2005年08月25日

もう一度『ノロイ』を見てきました。

やはり小林さんは、真実を追い求めることの深みにはまってしまったのではないかと考えています。
2002年6月9日の日記に小林さんは

    常に「詩人の魂と科学者の目」を持って、
    ロマンに溺れることなく、常識にとらわれることなく、
    事実を積み重ねていくことで、真実を見つけ出したいと思っている。

と、書いていますが、最終的には「科学者のロマン」みたいなものに突き動かされてしまったのではないでしょうか。
冷静で客観的な取材を続けてきた小林さんのことですから、今回の取材の過程でも、どこかで「これ以上奥に踏み入るのはまずい」とは思っていたはずです。しかし、それでも先に進んでしまったのは、「真実を知りたい。たとえそれがおぞましいことであっても」という、根源にある欲求、衝動の強さゆえにほかなりません。

その結果、奥さんは亡くなり、小林さん本人も失踪せざるを得ないという状況になってしまいました(正直、小林さんの安否については、映画『ノロイ』を見るかぎり楽観的なことはいえません)が、でも、その小林さんの行動は無駄ではなかったはずです。こうして、今まで闇の中に潜んでいた「かぐたば」の存在を世間に投げかけることができたのですから。

それに比べてぼくは何をしているのでしょう。安全な場所から、簡単に手に入る情報をつまみ食いして、浅はかな考えを書き散らしている。そのくせ、いっぱしに小林さんの安否を心配したりして……。
前回の日記に書いた「いてもたってもいられないという焦り」には、そういう自分に対するもどかしさも含まれていたのかもしれません。

まあ、ぼくなんかにできることは限られていますが、映画『ノロイ』の中では説明しきれていなかった謎について少し調べてみようと思っています。解明のカギは、ダムがある山の中に隠れていると睨んでいるのですが、どうでしょうかね?
調べた結果については近日中にここで発表したいと思っていますので、しばらくお待ちください。内容的に映画『ノロイ』のネタバレを含むことにもなるかと思います。


Posted by kaikifan at 23:55