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先日、朝鮮半島統一に関して「朝鮮半島統一は実現可能なのだろうか?」という翻訳記事を投稿しましたが、もう少し生の声を聞きたいと思い、以前カイカイにメールをくれた韓国人の方に、朝鮮半島統一についてどう思うかをメールで聞いてみました。費用的な面は、前回の記事で扱ったので、ここでは政治的な部分を主として扱ってもらいました。

メール受信日時:2014年2月19日0時58分
名前:平凡な韓国人


最近、根本的に壊れゆく日本を見て、多くの切なさ、失望、喜びなど様々な感情を抱きながら、韓国人とは実に日本に対して複雑な感情を持っているのだなと日々実感しています。

安倍首相先導のもと、全体主義的右傾化の道を突き進む日本。その歩みは最悪の指導者型であるノ・ムヒョンのように、支持者に対して一時的な快楽を与えるも、結局は失敗するしかない孤立扇動主義であると言えます。日本国憲法をもてあそび、憲法を"恣意的"に解釈することが、どれほど悪い先例を残し、最悪の場合には国のシステムの根幹をも脅かす可能性さえあるのも関わらず、当の日本国民は「現行の平和憲法は悪い」と小学生レベルの主張を繰り返すばかりの現状に驚きを禁じえません。もちろん、韓国の政治レベルを見ても、日本同様、もどかしく感じるのも事実です。このような両国の現状を見ていると、冗談ではなく、アジアの人種は本当に劣った人種ではないかと疑念と絶望感すら感じる今日このごろです。


社会よりも信念を優先する"政治過剰"という病気
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民主主義のような社会的妥協と政治力などが要求される高度なシステムは、米国のような強力な支えがあってこそ存在しうる、いわばオアシスのようなものであり、いつか日本と韓国が、米国の従属から脱した時、最終的に全体主義や独裁の中でしか生きられない野蛮な人種となってしまうのではないかという悲観的で極端な考えすら持ってしまいます。米国では想像もできない非常識が平然と行われている日本と韓国。それらのどこに問題があるのかをじっくり考えてみました。

統一という主題から脱線したようで申し訳ありません。しかし、最後までお読みいただければ主題から大きく逸れていないことがお分かりいただけると思います。

なぜ韓国ではまともな民主主義が行われていないのだろうか?常識から外れた大統領選挙の選挙過程というのは言いがかりであり、それを持って野党支持者らによる野外デモ活動が常時行われているのを見ると、あまりにも恥ずかしく、絶望感を抱かずにはいられません。

ご存知のこととは思いますが、ブッシュとゴアが争った2000年米国大統領選挙において、フロリダ州の選挙結果に多くの問題と実体的な不正の可能性が多分に指摘されました。しかし、最終的にゴアは敗北を認め、民主党もそれを潔く受け入れました。ここに韓国と違う点を二つ見ることができます。

まず、ゴアが敗北をすぐに認めなかったため、米国の"大義"が作用し、ゴアに多大な圧力が加わりました。すなわち、政治よりも社会が優先であるという米国の指導者が多かったということです。韓国では、当時は感じなかったことですが、ノ・ムヒョン以降、"政治過剰"というひどい後遺症を持つようになりました。つまり、社会ではなく信念が優先である政治過剰という恐ろしい癌は、朝鮮を滅ぼした病気であり、どんな社会でもこの病にかかると決して健全ではいられません。
※政治過剰とは、すべての問題を政治的解決に求めようとする政治的原理主義

第二に、米国の政治家たちのしたたかで拡張的な計算です。
おそらく韓国の民主党の政治家であったら、大統領選挙の敗北による失望感と喪失感に陥り、支持者を扇動して反対勢力と劇的な対立を煽るのと同時に、被害者意識と危機意識を鼓吹させることで"孤立"させ、強力な求心点と団結力を高め、自身の政治勢力を強固にすることを優先していたことでしょう。支持者が強固なほど、政治家にとっては最高の商売道具です。おそらく、現在の安倍首相を支持する日本人たちも、なぜ日本が徐々に孤立していくのかを理解していないのではないかと思います。もし理解していれば、その幼稚で過剰な脅威と扇動を支持しはしないでしょう。存在し得ない問題を作り、それが現実のものとなり、その問題がさらに膨らみ、別の現実を作る。そして、それが徐々に日本を追いつめ回避の道すらも閉ざしていく…安倍首相が進む道は、日本の問題と危機を膨らませるものであり、それ故にその対処法は問題の緩和ではなく、拡散しかありません。その連鎖に陥った日本の未来はかなり悲観的なものであると私は考えています。

しかし、米民主党は韓国と日本のような"孤立扇動型"ではなく、"拡張的理性"を選択しました。確かに選挙には問題がありました。確かに不満と悔しさがありました。しかし、彼らは敗北を潔く認め、その孤立型の憤りを政治に利用しませんでした。ここには"足かせ政治"や"分裂政治扇動"などを回避するための様々な政治的思惑がありますが、本題とはかけ離れてしまうので割愛します。結論は、その国家はその国民のレベルに合わせた政治家たちを持つということが、ほとんどの場合に適合していると言えます。


統一の利点は経済にあらず、社会の根幹を成す人文学を取り戻すこと
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韓国の社会・政治レベルの立ち遅れは、良心の砦であり、社会の根幹を成す人文系(文化・芸術)に従北勢力が入り込み、それが変質し、壊れたことが、その根本的な原因であると考えています。この部分は、統一され、従北の根源である北朝鮮がなくなれば解決できる部分だと思います。韓国の人文学の歴史は、従北そのものと言えるほど恐ろしく暗い歴史があります。
※従北勢力とは北朝鮮に服従する勢力のこと

現在の韓国は政治過剰という病を患った社会です。故に韓国の各種政治陣営から出される統一に対する見通しはあまり価値がないと言えます。吸収統一が韓国の終末であることは皆がよく知っています。しかし、保守陣営は、朴槿恵大統領の「統一は大当たり」の一言に押し黙ってしまいます。よく統一の話になると、北朝鮮の破格的で安価な賃金と、韓国の技術資本が合わさることで強力なシナジー効果を出すだろうなどと言われたりしますが、統一の瞬間、北朝鮮は韓国基準の最低賃金を取り付けることでしょう。そのような状況で、どうしたら破格的で安価な賃金とすることができるのでしょうか。必ず一定期間の分断状態が保持される必要があり、そうやって発展していく過程で、互いに大きな利益と機会を享受できる可能性があるという話です。ドイツ式の統一が不可能なことは朴槿恵大統領が誰よりも知っています。しかし、韓国国民や北朝鮮の指導者たちは互いに関わろうとはしません。朴槿恵大統領の「統一は大当たり」は、それらの人々に送った政治雄弁だったと思います。

長文を整理すると、統一の根本的な利点は、経済的なものではなく、現在の韓国社会をむしばむ、人文系の従北勢力の終息と、それに伴う政治過剰から解放されるきっかけではないかと考えます。


日本の未来はどこに向かっているのか?
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最後に日本人に「self fulfilling prophecy」という米国でよく使うフレーズについて伝えたいと思います。ほとんど否定的な状況で使うフレーズですが、否定的な予言や警告を打ち立て、回避できる問題をあえて起こし、それを現実のものとして予言を的中させるというものです。

90年代までの日本は、周辺国から尊敬を受けるアジアリーダーとなるべく努力を着実に積み重ねてきました。各種経済的な支援だけではなく、歴史問題などでも周辺国との関係を重視してきました。その理由は、日本が弱かったからではなく、新たな成長動力となる豊かなアジアにおいて、そのリーダーの地位を確固たるものとし、アジア諸国と共に発展していくことで、米国と摩擦なく克服し、自然な発展を成し遂げるという先代政治家たちの期待と努力の表れでもありました。

しかし、今の日本は米国を覇権国として完全に頼りきり、韓国と共に米国の関心と支持を争う境遇に成り下がってしまいました。このような歴史が過去の日本にあったでしょうか?本当に安倍首相が主張する"強い日本"や、脅威をひけらかすことの他に方法はないのでしょうか?

韓国が負担となる統一に対しても、否定的な見方はせず、肯定的に未来を切り開こうと努力するように、日本人たちも、韓国、中国、ロシアなどとの関係を否定的に捉えず、肯定的未来として共に歩もうと努力すべきではないでしょうか?2000年代以前の先代政治家たちは、戦犯国であった日本を周辺国との友好関係を構築することによって、国の品格を高めることに相当な成果を残しました。今は当時とは異なり、周辺国も以前よりは豊かに暮らしています。経済的な支援がなくても、日本の態度次第で十分に友好関係を構築することができるということです。日本の未来は扇動型政治家の主張通り、本当に第一次大戦直前に向かっているのでしょうか?


カイカイ反応通信管理人
参考までに、この記事を提供してくれた人物は、自らを"嫌日韓国人"、"平凡な韓国人"と称し、過去にも当ブログに何度か記事を提供しています。代表的なところでは「日本人が知らない歴史の真実」という記事で、この記事には現時点で4105件のコメントが書き込まれています。これは当ブログの全記事の中で2番目に多いコメント数となっています。最もコメント数が多いのは韓国人大学生Kさんの「韓国における反日の実態を説明します」で、その数は4672件です。

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