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韓国のネット掲示板に「帝銀事件(1948)」というスレッドが立っていたのでご紹介。

1. 韓国人(スレ主)

すべての犯罪の基盤は”欺瞞”と言えよう。殺人、強盗、誘拐、どのような形の犯罪であれ、その過程には必然的に嘘や誤魔化しが混在してる。しかし、今日の社会を構成している多くの人たちもまた、数多くの嘘をつきながら生きている。舌の先から繰り出される徹底的で欺瞞的な言辞が、知らず知らずに人を殺し、生かす道具となっている。もしかしたら犯罪とはその一連の過程が露骨に現れただけのものであり、社会にはびこる暗面の欠片なのかもしれない。


帝銀事件
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1948年1月26日午後3時頃
日本東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店。銀行は業務はほぼ終わり、行内には職員を含め数十名程度の人が残っていた。静寂な空気が漂う。そこにひとりの中年男が銀行のドアを開けて入ってきた。人相着衣は特に怪しくもなかったが、肩には白い腕章が巻かれていた。そこには「東京都防疫班」と書かれていた。その中年男は、行員に対し、自分は厚生省(当時の日本で国民の衛生管理を担当していた部署)の役人だと伝えた後、行内にいる人たちに向け叫んだ。

「近くの住宅で奇病が発生しました!すぐにGHQが行内を消毒する予定ですが、その前に伝染を予防するための薬を飲んでもらいたい」

話しを終えると、中年男は、自ら直接その薬を飲んで手本を見せた。

「薬の成分のせいで、そのまま直接飲むと歯のエナメル質を痛める可能性があるから、このように舌を出して飲み込んでください」

当時、東京は戦争直後、爆撃によって破壊された上水道施設が復旧されていなかったため、伝染病が蔓延していた時期であり、銀行職員や客たちは何の疑いもなくその薬を飲み込んでいった。

間もなくすると、薬を飲んだ人たちから、胸に焼けるような違和感を感じるとの声が上がり、それを受けて中年男は、カバンから別の薬を取り出し、「鎮静剤です。これを飲めば胸の痛みはなくなるでしょう」と言い、それを配った。しかし、焼けるような胸の痛みは収まることなく、さらにひどくなる一方であった。苦痛に耐えかねた一人の女性が、「口をゆすいでも良いか」と聞くと、男はそれを許可した。


1948年1月26日午後4時頃
東京都内を歩いていた人々は、衝撃的な光景を目にすることになる。女性が嘔吐し、失神を繰り返しながら銀行のドアから出てくるではないか。通行人は、すぐに女性のそばに駆け寄ると、女性はうわ言のように何か言葉を発していた。耳を澄ませてその聞くと「助けて…」と言っているように聞こえた。すぐに警察に通報した。
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警察が到着し、銀行の中に入ると、目の前には表現し難い恐ろしい光景が広がっていた。

銀行の前で失神している女性を含め、16人が中毒であちらこちらで倒れていた。11人は現場で死亡しており、1人は病院に移送中に死亡した。この状況に焦った警察は、被害者の生存を収拾するのに夢中となり、事件現場の状況を十分把握できず、初動捜査に失敗してしまった。
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銀行の窓口にあった16万円と小切手1万7450円もこの時に消えていたが、これに気が付いたのは事件が発生してから2日後のことだった。盗難された小切手は、事件の翌日の1月27日に現金化されていた。

警察が過去の事件も調査したところ、過去にも同様の事件が2件発生していたことが判明する。

1. 安田銀行事件
1947年10月14日の閉店直後、「厚生技官 医学博士 松井蔚 厚生省予防局」という名刺を出した男性が訪ねてきて、「赤痢感染した患者が、午前中に預金に訪れていることが判明したので、銀行内の行員と金を消毒しなければならない」と言った。支店長は相手を待たせて、巡査を呼びにやって赤痢発生について聞くと、当の巡査は「まったく寝耳に水の話だが署で確認する」と言って出て行く。巡査が戻る間に、帝銀事件とまったく同じような手口で薬を飲ませるも、死者は出なかった。そのためメディアも大きく扱わなかった。名刺自体は本物だったが、事件発生当時、その医学博士の松井は外国に出ていたためアリバイが証明されていた。

2. 三菱銀行事件
1948年1月19日(事件10日前)の閉店直後、「厚生省技官 医学博士 山口二郎 東京都防疫課」という名刺を出した男性が、安田銀行荏原支店を訪れた男性と似たようなことを発言。行員に薬を飲ませ、行内の金を消毒させようとするも、不審に思った支店長は、すでに現金はないと答えると、男性は行員たちがまとめている小為替を見つけ、消毒液と称して透明の液体を振り掛けただけで出て行く。名刺は偽物であることが判明。

日本警視庁はこれに先立ち、過去に発生した2件の事件と重ね合わせ、以下のように整理した。

容疑者像
1. 役所の衛生科、防疫科、保健所、病院、医師、薬剤師
2. 歯科医師、獣医師、生命保険会社の保険医師、医学・化学・薬学研究員や教授、その学科の学生、薬品製造業者・販売業者、薬品仲介業者やその経験者
3. 駐屯軍通訳、事務員、雑役部やその経験者
4. 銀行員やその経験者
5. 水害地防疫への経験者
6. 除隊者や帰還将校のうち、医療知識がある者
7. 病院、医院、薬局などで青酸化合物を入手したり入手を試みた者、または職業上のそれを取り扱う者、またはそれを扱う工場を出入りする者

犯行に使用された薬品を調査した結果、アセトシアノヒドリンと推定される青酸化合物であることが判明した。この薬品は、服用すればすぐに人体に影響を及ぼす青酸カリとは異なり、時間差で薬効が発揮されるものであり、また、解析しても青酸化合物ということ以外に特定することが難しい薬品でもあった。薬を飲ませる際に、「舌を出して飲み込んでください」と詳細な指示を与えていたという点を加味しても、化学物質の取り扱いに慣れた者であると想定されたため、旧日本軍に細菌戦特殊部隊だった731部隊の関係者に対する調査が開始された。

捜査の方向を731部隊、すなわち日本軍の特殊要員に絞ったのは、旧日本軍第9陸軍技術研究所所属の”伴繁雄”という人物から有効な情報を入手していたからだった。その根拠となったのは、以下の通りだ。

1. 犯人が使用した青酸カリは0.2~0.5グラムに過ぎないが、これは致死量とほぼ一致する量である。犯人は最小限の毒物で最大限の効果を得た。もし犯人が初心者だったら、毒物の濃度を高めたり、量を増やしたりするものだ。
2. 最初の薬と二番目の薬の間に1分という時間を置いたが、1分間は被害者らを放置した。これは1分経過すると毒薬が効き始め、被害者が外部に助けを求める時間的な余裕はないという確信があったからだ。
3. 犯人が使用したピペットは駒込型と呼ばれるもので、細菌研究所や軍所属の研究所で使われていたものだ。ピペット箱の形と大きさも第二次大戦のとき、軍医官が野戦用に携帯した外科機器箱と類似していた。
4. 犯人は一度に16人を毒殺しようとしたのに、異常なほど落ち着いていた。薬物を測量したり、それを注ぐときも手先が震えたりはしなかった。この沈着さは犯人が熟練した経験を持っており、それによる自信が表れていたものと見ることもできる。

このように陸軍関係者に対する調査を進めていたところ、突如、警視庁にGHQ(日本駐留米軍政)の命令が通達された。内容は…

「陸軍関係者の調査を直ちに中断しなさい」

というものであった。
陸軍特殊部隊の調査はすぐに中断された。
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捜査の方向は、同一犯の犯行と推定される「安田銀行事件」で、「厚生技官 医学博士 松井蔚」の名刺を出した人物の特定へと変わった。

偶然にも、本物の松井博士は、外国に出かける前、100枚あった自分の名刺を渡した人物について、その人の名前から、場所、天候まで事細かく手帳に記録していた。警察は、その名刺一枚一枚の経路をたどり、100枚の中から、松井博士の手元に残っていた8枚の名刺に加え、外部に配った62枚の名刺の回収と、事件とは関係ない22枚の名刺の特定に成功した。

つまり、それ以外の8枚の名刺のいずれかが、犯行時に使用された名刺と言うことになる。この情報をもとに調査を開始。そして1948年8月21日、容疑者と推定される一人の男を逮捕するに至った。

男の名は平沢貞通。テンペラ画家であった。
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平沢貞通が逮捕された根拠は以下の通り。

1. 松井蔚医学博士の名刺をもらったにも関わらず、その名刺を持っていなかった
2. 事件発生時刻に帝国銀行近くを歩いていたと供述したが、そのアリバイが証明できなかった
3. 過去、小切手詐欺を犯した前科を持つ
4. 事件直後、銀行から盗難された金額とほぼ同一の金額が平沢の通帳に預金されており、その出所を明らかにできなかった

平沢は通帳に預金された金について一切釈明しなかった。絵を売って儲けたのではないかという質問に対しても強く否定。結局、その金の出所は現在も明らかにされていない。

平沢は、自供と否認を繰り返し、結局、犯行一切を犯したと自供し、12月20日、公判に入ったが、裁判直前になって突如犯行一切を否認し、裁判では潔白を主張した。しかし、1950年7月24日、東京地裁は何かに追わように早々と平沢に死刑を言い渡した。平沢は、高等裁判所と最高裁判所に控訴したが棄却され、最終的に死刑が確定し、再審も受けられず、死刑執行もされないまま収監生活を送り、1987年5月10日八王子医療刑務所で肺炎のためその生涯を終えた。

しかし、控訴が明らかな理由もなく却下された点や、GHQが陸軍関係者の調査を中断させた点、そして何よりも平沢が犯人像になかった「薬物に対する専門的知識がある者」に該当していないという点で、平沢貞通が真犯人ではないという主張もあり、2013年現在になっても、平沢の遺族(養子)は名誉回復のため裁判所に再審を請求している。

その他疑問点

1. 平沢貞道
・平沢は、狂犬病の予防接種の副作用であるコルサコフ症候群(虚言症)という精神疾患を患っており、まともな判断ができる状況ではなかった。
・当時、平沢の取り調べを担当した刑事が拷問に近い形で尋問されていたことが明らかになった。
・平沢の自白調書が検事によって強制的に拇印を押すようにするなど操作された事実が確認された。

2. 伴繁雄
・捜査に重要な情報を提供し、捜査の目を日本軍特殊要員に向けさせた陸軍第9研究所所属の伴繁雄は、平沢が獄死してから半月が過ぎた5月25日、テレビ放送に出演し、「犯人は確実に陸軍関係者だ」と強調した。

3. 成智英雄
・事件当時、捜査班にいた成智英雄は後の手記で次のように述べた。「平沢のように毒の知識が全くない人に犯行は不可能であり、真犯人は旧日本軍の秘密エージェント出身である。731部隊に常駐していた50人を個人的に調べた結果、キャリア、アリバイ、印象が一致するのはS中佐しかない」。成智英雄が名指ししたS中佐は、事件発生当時51歳で、事件の翌年に病死している。

翻訳元:http://www.ilbe.com/1403185538


2. 韓国人
その時代の犯行とは思えないね
悪質で知能的な犯罪


3. 韓国人
興味深い


4. 韓国人
君が立てるスレは無条件に評価する
カイカイ反応補足:このスレ主が過去に立てたスレッドで、当ブログが翻訳した記事
韓国三大未解決事件のひとつ「カエル少年失踪殺人事件」
韓国人「日本の未解決事件、グリコ森永事件とは」
韓国人「松岡伸矢くん行方不明事件という日本の未解決事件」


5. 韓国人
お前が書く文章が最もおもしろい


6. 韓国人
お前は前職刑事か


7. 韓国人
陰謀論者乙


8. 韓国人
下山事件についても書いてくれ
http://ko.wikipedia.org/wiki/시모야마_사건
カイカイ反応補足:下山事件 - Wikipedia
下山事件とは、日本が連合国の占領下にあった1949年7月5日朝、国鉄総裁下山定則が出勤途中に失踪、翌日未明に死体となって発見された事件。事件発生直後からマスコミでは自殺説・他殺説が入り乱れ、警視庁は公式の捜査結果を発表することなく捜査を打ち切った。下山事件から約1ヵ月の間に国鉄に関連した三鷹事件、松川事件が相次いで発生し、三事件を合わせて「国鉄三大ミステリー事件」と呼ばれる。


9. 韓国人
平沢?
収容所脱出の心配はない?


10. 韓国人
リアル犯罪者
こいつめっちゃ頭いいね


11. 韓国人
やはり、日本人の創意力はズバ抜けてるな


12. 韓国人
何か左翼の陰謀説みたいな文章だね


13. 韓国人
被告が真犯人で正しいと思う


14. 韓国人
731部隊と言ったら丸太実験した悪質な部隊のことじゃないか?
参考記事:韓国人「日本の731部隊の蛮行」


15. 韓国人
まさにコナンじゃねぇかwwwwww


16. 韓国人
楽しそうに書いてるけど、実はお前が犯人なんじゃないの?


17. 韓国人
犯人はお前だ!


18. 韓国人
>>17
それ言ったらいかん
こいつが捕まればこの手の情報スレが読めなくなる


19. 韓国人
この事件をモデルにした推理小説ってなかったっけ?
金田一シリーズだったかな?


20. 韓国人
>>19
「悪魔が来りて笛を吹く」だね
この小説に出てくる話が、この帝銀事件
さらに、当時華族(=貴族)が没落した世相も反映されてる
関連書籍:悪魔が来たりて笛を吹く


21. 韓国人
初めて知ったわ
楽しませてもらった


22. 韓国人
事件の隠蔽をはかった米国アウト


23. 韓国人
日本に推理小説がたくさんあるのもうなずけるな
韓国は物理的暴力で犯行を犯すのに、日本は計画的で奇想天外な方法を用いる
参考記事:韓国人「おもしろい推理小説を紹介する」→「日本の小説が多いね」


24. 韓国人
在日朝鮮人が犯人である可能性もあるようだ


25. 韓国人
すごくおもしろかった


26. 韓国人
興味津々


27. 韓国人
鳥肌立った…これからも良質なスレを期待している


カイカイ反応通信管理人
"戦後最大のミステリー"「帝銀事件」(1)



動画の続き
"戦後最大のミステリー"「帝銀事件」(2)
"戦後最大のミステリー"「帝銀事件」(3)

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