ、全国のケアマネジャーの皆様。
失業するかもしれない日が、もうすぐ到来です。
あなたは、どうします?

意外に早く訪れたなぁ。

4月12日、内閣府の
が開催されました。資料が読めます。内閣府にリンクを貼ります。

拙者が注目したセンテンスは


の、以下の部分です。


  • 高齢者に係る医療費、80 歳以上の要介護認定率・受給率・一人当たり費用共に増加。健康増進・予防の推進が重要。

いやいや、生きとし生けるもの、老いは避けられません。
80歳にもなれば、要介護状態になることもありましょう。
ここで「健康増進・予防の推進が重要」と言われても……昼寝もできやしないじゃないですか。

次に。
  • 一人当たり医療費、介護費ともに大きな地域差(高齢者の医療費、入院に係る医療費、在宅介護サービス等)が存在。優良事例を横展開すべき。

いやいや、そりゃ、都会で生きている会社員には定年があって、引退後、なかなか社会と接点もなく、仕事もないかもしれませんが、例えば、農村では生涯現役が可能でございます。
そうすると、後者の方が、「健康」でございますから。医療介護に関わらない確率も高くなるでございましょう。
万が一、これを「優良事例」として展開するならば……即、都会を農村にしてください。つまらん箱ものを全部潰して、農地にしましょうよ。


3つ目。
(参考)改革工程表における今後の検討事項
には
  • 【給付の適正化】
  • ㉗(ⅰ)生活援助を中心に訪問介護を行う場合の人員配置基準の緩和やそれに応じた報酬の設定/通所介護などその他の給付の適正化(2017 年度まで)
はい。ここでも、しっかりと取り上げられています。
外堀から埋められつつある介護報酬。
次期改正も、その次の改正もいいことなさそうです。

そこで、どうやって運営していくか?
拙者、今、必死に考えています。
幾つかアイデアはありますので、拙者の直接のクライアント様には近々お伝えいたします。
ご贔屓のほどを。


最後に。
資料4 予防・健康・医療・介護のガバナンス改革(塩崎臨時議員提出資料)
p.5は必ずお目通しを。

その1)
トヨタ、歩行訓練ロボットのレンタル9月開始 数年後に海外展開も
ロイターにリンクを貼ります。

トヨタはもともと、ロボット開発にはとても力を入れている会社です。アシモくんが二足歩行した時、ここまで来たのか!と驚愕したことを覚えています。
そのトヨタがついにサイバーダイン社のHALを追うロボットを出しました。

脳卒中などで足が不自由な患者が歩行訓練をするためのリハビリテーション支援ロボットのレンタルを9月から開始すると発表。
トヨタは07年末から藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)と共同でリハビリ支援ロボットの開発を始め、11年から医療現場での実証実験を実施。
歩行訓練用はこれまで全国23施設が研究目的で導入し、300人を超える患者が使用した。同大学の才藤栄一教授によると、比較的症状の重い患者が歩けるようになるまでのリハビリ期間は平均3カ月だが、トヨタの歩行訓練用ロボットを使うと1.6倍速くなるという。
京都府立医科大学大学院医学研究科リハビリテーション医学の三上靖夫病院教授は「自動車メーカーは安全に対する意識が高く、機器の安全性には十分配慮がなされている」と評価、「今後もリハビリ支援機器分野へ積極的に参画すべきだ」と話す。同教授はトヨタのリハビリ支援ロボットを使用している。

本当に、申し上げます。
自らの足で歩きたいと思う人は、トヨタに連絡して交渉し、提携している病院で歩行訓練した方が、いいです。
金がかかるとか言っている場合ではありません。そこには、歩ける可能性があるのです。

レンタル価格は月35万円で、初期費用100万円(税抜き)。5月から受注を始め、まずは国内で3年程度かけて100台のレンタルを目指す。数年後には日本人と体格の似ているアジアなど海外での展開も図る。

ですよ。
輸出もするようですね。


その2)
WHILL、新型モデルを発表 スリム化で車載性・収納性アップ 価格は半額以下に
ニュースソースにリンクを貼ります。

拙者が個人的に最も信頼し、これ以上のものはないと思っている車椅子”WHILL”

こちらもご覧ください。
新モデル『WHILL Model C』を発表
本当に。
どこを取っても現時点で、完璧です。
介護保険を通じたレンタルも、6月以降に順次スタートさせる予定とのことで、とても期待しています。
価格は「Model A」の半額以下の45万円(非課税)。

買ってもいいかな?と思わせます。

拙者の居住エリアでも2名の方が活用しています。
自らの操作で、段差を難なく乗り越え、スマホでコントロールしています。とても快適そうです。

世の中は、
もう変わってきているのです。
いつまでも今の状態が続くと思わないように、心しましょう。

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