1年で(オリコン)1位を取得出来るのはたった50曲ちょと。 
その内B'z、ミスチル、キンキなど必ず1位を取得するアーティストがいる訳で、
1位を取るのは運的な要素もあるし、皆さんが思う以上に難しいんですよ」

こう発言をしたのは全盛期時代のあの小室哲哉である。



リリース数の少ないアルバムとは違い、シングル曲で1位を取得するというのはアーティストにとって大きなステータスであるのは間違いない。ただどのミュージシャンも興味の無いふりをする。

そんな中 オリコン1位を取ることを包み隠さず公言してきたバンドがいる。
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黒夢である。

アルバムでは3枚目の『feminism』で簡単に1位を取得し、「次はシングルで1位を取るぞ!」と盛り上がってる様子が彼らのビデオにも収められていた。

清春自身がシングル曲は売れる為のJ-POPとして位置付けており、自身の音楽性を否定してるともいえる曲をリリースする傾向があった。その証拠にライブで歌われるシングル曲は『Like @ Angel』 『少年』のみで、他の曲はほとんど歌われない。

そんな彼らが1位を目指し満を持して出した曲が「BEAMS」であった。
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今までのヴィジュアル系から一転し、曲調も含め過去の栄光を捨ててまで望んだ曲ともいえる。
この曲でCDTVに出演した際の清春のコメントが今も忘れられない。

売れる曲(強調)ってのを作ってみましたー(軽い)
カラオケなんかでも歌えるじゃないですかー(バカにした感じ)


かつてこんな卑屈に自分の曲を紹介したアーティストを私は知らないw


キャッチーなメロディでスマッシュヒットをとばしたものの、最高位6位で終わった

その後 「少年」で最高位3位 「MARIA」で2位まで記録したものの、1位を取得する事は無かった。
彼の中で何かがキレたのか「FAKE STAR」という曲で、日本の売れているアーティスト及び、日本の音楽業界を批判しだす。


FAKE STAR  作詞/清春 (一部抜粋)

目障りな制度が Chart 妨害 Count Down
年功序列で芽を潰して Proud Face
ふざけた注目度... 金が目安のPriority
サルマネだけ ブザマにヤレ
外人かぶれが優秀なら 僕は偽りだらけの FAKE STAR
I'm Just Japanese FAKE STAR! 



この辺りからメディアの露出を一切行わなくなり、年200本にも及ぶライブ一本の活動となる。
女人禁制ライブなど他のバンドとは違った活動で、男にコアなファンを増やしていくが、結局1位を得る事無く活動停止となる(事実上解散)

その後SADSに活動を移し数々のヒットを飛ばすものの最高位2位で留まる辺りが、自らの音楽性を否定してまで追い求め、そして後にそれを批判し始めた事への、彼の背負った十字架の様な気がします。