新型コロナウイルス感染拡大に伴う松阪市の対応についての２回目の市議会向けの説明が、24日、本町の市産業振興センターでありました。
質疑において、わたしのほうからは、県の休業・営業時間短縮の要請に応じた事業所に対する協力金５０万円に対する市の負担分（一件あたり２５万円）などの財源確保等、予算確保の方針について、次のような認識に立って質問しました。

令和2年度の当初予算の中で、みえ松阪マラソンなど、不要不急の事業を洗い出して、コロナウイルス対策に充てる財源をねん出していく必要があります。

�　〇圓涼�金である財政調整基金（財調）も８０〜１００億円程度あるにしても、それで足りないかもしれない。
そこで、不要不急の事業を洗い出し、今年度予算の中からコロナ対策の財源にしていく考えはあるのかという質問が第１点。

�◆。欧弔瓩箸靴董�国・県とは別に市独自の支援施策を考えているかどうかを尋ねました。

いずれも市長が答えました。

１つめの質問に、県とともに支出する協力金は「それなりの金額が予想される」として、国の臨時交付金は一つの財源であるが、もう一つは「財調の役割。こうしたときへの貯金」であるとの認識を示しました。
また、不要不急の事業の見直しについては、すでに4月以降、6月までの市主催のイベント・行事は開催を見送っており、職員の不要不急の出張もおこなっておらず、予算の空きをつくっている。「令和2年度、3年度はさらに税収は落ち込むことが予想される」として、補正予算の中で財源の組み換えをおこなっていくとの方向であるようだ。

２つめの独自施策としては、「さまざまに検討しているが、国、県の支援策が前提。住む場所（市町の財政力の差）によって支援策が違うのはいかがなものか。財政力によって支援に差が出るのはどうかと思う、大枠は国で」としつつ、「国や県の支援策は出そろってきた。そろそろ、市の独自の支援策を考えている。松阪市の特徴は飲食店が多いこと。国の一律１０万円の申請書類を全世帯に送る際、テイクアウト専門の商品券を付けたい。ゴールデンウイークに帰省を控えた学生にはふるさとの便りを送りたい」と述べ、市独自の生活支援に対する考えは示さなかった。