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前回に続き、ハングルに関して説明する韓国人のメール文章の翻訳です。今回のメールが最後だそうです。

メール受信日時:2015年06月25日 15時27分
メールタイトル:最後です。


前回のハングルに対する日本人の誤解についての続きです。
本論についても、しっかりと書きましたので、もう少しだけお付き合いいただければと思います。

確かに、子音と母音を組み合わせた音節文字は、可読性に優れていません。
それでは、音素文字の可読性はどうなのでしょうか?

韓国がハングルのみを使用することについて、あなた方日本人は、日本語をローマ字で書くようなものだと比喩し、想像もしたくないと言いますが、それはまさに米国人が日本語をローマ字で書いたのを見た時と何ら違いはないということが分からないのでしょうか?

そして、多くの方がハングルは単なる発音記号だと言います。
これは、一部では正しい意見です。
私が英語を学んだ時、不満に感じたことは、英単語を初めて見た時、その読み方が分からなかったことです。
つまり、英語の子音と(特に)母音が、発音と一対一になっていません。
逆に、ハングルは、子音と母音が全て一対一に対応しています。
これに基づいて、ハングルが発音記号ということですよね?

しかし、文字では一対一の対応ですが、会話になると話は別になります。
高校生の時、国語を学びながら驚いたのが、韓国語は書かれた通りに読まない場合があまりにも多いということです。
鼻音化、流音化、濃音化、口蓋音化、サイシオッなどがそれに当たります。
つまり、韓国語も、発音を示すための括弧が必要なのです。
カイカイ補足:漢字で韓国語! - 発音の変化
ハングルは本来、表音文字ですからそのまま書いてある通りに発音すればよいわけですが、韓国語には漢字語に限らず、書いている文字とは異なる発音をする場合があります。書いてある通りに発音するよりも自然だったり楽な場合に変化します。

鼻音化 / 農音化 / 口蓋音化


それでは、同音異義語の説明を補足します。

日本では漢字が使用され、その意味を正しく理解しているため、時間の経過とともに発音が減ったという話を聞いたことがあります。
かなり説得力のある話だと思いました。
そして、漢字+仮名の組み合わせは、1000年以上続いており、それは本当にすごいことだと思います。

皆さんは、韓国がハングルを専用的に使用した歴史が50年程度だと主張しますが、過去にもハングルのみで書いた手紙や文書は存在していました。
もちろん、国家的にハングルを専用的に使用してからは50年程度しか経っていません。
しかし、その短い時間の間でも、韓国はそれなりにノウハウを積み重ねてきました。

皆さんは、前回の記事のコメントで、多くの同音異義語の例を挙げてくれましたが、まずは「陣痛」と「鎮痛」を例に説明したいと思います。
カイカイ補足:メール文章では「陣痛」と「鎮痛」は漢字で書かれていました

私はジントング(陣痛・鎮痛の韓国語発音)と聞くと、陣痛という言葉が最初に思い浮かびます。
鎮痛という言葉は、通常、「鎮痛剤」として多く使われ、「鎮痛」という単語単体で使われることはほとんどないと思います。

「放火」と「防火」も、通常、「放火」の意味で多く使われます。
「防火」という単語は、それよりも「火災予防」という表現として頻繁に使用されます。

このように、皆さんが例を挙げてくださったたくさんの同音異義語も、その一つが一般的な意味で使われているもので、残りは別の言葉で表現されたりしています。
これも一つのノウハウですよね。

また、防火施設とした時、まさかこれを放火施設など、火を放つ施設だとは誰も思わないでしょう(笑)
このような場合は、文脈から同音異義語を区別できます。

私が英語を学びながら、嫌だと思った点は、動詞や名詞にも、意味が2~3入っていることでした。
しかし、米国人は問題なく文章を読みます。
このような話をすると、あなた方は漢字文化圏とは比較できないと非難するかもしれませんが、私は一つの単語が複数の意味を持っていても、それを適切な意味として判断することができるという仕組みについて話しているのです。
そして、文章の書き手が、この漢字語は誤解を招く恐れがあると考えるのであれば、括弧を入れて漢字を書けばそれで済む話です。

さて、いよいよ本論に入ります。
実際、ハングルの本当の問題は、同音異義語ではなく、馴染みのない漢字語、すなわち医学用語や法律用語などの専門用語です。

私は経営学を専攻していますが、経営学の本を見ても、専門用語がかなり出てきます。
漢字であれば、その単語の意味を理解できるかもしれませんが、ハングルの場合はどうすることもできません。
専門用語を見つけたら、辞書を引く以外に方法がありません。
こういった観点から、おそらく、法律家や医師のような専門職では、漢字の勉強が必要不可欠です。

つまり、韓国人が漢字を捨てたという話は嘘です。
専門分野では漢字を必要とします。
皆さんは、韓国における漢字は、既得権層の専有物であり、ハングル専用化は愚民政策だと強く主張しますよね。
しかし、漢字が常用化された日本でも、医師、裁判官、弁護士は専門職であり、既得権層ではないですか?

もちろん、私も、漢字を併記する場合、読解力に対し、多くの助けになると考えています。
日本人のように、幼い頃から、たくさんの漢字に触れていれば、あえてそれを苦労して学ぶ必要もありません。
だから、私は漢字を教育をすることに、あまり反対の立場ではありません。

以上となります。

これまで私の文章をお読みいただき、誠にありがとうございました。
このような形で、皆さんとコミュニケーションが取れて嬉しかったです。
翻訳してくださったカイカイ管理人様にも感謝しています。

皆さんは嫌韓であり、私も、ネット上で日本の悪口をたくさん書き込みましたが、それでも、実際に会えば、普通にコミュニケーションを取ることができると思っています。
まさか韓国人という理由で、面と向かって文句言ったりはしないでしょう(笑)

それでは、これにて終わります。
ありがとうございました。


ハングルに対する日本人の誤解シリーズ
第一部:韓国人「漢字がないハングル、なぜ韓国人は同音異義語を問題としないのかについて説明します」
第二部:韓国人「先日ハングルに関するメールを送った韓国人です。ハングルについてもう少し言わせて下さい」
第三部:韓国人「ハングルの問題点は同音異義語ではなく専門用語です」

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